JPH0878790A - 半導体光変調装置,光変調方法,及び半導体光変調装置の製造方法 - Google Patents

半導体光変調装置,光変調方法,及び半導体光変調装置の製造方法

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JPH0878790A
JPH0878790A JP21365094A JP21365094A JPH0878790A JP H0878790 A JPH0878790 A JP H0878790A JP 21365094 A JP21365094 A JP 21365094A JP 21365094 A JP21365094 A JP 21365094A JP H0878790 A JPH0878790 A JP H0878790A
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JP
Japan
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optical
modulator
layer
optical modulator
semiconductor
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Application number
JP21365094A
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English (en)
Inventor
Hitoshi Watanabe
斉 渡辺
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01SDEVICES USING THE PROCESS OF LIGHT AMPLIFICATION BY STIMULATED EMISSION OF RADIATION [LASER] TO AMPLIFY OR GENERATE LIGHT; DEVICES USING STIMULATED EMISSION OF ELECTROMAGNETIC RADIATION IN WAVE RANGES OTHER THAN OPTICAL
    • H01S5/00Semiconductor lasers
    • H01S5/02Structural details or components not essential to laser action
    • H01S5/026Monolithically integrated components, e.g. waveguides, monitoring photo-detectors, drivers
    • H01S5/0265Intensity modulators

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  • Semiconductor Lasers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 光CDMAスペクトル拡散伝送方式を容易に
実現することのできる半導体光変調装置を提供する。 【構成】 半導体レーザ20と,これと直列に配置さ
れ,溝により2段に分割された光変調器21,22とを
集積化してなり、初段の変調器21でエンコードデータ
EDを入力し、2段目の変調器22で伝送信号Sを入力
するようにして,スペクトル拡散方式に基づいた変調を
行う。 【効果】 光CDMAスペクトル拡散伝送方式を、従来
のように複雑な構成を用いることなく、容易に実現する
ことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は半導体光変調装置,及
びその変調方法に関し、特にスペクトル拡散伝送方式に
基づく光通信に使用する半導体光変調装置と、その変調
方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来よりスペクトル拡散伝送方式は、多
チャンネル伝送の容易性,優れた秘話性等から、特にマ
イクロ波伝送において盛んに用いられてきたが、近年、
光通信におけるスペクトル拡散伝送方式の適用が検討さ
れつつある。例えば、Journalof Lightwave Technolog
y, vol.11, No.1,pp20-26(1993) に記載された例は、ス
ペクトル拡散伝送方式のうち、CDMA(code-divisio
n multiple access )に関するものである。
【0003】図9はこのCDMAスペクトル拡散伝送方
式のエンコード部の構成を示す。LD(レーザダイオー
ド)から発せられた光パルス信号100は、分波器10
1でk個の光パルスに分けられた後、各々遅延量の異な
る光ファイバ102を通過させ、さらに合波器103で
一連のパルス列104に変換する。この時、該パルス列
104は、光ファイバ102の遅延量に応じたビットシ
ーケンスとして構成される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来のCDMAスペク
トル拡散伝送方式では、このように複雑な系を構成しな
ければ、光CDMAスペクトル拡散伝送方式を実現する
ことができなかった。即ち、光CDMAスペクトル拡散
伝送方式を容易な構成で実現することはできなかった。
【0005】この発明は上記のような従来の問題点に鑑
みてなされたもので、光CDMAスペクトル拡散伝送方
式を、容易な構成で実現することのできる半導体光変調
装置を提供することを目的としている。
【0006】またこの発明は、半導体光変調装置によ
る,光CDMAスペクトル拡散伝送方式を利用した光変
調方法を提供することを目的としている。
【0007】またこの発明は、上記の半導体光変調装置
を製造する,半導体光変調装置の製造方法を提供するこ
とを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明(請求項1)に
かかる半導体光変調装置は、半導体レーザと、これと直
列に配置される2段の光変調器とを集積化してなる半導
体光変調装置であって、上記2段のうちの第1段の光変
調器は、エンコードデータを入力とし、上記半導体レー
ザの出力光を、上記エンコードデータに応じて変調する
ものであり、上記2段のうちの第2段の光変調器は、伝
送信号を入力とし、上記第1の光変調器の出力光を、上
記伝送信号に応じて変調するものであり、スペクトル拡
散方式に基づいた変調を行うものである。
【0009】またこの発明(請求項2)は、上記請求項
1の半導体光変調装置において、上記第1段の光変調器
は、エンコードデータを入力とし、上記半導体レーザの
出力光を、上記エンコードデータに応じて強度変調する
第1の強度変調器であり、上記第2段の光変調器は、伝
送信号を入力とし、上記第1の光変調器の出力光を、上
記伝送信号に応じて強度変調する第2の強度変調器であ
るものとしたものである。
【0010】またこの発明(請求項3)は、請求項1の
半導体光変調装置において、上記第1段の光変調器は、
エンコードデータを入力とし、上記半導体レーザの出力
光を、上記エンコードデータに応じて位相変調する位相
変調器であり、上記第2段の光変調器は、伝送信号を入
力とし、上記第1の光変調器の出力光を、上記伝送信号
に応じて強度変調する強度変調器であるものとしたもの
である。
【0011】またこの発明(請求項4)にかかる半導体
光変調装置は、多電極型の波長可変レーザと、光変調器
とを集積化してなる半導体光変調装置であって、上記多
電極型の波長可変レーザは、そのいずれか1つの電極に
エンコードデータを入力として受けて、該レーザよりの
出力に周波数ホッピングを生じさせるものであり、上記
光変調器は、伝送信号を入力として受け、上記多電極型
の波長可変レーザの出力光に対して強度変調を行うもの
であり、スペクトル拡散方式に基づいた変調を行うもの
である。
【0012】またこの発明(請求項5)は、請求項4の
半導体光変調装置において、上記多電極型の波長可変レ
ーザは、共振器方向に電極を分割した多電極型の波長可
変レーザであり、上記光変調器は、電界吸収型の光強度
変調器であるものとしたものである。
【0013】この発明(請求項6)にかかる半導体光変
調装置による光変調方法は、半導体レーザと、これと直
列に配置された第1,第2の2段の光変調器とを集積化
してなる半導体光変調装置による光変調方法であって、
上記2段のうちの第1段の光変調器にエンコードデータ
を入力して、上記半導体レーザからの光を、上記エンコ
ードデータに応じて変調し、上記2段のうちの第2段の
光変調器に伝送信号を入力して、上記第1の光変調器の
出力光を、上記伝送信号に応じて変調することにより、
スペクトル拡散方式に基づいた変調を行うものである。
【0014】またこの発明(請求項7)は、請求項6の
半導体光変調装置による光変調方法において、上記エン
コードデータに応じて上記半導体レーザからの光の変調
は、強度変調であり、上記伝送信号に応じた上記第1の
光変調器の出力光の変調は、強度変調であるものとした
ものである。
【0015】またこの発明(請求項8)は、請求項6に
