JPH088165Y2 - カーテンウォールのジョイントスリーブ構造 - Google Patents
カーテンウォールのジョイントスリーブ構造Info
- Publication number
- JPH088165Y2 JPH088165Y2 JP1989124676U JP12467689U JPH088165Y2 JP H088165 Y2 JPH088165 Y2 JP H088165Y2 JP 1989124676 U JP1989124676 U JP 1989124676U JP 12467689 U JP12467689 U JP 12467689U JP H088165 Y2 JPH088165 Y2 JP H088165Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- joint sleeve
- mullion
- sliding member
- fitted
- curtain wall
- Prior art date
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- Expired - Fee Related
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本考案はカーテンウォールのジョイントスリーブ構造
に係り、更に詳しくは上部マリオンと下部マリオンとの
連結部に配設されるジョイントスリーブの構造に関す
る。
に係り、更に詳しくは上部マリオンと下部マリオンとの
連結部に配設されるジョイントスリーブの構造に関す
る。
〈従来の技術〉 建物の外壁面となるカーテンウォールにおいて、この
カーテンウォールを構成する上部マリオンと下部マリオ
ンとには、日射熱によるマリオンの面方向の伸び(熱的
変形)、又外力により生ずる層間変位等が生じる。
カーテンウォールを構成する上部マリオンと下部マリオ
ンとには、日射熱によるマリオンの面方向の伸び(熱的
変形)、又外力により生ずる層間変位等が生じる。
その為上,下部マリオンの連結部では、上部熱的変形
や層間変位等を吸収する為のジョイントスリーブが摺動
自在に設けられる。
や層間変位等を吸収する為のジョイントスリーブが摺動
自在に設けられる。
〈考案が解決しようとする課題〉 このジョイントスリーブはマリオンを構成する材と同
材、例えばアルミの押出成形によって形成され、かつそ
の上下端部はマリオンの挿入口に嵌挿される。よってマ
リオン自体が熱的変形,層間変位が生ずれば、マリオン
の挿入口内面とジョイントスリーブとが摺接して摩擦音
が生じ、これが不快音となる。この為ジョイントスリー
ブの摺動面には、表面平滑処理材を塗布して不快音の発
生を防止している。しかしながらジョイントスリーブと
挿入口内面が機械的に摺動する為、当該表面平滑処理材
は容易に摩損して不快音の発生防止効果が著しく低減す
る。
材、例えばアルミの押出成形によって形成され、かつそ
の上下端部はマリオンの挿入口に嵌挿される。よってマ
リオン自体が熱的変形,層間変位が生ずれば、マリオン
の挿入口内面とジョイントスリーブとが摺接して摩擦音
が生じ、これが不快音となる。この為ジョイントスリー
ブの摺動面には、表面平滑処理材を塗布して不快音の発
生を防止している。しかしながらジョイントスリーブと
挿入口内面が機械的に摺動する為、当該表面平滑処理材
は容易に摩損して不快音の発生防止効果が著しく低減す
る。
〈課題を解決するための手段〉 本考案は上記の点に鑑み案出されたもので、ジョイン
トスリーブの上端部及び下端部の隅角部に、夫々先細状
の摺動部材を取付けることによってジョイントスリーブ
の隅角部とマリオンの挿入口内面との間では、必ず摺動
部材が介在することになり、該挿入口内面とジョイント
スリーブを直接摺動させない様にしたものである。
トスリーブの上端部及び下端部の隅角部に、夫々先細状
の摺動部材を取付けることによってジョイントスリーブ
の隅角部とマリオンの挿入口内面との間では、必ず摺動
部材が介在することになり、該挿入口内面とジョイント
スリーブを直接摺動させない様にしたものである。
〈作用〉 各摺動部材はジョイントスリーブの突起に沿って長溝
状凹部を嵌め入れることで容易に嵌着される。
状凹部を嵌め入れることで容易に嵌着される。
さらにこの嵌め入れとともに、取付脚がジョイントス
リーブの内面側を押圧するので確実に取着されることに
なる。しかも摺動部材が平滑性に富む合成樹脂材によっ
て形成されている為両者は音を生ずることなく滑動す
