JPH0883477A - ディスクカートリッジ - Google Patents

ディスクカートリッジ

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Publication number
JPH0883477A
JPH0883477A JP21854094A JP21854094A JPH0883477A JP H0883477 A JPH0883477 A JP H0883477A JP 21854094 A JP21854094 A JP 21854094A JP 21854094 A JP21854094 A JP 21854094A JP H0883477 A JPH0883477 A JP H0883477A
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JP
Japan
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disk
cartridge
annular rib
disc
recording medium
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Withdrawn
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JP21854094A
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English (en)
Inventor
Makoto Sasaki
誠 佐々木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
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  • Holding Or Fastening Of Disk On Rotational Shaft (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄用の空気がカートリッジ本体の内部で効
率的に流れるようにし、情報記録媒体の表面に付着した
塵埃等を確実に除去するようにする。 【構成】 合成樹脂製の上下ハーフ4、5によって情報
記録媒体2を回転自在に収納するディスク収納部8を形
成したカートリッジ本体3のいずれか一方のハーフ4、
5の内壁の中央部に設けられてハブ14の遊動を規制す
る環状リブ27に、空気流路を構成する間隙28を設け
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、上下一対のハーフとを
互いに突き合わせて結合することによって構成したカー
トリッジ本体に、フロッピーディスク、光ディスク等の
円盤状の情報記録媒体を回転自在に収納したディスクカ
ートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】フロッピーディスク、光ディスク等の円
盤状の情報記録媒体を回転自在に収納したディスクカー
トリッジにおいては、情報記録媒体の表面に塵埃等が付
着した場合に、記録した情報信号の読み取りや正確な情
報信号の記録が不能となるといった問題が生じる。すな
わち、情報記録媒体の表面に付着した塵埃等は、ディス
クカートリッジを記録再生装置に装填して情報記録媒体
を回転すると、情報記録媒体と磁気ヘッドの間に挟まっ
て、いわゆるドロップアウト発生の原因になるという問
題がある。この問題を解決するため、ディスクカートリ
ッジは、一般に偏平でコンパクトなケース内に収納され
て塵埃等が付着しないように形成されている。
【0003】さらに、ディスクカートリッジは、情報記
録媒体と上ハーフの内壁及び下ハーフの内壁との間にそ
れぞれライナーが介挿され、このライナーが回転する情
報記録媒体の表面を摺擦して塵埃等を払拭するように構
成されている。
【0004】しかしながら、このようなディスクカート
リッジの製造組立工程では、組立時の機械的衝撃、特に
上下ハーフを超音波溶着にて接着するような場合に、印
加する超音波によってライナーが振動し、このライナー
の微細構成粉が情報記録媒体の表面に付着してしまう。
【0005】このように、ディスクカートリッジにおい
ては、使用時に情報記録媒体の表面に付着した塵埃等を
