JPH0881045A - 物品分離整列搬送装置 - Google Patents

物品分離整列搬送装置

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JPH0881045A
JPH0881045A JP24076594A JP24076594A JPH0881045A JP H0881045 A JPH0881045 A JP H0881045A JP 24076594 A JP24076594 A JP 24076594A JP 24076594 A JP24076594 A JP 24076594A JP H0881045 A JPH0881045 A JP H0881045A
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JP
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articles
article
belt
transporting
belt conveyor
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JP24076594A
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English (en)
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Tatsuyuki Muto
龍幸 武藤
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Omori Machinery Co Ltd
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Omori Machinery Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 縦横に並んだ状態で搬送される物品を、1個
ずつ縦に並んだ状態で搬送することができる物品分離整
列搬送装置を提供すること。 【構成】 縦横に整列状態で多数の物品11を搬送する
低速ベルトコンベア10の下流側に4つのベルトコンベ
ア12a〜12dから高速ベルトコンベア12を配置す
る。下流側を高速にしたため、移し変わる際に前後の物
品が離反する。第1ベルトコンベアの上にはストッパー
板14を配置して物品群の前進を一時停止する。更にそ
のストッパー板に隣接しストッパ板の配置方向と平行に
移動し、横一列に並んだ物品群11′を所定方向に搬送
する押送フィンガを有するコヤグラコンベア15を配置
し、押送フィンガーにより物品群を横方向に移動させ、
ストッパー板から外れた先頭の物品より順に第1ベルト
コンベア上を再度前進させることにより、横方向に並ん
だ物品を縦1列に並んだ状態にする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は物品分離整列搬送装置に
関するものである。
【0002】
【発明の背景】前後の物品同士が接触した(あるいは一
定の間隔をおいた)状態で搬送されて来た物品を、前後
に所定距離を離す(もともと離れている場合にはさらに
離す)ようにした分離搬送装置としては、少なくとも2
つの搬送装置を用い、下流側の搬送装置の搬送速度を速
くすることにより構成されたものが種々開発されてい
る。
【0003】ところで、菓子,その他の食品などにおい
ては、その1個ずつを個別包装した後、所定数を包装体
内に収納包装するようにしている。そこで、係る個別包
装を行うためには、ピロー包装装置などの所定の包装装
置に対し、係る物品(菓子等)を一定間隔毎に供給する
必要がある。一方、係る物品は、包装装置とは別のライ
ンで製造された後、トレー等の箱に縦横に整列充填され
た状態で運ばれて来る。そして、そのトレーを反転など
することにより、係る物品を包装装置(実際には包装装
置に供給するための搬送装置)上に移し変える。
【0004】また、製造から包装までを連続した一連の
システムで行う場合には、製造ライン側からは横一列に
並んだ状態で搬出され、包装ライン側に送られてくる。
【0005】従って、係る包装装置(搬送装置)上に