る。
リーブの内面側を押圧するので確実に取着されることに
なる。しかも摺動部材が平滑性に富む合成樹脂材によっ
て形成されている為両者は音を生ずることなく滑動す
る。
〈実施例〉 第1図は上部マリオン1と下部マリオン2の連結部3
に嵌挿されたジョイントスリーブ4を示す縦断面概略図
であり、第2図は第1図におけるX−X矢視方向図であ
る。
に嵌挿されたジョイントスリーブ4を示す縦断面概略図
であり、第2図は第1図におけるX−X矢視方向図であ
る。
上部マリオン1と下部マリオン2は建物の外壁面であ
るカーテンウォールを構成し、その連結部3には例えば
下部マリオン2の上部挿入口21内でネジ止めされ、かつ
上部マリオン1の下部挿入口11内にジョイントスリーブ
4が嵌挿される。すなわち上部マリオン1の下部挿入口
11と下部マリオン2の上部挿入口21には、夫々ジョイン
トスリーブ4の上端部41,下端部42が嵌挿された状態と
なる。このジョイントスリーブ4は、例えば上部マリオ
ン1,下部マリオン2の構成材と同様にアルミ押出成形材
を、その押出方向と略直交しかつ所定幅で切断して形成
される。
るカーテンウォールを構成し、その連結部3には例えば
下部マリオン2の上部挿入口21内でネジ止めされ、かつ
上部マリオン1の下部挿入口11内にジョイントスリーブ
4が嵌挿される。すなわち上部マリオン1の下部挿入口
11と下部マリオン2の上部挿入口21には、夫々ジョイン
トスリーブ4の上端部41,下端部42が嵌挿された状態と
なる。このジョイントスリーブ4は、例えば上部マリオ
ン1,下部マリオン2の構成材と同様にアルミ押出成形材
を、その押出方向と略直交しかつ所定幅で切断して形成
される。
当該ジョイントスリーブ4の上端41の側面には突起41
aと41bが押出方向と略平行した方向に夫々設けられる。
この突起41a,41bを介してナイロン等表面平滑性に富む
合成樹脂材から成る摺動部材5が嵌着される。摺動部材
5は、上方若しくは下方に先細状にて形成され、その長
溝状凹部51a,51bを夫々の突起41a,41bに嵌着するととも
に、一対の取付脚52,52によりジョイントスリーブ4の
内面側から圧着する。よって上部マリオン1と下部マリ
オン2との間に変位が生じて上部マリオン1の下部挿入
口11内でジョイントスリーブ4の上端部41が変動しても
取り外れずかつ又摺動部材5の摺動面53が挿入口11の内
面に当接し、この摺動面53の表面平滑性によって円滑に
摺動をし不快音を生じることがない。
aと41bが押出方向と略平行した方向に夫々設けられる。
この突起41a,41bを介してナイロン等表面平滑性に富む
合成樹脂材から成る摺動部材5が嵌着される。摺動部材
5は、上方若しくは下方に先細状にて形成され、その長
溝状凹部51a,51bを夫々の突起41a,41bに嵌着するととも
に、一対の取付脚52,52によりジョイントスリーブ4の
内面側から圧着する。よって上部マリオン1と下部マリ
オン2との間に変位が生じて上部マリオン1の下部挿入
口11内でジョイントスリーブ4の上端部41が変動しても
取り外れずかつ又摺動部材5の摺動面53が挿入口11の内
面に当接し、この摺動面53の表面平滑性によって円滑に
摺動をし不快音を生じることがない。
特に上端部41に設けられた摺動部材5では、上方先細
状に設けた為円滑な摺動が行われる。尚摺動部材5は取
付脚52,52によって取付けられている丈でなく、その凹
部51a,51bがジョイントスリーブ4の側面に設けた突起4
1a,41bと嵌着している為、上部マリオン1,下部マリオン
2とによる変動で剪断力が、摺動部材5の有する許容圧
縮力以上となった場合に、ジョイントスリーブ4に対し
て摺動部材5自体を変位させることができる。
状に設けた為円滑な摺動が行われる。尚摺動部材5は取
付脚52,52によって取付けられている丈でなく、その凹
部51a,51bがジョイントスリーブ4の側面に設けた突起4
1a,41bと嵌着している為、上部マリオン1,下部マリオン
2とによる変動で剪断力が、摺動部材5の有する許容圧
縮力以上となった場合に、ジョイントスリーブ4に対し
て摺動部材5自体を変位させることができる。
〈考案の効果〉 以上の如く本考案のジョイントスリーブ構造は、摺動
部材を容易かつ確実に取付けることが出来さらには上部
マリオンと下部マリオンが変動しても、ジョイントスリ
ーブの上端部,下端部の各隅角部には必ず表面円滑性に
富む摺動部材が介在している為、当該摺動部材と挿入口
の内面が当接することとなり、この表面円滑性によって
