JPH0881030A - 搬送供給装置 - Google Patents

搬送供給装置

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JPH0881030A
JPH0881030A JP24077894A JP24077894A JPH0881030A JP H0881030 A JPH0881030 A JP H0881030A JP 24077894 A JP24077894 A JP 24077894A JP 24077894 A JP24077894 A JP 24077894A JP H0881030 A JPH0881030 A JP H0881030A
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conveying
reversing
conveyance
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Shigemi Hatanaka
繁視 畑中
Nobuyuki Kamishioiri
伸之 上塩入
Takashi Fujibayashi
隆司 藤林
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KYOTO SEISAKUSHO KK
Kao Corp
Kyoto Seisakusho Co Ltd
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KYOTO SEISAKUSHO KK
Kao Corp
Kyoto Seisakusho Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 物品を安定して反転供給できるようにするこ
と。 【構成】 箱3を横倒し状態で供給するシュート装置1
7と、このシュート装置からの箱を横倒し状態で搬送し
た後、反転させて正立し箱搬送装置11へ供給する反転
搬送装置18とを有し、上記反転搬送装置は搬送ベルト
26及び負圧作動筒30を備えてなり、上記搬送ベルト
は箱搬送方向に走行可能とされ、この搬送ベルトに、箱
を吸着可能とする吸引パッド29が長手方向に複数個突
設され、上記負圧作動筒は、搬送ベルトの走行方向に沿
って、この搬送ベルトの直線搬送部40から回転搬送部
41まで延在され、吸引パッドに負圧を作用するもので
ある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、箱詰め設備などの自動
包装設備に用いられて、箱を搬送し供給する搬送供給装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、箱やカップ等の物品を搬送し供給
するものとして、実開昭59-15614号公報記載の考案(従
来例)が提案されている。このような従来例では、無端
搬送ベルトに透孔を開口し、この無端搬送ベルトの裏面
側に負圧作動部を設置し、この負圧作動部による負圧を
上記透孔を介して物品に作用させ、この物品を無端搬送
ベルトに吸着して、物品を搬送供給している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記従来例
では、負圧作動部が無端搬送ベルトの直線搬送部のみに
配置されているため、物品を反転させるなど姿勢を変化
させて搬送させることができない。
【0004】また、上記従来例では、無端搬送ベルトの
透孔を介して負圧作動部の負圧を物品へ作用するので、
無端搬送ベルトの回転搬送部まで負圧作動部を延在し、
物品を反転搬送させようとしたとき、この回転搬送部に
おいて、搬送される物品に遠心力が作用するため、物品
が離脱してしまう虞れがある。
【0005】また、上記従来例では、物品を吸着する際
にその吸着箇所を調整することができず、また吸着を解
除した後物品をセンタリングすることができない。
【0006】上述の事情を考慮して請求項1に記載の発
明は、物品を安定して反転供給できる搬送供給装置を提
供することを目的とする。
【0007】また、請求項2に記載の発明は、物品の吸
着箇所を調整して、安定した反転搬送を実現できる搬送
供給装置を提供することを目的とする。
【0008】更に、請求項3に記載の発明は、センタリ
ングを実施して、次工程における処理を容易化できるよ
うにした搬送供給装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明
は、物品を横倒し状態で供給するシュート装置と、この
シュート装置からの物品を横倒し状態で搬送した後反転
させて正立し正立搬送装置へ供給する反転搬送装置とを
有し、上記反転搬送装置は無端搬送手段及び負圧作動部
を備えてなり、上記無端搬送手段は物品搬送方向に走行
可能とされ、この無端搬送手段に、上記物品を吸着可能
とする吸引部材が長手方向に複数個突設され、上記負圧
作動部は、上記無端搬送手段の走行方向に沿って、この
無端搬送手段の直線搬送部から回転搬送部まで延在さ
れ、上記吸引部材に負圧を作用するようにしたものであ
る。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明におけるシュート装置に、ストッパ装置及び送出
し装置を有して物品を1個づつ供給する切出し装置が設
置され、上記ストッパ装置が、最初に供給すべき物品の
上流の物品を把持して、上記最初に供給すべき物品以外
の物品の供給を停止させ、上記送出し装置が、反転搬送
装置に対し昇降可能な受板にて上記最初に供給すべき物
品を支持し、この受板を下降して上記最初に供給すべき
物品を上記反転搬送装置へ供給させるものであり、この
送出し装置による上記受板の下降タイミングが、上記反
転搬送装置における無端搬送手段の走行状態を考慮して
変更可能に構成されたものである。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1又は2
に記載の反転搬送装置と正立搬送装置との間に、位置決
め部材及び押出部材を有してなるセンタリング装置が設
置され、上記位置決め部材が、所定位置に設置されて物
品の一側面を位置決めし、上記押出装置が、上記位置決
め部材に対し進退可能に設けられて上記物品の他側面を
押圧し、この物品のセンタを正立搬送装置のセンタに一
致させるようにしたものである。
【0012】
【作用】請求項1に記載の発明に係る搬送供給装置によ
れば、無端搬送手段の吸引部材へ負圧を作用して、この
吸引部材により物品を横倒し状態で吸着させるととも
に、この負圧作動部が無端搬送手段の直線搬送部から回
転搬送部まで延在されたことから、無端搬送手段の回転
搬送部にて物品を横倒し状態から正立状態へとその姿勢
を変換させることができる。然も、この回転搬送部にお
いて、物品は、無端搬送手段から突設された吸引部材に
より吸引されているので、高速搬送されても吸引力が強
く離脱することがないため、物品を安定して反転させ正
立させることができる。
【0013】また、請求項2に記載の発明によれば、切
出し装置の送出し装置による受板の下降タイミングが、
反転搬送装置における無端搬送手段の走行状態を考慮し
て変更可能に構成されたので、受板により無端搬送手段
上へ供給される物品は、無端搬送手段の吸引部材により
吸引される位置が任意に調整される。このため、物品の
大きさや形状に応じて吸着位置を調整し、無端搬送手段
の回転搬送部において適正な回転半径で物品を反転させ
ることができ、安定した反転を実現できる。
【0014】また、請求項3に記載の発明によれば、反
転搬送装置にて搬送された物品のセンタが、センタリン
グ装置によって正立搬送装置のセンタと一致されること
から、この正立搬送装置上を搬送される物品への処理
(例えば、物品が箱の場合には、この箱内への容器等の
充填作業と箱のフラップ折り込み作業等)を適正に実施
できる。
【0015】
【実施例】以下、本発明の実施例を、図面に基づいて説
明する。図1は、本発明に係る搬送供給装置の一実施例
が適用された箱供給装置を備えた自動搬送設備を示す全
体平面図である。図2は、図1の自動搬送設備の全体側
面図である。図3は、箱供給装置を拡大して示す図1の
III-III 線に沿う矢視図である。図4は、図3のIV矢視
図である。図5は、図3のV-V 線に沿う断面図である。
図6は、図4の一部を拡大して示す拡大図である。図7
(A)は、図3の負圧作動筒を拡大して示す側面図であ
り、図7(B)は、図7(A)の VIIB-VIIB線に沿う
断面図である。図8は、箱を吸着する吸引パッドを無端
搬送ベルトとともに示す概略側面図である。
【0016】図1及び図2に示すように、洗剤などの容
器1を段ボール箱などの箱3に自動的に詰込む自動包装
設備10は、箱3を把持して搬送する箱搬送装置として
の箱搬送装置11と、この箱搬送装置11へ箱3を投入
して供給する箱供給装置12と、袴2に篏装された容器
1を2列搬送する容器搬送装置13と、箱搬送装置11
上における箱3のフラップを開口保持させ、容器搬送装
置13から所定数の容器1を取出して上記箱3内へ詰込
む充填装置14と、この充填装置14にて容器1が充填
された箱3のフラップを折込んで圧着し包装する包装装
置15と、この包装装置15にて包装された箱3を2個
接着して集合包装箱(ペアケース)4を製造する集合箱
製造装置16と、を有して構成される。
【0017】箱供給装置12は、図3に示すように、物
品としての上記箱3を横倒し状態で供給するシュート装
置17と、このシュート装置17から供給された箱3を
横倒し状態で搬送した後反転させて正立し箱搬送装置1
1へ供給する反転搬送装置18と、シュート装置17に
設置されて箱3を箱搬送装置11へ1個づつ供給する切
出し装置19と、反転供給装置18と箱搬送装置11と
の間に設置されて、正立された箱3をセンタリングする
センタリング装置20と、を有して構成される。
【0018】箱搬送装置11は、2本1組の内側搬送チ
ェーン21と、2本1組の外側搬送チェーン22とが同
期して走行されるものであり、2本の内側搬送チェーン
21間に箱3を載置する多数のベース板23が設置され
る。内側搬送チェーン21に複数本の固定把持部材24
が固着され、外側搬送チェーン22に可動把持部材25
が配設される。可動把持部材25は、内側搬送チェーン
21及び外側搬送チェーン22の搬送方向に回動可能に
構成され、箱3の製箱精度にバラツキがあっても、この
箱3を固定把持部材24との間で把持可能とする。箱搬
送装置11は、このようにして箱3を把持させた状態
で、図3の紙面に垂直方向に間欠搬送する。
【0019】反転搬送装置18は、図3、図4、及び図
7に示すように、無端搬送手段としての2本の搬送ベル
ト26が平行配置され、それぞれが駆動プーリ27及び
従動プーリ28に巻き掛けられたものであり、各搬送ベ
ルト26に吸引部材としての吸引パッド29が突設さ
れ、各搬送ベルト26の裏面側に、負圧作動部としての
負圧作動筒30が配設されて構成される。
【0020】駆動プーリ27は、駆動シャフト31に回
転一体に取り付けられ、この駆動シャフト31に駆動第
4スプロケット32が回転一体に取り付けられる。図示
しない駆動モータ(インデックスを介している)に連結
された駆動第1スプロケット33は、減速機34に取り
付けられた駆動第2スプロケット35に駆動第1チェー
ン36を介して動力を伝達し、この減速機34の駆動第
3スプロケット37が駆動第2チェーン38を介して上
記駆動第4スプロケット32へ動力を伝達する。これに
より、駆動プーリ27が搬送ベルト26を図3の矢印A
方向に間欠走行させる。
【0021】上記吸引パッド29は、図4及び図7に示
すように、搬送ベルト26の長手方向に沿って複数個外
向きに突設される。各吸引パッド29は、搬送ベルト2
6に開口された透孔39に対応した位置に設置される。
【0022】更に、上記負圧作動筒30は、搬送ベルト
26の走行方向に沿い、駆動プーリ27と従動プーリ2
8との間の直線搬送部40から、駆動プーリ27に案内
される回転搬送部41に亘りステー30Cにより設置さ
れる。この負圧駆動筒30は、図7(B)に示すように
断面四角形状で、搬送ベルト26側が開口しており、ブ
ロアや真空ポンプ等の負圧源に連結される。従って、こ
の負圧源からの負圧が負圧作動筒30内に至ると、この
負圧が透孔39を経て吸引パッド29内へ作用し、この