は、多数の物品が縦横に整列した状態で供給されるた
め、その途中で前後を分離し、さらに最終的に包装装置
へ供給する際には、1個ずつ縦一列に並んだ状態で、し
かも、向きを揃えた状態にする必要がある。
【0006】そこで、係る搬送状態の変換(縦横に並ん
だ状態 → 前後に所定の距離をおいて縦に一列に並ん
だ状態)をスムーズかつ正確に行うための分離整列搬送
装置の開発が望まれているが、従来係る要望を満足する
装置がなかった。
【0007】本発明は、上記した背景に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、上記した問題を解決
し、縦横に並んだ状態で搬送される物品を、1個ずつ縦
に並んだ状態で、しかも、その搬送姿勢を同じにするこ
とが確実に行え、しかも好ましくは前後の物品を一定の
距離以上離すことが確実にできる物品分離整列搬送装置
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、本発明に係る物品分離整列搬送装置では、縦横
に整列状態で多数の物品を順次搬送する第1の搬送手段
と、その第1の搬送手段の下流側に設けられ、第1の搬
送手段の搬送速度よりも高速度で搬送する第2の搬送手
段と、前記第2の搬送手段の搬送面の上方所定位置に、
その進行方向と交差配置されたストッパ手段と、前記ス
トッパ手段の上流側近傍でかつ前記第2搬送手段の搬送
面の上方に配置され、前記ストッパ手段の配置方向と平
行に移動し、横一列に並んだ物品群を所定方向に搬送す
る押送フィンガを有するコンベア手段とから構成した。
【0009】そして好ましくは、前記第2の搬送手段の
搬出側に、次段の包装装置に前記物品を所定向きで順次
供給するための搬送姿勢修正手段を設け、前記第2搬送
手段の搬出側近傍の少なくとも一方の側面が開放される
とともに、その開放側に排出路を配設し、かつ、前記搬
送姿勢修正手段は、前記第2の搬送手段の搬送面の上方
で垂直面上にベルト面を有するエンドレスベルトを備
え、前記エンドレスベルトのベルト面の移動軌跡が、前
記開放側の側面に向かって傾斜する部分と、その傾斜す
る部分の先端に連続し前記開放側の側面と平行な部分を
有するように構成することである。
【0010】
【作用】第1の搬送手段上を搬送される物品のうち、最
前列の物品群が第2の搬送手段上に移し変えられると、
搬送速度の相違(第2の搬送手段の方が速い)から、後
続の物品群から徐々に離反しながら前進する。これによ
り、縦横に並んだ物品のうち、縦方向(前後)の物品同
士が所定距離だけ離れることになる。
【0011】次いで、第2の搬送手段上を移動する物品
はストッパー手段によりその前進移動を一時停止され
る。その状態でコンベア手段により横一列に並んだ物品
群は、その横方向より押送フィンガーが移動して来て物
品の側面に当接し、更に横方向に付勢する。これによ
り、物品群は、押送フィンガーの移動にともない、その
移動方向(第2の搬送手段の搬送方向と異なる方向)に
移動する。そして、その移動方向の先頭がストッパー手
段から離れると、第2の搬送手段の搬送力により、先頭
から順にその第2の搬送手段の搬送方向に移動する。こ
れにより、横方向に並んだ物品は、1個ずつ前進される
ので、結局縦に一列に並んだ状態に変換される。
【0012】また、請求項2のように構成すると、搬送
姿勢修正手段により、各物品の搬送時の方向が揃えられ
る。そして、姿勢が所望の状態になっていない物品は、
排出路へ落下する。よって、次段の包装装置等に対し、
姿勢が揃った物品のみがスムーズに順次供給されること
になる。
【0013】
【実施例】以下、本発明に係る物品分離整列搬送装置の
好適な実施例について、添付図面を参照にして詳述す
る。図1は、本発明の一実施例である搬送装置の全体を
示している。同図に示すように、第1の搬送手段たる低
速ベルトコンベア10の上に、多数の物品11が縦横に
整列状態で、しかも隣接する物品11同士は接触した状
態で配置され、所定速度で搬送される。なお、本例で
は、前後及び左右に隣接する物品11同士が接触してい
るが、本発明はこれに限ることなく、前後または左右の
いずれか、或いは両方の物品同士が一定距離たけ離れて
いるようになっていても良く、さらには、図示のように
14×3個の物品11を一塊とし、係る物品の塊が前後