拭き取るべきライナーが、組立工程時には却って塵埃等
を発生させる原因となる。
【0006】この問題を解決するための方法としては、
例えば、特開昭62ー270087号公報「磁気ディス
クのクリーニング方法および装置」に開示される情報記
録媒体の空気洗浄方法がある。この洗浄方法は、洗浄装
置にディスクカートリッジを装着し、カートリッジ本体
に収納された情報記録媒体を回転させ、情報記録媒体の
信号領域をカートリッジ本体の外方に臨ませるためにカ
ートリッジ本体の上下両面に矩形に形成された情報信号
記録再生用開口部を通して、カートリッジ本体内部の空
気を吸引し、この空気の吸引により情報記録媒体の表面
に付着している塵埃等を、カートリッジ本体の外部に排
出する方法である。
【0007】しかしながら、情報信号記録再生用開口部
を通して空気を吸引する情報記録媒体の空気洗浄方法
は、この情報信号記録再生用開口部を開閉する合成樹脂
材料等によって断面コ字状に形成されたシャッタ部材を
開放状態に保持して、洗浄しなければならない。したが
って、この空気洗浄方法は、ディスクカートリッジのシ
ャッタ部材を開放状態に保持する手段が必要となるた
め、洗浄装置が複雑でかつ面倒であるといった問題点が
ある。また、かかる方法は、情報記録媒体の表面に付着
したライナーの微細構成粉や塵埃等が充分に吸引除去さ
れず、洗浄効果が悪いといった問題点がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】この問題を解決する方
法としては、カートリッジ本体の下ハーフの中央部に円
形に形成されたディスク進入用開口部を通して、カート
リッジ本体の外部から空気を吹き込み、この空気により
情報記録媒体の表面に付着している塵埃等を吹き飛ばし
て除去する方法が考慮される。
【0009】ところで、ディスクカートリッジには、情
報記録媒体のセンター穴に組み付けられたクランプ用の
カップリング状センターハブを規制して、情報記録媒体
が安定した状態で回転されるようにするための規制手段
が設けられている。このセンターハブ規制手段は、下ハ
ーフ側のディスク進入用開口部に対応して上ハーフ側の
内壁に一体に立設された環状のリブによって構成され
る。
【0010】環状リブは、上ハーフと下ハーフとを結合
した状態において、情報記録媒体のセンターハブの内周
部に位置されて、このセンターハブの遊動を防止する。
【0011】このため、ディスク進入用開口部から吹き
込まれた空気は、環状リブによって遮断され、カートリ
ッジ本体の内部に充分に行き渡らず、情報記録媒体に付
着した塵埃等を充分に除去することができないといった
問題がある。
【0012】したがって、本発明は、ディスク進入用開
口部から吹き込んだ洗浄用の空気がカートリッジ本体の
内部で効率的に流れるようにし、情報記録媒体の表面に
付着したライナー微細構成粉や塵埃等を確実に除去する
ようにしたディスクカートリッジを提供することを目的
に提案されたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】目的を達成した本発明に
係るディスクカートリッジは、カートリッジ本体を構成
する上ハーフと下ハーフのいずれか一方のハーフの内壁
の中央部に設けられて、情報記録媒体のセンター穴に組
み付けられたセンターハブを規制する環状リブに空気流
路を構成する間隙を設けたことを特徴とする。
【0014】また、本発明に係るディスクカートリッジ
は、空気流路を構成する間隙を有する環状リブが、同一
円周上に位置してハーフ内壁に一体に設けられた多数の
円弧状立壁によって構成されたことを特徴とする。
【0015】さらに、本発明に係るディスクカートリッ
ジは、空気流路を構成する間隙を有する環状リブが、同
一円周上に位置してハーフ内壁に一体に設けられた多数
のピン状凸部によって構成されたことを特徴とする。
【0016】さらにまた、本発明に係るディスクカート
リッジは、環状リブが、他方のハーフの内壁と対向する
先端縁部が凹凸面として構成され、上ハーフと下ハーフ
とを結合した状態で凹部と他方のハーフの内壁との間に
空気流路を構成する間隙が形成されることを特徴とす
る。
【0017】
【作用】以上のように構成された本発明に係るディスク
カートリッジによれば、いずれか一方のハーフの内壁の
中央部に設けられた環状リブに空気流路を構成する間隙
を設けたことによって、洗浄装置からディスク進入用開
口部を介して吹き込まれた洗浄用の空気は、環状リブの
間隙からカートリッジ本体の内部に充分に行き渡ってカ
ートリッジ本体の外部へと流出し、情報記録媒体の表面
に付着したライナーの微細構成粉や塵埃等を除去するこ
とができることになる。
【0018】
【実施例】以下、本発明の具体的実施例について、図面
を参照しながら説明する。図1乃至図5によって本発明
の第1の実施例として示すディスクカートリッジ1は、
3.5インチ径のフロッピーディスク2を回転自在に収
納したディスクカートリッジ1であって、合成樹脂材料
によって成形した方形略浅皿状の上ハーフ4と下ハーフ
5とを突き合わせて結合することによって、図2に示す
ように、全体薄箱状のカートリッジ本体3を構成してい
る。
【0019】上ハーフ4及び下ハーフ5の外周部には、
互いに突き合わされてカートリッジ本体3の外周壁を構
成する立上がり周壁6、7がそれぞれ一体に立設されて
おり、また、これら上ハーフ4及び下ハーフ5の相対向
する内壁には、立上がり周壁6、7に略内接する複数の
壁として形成され、互いに突き合わされて円形のディス
ク収納部8を構成するディスク収納部形成壁9、10
と、複数個の突合わせ嵌合突起11、12とがそれぞれ
立設されている。
【0020】以上のように構成された上ハーフ4と下ハ
ーフ5とは、各立上り周壁6、7及び各ディスク収納部
形成壁9、10とを突き合わせるようにして組み付ける
とともに、各突合わせ嵌合突起11、12を嵌合して、
これら突合わせ嵌合突起11、12を超音波溶着等する
ことによって一体化され、カートリッジ本体3が構成さ
れる。
【0021】下ハーフ5には、ディスク収納部8の中心
穴を構成するようにして円形の開口13が開設されてい
る。この開口13は、ディスクカートリッジ1を記録再
生装置に装填したとき、カートリッジ本体3に収納され
たフロッピーディスク2を駆動する記録再生装置のディ
スクテーブルが進入するディスク進入用開口部として作
用する。ディスク進入用開口部13は、具体的にはカー
トリッジ本体3に収納されたフロッピーディスク2のセ
ンター孔2Aを閉塞するようにして取付リング15を介
して取付けられたセンターハブ14を、図2に示すよう
に下ハーフ5から外方に臨ませる。
【0022】センターハブ14は、フロッピーディスク
2のセンター孔2Aの孔径とほぼ同径の嵌合部の外周部
にフランジ部が一体に張り出して設けられた全体略カッ
プリング状に形成されている。また、センターハブ14
には、ディスクカートリッジ1が記録再生装置に装填さ
れた状態において、ディスク進入用開口部13から進入
する記録再生装置側のディスクテーブルに設けられたス
ピンドル軸が嵌合するスピンドル軸穴31及びチャッキ
ング凸部が嵌合するチャッキング穴32とが設けられて
いる。
【0023】また、上ハーフ4及び下ハーフ5には、デ
ィスク収納部8に収納されたフロッピーディスク2の少
なくとも信号領域の一部を内外周に亘ってカートリッジ
本体3の外方に臨ませる情報信号記録再生用開口部1
6、17が相対向して開設されている。これら情報信号
記録再生用開口部16、17は、図1に示すように、デ
ィスク進入用開口部13に近隣する位置からカートリッ
ジ本体3の前面側に亘って上ハーフ4及び下ハーフ5の
左右方向略中央に位置して矩形に形成されている。
【0024】カートリッジ本体3には、合成樹脂材料に
よって成形され互いに平行に対峙する一体のシャッタ部
19、20と、これらシャッタ部19、20の基端側を
連結する連結部21とからなる全体をもって断面コ字状
に形成されたシャッタ部材18が移動自在に組み付けら
れている。シャッタ部19、20には、情報信号記録再
生用開口部16、17とほぼ同型の開口部22A、22
Bが開設されている。
【0025】シャッタ部材18は、下ハーフ5の前方側
の一方コーナ部に配設されたシャッタスプリング23に
よって、開口部22A、22Bが情報信号記録再生用開
口部16、17に対応位置しないように付勢されること
によって、未使用時には情報信号記録再生用開口部1
6、17から塵埃等がディスク収納部8内に進入して収
納されたフロッピーディスク2に付着することを防止
し、或いはフロッピーディスク2の傷付きを防止するよ
うに作用する。また、シャッタ部材18は、ディスクカ
ートリッジ1が記録再生装置に装填されると、カートリ
ッジ本体3の前面部側に沿って移動動作する記録再生装