吸引パッド29が箱3を吸着する。
【0023】負圧作動筒30の一端部30Aは、シュー
ト装置17の直下に設置され、他端部30Bは、搬送ベ
ルト26の回転搬送部41において、直線搬送部40か
ら角度α(α=90°)の位置に位置決めされる。従っ
て、吸引パッド29は、シュート装置17から落下した
箱3を直ちに吸着するとともに、搬送ベルト26の回転
搬送部41において、箱3を90°回転して反転させ、そ
の直後、負圧作動筒30の他端部30Bから離れた段階
で箱3の吸着を解除する。尚、駆動プーリ27には、図
4に示すように、回転搬送部41まで延びた負圧作動筒
30を収容する溝42が周設されている。。
【0024】上述のような反転搬送装置18によって、
箱3は横倒し状態で吸引パッド29に吸着され、搬送ベ
ルト26の矢印A方向への走行により、直線搬送部40
に沿って矢印A方向に直線搬送され、回転搬送部41に
おいて反転して正立され、前記箱搬送装置11のベース
板23上に供給される。
【0025】前記シュート装置17は、図3、図4及び
図5に示すように、平面視で四方に固定ガイド板43、
前方可動ガイド板44、左方可動ガイド板45及び右方
可動ガイド板46がそれぞれ配置されたものである。こ
れらの固定ガイド板43、前方可動ガイド板44及び左
方可動ガイド板45及び右方可動ガイド板46に囲まれ
て、多数の箱3が、開口を横にした横倒し状態で収納さ
れる。前方可動ガイド板44、左方可動ガイド板45及
び右方可動ガイド板46は、箱3の形状に応じて、後述
のように可動される。
【0026】固定ガイド板43は、反転搬送装置18の
走行方向Aに対し後方側に配置されて、サポート部材4
7を介しフレーム48に固着される。また、前方可動ガ
イド板44は、可動部材49、スクリュー50及びサポ
ート部材51を介してフレーム48に支持される。サポ
ート部材51がフレーム48に固着される。このサポー
ト部材51にモータ52が設置され、このモータ52の
駆動力がギヤ53及び54を介してスクリュー50へ伝
達される。スクリュー50が可動部材49に螺合される
とともに、可動ガイド板49に前方可動ガイド板44が
固着される。従って、モータ52の回転により、スクリ
ュー50が回転して可動ガイド板49が矢印A及びB方
向へ移動し、前方可動ガイド板44が同方向へ進退可能
とされる。尚、矢印A、Bは相互に反対方向であり、こ
のうち矢印Aは反転搬送装置18の走行方向と同一であ
る。
【0027】左方可動ガイド板45及び右方可動ガイド
板46の駆動系は、フレーム48に固着されたサポート
部材55にモータ56が設置され、このモータ56の駆
動力がギヤ57及び58を介してスクリュー59へ伝達
され、このスクリュー59の両側に可動プレート60及
び61が螺合されたものであり、可動プレート60に左
方可動ガイド板45が、可動プレート61に右方可動ガ
イド板46が固着される。スクリュー59の両側には相
互に逆向きのねじが刻設されており、モータ56の作動
によりスクリュー59が回転すると、可動プレート60
及び61を介して、左方可動ガイド板45及び右方可動
ガイド板46がそれぞれ矢印C、D方向に接近移動し、
或いはそれぞれ矢印E、F方向に離反移動する。ここ
で、矢印C、D、E及びFは、矢印A及びBに直角方向
である。
【0028】箱3のサイズに応じて前方可動ガイド板4
4、左方可動ガイド板45及び右方可動ガイド板46を
可動させることにより、いかなるサイズの箱3も、シュ
ート装置17における固定ガイド板43、前方可動ガイ
ド板44、左方可動ガイド板45及び右方可動ガイド板
46により、図3及び図4に示すように、水平方向に横
ずれすることなく、鉛直方向に積み重ねられる。このシ
ュート装置17内に収納された複数の箱3が、切出し装
置19によって反転搬送装置18上へ1個づつ横倒し状
態で供給される。
【0029】上記切出し装置19はシュート装置17に
設置され、ストッパ装置62及び送出し装置63を備え
て構成される。ストッパ装置62は、左方可動ガイド板
45の可動プレート60と右方可動ガイド板46の可動
プレート61にそれぞれ固着され、また、送出し装置6
3はシュート装置17の直下に配置される。
【0030】ストッパ装置62は、図5及び図6に示す
ように、ストッパシリンダ64と、このストッパシリン
ダ64のピストンロッド65の先端に固着されたストッ
パプレート66を備えてなる。ストッパシリンダ64が
可動プレート60及び61のそれぞれに支持される。ま
た、ストッパプレート66に複数本のストッパ67が固
定される。一方、左方可動ガイド板45及び右方可動ガ
イド板46には、ストッパ67に対応して貫通孔68が
開口される。ストッパシリンダ64の作動により、スト
ッパプレート66が矢印C、D方向に移動すると、スト
ッパ67が貫通孔68を貫通して、箱3の両側面を把持
可能とする。
【0031】このストッパ装置62は、図3及び図4に
示すように、シュート装置17内に鉛直方向に積み重ね
られた複数の箱3において、最初に反転搬送装置18へ
供給すべき箱3の上流の箱3、つまり最下位置から2番
目の箱3を、ストッパ67によって左右両方向から把持
する。従って、この把持により、最下位置の箱3以外の
箱3が、反転搬送装置18へ供給されることを防止す
る。
【0032】送出し装置63は、図4における左右一対
の送出しシリンダ69と、この送出しシリンダ装置69
のピストンロッド70に固着された受板71と、を有し
て構成される。受板71は、送出しシリンダ装置69の
進退移動により、反転搬送装置18における吸引パッド
29の上面に対し昇降可能に構成される。この受板71
がシュート装置17内で反転搬送装置18へ最初に供給
すべき箱3を支持し、受板71の下降により、この最初
に供給すべき箱3を反転装置18における吸引パッド2
9に載置させる。
【0033】送出しシリンダ装置69の作動に基づく受
板71の下降タイミングは、箱3のサイズに応じ、反転
搬送装置18における搬送ベルト26の走行状態を考慮
して変更可能に構成される。つまり、受板71は、間欠
走行する搬送ベルト26の停止時或いは走行時に下降さ
れ、搬送ベルト26の吸引パッド29が箱3の最適位置
を吸着するよう下降する。図8(A)に示すように、吸
引パッド29が箱3の前方端から距離P0 の位置を吸着
して、反転搬送装置18の回転搬送部41における箱3
の回転半径がR0 となり、吸引パッド29の吸着解除時
における箱3の前方端と箱搬送装置11のベース板23
との距離(落下距離)がH0 となるよう受板71の下降
タイミングが設定される。
【0034】図8(B)に示すように、受板71の下降
タイミングを遅くして、吸引パッド29が箱3の前方端
から距離P1 (P1 >P0 )の位置を吸着すると、回転
搬送部41における箱3の回転半径R1 が大きくなって
(R1 >R0 )、箱3に過大な遠心力が作用し、この箱
3が離脱し易くなる。また、図8(C)に示すように、
受板71の下降タイミングを早くして、吸引パッド29
が箱3の前方端から距離P2 (P2 <P0 )の位置を吸
着すると、回転半径R2 は適正範囲であるものの、箱3
の吸着解除時における落下距離H2 が過大となって(H
2 >H0 )、ベース板23への着座が不安定化し、或い
は着座時に箱3が損傷する虞れがある。
【0035】上述のようにして、受板71の下降タイミ
ングは、箱3の形状や寸法等のサイズが変更されたと
き、反転搬送装置18における搬送ベルト26の走行状
態を考慮して、回転搬送部41における箱3の回転半径
及び箱搬送装置11のベース板23への箱3の落下距離
が適正となるように、吸引パッド29による箱3の吸着
位置を最適化する。
【0036】図3に示すように、前述のセンタリング装
置20は、位置決め部材としての位置決めプレート72
と、押出部材としての押出プレート73とを有して構成
される。位置決めプレート72は、箱搬送装置11のフ
レーム74に固定されたモータ75からの駆動力によ
り、箱搬送装置11の搬送センタ76に対し進退移動可
能に構成される。この位置決めプレート72は、正立し
た箱3の一側面に当接してその位置決めをなすものであ
り、正立した箱3のセンタが箱搬送装置11の搬送セン
タ76と一致するように、箱3のサイズに応じて位置決
