JPH0875545A - 焦電型赤外線検出装置 - Google Patents

焦電型赤外線検出装置

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Publication number
JPH0875545A
JPH0875545A JP21437094A JP21437094A JPH0875545A JP H0875545 A JPH0875545 A JP H0875545A JP 21437094 A JP21437094 A JP 21437094A JP 21437094 A JP21437094 A JP 21437094A JP H0875545 A JPH0875545 A JP H0875545A
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JP
Japan
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infrared
sensor array
sensor
light lens
infrared light
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Pending
Application number
JP21437094A
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English (en)
Inventor
Yoshikazu Kawabe
義和 川邊
Yasuto Mukai
靖人 向井
Satoshi Tokushige
智 徳重
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication of JPH0875545A publication Critical patent/JPH0875545A/ja
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  • Photometry And Measurement Of Optical Pulse Characteristics (AREA)
  • Radiation Pyrometers (AREA)
  • Geophysics And Detection Of Objects (AREA)
  • Transforming Light Signals Into Electric Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 赤外線強度分布を死角なく検出する。 【構成】 センサアレイ1と赤外光レンズ3の少なくも
と一方を赤外光レンズ3の光軸に対して垂直方向に平行
移動させる平行移動手段4を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は赤外線の強度分布を検知
し、物体の位置や温度分布や人の挙動、火災の発生等に
関する情報を得ることのできる焦電型赤外線検出装置に
関する。
【0002】
【従来の技術】近年、赤外線カメラや防犯・防災あるい
は自動ドア等のセンサとして赤外線検出装置の需要が増
加している。
【0003】赤外線センサには化合物半導体を用いた量
子型のものと焦電素子やサーミスタを用いた熱型のもの
がある。量子型の赤外線センサは液体窒素などで冷却し
ながら使用しなければならず、長時間連続して動作させ
るには不向きである。熱型の赤外線センサは、メンテナ
ンス性や装置サイズの点で優れており、防犯・防災ある
いは自動ドア等のセンサに多く用いられている。熱型の
中では焦電型の赤外線センサが、感度が高く赤外線源の
位置検出に適している。
【0004】焦電型の赤外線センサを用いた装置では、
特開平4−175623号公報に示すようにセンサを1
次元アレイ状に薄膜で形成して作成したセンサアレイを
回転走査し2次元画像を得るものが注目されている。
【0005】従来の装置では、図6に示すように、焦電
特性を示すPLT薄膜からなるセンサ画素5を直線上に
配置したセンサアレイ1をスイープ軸2に対して設計仕
様に応じた角度に取り付け、赤外光レンズ3ごとスイー
プ軸2を矢印A方向に回転させると赤外光レンズ3を通