記載の半導体光変調装置による光変調方法において、上
記エンコードデータに応じて上記半導体レーザからの光
の変調は、位相変調であり、上記伝送信号に応じた上記
第1の光変調器の出力光の変調は、強度変調であるもの
としたものである。
【0016】またこの発明(請求項9)は、多電極型の
波長可変レーザと、光変調器とを集積化してなる半導体
光変調装置による変調方法において、上記多電極型の波
長可変レーザのいずれか1つの電極にエンコードデータ
を入力して、該波長可変レーザからの光に周波数ホッピ
ングを生じさせ、上記光変調器に伝送信号を入力して、
該光強度変調器により上記多電極型の波長可変レーザの
出力光に対して強度変調を行うことにより、スペクトル
拡散方式に基づいた変調を行うものである。
【0017】またこの発明(請求項10)は、請求項9
の光変調方法において、上記多電極型の波長可変レーザ
は、共振器方向に電極を分割した多電極型の波長可変レ
ーザであって、その後方の電極にエンコードデータを入
力して、該波長可変レーザの出力として、周波数ホッピ
ングを生じさせた光を出力するものであり、(上記光変
調器は、電界吸収型の光強度変調器であって光強度変調
を行うものである)ものとしたものである。
【0018】またこの発明(請求項11)にかかる半導
体光変調装置の製造方法は、半導体レーザと、これと直
列に配置された第1,第2の2段の光変調器とを集積化
してなる半導体光変調装置を製造する方法において、基
板上に絶縁膜を、上記半導体レーザの導波路形成領域,
上記第1の光変調器の形成領域,上記第2の光変調器の
形成領域を、それぞれd1,d2,d3 (d1 <d2 =d3
) の所要の幅ではさみ込むようにパターニングする工
程と、MOCVD法により上記基板上に、第1導電型下
クラッド層,活性層,光ガイド層,及び回折格子形成層
を順次結晶成長させ、このとき、上記絶縁膜のパターン
間に、上記活性層を、その層厚が上記半導体レーザ形成
領域,上記第1光変調器形成領域,上記第2光変調器形
成領域の順に、t1,t2,t3 (t1 >t2 =t3 ) とな
り、そのバンドギャップが、順にE1,E2,E3 (E1 >
E2 =E3 ) となるよう成長させる工程と、上記絶縁膜
を取り除いた後、第2導電型上クラッド層を結晶成長さ
せる工程と、上記半導体レーザ形成領域の導波路をスト
ライプ状にパターニングした後、上記回折格子層,光ガ
イド層,活性層,下クラッド層,及び基板を、ウェット
エッチング法によりエッチングを行い、各層をメサ状に
残す工程と、上記メサ状に加工した基板上に、第1導電
型埋め込み層,第2導電型埋め込み層,第1導電型埋め
込み層,及び第2導電型クラッド層を、MOCVD法に
より順次結晶成長させる工程と、上記半導体レーザ形成
領域と第1光変調器形成領域間の分離溝,及び上記第1
光変調器形成領域と上記第2光変調器形成領域間の分離
溝を形成する工程と、上記半導体レーザ領域,第1の光
変調器領域,及び第2の光変調器領域の各々の上面に、
各々第2導電型側オーミック電極を,その下面に共通の
第1導電型側オーミック電極を形成する工程とを備えた
ものである。
【0019】またこの発明(請求項12)は、半導体レ
ーザと、これと直列に配置された第1,第2の2段の光
変調器とを集積化してなる半導体光変調装置を製造する
方法において、基板上に絶縁膜を、上記半導体レーザの
導波路形成領域,上記位相変調器の形成領域,上記強度
変調器の形成領域を、それぞれd1,d2,d3 (d1 <d
3 <d2 ) の所要の幅ではさみ込むようにパターニング
する工程と、MOCVD法により上記基板上に、第1導
電型クラッド層,活性層,光ガイド層,及び回折格子形
成層を順次結晶成長させ、このとき、上記絶縁膜パター
ンの間に、活性層を、その層厚が上記半導体レーザ形成
領域,上記位相変調器形成領域,上記強度変調器形成領
域の順に、t1,t2,t3 (t1 >t3 >t2 ) となり、
そのバンドギャップが、順にE1,E2,E3 (E1 >E3
>E2 ) となるように成長させる工程と、上記絶縁膜を
取り除いた後、第2導電型クラッド層を結晶成長させる
工程と、上記半導体レーザ形成領域の導波路をストライ
プ状にパターニングした後、上記回折格子層,光ガイド
層,活性層,第1導電型クラッド層,及び基板を、ウェ
ットエッチング法によりエッチングを行い、各層をメサ
状に残す工程と、上記メサ状に加工した基板上に、第1
導電型埋め込み層,第2導電型埋め込み層,第1導電型
埋め込み層,及び第2導電型クラッド層を、MOCVD
法により順次結晶成長させる工程と、上記半導体レーザ
形成領域と位相変調器形成領域間の分離溝,及び上記位
相変調器形成領域と上記強度変調器形成領域間の分離溝
を形成する工程と、上記半導体レーザ領域,位相変調器
領域,及び強度変調器領域の各々の上面に、各々第1導
電型側オーミック電極を,その下面に共通の第1導電型
側オーミック電極を形成する工程とを備えたものであ
る。
【0020】またこの発明(請求項13)は、多電極型
の波長可変レーザと、これと直列に配置された光変調器
とを集積化してなる半導体光変調装置を製造する方法に
おいて、基板上に絶縁膜を、上記半導体レーザの形成領
域,上記光変調器を作製する部分を、それぞれ、d1,d
2 (d1 <d2 ) の所要の幅ではさみ込むようにパター
ニングする工程と、MOCVD法により上記第1導電型
基板上に、第1導電型クラッド層,活性層,光ガイド
層,及び回折格子形成層を順次結晶成長させ、このと
き、上記絶縁膜のパターン間に、活性層を、その層厚が
上記半導体レーザ形成領域,上記光変調器形成領域の順
に、t1,t2 (t1 >t2 ) となり、そのバンドギャッ
プが、順にE1,E2 (E1 >E2 ) となるよう成長させ
る工程と、上記レーザ形成領域のみに、干渉露光法によ
り上記回折格子形成層より回折格子を形成する工程と、
上記絶縁膜を取り除いた後、第2導電型クラッド層を結
晶成長させる工程と、導波路をストライプ状にパターニ
ングした後、上記回折格子層,光ガイド層,活性層,第
1導電型クラッド層,及び基板を、ウェットエッチング
法によりエッチングを行い、各層をメサ状に残す工程
と、上記メサ状に加工した基板上に、第1導電型埋め込
み層,第2導電型埋め込み層,第1導電型埋め込み層,
及び第2導電型クラッド層を、MOCVD法により順次
結晶成長させる工程と、上記レーザの前後電極間の分離
溝,及びレーザ領域と光変調器領域間の分離溝を形成す
る工程と、上記レーザの前,後電極,及び光変調器の各
々の上面に、各々第2導電型側オーミック電極を、その
下面に共通の第1導電型側オーミック電極を形成する工
程とを備えたものである。
【0021】
【作用】この発明(請求項1)にかかる半導体光変調装
置においては、半導体レーザと、これと直列に配置され
る2段の光変調器とを集積化してなる半導体光変調装置
であって、上記2段のうちの第1段の光変調器は、エン
コードデータを入力とし、上記半導体レーザの出力光
を、上記エンコードデータに応じて変調するものであ
り、上記2段のうちの第2段の光変調器は、伝送信号を
入力とし、上記第1の光変調器の出力光を、上記伝送信
号に応じて変調するものであり、スペクトル拡散方式に
基づいた変調を行うものとしたので、光CDMAスペク
トル拡散伝送方式を容易な構成で実現することができ
る。
【0022】またこの発明(請求項2)においては、上
記請求項1の半導体光変調装置において、上記第1段の
光変調器は、エンコードデータを入力とし、上記半導体
レーザの出力光を、上記エンコードデータに応じて強度
変調する第1の強度変調器であり、上記第2段の光変調
器は、伝送信号を入力とし、上記第1の光変調器の出力
光を、上記伝送信号に応じて強度変調する第2の強度変
調器であるものとしたから、光CDMAスペクトル拡散
伝送方式を容易な構成で実現することができる。
【0023】またこの発明(請求項3)においては、請
求項1の半導体光変調装置において、上記第1段の光変
調器は、エンコードデータを入力とし、上記半導体レー
ザの出力光を、上記エンコードデータに応じて位相変調
する位相変調器であり、上記第2段の光変調器は、伝送
信号を入力とし、上記第1の光変調器の出力光を、上記
伝送信号に応じて強度変調する強度変調器であるものと
したから、光CDMAスペクトル拡散伝送方式を容易な
構成で実現することができる。
【0024】またこの発明(請求項4)にかかる半導体
光変調装置においては、多電極型の波長可変レーザと、
光変調器とを集積化してなる半導体光変調装置であっ
て、上記多電極型の波長可変レーザは、そのいずれか1
つの電極にエンコードデータを入力として受けて、該レ
ーザよりの出力に周波数ホッピングを生じさせるもので
あり、上記光変調器は、伝送信号を入力として受け、上
記多電極型の波長可変レーザの出力光に対して強度変調
を行うものであり、スペクトル拡散方式に基づいた変調
を行うものとしたので、光CDMAスペクトル拡散伝送
方式を容易な構成で実現することができる。
【0025】またこの発明(請求項5)は、請求項4の
半導体光変調装置において、上記多電極型の波長可変レ
ーザは、共振器方向に電極を分割した多電極型の波長可
変レーザであり、(上記光変調器は、電界吸収型の光強
度変調器である)ものとしたので、光CDMAスペクト
ル拡散伝送方式を容易な構成で実現することができる。
【0026】この発明(請求項6)にかかる半導体光変
調装置による光変調方法においては、半導体レーザと、
これと直列に配置された第1,第2の2段の光変調器と
を集積化してなる半導体光変調装置による光変調方法で
あって、上記2段のうちの第1段の光変調器にエンコー
ドデータを入力して、上記半導体レーザからの光を、上
記エンコードデータに応じて変調し、上記2段のうちの
第2段の光変調器に伝送信号を入力して、上記第1の光
変調器の出力光を、上記伝送信号に応じて変調すること
により、スペクトル拡散方式に基づいた変調を行うもの
としたので、光CDMAスペクトル拡散伝送方式を容易
な構成で実現することができる。
【0027】またこの発明(請求項7)においては、請
求項6の半導体光変調装置による光変調方法において、
上記エンコードデータに応じて上記半導体レーザからの
光の変調は、強度変調であり、上記伝送信号に応じた上
記第1の光変調器の出力光の変調は、強度変調であるも
のとしたので、光CDMAスペクトル拡散伝送方式を容
易な構成で実現することができる。
【0028】またこの発明(請求項8)においては、請
求項6に記載の半導体光変調装置による光変調方法にお
いて、上記エンコードデータに応じて上記半導体レーザ
からの光の変調は、位相変調であり、上記伝送信号に応
じた上記第1の光変調器の出力光の変調は、強度変調で
あるものとしたので、光CDMAスペクトル拡散伝送方
式を容易な構成で実現することができる。
【0029】またこの発明(請求項9)においては、多
電極型の波長可変レーザと、光変調器とを集積化してな
る半導体光変調装置による変調方法において、上記多電
極型の波長可変レーザのいずれか1つの電極にエンコー
ドデータを入力して、該波長可変レーザからの光に周波
数ホッピングを生じさせ、上記光変調器に伝送信号を入
力して、該光強度変調器により上記多電極型の波長可変
レーザの出力光に対して強度変調を行うことにより、ス
ペクトル拡散方式に基づいた変調を行うものとしたの
で、光CDMAスペクトル拡散伝送方式を容易な構成で
実現することができる。
【0030】またこの発明(請求項10)においては、
請求項9の光変調方法において、上記多電極型の波長可
変レーザは、共振器方向に電極を分割した多電極型の波
長可変レーザであって、その後方の電極にエンコードデ
ータを入力して、該波長可変レーザの出力として、周波
数ホッピングを生じさせた光を出力するものであり、上
記光変調器は、電界吸収型の光強度変調器であって光強
度変調を行うものであるものとしたので、光CDMAス
ペクトル拡散伝送方式を容易な構成で実現することがで
きる。
【0031】またこの発明(請求項11)にかかる半導
体光変調装置の製造方法においては、半導体レーザと、
これと直列に配置された第1,第2の2段の光変調器と
を集積化してなる半導体光変調装置を製造する方法にお
いて、基板上に絶縁膜を、上記半導体レーザの導波路形
成領域,上記第1の光変調器の形成領域,上記第2の光
変調器の形成領域を、それぞれd1,d2,d3 (d1 <d
2 =d3 ) の所要の幅ではさみ込むようにパターニング
する工程と、MOCVD法により上記基板上に、第1導
電型下クラッド層,活性層,光ガイド層,及び回折格子
形成層を順次結晶成長させ、このとき、上記絶縁膜のパ
ターン間に、上記活性層を、その層厚が上記半導体レー
ザ形成領域,上記第1光変調器形成領域,上記第2光変
調器形成領域の順に、t1,t2,t3 (t1 >t2 =t3
) となり、そのバンドギャップが、順にE1,E2,E3
(E1 >E2 =E3 ) となるよう成長させる工程と、上
記絶縁膜を取り除いた後、第2導電型上クラッド層を結
晶成長させる工程と、上記半導体レーザ形成領域の導波
路をストライプ状にパターニングした後、上記回折格子
層,光ガイド層,活性層,下クラッド層,及び基板を、
ウェットエッチング法によりエッチングを行い、各層を
メサ状に残す工程と、上記メサ状に加工した基板上に、
第1導電型埋め込み層,第2導電型埋め込み層,第1導
電型埋め込み層,及び第2導電型クラッド層を、MOC
VD法により順次結晶成長させる工程と、上記半導体レ
ーザ形成領域と第1光変調器形成領域間の分離溝,及び
上記第1光変調器形成領域と上記第2光変調器形成領域
間の分離溝を形成する工程と、上記半導体レーザ領域,
第1の光変調器領域,及び第2の光変調器領域の各々の
上面に、各々第2導電型側オーミック電極を,その下面
に共通の第1導電型側オーミック電極を形成する工程と
を備えたものとしたので、光CDMAスペクトル拡散伝
送方式を容易な構成で実現できる半導体光変調装置を製
造することができる。
【0032】またこの発明(請求項12)においては、
半導体レーザと、これと直列に配置された第1,第2の
2段の光変調器とを集積化してなる半導体光変調装置を
製造する方法において、基板上に絶縁膜を、上記半導体
レーザの導波路形成領域,上記位相変調器の形成領域,
上記強度変調器の形成領域を、それぞれd1,d2,d3
(d1 <d3 <d2 ) の所要の幅ではさみ込むようにパ
ターニングする工程と、MOCVD法により上記基板上
に、第1導電型クラッド層,活性層,光ガイド層,及び
回折格子形成層を順次結晶成長させ、このとき、上記絶
縁膜パターンの間に、活性層を、その層厚が上記半導体
レーザ形成領域,上記位相変調器形成領域,上記強度変
調器形成領域の順に、t1,t2,t3 (t1 >t3 >t2
) となり、そのバンドギャップが、順にE1,E2,E3
(E1 >E3 >E2 ) となるように成長させる工程と、
上記絶縁膜を取り除いた後、第2導電型クラッド層を結
晶成長させる工程と、上記半導体レーザ形成領域の導波
路をストライプ状にパターニングした後、上記回折格子
層,光ガイド層,活性層,第1導電型クラッド層,及び
基板を、ウェットエッチング法によりエッチングを行
い、各層をメサ状に残す工程と、上記メサ状に加工した
基板上に、第1導電型埋め込み層,第2導電型埋め込み
層,第1導電型埋め込み層,及び第2導電型クラッド層
を、MOCVD法により順次結晶成長させる工程と、上
記半導体レーザ形成領域と位相変調器形成領域間の分離
溝,及び上記位相変調器形成領域と上記強度変調器形成
領域間の分離溝を形成する工程と、上記半導体レーザ領
域,位相変調器領域,及び強度変調器領域の各々の上面
に、各々第1導電型側オーミック電極を,その下面に共
通の第1導電型側オーミック電極を形成する工程とを備
えたものとしたので、光CDMAスペクトル拡散伝送方
式を容易な構成で実現できる半導体光変調装置を製造す
ることができる。
【0033】またこの発明(請求項13)は、多電極型
の波長可変レーザと、これと直列に配置された光変調器
とを集積化してなる半導体光変調装置を製造する方法に
おいて、基板上に絶縁膜を、上記半導体レーザの形成領
域,上記光変調器を作製する部分を、それぞれ、d1,d
2 (d1 <d2 ) の所要の幅ではさみ込むようにパター
ニングする工程と、MOCVD法により上記第1導電型
基板上に、第1導電型クラッド層,活性層,光ガイド
層,及び回折格子形成層を順次結晶成長させ、このと
き、上記絶縁膜のパターン間に、活性層を、その層厚が
上記半導体レーザ形成領域,上記光変調器形成領域の順
に、t1,t2 (t1 >t2 ) となり、そのバンドギャッ
プが、順にE1,E2 (E1 >E2 ) となるよう成長させ
る工程と、上記レーザ形成領域のみに、干渉露光法によ
り上記回折格子形成層より回折格子を形成する工程と、
上記絶縁膜を取り除いた後、第2導電型クラッド層を結
晶成長させる工程と、導波路をストライプ状にパターニ
ングした後、上記回折格子層,光ガイド層,活性層,第
1導電型クラッド層,及び基板を、ウェットエッチング
法によりエッチングを行い、各層をメサ状に残す工程
と、上記メサ状に加工した基板上に、第1導電型埋め込
み層,第2導電型埋め込み層,第1導電型埋め込み層,
及び第2導電型クラッド層を、MOCVD法により順次
結晶成長させる工程と、上記レーザの前後電極間の分離
溝,及びレーザ領域と光変調器領域間の分離溝を形成す
る工程と、上記レーザの前,後電極,及び光変調器の各
々の上面に、各々第2導電型側オーミック電極を、その
下面に共通の第1導電型側オーミック電極を形成する工
程とを備えたものとしたので、光CDMAスペクトル拡
散伝送方式を容易な構成で実現できる半導体光変調装置
を製造することができる。
【0034】
【実施例】 実施例1.図1はこの発明の第1の実施例による半導体
光変調装置を示し、図において、1はn−InP基板
(厚み約100μm,不純物濃度5×1018cm-3)、2
はn−InPクラッド層(膜厚140nm,不純物濃度
1×1018cm-3)、3はInGaAsP活性層であり、
これは、InGaAsP光閉込層(λg=1.18μm,
膜厚140nm,アンドープ)と、InGaAsウェル
層(λg=1.67μm,膜厚7nm,アンドープ)及び
InGaAsPバリア層(λg=1.18μm,膜厚21
nm,アンドープ)を8周期繰り返したものと、InG
aAsP光閉込層(λg=1.18μm,膜厚140n