摺動部材と挿入口内面には不快音を生じることもない。
又摺動部材自体も合成樹脂等耐摩耗性の強いものである
為摩損も少なく、極めて好適なジョイントスリーブ構造
を呈する。
部材を容易かつ確実に取付けることが出来さらには上部
マリオンと下部マリオンが変動しても、ジョイントスリ
ーブの上端部,下端部の各隅角部には必ず表面円滑性に
富む摺動部材が介在している為、当該摺動部材と挿入口
の内面が当接することとなり、この表面円滑性によって
摺動部材と挿入口内面には不快音を生じることもない。
又摺動部材自体も合成樹脂等耐摩耗性の強いものである
為摩損も少なく、極めて好適なジョイントスリーブ構造
を呈する。
第1図は、本考案に係るジョイントスリーブ構造を説明
する縦断面概略図、 第2図は、第1図におけるX−X矢視図である。 尚、図中1は上部マリオン,2は下部マリオン,3は連結
部,4はジョイントスリーブ,41は上端部,42は下端部,43,
44は隅角部,5は摺動部材,51は凹部,52は取付脚,53は摺
動面,53は嵌着溝である。
する縦断面概略図、 第2図は、第1図におけるX−X矢視図である。 尚、図中1は上部マリオン,2は下部マリオン,3は連結
部,4はジョイントスリーブ,41は上端部,42は下端部,43,
44は隅角部,5は摺動部材,51は凹部,52は取付脚,53は摺
動面,53は嵌着溝である。
Claims (1)
- 【請求項1】上端部を上部マリオンの下部挿入口に、 下端部を下部マリオンの上部挿入口に夫々嵌挿するもの
であって、 前記上端部の隅角には、合成樹脂材からなる上部先細状
の摺動部材が、又同下端部の隅角部には同下方先細状の
摺動部材が夫々被着されたジョイントスリーブにおい
て、 前記ジョイントスリーブは押出成形材を、その押出方向
と略直交する状態で所定幅に切断されたもので、 上,下端部の各側面には該押出方向と略平行に突起が夫
々設けられるとともに、 前記各摺動部材に形成された長溝状凹部が前記ジョイン
トスリーブの突起に嵌着し、該摺動部材の内面側でかつ
該長溝状凹部と略平行に設けられた取付脚が該ジョイン
トスリーブの内面側を押圧することを特徴とするカーテ
ンウォールのジョイントスリーブ構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989124676U JPH088165Y2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | カーテンウォールのジョイントスリーブ構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989124676U JPH088165Y2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | カーテンウォールのジョイントスリーブ構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0362919U JPH0362919U (ja) | 1991-06-19 |
JPH088165Y2 true JPH088165Y2 (ja) | 1996-03-06 |
Family
ID=31672582
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1989124676U Expired - Fee Related JPH088165Y2 (ja) | 1989-10-25 | 1989-10-25 | カーテンウォールのジョイントスリーブ構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH088165Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60170416U (ja) * | 1984-04-20 | 1985-11-12 | ワイケイケイ株式会社 | カ−テンウオ−ルの取付装置 |
JPH0196911U (ja) * | 1987-12-22 | 1989-06-28 |
-
1989
- 1989-10-25 JP JP1989124676U patent/JPH088165Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0362919U (ja) | 1991-06-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |