JPH087580A - 半導体記憶装置および情報処理装置 - Google Patents

半導体記憶装置および情報処理装置

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JPH087580A
JPH087580A JP16449194A JP16449194A JPH087580A JP H087580 A JPH087580 A JP H087580A JP 16449194 A JP16449194 A JP 16449194A JP 16449194 A JP16449194 A JP 16449194A JP H087580 A JPH087580 A JP H087580A
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JP
Japan
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cell
associative
row
memory cell
sense
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JP16449194A
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Naoki Hamanaka
直樹 濱中
Masaru Tachibana
大 橘
Yoichi Shintani
洋一 新谷
Masanao Ito
昌尚 伊藤
Hideo Maejima
英雄 前島
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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    • GPHYSICS
    • G11INFORMATION STORAGE
    • G11CSTATIC STORES
    • G11C15/00Digital stores in which information comprising one or more characteristic parts is written into the store and in which information is read-out by searching for one or more of these characteristic parts, i.e. associative or content-addressed stores
    • G11C15/04Digital stores in which information comprising one or more characteristic parts is written into the store and in which information is read-out by searching for one or more of these characteristic parts, i.e. associative or content-addressed stores using semiconductor elements

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  • Memory System Of A Hierarchy Structure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 連想の範囲を変えられる連想機能を有する半
導体記憶装置において、センス線の負荷容量並びに電気
抵抗を低減することにより、高速化をはかる。 【構成】 連想セル114の内部にあり、ビット線B3
−7およびB3−8から入力される値とインバータ11
0および111に記憶された値を比較するNMOSトラ
ンジスタ103〜106に、比較の結果センス線S1を
接地すべき条件が成立しても接地を抑止可能にするため
のNMOSトランジスタ107を設け、そのゲート信号
を同一行にあるマスクセル12の出力に接続し、マスク
セル12の記憶内容で接地の抑止を制御する。115〜
117も連想セル114と同一の構成を持つ。そして、
図に示すマスクセルを備える連想セル群を複数用いて、
あるいは図に示すマスクセルを備える連想セル群の1以
上とマスクセルを備えない連想セル群とを組合せ用い
て、TLBのエントリを構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、連想機能を備えたフル
アソシアティブ型の半導体記憶装置に係り、特に、電子
計算機の仮想メモリにおいて、複数のページサイズが混
在するような条件下での、高速アドレス変換装置に好適
な半導体記憶装置およびそれを用いた情報処理装置に関
する。
【0002】
【従来の技術】近年、電子計算機の主記憶容量が高集積
の半導体メモリ技術の進展によって、著しく増大してい
る。これに伴い、プログラムが使用する記憶容量の範囲
も増大し、ごく僅かな記憶容量で実行可能なプログラム
から、非常に大きな記憶容量が必要なプログラムまで
が、ひとつの電子計算機システムに混在して実行される
ようになった。これに応じて、主記憶の使用効率を高め
るために、仮想記憶において、複数のページサイズが混
在するような方式が採用されてきている。この方式を実
現するためには、ページサイズに応じて、連想に用いる
アドレス信号の範囲を変更する必要があり、これを可能
にするフルアソシアティブ型のTLB(Transla
tion Look−aside Buffer)方式
が提案されている。また、主記憶容量が増大すると、主
記憶アドレスのビット数が増える。その結果、フルアソ
シアティブ型のTLBにおいて、連想機能を有するメモ
リセルに設けられた比較回路に接続されるセンス線の負
荷容量が増大し、TLBのアクセス時間が大きくなって
しまうことがないように、センス線を階層化する方式も
提案されている。
【0003】上記第1の方式の具体例としては、例えば
特開平5−282877に開示された技術がある。この
技術の概要を図10および図11に示す。図10はこの
技術で用いられるメモリセルを示す。図10において1
001は連想セル、1002はマスクセルである。連想
セル1001は、ビット線1004および1005に印
加された相補な信号と、このセルの記憶内容を比較し、
不一致であるときにセンス線1011を接地する。10
13ないし1015も連想セルであり、1001と同様
の機能を持つ。1008はNMOS、1009はPMO
Sで、両社あわせてMOSスイッチを構成し、それぞれ
のゲート入力信号に応じてセンス線1010と1011
との電気的接続を開閉する。1002はマスクセルであ
り、その記憶内容が1008および1009からなるM
OSスイッチの開閉を制御する。以上の構成要素をパー
ティションと呼ぶことにする。図11は、図10に示し
たパーティションを組み合せることで実現する連想メモ
リを示す。図中、1020、1021、1022はパー
ティションであり、TLBのエントリ1028を構成す
る。1024、1025、1026、1027はセンス
線であり、MOSスイッチである1029、1030、
1031によって電気的に接続されたり、切り離された
りする。1023はセンス回路で、センス線1024の
状態をセンスする。ここで、例えば各MOSスイッチ1
029、1030、1031がそれぞれOFF、ON、
ONであるときには、センス線1026、1025と1
024が接続される。そのため、センス線1026、1
025に接続された連想セルの少なくともひとつで不一
致が検出されるとセンス線1026、1025、102
4は接地され、これがセンス回路1023で検出される
が、センス線1027に接続された連想セルで不一致が
検出されてもセンス回路1023には検出されない。つ
まり、各MOSスイッチ1029、1030、1031
の設定に応じて連想範囲を変えることが可能である。
【0004】一方、上記第2の方式の具体例にとして
は、例えば特開平5−127872に開示された技術が
ある。この技術では、センス線を適宜階層化し、階層の
間で適宜センス線上の信号を増幅することで、各連想セ
ルがディスチャージすべき電荷の量を減らしている。こ
の方式は、ディスチャージすべき電荷の量が軽減される
ことによるメリットが、階層の間に増幅回路が入るため
のアクセス時間の増大というデメリットを克服できる場
合に有効である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記第1の方式におい
ては、各MOSスイッチ1029、1030、1031
が全てONで、パーティション1020内の連想セルに
おいてのみ不一致が検出された場合には、センス線10
24ないし1027の寄生容量に蓄えられた電荷を、O
Nであってもメタル配線に比べると遥かに大きい抵抗値
を持つMOSスイッチ1029、1030、1031を
経由してディスチャージしなければならないのみなら
ず、さらにMOSスイッチ1029、1030、103
1自体のソースおよびドレインの寄生容量に蓄えられた
電荷をもディスチャージしなければならないため、MO
Sスイッチ1029、1030、1031を持たない従
来型のTLB回路に比べてアクセス時間が遅くなる恐れ
がある。そして、このTLBを用いた電子計算機のマシ
ンサイクルは、上述のようなアクセス時間が最も遅いケ
ースによって制約されるため、マシンサイクルの向上が
困難な恐れがある。一方、上記第2の方式においては、
アドレス入力のうち連想に用いる部分を変えるための方
法が示されておらず、電子計算機の主記憶の使用効率を
向上するため複数のページサイズを混在させるアーキテ
クチャの実現が困難である。
【0006】本発明の第1の目的は、TLBのエントリ
にある連想セルがセンス線からディスチャージすべき電
荷の量、ディスチャージする経路の電気抵抗ならびに消
費電力を低減することを通じ、複数のページサイズに対
応可能で高速なTLB向きの半導体記憶装置を提供する
ことにある。本発明の第2の目的は、高速化のために階
層化されたセンス線を有するフルアソシアティブ型連想
記憶をベースにして、複数のページサイズに対応可能な
TLB向きの半導体記憶装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、行方向および列方向の2次元にメモリセ
ルが配置され、各行に配置された全メモリセルが1本の
ワード線に接続され、各列に配置された全メモリセルが
1組のビット線に接続される半導体記憶装置において、
各行内にはメモリセルとして、前記行に配置されたメモ
リセルに接続するワード線がアサートされた時に、該メ
モリセルに接続するビット線に外部から加えられた信号
を記憶するn個(n≧1)のマスクセルと、前記行に配
置されたメモリセルに接続するワード線がアサートされ
た時に、該メモリセルに接続するビット線に外部から加
えられた信号を記憶し、該メモリセルに接続するビット
線に外部から信号が加えられたとき、該信号と該メモリ
セルの記憶内容とを比較し、その比較結果を出力する1
以上の第1の連想セルからなる第1の連想セル群と、前
記第1の連想セルに、さらに外部から入力される抑止信
号の値により比較結果を抑止しまたは出力する抑止手段
が接続された1以上の第2の連想セルからなるn群(n
≧1)の第2の連想セル群とが分割配置され、前記行に
配置された第1および第2の連想セルの比較結果の出力
は1本のセンス線に接続され、前記各群の第2の連想セ
ルは各群に対応する前記マスクセルの出力を前記抑止信
号とするようにしている。また、行方向および列方向の
2次元にメモリセルが配置され、各行に配置された全メ
モリセルが1本のワード線に接続され、各列に配置され
た全メモリセルが1組のビット線に接続される半導体記
憶装置において、各行内にはメモリセルとして、前記行
に配置されたメモリセルに接続するワード線がアサート
された時に、該メモリセルに接続するビット線に外部か
ら加えられた信号を記憶するn個(n≧2)のマスクセ
ルと、前記行に配置されたメモリセルに接続するワード
線がアサートされた時に、該メモリセルに接続するビッ
ト線に外部から加えられた信号を記憶し、該メモリセル
に接続するビット線に外部から信号が加えられたとき、
該信号と該メモリセルの記憶内容とを比較し、その比較
結果を出力する第1の連想セルに外部から入力される抑
止信号の値により比較結果を抑止しまたは出力する抑止
手段が接続された1以上の第2の連想セルからなるn群
(n≧2)の第2の連想セル群とが分割配置され、前記
行に配置された第2の連想セルの比較結果の出力は1本
のセンス線に接続され、前記各群の第2の連想セルは各
群に対応する前記マスクセルの出力を前記抑止信号とし
て接続するようにしている。また、前記各行におけるメ
モリセルの分割配置および前記抑止信号の接続が、各行
において同一であるようにしている。また、前記第2の
連想セル群に属する第2の連想セルが互いに隣接してレ
イアウトされるようにしている。また、前記各第2の連
想セル群に対応するマスクセルは、対応する前記第2の
連想セル群に隣接してレイアウトされるようにしてい
る。また、各行のいずれか一方の端に該センス線の状態
を検出するためのセンス回路が設けられ、前記第2の連
想セル群と対応するマスクセルの組の1つが該センス回
路に隣接してレイアウトされるようにしている。また、
各行には該行の内容が有効か無効かを記憶するメモリセ
ルをさらに設け、該有効か無効かを記憶するメモリセル
の内容が無効である場合には、該行にある第1または第
2の連想セルの比較結果にかかわらず、該メモリセルの
出力にしたがって該行に設けられた前記センス線を一定
の電位にする手段を有するようにしている。さらにま
た、各行に配置された全メモリセルが1本のワード線に
接続され、各列に配置された全メモリセルが1組のビッ
ト線に接続される半導体記憶装置において、各行内には
メモリセルとして、前記行に配置されたメモリセルに接
続するワード線がアサートされた時に、該メモリセルに
接続するビット線に外部から加えられた信号を記憶し、
該メモリセルに接続するビット線に外部から信号が加え
られたとき、該信号と該メモリセルの記憶内容とを比較
し、その比較結果を出力する1以上の第1の連想セルか
らなる第1の連想セル群と、前記第1の連想セル群と、
前記行に配置されたメモリセルに接続するワード線がア
サートされた時に該メモリセルに接続するビット線に外
部から加えられた信号を記憶するマスクセルとの組から
なるn個(n≧1)の第2の連想セル群とが分割配置さ
れ、前記各連想セル群の連想セルの比較結果出力は各連
想セル群毎に設けられたサブセンス線に接続され、該各
サブセンス線にはそれぞれセンス回路が接続され、各連
想セル群毎にセンス回路の出力を連想セル群外部に出力
する出力手段が設けられ、該出力手段の出力は全てメイ
ンセンス線に接続され、前記第2の連想セル群は前記マ
スクセルの出力信号の値により前記出力手段の出力を抑
止するか否か制御する手段を備え、各行には該行の内容
が有効か無効かを記憶するメモリセルをさらに設け、該
有効か無効かを記憶するメモリセルの内容が無効である
場合には、該行にある前記各連想セル群の連想セルの比
較結果にかかわらず、該メモリセルの出力にしたがって
各連想セル群のサブセンス線を一定の電位にする手段を
有するようにしている。また、行方向および列方向の2
次元にメモリセルが配置され、各行に配置された全メモ
リセルが1本のワード線に接続され、各列に配置された
全メモリセルが1組のビット線に接続される半導体記憶
装置において、各行内にはメモリセルとして、前記行に
配置されたメモリセルに接続するワード線がアサートさ
れた時に、該メモリセルに接続するビット線に外部から
加えられた信号を記憶し、該メモリセルに接続するビッ
ト線に外部から信号が加えられたとき、該信号と該メモ
リセルの記憶内容とを比較し、その比較結果を出力する
1以上の第1の連想セルからなる第1の連想セル群と前
記行に配置されたメモリセルに接続するワード線がアサ
ートされた時に該メモリセルに接続するビット線に外部
から加えられた信号を記憶するマスクセルとの組からな
るn個(n≧2)の第2の連想セル群が分割配置され、
前記各第2の連想セル群の連想セルの比較結果出力は各
第2の連想セル群毎に設けられたサブセンス線に接続さ
れ、該各サブセンス線にはそれぞれセンス回路が接続さ
れ、各第2の連想セル群毎にセンス回路の出力を第2の
連想セル群外部に出力する手段が設けられ、該手段の出
力は全てメインセンス線に接続され、前記第2の連想セ
ル群は前記マスクセルの出力信号の値により前記出力手
段の出力を抑止するか否か制御する手段を備え、各行に
は該行の内容が有効か無効かを記憶するメモリセルをさ
らに設け、該有効か無効かを記憶するメモリセルの内容
が無効である場合には、該行にある前記各第2の連想セ
ル群の連想セルの比較結果にかかわらず、該メモリセル
の出力にしたがって各第2の連想セル群のサブセンス線
を一定の電位にする手段を有するようにしている。さら
に、1個以上のTLBを有する情報処理装置において、
該TLBが、上記記載のいずれかの半導体記憶装置を用
いて構成されるようにしている。
【0008】
【作用】本発明の半導体記憶装置においては、各エント
リの中にあり、当該エントリが保持するアドレス変換対
におけるページサイズに関する情報によって、ページサ
イズから外れた連想セルで不一致が検出されても、該検
出によって起こるセンス線全体における電荷のディスチ
ャージを抑止することができる。ここで、ディスチャー
ジの抑止とは、そのセルで検出された不一致との判定結
果をセンス線に伝達しないことに相当するため、そのセ
ルが連想の範囲に入らない。つまり、エントリ内のペー
ジサイズに関する情報によって連想範囲を変化させるこ
とができる。また、センス線にMOSスイッチを介在さ
せないため、センス線をすべてメタル配線にすることが
でる。また、有効か無効かを記憶するメモリセルの出力
により、無効の場合はセンス線が常時接地されるため、
無効なエントリでの消費電力を抑制することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図によって詳細に説
明する。 〈第1の実施例〉本発明の第1の実施例を図1から図4
を用いて説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係
る半導体記憶装置の構成を示す図である。図1において
1は仮想アドレスを保持するアドレスレジスタ、2はマ
スクレジスタ、3は本発明の半導体記憶装置に情報を書
き込む時に、書き込むべきエントリを指定するためのデ
コーダ、4−1ないし4−n(nは自然数)は本発明の
半導体記憶装置に記憶されるアドレス変換対のうち、仮
