JPH088163A - パターン形成方法 - Google Patents

パターン形成方法

Info

Publication number
JPH088163A
JPH088163A JP13855794A JP13855794A JPH088163A JP H088163 A JPH088163 A JP H088163A JP 13855794 A JP13855794 A JP 13855794A JP 13855794 A JP13855794 A JP 13855794A JP H088163 A JPH088163 A JP H088163A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pure water
wafer
rinse liquid
final
forming method
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP13855794A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Tajima
和浩 田島
Rikio Ikeda
利喜夫 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP13855794A priority Critical patent/JPH088163A/ja
Publication of JPH088163A publication Critical patent/JPH088163A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)
  • Photosensitive Polymer And Photoresist Processing (AREA)
  • ing And Chemical Polishing (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 選択露光が施されたフォトレジスト塗膜が形
成されたウェハ2に対して現像液供給用ノズル6から現
像液を供給して該フォトレジスト塗膜を現像した後、常
温の純水供給用ノズル7から常温の純水を供給して現像
液を洗浄し、最終リンス液供給用ノズル8から界面活性
剤を添加した純水、常温よりも高い温度に加熱された温
純水、有機溶媒等、常温の純水よりも表面張力の低い液
体のいずれかを供給してウェハ2上のリンス液の表面張
力を低下させてから、スピン乾燥を行い、所望のレジス
ト・パターンを形成する。 【効果】 レジスト・パターンに倒壊現象を発生させる
ことなく、フォトレジスト塗膜を微細にパターニングで
きる。このため、エキシマレーザ・リソグラフィによる
微細パターン形成の信頼性を大幅に向上させることが可
能となり、半導体装置のさらなる高集積化を図ることも
可能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フォトレジスト塗膜を
現像した後、洗浄して所望のレジスト・パターンを形成
するパターン形成方法に関するものであり、特に、半導
体装置の製造工程において、微細なレジスト・パターン
を精度よく形成するためのものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置においては、そのデータ集積
度が上がるに従って、より微細なパターンが要求される
ようになってきている。具体的には、4MDRAMで
0.80μm、16MDRAMで0.50μm、64M
DRAMでは0.35μm、256MDRAMでは0.
25μmといった微細な最小加工寸法の回路パターンが
必要とされている。
【0003】そして、このような微細な加工を行うた
め、フォトリソグラフィー工程では、使用する露光光の
短波長化や、フォトレジスト材料の研究が進められ、成
果を上げてきている。
【0004】さらに、上述のようなフォトレジスト材料
のベース樹脂として代表的なフェノールノボラック系樹
脂と基板との密着性の弱さを改善するために、基板表面
をヘキサメチルジシラザン(HMDS)によって疎水化
処理しておくといった技術も実用化されている。これ
は、親水性の基板上に疎水性のフォトレジスト塗膜を形
成すると、現像処理や洗浄処理によって、レジスト・パ
ターンが倒壊したり、剥がれたりしやすいため、基板表
面を予め疎水化してフォトレジスト塗膜との密着性を高
めることを意図したものである。
【0005】以上のように、種々の技術が適用されるこ
とにより、256MDRAMに対応する0.25μm程
度の微細加工が可能となりつつある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、256
MDRAM以降、即ち0.25μm以下のパターン形成
においては、再びレジスト・パターンの倒壊現象が問題
となってくる。
【0007】レジスト・パターンの倒壊現象は、レジス
ト・パターン間のリンス液を乾燥させるときの表面張力