めプレート72の距離Lが変更される。
【0037】押出プレート73は、位置決めプレート7
2に対し進退移動して、反転搬送装置18から正立して
供給された箱3の他側面を押圧し、この箱3の一側面を
位置決めプレート72へ当接させて、箱3のセンタを箱
搬送装置11の搬送センタ76に一致させるものであ
る。この押出プレート73の駆動系は、駆動カム77、
駆動レバー78及び連結ロッド79を有して構成され
る。
【0038】駆動カム77は、反転搬送装置18の減速
機34に連結されて回転し、この駆動カム77に駆動レ
バー78のカムフォロア80が常時当接する。このカム
フォロア80の常時当接は、駆動レバー78に接続され
たスプリング81によって実現される。また、連結ロッ
ド79は、駆動レバー78と押出プレート73とを連結
するものである。従って、駆動カム77の回転により、
駆動レバー78及び連結ロッド79を介して、押出プレ
ート73が上述の進退運動を実施し、箱3が反転搬送装
置18の回転搬送部41から箱搬送装置11上へ落下し
載置されたとき、この箱3を位置決めプレート72側へ
押圧し、この箱3のセンタを箱搬送装置11の搬送セン
タ76と一致させる。尚、押出プレート73の駆動系
は、シリンダ装置により構成されたものでも良い。
【0039】次に、作用を説明する。複数の箱3が横倒
し状態で、シュート装置17の固定ガイド板43、可動
ガイド板44、45及び46に囲まれて鉛直方向に積み
重ねられ、その最下位置の箱3が、切出し装置19の送
出し装置63における受板71にて支持されている。ま
た、シュート装置17に積み重ねられた下から2番目の
箱3が、切出し装置19のストッパ装置62によって把
持され、最下位置以外の箱3が反転搬送装置18へ供給
されることが防止されている。
【0040】上記受板71を下降させて、最下位置の箱
3を反転搬送装置18の搬送ベルト26における吸引パ
ッド29上へ落下させ、この吸引パッド29にて箱3を
横倒し状態で吸着させる。このあと、受板71が上昇
し、ストッパ装置62が把持した箱3を受板71上へ落
下させ、次の箱3を把持する。この間に、吸引パッド2
9にて吸着された箱3は、反転搬送装置18の直線搬送
部40において矢印A方向に直線搬送され、回転搬送部
41において90°反転して正立され、吸引パッド29に
よる吸着を解除されて箱搬送装置11上へ落下する。そ
して、この落下した箱3は、そのセンタが、センタリン
グ装置20における位置決めプレート72及び押出プレ
ート73にて箱搬送装置11の搬送センタ76に一致さ
れてセンタリングされ、箱搬送装置11上を搬送され
る。
【0041】上記実施例によれば、反転搬送装置18の
負圧作動筒30が、搬送ベルト26の吸引パッド29へ
負圧を作用して、この吸引パッド29により箱3を横倒
し状態で吸着させるとともに、この負圧作動筒30が搬
送ベルト26の直線搬送部40から回転搬送部41まで
延在されたことから、搬送ベルト26の回転搬送部41
にて箱3を横倒し状態から正立状態へとその姿勢を変換
(反転)させることができる。然も、この回転搬送部4
1において、物品3は、搬送ベルト26から突設された
吸引パッド29により吸着されているので、吸着力が強
く、特に高速搬送されても吸引パッド29から離脱する
ことがない。このため、箱3を安定して反転させ正立さ
せることができる。
【0042】また、切出し装置19の送出し装置63に
おける受板71の下降タイミングが、反転搬送装置18
における搬送ベルト26の走行状態を考慮して変更可能
に構成されたので、受板71により、搬送ベルト26上
へ供給される箱3は、搬送ベルト26の吸引パッド29
により吸着される位置を任意に調整できる。このため、
箱3の大きさや形状に応じて、吸引パッド29による箱
3の吸着位置を最適に調整し、搬送ベルト26の回転搬
送部41において適正な回転半径で箱3を反転して安定
した反転を実現できるとともに、箱搬送装置11へ安定
して供給できる。
【0043】また、反転搬送装置18にて反転された箱
3のセンタが、センタリング装置20によって箱搬送装