に所定距離だけ離れて搬送されるようになっていても良
い。さらに本例に置ける物品11は、略直方体状の菓子
からなる。
【0014】低速ベルトコンベア10の下流側には、連
続して第2搬送手段たる高速ベルトコンベア12が配置
されている。そして、本例では、高速ベルトコンベア1
2は、4個のベルトコンベア(第1〜第4ベルトコンベ
ア12a〜12d)から構成されている。そして、それ
ら4つのベルトコンベア12a〜12dの搬送速度は、
いずれも同一速度とし、かつ低速ベルトコンベア10よ
りも高速度としている。さらに、搬送方向も同一とし、
一直線状に連続して配置されている。
【0015】このように構成することにより、低速ベル
トコンベア10上を移動する物品11のうち、最前の一
列分が第1ベルトコンベア12aに移載されると、搬送
速度の相違から、その一列分だけ高速に移動し、後続の
低速ベルトコンベア10上の物品11から離反する。そ
して、横1列(本例では14個)に並んだ多数の物品1
1からなる物品群11′の状態で一定速度で搬送され
る。
【0016】なお、各コンベア12a〜12dの搬送速
度は、本例ではすべて同一にしたが、本発明はこれに限
ることなく、適宜変えて前後の物品11間の離反距離を
徐々に変えていくようにしても良い。
【0017】また、上流側の第1ベルトコンベア12a
には、その搬入側所定位置に、搬送方向と直交方向に伸
びるストッパー板14が配置され、第1ベルトコンベア
12a上を移動する物品群11′が、そのストッパー板
14に当接する。すると、物品群11′は、第1ベルト
コンベア12aの上に乗っているだけであるので、その
前進が一時停止される。
【0018】さらに、このストッパー板14の上流側近
傍には、そのストッパー板14の配置方向と平行(第1
ベルトコンベア12aの搬送方向と直交方向)にコンベ
ア手段たるコヤグラコンベア15を配置している。この
コヤグラコンベア15は、図2,図3に拡大して示すよ
うに、第1ベルトコンベア12aの側縁の外側に設置さ
れた駆動モータ16の出力軸に取り付けられた駆動スプ
ロケット17aと、第1ベルトコンベア12aの上方所
定位置(ストッパー板14の一端上方近傍位置)に配置
された従動スプロケット17b間に掛け渡されたエンド
レスチェーン18の所定位置に押送フィンガ19を取り
付けて構成される。また、本例では3個の押送フィンガ
19を等間隔に配置している(図示の例では、二点鎖線
で押送フィンガ19の移動軌跡を示すため、多数表記し
ている)。
【0019】そして、この押送フィンガ19(エンドレ
スチェーン18)は、ストッパー板14と平行な平面、
すなわち、第1ベルトコンベア12aの搬送面及び搬送
方向に対して直交する垂直面内で回転するように、上記
各部品を配置している。さらに、前後の押送フィンガ1
9間の距離Wは、上記物品群11′の幅よりも長く設定
している。そして、第1ベルトコンベア12aに移載さ
れ搬送される物品群11′は、前後の押送フィンガー1
9間を通過し前記ストッパー板14に突き当たってその
前進が一時停止されるように、各コンベア10,12,
15の回転速度並びに動作タイミングが調整されてい
る。
【0020】これにより、ストッパー板14によりその
前進が一時停止された物品群11′は、押送フィンガー
18により付勢され、第1ベルトコンベア12aの搬送
方向と直交する横方向に搬送されるようになっている。
そして、ストッパー板14の先端14aを越えると、前
進を抑制する力がなくなるため、物品群11′の端(コ
ヤグラコンベア15による搬送方向前端)の物品から順
に第1ベルトコンベア12aの搬送力により、再度前進
する。
【0021】また、ストッパー板14,コヤグラコンベ
ア15の下流側で、駆動モータ16の設置と反対側の第
1ベルトコンベア12aの側縁には、第1ベルトコンベ
ア12aの搬送方向と所定角度傾斜状にガイド板20が
配置されている。そして、コヤグラコンベア15から搬
出された物品11が、このガイド板20に当接し、その
ガイド板20に沿って移動することにより、その搬送姿
勢が変換(ガイド板20の傾斜角度と等しい傾斜状にな
る)される。
【0022】さらに本例では、第1ベルトコンベア12
aの下流側に設置された第2ベルトコンベア12bの片
側側縁(上記ガイド板20と同一側)から中央に向けて
傾斜状に延長する第1ガイドベルト21が配設されてい
る。この第1ガイドベルト21は、第2ベルトコンベア
12bの外側に設置された駆動モータ22により回転駆
動し、上記ガイド板20により搬送姿勢が傾斜状に変換
された各物品11がこの第1ガイドベルト21に当接
し、その搬送姿勢を維持しながら、第2エンドレスベル
ト12bの反対側側縁近傍まで搬送され、第3エンドレ
スベルト12cに移載される。
【0023】さらに第3ベルトコンベア12cの片側側
縁(第1ガイドベルト21と反対側)から中央に向けて
傾斜状に延長する第2ガイドベルト23(駆動モータ2
4により回転駆動する)が配設されている。この第2ガ
イドベルト23は、上記第1ガイドベルト21と反対方
向に傾斜配置され、その先端は第4ベルトコンベア12
dの搬出側まで延長配置される。
【0024】そして、この第3ベルトコンベア12d
は、第2,第3ベルトコンベア12b,12cに比べ、
その横幅が短く設定されている。そして、この第4ベル
トコンベア12dの下流側に、ピロー包装装置その他の
包装装置の被包装物供給装置25が配設されるが、本例
では、その供給装置25を一方側縁近傍に配置してい
る。
【0025】そして、この被包装物供給装置25が設置
された第43ベルトコンベア12dの側縁は開放させる
とともに、その開放した外側には、排出シュート26を
設置している。この排出シュート26は、図1中矢印方
向に下り坂に構成され、第4ベルトコンベア12dより
落下した物品11はその下り坂に沿って落下し、外部に
排出されるようになっている。
【0026】さらに、第4ベルトコンベア12dの上方
には、搬送姿勢修正装置30が配設されている。この搬
送姿勢修正装置30は、第4ベルトコンベア12dの上
流側側縁に配置された駆動モータ31に取り付けられた
駆動プーリ32と、第4ベルトコンベア12dの下流側
で上記供給装置25近傍に配置された従動プーリ33及
び、その中間部分の所定位置に配置されたアイドルプー
リ34に掛け渡されたエンドレスベルト35を備え、こ
のエンドレスベルト35は、第4ベルトコンベア12d
の搬送面の上方垂直面上にベルト面を有するように配置
される。
【0027】さらに、従動プーリ33とアイドルプーリ
34を結ぶ線が、第4ベルトコンベア12dの開放側側
縁(排出シュート26の形成側),供給装置25の搬送
方向と平行になるように設定する。これにより、エンド
レスベルト35のベルト面の移動軌跡が、前記開放側の
側面に向かって傾斜する部分A(駆動プーリ32からア
イドルプーリ34まで)と、その傾斜する部分Aの先端
に連続して前記開放側の側面と平行な部分B(アイドル
プーリ34から従動プーリ33まで)を有するようにな
る。
【0028】そして、上記第2〜第4ベルトコンベア1
2b〜12d上を搬送される各物品は、第1,第2ガイ
ドベルト21,23,エンドレスベルト35に当接する
と、その物品11の長手方向の側面がそのベルト面に当
接し、ベルト面に沿って移動するようになる。
【0029】次に、上記した実施例の作用について説明
する。まず、低速ベルトコンベア10上を前後左右に当
接した状態で搬送される物品11は、その最前列が第1
ベルトコンベア12aに移載されると、搬送速度の相違
から後続する物品から徐々に離れながら前進する。そし
て、ストッパー板14に当接すると、その前進が一時停
止される。
【0030】この時、一時停止された物品群11′は、
コヤグラコンベア15の押送フィンガー19間に挿入配
置されるため、押送フィンガー19の移動にともない、
物品群11′に押送フィンガー19が当接する。そし
て、押送フィンガー19がさらに移動すると、その移動
にともない物品群11′は押送される。そして、物品群
11′の押送フィンガー19の移動方向に対する最後端
に位置する物品11は、押送フィンガー19と面接触
し、しかも、押送フィンガー19の移動方向と、物品群
11′の配列方向は一致しているので、押送フィンガー
19の移動にともない、安定状態でスムーズかつ確実に
各物品11は移動する。そして、この移動の際に、各物
品11は、第1ベルトコンベア12aよりその移動方向
と直交する方向への搬送力を受けるが、上記したように
係る方向の移動はストッパー板14により抑制されるた
め、やはり、搬送姿勢を崩すことなく第1ベルトコンベ
ア12aと直交方向に移動する。
【0031】そして、その移動方向の最前列に位置する
物品11がストッパー板14の先端14aよりもさらに
先方に移動すると、ストッパー板14により上記抑制力
が解除されるため、第1ベルトコンベア12aの搬送力
にしたがって、第1ベルトコンベア12aの搬送方向に
移動する。
【0032】すなわち、縦横に整列状態の物品を、低速
ベルトコンベア10から第1ベルトコンベア12aに移
載される際に前後の物品が離反され、さらに、コヤグラ
コンベア15から搬出される際に、低速ベルトコンベア
10上における左右に隣接していた物品11同士が離反
されるとともに、先頭より順に前進することから、図1
に示すように、縦に一列に並んだ状態に変換することが
できる。
【0033】さらに本例では、物品11の形状が直方体
状であるため、最終的に供給装置25には、長手方向が
前後に位置する状態で移載する必要がある。そして、コ
ヤグラコンベア25から搬出される物品11は、図示の
例では長手方向が前後に向いた状態となっているが、実
際には、物品11にもある程度の幅があるため、瞬時に
ストッパー板14の先端14aから外れるのではなく、
徐々に外れていくため、その途中では物品11の一部が
ストッパー板14による抑制力を受け、残部は抑制力が
解除されて第1ベルトコンベア12aからの搬送力を受
けてその方向に移動しようとする力が働く。その結果、
物品は、若干傾斜した状態(ガイド板20の傾斜方向と
同一方向(傾斜角度は異なる)でコヤグラコンベアから
搬出されることがある。
【0034】そこで、高速ベルトコンベア12上に配置
したガイド板20,ガイドベルト21,23によりその
搬送姿勢(傾斜角度)を何回か降ることによりその姿勢
を統一するようにしている。すなわち、ガイド板20に
当接した物品11は、ガイド板20の傾斜角度に沿うよ
うに回転する。これにより、傾斜角度はほぼ揃う。そし
て、ガイド板20の傾斜角度通りに傾斜している物品1
1は、そのままその長手方向側面が、次段の第1ガイド
ベルト21に当接し、ベルト面に沿って搬送される。
【0035】また、ガイド板20によって正しい角度に
傾斜されなかった物品11は、その進行方向左側前方の
頂点が第1ガイドベルト21のベルト面に当接する。す
ると、ベルト面に当接した部分は、そのベルト面の移動
方向に沿って斜め前方への搬送力を受ける。一方、当接
していない部分は、第1エンドレスベルト12aからの
前方への搬送力のみとなる。そこで、上記搬送力を受け
た方向の相違から、物品11は、徐々に搬送姿勢を回転
していき、最終的に第1エンドレスベルト21から搬出
される際には、所定角度で傾斜した状態となる。
【0036】但し、何等かの原因により、例えば係る物
品の頂部が削れているなどしてベルト面とほぼ平行にな
っているような場合には、上記長手方向側面がベルト面
に当接したのと同様の原理により、物品は回転すること
なく、すなわち、所望の傾斜角度以外の姿勢で搬出され
る。但し、ガイド板20,第1ガイドベルト21を経る
ことにより、ガイド板20を通過後の物品の搬送姿勢の
揃っている度合いよりも、第1ガイドベルト21の通過
後の物品の搬送姿勢の揃っている度合は高くなる。
【0037】次に、第2ガイドベルト23により、上記
とは逆方向の傾斜角度になるようにその物品11の搬送
姿勢を反転させられ、更に、搬送姿勢修正装置30にお
ける領域Aにより、再度搬送姿勢を逆方向に回転させ
る。このように、傾斜角度を何回かに渡って変えること
により、確実に物品11の搬送姿勢を揃える。
【0038】そして、最終的に搬送姿勢修正装置30に
当接した物品11は、そのエンドレスベルト35の回転
にともない、所定角度傾斜状(領域A)から第4ベルト
コンベア12dの移動方向と同一で、物品11の長手方
向が前後に向いた状態(領域B)にその姿勢が修正さ
れ、そのまま供給装置25に送られ、個別包装される。
【0039】一方、領域Bに来ても正しい姿勢に変換さ
れず、所定角度傾斜している物品11aは、第4ベルト
コンベア12dの開放側端縁から排出シュート26側に
落下し、排出される。これにより、供給装置25の入口
で物品が詰まったりすることがなく、確実にしかも搬送
姿勢が整列された状態で移載される。
【0040】なお、上記した実施例では、高速ベルトコ
