JPH0884139A - 暗号化ソフトウェアの解凍システム - Google Patents

暗号化ソフトウェアの解凍システム

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JPH0884139A
JPH0884139A JP6216450A JP21645094A JPH0884139A JP H0884139 A JPH0884139 A JP H0884139A JP 6216450 A JP6216450 A JP 6216450A JP 21645094 A JP21645094 A JP 21645094A JP H0884139 A JPH0884139 A JP H0884139A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 CD−ROMに暗号化された状態で格納され
ているソフトウェアの不正利用を有効に防止することが
できるソフトウェア解凍装置を提供する。 【構成】 CD−ROMには、暗号化されているソフト
ウェアAが格納されている。ユーザがこのソフトウェア
Aの解凍及びインストールを希望する時には、インスト
ーラ8によって許諾予備キーBを生成させる。この許諾
予備キーBは、時刻情報に基づいて生成される。ユーザ
がこの許諾予備キーBをセンタ15に通知すると、セン
タ15は、この許諾予備キーB及び解凍キーDの差分を
算出し、この算出結果を許諾キーCとする。ユーザがセ
ンタ15から購入した許諾キーCをインストーラ18に
入力すると、インストーラ18は、許諾予備キーBと許
諾キーCとを加算して解凍キーDを生成する。インスト
ーラ8は、この解凍キーDによって、ソフトウェアAを
解凍して、パソコンシステム2にインストールする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は暗号化されたソフトウエ
アの流通に際し、このように暗号化されたソフトウェア
を解凍するためのシステムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、CD−ROMドライブの普及に伴
い、CD−ROM媒体による暗号化されたソフトウエア
の流通が盛んに行われている。これはCD−ROM媒体
が非常に安価に製造でき、かつ600MBを越える大容
量媒体であること、およびCD−ROMドライブの低価
格・高速化による。さらに、CD−ROMは軽量薄型で
あるので、雑誌に挟んでの流通等、従前のフロッピーデ
ィスクを媒体としていたソフトウエア流通にはなかった
新しい流通形態の採用が可能である。
【0003】一方、このCD−ROMに格納されるソフ
トウエアは、デジタルデータであるため、容易に不正コ
ピー・不正インストール(ここで、「インストール」と
は、パソコンシステムのディスク装置(ハードディス
ク,シリコンディスク,等)にソフトウェアを導入する
こと)される危険がある。従って、CD−ROMを用い
た新たなソフトウェア流通に際しても、このような不正
コピー・不正インストールを防止することができるシス
テムを、確立する必要がある。
【0004】そこで、従来より、ソフトウェアの不正コ
ピー・不正インストールを防止しつつCD−ROMを使
用してソフトウェアの使用権設定を行う新たなソフトウ
ェア流通システムが提案されている。
【0005】例えば、図39に示すように、数種類の試
用版ソフトウエアおよび暗号化された本物ソフトウエア
をCD−ROM上に記録して、このCD−ROMを流通
させるソフトウェア流通システムが実用化されている。
【0006】このシステムにおいては、ユーザ100
は、最初に上記内容が格納されているCD−ROMを、
販売店101から購入する(その販売価格は、比較的安
価に設定されている。)。そして、ユーザ100は、C
D−ROMに格納されている試用版ソフトウエアを試用
する。但し、この試用板ソフトウェアは、殆どの場合、
ファイル保存不可とか印刷不可等の機能制限がなされて
いる。ユーザは、試用版ソフトウェアを試用した結果、
気に入ったソフトウエアがあった場合、対応する本物ソ
フトウエアを自分のパソコンシステムにインストールす
る。
【0007】但し、本物ソフトウエアは暗号化されてい
るので、インストール時には暗号を解凍するための解凍
キーを入力する必要がある。そのため、ユーザは、ソフ
トウェアの権利者(著作権者,使用権者)から使用権設
定業務の代行を委託されてい管理センタ(以下、「セン
タ」という。)102に電話等で連絡し、当該ソフトウ
ェアについての解凍キーの購入を申し込む。購入に必要
な代金の払い込みが保証されると、センタ102は、解
凍キーをユーザ100に販売提供する。それによって、
ユーザ100は、解凍キーを入力することによって本物
ソフトウェアを解凍し、インストールを完了することが
できるのである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この方
式では解凍キーが事実上何回でも使用できてしまう。従
って、ユーザ100が同じCD−ROMから何回も本物
ソフトウェアを解凍して、複数のパソコンシステムに夫
々インストールしてしまうことも事実上可能である。ま
た、ユーザ100が購入した解凍キーを第三者103に
教えてしまうことにより、この無権利の第三者に本物ソ
フトウェアの解凍及びインストールさせることも事実上
可能である。これらは、解凍キーの販売に伴うソフトウ
ェア使用許諾で認められた範囲を超えた不正利用行為で
ある。このような不正利用を有効に防止できないこと
が、従来のソフトウェアの解凍装置の第1の問題点であ
る。
【0009】また、仮に、何らかの方法で1回のみ有効
な解凍キーが開発されれば、上記第1の問題点に挙げた
不正利用は防止され得るが、その反面、以下の問題が発
生する。つまり、正規に解凍キーを購入してソフトウェ
アの使用権設定を受けたユーザ100であっても、ソフ
トウェアを構成するファイルの一部を破壊した場合,デ
ィスク装置のドライプ設定(マッピング)を変更した場
合には、インストールのやり直しが必要になる。また、
この正規ユーザ100が、新たにパソコンシステムを買
い足したパソコンにおいて当該ソフトウェアを使用した
いために、元のパソコンにインストールされていた当該
ソフトウェアを削除し(アンインストールし)、新たな
パソコンシステムに当該ソフトウェアをインストールし
たいという要求が発生する場合もある。このような再イ
ンストールは、通常、ソフトウェアの使用権の範囲内の
行為である。そして、このような正当な再インストール
を実行するために、正規ユーザ100は、解凍キーを再
度セットしなければならない。但し、最初に購入した解
凍キーは既に使用済みであるので、ユーザ100は、セ
ンタ102に対して解凍キーの無償配布を要求すること
になる。
【0010】しかしながら、センタ102はユーザ10
0の解凍キー要求が再インストールなどの正規な要求な
のか、第3者への通知等の不正な利用のためなのか判断
できない。そのため、センタ102は、再インストール
などの正規な要求に対しては無償で解凍キーを提供する
とともに、第三者への提供等の不正利用に対してはこれ
を拒否したり解凍キーの代金を請求したりするというこ
とができない。これが、従来のソフトウェアの解凍シス
テムの第2の問題点である。
【0011】本発明の第1の課題は、上記第1の問題点
に鑑み、CD−ROMに暗号化された状態で格納されて
いるソフトウェアの不正利用を有効に防止することがで
きるソフトウェアの解凍システムを提供することであ
る。
【0012】本発明の第2の課題は、上記第2の問題点
に鑑み、CD−ROMに暗号化された状態で格納されて
いるソフトウェアの正当な解凍用キー再発行要求と不正
な解凍用キー発行要求とを識別し、正当な解凍用キー再
発行要求に対してのみ解凍用キーの再発行を行うことが
できるソフトウェアの解凍システムを提供することであ
る。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、以下のような構成を採用した。 <本発明の必須構成要件>即ち、本発明によるソフトウ
ェアの解凍システムは、上記第1の課題を解決するため
に、図1の原理図に示すように、暗号化されたソフトウ
ェアを解凍キーを用いて解凍する解凍装置(200)と
このソフトウェアの解凍を管理する管理装置(214)
とからなる暗号化ソフトウェアの解凍システムであっ
て、前記解凍装置(200)に備えられ、時刻情報に基
づいて第1のキーを生成する第1キー生成手段(21
1)と、前記管理装置(214)に備えられ、前記解凍
キー及び前記第1のキーに対して第1の演算を施して第
2のキーを生成する第2キー生成手段(215)と、前
記解凍装置(200)に備えられ、前記第1のキーと前
記第2のキーに対して前記第1の演算を逆算することに
より前記解凍キーを生成する解凍キー生成手段(21
2)と、前記解凍装置(200)に備えられ、前記解凍
キーを用いて前記暗号化されたソフトウェアを解凍する
解凍手段(213)とを有することを特徴とする(請求
項1に対応)。以下、本発明の構成要件について説明す
る。 〔解凍装置〕解凍装置は、パソコンシステムを含むコン
ピュータシステムに内蔵されていても良いし、その外部
装置として構成されていても良い。 〔管理装置〕管理装置は、ソフトウェアの解凍の有無を
管理する。この管理装置は、解凍装置とオンラインで接
続されていても良いし、オペレータにより操作されるも
のでも良い。後者の場合には、解凍装置の操作者とオペ
レータとの間で、直接会話をするか電話で会話をするか
して、第1のキー及び第2のキーの授受を行えば良い。 〔第1キー生成手段〕第1キー生成手段は、時刻情報か
ら第1のキーを生成するが、この時刻情報は、日付,
時,分,秒の何れかのみであっても良いし、これらの任
意の組み合わせであっても良い。但し、組み合わせの場
合には、連続した単位を組み合わせることが望ましい。
【0014】第1キー生成手段は、第1のキーにソフト
ウェアの種類情報を含めても良いし、乱数情報を含めて
も良いし、インストールの回数情報を含めても良い。 〔第2キー生成手段〕第2キー生成手段は、第1のキー
と解凍キーに第1の演算を施して第2のキーを生成する
が、この第1の演算としては、両者の差分をとる演算で
あっても良いし(請求項12に対応)、両者を加算する
演算であっても良いし、その他の演算であっても良い。 〔解凍キー生成手段〕解凍キー生成手段は、解凍キー生
成後に、第2のキーを記憶するように構成することがで
きる。 <本発明の付加的構成要件>本発明は、上記必須の構成
要件から構成されるが、以下の付加的構成要件を付加し
ても構成することができる。 〔課金手段〕管理装置に、前記第2キー生成手段が前記
第2のキーを生成する毎に前記ソフトウェアの料金の課
金を行う課金手段を備えさせても良い(請求項2に対
応)。このように構成することにより、解凍の回数に応
じた課金を行うことができる。
【0015】この課金手段は、前記解凍装置によって解
凍されたソフトウェアが補助記憶装置から削除されてい
る場合には、前記第2キー生成手段が再度前記第2のキ
ーを生成した場合でも前記ソフトウェアの料金の課金を
行わないように構成することができる(請求項4に対
応)。ソフトウェアが削除された場合は、ソフトウェア
の単なる再インストールであるので、課金をしないこと