置側のシャッタ駆動部材が係合することによってシャッ
タスプリング23の弾性力に抗してカートリッジ本体3
に沿って移動動作され、これによって開口部22A、2
2Bが情報信号記録再生用開口部16、17に対応位置
して解放状態とする。
【0026】下ハーフ5の後方側の一方コーナ部には、
誤記録防止部材24が移動自在に組み付けられている。
誤記録防止部材24は、下ハーフ5に開設された図示し
ない誤記録検出穴を開放する第1の位置と、閉塞する第
2の位置とに移動操作される。誤記録防止部材24が誤
記録検出穴を開放した第1の位置に設定された状態にお
いては、ディスクカートリッジ1が記録再生装置に装填
されると、記録再生装置の誤記録検出手段が誤記録検出
穴を検出することによってフロッピーディスク2への情
報信号の記録が禁止される。これによって、フロッピー
ディスク2に記録された情報信号が誤って消去されるこ
とが防止される。また、誤記録防止部材24が誤記録検
出穴を閉塞した第2の位置に設定された状態において
は、誤記録検出手段による誤記録検出穴の検出が行われ
ないため、フロッピーディスク2への情報信号の記録が
許可される。
【0027】上ハーフ4の内壁とフロッピーディスク2
及び下ハーフ5の内壁とフロッピーディスク2との間に
は、それぞれ上ハーフ4及び下ハーフ5に接合固定され
た上ライナー25と下ライナー26とが配設されてい
る。また、これら上ライナー25及び下ライナー26
は、それぞれフロッピーディスク2とほぼ同径であっ
て、中心部にはフロッピーディスク2のセンター孔2A
の孔径よりもやや大径とされた中心孔25A、26Aが
設けられた環状に形成されている。また、上ライナー2
5及び下ライナー26には、外周部から中心孔25A、
26Aに近接した位置に向かって半径方向の切欠き25
B、26Bが設けられている。これら切欠き25B、2
6Bは、上ハーフ4及び下ハーフ5にそれぞれ設けた情
報信号記録再生用開口部16、17の開口寸法よりもや
や大きめに切り欠かれている。
【0028】上ハーフ4には、図1に示すように、下ハ
ーフ5のディスク進入用開口部13に対応して、内壁中
央部に環状リブ27が一体に立設されている。この環状
リブ27は、フロッピーディスク2のセンターハブ14
の内径寸法に対してわずかに小径の外径寸法を有してい
る。また、環状リブ27は、互いに突き合わされてディ
スクカートリッジ1の外周壁を構成する立上がり周壁
6、7の高さ寸法よりもやや小とされた高さ寸法を有し
ている。したがって、環状リブ27は、上ハーフ4と下
ハーフ5とを結合した状態において、カートリッジ本体
3に回転自在に収納されたフロッピーディスク2に対し
て、図5に示すように、センターハブ14の内周壁に沿
って延在される。フロッピーディスク2は、環状リブ2
7によってセンターハブ14の内周部が全周に亘って規
制されて直径方向及び厚さ方向の遊動を防止されること
により、カートリッジ本体3の内部で円滑に回転動作す
る。
【0029】環状リブ27には、内外部を連通させる複
数の切欠き28が設けられている。
【0030】換言すれば、環状リブ27は、複数の円弧
状の立壁が同一円周上に位置して上ハーフ4の内面に立
設されており、これら立壁間にフロッピーディスク2の
センターハブ14の内側空間部とディスク収納部8とを
連通させる複数の間隙28が構成されている。
【0031】下ハーフ5には、合成樹脂製のシート材を
略ヘ字状に折曲してなるリフター29が組み付け固定さ
れている。リフター29は、立上り端部が下ハーフ5の
内壁に溶着固定された下ライナー26の下面を突き上げ
るようにして接触することによって下ライナー26をフ
ロッピーディスク2の下面に押し付けるように作用す
る。また、上ハーフ4の内壁には、中心部に位置して耐
磨耗性を有する合成樹脂材料によって成形されたセンタ
ープレート30が接合固定されている。センタープレー
ト30は、ディスクカートリッジ1を記録再生装置に装
填したとき、下ハーフ5に開設したディスク進入開口部
13から進入するディスクテーブルのスピンドル軸の突
き当て高さを規制するとともに、フロッピーディスク2
のセンター孔2Aに組み付けられたセンターハブ14の
上面部の受け部を構成して、上ハーフ4の磨耗、傷付き
を防止する。
【0032】ディスクカートリッジ1は、記録再生装置
に装填されて記録操作或いは再生操作が行われてフロッ
ピーディスク2が回転すると、リフター29の作用によ
って上ライナー25及び下ライナー26が軽い接触圧を
以ってフロッピーディスク2の上下面を摺擦する。フロ
ッピーディスク2は、これら上ライナー25及び下ライ
ナー26の接触圧によってトルク制動が行われ、回転ム
ラ等が生じること無く円滑な回転が行われる。
【0033】また、フロッピーディスク2は、上ライナ
ー25及び下ライナー26のワイピング効果によって、
表面に付着した塵埃等が払拭される。上ライナー25及
び下ライナー26に払拭された塵埃等は、これら上ライ
ナー25及び下ライナー26を構成する繊維間に取り込
まれることによって、フロッピーディスク2のクリーニ
ングが行われる。
【0034】以上のように構成されるディスクカートリ
ッジ1は、上述したように上ハーフ4と下ハーフ5を、
対応する突合わせ嵌合突起11、12を嵌合してこれら
突合わせ嵌合突起11、12に超音波溶着を施すことに
よって一体化してカートリッジ本体3を構成している
が、この超音波溶着工程の後工程として洗浄工程が施さ
れる。すなわち、この洗浄工程は、超音波溶着工程にお
いて発生する上ライナー25及び下ライナー26の微細
構成粉あるいは塵埃等をフロッピーディスク2の表面か
ら除去する工程で、下ハーフ4に設けたディスク進入用
開口部13にエアーノズルをあてがってカートリッジ本
体3の内部に空気を吹き込むことによって行う。
【0035】上述したように、ディスク進入用開口部1
3には、上ハーフ4側に設けた環状リブ27が臨んでい
るが、この環状リブに27に設けた間隙28を介してカ
ートリッジ本体3の内部に吹き込まれた空気が、ディス
ク収納部8へと効率的に流入する。ディスク収納部8へ
と流入した空気は、情報信号記録再生用開口部16、1
7からカートリッジ本体3の外部へ流出するが、その際
にフロッピーディスク2の表面に付着した上ライナー2
5或いは下ライナー26の微細構成粉や塵埃等が、この
フロッピーディスク2の表面から吹き飛ばされて除去さ
れることにより洗浄が行われる。
【0036】図6乃至図8は、本発明の第2の実施例と
して示すディスクカートリッジ40であって、フロッピ
ーディスク2のセンターハブ14を規制するハブ規制手
段が同一円周上に位置して立設された多数個のピン状凸
部43によって形成された構成に特徴を有している。こ
のディスクカートリッジ40も、上述した第1の実施例
ディスクカートリッジ1と基本的構成はほぼ同一とする
ため、同一部材には同一番号を付すことによって説明を
省略する。
【0037】すなわち、上ハーフ41には、図6に示す
ように、下ハーフ42のディスク進入用開口部13に対
応して、同一円周上に位置する多数個のピン状凸部43
が一体に立設されている。これらピン状凸部43によっ
て構成される円周は、フロッピーディスク2のセンター
ハブ14の内径寸法に対してわずかに小径である直径寸
法を有している。また、それぞれのピン状凸部43は、
互いに突き合わされてディスクカートリッジ40の外周
壁を構成する上ハーフ41及び下ハーフ42の立上がり
周壁6、7の高さ寸法よりもやや小とされた高さ寸法を
有している。
【0038】したがって、これら同一円周上に位置して
上ハーフ41に立設された多数個のピン凸部43は、上
ハーフ41と下ハーフ42とを結合した状態において、
カートリッジ本体3に回転自在に収納されたフロッピー
ディスク2に対して、図8に示すように、センターハブ
14の内周壁に沿って延在される。フロッピーディスク
2は、ピン状凸部43によってセンターハブ14の内周
部が全周に亘って規制されて直径方向及び厚さ方向の遊
動を防止されることにより、カートリッジ本体3の内部
で円滑に回転動作する。
【0039】ところで、実施例ディスクカートリッジ4
0は、フロッピーディスク2のセンターハブ14の規制
手段を多数個のピン状凸部43によって構成したことに
より、これらピン状凸部43間にはフロッピーディスク
2のセンターハブ14の内側空間部とディスク収納部8
とを連通させる複数の間隙44が構成される。
【0040】以上のように構成されるディスクカートリ
ッジ40は、上述したように上ハーフ41と下ハーフ4
2を、対応する突合わせ嵌合突起11、12を嵌合して
これら突合わせ嵌合突起11、12に超音波溶着を施す
ことによって一体化してカートリッジ本体3を構成して
いるが、この超音波溶着工程の後工程として洗浄工程が
行われる。すなわち、この洗浄工程は、超音波溶着工程