m,アンドープ)とからなる。また、4はInP光ガイ
ド層(λg=1.18μm,膜厚168nm,5×1017
cm-3)、5はInGaAsP回折格子(λg=1.18μ
m,膜厚28nm,5×1017cm-3,周期は2415オ
ングストローム)、6はp−InPクラッド層(膜厚5
nm,5×1017cm-3)、7はp側オーミック電極(C
r/Au,500オングストローム/1000オングス
トローム)、8はn側オーミック電極(AuGe/Ni
/Au,500オングストローム/500オングストロ
ーム/1000オングストローム)である。また、9は
InGaAsP光導波層であり、これは上記InGaA
sP活性層3,InP光ガイド層4の層厚をすべて1/
1.4倍したもので、構成は全く同じである。このた
め、InGaAsP光導波層9は、InGaAsP活性
層3より厚みが薄く(1/1.4倍)、エネルギーギャ
ップがわずかに(約29meV)大きいものである。1
0a,10bは分離溝であり、その幅は50μmであ
る。
【0035】本実施例1の半導体光変調装置200は、
分離溝10a,10bをそれぞれ介して配置された、上
記n−InP基板1,n−InPクラッド層2,InG
aAsP活性層3,InGaAsP光ガイド層4,回折
格子5,p−InPクラッド層6,及びp側,n側オー
ミック電極7,8により構成されるLD(レーザダイオ
ード)20,及びこれと直列に配置される,上記n−I
nP基板1,n−InPクラッド層2,InGaAsP
層及びInP層を含む光導波層9,p−InPクラッド
層6(ここでは層厚は2μmである),及びp側,n側
オーミック電極71及び72,8により構成される,第
1,及び第2の強度変調器21,22から構成される。
ここで、LD部20のInGaAsP,MQW活性層3
と、第1,及び第2の強度変調器21,22のInGa
AsP光導波層9とは、LD部20が1550nm,強
度変調器部21,22が1500nmであり、上述した
ように、後者の光導波層9の方がそのエネルキーギャッ
プがわずかに(約29meV)大きいものである。ま
た、DCはLD部20のp側オーミック電極7に直流電
圧を印加する直流電源であり、EDは第1の強度変調器
21のp側オーミック電極71に印加されるエンコード
データであり、Sは第2の強度変調器22のp側オーミ
ック電極72に印加される信号である。なお、これら
は、すべてn側オーミック電極8を共通接地端子として
印加される。
【0036】次に動作について説明する。LD(レーザ
ダイオード)20はp側,n側オーミック電極7,8間
に直流電圧を印加して、これをDC駆動することによ
り、該LDを単一波長光源として動作させる。該LD2
0から発せられた光は、第1強度変調器21において、
図7(a) に示すように、エンコードデータEDに基づい
たパルス列に変調される。このパルス列に変調されたも
のは、次に第2強度変調器22において、図7(b) に示
すように、伝送信号Sに基づいて変調される。
【0037】このような本実施例1による半導体光変調
装置,及びこれによる変調方法では、レーザダイオード
20と、これと直列に配置された2段に分割された光強
度変調器21,22とを集積化してなり、LD20をD
C駆動して単一波長光源として動作させ、その光出力を
初段の変調器21でエンコードデータEDにより強度変
調し、2段目の変調器22で伝送信号Sに基づいて強度
変調することにより、光CDMA(code-division mult
iple access )スペクトル拡散伝送方式に基づいた変調
を行うことができる。従って、光CDMAスペクトル拡
散伝送方式を、従来のように複雑な構成を用いることな
く容易に実現することができる効果がある。
【0038】実施例2.図2は本発明の第2の実施例に
よる半導体光変調装置の製造方法を示し、これは上記実
施例1の半導体光変調装置を製造する方法についてのも
のである。
【0039】以下、本実施例2の半導体光変調装置の製
造方法を図2について説明する。まず、n−InP基板
1上に、SiO2 膜12を、上記半導体レーザの導波路
20の形成領域LD、上記第1光変調器21,第2変調
器22の形成領域Mを、それぞれd1,d2 (d1 <d2
) の所要の幅ではさみ込むようにパターニングする
(図2(a) )。
【0040】次に、MOCVD法により上記n−InP
基板1上に、n−InPクラッド層2,InGaAs
P,MQW活性層3,InGaAsP光ガイド層4,及
び回折格子形成層5を順次結晶成長させる。このとき、
SiO2 絶縁膜12の間に、InGaAsPMQW活性
層3を、その層厚が上記半導体レーザ形成領域LD,第
1, 第2光変調器形成領域Mの順に、t1,t2 (t1 >
t2)となるように成長させ、これにより、そのバンドギ
ャップがE1 となるInGaAsPMQW活性層3とさ
らにはInP光ガイド層4,及びそのバンドギャップが
E2 (E1 >E2) となるInGaAsP層を含む光導
波層9を、それぞれ形成する(図2(b) )。ここで、回
折格子の形成については、LD部,及び変調器部の全面
に、干渉露光法により回析格子5を形成し、その後、L
D部LDの回析格子のみにレジストによるパターニング
を行い、化学エッチングにより変調器部Mの回析格子5
を取り除く。
【0041】次に、上記レーザ形成領域LDのみに、干
渉露光法により上記回折格子形成層5より回折格子5a
を形成する(図2(c) )。次に、上記SiO2 絶縁膜1
2を取り除いた後、その上に、p−InPクラッド層6
を結晶成長させる(図2(d) )。
【0042】次に、上記LD形成領域LDの導波路をデ
バイスの全面にわたってストライプ状にパターニングし
た後、上記p−InPクラッド層6,回折格子層5,I
nGaAsP光ガイド層4,InGaAsP,MQW活
性層3,n−InPクラッド層2,及びn−InP基板
1を、ウェットエッチング法によりエッチングを行い、
各層をメサ状に残すようにする(図2(e) )。
【0043】次に、上記メサ部分の両側に、n型埋め込
み層13,p型埋め込み層14,n型埋め込み層15
を、さらに上記リッジ,及び該埋め込み層の全面上に、
p−InPクラッド層6を、MOCVD法により順次結
晶成長させる(図2(f) )。
【0044】次に、LD形成領域23と、第1光変調器
形成領域24間の分離溝10c,第1光変調器形成領域
24と、第2光変調器形成領域25間の分離溝10bを
形成する(図2(g) )。
【0045】次に、上記LD形成領域23,第1の光変
調器領域24,及び第2の光変調器領域25の各々の上
面に、各々p側オーミック電極71及び72を,その下
面に共通のn側オーミック電極8を形成する(図2(h)
)。
【0046】このような本実施例2による半導体光変調
装置の製造方法では、レーザダイオードと、これと直列
に配置された2段の光強度変調器とを集積化してなり、
LDを単一波長光源として動作させ、その光出力を初段
の変調器でエンコードデータにより強度変調し、2段目
の変調器で伝送信号に基づいて強度変調することによ
り、スペクトル拡散方式に基づいた変調を行い、光CD
MAスペクトル拡散伝送方式を、従来のように複雑な構
成を用いることなく容易に実現できる半導体光変調装置
を、容易に製造できる効果がある。
【0047】実施例3.次に、この発明の第3の実施例
による半導体光変調装置について説明する。図3はこの
発明の第3の実施例による半導体光変調装置を示し、本
実施例3は上記実施例1において、第一段の強度変調器
を位相変調器としたものである。
【0048】即ち、図3において、図1と同一符号は同
一のものを示し、24は実施例1の第1の強度変調器2
1に代えて設けた位相変調器であり、11は該位相変調
器用の光導波路である。
【0049】従って、本実施例3による半導体光変調装
置300は、LD部23,位相変調器24,及び強度変
調器25からなる。LD部23及び強度変調器25の、
構造及び材料の組成は、上記実施例1のLD部20及び
強度変調器22の構造及び材料の組成と同一である。位
相変調器24は、その構造は強度変調器25(実施例1
の22)の構造と同一であるが、その位相変調器用光導
波路層11のバンドギャップを、LD部23及び強度変
調器25のそれよりも大きくする必要があり、LD部2
3,位相変調器部24,強度変調器部25の波長は、L
D部23が1550nm,位相変調器部24が1450
nm,強度変調器部25が1500nmである。該位相
変調器用光導波路層11のこのバンドギャップ1450
nmは、LD部23の発振波長1550nmに対し、該
位相変調器への印加電界による吸収係数の変化が十分小
さく、かつこれによる屈折率変化が大きくなる領域の,
最適なバンドギャップとなっている。
【0050】次に動作について説明する。DC駆動され
たLD部23から発せられた光は、第1段目の位相変調
器24においてエンコードデータEDに基づいて位相変
調される。次に、2段目の強度変調器25において、伝
送信号Sにより変調される。
【0051】このような本実施例3による光変調装置,
あるいはこれによる変調方法では、半導体レーザ20
と,これと直列に配置される位相変調器24,強度変調
器25を集積化してなり、LD20をDC駆動して単一
波長光源として動作させ、その光出力を初段の位相変調
器24でエンコードデータEDにより位相変調し、2段
目の強度変調器25で伝送信号Sに基づいて強度変調す
ることにより、スペクトル拡散方式に基づいた変調を行
うことができる。従って、光CDMAスペクトル拡散伝
送方式を、従来のように複雑な構成を用いることなく容
易な構成でもって実現することができる効果がある。
【0052】実施例4.図4は、本発明の第4の実施例
による半導体光変調装置の製造方法を示し、これは上記
実施例3の半導体光変調装置を製造する方法についての
ものである。
【0053】図4において、12はSiO2 絶縁膜であ
る。
【0054】以下、本実施例4の半導体光変調装置の製
造方法を図4について説明する。まず、図4(a) に示す
ように、n−InP基板1上にSiO2 膜12を、上記
半導体レーザLDの導波路形成領域,上記位相変調器2
4の形成領域,上記強度変調器25の形成領域を、それ
ぞれd1,d2,d3 (d1 <d3 <d2 ) の所要の幅では
さみ込むようにパターニングする。これにより、強度変
調器25形成領域に形成されるInGaAsP光導波層
9の厚みを、位相変調器24形成領域に形成される位相
変調器用光導波路層11の厚みより厚くなるようにする
ことができる。
【0055】次に、MOCVD法により上記n−InP
基板1上に、n−InPクラッド層2,InGaAsP
MQW活性層3,InGaAsP光ガイド層4,及び回
折格子形成層5を順次結晶成長させる。すると、上記S
iO2 絶縁膜12のパターニングの幅d1,d2,d3 に依
存して、このとき、SiO2 絶縁膜12の間に、InG
aAsPMQW活性層3を、その層厚が上記LD形成領
域LD,上記位相変調器形成領域M1 ,上記強度変調器
形成領域M2 の順に、t1,t2,t3 (t1 >t3 >t2
) となり、そのバンドギャップが、順にE1,E2,E3
(E1 >E3 >E2 ) となるようにInGaAsPMQ
W活性層3を成長させる(図4(b) )。
【0056】以下の図6(c),(d),(e),(f) の工程は、上
記実施例1を製造する上記実施例2における工程と同様
である。次に、上記形成した各層に対し、ウェットエッ
チングを行うことにより、上記LD形成領域LDと、位
相変調器形成領域M1 間の分離溝10a,及び上記位相
変調器形成領域M1 と、上記強度変調器形成領域M2 間
の分離溝10bを形成する(図4(g) )。
【0057】上記レーザ領域LD,位相変調器領域M1
,及び強度変調器領域M2 の各々の上面に、各々p側
オーミック電極71,72を,その下面に共通のn側オ
ーミック電極8を形成する(図4(h) )。
【0058】このような本実施例4による半導体光変調
装置の製造方法では、半導体レーザと,これと直列に配
置される位相変調器,強度変調器を集積化してなり、L
Dを単一波長光源として動作させ、その光出力を初段の
位相変調器でエンコードデータにより位相変調し、さら
に2段目の強度変調器で伝送信号に基づいて強度変調す
ることにより、スペクトル拡散方式に基づいた変調を行
い、光CDMAスペクトル拡散伝送方式を、従来のよう
に複雑な構成を用いることなく容易に実現できる半導体
光変調装置を、容易に製造できる効果がある。
【0059】実施例5.次に、この発明の第5の実施例
による半導体光変調装置について説明する。図5におい
て、図1,図3と同一符号は同一または相当部分を示
し、10cはLD部26を、前方部分26aと、後方部
分26bとに分割する分離溝である。7a,7bは該前
方部分26a,後方部分26bにそれぞれ設けられたp
側オーミック電極である。
【0060】この実施例5の半導体光変調装置400
は、2電極型波長可変レーザ26と、変調器27とから
構成される。LD26および強度変調器27の構造,及
び各層の組成は、上記実施例1の構造,及び各層の組成
と同一であるが、ただし、LD部26は分離溝10cに
より前後に電気的に分離され、2電極型波長可変LDと
している。
【0061】次に動作について説明する。波長可変LD
26には、前,後の電極7a,7bの各々と共通電極8
間に独立にDC電流を印加し、さらに該両電極のうちの
後者側,即ち装置の中央側となる電極7bにはさらにエ
ンコードデータEDを印加する。該エンコードデータE
Dは、通常のパルス列ではなく、波高値がビットパター
ンに対応するものとする。波長可変LD26は、図8
(a) に示すように、中央の電極に印加するエンコードデ
ータに応じて注入電流が変化し、かつその注入電流に応
じて発振波長が変化するため、結果として、エンコード
データED(図5に示される)に対応して、その発振波
長が図8(b) に示すようにシフトすることとなる。この
方法は、スペクトル拡散伝送方式における周波数ホッピ
ング法に相当するものである。周波数ホッピングを生じ
た光は、強度変調器27において伝送信号Sにより変調
される。
【0062】ここで、“スペクトル拡散通信”について
説明すると、該“スペクトル拡散通信”は、情報伝送レ
ートに対し、帯域幅を広げるために特殊な拡散符号(一
般に情報伝送レートより速いクロックレートを用い
る,)で生成される疑似雑音系列を付加して伝送を行う
ものである。この方式の利点は主に以下の4点である。
【0063】 耐干渉能力を得られること、 拡散符号が鍵になることから、符号分割多元接続
(Code Division Multiple Accsess:CDMA) によるラン
ダムアクセスが可能となること、 電力スペクトル密度が低いことにより通信の秘匿性
が得られること、 拡散符号を知らなければ復調できないことによる秘
話性が得られること、 CDMA方式は上記に示した様に、信号毎に異なる拡
散符号を付加して多重伝送を行うものであり、受信側で
は、所望の信号に合わせて、鍵となる拡散符号で復調を
行うものである。
【0064】スペクトル拡散変調方式には、主に以下の
2種類が用いられている。 (1) 直接拡散変調 (2) 周波数ホッピング変調 上記 (1)は、情報データ系列と拡散符号(エンコードデ
ータ)を直接乗算することにより得られる。拡散符号は
復調の容易さ等を考慮し、M系列もしくは、Gold PN 系
列などが用いられる。(2) は瞬時,瞬時では、情報デー
タ系列が送信されているのであるが、キャリア周波数が
時間とともに拡散符号に従って変化しており、ある時間
長観測すると、使用帯域が広帯域に広がっているもので
ある。拡散符号としては、多値M系列、リードソロモン
系列等が用いられる。
【0065】このような本実施例5による半導体光変調
装置,及びこれによる変調方法では、多電極型の波長可
変LD26と,光変調器27とを集積化してなり、波長
可変LD26の前後の電極に独立にDC電流を印加する
とともに、該前後の電極のうち中央側となる電極にエン
コードデータEDを印加し、このエンコードデータED
に対応して発振波長をシフトさせてスペクトル拡散伝送
方式における周波数ホッピング法に相当する周波数ホッ
ピングを起こさせ、該周波数ホッピングを生じた光を、
変調器27において伝送信号Sにより変調するようにし
ている。従って、これによりスペクトル拡散方式に基づ
いた変調を行うことができ、光CDMAスペクトル拡散
伝送方式を、従来のように複雑な構成を用いることなく
容易に実現することができる効果がある。
【0066】なお、本実施例5では、波長可変LD26
として2電極型の波長可変LDを用いたが、これは3電
極型の波長可変LDを用いてもよく、上記と同様の効果
が得ることができる。
【0067】実施例6.図6は本発明の第6の実施例に
よる半導体光変調装置の製造方法を示し、これは上記実
施例5の半導体光変調装置を製造する方法についてのも
のである。図6(a) において、12はSiO2 絶縁膜で
ある。また、図6(f) において、13はn型埋め込み
層,14はp型埋め込み層,15はn型埋め込み層,6
はp−クラッド層である。
【0068】以下、本実施例6の半導体光変調装置の製
造方法を図6について説明する。まず、n−InP基板
1上にSiO2 絶縁膜12を、上記半導体レーザの導波
路形成領域LD,上記光変調器を作製する部分Mを、そ
れぞれ、d1,d2 (d1<d2 ) の所要の幅ではさみ込
むようにパターニング形成する(図6(a) )。
【0069】次に、MOCVD法により、上記n−In
P基板1上に、n−InPクラッド層2,InGaAs
P,MQW活性層3,InGaAsP光ガイド層4,及
び回折格子形成層5を順次結晶成長させ、このとき、S
iO2 絶縁膜12の間に、InGaAsPMQW活性層
3を、その層厚が上記LD形成領域LD,上記光変調器
形成領域Mの順に、t1,t2 (t1 >t2 ) となり、こ
れにより、そのバンドギャップがE1,E2 (E1 >E2
) となるInGaAsPMQW活性層3を形成する
(図6(b) )。
【0070】次に、上記レーザ形成領域LDのみに、干
渉露光法により上記回折格子形成層5より回折格子5a
を形成する(図6(c) )。次に、上記SiO2 絶縁膜1
2を取り除いた後、p−InPクラッド層6を結晶成長
させる(図6(d) )。
【0071】次に、導波路をストライプ状にパターニン
グした後、上記回折格子層5,InGaAsP光ガイド
層4,InGaAsP,MQW活性層3,n−InPク
ラッド層2,及びn−InP基板1を、Br−メタノー
ルを用いたウェットエッチング法によりエッチングを行
い、各層をメサ状に残す(図6(e) )。
【0072】次に、上記メサ状に加工した基板上に、n
型埋め込み層13,p型埋め込み層14,n型埋め込み
層15,及びp−クラッド層6を、MOCVD法により
順次結晶成長させて(図6(f) )、電流ブロック層を形
成する。
【0073】次に、上記レーザの前,後電極間の分離溝
10c,及びレーザ領域LDと光変調器領域M間の分離
溝10bを、ウェットエッチングにより形成する(図6
(g))。
【0074】次に、上記レーザの前,後電極,及び光変
調器の各々の上面に、各々p側オーミック電極7a,7
b,及び72を,その下面に共通のn側オーミック電極
6を形成する工程(図6(h) )。
【0075】このような本実施例6による半導体光変調
装置の製造方法では、多電極型の波長可変LDと,光変
調器とを集積化してなり、波長可変LDの前後の電極に
独立にDC電流を印加するとともに、該前後の電極のう
ち中央側となる電極にエンコードデータを印加し、この
エンコードデータに対応して発振波長をシフトさせてス
ペクトル拡散伝送方式における周波数ホッピング法に相
当する周波数ホッピングを起こさせ、該周波数ホッピン
グを生じた光を、変調器において伝送信号により変調す
るようにして、スペクトル拡散方式に基づいた変調を行
う半導体光変調装置を容易に製造することができる効果
がある。
【0076】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、半導
体レーザと,これと直列に配置される2段の光変調器と
を集積化してなり、上記2段のうちの初段の変調器でエ
ンコードデータを入力し、上記2段のうちの2段目の変
調器で伝送信号を入力する,スペクトル拡散方式に基づ
いた変調を行うものとしたから、安価でコンパクトな、
かつ製造の容易な,光CDMAスペクトル拡散伝送方式
を容易に実現できる半導体光変調装置を得られる効果が
ある。
【0077】即ち、この発明(請求項1)にかかる半導
体光変調装置によれば、半導体レーザと、これと直列に
配置される2段の光変調器とを集積化してなる半導体光
変調装置であって、上記2段のうちの第1段の光変調器
は、エンコードデータを入力とし、上記半導体レーザの
出力光を、上記エンコードデータに応じて変調するもの
であり、上記2段のうちの第2段の光変調器は、伝送信
号を入力とし、上記第1の光変調器の出力光を、上記伝
送信号に応じて変調するものであり、スペクトル拡散方
式に基づいた変調を行うものとしたので、光CDMAス
ペクトル拡散伝送方式を容易な構成で実現することがで
きる効果がある。
【0078】またこの発明(請求項2)によれば、上記
請求項1の半導体光変調装置において、上記第1段の光
変調器は、エンコードデータを入力とし、上記半導体レ
ーザの出力光を、上記エンコードデータに応じて強度変
調する第1の強度変調器であり、上記第2段の光変調器
は、伝送信号を入力とし、上記第1の光変調器の出力光
を、上記伝送信号に応じて強度変調する第2の強度変調
器であるものとしたから、光CDMAスペクトル拡散伝
送方式を容易な構成で実現することができる効果があ
る。
【0079】またこの発明(請求項3)によれば、請求
項1の半導体光変調装置において、上記第1段の光変調
器は、エンコードデータを入力とし、上記半導体レーザ
の出力光を、上記エンコードデータに応じて位相変調す
る位相変調器であり、上記第2段の光変調器は、伝送信
号を入力とし、上記第1の光変調器の出力光を、上記伝
送信号に応じて強度変調する強度変調器であるものとし
たから、光CDMAスペクトル拡散伝送方式を容易な構
成で実現することができる効果がある。
【0080】またこの発明(請求項4)にかかる半導体
光変調装置によれば、多電極型の波長可変レーザと、光
変調器とを集積化してなる半導体光変調装置であって、
上記多電極型の波長可変レーザは、そのいずれか1つの
電極にエンコードデータを入力として受けて、該レーザ
よりの出力に周波数ホッピングを生じさせるものであ
り、上記光変調器は、伝送信号を入力として受け、上記
多電極型の波長可変レーザの出力光に対して強度変調を
行うものであり、スペクトル拡散方式に基づいた変調を
行うものとしたので、光CDMAスペクトル拡散伝送方
式を容易な構成で実現することができる効果がある。
【0081】またこの発明(請求項5)によれば、請求
項4の半導体光変調装置において、上記多電極型の波長
可変レーザは、共振器方向に電極を分割した多電極型の
波長可変レーザであり、上記光変調器は、電界吸収型の
光強度変調器である,ものとしたので、光CDMAスペ
クトル拡散伝送方式を容易な構成で実現することができ
る効果がある。
【0082】この発明(請求項6)にかかる半導体光変
調装置による光変調方法によれば、半導体レーザと、こ
れと直列に配置された第1,第2の2段の光変調器とを
集積化してなる半導体光変調装置による光変調方法であ
って、上記2段のうちの第1段の光変調器にエンコード
データを入力して、上記半導体レーザからの光を、上記
エンコードデータに応じて変調し、上記2段のうちの第
2段の光変調器に伝送信号を入力して、上記第1の光変
調器の出力光を、上記伝送信号に応じて変調することに
より、スペクトル拡散方式に基づいた変調を行うものと
したので、光CDMAスペクトル拡散伝送方式を容易な
構成で実現することができる効果がある。
【0083】またこの発明(請求項7)によれば、請求
項6の半導体光変調装置による光変調方法によれば、上
記エンコードデータに応じて上記半導体レーザからの光
の変調は、強度変調であり、上記伝送信号に応じた上記
第1の光変調器の出力光の変調は、強度変調であるもの
としたので、光CDMAスペクトル拡散伝送方式を容易
な構成で実現することができる効果がある。
【0084】またこの発明(請求項8)によれば、請求
項6に記載の半導体光変調装置による光変調方法におい
て、上記エンコードデータに応じて上記半導体レーザか
らの光の変調は、位相変調であり、上記伝送信号に応じ
た上記第1の光変調器の出力光の変調は、強度変調であ
るものとしたので、光CDMAスペクトル拡散伝送方式
を容易な構成で実現することができる効果がある。
【0085】またこの発明(請求項9)によれば、多電
極型の波長可変レーザと、光変調器とを集積化してなる
半導体光変調装置による変調方法において、上記多電極
型の波長可変レーザのいずれか1つの電極にエンコード
データを入力して、該波長可変レーザからの光に周波数
ホッピングを生じさせ、上記光変調器に伝送信号を入力
して、該光強度変調器により上記多電極型の波長可変レ
ーザの出力光に対して強度変調を行うことにより、スペ
クトル拡散方式に基づいた変調を行うものとしたので、
光CDMAスペクトル拡散伝送方式を容易な構成で実現
することができる効果がある。
【0086】またこの発明(請求項10)によれば、請
求項9の光変調方法において、上記多電極型の波長可変
レーザは、共振器方向に電極を分割した多電極型の波長
可変レーザであって、その後方の電極にエンコードデー
タを入力して、該波長可変レーザの出力として、周波数
ホッピングを生じさせた光を出力するものであり、上記
光変調器は、電界吸収型の光強度変調器であって光強度
変調を行うものであるものとしたので、光CDMAスペ
クトル拡散伝送方式を容易な構成で実現することができ
る効果がある。
【0087】またこの発明(請求項11)にかかる半導
体光変調装置の製造方法によれば、半導体レーザと、こ
れと直列に配置された第1,第2の2段の光変調器とを
集積化してなる半導体光変調装置を製造する方法におい
て、基板上に絶縁膜を、上記半導体レーザの導波路形成
領域,上記第1の光変調器の形成領域,上記第2の光変
調器の形成領域を、それぞれd1,d2,d3 (d1 <d2
=d3 ) の所要の幅ではさみ込むようにパターニングす
る工程と、MOCVD法により上記基板上に、第1導電
型下クラッド層,活性層,光ガイド層,及び回折格子形
成層を順次結晶成長させ、このとき、上記絶縁膜のパタ
ーン間に、上記活性層を、その層厚が上記半導体レーザ
形成領域,上記第1光変調器形成領域,上記第2光変調
器形成領域の順に、t1,t2,t3 (t1 >t2 =t3 )
となり、そのバンドギャップが、順にE1,E2,E3 (E
1 >E2 =E3 ) となるよう成長させる工程と、上記絶
縁膜を取り除いた後、第2導電型上クラッド層を結晶成
長させる工程と、上記半導体レーザ形成領域の導波路を
ストライプ状にパターニングした後、上記回折格子層,
光ガイド層,活性層,下クラッド層,及び基板を、ウェ
ットエッチング法によりエッチングを行い、各層をメサ
状に残す工程と、上記メサ状に加工した基板上に、第1
導電型埋め込み層,第2導電型埋め込み層,第1導電型
埋め込み層,及び第2導電型クラッド層を、MOCVD
法により順次結晶成長させる工程と、上記半導体レーザ
形成領域と第1光変調器形成領域間の分離溝,及び上記
第1光変調器形成領域と上記第2光変調器形成領域間の
分離溝を形成する工程と、上記半導体レーザ領域,第1
の光変調器領域,及び第2の光変調器領域の各々の上面