が合理的であるからである。 〔インストール手段〕解凍装置に、解凍されたソフトウ
ェアがインストールされる補助記憶手段を接続するとと
もに、この補助記憶に前記解凍手段により解凍されたソ
フトウェアをインストールするインストール手段を備え
させても良い(請求項3に対応)。このように構成する
ことにより、課金手段によりインストールの回数自体を
管理させることができる。 〔アンインストール手段〕解凍装置に、前記補助記憶装
置にインストールされている前記ソフトウェアを削除す
るアンインストール手段を備えさせても良い(請求項5
に対応)。このように構成することにより、補助記憶手
段からのソフトウェアの削除を確実に検出することがで
きる。 〔第3キー生成手段〕解凍装置に、前記アンインストー
ル手段が前記ソフトウェアを前記補助記憶手段から削除
した時にその旨を証明する第3のキーを生成する第3キ
ー生成手段を備えさせても良い(請求項6に対応)。こ
のように構成することにより、第3のキーを管理装置に
通知できるので、ソフトウェアの削除を管理手段へ確実
に通知することができる。
【0016】この場合、第3キー生成手段は、第1のキ
ー又は過去に生成した第3のキーに第2の演算を施すこ
とにより前記第3のキーを生成するようにしても良い
(請求項7)。このようにすることにより、第3のキー
を初回のインストール時における第1のキーに関連付け
ることができる。
【0017】また、前記第3キー生成手段が前記第3の
キーを生成した場合には、前記第2キー生成手段は、前
記解凍キー及び前記第3のキーに前記第1の演算を施す
ことにより前記第2のキーを生成し、前記解凍キー生成
手段は、前記第3のキーと前記第2のキーに基づいて前
記第1の演算を逆算することにより前記解凍キーを生成
するように構成することができる(請求項8に対応)。
このようにすることにより、解凍装置キー生成手段は、
第1キー生成手段が生成したキーの種類を意識する事な
く解凍キーの生成をすることができる。 〔記憶手段〕管理装置に、前記第2キー生成手段によっ
て前記第1の演算が施された前記第1のキー及び第3の
キーを全て記憶する記憶手段を備えさせても良い。この
場合、第2キー生成手段は、前記記憶手段に記憶されて
いる前記第1のキー又は前記第3のキーに対しては前記
演算を施さないように構成することができる(請求項9
に対応)。また、管理装置に、前記第2キー生成手段に
よって前記演算が施された前記第1のキーの内容,及び
前記第2のキー生成した回数を記憶する記憶手段を備え
させても良い。この場合、前記第2キー生成手段は、前
記第3のキーが、前記記憶手段に記憶されている第1の
キーに前記第1の演算及び前記第2の演算を前記回数だ
け実行した結果と一致する場合に、前記第2のキーを生
成するように構成することができる(請求項10に対
応)。
【0018】これらのように構成することにより、管理
装置は、インストールの履歴を把握することができる。
従って、再インストールや他のコンピュータシステムへ
の乗り換えの場合でも、管理手段はこれらを正確に認識
することができる。従って、CD−ROMに暗号化され
た状態で格納されているソフトウェアの正当な解凍用キ
ー再発行要求と不正な解凍用キー発行要求とを識別し、
正当な解凍用キー再発行要求に対してのみ解凍用キーの
再発行を行うことができる(第2の課題に対応)。
【0019】
【作用】ユーザが暗号化されたソフトウェア213の解
凍を希望する時には、解凍装置200の第1キー生成手
段211によって第1のキーを、時刻情報に基づいて生
成させる。管理装置214の第2キー生成手段215
は、この第1のキーと解凍キーに対して第1の演算を施
すことにより、第2のキーを生成する。解凍キー生成手
段212は、第1のキーと第2のキーに対して第1の演
算の逆算を施して、ソフトウェアの解凍キーを生成する
ことができる。解凍手段213は、このように生成され
た解凍キーを用いて暗号化ソフトウェアを解凍する。従
って、第1のキーと、この第1のキーの生成時刻とは異
なった時刻に生成された第1のキーに基づいた第2のキ
ーとを、解凍キー生成手段に入力しても、解凍キーは生
成されない。従って、不正な解凍を防止することができ
る。
【0020】
【実施例】以下に、 図面に基づいて、本発明の実施例
を説明する。
【0021】
【実施例1】 <実施例の概略>最初に、本発明の第1実施例によるソ
フトウェア解凍システムの概略を示す。図2は、ユーザ
がCD−ROM1上のプログラム(ソフトウェア)Aを
パソコンシステム2にインストールする場合を示してい
る。プログラムAは暗号化されていて、そのままインス
トールすることはできない。インストールするためには
解凍装置としてのインストーラ8において解凍すること
が必要である。
【0022】解凍するための解凍キーDは、第二のキー
としての許諾キーC,及び第一のキーとしての許諾予備
キーBから生成される。許諾キーCは、インストール時
にインストーラ8が生成する許諾予備キーBを基に、管
理装置としてのセンタ15が生成する。つまり、許諾予
備キーBが変われば、許諾キーCも変化する。
【0023】こうすることにより、プログラムAのイン
ストールには、その度の許諾予備キーBに応じた許諾キ
ーCが必要となる。従って、許諾キーCを他人が流用し
て不正インストールすることはできない。
【0024】図3にソフトウェアインストールの手順を
示す。この手順に示す通り、最初にユーザがCD−RO
M1に暗号化されて格納されているソフトウェアの中か
ら、プログラムAを選択すると(ステップS010
1)、インストーラ8は、許諾予備キーBを計算し、出
力する(ステップS0102)。これに応じて、ユーザ
が許諾予備キーBをセンタ15に提示して、許諾キーC
を請求すると(ステップS0103)、センタ15は、
許諾予備キーBを基に、許諾キーCを計算し、出力する
(ステップS0104)。
【0025】ユーザは、この許諾キーCを購入し(ステ
ップS0105)、許諾キーCをインストーラ8に入力
する(ステップS0106)。インストーラ8は、許諾
予備キーBと許諾キーCとから、解凍キーDを計算し、
出力する(ステップS0107)。そして、インストー
ラ8は、解凍キーDによって、プログラムAを解凍し、
ユーザのパソコンシステムにインストールするのである
(ステップS0108)。 <実施例の構成>次に、以上のような制御を行うための
具体的なインストーラ8及びセンタ15の構成を説明す
る。図4は、本発明の上記インストーラ8を内蔵したパ
ソコンシステムのブロック図である。なお、インストー
ラ8は、実際には、制御CPU5がプログラムを実行す
ることによってソフト的に実現される機能である。図4
は、この機能をハード的に示したものである。
【0026】図4において、ユーザが販売店から購入し
たCD−ROM1には、特定のキーによって暗号化され
たソフトウェア(本物ソフトウェア)と、この本物ソフ
トウェアに対応する暗号化されていない試用版ソフトウ
ェア(一部機能が省略されているソフトウェア)とが、
複数種類分格納されている。なお、これらソフトウェア
は、必ずしもプログラムである必要はなく、例えば画像
データのようなデータであっても構わない。
【0027】暗号化されたソフトウェアの解凍には、暗
号化に際して使用されたキーと同一のキー(解凍キー)
が必要となる。ここでは、暗号化に際して、16桁の全
てが“0”であるキーが使用されたとする。
【0028】このようなソフトウェアが格納されている
CD−ROM1に対して、図示せぬドライブ装置により
読み出しが行われる。この図示せぬドライブ装置によっ
て読み出されたソフトウェアは、第1のI/O(入出
力)装置3を介して、制御CPU(中央演算処理装置)
5及びDES(Data Encryption St
andard)7に入力されている。
【0029】これら第1のI/O装置3,制御CPU
5,及びDES7は、システムバスφを介して相互に接
続されている。このシステムバスφには、また、インス
トーラ8,第2のI/O装置4,第3のI/O装置6、
及び時計機構14が接続されている。第2のI/O装置
4には、ハードディスク等からなる補助記憶手段として
のディスク装置9が接続されている。また、第3のI/
O装置6には、D/A(デジタル/アナログ)変換器1
0を介して、モニタ装置13が接続されている。なお、
第1のI/O装置3には、インタフェース装置11も接
続されている。
【0030】このインタフェース装置11は、このパソ
コンシステム2に装着されている図示せぬキーボード,
フロッピーディスクドライブ装置12,及び図示せぬモ
デムとインストーラ8との間の出入力処理を行う機能を
有している。即ち、インストーラ8において生成された
解凍予備キーB又はアンインストールキーEを、フロッ
ピーディスク12に出力したり、モデムを介して通信に
よってセンタ15に通知する。又は、キーボードを用い
て入力された許諾キーC,通信によってセンタ15から
通知された許諾キーC,又はフロッピーディスク12に
よって入力された許諾キーCを、インストーラ8に入力
する。
【0031】制御CPU5は、パソコンシステム2全体
の制御を担う。そして、ディスク装置9にインストール
されているプログラムを図示せぬメモリにロードして実
行することにより、所定のデータ処理を行うのである。
制御CPU5は、第1乃至第3のI/O装置3〜6,D
ES7,並びに、インストーラ8の間における情報のや
りとりを制御する。
【0032】DES7は、第1のI/O装置3から受け
取ったソフトウェアを、制御CPU5からの指示に応じ
て解凍する機能を有する。解凍装置としてのインストー
ラ8は、制御CPU5に実行されることによって、第一
キー生成手段,解凍キー生成手段,インストール手段,
アンインストール手段,及び第3キー生成手段としての
機能を生じるプログラムを格納するRAM8である。即
ち、このインストーラ8は、DES7を用いてCD−R
OM1に格納されているソフトウェアを復号化してディ
スク装置9にインストールさせるための一連の動作を制
御するためのプログラムを格納している。
【0033】ディスク装置9は、アプリケーションプロ
グラムを格納するためのハードディスクである。時計機
構14は、現在時刻情報をインストーラ8に与えるため
のタイマである。また、図5は、管理装置としてのセン
タ15の構成を示すブロック図である。図5から明らか
なように、このセンタ15は、制御CPU17と、この
制御CPU17に接続されている入出力装置16,デー
タ記憶部18,許諾キー生成部19,及び課金部20と
から構成されている。
【0034】制御CPU17は、センタ15全体の動作
を制御する処理装置である。入出力装置16は、制御C
PU17と外部との間でデータ(許諾予備キー,アンイ
ンストールキー,許諾キー)の入出力を実行する。入出
力装置16は、具体的には、キーボード,ディスプレ
イ,モデム等の装置から構成されている。
【0035】第二キー生成手段としての許諾キー生成部
19は、入出力装置16において入力された許諾予備キ
ー又はアンインストールキーに基づいて許諾キーを生成
する装置である。また、課金手段としての課金部20
は、許諾キー19を新規に生成する際に、ユーザに対す
る課金を行う装置である。また、記憶手段としてのデー
タ記憶部18は、許諾キーを生成したり課金を行うため
に必要な各種ユーザデータを保存するためのメモリであ
る。
【0036】次に、以上のように構成されるパソコンシ
ステム2及びセンタ15にて実行される処理の内容を、
図6及び図7を用いて説明する。なお、本実施例で用い
る許諾予備キー・許諾キー・解凍キーは、図8乃至図1
1に示すように、それぞれ16桁の数字列とされてい
る。
【0037】図6は、パソコンシステム2のインストー
ラ8が実行するソフトウェアの解凍及びインストールの
ための処理である。図6の処理は、図示せぬディスクド
ライブ装置にCD−ROM1を装填した後に、インタフ
ェース装置11を介してインストールコマンドを入力す
ることによりスタートする。そして、最初のステップS
0201において、CD−ROM1に格納されている複
数の本物ソフトウェアの中から、インストールするソフ
トウェアを選択する。即ち、ユーザがソフトウェアを特
定する入力をするのを待ち、ユーザが特定したソフトウ
ェアを処理対象として決定する。
【0038】続くステップS0202では、時計機構1
4から得られる現在時刻情報に基づいて許諾予備キーを
作成する。インストーラ8が生成する解凍予備キーとし
て要求される特徴は「インストールする毎に異なる許諾
予備キーを生成する」ことである。そこで、許諾予備キ
ーをインストール日付および時刻情報から生成すること
としたのである。具体的には、図9に示す様な順番で数
値を配列する。即ち、図9中において、西暦の千の位を
年1、百の位を年2、十の位を年3、一の位を年4とし
ている。月・日・時・分・秒についても同様に表記す
る。残余の※は乱数を入れる。従って、例えば、199
4年7月26日12時34分56秒の許諾予備キーは、
図10に示すような数列になる。
【0039】次のステップS0203では、ステップS
0202にて生成した許諾予備キーを、インタフェース
装置11を介してフロッピーディスク12又はモデムに
出力する。若しくは、モニタ装置13に表示する。
【0040】次のステップS0204では、許諾キーの
入力を待つ。即ち、ユーザがキーボードを用いて許諾キ
ーを入力するか、フロッピーディスク12又はモデムを
介して許諾キーが入力されるのを待つ。
【0041】次のステップS0205では、ステップS
0202にて算出した許諾予備キーとステップS020
4にて入力した許諾キーとから解凍キーを計算する。即
ち、許諾予備キーと許諾キーとを加算することにより、
解凍キーを算出する(第一の演算の逆算に相当)。
【0042】次のステップS0205では、CD−RO
M1内のソフトウェアをDES7にて解凍させつつ、デ
ィスク装置9にインストールする。図7は、センタ15
において実行される許諾キーの計算及び課金のための処
理である。図7において最初のステップS0301で
は、許諾予備キーの入力を待つ。即ち、ユーザが電話等
により許諾予備キーを通知してきたり、モデムを用いた
通信によってオンラインにて許諾予備キーを送信して来
るのを待つ。
【0043】次のステップS0302では、解凍キーと
許諾予備キーとから許諾キーを計算する。即ち、センタ
15は、解凍キーと許諾予備キーの各桁の差分(10の
補数)から、許諾キーを生成する(第一の演算に相
当)。上記、解凍キー(図8)及び許諾予備キー(図1
0)から生成した許諾キーは、図11のようになる。
【0044】次のステップS0303では、許諾キーを
請求したユーザに対して課金を行う。即ち、当該ユーザ
の銀行口座又はクレジットカード会社から許諾キーの販
売料金(当該ソフトウェアの使用権設定料金)を引き落
とす手続きを行う。
【0045】引き落としの手続きが完了すると、ステッ
プS0304にて許諾キーを出力する。 <実施例の作用>以上のようにして許諾キーは解凍キー
と許諾予備キーとの差分として計算されるので(ステッ
プS0302)、許諾予備キーの内容によって許諾キー
の内容が変わる。本実施例では、許諾予備キーは、現在
時刻情報から作成されているので(ステップS020
2)、許諾キーの内容も時刻毎によって異なる。従っ
て、許諾キー生成の基となった許諾予備キーとその許諾
キーとを用いれば、正しい解凍キー作成される(ステッ
プS0205)。例えば、図10に示す内容の許諾予備
キーと図11に示す内容の許諾キーとからは、図8に示
す内容の解凍キーが生成される。その結果、ソフトウェ
アの解凍とインストールが可能になる。
【0046】一方、許諾キー生成の基となった許諾予備
キーの生成時刻と異なった時刻に生成された許諾予備キ
ーを用いると、上述した理由により、正しい解凍キーは
算出されない。これによって、ユーザが第3者に解凍キ
ーを教えた場合における解凍キーの生成とそれによる不
正インストールが防止できる。また、ユーザが一旦パソ
コンシステムにインストールした後において、基の許諾
キーを用いて他のパソコンシステムに不正インストール
することが防止できる。
【0047】例えば、図14に示すように、ユーザ20
が販売店21からCD−ROM1を購入して、1994
年7月26日18時の許諾予備キーに基づいて、センタ
23から1994年7月26日18時の許諾キーを購入
したとする。この場合、ユーザ20は、これら許諾予備
キー及び許諾キーとから解凍キーを生成して、当該ソフ
トウェアをインストールすることができる。
【0048】次に、ユーザ20が第三者24に許諾キー
を教えてしまい、この第三者24がその許諾キーを流用
しようとする場合を考える。この場合、第三者24は、
ユーザ20による当該ソフトウェアのインストールが終
った後に、図11に示す許諾キーを入手して、自己のパ
ソコンシステム2のインストーラ8を起動し、ソフトウ
ェアを選択する。この時刻が1994年7月30日23
時45分01秒であったとすると、インストーラ8が計
算・出力する許諾予備キーの内容は、図12に示すよう
になる。
【0049】この許諾予備キーに対してユーザ20から
流用した許諾キー(図11)を入力しても、結果として
生じる解凍キーは図13のように間違った値になってし
まう。従って、第三者24は、ソフトウェアを解凍する
ことができない。
【0050】このように、インストール毎に異なる許諾
予備キーを生成すれば、その結果センタ15が発行する
許諾キーもその度に異なることになる。こうすれば、ユ
ーザ20がある日時にセンタ15から購入した許諾キー
を第三者24へ流用しても、第三者24がインストール
を行う時刻には許諾キーは無効であり、不正なインスト
ールは不可能となる。
【0051】
【実施例2】本発明の第2実施例によるソフトウェア解
凍システムの概略を説明する。図15は、ユーザがCD
−ROM1上のプログラムAをパソコンシステム2にイ
ンストールする場合を示している。プログラムAは暗号
化されていて、そのままインストールすることはできな
い。インストールするためにはインストーラ8において
解凍することが必要である。
【0052】上述の第1実施例と異なるのは、解凍キー
をインストーラ8内部に予め持っていることである。解
凍装置としてのインストーラ8は、第二のキーとしての
許諾キー,及び第一のキーとしての許諾予備キーから解
凍を行うか否かの解凍許諾判定を行う。
【0053】許諾予備キーおよび許諾キーの関係は上述
の第1実施例の場合と同じである。そして、許諾キー
は、インストール時にインストーラ8が生成する許諾予
備キーを元に、管理装置としてのセンタ15によって生
成される。つまり、許諾予備キーが変われば、許諾キー
も変化するのである。
【0054】こうすることにより、プログラムAのイン
ストールには、その度の許諾予備キーBに応じた許諾キ
ーCが必要となる。従って、許諾キーCを他人が流用し
て不正インストールすることはできない。
【0055】図16にソフトウェアインストールの手順
を示す。この手順に示す通り、最初にユーザがCD−R
OM1に暗号化されて格納されているソフトウェアの中
から、プログラムAを選択すると(ステップS040
1)、インストーラ8は、許諾予備キーBを計算し、出
力する(ステップS0402)。これに応じて、ユーザ
が許諾予備キーBをセンタ15に提示して、許諾キーC
を請求すると(ステップS0403)、センタ15は、
許諾予備キーBを基に、許諾キーCを計算し、出力する
(ステップS0404)。
【0056】ユーザは、この許諾キーCを購入し(ステ
ップS0405)、許諾キーCをインストーラ8に入力
する(ステップS0406)。インストーラ8は、許諾
予備キーBと許諾キーCとから、解凍許諾判定を行う
(ステップS0407)。解凍許諾判定がOKである場
合には、インストーラ8は、その内部に有している解凍
キーDによって、プログラムAを解凍し、ユーザのパソ
コンシステムにインストールするのである(ステップS
0408)。
【0057】第2実施例の他の構成及び作用は第1実施
例と同じであるので、その説明を省略する。
【0058】
【実施例3】上記第1実施例では、インストール毎に許
諾予備キー・許諾キーを変化させることにより、第三者
の不正流用を防止した。これによれば、従来における第
1の問題点は解決できる。しかし、第2の問題点につい
ては、これを有効に解決することができない。本第3実
施例は、第2の問題点をも解決し、正規のユーザが再イ
ンストールしたり、新しく購入したパソコンへインスト
ールする際に、無償で許諾キーを入手できる構成を有す
るソフトウェア解凍装置に関するものである。 <実施例の構成>以上のような制御を行うための具体的
なインストーラ8及びセンタ15のハード構成は、第1
実施例のものと同様であるので、その説明を省略する。
【0059】次に、パソコンシステム2及びセンタ15
にて実行される処理の内容を、図17及び図18を用い
て説明する。なお、本実施例で用いる許諾予備キー・許
諾キー・解凍キーは、図19及び図20に示すように、
それぞれ20桁の数字列とされている。また、ユーザが
販売店から購入したCD−ROM1には、特定のキーに
よって暗号化されたソフトウェア(本物ソフトウェア)
と、この本物ソフトウェアに対応する暗号化されていな
い試用版ソフトウェア(一部機能が省略されているソフ
トウェア)とが、複数種類分格納されている。これらソ
フトウェアは、必ずしもプログラムである必要はなく、
例えば画像データのようなデータであっても構わない。
【0060】暗号化されたソフトウェアの解凍には、暗
号化に際して使用されたキーと同一のキー(解凍キー)
が必要となる。ここでは、暗号化に際して、20桁の全
てが“0”であるキーが用いられているとする。
【0061】図17は、パソコンシステム2のインスト
ーラ8が実行するソフトウェアの解凍及びインストール
のための処理である。図17の処理は、図示せぬディス
クドライブ装置にCD−ROM1を装填した後に、イン
タフェース装置11を介してインストールコマンドを入
力することによりスタートする。そして、最初のステッ
プS0501において、CD−ROM1に格納されてい
る複数の本物ソフトウェアの中から、インストールする
ソフトウェアを選択する。もしくは、ディスク装置9に
インストールされているソフトウェアのうちで、アンイ
ンストールするソフトウェアを選択する。即ち、ユーザ
がソフトウェアを特定する入力をするのを待ち、ユーザ
が特定したソフトウェアを処理対象として決定するので
ある。
【0062】続くステップS0502では、当該コンピ
ュータシステム2のディスク装置9内に、既に当該ソフ
トウェアがインストールしてあるかどうかをチェックす
る。既にインストールしていない場合は、新規のインス