が原因であると、マイクロプロセス・コンファレンス,
講演番号A−3−4,1993年7月に発表されてい
る。即ち、リンス液として非常に表面張力の高い常温の
純水を用いる場合、図3に示されるように、乾燥時に、
この常温の純水32が基板30上のレジスト・パターン
31間をa方向に移動すると、レジスト・パターン31
間にb方向の強い引力が発生する。このため、常温の純
水32が除去されたときには、図4に示されるように、
レジスト・パターン31が倒壊してしまう。そして、レ
ジスト・パターン31間に生じる引力は、リンス液の表
面張力に比例し、パターン間隔に反比例すると考えられ
るため、パターンが微細化されるほど、レジスト・パタ
ーンの倒壊が発生しやすくなる。
【0008】そこで本発明は、かかる従来の実情に鑑み
て提案されたものであり、さらなる微細なレジスト・パ
ターンを形成する場合にも倒壊現象を抑制できるパター
ン形成方法を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明に係るパターン形
成方法は、上述の目的を達成するために提案されるもの
であり、選択露光が施されたフォトレジスト塗膜が形成
されたウェハに対して現像液を供給し、該フォトレジス
ト塗膜を現像する現像工程と、常温の純水よりも表面張
力の低い最終リンス液を少なくともリンスの最終段階で
用いることにより前記現像液を除去するリンス工程と、
前記ウェハを乾燥させる乾燥工程とを経て所望のレジス
ト・パターンを形成するものである。
【0010】現像液を最も効果的に洗浄可能な洗浄液は
純水であるが、常温の純水は非常に表面張力が大きい。
そこで、本発明においては、少なくともリンスの最終段
階に常温の純水よりも表面張力が低い最終リンス液を用
いることにより、ウェハ上に存在するリンス液の表面張
力を低減させようとするものである。
【0011】これには、リンス工程の初期にはリンス液
として常温の純水を用い、その後常温の純水から最終リ
ンス液に切り替える方法、リンス工程の途中から該リン
スの最終段階まで常温の純水と最終リンス液とを併用し
続ける方法、リンス工程の途中から一定時間常温の純水
と最終リンス液を併用してから常温の純水の供給を停止
してリンス工程の最終段階では最終リンス液を単独で用
いる方法が挙げられる。また、現像液を十分に洗浄する
ことが可能であれば、リンス工程の全般を通じて常温の
純水と最終リンス液を併用してもよいし、リンス工程の
全般を通じて最終リンス液を単独で用いてもよい。
【0012】最終リンス液としては、常温の純水よりも
表面張力が低く、この常温の純水との相溶性の高いもの
が好ましく、常温よりも高い温度に加熱された温純水、
界面活性剤を添加した純水、純水との相溶性を有する種
々の有機溶媒等が使用可能である。
【0013】例えば、常温(23℃)における純水の表
面張力が72.3 dyn/cmであるのに対し、90℃に加
熱された温純水の表面張力は60.7 dyn/cmまで低減
する。また、界面活性剤を添加した純水は、界面活性剤
の種類や濃度によって表面張力を大幅に低減させること
が可能である。また、有機溶媒においては、例えば、エ
チルアルコールの表面張力は24.1 dyn/cmであり、
エチルアルコールが単独で保持されているウェハに対し
てスピン乾燥を行った場合には、最小加工寸法0.12
μm程度のレジスト・パターンの倒壊をも抑制できるこ
とが予想される。なお、エチルアルコール以外にも、メ
チルアルコール、イソプロピルアルコール、ジメチルホ
ルムアミド、テトラヒドロフラン、ジメチルスルホキシ
ド等が使用可能である。
【0014】なお、上述のようにして最終リンス液を使
用した場合には、リンス工程後、スピン乾燥等、従来公
知の乾燥方法にて乾燥すればよい。
【0015】また、最終リンス液としては、純水との混
合系において極小沸点を与える化合物の蒸気とウェハ上
に保持された純水層とを接触させることにより成立する
気相−液相平衡下で該ウェハ上に調製される混合溶液を
用いてもよい。この場合にはウェハを共沸点以上に加熱
すれば、スピン乾燥を行う必要がない。具体的には、現
像後、純水にて現像液を十分に洗浄してから、純水との
混合系において極小沸点を与える化合物の蒸気を供給し
て、気相−液相平衡下で混合液体を調製することによっ
て、100℃より低い温度にウェハを加熱しても、ウェ
ハ上の水分を気化させることができるものである。な
お、ウェハの加熱にはランプ加熱を適用して好適であ
る。
【0016】なお、純水との混合系において極小沸点を
与える化合物としては、メチルアルコール、エチルアル
コール、イソプロピルアルコール等が挙げられる。沸点
78.3℃のエチルアルコールは、純水との混合系にお
いて、大気圧下、エチルアルコール89.43 mol%に
て78.15℃の極小沸点を示し、沸点82.4℃のイ
ソプロピルアルコールは、純水との混合液体において、
大気圧下、イソプロピルアルコール91.32 vol%に
て極小沸点80.1℃を示す。なお、混合溶液を共沸混
合物の組成となるよう調製することによって、最も低い
温度(共沸点)にて該混合溶液を気化させることが可能
となるが、本発明においては、必ずしも、混合溶液を共
沸混合物の組成に調製せずとも、気化可能であればよ
い。また、雰囲気を減圧とすることによって、一層低温
にて上記混合溶液を気化させてもよい。
【0017】ところで、本発明を適用してパターンが形
成されるウェハの構成は何ら限定されるものではない。
例えば、フォトレジスト塗膜は、アジド系等の増感剤を
含有するノボラック系ポジ型フォトレジスト材料より構
成してもよいし、アルカリ可溶樹脂,溶解阻止剤,光酸
発生剤よりなるポジ型3成分系や、フェノール性水酸基
を保護したアルカリ可溶樹脂,光酸発生剤よりなるポジ
型2成分系等の化学増幅系レジスト材料であってもよ
い。
【0018】
【作用】本発明を適用すると、乾燥工程におけるレジス
ト・パターンの倒壊現象が抑制できる。これは、リンス
工程が終了した時点では、ウェハ上に保持されているリ
ンス液の表面張力が小さくなっているため、乾燥時に発
生する引力を小さく抑えられるからである。
【0019】特に、純水との混合系において極小沸点を
与える化合物の蒸気とウェハ上の純水との混合溶液をウ
ェハの加熱により気化させる場合には、スピン乾燥を必
要としないため、ウェハ上の純水がレジスト・パターン
間をほとんど移動せず、パターン間に表面張力による引
力をほとんど発生させない。
【0020】したがって、本発明を適用して、現像後の
リンス工程および乾燥工程を行うと、微細なレジスト・
パターンを倒壊させることなく、このレジスト・パター
ンをマスクとしたエッチング等の次工程が正確に行える
ようになる。また、これによって、回路パターンのさら
なる微細化を図ることも可能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明に係るパターン形成方法を適用
した具体的な実施例について説明する。
【0022】実施例1 本実施例は、最終リンス液として界面活性剤を添加した
純水を用い、フォトレジスト塗膜の現像工程後、リンス
工程の途中で、ウェハに供給するリンス液を常温の純水
から界面活性剤を添加した純水に切り替え、その後、ス
ピン乾燥を行い、所望のレジスト・パターンを形成した
例である。
【0023】ここでは、現像工程、リンス工程、乾燥工
程における一連の処理を図1に示される処理装置1によ
って行った。この処理装置1はウェハ2をチャックする
ステージ3、該ステージ3に接続するスピンドル4、該
スピンドル4を回転させるモータ5、現像液供給用ノズ
ル6、常温の純水供給用ノズル7、最終リンス液供給用
ノズル8より構成されるものである。また、ウェハ2上
から振り切られた現像液,純水,最終リンス液の飛散を
防止する現像カップ9、これらの振り切られた液体を系
外へ除去するための排液口10が設けられている。な
お、各ノズルに現像液,純水,最終リンス液のいずれか
を供給する各供給管(図示せず。)には、それぞれバル
ブが設けられ、各ノズルへの液体の供給開始/停止が制
御できるようになされている。
【0024】そして、実際に処理を行うには、予め、基
板上に化学増幅型レジスト材料(シプレー社製,商品
名:XP8843)よりなるレジスト塗膜が形成された
ウェハ2に対して、KrFエキシマレーザステッパにて
線幅0.25μmの所定のパターンに従って選択露光を
施してから、このウェハ2を、上述の処理装置1のステ
ージ3に保持した。そして、このウェハ2を30rpm
にて回転させながら、現像液供給用ノズル6より、東京
応化工業社製,商品名NMD−W(テトラメチルアンモ
ニウムヒドロキシド2.38%含有)なる現像液を供給
し、この現像液がウェハ表面を被覆したら、現像液の供
給を停止すると共にウェハ2の回転を停止して約30秒
間現像を行った。
【0025】その後、ウェハ2を1000rpmにて回
転させながら、常温の純水供給用ノズル7から常温の純
水の供給を開始して現像液を洗い流した。約10秒後、
この常温の純水の供給を停止すると共に、最終リンス液
供給用ノズル8から最終リンス液として界面活性剤が添
加された純水を供給し始め、さらに約10秒後、該界面
活性剤が添加された純水の供給を停止した。続いて、ウ
ェハ2の回転数を3000rpmに上げ、界面活性剤が
添加された純水を振り切ってウェハ2を乾燥させた。
【0026】以上の処理により、0.25μmのレジス
ト・パターンが、倒壊したり、剥がれたりすることなく
形成できた。
【0027】実施例2 本実施例は、最終リンス液として90℃に加熱された温
純水を用い、リンス工程の途中から常温の純水と温純水
を併用し、一定時間併用してから、リンス工程の最終段
階では上記温純水を単独で用いた例である。
【0028】なお、本実施例においては、最終リンス液
供給用ノズル8から界面活性剤が添加された純水を供給
する代わりに90℃に加熱された温純水を供給するよう
になされている以外は、実施例1にて用いたのと同様の