想アドレス部分を記憶するためのエントリ、5−1ない
し5−nは、それぞれエントリ4−1ないし4−nにお
ける連想の結果を判定するためのセンス回路、6はデー
タレジスタである。7はRAMマットであり、そのエン
トリ数はエントリ4−1ないし4−nのエントリ数であ
るnに等しい。8はセレクタである。9はエントリ4−
1に記憶されているアドレス変換対が有効であるか無効
であるかを記憶するためのvalidセル、10、1
1、および13は連想セル群、12および14は、エン
トリ4−1での連想範囲を指定するためのマスクセル、
15はプルアップ回路、16はセンス回路である。va
lidセル9、連想セル群10、11、13、およびマ
スクセル12、14の詳細な回路については、図2ない
し図4を用いて後で詳しく説明する。また、線W1ない
しWnは、それぞれエントリ4−1ないし4−nに対応
するワード線、線S1ないしSnは、それぞれエントリ
4−1ないし4−nに対応するセンス線、線B1ないし
B6はビット線群、W11ないしW1nはRAMマット
7に入力されるワード線群である。H1はヒット信号セ
ンス線、M1、M2はマスクセル12および14の内容
を伝達するためのマスク線である。
【0010】続いて、本実施例におけるアドレス変換の
アーキテクチャについて説明する。本実施例に示した半
導体記憶装置をTLB(Translation Lo
okaside Buffer)として用いる電子計算
機の仮想アドレスは32bitの幅を持つ。仮想空間を
実記憶に割り当てる単位であるところのページサイズと
しては、4KB、64KBおよび1MBが可能であり、
これらの選択はページ単位で可能である。そのため、主
記憶上に設けられるアドレス変換テーブルの各エントリ
には、そのエントリに対応するページについてのアドレ
ス変換対とともに、ページサイズに関する情報も格納さ
れており、アドレス変換テーブルのエントリにあるアド
レス変換対がTLBに書き込まれるときには、このペー
ジサイズに関連する情報も一緒にTLBに書き込まれ
る。このとき、これと同じエントリのvalidセル9
には、このエントリに有効な情報が書き込まれているこ
とを表す値である1が書き込まれる。
【0011】上記のページサイズに関する情報は、次の
ような2ビットの値にエンコードされている。
【0012】11: 4KB 10: 64KB 00: 1MB 01: 使用禁止 エンコードされた値の上位ビット、下位ビットは、それ
ぞれこのエントリの中のマスクセル12、14に保持さ
れる。
【0013】続いて、TLBの動作の概要を説明する。
まず、プログラムから仮想アドレスが出力されると、こ
の仮想アドレスはアドレスレジスタ1に入力される。入
力された仮想アドレスのうち、上位12ビットはビット
線群B2を経由して全エントリである4−1ないし4−
nの中の、連想セル群10に入力される。これに続く4
ビットはビット線B3を経由して4−1ないし4−nの
中の連想セル群11に入力される。さらにこれに続く4
ビットはビット線B4を経由して4−1ないし4−nの
中の連想セル群13に入力される。仮想アドレスのうち
下位12ビットは、TLBには入力されない。また、4
−1ないし4−nの中のvalidセル9には、セレク
タ8により値1が選択され、これがビット線B1を経由
して入力される。仮想アドレスの一部分が入力される
と、エントリ4−1中の連想セル群10は、ここに入力
された値とそのエントリが保持する値を比較し、これら
が一致しなければ、センス線S1をアース電位に接続す
る。他のエントリ4−2ないし4−nにおいても同様
で、比較した結果、不一致が判明すると、それぞれセン
ス線S2ないしSnをアース電位にする。エントリ4−
1ないし4−n中の連想セル群11では、マスクセル1
2に保持されている値をマスク線M1から入力し、この
値が1のときに限り、ここに入力された値とそのエント
リが保持する値を比較し、これらが一致しなければ、セ
ンス線S1ないしSnをアース電位に接続する。エント
リ4−1ないし4−n中の連想セル群13では、マスク
セル14に保持されている値をマスク線M2から入力
し、この値が1のときに限り、ここに入力された値とそ
のエントリが保持する値を比較し、これらが一致しなけ
れば、センス線S1ないしSnをアース電位に接続す
る。
【0014】センス回路5−1ないし5−nは、それぞ
れセンス線S1ないしSnの状態を監視し、これらがア
ース電位に接続されているか否か、すなわち、各エント
リで実際に比較を行なった範囲で不一致が検出されてい
るか否かを検出し、不一致が検出されていない場合に
は、ヒット信号センス線H1をアース電位に接続すると
ともに、ワード線W11ないしW1nをアサートし、R
AMマット7の該当するエントリに記憶されているアド
レス変換対のうちの実アドレスの部分を読み出す。ま
た、センス回路16は、ヒット信号センス線H1がアー
ス電位に接続されているか否か、すなわち、4−1から
4−nの中に入力された仮想アドレスと一致する内容を
保持するエントリが存在するか否かを検出し、存在する
場合にはいわゆるヒット信号を出力する。なお、ひとつ
の仮想アドレスに対応するアドレス変換対が、TLBの
複数のエントリに登録させないように管理されていると
する。
【0015】続いて、本実施例の詳細な構成と動作を、
図1ないし図4を参照しながら詳細に説明する。図2
は、連想セル群11およびマスクセル12の内部構造を
示す。図2におけるW1、S1、M1は、それぞれ図1
におけるワード線W1、センス線S1、マスク線M1で
ある。B3−1ないしB3−8はビット線で、図1にお
いてはビット線群B3として、これらをまとめて図示し
てある。また、101ないし109はNMOSトランジ
スタ、110ないし113はインバータである。114
は、NMOS101ないし107と、インバータ11
0、111で構成される連想セルである。115ないし
117も連想セルであり、その内部構造は連想セル11
4と同一である。なお、連想セル群13および、マスク
セル14の構造も図2に示した構造と同様であり、接続
されるビット線群B3、B5を、それぞれビット線群B
4、B6に置き替えた点のみが異なる。
【0016】図3は、連想セル群10の内部構造を示
す。連想セル群10には、12個の連想セルである12
1ないし132があり、全て同じ内部構造になってい
る。ここでは簡単のため連想セル123ないし130を
図示していない。図2におけるW1、S1は、それぞれ
図1におけるワード線W1、センス線S1である。B2
−1ないしB2−24はビット線で、図1においてはビ
ット線群B2として、これらをまとめて図示してある。
また、141ないし152はNMOSトランジスタ、1
53ないし156はインバータである。連想セル121
ないし132の内部構成は公知であり、その実施も容易
である。
【0017】図4は、プルアップ回路15、およびセン
ス回路5−1ないし5−nの構造を示す。センス回路5
−1ないし5−nは全て同じ構造であるため、代表して
5−1のみ内部構造を示してある。図4におけるW1な
いしWn、S1ないしSn、W11ないしW1n、およ
びH1は、それぞれ図1におけるワード線W1ないしW
n、センス線S1ないしSn、ワード線W11ないしW
1n、およびヒット信号センス線H1である。また、1
60、161はPMOSトランジスタ、162はNMO
Sトランジスタ、163はセンスアンプ、164はOR
回路である。
【0018】図1におけるvalidセル9の内部構造
は、図3における連想セル121と同様で、ビット線B
2−1、B2−2のかわりにビット線群B1が接続され
ている点が異なる。ビット線群B1は、2本のビット線
B1−1、B1−2(図示せず)からなる。図1におけ
るセレクタ8において、値1が選択されたときには、B
1−1、B1−2にはそれぞれ、1、0に対応する信号
が与えられ、値0が選択されたときには、0、1に対応
する信号が与えられる。ビット線群B2ないしB6につ
いても、同一のセルに入力される2本のビット線、例え
ば図2のB3−7とB3−8には、互いに論理値が反対
であるような信号が与えられるように、アドレスレジス
タ1、マスクレジスタ2およびデータレジスタ6は信号
を出力する。以上では、エントリ4−1の内部構造を説
明したが、他のエントリ4−2ないし4−nの構造も4
−1と同様であり、接続されるワード線W1が、W2な
いしWnで、センス線S1が、S2ないしSnである点
が異なるのみである。以上が、本発明の第1の実施例に
よる半導体記憶装置の構成の説明である。
【0019】以下、この半導体装置の動作を説明する。
初めに、この半導体装置への書き込みの動作を説明す
る。書き込みにあたっては、まず書き込むべきエントリ
を指定するためのエントリ指定信号を、線L1を経由し
てデコーダ3に入力する。すると、デコーダ3は、エン
トリ指定信号をデコードし、ワード線W1ないしWnの
中から指定されたエントリに対応するワード線のみをア
サートする。以下では、ワード線W1がアサートされた
として説明する。なお、エントリ指定信号の生成は、電
子計算機に関する従来技術によって容易に実施可能であ
る。これと同時に、エントリに書き込むべきアドレス変
換対に関するデータとして、アドレスレジスタ1には仮
想アドレスを、マスクレジスタには先に説明したように
2ビットにエンコードされたページサイズに関する情報
を、データレジスタ6には実アドレスを設定する。ま
た、当該エントリが有効であることをvalidセルに
書き込むために、セレクタ8が値1を選択するようにす
る。これにより、ビット線群B1ないしB6にはエント
リに書き込むべきアドレス変換対に関するデータ(およ
び、その反転されたデータ)が与えられる。なお、アド
レス変換対に関するデータの生成は、電子計算機に関す
る従来技術によって容易に実施可能である。ワード線W
1がアサートされると、エントリ4−1にあるvali
dセル9、連想セル群10、11、13およびマスクセ
ル12、14に、それぞれが接続されたビット線群B
1、B2、B3、B4、B5、およびB6に与えられた
データが書き込まれる。例えば、図2に示した連想セル
114においては、W1のアサートによりNMOSトラ
ンジスタ101と102がON状態になるため、ビット
線B3−7およびB3−8に与えられた信号がインバー
タ110と111からなるループに記憶される。また、
ワード線W1がアサートされると図4におけるOR回路
164がワード線W11をアサートするため、RAMマ
ット7における第1番目のエントリに、データレジスタ
6の内容が記憶される。このような動作をするRAMマ
ット7は、従来技術にて容易に実施できる。なお、本実
施例の半導体記憶装置の全validセルは、電源投入
後に全て0が書き込まれるような初期化がなされてお
り、上述の書き込みが行なわれない限り、エントリのv
alidセルは値0を保持していると仮定する。
【0020】続いて、本発明の第1の実施例による半導
体記憶装置におけるエントリの無効化の動作を説明す
る。エントリを無効化するためには、エントリが有効か
否かを示すvalidセル9に0を書き込む。そのため
には、上述の書き込みの動作と同様に、無効化すべきエ
ントリを指定するためのエントリ指定信号を、線L1を
経由してデコーダ3に入力する。すると、デコーダ3
は、エントリ指定信号をデコードし、ワード線W1ない
しWnの中から指定されたエントリに対応するワード線
のみをアサートする。以下では、ワード線W1がアサー
トされたとして説明する。これと同時に、セレクタ8が
値0を選択するようにする。アドレスレジスタ1、マス
クレジスタ2およびデータレジスタ6の内容は任意で良
い。以降は書き込みの動作と同様でにして、valid
セル9に値0が書き込まれる。
【0021】続いて、本発明の第1の実施例による半導
体記憶装置の連想の動作を、エントリ4−1を例に取り
説明する。連想にあたっては、まず連想のタグとなるべ
き仮想アドレスをアドレスレジスタ1に設定するととも
に、セレクタ8が値1を選択するようにする。マスクレ
ジスタ2内容は任意の値で構わない。データレジスタ6
の値も任意で構わないが、その内容がRAMマットに接
続するビット線とは電気的に切り放されるようにする。
また、デコーダ3にはエントリ指定信号は入力されてお
らず、従ってワード線W1ないしWnは全てアサートさ
れていない。以上により、ビット線群B1に値1に対応
する信号が、ビット線群B2、B3、B4には仮想アド
レスに対応する信号が与えられる。このとき、vali
dセル9と連想セル群10においては、記憶内容とビッ
ト線群B1、B2から入力された信号の内容が1ビット
でも異なると、センス線S1を接地する。例えば、図3
の連想セル121に値1が記憶されており、信号Q、Q
/(ここで、“/”は否定を表わす)が1、0であると
きに、ビット線B2−1、B2−2に、それぞれ1、0
が入力された場合には、NMOSトランジスタ143、
144、145、146は、それぞれOFF、ON、O
N、OFFになるため、センス線S1は接地されない
が、ビット線B2−1、B2−2に、それぞれ0、1が
入力されると、NMOSトランジスタ143、144、
145、146は、それぞれOFF、OFF、ON、O
Nになり、センス線S1はNMOSトランジスタ145
と146を経由して接地される。また、連想セル121
に値0が記憶されており、信号Q、Q/が0、1である
ときに、ビット線B2−1、B2−2に、それぞれ1、
0が入力された場合には、NMOSトランジスタ14
3、144、145、146は、それぞれON、ON、
OFF、OFFになり、センス線S1はNMOSトラン
ジスタ143と144を経由して接地されるが、ビット
線B2−1、B2−2に、それぞれ0、1が入力される
と、NMOSトランジスタ143、144、145、1
46は、それぞれON、OFF、OFF、ONになり、
センス線S1は接地されない。すなわち、記憶内容と異
なる信号がビット線B2−1、B2−2に入力されたと
きにのみ、センス線S1が接地される。
【0022】また、連想セル群11においては、記憶内
容とビット線群B3から入力された信号の内容が1ビッ
ト以上異なり、かつ、マスクセル12の記憶内容が1で
あるときに、センス線S1が接地される。例えば、図2
の連想セル114においては、上記の連想セル121の
動作と同様にして、記憶内容と異なる信号がビット線B
3−7、B3−8に入力されたときにのみ、NMOSト
ランジスタ103と104の組、または、105と10
6の組のいずれか一方がON、ONになるが、センス線
S1が接地されるためには、マスクセル12の記憶内容
が1であり、マスク線M1に1が与えられているためN
MOSトランジスタ107がONになっているという条
件がさらに必要である。連想セル群13についても、連
想セル群11の場合と同様に、記憶内容とビット線群B
4から入力された信号の内容が1ビット以上異なり、か
つ、マスクセル14の記憶内容が1であるときに、セン
ス線S1が接地される。
【0023】以上において、センス線S1が接地される
条件をまとめると次のようになる。なお、下記の条件の
うち、少なくとも1つが成立するとセンス線が接地され
る。 (1) validセル9の記憶内容が0である場合。 (2) 連想セル群10において、記憶内容と入力信号
が少なくとも1ビットは異なる場合。 (3) マスクセル12の記憶内容が1であり、かつ、
連想セル群11において、記憶内容と入力信号が少なく
とも1ビットは異なる場合。 (4) マスクセル14の記憶内容が1であり、かつ、
連想セル群13において、記憶内容と入力信号が少なく
とも1ビットは異なる場合。
【0024】これらの条件に、先に示したページサイズ
に関する情報の解釈を加味して、上記とは逆にセンス線
S1が接地されない条件をまとめると、まずvalid
セル9の記憶内容が1であることが必須であり、これに
加えて、下記のいずれかが成立する必要があることがわ
かる。なお、この条件を、「このエントリにおいてヒッ
トする条件」と以下で参照することにする。 (1) 当該エントリに対応するページサイズが4KB
の場合 入力された仮想アドレスの上位20ビットがエントリの
記憶内容と一致 (2) 当該エントリに対応するページサイズが64K
Bの場合 入力された仮想アドレスの上位16ビットがエントリの
記憶内容と一致 (3) 当該エントリに対応するページサイズが1MB
の場合 入力された仮想アドレスの上位12ビットがエントリの
記憶内容と一致 以上では、エントリ4−1を例にして連想の動作を説明
したが、他のエントリ4−2ないし4−nについても全
く同様の動作が行なわれる。また、先に示したように、
ひとつの仮想アドレスに対応するアドレス変換対が、T
LBの複数のエントリに登録させないように管理されて
いると仮定しているため、センス線S1ないしSnのう
ち接地されないセンス線は高々1本である。
【0025】続いて、センス回路5−1ないし5−nの
動作をセンス回路5−1を例にとり説明する。図4にお
いて、PMOSトランジスタ160および161のゲー
ト入力はいずれも接地されているため、常時ONになっ
ており、それぞれヒット信号センス線H1およびセンス
線S1についての負荷抵抗としてふるまう。なお、PM
OSトランジスタ160および161のゲート入力を、
常時接地ではなく、連想動作の直前にのみ接地するよう
にし、ヒット信号センス線H1およびセンス線S1に電
荷を蓄えるプリチャージのためのトランジスタとして動
作させることも可能である。センス線S1が接地された
場合には、PMOSトランジスタ161に電流が流れる
ことにより、センス線S1の電位が低下し、アース電位
に近づく。一方、センス線S1が接地されないときに
は、PMOSトランジスタ161には電流が流れず、セ
ンス線S1の電位は電源電位になる。センスアンプ16
3は、センス線S1の電位の変化を検出し、センス線S
1の電位が低下した場合には0を、電源電位の場合には
1を出力する。なお、PMOSトランジスタ161をプ
リチャージのためのトランジスタとして動作させる場合
には、PMOSトランジスタ161に電流は流れない
が、センス線S1が接地されるとセンス線S1に蓄えら
れた電荷が放電し、センス線S1の電位はやはり低下す
るため、センスアンプ163にて同様に検出できる。セ
ンスアンプ163が1を出力すると、NMOSトランジ
スタ162がONし、ヒット信号センス線H1が接地さ
れ、センスアンプ163が0を出力すると、NMOSト
ランジスタ162はOFFし、ヒット信号センス線は接
地されない。また、センスアンプ163が1を出力する
と、OR回路164が1を出力するので、ワード線W1
1がアサートされるため、RAMマット7の対応するエ
ントリの内容が読み出される。つまり、このエントリに
おいてヒットする条件が成立するとヒット信号センス線
H1が接地されるとともに、対応するRAMマットのエ
ントリの記憶内容が、この半導体記憶装置の外部に出力
されることになる。以上ではセンス回路5−1を例に取
り説明したが、他のセンス回路5−2ないし5−nも同
様に動作し、対応するエントリにおいてヒットする条件
が成立すると、ヒット信号センス線H1を接地するとと
もに、対応するRAMマットのエントリの記憶内容が、
この半導体記憶装置の外部に出力される。なお、先に述
べたように、連想検索においては高々1エントリしかヒ
ットしないので、ワード線W11ないしW1nの中の中
の複数がアサートされるこはない。センス線S1と同様
に、ヒット信号センス線H1が接地されると、この線の
電位はアース電位に近づき、接地されないと電源電位に
なる。この電位の変化をセンス回路16が検出し、ヒッ
トするエントリが存在してヒット信号センス線H1が接
地されると1を、そうでない場合には0を、この半導体
記憶装置の外部に出力する。以上が本発明の第1の実施
例の説明である。
【0026】本実施例によれば、複数のページサイズに
対応可能なTLB向きの半導体記憶装置のセンス線にM
OSスイッチを介在させることなく、センス線をすべて
メタル配線で構成可能になる。そのため、従来技術に比
べて連想セルがセンス線からディスチャージすべき電荷
の量ならびにディスチャージする経路の電気抵抗を低減
することが可能になり、本発明の第1の目的が達成され
る。また、従来の技術による複数のページサイズに対応
可能なTLB向きの半導体記憶装置では、仮想アドレス
の上位ビットを保持する連想セルがセンスアンプの近く
に、下位ビットがセンスアンプの遠くにレイアウトしな
ければならないという制約があったが、本発明ではセン
ス線にMOSスイッチを介在させず、通常のメタル配線
で構成してよいため、上述のような制約がないため、L
SI上に回路のレイアウトをする場合に柔軟に対応でき
るという効果もある。あるいは、レイアウト上でビット
位置についての特段の制約がないのであれば、連想セル
群11および13のように、連想セル群10に比べてセ
ンス線から電荷をディスチャージする経路にトランジス
が1個多くある(図2のNMOSトランジスタ107が
これに相当する)ため駆動力がやや低くなるセル群を、
図1に示すようにセンス回路5−1ないし5−nの近く
に配置すればよい。なお、連想セル群10、11、13
に含まれる連想セルの数を変えることによって、32ビ
ットではない幅の仮想アドレスの場合や、本実施例とは
異なるページサイズについても容易に対応できることは
明らかである。
【0027】〈第2の実施例〉本発明の第2の実施例を
図5を用いて説明する。図5は、本発明の第2の実施例
に係る半導体記憶装置の構成を示す図である。図5にお
いて、1はアドレスレジスタ、2はマスクレジスタ、3
はデコーダ、200−1ないし200−n(nは自然
数)は本実施例の半導体記憶装置に記憶されるアドレス
変換対のうち、仮想アドレス部分を記憶するためのエン
トリ、5−1ないし5−nはセンス回路、8はセレクタ
である。16はセンス回路である。201はエントリ2
00−1に記憶されているアドレス変換対が有効である
か無効であるかを記憶するためのvalidセルであ
る。202ないし213は12個の連想セルであるが、
簡単のため2個のみを図示した。221ないし224は
連想セルである。226および227はセンス回路、2
28ないし230はNMOSトランジスタである。22
5は、マスクセルである。以上ではエントリ200−1
の構成を説明したが、他のエントリ200−2ないし2
00−nの構成も同様である。また、線W1ないしWn
はワード線、線MS1ないしMSnはメインセンス線
で、それぞれエントリ200−1ないし200−nに対
応する。線SS1およびSS2はサブセンス線である。
線H1はヒット信号センス線である。線W11ないしW
1nはワード線である。なお、図5において図1と同じ
符号で参照される構成要素は、図1の場合と同じ機能な
らびに構成を持つ。また、図1に示されているRAMマ
ット7とデータレジスタ6は本実施例においても存在す
るが、図1と全く同じ構成であるため図では省略した。
【0028】以下では、第1の実施例との相違点を中心
に説明する。まず、構成の相違点を説明する。図5に示
す通り、本実施例では各エントリ200−1ないし20
0−nの中を、231、232および233の3つの区
画に分割している。なお、区画232の構成は図示して
いないが、区画233と同じである。そして、各区画内
にサブセンス線がある点が異なる。区画231における
連想セル201ないし213の構成は、図3に示した連
想セル121と同様であるが、連想セル121における
センス線S1のかわりにサブセンス線SS1が接続され
ている。区画233における連想セル221ないし22
4の構成は、図3に示した連想セル121と同様である
が、連想セル121におけるセンス線S1のかわりにサ
ブセンス線SS2が接続されている。区画233におけ
るマスクセル225の構成は、図2に示したマスクセル
12と同様であるが、マスクセル12におけるマスク線
M1のかわりにマスク線M3が接続されている。センス
回路226および227の構成は、図4におけるPMO
Sトランジスタ161とセンスアンプ163の組と同様
であるが、入力になるサブセンス線が接地されていると
きに出力として1を、接地されていないときに出力とし
て0を出力するというように、反転機能が含まれてい
る。また、マスクレジスタ2からビット線群B5、B6
を経由してマスクセルに記録されたページサイズに関す
る情報の解釈は、第1の実施例と同じである。
【0029】続いて、動作の相違点を説明する。まず、
書き込み動作を説明する。書き込み動作に関しては、第
1の実施例とほぼ同様である。まず、書き込むべきエン
トリを指定するためのエントリ指定信号が線L1を経由
してデコーダ3に入力され、これがデコードされてワー
ド線W1ないしWnの中の1本、例えばW1がアサート
される。これと同時に書き込むべきアドレス変換対に関
するデータが、アドレスレジスタ1、マスクレジスタ2
に設定され、これらの内容がビット線群B2ないしB6
に与えられる。RAMマット7(図示せず)に書き込ま
れる値は、データレジスタ6(図示せず)に設定され、
RAMマット7に入力される。また、セレクタ8は値1
を選択し、ビット線群B1にこれを与える。これによ
り、区画231、232、233にある各連想セルおよ
びマスクセルにビット線群B1ないしB6に与えられた
データが、RAMマット7の第1のエントリにデータレ
ジスタ6のデータが書き込まれる。
【0030】次に、エントリの無効化の動作を説明す
る。エントリの無効化は、基本的には書き込みの動作と
同じであるが、セレクタ8が値0を選択することと、ア
ドレスレジスタ1、マスクレジスタ2、およびデータレ
ジスタ6の内容が任意であってよい点が異なる。
【0031】続いて本実施例における連想の動作をエン
トリ200−1を例に説明する。連想にあたっては、ま
ず連想のタグとなるべき仮想アドレスをアドレスレジス
タ1に設定するとともに、セレクタ8が値1を選択する
ようにする。マスクレジスタ2の内容は任意であってよ
い。データレジスタ6の値も任意で構わないが、その内
容がRAMマットに接続するビット線とは電気的に切り
放されるようにする。また、デコーダ3にはエントリ指
定信号は入力されておらず、従ってワード線W1ないし
Wnはアサートされていない。以上により、ビット線群
B1に値1に対応する信号が、ビット線群B2、B3、
B4には仮想アドレスに対応する信号が与えられる。こ
のとき、区画231においては、記憶内容と、ビット線
群B1およびB2から入力された信号の内容が1ビット
でも異なると、サブセンス線SS1が接地され、その結
果センス回路226が値1を出力する。その結果、NM
OSトランジスタ228がONし、メインセンス線MS
1が接地される。区画233においても、記憶内容とビ
ット線群B4から入力された信号の内容が1ビットでも
異なると、サブセンス線SS2が接地され、その結果セ
ンス回路227が値1を出力し、NMOSトランジスタ
229がONする。ところが区画233においては、N
MOSトランジスタ230がON、すなわちマスクセル
225の記憶内容が1であり、マスク線M3がこれをN
MOSトランジスタ230に伝えているときに限り、メ
インセンス線MS1が接地される。区画232の動作
は、区画233の動作と同様である。そのため、メンイ
センス線MS1が接地されないための条件は、第1の実
施例で述べた「このエントリにおいてヒットする条件」
に一致する。以上ではエントリ200−1を例にして連
想の動作を説明したが、他のエントリ200−2ないし
200−nについても全く同様の動作が行なわれる。
【0032】センス回路5−1ないし5−nの動作は、
第1の実施例と全く同じであり、メインセンス線MSj
が接地されていないときに、ワード線W1jがアサート
されてRAMマット7の中の対応するエントリの記憶内
容が、この半導体記憶装置の外部に出力されるととも
に、センスアンプ16から値1が出力される。メインセ
ンス線MS1ないしMSnのいずれもが接地された場合
には、ワード線W11ないしW1nはいずれもアサート
されることはなく、センス回路16が値1を出力するこ
ともない。
【0033】以上が本発明の第2実施例の説明である。
本実施例によれば、高速化のために階層化されたセンス
線を有するフルアソシアティブ型連想記憶をベースにし