において発生した上ライナー25及び下ライナー26の
微細構成粉をフロッピーディスク2の表面から除去する
工程で、下ハーフ4に設けたディスク進入用開口部13
にエアーノズルをあてがってカートリッジ本体3の内部
に空気を吹き込むことによって行う。
【0041】ディスク進入用開口部13には、上ハーフ
41側の同一円周上に立設された多数個のピン状凸部4
3が臨んでいるが、これらピン状凸部43間に構成され
た間隙44を介してカートリッジ本体3の内部に吹き込
まれた空気がディスク収納部8へと効率的に流入する。
ディスク収納部8へと流入した空気は、情報信号記録再
生用開口部16、17からカートリッジ本体3の外部へ
流出するが、その際にフロッピーディスク2の表面に付
着した上ライナー25或いは下ライナー26の微細構成
粉や塵埃等が、このフロッピーディスク2の表面から吹
き飛ばされて除去されることにより洗浄が行われる。
【0042】図9乃至図11は、本発明の第3の実施例
として示すディスクカートリッジ50であって、フロッ
ピーディスク2のセンターハブ14を規制する環状リブ
53が先端縁部を凹凸面として形成された構成に特徴を
有している。なお、このディスクカートリッジ50も、
第1の実施例ディスクカートリッジ1と基本的構成はほ
ぼ同一とするため、同一部材には同一番号を付すことに
よって説明を省略する。
【0043】上ハーフ51には、図9に示すように、下
ハーフ52のディスク進入用開口部13に対応して、内
壁中央部に環状リブ53が一体に立設されている。この
環状リブ53は、フロッピーディスク2のセンターハブ
14の内径寸法に対してわずかに小径の外径寸法を有し
ている。
【0044】また、上述したように、環状リブ53は、
上端縁部が凹凸面として構成されているが、凸部54の
高さ寸法が互いに突き合わされてディスクカートリッジ
50の外周壁を構成する立上がり周壁6、7の高さ寸法
に対してほぼ等しくするとともに凹部55の高さ寸法を
立上がり周壁6、7の高さ寸法に対して小とするように
構成されている。したがって、環状リブ53は、上ハー
フ51と下ハーフ52とを結合した状態において、カー
トリッジ本体3に回転自在に収納されたフロッピーディ
スク2に対して、図11に示すように、センターハブ1
4の内周壁に沿って延在される。フロッピーディスク2
は、環状リブ53によってセンターハブ14の内周部が
全周に亘って規制されて直径方向及び厚さ方向の遊動を
防止されることにより、カートリッジ本体3の内部で円
滑に回転動作する。
【0045】また、環状リブ53は、上ハーフ51と下
ハーフ52とを結合した状態において、凹部55の部分
において、下ハーフ52の内面との間にフロッピーディ
スク2のセンターハブ14の内部空間部とディスク収納
部8とを連通させる複数の間隙が構成されることにな
る。
【0046】以上のように構成されるディスクカートリ
ッジ50は、上述したように上ハーフ51と下ハーフ5
2を、対応する突合わせ嵌合突起11、12を嵌合し
て、これら突合わせ嵌合突起11、12に超音波溶着を
施すことによって一体化してカートリッジ本体3を構成
しているが、この超音波溶着工程の後工程として洗浄工
程が行われる。すなわち、この洗浄工程は、超音波溶着
工程において発生した上ライナー25或いは下ライナー
26の微細構成粉や塵埃等をフロッピーディスク2の表
面から除去する工程で、下ハーフ4に設けたディスク進
入用開口部13にエアーノズルをあてがってカートリッ
ジ本体3の内部に空気を吹き込むことによって行う。
【0047】ディスク進入用開口部13には、上ハーフ
51側に設けた環状リブ53が臨んでいるが、この環状
リブ53の凹部55と下ハーフ52の内面との間に構成
された間隙を介してカートリッジ本体3の内部に吹き込
まれた空気がディスク収納部8へと効率的に流入する。
ディスク収納部8へと流入した空気は、情報信号記録再
生用開口部16、17からカートリッジ本体3の外部へ
流出するが、その際にフロッピーディスク2の表面に付
着した上ライナー25或いは下ライナー26の微細構成
粉や塵埃等が、このフロッピーディスク2の表面から吹
き飛ばされて除去されることにより洗浄が行われる。
【0048】なお、上述した各実施例は、3.5インチ
径のフロッピーディスクを備えるディスクカートリッジ
について説明したが、本発明はかかるディスクカートリ
ッジに限定されるものでは無く、例えば光ディスク、光