に、各々第2導電型側オーミック電極を,その下面に共
通の第1導電型側オーミック電極を形成する工程とを備
えたものとしたので、光CDMAスペクトル拡散伝送方
式を容易な構成で実現できる半導体光変調装置を製造す
ることができる効果がある。
【0088】またこの発明(請求項12)によれば、半
導体レーザと、これと直列に配置された第1,第2の2
段の光変調器とを集積化してなる半導体光変調装置を製
造する方法において、基板上に絶縁膜を、上記半導体レ
ーザの導波路形成領域,上記位相変調器の形成領域,上
記強度変調器の形成領域を、それぞれd1,d2,d3 (d
1 <d3 <d2 ) の所要の幅ではさみ込むようにパター
ニングする工程と、MOCVD法により上記基板上に、
第1導電型クラッド層,活性層,光ガイド層,及び回折
格子形成層を順次結晶成長させ、このとき、上記絶縁膜
パターンの間に、活性層を、その層厚が上記半導体レー
ザ形成領域,上記位相変調器形成領域,上記強度変調器
形成領域の順に、t1,t2,t3 (t1 >t3 >t2 ) と
なり、そのバンドギャップが、順にE1,E2,E3 (E1
>E3 >E2 ) となるように成長させる工程と、上記絶
縁膜を取り除いた後、第2導電型クラッド層を結晶成長
させる工程と、上記半導体レーザ形成領域の導波路をス
トライプ状にパターニングした後、上記回折格子層,光
ガイド層,活性層,第1導電型クラッド層,及び基板
を、ウェットエッチング法によりエッチングを行い、各
層をメサ状に残す工程と、上記メサ状に加工した基板上
に、第1導電型埋め込み層,第2導電型埋め込み層,第
1導電型埋め込み層,及び第2導電型クラッド層を、M
OCVD法により順次結晶成長させる工程と、上記半導
体レーザ形成領域と位相変調器形成領域間の分離溝,及
び上記位相変調器形成領域と上記強度変調器形成領域間
の分離溝を形成する工程と、上記半導体レーザ領域,位
相変調器領域,及び強度変調器領域の各々の上面に、各
々第1導電型側オーミック電極を,その下面に共通の第
1導電型側オーミック電極を形成する工程とを備えたも
のとしたので、光CDMAスペクトル拡散伝送方式を容
易な構成で実現できる半導体光変調装置を製造すること
ができる効果がある。
【0089】またこの発明(請求項13)によれば、多
電極型の波長可変レーザと、これと直列に配置された光
変調器とを集積化してなる半導体光変調装置を製造する
方法において、基板上に絶縁膜を、上記半導体レーザの
形成領域,上記光変調器を作製する部分を、それぞれ、
d1,d2 (d1 <d2 ) の所要の幅ではさみ込むように
パターニングする工程と、MOCVD法により上記第1
導電型基板上に、第1導電型クラッド層,活性層,光ガ
イド層,及び回折格子形成層を順次結晶成長させ、この
とき、上記絶縁膜のパターン間に、活性層を、その層厚
が上記半導体レーザ形成領域,上記光変調器形成領域の
順に、t1,t2 (t1 >t2 ) となり、そのバンドギャ
ップが、順にE1,E2 (E1 >E2 ) となるよう成長さ
せる工程と、上記レーザ形成領域のみに、干渉露光法に
より上記回折格子形成層より回折格子を形成する工程
と、上記絶縁膜を取り除いた後、第2導電型クラッド層
を結晶成長させる工程と、導波路をストライプ状にパタ
ーニングした後、上記回折格子層,光ガイド層,活性
層,第1導電型クラッド層,及び基板を、ウェットエッ
チング法によりエッチングを行い、各層をメサ状に残す
工程と、上記メサ状に加工した基板上に、第1導電型埋
め込み層,第2導電型埋め込み層,第1導電型埋め込み
層,及び第2導電型クラッド層を、MOCVD法により
順次結晶成長させる工程と、上記レーザの前後電極間の
分離溝,及びレーザ領域と光変調器領域間の分離溝を形
成する工程と、上記レーザの前,後電極,及び光変調器
の各々の上面に、各々第2導電型側オーミック電極を、
その下面に共通の第1導電型側オーミック電極を形成す
る工程とを備えたものとしたので、光CDMAスペクト
ル拡散伝送方式を容易な構成で実現できる半導体光変調
装置を製造することができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の第1の実施例による半導体光変調
装置を示す断面側面図である。
【図2】 この発明の第2の実施例による,上記実施例
1の半導体光変調装置を製造する方法を示す工程断面図
である。
【図3】 この発明の第3の実施例による半導体光変調
装置を示す断面側面図である。
【図4】 この発明の第4の実施例による,上記実施例
2の半導体光変調装置を製造する方法を示す工程断面図
である。
【図5】 この発明の第5の実施例による半導体光変調
装置を示す断面側面図である。
【図6】 この発明の第6の実施例による,上記実施例
5の半導体光変調装置を製造する方法を示す工程断面図
である。
【図7】 上記実施例1の、(a) は第1強度変調器21
におけるパルス列(例えば表示したパルス列の繰り返
し)を示す図、(b) は第2強度変調器22におけるパル
ス列((a) の繰り返し周期に一致したデータパルス列)
を示す図である。
【図8】 上記実施例5において、中央の電極に印加す
るエンコードデータに応じて、注入電流が変化する様子
を示す図(図8(a) ),及び周波数ホッピング法におけ
る光波長の時間的変動を示す図(図8(b) )である。
【図9】 従来のCDMA法におけるエンコーディング
の原理を示す図である。
【符号の説明】
1 n−InP基板、2 n−InPクラッド層、3
InGaAsP活性層、4 InGaAsP光ガイド
層、5 回折格子、6 p−InPクラッド層、7 p
側オーミック電極、8はn側オーミック電極、9 In
GaAsP光導波層、10a,10b 分離溝、31
パルス列、200 半導体光変調装置、300 半導体
光変調装置、400 半導体光変調装置、23 LD
部、24位相変調器、25 強度変調器、26 LD
部、26a 前方部分、26b 後方部分、11c 分
離溝、12 SiO2 絶縁膜、13 n型埋め込み層、
14p型埋め込み層、15 n型埋め込み層、100
光パルス信号、102 分波器、102 光ファイバ、
103 合波器、104 パルス列。

Claims (13)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザと、これと直列に配置され
    る2段の光変調器とを集積化してなる半導体光変調装置
    であって、 上記2段のうちの第1段の光変調器は、エンコードデー
    タを入力とし、上記半導体レーザの出力光を、上記エン
    コードデータに応じて変調するものであり、 上記2段のうちの第2段の光変調器は、伝送信号を入力
    とし、上記第1の光変調器の出力光を、上記伝送信号に
    応じて変調するものであり、 スペクトル拡散方式に基づいた変調を行うことを特徴と
    する半導体光変調装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の半導体光変調装置にお
    いて、 上記第1段の光変調器は、エンコードデータを入力と
    し、上記半導体レーザの出力光を、上記エンコードデー
    タに応じて強度変調する第1の強度変調器であり、 上記第2段の光変調器は、伝送信号を入力とし、上記第
    1の光変調器の出力光を、上記伝送信号に応じて強度変
    調する第2の強度変調器であることを特徴とする半導体
    光変調装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の半導体光変調装置にお
    いて、 上記第1段の光変調器は、エンコードデータを入力と
    し、上記半導体レーザの出力光を、上記エンコードデー
    タに応じて位相変調する位相変調器であり、 上記第2段の光変調器は、伝送信号を入力とし、上記第
    1の光変調器の出力光を、上記伝送信号に応じて強度変
    調する強度変調器であることを特徴とする半導体光変調
    装置。
  4. 【請求項4】 多電極型の波長可変レーザと、光変調器
    とを集積化してなる半導体光変調装置であって、 上記多電極型の波長可変レーザは、そのいずれか1つの
    電極にエンコードデータを入力として受けて、該レーザ
    よりの出力に周波数ホッピングを生じさせるものであ
    り、 上記光変調器は、伝送信号を入力として受け、上記多電
    極型の波長可変レーザの出力光に対して強度変調を行う
    ものであり、 スペクトル拡散方式に基づいた変調を行うことを特徴と
    する半導体光変調装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載の半導体光変調装置にお
    いて、 上記多電極型の波長可変レーザは、共振器方向に電極を
    分割した多電極型の波長可変レーザであり、 上記光変調器は、電界吸収型の光強度変調器であること
    を特徴とする半導体光変調装置。
  6. 【請求項6】 半導体レーザと、これと直列に配置され
    た第1,第2の2段の光変調器とを集積化してなる半導
    体光変調装置による光変調方法であって、 上記2段のうちの第1段の光変調器にエンコードデータ
    を入力して、上記半導体レーザからの光を、上記エンコ
    ードデータに応じて変調し、 上記2段のうちの第2段の光変調器に伝送信号を入力し
    て、上記第1の光変調器の出力光を、上記伝送信号に応
    じて変調することにより、 スペクトル拡散方式に基づいた変調を行うことを特徴と
    する半導体光変調装置による光変調方法。
  7. 【請求項7】 請求項6に記載の半導体光変調装置によ
    る光変調方法において、 上記エンコードデータに応じて上記半導体レーザからの
    光の変調は、強度変調であり、 上記伝送信号に応じた上記第1の光変調器の出力光の変
    調は、強度変調であることを特徴とする半導体光変調装
    置による光変調方法。
  8. 【請求項8】 請求項6に記載の半導体光変調装置によ
    る光変調方法において、 上記エンコードデータに応じて上記半導体レーザからの
    光の変調は、位相変調であり、 上記伝送信号に応じた上記第1の光変調器の出力光の変
    調は、強度変調であることを特徴とする半導体光変調装
    置による光変調方法。
  9. 【請求項9】 多電極型の波長可変レーザと、光変調器
    とを集積化してなる半導体光変調装置による光変調方法
    において、 上記多電極型の波長可変レーザのいずれか1つの電極に
    エンコードデータを入力して、該波長可変レーザからの
    光に周波数ホッピングを生じさせ、 上記光変調器に伝送信号を入力して、該光強度変調器に
    より上記多電極型の波長可変レーザの出力光に対して強
    度変調を行うことにより、 スペクトル拡散方式に基づいた変調を行うことを特徴と
    する半導体光変調装置の光変調方法。
  10. 【請求項10】 請求項9に記載の光変調方法におい
    て、 上記多電極型の波長可変レーザは、共振器方向に電極を
    分割した多電極型の波長可変レーザであって、その後方
    の電極にエンコードデータを入力して、該波長可変レー
    ザの出力として、周波数ホッピングを生じさせた光を出
    力するものであり、 上記光変調器は、電界吸収型の光強度変調器であって光
    強度変調を行うものであることを特徴とする半導体光変
    調装置による光変調方法。
  11. 【請求項11】 半導体レーザと、これと直列に配置さ
    れた第1,第2の2段の光変調器とを集積化してなる半
    導体光変調装置を製造する方法において、 基板上に絶縁膜を、上記半導体レーザの導波路形成領
    域,上記第1の光変調器の形成領域,上記第2の光変調
    器の形成領域を、それぞれd1,d2,d3 (d1 <d2 =
    d3 ) の所要の幅ではさみ込むようにパターニングする
    工程と、 MOCVD法により上記基板上に、第1導電型下クラッ
    ド層,活性層,光ガイド層,及び回折格子形成層を順次
    結晶成長させ、このとき、上記絶縁膜のパターン間に、
    上記活性層を、その層厚が上記半導体レーザ形成領域,
    上記第1光変調器形成領域,上記第2光変調器形成領域
    の順に、t1,t2,t3 (t1 >t2 =t3 ) となり、そ
    のバンドギャップが、順にE1,E2,E3 (E1 >E2 =
    E3 ) となるよう成長させる工程と、 上記絶縁膜を取り除いた後、第2導電型上クラッド層を
    結晶成長させる工程と、上記半導体レーザ形成領域の導
    波路をストライプ状にパターニングした後、上記回折格
    子層,光ガイド層,活性層,下クラッド層,及び基板
    を、ウェットエッチング法によりエッチングを行い、各
    層をメサ状に残す工程と、 上記メサ状に加工した基板上に、第1導電型埋め込み
    層,第2導電型埋め込み層,第1導電型埋め込み層,及
    び第2導電型クラッド層を、MOCVD法により順次結
    晶成長させる工程と、 上記半導体レーザ形成領域と第1光変調器形成領域間の
    分離溝,及び上記第1光変調器形成領域と上記第2光変
    調器形成領域間の分離溝を形成する工程と、上記半導体
    レーザ領域,第1の光変調器領域,及び第2の光変調器
    領域の各々の上面に、各々第2導電型側オーミック電極
    を,その下面に共通の第1導電型側オーミック電極を形
    成する工程とを備えたことを特徴とする半導体光変調装
    置の製造方法。
  12. 【請求項12】 半導体レーザと、これと直列に配置さ
    れた第1,第2の2段の光変調器とを集積化してなる半
    導体光変調装置を製造する方法において、 基板上に絶縁膜を、上記半導体レーザの導波路形成領
    域,上記位相変調器の形成領域,上記強度変調器の形成
    領域を、それぞれd1,d2,d3 (d1 <d3 <d2 ) の
    所要の幅ではさみ込むようにパターニングする工程と、 MOCVD法により上記基板上に、第1導電型クラッド
    層,活性層,光ガイド層,及び回折格子形成層を順次結
    晶成長させ、このとき、上記絶縁膜パターンの間に、活
    性層を、その層厚が上記半導体レーザ形成領域,上記位
    相変調器形成領域,上記強度変調器形成領域の順に、t
    1,t2,t3 (t1 >t3 >t2 ) となり、そのバンドギ
    ャップが、順にE1,E2,E3 (E1 >E3 >E2 ) とな
    るように成長させる工程と、 上記絶縁膜を取り除いた後、第2導電型クラッド層を結
    晶成長させる工程と、 上記半導体レーザ形成領域の導波路をストライプ状にパ
    ターニングした後、上記回折格子層,光ガイド層,活性
    層,第1導電型クラッド層,及び基板を、ウェットエッ
    チング法によりエッチングを行い、各層をメサ状に残す
    工程と、 上記メサ状に加工した基板上に、第1導電型埋め込み
    層,第2導電型埋め込み層,第1導電型埋め込み層,及
    び第2導電型クラッド層を、MOCVD法により順次結
    晶成長させる工程と、 上記半導体レーザ形成領域と位相変調器形成領域間の分
    離溝,及び上記位相変調器形成領域と上記強度変調器形
    成領域間の分離溝を形成する工程と、 上記半導体レーザ領域,位相変調器領域,及び強度変調
    器領域の各々の上面に、各々第1導電型側オーミック電
    極を,その下面に共通の第1導電型側オーミック電極を
    形成する工程とを備えたことを特徴とする半導体光変調
    装置の製造方法。
  13. 【請求項13】 多電極型の波長可変レーザと、これと
    直列に配置された光変調器とを集積化してなる半導体光
    変調装置を製造する方法において、 基板上に絶縁膜を、上記半導体レーザの形成領域,上記
    光変調器を作製する部分を、それぞれ、d1,d2 (d1
    <d2 ) の所要の幅ではさみ込むようにパターニングす
    る工程と、 MOCVD法により上記第1導電型基板上に、第1導電
    型クラッド層,活性層,光ガイド層,及び回折格子形成
    層を順次結晶成長させ、このとき、上記絶縁膜のパター
    ン間に、活性層を、その層厚が上記半導体レーザ形成領
    域,上記光変調器形成領域の順に、t1,t2 (t1 >t
    2 ) となり、そのバンドギャップが、順にE1,E2 (E
    1 >E2 ) となるよう成長させる工程と、上記レーザ形
    成領域のみに、干渉露光法により上記回折格子形成層よ
    り回折格子を形成する工程と、 上記絶縁膜を取り除いた後、第2導電型クラッド層を結
    晶成長させる工程と、 導波路をストライプ状にパターニングした後、上記回折
    格子層,光ガイド層,活性層,第1導電型クラッド層,
    及び基板を、ウェットエッチング法によりエッチングを
    行い、各層をメサ状に残す工程と、 上記メサ状に加工した基板上に、第1導電型埋め込み
    層,第2導電型埋め込み層,第1導電型埋め込み層,及
    び第2導電型クラッド層を、MOCVD法により順次結
    晶成長させる工程と、上記レーザの前後電極間の分離
    溝,及びレーザ領域と光変調器領域間の分離溝を形成す
    る工程と、 上記レーザの前,後電極,及び光変調器の各々の上面
    に、各々第2導電型側オーミック電極を、その下面に共
    通の第1導電型側オーミック電極を形成する工程とを備
    えたことを特徴とする半導体光変調装置の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6671468B1 (en) 1998-05-20 2003-12-30 Alcatel Light source and method for the transmission of spectrally coded data
JP2013197815A (ja) * 2012-03-19 2013-09-30 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 変調光源および変調信号の生成方法

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