構成を有する処理装置を用いた。
【0029】そして、ウェハ2の現像工程までは実施例
1と同様にして行った後、ウェハ2を1000rpmに
て回転させながら、常温の純水供給用ノズル7より常温
の純水の供給を開始し、10秒後、最終リンス液供給用
ノズル8より90℃に加熱された温純水の供給も開始し
た。その後、約2秒後に上記温純水を供給し続けなが
ら、常温の純水の供給を停止して、上記温純水にてウェ
ハが被覆されたら、該温純水の供給も停止した。続い
て、ウェハ2の回転数を3000rpmに上げ、この温
純水を振り切ってウェハ2を乾燥させた。
【0030】以上の処理により、0.25μmのレジス
ト・パターンが、倒壊したり、剥がれたりすることなく
形成できた。
【0031】実施例3 本実施例は、最終リンス液としてエチルアルコールを用
い、リンス工程の途中から常温の純水とエチルアルコー
ルを併用し、一定時間併用してから、リンス工程の最終
段階ではエチルアルコールを単独で用いた例である。
【0032】なお、本実施例においては、最終リンス液
供給用ノズルから界面活性剤が添加された純水を供給す
る代わりにエチルアルコールを供給するようになされて
いる以外は実施例1にて用いたのと同様の構成を有する
処理装置を用いた。
【0033】そして、ウェハの現像工程までは実施例1
と同様にして行った後、ウェハを1000rpmにて回
転させながら、常温の純水の供給を開始して、10秒間
現像液を洗い流したら、最終リンス液としてエチルアル
コールの供給も開始した。約2秒後に上記温純水を供給
し続けながら、常温の純水の供給を停止して、エチルア
ルコールにてウェハが被覆されたら、該エチルアルコー
ルの供給も停止した。続いて、ウェハの回転数を300
0rpmに上げ、このエチルアルコールを振り切ってウ
ェハを乾燥させた。
【0034】以上の処理により、0.25μmのレジス
ト・パターンが、倒壊したり、剥がれたりすることなく
形成できた。
【0035】実施例4 本実施例は、最終リンス液として、イソプロピルアルコ
ールの蒸気とウェハ上に保持された純水とが接触する気
相−液相平衡状態にて該ウェハ上で調製される混合溶液
を用いた例である。
【0036】ここでは、現像工程、リンス工程、乾燥工
程における一連の処理を図2に示される処理装置11に
よって行った。この処理装置11は、ウェハ2をチャッ
クするステージ3、該ステージ3に接続するスピンドル
4、該スピンドル4を回転させるモータ5、現像液供給
用ノズル6、常温の純水供給用ノズル7、イソプロピル
アルコールの蒸気を供給するため蒸気供給用ノズル1
8、さらにはウェハ2を加熱するためのIRランプ20
よりなる。なお、現像カップ19は密閉可能な容器とさ
れ、排気および排液を行うための排液口10が設けられ
ている。
【0037】この処理装置11においては、現像液およ
び常温の純水の供給開始/停止が制御できるのみなら
ず、蒸気供給用ノズル18からのイソプロピルアルコー
ルの蒸気の供給開始/停止、IRランプ20による加熱
の開始/停止も制御できるようになされている。
【0038】そして、実際に処理を行うには、現像工程
および常温の純水にて10秒間現像液を洗い流す工程ま
では実施例1と同様にして行い、その後、該常温の純水
の供給を停止すると共にウェハ2の回転を停止して、ウ
ェハ2上に純水の被膜を形成した。次いで、蒸気供給用
ノズル18よりイソプロピルアルコールの蒸気を供給す
ると共に、IRランプ20によりウェハ2を加熱した。
【0039】このとき、イソプロピルアルコールの蒸気
とウェハ上に保持された純水層とが接触することにより
成立する気相−液相平衡下で該ウェハ上に混合溶液が調
製される。イソプロピルアルコールと純水との混合系に
おいては、大気圧下、イソプロピルアルコール91.3
2 vol%にて極小沸点80.1℃を示すため、ウェハが
80.1℃以上に加熱されると、ウェハ2上の混合溶液
は気化される。
【0040】このため、上述の操作により、スピン乾燥
させずともウェハ2上の水分が気化してウェハ2が乾燥
し、0.25μmのレジスト・パターンが倒壊したり、
剥がれたりすることなく形成できた。
【0041】なお、本発明は上述の実施例に示したもの
に限られない。例えば、実施例1においては、予め調製
しておいた界面活性剤が添加された純水を最終リンス液
として用いたが、リンス工程の全般を通じて常温の純水
を供給して途中からこの常温の純水に界面活性剤を添加
するようにしてもよい。これは、例えば、常温の純水供
給用ノズル7内あるいはこれに接続する供給管の中途部
に界面活性剤を供給するための供給管を接続すると共
に、該界面活性剤の供給の開始/停止をバルブによって
制御できるようにしておくことによって実現できる。ま
た、実施例2,実施例3にて供給される最終リンス液
を、リンス工程の途中で常温の純水と併用するのではな
く、常温の純水の供給停止と同時に供給開始するように
してもよい。さらに、実施例4においては、密閉系内を
減圧し、共沸点を大気圧下に比して低くした状態にて、
混合溶液を気化させてもよい。
【0042】
【発明の効果】以上の説明から明かなように、本発明に
係るパターン形成方法を適用すると、レジスト・パター
ンの倒壊現象が抑制され、フォトレジスト塗膜の微細な
パターニングが可能となる。
【0043】このため、半導体装置の製造プロセスにお
けるフォトリソグラフィ工程に本発明を適用すると、エ
キシマレーザ・リソグラフィによる微細パターン形成の
信頼性を大幅に向上させることが可能となる。また、さ
らなる微細加工をも可能となるため、半導体装置の高集
積化への貢献は非常に大きい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るパターン形成方法にて使用する処
理装置の一構成例を示す模式図である。
【図2】本発明に係るパターン形成方法にて使用する処
理装置の他の構成例を示す模式図である。
【図3】レジスト・パターン間を常温の純水が移動する
状態を示す模式的斜視図である。
【図4】常温の純水が除去されてレジスト・パターンが
倒壊した状態を示す模式的斜視図である。
【符号の説明】
1,11 処理装置 2 ウェハ 3 ステージ 4 スピンドル 5 モータ 6 現像液供給用ノズル 7 常温の純水供給用ノズル 8 最終リンス液供給用ノズル 9,19 現像カップ 10 排液口 18 蒸気供給用ノズル 20 IRランプ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 選択露光が施されたフォトレジスト塗膜
    が形成されたウェハに対して現像液を供給し、該フォト
    レジスト塗膜を現像する現像工程と、 常温の純水よりも表面張力の低い最終リンス液を少なく
    ともリンスの最終段階で用いることにより前記現像液を
    除去するリンス工程と、 前記ウェハを乾燥させる乾燥工程とを経て所望のレジス
    ト・パターンを形成するパターン形成方法。
  2. 【請求項2】 前記最終リンス液は、前記リンス工程の
    途中から常温の純水と併用されることを特徴とする請求
    項1記載のパターン形成方法。
  3. 【請求項3】 前記最終リンス液は、前記リンス工程の
    最終段階において単独で用いられることを特徴とする請
    求項1または請求項2に記載のパターン形成方法。
  4. 【請求項4】 前記最終リンス液は、前記リンス工程の
    全般を通じて用いられることを特徴とする請求項1記載
    のパターン形成方法。
  5. 【請求項5】 前記最終リンス液は、常温よりも高い温
    度に加熱された温純水であることを特徴とする請求項1
    ないし請求項4のいずれか1項に記載のパターン形成方
    法。
  6. 【請求項6】 前記最終リンス液は、界面活性剤を添加
    した純水であることを特徴とする請求項1ないし請求項
    4のいずれか1項に記載のパターン形成方法。
  7. 【請求項7】 前記最終リンス液は、有機溶媒であるこ
    とを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項
    に記載のパターン形成方法。
  8. 【請求項8】 前記最終リンス液は、純水との混合系に
    おいて極小沸点を与える化合物の蒸気とウェハ上に保持
    された純水層とを接触させることにより成立する気相−
    液相平衡下で該ウェハ上に調製される混合溶液であるこ
    とを特徴とする請求項1記載のパターン形成方法。
JP13855794A 1994-06-21 1994-06-21 パターン形成方法 Withdrawn JPH088163A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13855794A JPH088163A (ja) 1994-06-21 1994-06-21 パターン形成方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13855794A JPH088163A (ja) 1994-06-21 1994-06-21 パターン形成方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH088163A true JPH088163A (ja) 1996-01-12

Family

ID=15224933

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13855794A Withdrawn JPH088163A (ja) 1994-06-21 1994-06-21 パターン形成方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH088163A (ja)

Cited By (20)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2002067304A1 (en) * 2001-02-22 2002-08-29 Man-Sok Hyon A method of forming resist patterns in a semiconductor device and a semiconductor washing liquid used in said method
EP1368824A1 (en) * 2001-03-14 2003-12-10 Advanced Micro Devices, Inc. Method and evaporating solution for rinsing a developed photoresist layer
EP1708252A1 (en) * 2003-12-26 2006-10-04 Tokyo Electron Ltd. Development device and development method
JP2007504646A (ja) * 2003-08-29 2007-03-01 東京エレクトロン株式会社 基板を乾燥させる方法とシステム。
JP2007081177A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板の現像処理方法および基板の現像処理装置
JP2007095888A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Tokyo Electron Ltd リンス処理方法、現像処理方法及び現像装置
JP2007214200A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 現像装置および現像方法
KR100753757B1 (ko) * 2000-08-25 2007-08-31 동경 엘렉트론 주식회사 현상처리장치 및 현상처리방법
US7348300B2 (en) 1999-05-04 2008-03-25 Air Products And Chemicals, Inc. Acetylenic diol ethylene oxide/propylene oxide adducts and processes for their manufacture
US7521405B2 (en) 2002-08-12 2009-04-21 Air Products And Chemicals, Inc. Process solutions containing surfactants
US7591270B2 (en) 2002-08-12 2009-09-22 Air Products And Chemicals, Inc. Process solutions containing surfactants
WO2010064600A1 (ja) 2008-12-01 2010-06-10 Azエレクトロニックマテリアルズ株式会社 レジストパターン形成方法
US7763549B2 (en) 2005-03-31 2010-07-27 Elpida Memory, Inc. Semiconductor device manufacturing method for preventing patterns from inclining in drying process
JP2011009537A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Tokyo Electron Ltd 液処理装置、液処理方法および記憶媒体
JP2011135002A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Tokyo Electron Ltd 基板処理方法、その基板処理方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体及び基板処理装置
JP2011151326A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Tokyo Electron Ltd 現像処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及び現像処理システム
US8101333B2 (en) 2006-10-19 2012-01-24 Az Electronic Materials Usa Corp. Method for formation of miniaturized pattern and resist substrate treatment solution for use in the method
JP2013077846A (ja) * 2013-01-28 2013-04-25 Tokyo Electron Ltd 液処理装置、液処理方法および記憶媒体
JP2015023172A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、基板処理方法及び基板処理用記録媒体