て、複数のページサイズに対応可能なTLB向きの半導
体記憶装置を提供でき、しかも、いずれのセンス線につ
いてもMOSスイッチを介在させる必要がない。そのた
め、従来技術に比べて高機能かつ高速なTLB向き半導
体記憶装置を提供できる。
【0034】〈第3の実施例〉本発明の第3の実施例を
図6および図7を用いて説明する。第3の実施例は、第
1の実施例の変形であるため、第1の実施例との相違点
を中心に述べる。図6は第3の実施例に係る半導体記憶
装置の構成を示す図である。図6において、図1と同一
の符号で参照される構成要素は、図1の場合と同じ機能
および構成を持つ。図6と図1の相違は、まず、図1に
おけるエントリ4−1ないし4−nがエントリ300−
1ないし300−nに置き換えられている点にある。エ
ントリ300−1ないし300−nは、図1に示したエ
ントリ4−1ないし4−nから、validセル9を除
去した構成になっている。また、本実施例では図1にお
けるセンス回路5−1ないし5−nを、センス回路30
1−1ないし301−nに置き換えている。さらにセレ
クタ8の出力をセンス回路301−1ないし301−n
に接続している。
【0035】図7はセンス回路301−1の構成を示
す。図7において、図4と同一の符号で参照される構成
要素は、図4の場合と同じ機能および構成を持つ。図7
において、302−1はvalidセルであり、第1の
実施例におけるvalidセル9と同様に、セレクタ8
の出力とビット線群B1を経由して接続されており、ワ
ード線W1にも接続されている。validセル301
−1のQ側に記憶されている値が1であるときには、エ
ントリ300−1の記憶内容が有効であることを表す。
また、311と312はNMOSトランジスタ、313
と314はインバータ、315と316はPMOSトラ
ンジスタ、317はNMOSトランジスタである。な
お、他のセンス回路301−2ないし301−nの構成
も301−1と同様であるが、301−1におけるワー
ド線W1、センス線S1、ワード線W11が、それぞれ
ワード線W2ないしWn、センス線S2ないしSn、ワ
ード線W12ないしW1nになる点が異なる。
【0036】続いて、第3の実施例の動作を説明する。
まず、書き込みの動作とエントリ無効化の動作を説明す
る。本実施例に係る半導体記憶装置への書き込みおよび
エントリ無効化の動作は、第1の実施例とほぼ同様であ
るが、セレクタ8が出力する値が書き込まれるセルが、
validセル9からvalidセル302−1に変更
されている点のみが異なる。
【0037】次に、連想の動作を説明する。ここでは、
エントリ300−1とセンス回路301−1の動作を例
にするが、他のエントリ300−2ないし300−n、
およびセンス回路301−2ないし301−nについて
も同様である。エントリ300−1については、第1の
実施例のエントリ4−1から、validセル9を除去
しただけであるので、その動作は第1の実施例とほぼ同
じである。すなわち、ビット線群B2、B3、およびB
4から入力された仮想アドレスが、マスクセル12およ
び14で制御される範囲で、連想セル群10、11、1
3の記憶内容と比較され、一致する場合にはセンス線S
1は接地されず、不一致の場合にはセンス線S1が接地
される。以下、validセル302−1の記憶内容で
場合分けして説明する。まず、validセル302−
1のQ側に1が、Q/側に0が保持されている場合につ
いて説明する。この場合、PMOSトランジスタ315
はON、NMOSトランジスタ317はOFFである。
そのため、センス線S1が接地されている場合には、P
MOSトランジスタ315、316に電流が流れるた
め、センス線S1の電位がアース電位に向かって低下す
る。また、センス線S1が接地されていない場合には、
センス線S1の電位は電源電位になる。センス線S1の
電位はセンスアンプ163により検出される。それ以降
の動作は第1の実施例と全く同じになる。次に、val
idセル302−1のQ側に0が、Q/側に1が保持さ
れている場合について説明する。この場合、PMOSト
ランジスタ315はOFF、NMOSトランジスタ31
7はONである。そのため、センス線S1はNMOSト
ランジスタ317により常時接地され、エントリ300
−1での連想動作には全く依存しないことになる。その
ため、センスアンプ163は値0を出力し、NMOSト
ランジスタ162はOFFになる。すなわち、当該エン
トリではヒットしなかったことを表示する。これ以降の
動作は第1の実施例と全く同じになる。このとき、セン
スアンプ163の入力インピーダンスが充分に高けれ
ば、センス回路301−1における消費電力はほぼ0に
できる。以上が本発明の第3の実施例である。本実施例
によれば、第1の実施例で得られる効果に加え、無効な
エントリでの電力消費を抑制することができる。
【0038】〈第4の実施例〉本発明の第4の実施例を
図8および図9を用いて説明する。第4の実施例は、第
2の実施例の変形であるため、第2の実施例との相違点
を中心に述べる。図8は第4の実施例に係る半導体記憶
装置の構成を示す図である。図8において、図5と同一
の符号で参照される構成要素は、図5の場合と同じ機能
および構成を持つ。図8と図5の相違は、まず、図5に
おけるエントリ200−1ないし200−nがエントリ
400−1ないし400−nに置き換えられている点に
ある。エントリ400−1ないし400−nは、図5に
示したエントリ200−1ないし200−nから、va
lidセル201を除去し、センス回路226と227
をセンス回路404と405に変更した構成になってい
る。なお、エントリ400−1は第2の実施例と同様に
区画401、402、403に分割されている。区画4
02と403が同じ構成である点も第2の実施例と同様
である。他のエントリ400−2ないし400−nも同
様に分割されている。また、本実施例では図5における
センス回路5−1ないし5−nを、センス回路406−
1ないし406−nに置き換えている。さらにセレクタ
8の出力をセンス回路406−1ないし406−nに接
続している。センス回路406−1ないし406−nの
構成は、図7に示したセンス回路301−1と同様であ
るが、図7におけるセンス線S1を、メインセンス線M
S1ないしMSnにする点と、validセル302−
1のQ/側の信号を外部に取り出す点が異なる。
【0039】図9はセンス回路404の構成を示す。図
9において、410と411はPMOSトランジスタ、
412はNMOSトランジスタ、413はセンスアンプ
である。なお、センスアンプ413は、入力が接地され
ているときに1を、入力が電源電位であるときに0を出
力する反転型になっている。なお、他のセンス回路40
5の構成も404と同様であるが、404におけるサブ
センス線SS1が、サブセンス線SS2に、NMOSト
ランジスタ228がNMOSトランジスタ229になる
点が異なる。
【0040】続いて、第4の実施例の動作を説明する。
まず、書き込みの動作とエントリ無効化の動作を説明す
る。本実施例に係る半導体記憶装置への書き込みおよび
エントリ無効化の動作は、第2の実施例とほぼ同様であ
るが、セレクタ8が出力する値が書き込まれるセルが、
validセル201から、センス回路406−1ない
し406−nの中に設けられているvalidセル30
2−1(図7)に変更されている点のみが異なる。
【0041】次に、連想の動作を説明する。ここでは、
エントリ400−1とセンス回路406−1の動作を例
にするが、他のエントリ400−2ないし400−n、
およびセンス回路406−2ないし406−nについて
も同様である。エントリ400−1については、第2の
実施例のエントリ200−1から、validセル20
1を除去し、センス回路を404、405に変更しただ
けであるので、その動作は第2の実施例とほぼ同じであ
る。すなわち、ビット線群B2、B3、およびB4から
入力された仮想アドレスが、マスクセル225等で制御
される範囲で、連想セル202ないし213、221な
いし224等の記憶内容と比較され、各区画内で一致す
る場合にはサブセンス線SS1、SS2等は接地され
ず、不一致の場合には接地される。
【0042】以下、validセル302−1の記憶内
容で場合分けして説明する。まず、validセル30
2−1のQ側に1が、Q/側に0が保持されている場合
について説明する。この場合、センス回路406−1の
動作は第3の実施例の場合と全く同様であり、メインセ
ンス線MS1が接地されるとヒット信号センス線H1は
接地されず、また、ワード線W11もアサートされな
い。メインセンス線MS1が接地されないときにはヒッ
ト信号センス線H1が接地され、また、ワード線W11
がアサートされる。センス回路404においては、va
lidセル302−1のQ/側の信号がPMOSトラン
ジスタ410とNMOSトランジスタ412のゲート入
力に与えられているため、それぞれON、OFFにな
る。そのため、サブセンス線SS1が接地されていれば
センスアンプ413が1を出力してNMOSトランジス
タ228がONになるためメインセンス線MS1は接地
され、サブセンス線SS1が接地されていなければメイ
ンセンス線MS1は接地されない。センス回路405に
おいても同様であるが、メインセンス線MS1は、さら
にマスクセル225が1を保持しているときにのみ接地
される。従って、各区画401ないし403での、マス
クセルの内容に従った連想の結果、エントリ400−1