置11の搬送センタ76と一致されることから、この箱
搬送装置11上を搬送される箱3への処理(この箱3内
への容器等の充填作業やこの箱3のフラップ折り込み作
業等)を適正に実施できる。
【0044】
【発明の効果】以上のように、本発明に係る搬送供給装
置によれば、箱等の物品を安定して反転供給することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明に係る搬送供給装置の一実施例
が適用された箱供給装置を備えた自動搬送設備を示す全
体平面図である。
【図2】図2は、図1の自動搬送設備の全体側面図であ
る。
【図3】図3は、箱供給装置を拡大して示す図1のIII-
III 線に沿う矢視図である。
【図4】図4は、図3のIV矢視図である。
【図5】図5は、図3のV-V 線に沿う断面図である。
【図6】図6は、図4の一部を拡大して示す拡大図であ
る。
【図7】図7(A)は、図3の負圧作動筒を拡大して示
す側面図であり、図7(B)は、図7(A)の VIIB-
VIIB線に沿う断面図である。
【図8】図8は、箱を吸着する吸引パッドを無端搬送ベ
ルトとともに示す概略側面図である。
【符号の説明】
3 箱 11 箱搬送装置 12 箱供給装置 17 シュート装置 18 反転搬送装置 19 切出し装置 20 センタリング装置 26 搬送ベルト 29 吸引パッド 30 負圧作動筒 62 ストッパ装置 63 送出し装置 67 ストッパ 71 受板 72 位置決めプレート 73 押出プレート

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 物品を横倒し状態で供給するシュート装
    置と、このシュート装置からの物品を横倒し状態で搬送
    した後反転させて正立し正立搬送装置へ供給する反転搬
    送装置とを有し、 上記反転搬送装置は無端搬送手段及び負圧作動部を備え
    てなり、 上記無端搬送手段は物品搬送方向に走行可能とされ、こ
    の無端搬送手段に、上記物品を吸着可能とする吸引部材
    が長手方向に複数個突設され、 上記負圧作動部は、上記無端搬送手段の走行方向に沿っ
    て、この無端搬送手段の直線搬送部から回転搬送部まで
    延在され、上記吸引部材に負圧を作用するものである搬
    送供給装置。
  2. 【請求項2】 シュート装置には、ストッパ装置及び送
    出し装置を有して物品を1個づつ供給する切出し装置が
    設置され、 上記ストッパ装置が、最初に供給すべき物品の上流の物
    品を把持して、上記最初に供給すべき物品以外の物品の
    供給を停止させ、 上記送出し装置が、反転搬送装置に対し昇降可能な受板
    にて上記最初に供給すべき物品を支持し、この受板を下
    降して上記最初に供給すべき物品を上記反転搬送装置へ
    供給させるものであり、 この送出し装置による上記受板の下降タイミングが、上
    記反転搬送装置における無端搬送手段の走行状態を考慮
    して変更可能に構成された請求項1に記載の搬送供給装
    置。
  3. 【請求項3】 反転搬送装置と正立搬送装置との間に、
    位置決め部材及び押出部材を有してなるセンタリング装
    置が設置され、 上記位置決め部材が、所定位置に設置されて物品の一側
    面を位置決めし、 上記押出装置が、上記位置決め部材に対し進退可能に設
    けられて上記物品の他側面を押圧し、この物品のセンタ
    を正立搬送装置のセンタに一致させるものである請求項
    1又は2に記載の搬送供給装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113479640A (zh) * 2021-06-16 2021-10-08 苏州博杰智能科技有限公司 一种基于视觉检测技术的吸盘夹具控制***及控制方法
WO2024058170A1 (ja) * 2022-09-14 2024-03-21 レオン自動機株式会社 生地片配列方法

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