CN113539900A (zh) * 2021-07-16 2021-10-22 长江存储科技有限责任公司 用于干燥晶圆的方法和装置

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7348300B2 (en) 1999-05-04 2008-03-25 Air Products And Chemicals, Inc. Acetylenic diol ethylene oxide/propylene oxide adducts and processes for their manufacture
KR100753757B1 (ko) * 2000-08-25 2007-08-31 동경 엘렉트론 주식회사 현상처리장치 및 현상처리방법
WO2002067304A1 (en) * 2001-02-22 2002-08-29 Man-Sok Hyon A method of forming resist patterns in a semiconductor device and a semiconductor washing liquid used in said method
EP1368824A1 (en) * 2001-03-14 2003-12-10 Advanced Micro Devices, Inc. Method and evaporating solution for rinsing a developed photoresist layer
US7591270B2 (en) 2002-08-12 2009-09-22 Air Products And Chemicals, Inc. Process solutions containing surfactants
US7521405B2 (en) 2002-08-12 2009-04-21 Air Products And Chemicals, Inc. Process solutions containing surfactants
JP2007504646A (ja) * 2003-08-29 2007-03-01 東京エレクトロン株式会社 基板を乾燥させる方法とシステム。
US7823534B2 (en) 2003-12-26 2010-11-02 Tokyo Electron Limited Development device and development method
EP1708252A4 (en) * 2003-12-26 2008-07-23 Tokyo Electron Ltd DEVELOPMENT DEVICE AND DEVELOPMENT PROCESS
US8026048B2 (en) 2003-12-26 2011-09-27 Tokyo Electron Limited Developing apparatus and developing method
EP1708252A1 (en) * 2003-12-26 2006-10-04 Tokyo Electron Ltd. Development device and development method
US7763549B2 (en) 2005-03-31 2010-07-27 Elpida Memory, Inc. Semiconductor device manufacturing method for preventing patterns from inclining in drying process
JP2007081177A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 基板の現像処理方法および基板の現像処理装置
JP4514224B2 (ja) * 2005-09-28 2010-07-28 東京エレクトロン株式会社 リンス処理方法、現像処理方法及び現像装置
JP2007095888A (ja) * 2005-09-28 2007-04-12 Tokyo Electron Ltd リンス処理方法、現像処理方法及び現像装置
JP2007214200A (ja) * 2006-02-07 2007-08-23 Dainippon Screen Mfg Co Ltd 現像装置および現像方法
US8101333B2 (en) 2006-10-19 2012-01-24 Az Electronic Materials Usa Corp. Method for formation of miniaturized pattern and resist substrate treatment solution for use in the method
WO2010064600A1 (ja) 2008-12-01 2010-06-10 Azエレクトロニックマテリアルズ株式会社 レジストパターン形成方法
US8618002B2 (en) 2008-12-01 2013-12-31 Az Electronic Materials Usa Corp. Resist pattern formating method