に記憶されている値と入力された仮想アドレスが一致す
ると、ヒット信号センス線H1が接地され、ワード線W
11もアサートされる。以降の動作は第2の実施例と同
じである。
【0043】次に、validセル302−1のQ側に
0が、Q/側に1が保持されている場合について説明す
る。この場合も、センス回路406−1の動作は第3の
実施例の場合と全く同様であり、メインセンス線MS1
は常時接地される。また、センス回路404では、PM
OSトランジスタ410とNMOSトランジスタ412
は、それぞれOFF、ONになるため、サブセンス線S
S1が常時接地される。同様にサブセンス線SS2も常
時接地される。そのため、ヒット信号センス線H1は決
して接地されず、また、ワード線W11もアサートされ
ない。すなわち、当該エントリはヒットしたことを表示
しない。以降の動作は第2の実施例と同じである。この
とき、第3の実施例と同様に、各センス線に電流はほと
んど流れず、エントリ400−1での消費電力はほぼ0
になる。以上が本発明の第4の実施例である。本実施例
によれば、第2の実施例で得られる効果に加え、無効な
エントリでの消費電力を抑制することができる。
【0044】〈第5の実施例〉本発明の第5の実施例を
図12を用いて説明する。本実施例は第1の実施例の変
形であるため、相違点のみを説明する。本実施例は、第
1の実施例において、図2に示されている連想セル群1
1の構成を、図12に示す連想セル群511に置き換え
た構成になっている。同様に、連想セル群13について
も図12のようにする。図2と図12の相違は、NMO
Sトランジスタ103ないし107の接続方法にある
が、図2において103ないし107によってセンス線
S1が接地される条件と、図12において103ないし
107によってセンス線S1が接地される条件は完全に
同一であることは明かである。従って、本実施例の動作
は、第1の実施例と同様である。本実施例によれば、第
1の実施例で得られる効果に加え、図1の連想セル群1
1および13ににおいて、センス線S1に直接接続され
るNMOSトランジスタの数を半分にできるため、セン
ス線S1に直接接続されるNMOSトランジスタのドレ
イン端子における接合容量も半分にすることが可能にな
る。そのため、連想時間も短縮可能になる。
【0045】〈第6の実施例〉本発明の第6の実施例を
図13を用いて説明する。本実施例は、本発明の第1な
いし第5に示すような半導体記憶装置をTLBに用いた
情報処理装置に関する。図13において、2001は命
令プロセッサ、2002は主記憶装置である。また、2
003は命令実行制御回路、2004はプログラムカウ
ンタ、2005および2006は命令レジスタ、200
7はレジスタファイルである。2008および2009
はTLBで、本発明の第1ないし第5の実施例に示す半
導体記憶装置のいずれであっても良い。2010はキャ
ッシュメモリである。以上のうち、2008および20
09を除いた各構成要素は、従来技術にて実施可能であ
る。続いて本実施例の動作を説明する。まず、プログラ
ムカウンタ2004の示す命令アドレスに格納されてい
る命令を命令レジスタ2005および2006に格納す
る。そのための機構は図示していないが、従来技術によ
って容易に実施できる。命令レジスタ2005および2
006に格納された命令が、メモリアクセス命令ではな
い場合の動作は、従来技術の情報処理装置と同じであ
る。メモリアクセス命令の場合には、以下に示すように
TLBが用いられる。命令レジスタ2005にロード命
令が格納された場合、命令レジスタ2005のR1フィ
ールドに格納されているレジスタ番号をレジスタファイ
ル2007に送り、指定された番号のレジスタの内容で
ある仮想アドレスを線VA1を介してTLB2008に
入力する。TLB2008の各エントリは、線VA1か
ら入力された仮想アドレスと、そのエントリに記憶され
ている値とを、各エントリに格納されたページサイズ情
報で指定される部分についてのみ比較する。比較の結
果、線VA1から入力された仮想アドレスと、記憶され
ている値とが一致するようなエントリがある場合には、
線Hit1を介してその旨を命令実行制御回路2003
に通知するとともに、対応する実アドレスを線RA1を
介してキャッシュメモリ2010に渡す。そうでない場
合には、その旨を線Hit1を介して命令実行制御回路
2003に通知し、主記憶にあるアドレス変換テーブル
参照の動作を起動させる。実アドレスを線RA1を介し
て渡されたキャッシュメモリ2010は、このアドレス
に対応するデータを線D1を介して、命令レジスタ20
05のR2フィールドに格納されているレジスタ番号で
指定されるレジスタファイル2007内のレジスタに書
き込む。渡された実アドレスに対応するデータがキャッ
シュメモリ2010に無い場合は、そのデータを線M1
を介して主記憶から読み出す。以上が第6の実施例であ
る。本実施例によれば、第1ないし第5の実施例に示し
たような、複数のページサイズのアドレス変換対が同時
に存在可能で、かつ高速なTLBを用いた情報処理装置
が構成できる。
【0046】
【発明の効果】本発明によれば、複数のページサイズに
対応可能なTLB向きのフルアソシアティブ型半導体記
憶装置のセンス線にMOSスイッチを介在させることな
く、センス線をすべてメタル配線で構成可能になる。ま
た、内容が無効なエントリでの消費電力を低減できる。
さらに、高速化のためのセンス線の階層化も可能にな
る。そのため、従来技術に比べて、高速で低消費電力で
あり、複数のページサイズにも対応可能なTLB向きの
半導体記憶装置、ならびにそれを用いた情報処理装置の
提供が可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例に係る半導体記憶装置の
構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施例に係る半導体記憶装置を
構成するにあたって導入された条件付の連想セルの構成
を示す図である。
【図3】本発明の第1の実施例に係る半導体記憶装置に
おける連想セルの構成を示す図である。
【図4】本発明の第1の実施例に係る半導体記憶装置に
おけるセンス回路の構成を示す図である。
【図5】本発明の第2の実施例に係る半導体記憶装置の
構成を示す図である。
【図6】本発明の第3の実施例に係る半導体記憶装置の
構成を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施例に係る半導体記憶装置に
おけるセンス回路の構成を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施例に係る半導体記憶装置の
構成を示す図である。
【図9】本発明の第4の実施例に係る半導体記憶装置に
おけるサブセンス線のためのセンス回路の構成を示す図
である。
【図10】従来技術の半導体記憶装置のエントリの構成
を示す図である。
【図11】従来技術の半導体記憶装置の構成を示す図で
ある。
【図12】本発明の第5の実施例に係る半導体記憶装置
を構成するにあたって導入された条件付の連想セルの構
成を示す図である。
【図13】本発明の第6の実施例に係る情報処理装置の
構成を示す図である。
【符号の説明】
1 アドレスレジスタ 2 マスクレジスタ 3 デコーダ 4−1〜4−n エントリ 5−1〜5−n センス回路 6 データレジスタ 7 RAMマット 8 セレクタ 9 validセル 10 連想セル群 11 連想セル群 12 マスクセル 13 連想セル群 14 マスクセル 15 プルアップ回路 16 センスアンプ 101〜109 NMOSトランジスタ 110〜113 インバータ 114〜117 連想セル 121〜132 連想セル 141〜152 NMOSトランジスタ 153〜156 インバータ 160〜161 PMOSトランジスタ 162 NMOSトランジスタ 163 センスアンプ 164 OR回路 200−1〜200−n エントリ 201〜213 連想セル 221〜224 連想セル 225 マスクセル 226〜227 センス回路 228〜230 NMOSトランジスタ 231〜233 区画 300−1〜300−n エントリ 301−1〜301−n センス回路 302−1 マスクセル 311〜312 NMOSトランジスタ 313〜314 インバータ 315〜316 PMOSトランジスタ 317 NMOSトランジスタ 400−1〜400−n エントリ 401〜403 区画 404〜405 センス回路 406−1〜406−n センス回路 410〜411 PMOSトランジスタ 412 NMOSトランジスタ 413 センスアンプ 511 連想セル群 1001 連想セル 1002 マスクセル 1003 ワード線 1004〜1007 ビット線 1008 NMOSトランジスタ 1009 PMOSトランジスタ 1010〜1011 センス線 1012 パーティション 1013〜1015 連想セル 1020〜1022 パーティション 1023 センス回路 1024〜1027 センス線 1029〜1031 MOSスイッチ 2001 命令プロセッサ 2002 主記憶装置 2003 命令実行制御回路 2004 プログラムカウンタ 2005〜2006 命令レジスタ 2007 レジスタファイル 2008〜2009 TLB 2010 キャッシュメモリ W1〜Wn ワード線 S1〜Sn センス線 W11〜W1n ワード線 B1〜B6 ビット線 H1 ヒット信号センス線 SS1〜SS2 サブセンス線 MS1〜MSn メインセンス線