ンベア12を複数のベルトコンベア12a〜12dで構
成したが、本発明はこれに限ることなく1本の連続した
ベルトコンベアでもよく、4個以外の複数のベルトコン
ベアの組み合わせでもよい。さらに、各ガイド板,ガイ
ドベルトは必ずしも設けなくともよい。
【0041】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る物品分離整
列搬送装置では、第1の搬送手段よりも第2の搬送手段
の速度を高速にしたため、縦横に並んだ状態で搬送され
る物品の前後(縦方向)を分離でき、しかも、ストッパ
ー手段とコンベア手段により、横一列にならんだ物品
を、1個ずつ搬出することができる。よって、第2の搬
送手段上では、縦に並んだ状態で、しかも、前後の物品
を一定の距離以上離した状態で搬送することができる。
【0042】さらに、請求項2のように搬送姿勢修正手
段を設けるとともに、排出路を設けた場合には、所望の
物品の向きをそろえるとともに、所望の向きにない物品
は排出路を介して外部へ排出されるため、第2の搬送手
段からは、物品の搬送姿勢を同じにして次段の装置へ搬
出することが確実に行える。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る物品分離整列搬送装置の好適な一
実施例を示す平面図である。
【図2】その要部を示す正面図である。
【図3】同側面図である。
【符号の説明】
10 低速ベルトコンベア(第1の搬送手段) 11 物品 11′ 物品群 12 高速ベルトコンベア(第2の搬送手段) 14 ストッパー板(ストッパ手段) 15 コヤグラコンベア(コンベア手段) 19 押送フィンガ 26 排出シュート(排出路) 30 搬送姿勢修正装置 35 エンドレスベルト

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 縦横に整列状態で多数の物品を順次搬送
    する第1の搬送手段と、 その第1の搬送手段の下流側に設けられ、第1の搬送手
    段の搬送速度よりも高速度で搬送する第2の搬送手段
    と、 前記第2の搬送手段の搬送面の上方所定位置に、その進
    行方向と交差配置されたストッパ手段と、 前記ストッパ手段の上流側近傍でかつ前記第2搬送手段
    の搬送面の上方に配置され、前記ストッパ手段の配置方
    向と平行に移動し、横一列に並んだ物品群を所定方向に
    搬送する押送フィンガを有するコンベア手段とを備えた
    物品分離整列搬送装置。
  2. 【請求項2】 前記第2の搬送手段の搬出側に、次段の
    包装装置に前記物品を所定向きで順次供給するための搬
    送姿勢修正手段を設け、 前記第2搬送手段の搬出側近傍の少なくとも一方の側面
    が開放されるとともに、その開放側に排出路を配設し、 かつ、前記搬送姿勢修正手段は、前記第2の搬送手段の
    搬送面の上方で垂直面上にベルト面を有するエンドレス
    ベルトを備え、 前記エンドレスベルトのベルト面の移動軌跡が、前記開
    放側の側面に向かって傾斜する部分と、その傾斜する部
    分の先端に連続し前記開放側の側面と平行な部分を有す
    る請求項1に記載の物品分離搬送装置。
JP24076594A 1994-09-09 1994-09-09 物品分離整列搬送装置 Pending JPH0881045A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003128233A (ja) * 2001-10-26 2003-05-08 Ikegami Tsushinki Co Ltd 小物物品の供給整列搬送装置
KR101379880B1 (ko) * 2013-03-13 2014-04-02 김우진 사각형 과자 공급장치

Cited By (2)

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JP2003128233A (ja) * 2001-10-26 2003-05-08 Ikegami Tsushinki Co Ltd 小物物品の供給整列搬送装置
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