トールの場合であるか、元々当該ソフトウェアがインス
トールされていたパソコンシステム以外のパソコンシス
テムへのインストールの場合であると考えられる。そこ
で、ステップS0512において、新規インストールで
あるか他のパソコンシステムへのインストールであるか
を判定する。このチェックは、ユーザによる入力に従っ
てなされる。
【0063】ユーザが新規インストールを選択した場合
には、ステップS0515において、時計機構14が発
する現在のインストール時刻情報に基づいて、初回の第
一のキーとしての解凍予備キーを作成する。インストー
ラ8が生成する解凍予備キーに要求される特徴は「イン
ストールする毎に異なる許諾予備キーを生成する」こと
である。そこで、許諾予備キーをインストール日付およ
び時刻情報から生成することとしたのである。具体的に
は、上14桁については、図19に示す様な順番で数値
を配列し、下6桁については、図20に示すように乱数
を配置するのである。図19及び図20においては、上
桁から順に西暦4桁、月2桁、日2桁、時2桁、分2
桁、秒2桁、乱数6桁としている。作成した許諾予備キ
ーは、インタフェース装置11を介してフロッピーディ
スク12又はモデムに出力される。若しくは、モニタ装
置13に表示される。
【0064】次のステップS0516では、ユーザに対
して新規に第二のキーとしての許諾キーを購入すること
を促す旨の表示を、モニタ装置13上に行う。続いて処
理はステップS509に進み、許諾キーの入力を待つ。
即ち、ユーザがキーボードを用いて許諾キーを入力する
か、フロッピーディスク12又はモデムを介して許諾キ
ーが入力されるのを待つ。
【0065】ステップS0509にて許諾キーが入力さ
れた場合には、ステップS0510において、ステップ
S0515にて算出した許諾予備キーとステップS05
09にて入力した許諾キーとから解凍キーを計算する。
即ち、許諾予備キーと許諾キーとを加算することによ
り、解凍キーを算出する(第一の演算の逆算に相当)。
解凍キーの計算がなされると、この許諾キーをディスク
装置9に格納する。
【0066】次のステップS0511では、CD−RO
M1内のソフトウェアをDES7にて解凍させつつ、デ
ィスク装置9にインストールする。その後、当該処理を
終了する。
【0067】一方、ステップS0502にて既にインス
トールしてあると判断した場合は、当該ソフトウェアの
再インストールの場合である。この場合には、当該ソフ
トウェアの複数回の複製を防止するために、当該ソフト
ウェアのアンインストール(ディスク装置9からの削
除)を実行しなければならない。従って、処理をステッ
プS0503に進めて、アンインストールを実行する。
続くステップS0504では、ステップS0503にて
アンインストールしたソフトウェアを前回インストール
した際に用いた許諾キーを、ディスク装置9から読み取
って入力する。
【0068】続くステップS505では、第三のキーと
してのアンインストールキー出力のサブルーチン(第二
の演算に相当)(図21)を呼び出す。図21のサブル
ーチンにおいては、最初にステップS0701におい
て、ステップS0504にて入力した前回の許諾キー
を、上14桁と下6桁に分割する。そして、下6桁につ
いては、ステップS0705により、新たな6桁の乱数
を発生する。
【0069】一方、上14桁については、ステップS0
702において、その偶数桁のみを抽出して、ステップ
S0703において、抽出した偶数桁の要素を1デクリ
メントする。続いて、ステップS0704において、上
14桁の全要素を右側に一桁シフトさせる。但し、上1
4桁内の最下位桁は、上14桁の最上位桁にシフトさせ
る。
【0070】ステップS0706では、シフト後の上1
4桁の要素と新たな下6桁の乱数とを結合させて、20
桁のアンインストールキーの作成を完了する。次のステ
ップS0707では、作成したアンインストールキー
を、インタフェース装置11を介してフロッピーディス
ク12又はモデムに出力する。若しくは、モニタ装置1
3に表示する。その後、このサブルーチンをリターンす
る。
【0071】アンインストールサブルーチンから処理が
戻ると、図17においてステップS0506が実行され
る。このステップS0506では、今回のアンインスト
ールが他のパソコンシステムへのインストールのためで
あるかどうかがチェックされる。なお、このチェック
は、ユーザからの入力に従ってなされる。ユーザが他の
パソコンシステムへのインストールを選択した場合に
は、そのまま当該処理を終了する。
【0072】これに対して、ユーザが他のパソコンシス
テムへのインストールでないと入力した場合には、当該
パソコンシステムにおける再インストールの場合である
と判断できる。そこで、処理をステップS0507に進
めて、ユーザに対してセンタ15から再インストール用
の許諾キーを受け取ることを促す表示を、モニタ装置1
3により行う。続いて、ステップS0508において、
再インストール用の許諾キーの入力を要求する表示を行
う。そして、ステップS0509において再インストー
ル用の許諾キーの入力を待つ。
【0073】ステップS0509にて許諾キーが入力さ
れた場合には、ステップS0510において、ステップ
S0505にて算出したアンインストールキーとステッ
プS0509にて入力した許諾キーとから、解凍キーを
計算する。即ち、許諾予備キーと許諾キーとを加算する
ことにより、解凍キーを算出する(第一の演算の逆算に
相当)。解凍キーの計算が完了すると、その許諾キーを
ディスク装置9に格納する。
【0074】次のステップS0511では、CD−RO
M1内のソフトウェアをDES7にて解凍させつつ、デ
ィスク装置9にインストールする。その後、当該処理を
終了する。
【0075】次に、ステップS0506にて他のパソコ
ンシステムへのインストールを選択した後に、当該他の
パソコンシステムにおいて当該処理を実行した場合の制
御について説明する。この場合、ステップS0512に
おいて、他のパソコンシステムへのインストールが、ユ
ーザによって選択される。その場合には、処理はステッ
プS0513に進む。
【0076】このステップS0513では、当該パソコ
ンが最初にインストールされていたパソコンシステムに
おいてステップS0505が実行されたことによって出
力されたアンインストールキーを入力する。これに応じ
てユーザがアンインストールキーを入力した場合には、
続くステップS0514において、第2のインストール
キー出力のサブルーチン(図22)を実行する。
【0077】図22のサブルーチンにおいては、最初に
ステップS0801において、仮想の許諾キーを内部的
に作成する。即ち、第1実施例における許諾キーの作成
の場合(ステップS0302)と同様にして、ステップ
S0513にて入力したアンインストールキーと解凍キ
ー(0が20桁連続したキー)との各桁における差分
(10の補数)を出力し、これを仮想の許諾キーとす
る。
【0078】次のステップS0802では、ステップS
0801にて作成した仮想の許諾キーに対するアンイン
ストールキーを生成する。具体的には、図21における
ステップS0701の処理からステップS0706まで
の処理を実行する。
【0079】次のステップS0803では、ステップS
0802にて生成した第2のアンインストールキーを、
インタフェース装置11を介してフロッピーディスク1
2又はモデムに出力する。若しくは、モニタ装置13に
表示する。その後、このサブルーチンをリターンする。
【0080】第二のアンインストールキー出力サブルー
チンから処理が戻ると、続いて処理がステップS050
7に進む。以下、同一パソコンシステム2における再イ
ンストールの場合と同様の処理が行われる。
【0081】以上の処理を実行した結果、同一のユーザ
が同一ソフトウェアを複数回インストールした場合にお
ける解凍キー,許諾予備キー又はアンインストールキ
ー,及び許諾キーの関係は、表1に示すようになる。こ
の表1は、1994年8月3日の12時34分56秒に
初回のインストールを実行した場合における例を示すも
のである。
【0082】
【表1】 図18は、センタ15において実行される許諾キーの計
算及び課金のための処理である。この図18の処理を実
行する前提として、センタは表2に示すようなユーザ情
報をデータ記憶部18に格納しているとする。即ち、各
ソフトウェアの許諾キーを購入したユーザ毎に、その口
座番号,当該ソフトウェアのインストール回数を格納し
ているとともに、各インストールの回毎に、インストー
ラ8が発行した許諾予備キー又はアンインストールキ
ー,及びセンタ15自身が発行した許諾キーを全て格納
している。
【0083】
【表2】 図18において最初のステップS0601では、許諾予
備キー(又はアンインストールキー)の入力を待つ。即
ち、ユーザが電話等により許諾予備キー(又はアンイン
ストールキー)を通知してきたり、モデムを用いた通信
によってオンラインにて許諾予備キー(又はアンインス
トールキー)を送信して来るのを待つ。
【0084】次のステップS0602では、解凍キーと
許諾予備キー(又はアンインストールキー)とから許諾
キーを計算する。即ち、センタ15は、解凍キーと許諾
予備キー(又はアンインストールキー)の各桁の差分
(10の補数)から、許諾キーを生成する(第一の演算
に相当)。
【0085】次のステップS0603では、ステップS
0602にて生成した許諾キーが当該ユーザに対するも
のとして、既にデータ記憶部18に登録されているか否
かを判定する。登録されている場合は、既にインストー
ル済みであり、しかもアンインストールもなされていな
い場合である。従って、許諾キーを出力(ステップS0
611)することなく、そのまま処理を終了する。従っ
て、同一ユーザによって同時に複数のパソコンシステム
へ不正インストールされることや、ユーザからアンイン
ストールキーを入手した第三者によって、当該ソフトウ
ェアが不正インストールされることが防止される。
【0086】これに対して、ステップS0603にて許
諾キーが登録済みでないと判定した場合には、続くステ
ップS0604において、アンインストールキーの逆算
を行う。即ち、ステップS0601にて入力された許諾
キー又はアンインストールキー(この時点では、入力さ
れたのがどちらのキーであるかは判別されていない。)
に対して、図21に示したアンインストールキーの算出
演算を逆に実行し、アンインストールキーの基になった
許諾キーを解析するのである。
【0087】続くステップS0605では、ステップS
0604の逆算結果(X)の上14桁の要素が当該ユー
ザに関してデータ記憶部18に最新に登録された許諾キ
ーの上14桁の要素に一致するかがチェックされる。こ
のチェックの結果両者が一致する場合は、前回の許諾キ
ーに基づいてアンインストールが実行され、しかも、そ
の後再インストールがなされていない場合であると判断
できる。従って、無償で許諾キーを発行すべく、課金
(ステップS0609)をすることなく、ステップS0
602にて算出した許諾キー及び入力されたアンインス
トールキーをデータ登録部18に登録し(ステップS0
610)、算出した許諾キーをそのまま出力する(ステ
ップS0611)。
【0088】これに対して、ステップS0605にて、
両者が一致していないと判断した場合は、解凍キーとス
テップS0604の算出結果の差分を算出し(ステップ
S0606)、その算出結果(Y)に対して、ステップ
S0604と同様のアンインストールキーの逆算を行い
(ステップS0607)、その算出結果(Z)の上14
桁と同じ許諾キーが登録済みであるか否かをチェックす
る(ステップS0608)。これは、ステップS060
1にて入力された許諾予備キー又はアンインストールキ
ーが、ステップS0514にて生成された第二のアンイ
ンストールキーであるか否かのチェックである。
【0089】ステップS0608にて登録済みであった
ならば、第二のアンインストールキーが入力されたので
あると判断することができる。この場合は、無償で許諾
キーを発行すべきであるので、課金(ステップS060
9)をすることなく、ステップS0602にて算出した
許諾キー及び入力されたアンインストールキーをデータ
登録部18に登録し(ステップS0610)、算出した
許諾キーをそのまま出力する(ステップS0611)。
【0090】これに対して、ステップS0608におい
て、算出結果(Z)が登録済みでないと判定した場合
は、初回のインストールのための許諾キーが要求されて
いるものと判断することができる。即ち、ステップS0
601にて入力されたのが許諾予備キーであると判断す
ることができる。従って、ステップS0609におい
て、許諾キーを請求したユーザに対して課金を行う。即
ち、当該ユーザの銀行口座又はクレジットカード会社か
ら許諾キーの販売料金(当該ソフトウェアの使用権設定
料金)を引き落とす手続きを行う。引き落としの手続き
が完了すると、ユーザデータ(許諾キー及び許諾予備キ
ーを含む)をデータ登録部18に登録し(ステップS0
610)、この許諾キーを出力する(ステップS061
1)。
【0091】このように、本第3実施例では、センタ1
5は、ユーザ名と過去のインストール履歴を管理する。
従って、仮に第三者が只で許諾キーを入手しようとして
正規ユーザになりすまして、例えば、3回目のアンイン
ストールキーをセンタに提示したとしても、センタはユ
ーザAには3回目の許諾キーは発行済であることが解る
ので(ステップS0603)、容易に第三者の要求が不
正なものであると見破ることができる。 <実施例の作用>以下の作用の説明例は、解凍キー,許
諾予備キー又はアンインストールキー,及び許諾キー
は、表1に示すように設定されていることを前提として
いる。 〔第1のケース〕正規ユーザαがパソコンシステム2に
CD−ROM1上のソフトウエアAをインストーラ18
を使って再インストールする例を説明する(図23参
照)。
【0092】ユーザαは、既に許諾予備キーB(199408
03123456712589)および許諾キーC(9116020798765439
8521)を使ってソフトウエアAをインストールしてい
る。また、インストール時に用いた許諾キーC(911602
07987654398521)は、ディスク装置9上に記録保存され
ている。
【0093】再インストール時にインストーラ18を起
動してソフトウエアAを選択すると(ステップS050
1)、インストーラ18は、パソコンシステム2上に既
にソフトウエアAがインストールされているかを、ファ
イル検索等を行って確認する(ステップS0050
2)。
【0094】確認の結果、ソフトウエアAがインストー
ルされているので、過去のインストール分のソフトウエ
アAのアンインストール(消去)を開始する(ステップ
S0503)。アンインストール終了後、ユーザαのパ
ソコンシステム2には、ソフトウエアAは存在しなくな
る(図24参照)。
【0095】インストーラ18は、アンインストール終
了後、前回のインストール後に使用した許諾キーC(91
160207987654398521)を元に、アンインストールキーE
(48106929788664821625)を生成し出力する(ステップ
S0505)(図25,図26参照)。これは画面表示
でも良いし、フロッピーディスクなどへのファイル出力
としても良い。
【0096】ユーザαは、このアンインストールキーE
(48106929788664821625)をセンタ15に提示して、再
インストールするための許諾キーGを請求する。センタ
15は、アンインストールキーE(481069297886648216
25)を解析して、ユーザAが確かに過去のインストール
分のソフトウエアAのアンインストールを実行したこと
を確認し(ステップS0605)、再インストール用の
許諾キーG(62904181322446289485)をユーザAに無償
提供する(ステップS0611)。 〔第二のケース〕正規ユーザαがパソコンシステム2に
CD−ROM1上のソフトウエアAをインストーラ18
を使って初めてインストールする例を説明する(図28
参照)。
【0097】ユーザαがインストーラ18を起動してソ
フトウエアAを選択する(ステップS0501)。イン
ストーラ18は、パソコンシステム2上に既にソフトウ
エアAがインストールされているかをファイル検索等を
行って確認する(ステップS0502)。
【0098】ユーザαは過去にソフトウエアAをインス
トールしていないので、インストーラ18は、ユーザα
の要望が「新規インストール」あるいは「他のパソコン
へのインストール」なのかユーザに選択させる(ステッ
プS0512)。
【0099】ユーザが新規インストールを選択すると、
初回の許諾予備キーB(19940803123456712589)を出力
し(ステップS0515)、「新規に許諾キーを購入す
るように」というメッセージを画面表示して、ユーザA
に許諾キーの購入を促す(ステップS0516)。
【0100】ユーザαは、センタ15に連絡し、許諾予
備キーB(19940803123456712589)を提示して、ソフト
ウエアAをインストールするための許諾キーC(911602
07987654398521)を購入し、正規ユーザとなる(ステッ
プS0609)。
【0101】センタ15は、ユーザαのユーザデータ
(承諾キーを含む)を登録し(ステップS0610)、
ユーザαに許諾キーC(91160207987654398521)を渡す
(ステップS0611)。
【0102】ユーザAは、許諾キーC(91160207987654
398521)をインストーラ18に入力して(ステップS0
509)、インストール作業を完了する(ステップS0
510,S0511)。 〔第三のケース〕過去にパソコンシステム2aにCD−
ROM1上のソフトウエアAをインストールしたユーザ
αが、新規に買い足したパソコンシステム2bにソフト
ウエアAをインストールする例を示す(図29参照) ユーザαは、既にソフトウエアAをインストールしたパ
ソコンシステム2aでインストーラ18を起動して、ア
ンインストール対象ソフトウエアとしてソフトウエアA
を選択する(ステップS0501)。インストーラ18
は、アンインストール終了後、前回のインストール時に
パソコンシステム2aに記録した許諾キーC(91160207
987654398521)を読み取り(ステップS0504)、こ
れを元にアンインストール終了の証拠としてアンインス
トールキーE(481069297886648625)を生成し出力する
(ステップS0505)。これは画面表示でも良いし、
フロッピーディスクなどへのファイル出力としても良
い。
【0103】他のパソコンシステム2bへのインストー
ルの場合は、パソコンシステム2aのインストーラ18
を一旦終了し、新しいパソコンシステム2b上で再びイ
ンストーラ18を起動する。新しいパソコンシステム2
b上には、ソフトウエアAはまだ存在しない(ステップ
S0502)。従って、ユーザαは、「他のパソコンへ
のインストール」を選択し(ステップS0512)、こ
のアンインストールキーE(48106929788664821625)を
インストーラ18に入力する(ステップS0513)。
【0104】インストーラ18は、アンインストールキ
ーE(48106929788664821625)を元に、第二のアンイン
ストールキーEE(65280317122143117342)を生成し出
力する(ステップS0514)。
【0105】第二のアンインストールキーEEの生成方
法は、アンインストールキーEに対する仮想の許諾キー
を生成し、この仮想の許諾キーに対するアンインストー
ルキーとして第二のアンインストールキーEEを生成す
るようにしている。これはインストーラ18が行う。仮
想の許諾キー生成のルールの生成ルールは、センタ15
における許諾キー生成ルール(ステップS0602)に
従い、第二のアンインストールキーの生成方法は図21
のアンインストールキー生成方法と同じものを使用し
た。
【0106】第二のアンインストールキー20桁の仕様
では下6桁に乱数をセットしているので、同一のアンイ
ンストールキーから、生成する度に異なる第二のアンイ
ンストールキーができることになる。
【0107】第二のアンインストールキーEEは画面表
示でも良いし、フロッピーディスクなどへのファイル出
力としても良い。ユーザαは、この第二のアンインスト
ールキーEE(65280317122143117342)をセンタ15に
提示して、パソコンシステム2bにソフトウエアAをイ
ンストールするための許諾キーGを請求する(ステップ
S0601)。
【0108】センタ15は、第二のアンインストールキ
ーEE(65280317122143117342)を解析して、ユーザα
が確かに過去のインストール分のソフトウエアAのアン
インストールを実行したことを確認し(ステップS06
08)、インストール用の許諾キーG(45820793988967
993768)をユーザαに無償提供する(ステップS061
1)。
【0109】ユーザαがパソコンを乗り換える際の再イ
ンストール時に、第三者24がアンインストールキーE
(48106929788664821625)を入手しても、インストール
時には第二のアンインストールキーとして、乱数を含む
新たなキーEEE(65280317122143289964)が生成出力
されるため、センタ15への連絡無しに、自分のアンイ
ンストールキーEEEに対応した許諾キーを入手するこ
とは不可能であり、不正インストールすることはできな
い。
【0110】こうして、不正インストールを防止し、か
つ正規のユーザは無償で再インストールや別のパソコン
システムへのインストールが可能となる。また第1実施
例の場合と同様に、第3実施例においても、許諾キーは
解凍キーと許諾予備キーとの差分として計算されるので
(ステップS0602)、許諾予備キーの内容によって
許諾キーの内容が変わる。本実施例では、許諾予備キー
は、現在時刻情報から作成されているので(ステップS
0515)、許諾キーの内容も時刻毎によって異なる。
そのため、許諾キー生成の基となった許諾予備キーと同
時生成の許諾予備キーを用いた場合のみ正しい解凍キー
が作成される(ステップS0510)。従って、許諾キ
ー生成の基となった許諾予備キーの生成時刻と異なった
時刻に生成された許諾予備キーを用いると、上述した理
由により、正しい解凍キーは算出されない。これによっ
て、ユーザが第3者に解凍キーを教えた場合における解
凍キーの生成とそれによる不正インストールが防止でき
る。また、ユーザが一旦パソコンシステムにインストー
ルした後において、基の許諾キーを用いて他のパソコン
システムに不正インストールすることが防止できる。
【0111】
【実施例4】上記第3実施例においては、センタ15