US8617656B2 (en) 2009-06-26 2013-12-31 Tokyo Electron Limited Liquid processing apparatus, liquid processing method, and storage medium
JP2011009537A (ja) * 2009-06-26 2011-01-13 Tokyo Electron Ltd 液処理装置、液処理方法および記憶媒体
KR101421494B1 (ko) * 2009-06-26 2014-07-22 도쿄엘렉트론가부시키가이샤 액처리 장치, 액처리 방법 및 기억 매체
JP2011135002A (ja) * 2009-12-25 2011-07-07 Tokyo Electron Ltd 基板処理方法、その基板処理方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体及び基板処理装置
JP2011151326A (ja) * 2010-01-25 2011-08-04 Tokyo Electron Ltd 現像処理方法、プログラム、コンピュータ記憶媒体及び現像処理システム
TWI495963B (zh) * 2010-01-25 2015-08-11 Tokyo Electron Ltd Imaging processing methods, programs, computer memory media and imaging processing system
JP2013077846A (ja) * 2013-01-28 2013-04-25 Tokyo Electron Ltd 液処理装置、液処理方法および記憶媒体
JP2015023172A (ja) * 2013-07-19 2015-02-02 東京エレクトロン株式会社 基板処理装置、基板処理方法及び基板処理用記録媒体
CN113539900A (zh) * 2021-07-16 2021-10-22 长江存储科技有限责任公司 用于干燥晶圆的方法和装置
CN113539900B (zh) * 2021-07-16 2023-09-19 长江存储科技有限责任公司 用于干燥晶圆的方法和装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH088163A (ja) パターン形成方法
KR100343697B1 (ko) 반도체장치및그의제조방법
JP4476979B2 (ja) 半導体基板の液浸リソグラフィ形成方法および半導体ウェハの処理方法
US6660459B2 (en) System and method for developing a photoresist layer with reduced pattern collapse
JPH11283910A (ja) 半導体装置およびその製造方法
CN101676801A (zh) 光刻方法
JP2007013163A (ja) 半導体基板への液浸リソグラフィ方法および液浸リソグラフィプロセスで用いる処理装置
JP2001228616A (ja) 微細パターン形成材料及びこれを用いた半導体装置の製造方法
JPH03502255A (ja) ホトレジストを塗布した基体から望ましくない周辺部の材料(例えばエツジビーズ)を除去するための乳酸エチルとメチルエチルケトンとの特定混合物の使用
JP2007019161A (ja) パターン形成方法及び被膜形成装置
JPH09326361A (ja) レジスト現像処理方法
JP4294154B2 (ja) 微細パターン形成材料を用いた半導体装置の製造方法
KR20020068679A (ko) 반도체 소자의 레지스트 패턴 형성 방법 및 이 방법에서 사용되는 반도체 웨이퍼 세척액
JP4718893B2 (ja) パターン形成方法
JPH06224116A (ja) レジスト現像方法
US6090534A (en) Device and method of decreasing circular defects and charge buildup integrated circuit fabrication
JP3775078B2 (ja) 半導体装置の製造方法
JPH07142344A (ja) フォトレジストの現像方法
JPH07335519A (ja) パタン形成方法
JP2000250229A (ja) フォトレジスト膜の現像方法
JP2003338452A (ja) パターン形成方法
JP2003142368A (ja) パターン形成方法
JPH0945651A (ja) レジストの洗浄装置及び現像装置
KR100546190B1 (ko) 반도체 소자 제조방법
JPH05181286A (ja) レジストパタ−ンの形状改善方法

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20010904