して測定空間の赤外線がセンサアレイ1上に結像し、赤
外線の強度変化が有るとその変化の大きさに応じた電圧
変化となって検出される。
【0006】従来の装置をエアコンに搭載した例では、
測定した赤外線強度分布から室内の温度分布や人間の位
置・活動量等の情報を得、最適な空調制御を行ってい
る。
【0007】センサアレイ1は構成上の制約からセンサ
画素5間に赤外線を検出することができない不感領域を
持っており、実際に検出しているのは視野角K内の角度
で入射する赤外線であり死角L内の角度で入射する赤外
線は検出できない。
【0008】エアコン等に搭載する場合は、測定空間が
比較的小さく死角になる範囲は狭い。また、多少の死角
があっても必要な情報を得ることができる。しかし、防
災等の用途で、屋外などの広い範囲に渡って測定を行う
場合、死角となる範囲が大きくなる。また、用途の性格
上死角を無視することはできない。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】従来の焦電型赤外線検
出装置では、赤外線の検出に用いていたセンサアレイ1
が構造上センサ画素5間に不感領域を持っており、測定
空間内に赤外線強度を検出することができない死角が存
在するという課題があった。
【0010】本発明は上記課題を解決するもので、赤外
線強度分布を死角なく検出できる焦電型赤外線検出装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、センサアレイと赤外光レンズのうち少なく
とも一方を赤外光レンズの光軸に対して垂直方向に平行
移動させる平行移動手段を備えるものである。
【0012】あるいは、センサアレイと赤外光レンズの
うち少なくとも一方をスイープ軸を含む平面内で回転移
動させる回転移動手段を備えるものである。
【0013】あるいは、センサアレイを赤外光レンズの
光軸に垂直な平面内で回転させるセンサ回転手段を備え
るものである。
【0014】あるいは、複数のセンサアレイを備え、そ
れぞれのセンサアレイのセンサ画素の配列方向がスイー
プ軸に対してそれぞれ異なる角度で配置するものであ
る。
【0015】
【作用】本発明は上記構成において、平行移動手段がセ
ンサアレイと赤外光レンズのうち少なくとも一方を赤外
光レンズの光軸に対して垂直方向に平行移動させると、
平行移動前はセンサアレイの不感領域上に結像していた
死角内の赤外線が、センサアレイのセンサ画素上に結像
するようになる。したがって、1回目の測定を行った後
平行移動を行って2回目の測定を行うと、1回目の測定
で取得した赤外線強度分布の死角の赤外線強度分布が2
回目の測定で取得される。
【0016】また、1回目の測定を行った後、回転移動
手段がセンサアレイと赤外光レンズのうち少なくとも一
方をスイープ軸を含む平面内で回転移動させると、回転
移動前はセンサアレイの不感領域上に結像していた死角
内の赤外線が、センサアレイのセンサ画素上に結像する
ようになる。したがって、1回目の測定を行った後回転
移動を行って2回目の測定を行うと、1回目の測定で取
得した赤外線強度分布の死角の赤外線強度分布が2回目
の測定で取得される。
【0017】また、センサ回転手段がセンサアレイを赤
外光レンズの光軸に垂直な平面内で回転させると、回転
前にはセンサアレイの不感領域上に結像していた死角内
の赤外線が、センサアレイのセンサ画素上に結像するよ
うになる。したがって、1回目の測定を行った後回転移
動を行って2回目の測定を行うと、1回目の測定で取得
した赤外線強度分布の死角の赤外線強度分布が2回目の
測定で取得される。
【0018】また、複数のセンサアレイを備え、それぞ
れのセンサアレイのセンサ画素の配列方向がスイープ軸
に対してそれぞれ異なる角度で配置すると、任意のセン
サアレイの死角の赤外線を別のセンサアレイが検出する
ようになる。
【0019】
【実施例】
(実施例1)以下、本発明の第1の実施例について図1
を参照しながら説明する。なお、従来例で説明したもの
と同一構成部材には同一番号を用いる。図1は本発明の
第1の実施例の焦電型赤外線検出装置の斜視図である。
【0020】図1に示すように、センサアレイ1、スイ
ープ軸2、赤外光レンズ3、リニアアクチュエータ4か
ら構成される。
【0021】センサアレイ1はPLT薄膜からなるセン