は、ユーザデータとして、各ソフトウェアについての全
許諾予備キー,アンインストールキー,及び許諾キーを
記憶していた。しかし、これでは記憶するデータの量が
膨大になる。そこで、本第4実施例においては、初回の
インストール時における許諾予備キー,及びインストー
ルの回数情報によって、ユーザのインストール状況を管
理する構成としている。
【0112】また、上記第3実施例においては、許諾予
備キー等にソフトウェアの種類を特定する情報が含まれ
ていなかった。そのため、CD−ROM1に複数のソフ
トウェアが含まれている場合においては、ソフトウェア
の種類を他の手段によって管理しなくてはならなかっ
た。そこで、本第4実施例においては、許諾予備キー等
にソフトウェアの種類についての情報を含ませる構成と
している。 <実施例の構成>以上のような制御を行うための具体的
なインストーラ8及びセンタ15のハード構成は、第1
実施例のものと同様であるので、その説明を省略する。
【0113】次に、パソコンシステム2及びセンタ15
にて実行される処理の内容を、図30及び図31を用い
て説明する。なお、本実施例で用いる許諾予備キー・許
諾キー・解凍キーは、それぞれ16桁の数字列とされて
いる。また、ユーザが販売店から購入したCD−ROM
1には、特定のキーによって暗号化されたソフトウェア
(本物ソフトウェア)と、この本物ソフトウェアに対応
する暗号化されていない試用版ソフトウェア(一部機能
が省略されているソフトウェア)とが、複数種類分格納
されている。これらソフトウェアは、プログラムであ
る。
【0114】暗号化されたソフトウェアの解凍には、暗
号化に際して使用されたキーと同一のキー(解凍キー)
が必要となる。ここでは、暗号化に際して、16桁の全
てが“0”であるキーが用いられているとする。
【0115】図30は、パソコンシステム2のインスト
ーラ8が実行するソフトウェアの解凍及びインストール
のための処理である。図30の処理は、図示せぬディス
クドライブ装置にCD−ROM1を装填した後に、イン
タフェース装置11を介してインストールコマンドを入
力することによりスタートする。そして、最初のステッ
プS0901において、CD−ROM1に格納されてい
る複数の本物ソフトウェアの中から、インストールする
ソフトウェアを選択する。もしくは、ディスク装置9に
インストールされているソフトウェアのうちで、アンイ
ンストールするソフトウェアを選択する。即ち、ユーザ
がソフトウェアを特定する入力をするのを待ち、ユーザ
が特定したソフトウェアを処理対象として決定するので
ある。
【0116】続くステップS0902では、当該コンピ
ュータシステム2のディスク装置9内に、既に当該ソフ
トウェアがインストールしてあるかどうかをチェックす
る。既にインストールしていない場合は、新規のインス
トールの場合であるか、元々当該ソフトウェアがインス
トールされていたパソコンシステム以外のパソコンシス
テムへのインストールの場合であると考えられる。そこ
で、ステップS0913において、新規インストールで
あるか他のパソコンシステムへのインストールであるか
を判定する。このチェックは、ユーザによる入力に従っ
てなされる。
【0117】ユーザが新規インストールを選択した場合
には、ステップS0916において、現在のインストー
ル時刻情報に基づいて、初回の第一のキーとしての解凍
予備キーを作成する。インストーラ8が生成する解凍予
備キーとして要求される特徴は、「インストール回数を
表す」こと,「ソフトウェアの種類を示す」こと,及び
「インストールする毎に異なる許諾予備キーを生成す
る」ことである。そこで、許諾予備キーを、インストー
ル回数情報,ソフトウェア種類情報,並びに、時計機構
14から発されるインストール日付及び時刻情報から生
成することとしたのである。具体的には、図32に示す
ように、上桁から順に、インストール回数情報を3桁で
表し、ソフトウェア種類を3桁で表し、時刻情報を6桁
(時2桁、分2桁、秒2桁)で表し、乱数を4桁付加し
ている。そして、作成された許諾予備キーは、インタフ
ェース装置11を介してフロッピーディスク12又はモ
デムに出力される。若しくは、モニタ装置13に表示さ
れる。
【0118】次のステップS0917では、ユーザに対
して新規に第二のキーとしての許諾キーを購入すること
を促す旨の表示を、モニタ装置13上に行う。続いて処
理はステップS0910に進み、許諾キーの入力を待
つ。即ち、ユーザがキーボードを用いて許諾キーを入力
するか、フロッピーディスク12又はモデムを介して許
諾キーが入力されるのを待つ。
【0119】ステップS0910にて許諾キーが入力さ
れた場合には、ステップS0911において、ステップ
S0916にて算出した許諾予備キーとステップS09
10にて入力した許諾キーとから解凍キーを計算する。
即ち、許諾予備キーと許諾キーとを加算することによ
り、解凍キーを算出する(第一の演算の逆算に相当)。
解凍キーの計算がなされると、この承諾キーをディスク
装置9に格納する。
【0120】次のステップS0912では、CD−RO
M1内のソフトウェアをDES7にて解凍させつつ、デ
ィスク装置9にインストールする。その後、当該処理を
終了する。
【0121】一方、ステップS0902にて既にインス
トールしてあると判断した場合は、当該ソフトウェアの
再インストールの場合である。この場合には、当該ソフ
トウェアの複数回の複製を防止するために、当該ソフト
ウェアのアンインストール(ディスク装置9からの削
除)を実行しなければならない。従って、処理をステッ
プS0903に進めて、アンインストールを実行する。
【0122】続くステップS0904では、ステップS
0903にてアンインストールしたソフトウェアをN回
目(前回)にインストールした際に用いた許諾キーの入
力を要求する。続くステップS0905では、N回目
(前回)にインストールした際に用いた許諾キーの入力
を待つ。これに応じて、許諾キーの入力がなされると、
処理がステップS0906に進む。
【0123】ステップS0906では、第三のキーとし
てのアンインストールキー出力のサブルーチン(第二の
演算に相当)(図33)を呼び出す。図33のサブルー
チンにおいては、最初にステップS1101において、
ステップS0905にて入力したN回目の許諾キーを、
上桁から1〜3桁目,4〜12桁目,及び13〜16桁
目までに分割する。
【0124】そして、1〜3桁目までについては、ステ
ップS1102において、各桁についての“0”との差
分(10の補数)を算出し、ステップS1102におい
て、得られた算出結果に1を加算する。
【0125】次に、4〜12桁目までについては、ステ
ップS1104において、その中の偶数桁(キー全体に
おいては奇数桁)のみを抽出し、ステップS1105に
おいて、抽出した偶数桁の要素を1デクリメントする。
続いて、ステップS1106において、4〜12桁目の
全要素を右側に一桁シフトさせる。但し、12桁目の要
素は、4桁目にシフトさせる。
【0126】次に、13〜16桁目までについては、ス
テップS1107において、新たに4桁の乱数を発生さ
せる。ステップS1108では、ステップS1103の
結果得られた1〜3桁目と、ステップS1106の結果
得られた4〜12桁目と、ステップS1107の結果得
られた13〜16桁目とを結合させて、全16桁のアン
インストールキーの作成を完了する。次のステップS1
109では、作成したアンインストールキーを、インタ
フェース装置11を介してフロッピーディスク12又は
モデムに出力する。若しくは、モニタ装置13に表示す
る。その後、このサブルーチンをリターンする。
【0127】アンインストールサブルーチンから処理が
戻ると、図30においてステップS0907が実行され
る。このステップS0907では、今回のアンインスト
ールが他のパソコンシステムへのインストールのためで
あるかどうかがチェックされる。なお、このチェック
は、ユーザからの入力に従ってなされる。ユーザが他の
パソコンシステムへのインストールを選択した場合に
は、そのまま当該処理を終了する。
【0128】これに対して、ユーザが他のパソコンシス
テムへのインストールでないと入力した場合には、当該
パソコンシステムにおける再インストールの場合である
と判断できる。そこで、処理をステップS0908に進
めて、ユーザに対してセンタ15から(N+1回目用
の)再インストール用の許諾キーを受け取ることを促す
表示を、モニタ装置13により行う。続いて、ステップ
S0909において、(N+1回目用の)再インストー
ル用の許諾キーの入力を要求する表示を行う。そして、
ステップS0910において、(N+1回目用の)再イ
ンストール用の許諾キーの入力を待つ。
【0129】ステップS0910にて許諾キーが入力さ
れた場合には、ステップS0911において、ステップ
S0906にて算出したアンインストールキーとステッ
プS0910にて入力した許諾キーとから解凍キーを計
算する。即ち、許諾予備キーと許諾キーとを加算するこ
とにより、解凍キーを算出する(第一の演算の逆算に相
当)。解凍キーの計算が完了すると、許諾キーをディス
ク装置9に格納する。
【0130】次のステップS0912では、CD−RO
M1内のソフトウェアをDES7にて解凍させつつ、デ
ィスク装置9にインストールする。その後、当該処理を
終了する。
【0131】次に、ステップS0907にて他のパソコ
ンシステムへのインストールを選択した後に、当該他の
パソコンシステムにおいて当該処理を実行した場合の制
御について説明する。この場合、ステップS0913に
おいて、他のパソコンシステムへのインストールが、ユ
ーザによって選択される。その場合には、処理はステッ
プS0914に進む。
【0132】このステップS0914では、当該パソコ
ンが最初にインストールされていたパソコンシステムに
おいてステップS0906が実行されたことによって出
力されたアンインストールキーを入力する。これに応じ
てユーザがアンインストールキーを入力した場合には、
続くステップS0915において、第2のインストール
キー出力のサブルーチン(図22)を実行する。図22
のサブルーチンの具体的内容は、第3実施例におけるの
と同じであるので、その説明を省略する。
【0133】第二のアンインストールキー出力サブルー
チンから処理が戻ると、続いて処理がステップS090
8に進む。以下、同一パソコンシステム2における再イ
ンストールの場合と同様の処理が行われる。
【0134】以上の処理を実行した結果、同一のユーザ
が同一ソフトウェアを複数回インストールした場合にお
ける解凍キー,許諾予備キー又はアンインストールキ
ー,及び許諾キーの関係は、表3に示すようになる。こ
の表3は、12時34分56秒に番号50のソフトウェ
アを最初にインストールした場合における例を示すもの
である。
【0135】
【表3】 図31は、センタ15において実行される許諾キーの計
算及び課金のための処理である。この図31の処理を実
行する前提として、センタは表4に示すようなユーザ情
報をデータ記憶部18に格納しているとする。即ち、各
ソフトウェアの許諾キーを購入したユーザ毎に、その口
座番号,当該ソフトウェアのインストール回数,及び当
該ソフトウェアを最初にインストールした際の許諾予備
キーを格納している。
【0136】
【表4】 図31において最初のステップS1001では、許諾予