フロントページの続き (72)発明者 伊藤 昌尚 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内 (72)発明者 前島 英雄 東京都国分寺市東恋ケ窪1丁目280番地 株式会社日立製作所中央研究所内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 行方向および列方向の2次元にメモリセ
    ルが配置され、 各行に配置された全メモリセルが1本のワード線に接続
    され、 各列に配置された全メモリセルが1組のビット線に接続
    される半導体記憶装置において、 各行内にはメモリセルとして、 前記行に配置されたメモリセルに接続するワード線がア
    サートされた時に、該メモリセルに接続するビット線に
    外部から加えられた信号を記憶するn個(n≧1)のマ
    スクセルと、 前記行に配置されたメモリセルに接続するワード線がア
    サートされた時に、該メモリセルに接続するビット線に
    外部から加えられた信号を記憶し、該メモリセルに接続
    するビット線に外部から信号が加えられたとき、該信号
    と該メモリセルの記憶内容とを比較し、その比較結果を
    出力する1以上の第1の連想セルからなる第1の連想セ
    ル群と、 前記第1の連想セルに、さらに外部から入力される抑止
    信号の値により比較結果を抑止しまたは出力する抑止手
    段が接続された1以上の第2の連想セルからなるn群
    (n≧1)の第2の連想セル群とが分割配置され、 前記行に配置された第1および第2の連想セルの比較結
    果の出力は1本のセンス線に接続され、 前記各群の第2の連想セルは各群に対応する前記マスク
    セルの出力を前記抑止信号とすることを特徴とする半導
    体記憶装置。
  2. 【請求項2】 行方向および列方向の2次元にメモリセ
    ルが配置され、 各行に配置された全メモリセルが1本のワード線に接続
    され、 各列に配置された全メモリセルが1組のビット線に接続
    される半導体記憶装置において、 各行内にはメモリセルとして、 前記行に配置されたメモリセルに接続するワード線がア
    サートされた時に、該メモリセルに接続するビット線に
    外部から加えられた信号を記憶するn個(n≧2)のマ
    スクセルと、 前記行に配置されたメモリセルに接続するワード線がア
    サートされた時に、該メモリセルに接続するビット線に
    外部から加えられた信号を記憶し、該メモリセルに接続
    するビット線に外部から信号が加えられたとき、該信号
    と該メモリセルの記憶内容とを比較し、その比較結果を
    出力する第1の連想セルに外部から入力される抑止信号
    の値により比較結果を抑止しまたは出力する抑止手段が
    接続された1以上の第2の連想セルからなるn群(n≧
    2)の第2の連想セル群とが分割配置され、 前記行に配置された第2の連想セルの比較結果の出力は
    1本のセンス線に接続され、 前記各群の第2の連想セルは各群に対応する前記マスク
    セルの出力を前記抑止信号として接続することを特徴と
    する半導体記憶装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2記載の半導体記
    憶装置において、前記各行におけるメモリセルの分割配
    置および前記抑止信号の接続が、各行において同一であ
    ることを特徴とする半導体記憶装置。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の半導体記憶装置におい
    て、前記第2の連想セル群に属する第2の連想セルが互
    いに隣接してレイアウトされることを特徴とする半導体
    記憶装置。
  5. 【請求項5】 請求項4記載の半導体記憶装置におい
    て、前記各第2の連想セル群に対応するマスクセルは、
    対応する前記第2の連想セル群に隣接してレイアウトさ
    れることを特徴とする半導体記憶装置。
  6. 【請求項6】 請求項4記載の半導体記憶装置におい
    て、各行のいずれか一方の端に該センス線の状態を検出
    するためのセンス回路が設けられ、前記第2の連想セル
    群と対応するマスクセルの組の1つが該センス回路に隣
    接してレイアウトされることを特徴とする半導体記憶装
    置。
  7. 【請求項7】 請求項1または請求項2記載の半導体記
    憶装置において、 各行には該行の内容が有効か無効かを記憶するメモリセ
    ルをさらに設け、該有効か無効かを記憶するメモリセル
    の内容が無効である場合には、該行にある第1または第
    2の連想セルの比較結果にかかわらず、該メモリセルの
    出力にしたがって該行に設けられた前記センス線を一定
    の電位にする手段を有することを特徴とする半導体記憶
    装置。
  8. 【請求項8】 行方向および列方向の2次元にメモリセ
    ルが配置され、 各行に配置された全メモリセルが1本のワード線に接続
    され、 各列に配置された全メモリセルが1組のビット線に接続
    される半導体記憶装置において、 各行内にはメモリセルとして、 前記行に配置されたメモリセルに接続するワード線がア
    サートされた時に、該メモリセルに接続するビット線に
    外部から加えられた信号を記憶し、該メモリセルに接続
    するビット線に外部から信号が加えられたとき、該信号
    と該メモリセルの記憶内容とを比較し、その比較結果を
    出力する1以上の第1の連想セルからなる第1の連想セ
    ル群と、 前記第1の連想セル群と、前記行に配置されたメモリセ
    ルに接続するワード線がアサートされた時に該メモリセ
    ルに接続するビット線に外部から加えられた信号を記憶
    するマスクセルとの組からなるn個(n≧1)の第2の
    連想セル群とが分割配置され、 前記各連想セル群の連想セルの比較結果出力は各連想セ
    ル群毎に設けられたサブセンス線に接続され、 該各サブセンス線にはそれぞれセンス回路が接続され、
    各連想セル群毎にセンス回路の出力を連想セル群外部に
    出力する出力手段が設けられ、該出力手段の出力は全て
    メインセンス線に接続され、 前記第2の連想セル群は前記マスクセルの出力信号の値
    により前記出力手段の出力を抑止するか否か制御する手
    段を備え、 各行には該行の内容が有効か無効かを記憶するメモリセ
    ルをさらに設け、該有効か無効かを記憶するメモリセル
    の内容が無効である場合には、該行にある前記各連想セ
    ル群の連想セルの比較結果にかかわらず、該メモリセル
    の出力にしたがって各連想セル群のサブセンス線を一定
    の電位にする手段を有することを特徴とする半導体記憶
    装置。
  9. 【請求項9】 行方向および列方向の2次元にメモリセ
    ルが配置され、 各行に配置された全メモリセルが1本のワード線に接続
    され、 各列に配置された全メモリセルが1組のビット線に接続
    される半導体記憶装置において、 各行内にはメモリセルとして、 前記行に配置されたメモリセルに接続するワード線がア
    サートされた時に、該メモリセルに接続するビット線に
    外部から加えられた信号を記憶し、該メモリセルに接続
    するビット線に外部から信号が加えられたとき、該信号
    と該メモリセルの記憶内容とを比較し、その比較結果を
    出力する1以上の第1の連想セルからなる第1の連想セ
    ル群と前記行に配置されたメモリセルに接続するワード
    線がアサートされた時に該メモリセルに接続するビット
    線に外部から加えられた信号を記憶するマスクセルとの
    組からなるn個(n≧2)の第2の連想セル群が分割配
    置され、 前記各第2の連想セル群の連想セルの比較結果出力は各
    第2の連想セル群毎に設けられたサブセンス線に接続さ
    れ、 該各サブセンス線にはそれぞれセンス回路が接続され、
    各第2の連想セル群毎にセンス回路の出力を第2の連想
    セル群外部に出力する手段が設けられ、該手段の出力は
    全てメインセンス線に接続され、 前記第2の連想セル群は前記マスクセルの出力信号の値
    により前記出力手段の出力を抑止するか否か制御する手
    段を備え、 各行には該行の内容が有効か無効かを記憶するメモリセ
    ルをさらに設け、該有効か無効かを記憶するメモリセル
    の内容が無効である場合には、該行にある前記各第2の
    連想セル群の連想セルの比較結果にかかわらず、該メモ
    リセルの出力にしたがって各第2の連想セル群のサブセ
    ンス線を一定の電位にする手段を有することを特徴とす
    る半導体記憶装置。
  10. 【請求項10】 1個以上のTLBを有する情報処理装
    置において、 該TLBが、請求項1乃至請求項9のいずれかの請求項
    記載の半導体記憶装置を用いて構成されることを特徴と
    する情報処理装置。
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