サ画素5を直線上に配置したもので、センサ画素面がス
イープ軸2と所定の角度になるよう設置されている。セ
ンサ画素5はPLT薄膜の他にLiTaO3やPZT系
あるいはPT系のセラミックおよび薄膜、PVF2など
を用いて構成することも可能である。
【0022】スイープ軸2を駆動させ測定することによ
り、センサアレイ1で2次元の赤外線強度分布を得るこ
とができる。
【0023】赤外光レンズ3は赤外線を透過するシリコ
ンを研磨して作成した球面レンズで、光軸センサアレイ
1のセンサ画素5面と直交するように位置し、スイープ
軸2の回転と連動して回転移動するようになっている。
【0024】リニアアクチュエータ4はソレノイドで構
成され、センサアレイ1をセンサ画素5面と赤外光レン
ズ3の光軸との角度、センサアレイ1と赤外光レンズ3
の距離を一定に保ったまま平行移動させる平行移動手段
を構成している。ソレノイドの他に、圧電素子やカム機
構を用いても装置を構成することができる。
【0025】以上のように構成された焦電型赤外線検出
装置の動作に付いて説明する。まず、センサアレイ1を
所定の位置に固定して、スイープ軸2を矢印で示す往時
回転方向Aに回転させ測定を行うと、視野角X内の角度
で入射する赤外線の強度が得られる。スイープ軸2を往
時回転方向Aに所定角度だけ回転させた後、リニアアク
チュエータ4によりセンサアレイ1をセンサ画素面と赤
外光レンズ3の光軸と直角な移動方向Cに移動させる。
この移動によりセンサアレイ1の不感領域の位置にセン
サ画素5が来る。センサアレイ1を移動させた後、スイ
ープ軸2を矢印で示す復時回転方向Bに回転させると、
視野角Y内の角度で入射する赤外線の強度が得られる。
初期の位置に戻ったら、リニアアクチュエータ4により
センサアレイ1を当初の位置に移動させる。往時と復時
に得られた赤外線強度のデータを合成すると、死角の無
い赤外線強度分布を得ることができる。
【0026】第1の実施例では、センサアレイ1をセン
サ画素5面と赤外光レンズ3の光軸と直角に平行移動さ
せた。しかし、センサアレイ1をスイープ軸2に沿って
平行移動させても赤外光レンズ3の焦点深度内に納まっ
ていれば同様の結果が得られる。
【0027】なお、センサアレイ1ではなく赤外光レン
ズ3を移動させても同様の効果が得られる。
【0028】(実施例2)次に、本発明の第2の実施例
について図2を参照しながら説明する。なお、第1の実
施例で説明したものと同一構成部材には同一番号を用い
る。図2は本発明の第2の実施例の焦電型赤外線検出装
置の斜視図である。
【0029】図2に示すように、センサアレイ1、スイ
ープ軸2、赤外光レンズ3、ハウジング6、リニアアク
チュエータ7から構成される。
【0030】センサアレイ1はPLT薄膜からなるセン
サ画素5を直線上に配置したもので、センサ画素面がス
イープ軸2と所定の角度になるようハウジング6に設置
されている。センサ画素5はPLT薄膜の他にLiTa
3やPZT系あるいはPT系のセラミックおよび薄
膜、PVF2などを用いて構成することも可能である。
【0031】スイープ軸2を駆動させ測定することによ
り、センサアレイ1で2次元の赤外線強度分布を得るこ
とができる。
【0032】赤外光レンズ3は、赤外線を透過するシリ
コンを研磨して作成した球面レンズで、光軸がセンサア
レイ1のセンサ画素5面と直交するように位置し、スイ
ープ軸2の回転と連動して回転移動するようハウジング
6に固定されている。ハウジング6は、スイープ軸2と
赤外光レンズ3の光軸に直交するハウジング回転軸8回
りに回転できるようスイープ軸2で支持されている。リ
ニアアクチュエータ7は、ソレノイドで構成され、ハウ
ジング6をハウジング回転軸8回りに回転移動させる回
転移動手段を構成している。ソレノイドの他に、圧電素
子やカム機構を用いても装置を構成することができる。
【0033】以上のように構成された焦電型赤外線検出
装置の動作に付いて説明する。まず、センサアレイ1を
所定の位置に固定して、スイープ軸2を矢印で示す往時
回転方向Aに回転させると、視野角X内の角度で入射す
る赤外線の強度が得られる。スイープ軸2を往時回転方
向Aに所定角度だけ回転させた後、リニアアクチュエー
タ7を駆動方向Dに駆動し、センサアレイ1の死角の入
射光がセンサ画素5上に結像するよう、ハウジング6を