備キー(又はアンインストールキー)の入力を待つ。即
ち、ユーザが電話等により許諾予備キー(又はアンイン
ストールキー)を通知してきたり、モデムを用いた通信
によってオンラインにて許諾予備キー(又はアンインス
トールキー)を送信して来るのを待つ。
【0137】次のステップS1002では、解凍キーと
許諾予備キー(又はアンインストールキー)とから許諾
キーを計算する。即ち、センタ15は、解凍キーと許諾
予備キー(又はアンインストールキー)の各桁の差分
(10の補数)から、許諾キーを生成する(第一の演算
に相当)。
【0138】次のステップS1003では、当該ソフト
ウェアに関し当該ユーザのユーザデータが登録されてい
るかどうかをチェックする。チェックの結果、登録され
ていない場合には、初めてのインストールであると判断
して、ステップS1004において、課金を行う。即
ち、当該ユーザの銀行口座又はクレジットカード会社か
ら許諾キーの販売料金(当該ソフトウェアの使用権設定
料金)を引き落とす手続きを行う。引き落としの手続き
が完了すると、ユーザデータ(許諾キー及び許諾予備キ
ーを含む)をデータ登録部18に登録し(ステップS1
010)、この許諾キーを出力する(ステップS101
1)。
【0139】ステップS1003にて登録されていると
判定された場合には、ステップS1005において、ス
テップS1001にて入力した許諾予備キー(又はアン
インストールキー)とデータ登録部18に登録されてい
るインストール回数とから、初回の許諾予備キーを算出
する。即ち、ステップS1001にて入力された許諾キ
ー又はアンインストールキー(この時点では、入力され
たのがどちらのキーであるかは判別されていない。)に
対して、図33に示したアンインストールキーの算出演
算を逆に実行し、この算出結果と解凍キーとの差分を算
出する。データ登録部18に登録されているインストー
ル回数が2以上である場合は、差分の算出結果に対し
て、上記演算を繰り返す。このようなアンインストール
キーの逆算及び解凍キーとの差分算出を、データ登録部
18に登録されているインストール回数だけ、繰り返す
のである。
【0140】次に、ステップS1006において、ステ
ップS1005の算出結果(上位12桁)がデータ登録
部18に登録されている初回の許諾予備キー(上位12
桁)と一致するかをチェックする。そのチェックの結
果、両者が一致する場合には、同一パソコンシステム2
における再インストールであると判断することができ
る。従って、無償で許諾キーを発行すべく、課金(ステ
ップS1004)をすることなく、データ登録部18に
登録されているインストール回数を1加算して(ステッ
プS1010)、ステップS1002にて算出した許諾
キーをそのまま出力する(ステップS1011)。
【0141】これに対して、ステップS1006にて両
者が一致していないと判定した場合には、ステップS1
007において、データ登録部18に登録されているイ
ンストール回数に、1を加算する。
【0142】続くステップS1008では、ステップS
1001にて入力した許諾予備キー(又はアンインスト
ールキー)とステップS1007にて算出した数値とか
ら、初回の許諾予備キーを算出する。この算出を行うた
めの具体的演算内容は、ステップS1005における演
算と同じである。但し、その繰り返し回数は、ステップ
S1007に算出した数値に従う。
【0143】次に、ステップS1009において、ステ
ップS1008の算出結果(上位12桁)がデータ登録
部18に登録されている初回の許諾予備キー(上位12
桁)と一致するかをチェックする。これは、ステップS
1001にて入力された許諾予備キー又はアンインスト
ールキーが、ステップS0915にて生成された第二の
アンインストールキーであるか否かのチェックである。
そのチェックの結果、両者が一致する場合には、第二の
アンインストールキーが入力されたのであると判断する
ことができる。この場合は、無償で許諾キーを発行すべ
きであるので、課金(ステップS1004)をすること
なく、データ登録部18に登録されているインストール
回数に2を加算して(ステップS1010)、ステップ
S1002にて算出した許諾キーをそのまま出力する
(ステップS1011)。
【0144】これに対してステップS1009にて両者
が一致していないという場合は、既にインストールがな
されているがアンインストールがなされていないソフト
ウェアについての許諾キーの請求であると判断すること
ができる。従って、許諾キーを出力(ステップS101
1)することなく、そのままこの処理を終了する。
【0145】このように、本第4実施例では、センタ1
5は、ユーザ名と現在のインストール回数とを管理す
る。従って、仮に第三者が只で許諾キーを入手しようと
して正規ユーザになりすまして、例えば、3回目のアン
インストールキーをセンタに提示したとしても、センタ
はユーザAには3回目の許諾キーは発行済であることが
解る(ステップS1009)ので、容易に第三者の要求
が不正なものであると見破ることができる。
【0146】本第4実施例では、表4に示すように、セ
ンタ15は登録ユーザのインストール回数を管理すれば
よいので、第3実施例の表2のように過去の許諾予備キ
ー・許諾キー・アンインストールキーの履歴を管理しな
くてもよい。そのため、管理テーブルが簡素になる。 <実施例の作用>以下の作用の説明例は、解凍キー,許
諾予備キー又はアンインストールキー,及び許諾キー
は、表3に示すように設定されていることを前提として
いる。 〔第1のケース〕正規ユーザαがパソコンシステム2に
CD−ROM1上のソフトウエアAをインストーラ18
を使ってN+1回目の再インストールする例を説明する
(図34参照)。
【0147】ユーザαがインストーラ18を起動してイ
ンストール対象ソフトウエアとしてソフトウエアAを選
択すると(ステップS0901)、インストーラ18
は、パソコンシステム2上に既にソフトウエアAがイン
ストールされているかをファイル検索等を行って確認す
る(ステップS0902)。
【0148】確認の結果、ソフトウエアAがインストー
ルされていれば、過去のインストール分のソフトウエア
Aのアンインストール(消去)を開始する(ステップS
0903)。アンインストール終了後、ユーザαのパソ
コンシステム2にはソフトウエアAは存在しなくなる。
【0149】インストーラ18は、アンインストール終
了後、N回目のインストールの際に使用した許諾キーC
(N回目)を元に、N回目のアンインストールキーEを
出力する(図35,36参照)。これは画面表示でも良
いし、フロッピーディスクなどへのファイル出力として
も良い。
【0150】ユーザαは、このアンインストールキーE
をセンタ15に提示して、N+1回目の再インストール
のための許諾キーGを請求する。センタ15は、アンイ
ンストール情報Eを解析してユーザαが確かに過去のN
回目インストール分のソフトウエアAのアンインストー
ルを実行したことを確認し、再インストール用の許諾キ
ーG(N+1回目)をユーザαに無償提供する。 〔第2のケース〕正規ユーザαがパソコンシステム2に
CD−ROM1上のソフトウエアAをインストーラ18
を使って初めてインストールする例を説明する(図37
参照)。
【0151】ユーザαがインストーラ18を起動してイ
ンストール対象ソフトウエアとしてソフトウエアAを選
択する(ステップS0901)。インストーラ18は、
パソコンシステム2上に過去にソフトウエアAがインス
トールされているかをファイル検索等を行って確認する
(ステップS0902)。ユーザαは過去にソフトウエ
アCをインストールしていないので、インストーラ18
は、ユーザαの要望が「新規インストール」あるいは
「他のパソコンへのインストール」なのかユーザに選択
させる(ステップS0913)。ユーザが新規インスト
ールを選択すると、初回の許諾予備キーBを出力して
「新規に許諾キーを購入するように」というメッセージ
を画面表示して、ユーザαに許諾キーCの購入を促す。
【0152】許諾予備キーBは、前述したようにソフト
タイトル番号やインストール回数の情報を含み、残りは
その都度発生させた乱数が入っている。こうすることに
より、複数のユーザが初回のインストールを行う時の許
諾予備キーは重複しなくなる。
【0153】ユーザαは、センタ15に連絡し、ソフト
ウエアAをインストールするための許諾予備キーBを伝
える。センタ15は、許諾予備キーBから許諾キーCを
生成し(ステップS1002)、ユーザαを登録し(ス
テップS1010)、許諾キーGを渡す(ステップS1
011)。以上により、ユーザαは許諾キーCを購入
し、正規ユーザとなる。
【0154】ユーザαは、許諾キーCをインストーラ1
8に入力して(ステップS0910)、インストール作
業を完了する(ステップS0911,S0912)。 〔第3のケース〕過去にパソコンシステム2aにCD−
ROM1上のソフトウエアAをインストールしたユーザ
αが、新規に買い足したパソコンシステム2bにソフト
ウエアAをインストールする例を示す(図38参照) ユーザαは、既にソフトウエアAをN回インストールし
たパソコンシステム2aでインストーラDを起動してア
ンインストール対象ソフトウエアとしてソフトウエアA
を選択する(ステップS0901)。インストーラ18
は、ソフトウエアAのアンインストール終了後、前回の
インストール時にパソコンシステム2aに記録した許諾
キーC(N回目)を読み取り、これを元にN回目のアン
インストール終了の証拠としてアンインストールキーE
(N回目)を出力する(ステップS0906)。
【0155】これは画面表示でも良いし、フロッピーデ
ィスクなどへのファイル出力としても良い。他のパソコ
ンシステム2bへのインストールの場合は、パソコンシ
ステム2aのインストーラ18を一旦終了し、新しいパ
ソコンシステム2b上で再びインストーラ18を起動す
る。新しいパソコンシステム2b上には、ソフトウエア
Aはまだ存在しない(ステップS0902)。従って、
ユーザαは、「他のパソコンへのインストール」を選択
し(ステップS0913)、このアンインストールキー
E(N回目)をインストーラ18に入力する。
【0156】インストーラ18は、アンインストールキ
ーEを元に、第二のアンインストールキーEE(N回
目)を生成し出力する(ステップS0915)。第二の
アンインストールキーEEの生成方法はアンインストー
ルキーEに対する仮想の許諾キーを生成し、この仮想の
許諾キーに対するアンインストールキーとして第二のア
ンインストールキーEEを生成するようにしている。こ
れはインストーラ18が行う。仮想の許諾キー生成のル
ールはセンタ15における承諾キー作成ルール(ステッ
プS1002)に従い、第二のアンインストールキーの
生成方法は図33のアンインストールキー生成のルール
と同じものを使用した。
【0157】第二のアンインストールキー16桁の仕様
では下4桁に乱数をセットしているので、同一のアンイ
ンストールキーから、生成する度に異なる第二のアンイ
ンストールキーができることになる。
【0158】第二のアンインストールキーEE(N回
目)は画面表示でも良いし、フロッピーディスクなどへ
のファイル出力としても良い。ユーザαはこの第二のア
ンインストールキーEE(N回目)をセンタ15に提示
して、パソコンシステム2bにソフトウエアAをインス
トールするための許諾キーG(N+1回目)を請求す
る。