磁気ディスク等の他の円盤状記録媒体を回転自在に収納
したディスクカートリッジにも適用されることは勿論で
ある。
【0049】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るディスクカートリッジによれば、ディスク進入用開口
部を通して吹き込まれた空気は、情報記録媒体のセンタ
ーハブを規制する環状リブに設けた空気流路を構成する
間隙を通ってカートリッジ本体の内部に充分に行き渡る
ため、情報記録媒体に付着したライナー微細構成粉や塵
埃等を確実に除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るディスクカ−トリッジの第1の実
施例を示す分解斜視図である。
【図2】同ディスクカ−トリッジの底面側からの斜視図
である。
【図3】同ディスクカ−トリッジの上ハーフの底面図で
ある。
【図4】同ディスクカートリッジの下ハーフの平面図で
ある。
【図5】同ディスクカートリッジの縦断面図である。
【図6】本発明に係るディスクカートリッジの第2の実
施例を示す上ハーフの底面図である。
【図7】同ディスクカートリッジの下ハーフの平面図で
ある。
【図8】同ディスクカートリッジの縦断面図である。
【図9】本発明に係るディスクカートリッジの第3の実
施例を示す上ハーフの底面図である。
【図10】同ディスクカートリッジの下ハーフの平面図
である。
【図11】同ディスクカートリッジの縦断面図である。
【符号の説明】
1・・・ディスクカートリッジ 2・・・フロッピーディスク 3・・・カートリッジ本体 4・・・上ハーフ 5・・・下ハーフ 8・・・ディスク収納部 13・・・ディスク進入用開口部 14・・・センターハブ 16・・・情報信号記録再生用開口部 17・・・情報信号記録再生用開口部 18・・・シャッタ部材 25・・・上ライナー 26・・・下ライナー 27・・・環状リブ 28・・・間隙 31・・・スピンドル軸穴 32・・・チャッキング穴

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 合成樹脂材料によって形成された上ハー
    フと下ハーフとを互いに突き合わせて結合することによ
    って円盤状の情報記録媒体を回転自在に収納するディス
    ク収納部を形成したディスクカートリッジにおいて、 いずれか一方のハーフの内壁の中央部に設けられて情報
    記録媒体のセンター穴に組み付けられたセンターハブを
    規制して情報記録媒体の遊動を阻止する環状リブに、こ
    の環状リブの内部空間とディスク収納部とを連通する空
    気流路を構成する間隙を設けたことを特徴とするディス
    クカートリッジ。
  2. 【請求項2】 空気流路を構成する間隙を有する環状リ
    ブは、同一円周上に位置してハーフ内壁に一体に設けら
    れた多数の円弧状立壁によって構成されたことを特徴と
    する請求項1記載のディスクカートリッジ。
  3. 【請求項3】 空気流路を構成する間隙を有する環状リ
    ブは、同一円周上に位置してハーフ内壁に一体に設けら
    れた多数のピン状凸部によって構成されたことを特徴と
    する請求項1記載のディスクカートリッジ。
  4. 【請求項4】 環状リブは、他方のハーフの内壁と対向
    する先端縁部が凹凸面として構成され、上ハーフと下ハ
    ーフとを結合した状態で、凹部と他方のハーフの内壁と
    の間に空気流路を構成する間隙が形成されることを特徴
    とする請求項1記載のディスクカートリッジ。
JP21854094A 1994-09-13 1994-09-13 ディスクカートリッジ Withdrawn JPH0883477A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6295182B1 (en) * 1997-12-02 2001-09-25 Lg Electronics Inc. Disc cartridge

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6295182B1 (en) * 1997-12-02 2001-09-25 Lg Electronics Inc. Disc cartridge

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