【0159】センタ15は、第二のアンインストールキ
ーEE(N回目)を解析して、ユーザαが確かに過去の
インストール分のソフトウエアAのアンインストールを
実行したことを確認し、インストール用の許諾キーG
(N+1回目)をユーザαに無償提供する(ステップS
1011)。
【0160】ユーザαがパソコンを乗り換える際の再イ
ンストール時に、第三者24がアンインストールキーE
(M回目)を入手しても、インストール時には第二のア
ンインストールキーとして、乱数を含む新たなキーEE
E(見掛け上M回目)が生成出力されるため、センタ1
5への連絡無しに、自分のアンインストールキーEEE
(見掛け上M回目)に対応した許諾キーを入手すること
は不可能であり、不正インストールすることはできな
い。
【0161】こうして、不正インストールを防止し、か
つ正規のユーザは無償で再インストールや別のパソコン
システムへのインストールが可能となる。また第1実施
例の場合と同様に、第4実施例においても、許諾キーは
解凍キーと許諾予備キーとの差分として計算されるので
(ステップS1002)、許諾予備キーの内容によって
許諾キーの内容が変わる。本実施例では、許諾予備キー
は、現在時刻情報から作成されているので(ステップS
0916)、許諾キーの内容も時刻毎によって異なる。
そのため、許諾キー生成の基となった許諾予備キーと同
時生成の許諾予備キーを用いた場合のみ、正しい解凍キ
ーが作成される(ステップS0911)。従って、許諾
キー生成の基となった許諾予備キーの生成時刻と異なっ
た時刻に生成された許諾予備キーを用いても上述した理
由により、正しい解凍キーは算出されない。これによっ
て、ユーザが第3者に解凍キーを教えた場合における解
凍キーの生成とそれによる不正インストールが防止でき
る。また、ユーザが一旦パソコンシステムにインストー
ルした後において、基の許諾キーを用いて他のパソコン
システムに不正インストールすることが防止できる。
【0162】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
CD−ROMに暗号化された状態で格納されているソ
フトウェアの不正利用を有効に防止することができる。
【0163】また、過去のインストールについての情報
を格納する格納手段を備えれば、CD−ROMに暗号化
された状態で格納されているソフトウェアの正当な解凍
用キー再発行要求と不正な解凍用キー発行要求とを識別
し、正当な解凍用キー再発行要求に対してのみ解凍用キ
ーの再発行を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の原理図
【図2】本発明の第1実施例によるソフトウェア解凍装
置の概略図
【図3】図2の装置における処理手順の概略を示すフロ
ーチャート
【図4】本発明の第1実施例によるソフトウェア解凍装
置を構成するパソコンシステムの構成ブロック図
【図5】本発明の第1実施例によるソフトウェア解凍装
置を構成するセンタの構成ブロック図
【図6】図4のパソコンシステムにおいて実行される処
理を示すフローチャート
【図7】図5のセンタにおいて実行される処理を示すフ
ローチャート
【図8】本発明の第1実施例において用いられる解凍キ
ーの例を示す図
【図9】本発明の第1実施例において用いられる許諾予
備キーの構成を示す図
【図10】本発明の第1実施例において用いられる許諾
予備キーの例を示す図
【図11】本発明の第1実施例において用いられる許諾
キーの例を示す図
【図12】本発明の第1実施例において第三者のパソコ
ンシステムにおいて生成された許諾予備キーの例を示す
【図13】図11の許諾キーと図12の許諾予備キーと
から算出された解凍キーを示す図
【図14】本発明の第1実施例の作用を示す説明図
【図15】本発明の第2実施例によるソフトウェア解凍
装置の概略図
【図16】図15の装置における処理手順の概略を示す
フローチャート
【図17】本発明の第3実施例によるパソコンシステム
において実行される処理を示すフローチャート
【図18】本発明の第3実施例によるセンタにおいて実
行される処理を示すフローチャート
【図19】本発明の第3実施例において用いられる許諾
予備キーの上14桁の構成を示す図
【図20】本発明の第3実施例において用いられる許諾
予備キーの下6桁の構成を示す図
【図21】図17のステップS0505において実行さ
れるアンインストールキー出力のサブルーチンの内容を
示すフローチャート
【図22】図18のステップS0514において実行さ
れる第2のアンインストールキー出力のサブルーチンの
内容を示すフローチャート
【図23】本発明の第3実施例の作用〔第1のケース〕
を示す説明図
【図24】第1のケースにおけるアンインストール時の
機能を示す機能ブロック図
【図25】第1のケースにおけるアンインストールキー
出力時の機能を示す機能ブロック図
【図26】第1のケースにおけるアンインストールキー
演算時の機能を示す機能ブロック図
【図27】第1のケースにおけるアンインストールキー
表示出力時の機能を示す機能ブロック図
【図28】本発明の第3実施例の作用〔第2のケース〕
を示す説明図
【図29】本発明の第3実施例の作用〔第3のケース〕
を示す説明図
【図30】本発明の第4実施例によるパソコンシステム
において実行される処理を示すフローチャート
【図31】本発明の第4実施例によるセンタにおいて実
行される処理を示すフローチャート
【図32】本発明の第4実施例において用いられる許諾
予備キーの構成を示す図
【図33】図30のステップS0906において実行さ
れるN回目のアンインストールキー出力のサブルーチン
の内容を示すフローチャート
【図34】本発明の第4実施例の作用〔第1のケース〕
を示す説明図
【図35】第1のケースにおけるアンインストールキー
出力時の機能を示す機能ブロック図
【図36】第1のケースにおけるアンインストールキー
生成時の機能を示す機能ブロック図
【図37】本発明の第3実施例の作用〔第2のケース〕
を示す説明図
【図38】本発明の第3実施例の作用〔第3のケース〕
を示す説明図
【図39】従来例を示す図
【符号の簡単な説明】
1 CD−ROM 2 パソコンシステム 5 制御CPU 7 DES 8 インストーラ 9 ディスク装置 15 センタ 17 制御CPU 18 データ記憶部 19 承諾キー生成部 20 課金部 3
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 内海 研一 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】暗号化されたソフトウェアを解凍キーを用
    いて解凍する解凍装置とこのソフトウェアの解凍を管理
    する管理装置とからなる暗号化ソフトウェアの解凍シス
    テムであって、 前記解凍装置に備えられ、時刻情報に基づいて第1のキ
    ーを生成する第1キー生成手段と、 前記管理装置に備えられ、前記解凍キー及び前記第1の
    キーに対して第1の演算を施して第2のキーを生成する
    第2キー生成手段と、 前記解凍装置に備えられ、前記第1のキーと前記第2の
    キーに対して前記第1の演算を逆算することにより前記
    解凍キーを生成する解凍キー生成手段と、 前記解凍装置に備えられ、前記解凍キーを用いて前記暗
    号化されたソフトウェアを解凍する解凍手段とを有する
    ことを特徴とする暗号化ソフトウェアの解凍システム。
  2. 【請求項2】前記管理装置は、前記第2キー生成手段が
    前記第2のキーを生成する毎に前記ソフトウェアの料金
    の課金を行う課金手段を更に備えていることを特徴とす
    る請求項1記載の暗号化ソフトウェアの解凍システム。
  3. 【請求項3】前記解凍装置は、補助記憶装置に接続され
    るとともに、この補助記憶装置に前記解凍手段により解
    凍されたソフトウェアをインストールするインストール
    手段を更に備えていることを特徴とする請求項1記載の
    暗号化ソフトウェアの解凍システム。
  4. 【請求項4】前記課金手段は、前記解凍装置によって解
    凍されたソフトウェアが前記補助記憶手段から削除され
    ている場合には、前記第2キー生成手段が再度前記第2
    のキーを生成した場合であっても、前記ソフトウェアの
    料金の課金を行わないことを特徴とする請求項3記載の
    暗号化ソフトウェアの解凍システム。
  5. 【請求項5】前記解凍装置は、前記補助記憶手段にイン
    ストールされている前記ソフトウェアを削除するアンイ
    ンストール手段を更に備えたことを特徴とする請求項4
    記載の暗号化ソフトウェアの解凍システム。
  6. 【請求項6】前記解凍装置は、前記アンインストール手
    段が前記ソフトウェアを前記補助記憶手段から削除した
    時にその旨を証明する第3のキーを生成する第3キー生
    成手段を更に備えたことを特徴とする請求項5記載の暗
    号化ソフトウェアの解凍システム。
  7. 【請求項7】前記第3キー生成手段は、第1のキー又は
    過去に生成した第3のキーに第2の演算を施すことによ
    り前記第3のキーを生成することを特徴とする請求項6
    記載の暗号化ソフトウェアの解凍システム。
  8. 【請求項8】前記第3キー生成手段が前記第3のキーを
    生成した場合には、前記第2キー生成手段は、前記解凍
    キー及び前記第3のキーに前記第1の演算を施すことに
    より前記第2のキーを生成し、 前記解凍キー生成手段は、前記第3のキーと前記第2の
    キーに基づいて前記第1の演算を逆算することにより前
    記解凍キーを生成することを特徴とする請求項7記載の
    暗号化ソフトウェアの解凍システム。
  9. 【請求項9】前記管理装置は、前記第2キー生成手段に
    よって前記第1の演算が施された前記第1のキー及び第
    3のキーを全て記憶する記憶手段を更に備えるととも
    に、 前記第2キー生成手段は、前記記憶手段に記憶されてい
    る前記第1のキー又は前記第3のキーに対しては前記演
    算を施さないことを特徴とする請求項8記載の暗号化ソ
    フトウェアの解凍システム。
  10. 【請求項10】前記管理装置は、前記第2キー生成手段
    によって前記演算が施された前記第1のキーの内容,及
    び前記第2のキーを生成した回数を記憶する記憶手段を
    更に備えるとともに、 前記第2キー生成手段は、前記第3のキーが、前記記憶
    手段に記憶されている第1のキーに前記第1の演算及び
    前記第2の演算を前記回数だけ実行した結果と一致する
    場合に、前記第2のキーを生成することを特徴とする請
    求項7記載の暗号化ソフトウェアの解凍システム。
  11. 【請求項11】前記第3のキーは、前記補助記憶手段か
    ら前記ソフトウェアを削除した回数についての情報を含
    んでいることを特徴とする請求項6記載の暗号化ソフト
    ウェアの解凍システム。
  12. 【請求項12】前記第1の演算は、前記第1のキーと前
    記解凍キーの差分をとる演算であることを特徴とする請
    求項1記載の暗号化ソフトウェアの解凍システム。
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