回転移動方向Eに回転移動させる。センサアレイ1を移
動させた後、スイープ軸2を復時回転方向Bに回転させ
ると、視野角Y内の角度で入射する赤外線の強度が得ら
れる。初期の位置に戻ったら、リニアアクチュエータ7
によりハウジング6を当初の位置に回転移動させる。往
時と復時に得られた赤外線強度のデータを合成すると、
死角の無い赤外線強度分布を得ることができる。
【0034】第2の実施例では、ハウジング6を回転移
動させることによりセンサアレイ1と赤外光レンズ3の
両方を移動させたが、センサアレイ1の視野角が赤外光
レンズ3の全視野角内に収まり、かつセンサアレイ1が
赤外光レンズ3の焦点深度内に収まっていれば、センサ
アレイ1あるいは赤外光レンズ3のどちらか一方だけ移
動させても同様の結果が得られる。
【0035】(実施例3)次に、本発明の第3の実施例
について図3を参照しながら説明する。なお、第1の実
施例で説明したものと同一構成部材には同一番号を用い
る。図3は本発明の第3の実施例の焦電型赤外線検出装
置の斜視図である。
【0036】図3に示すように、センサアレイ1、スイ
ープ軸2、赤外光レンズ3、ギア部を持つ回転ステージ
9、駆動ギア10、モータ11から構成される。
【0037】センサアレイ1は、PLT薄膜からなるセ
ンサ画素5を直線上に配置したもので、センサ画素面が
スイープ軸2と所定の角度になるよう回転ステージ9に
設置されている。センサ画素5は、PLT薄膜の他にL
iTaO3やPZT系あるいはPT系のセラミックおよ
び薄膜、PVF2などを用いて構成することも可能であ
る。
【0038】スイープ軸2を駆動させ測定することによ
り、センサアレイ1で2次元の赤外線強度分布を得るこ
とができる。
【0039】赤外光レンズ3は、赤外線を透過するシリ
コンを研磨して作成した球面レンズで、光軸がセンサア
レイ1のセンサ画素面と直交するように位置し、スイー
プ軸2の回転と連動して回転移動するようになってい
る。回転ステージ9は、駆動ギア10とギア列構成する
ギア部を持っており、モータ11を駆動させることによ
り赤外光レンズ3の光軸回りに回転するように設置され
ている。
【0040】また、赤外線強度測定時の死角を完全に無
くすため、赤外光レンズ3の光軸つまり回転ステージ9
の回転軸が、センサアレイ1の1センサ画素5の中を通
るように、センサアレイ1を配置するのが望ましい。
【0041】以上のように構成された焦電型赤外線検出
装置の動作に付いて図3および図4を参照しながら説明
する。まず、センサアレイ1を所定の位置に固定して、
スイープ軸2を往時回転方向Aに回転させると、視野角
X内の角度で入射する赤外線の強度が得られる。スイー
プ軸2を往時回転方向Aに所定角度だけ回転させた後、
モータ11を駆動させ駆動ギア10を介して回転ステー
ジ9を180°回転させて、往時に死角となって測定で
きなかった赤外線が測定できるように、センサアレイ1
を回転させる。
【0042】つまり、図4に示すように、センサアレイ
1を回転中心Fの回りに180°回転させ、姿勢Mのよ
うにセンサアレイ1の不感領域の位置にセンサ画素5が
来るようにする。図4中、回転中心Fと回転中心Gは実
際には同一で、説明の都合上ずらして表示したものであ
る。スイープ軸2は、往時回転方向H、復時回転方向J
に回転し、赤外光レンズ3の光軸は回転中心Fを通るよ
うに設定されている。
【0043】また、センサアレイ1を回転中心Fの回り
に45°回転させると姿勢Nになり、死角の赤外線を検
出できる。ここで姿勢Nでスイープ軸2を回転させスイ
ープすると死角が生じないが、検出画素がひねれて扱い
にくくなるなめセンサアレイ1のセンサ画素5配列方向
とスイープ軸2は交わるように配置し、180°回転さ
せて死角の赤外線を検出するのが望ましい。
【0044】回転ステージ9を回転させた後、スイープ
軸2を復時回転方向Bに回転させると、視野角Y内の角
度で入射する赤外線の強度が得られる。初期の位置に戻
ったら、モータ11を逆回転させ駆動ギア10を介して
回転ステージ9を回転させ、センサアレイ1を当初の位
置に回転させる。往時と復時に得られた赤外線強度のデ
ータを合成すると、死角の無い赤外線強度分布を得るこ
とができる。
【0045】(実施例4)本発明の第4の施例について
図5を参照しながら説明を行う。図5は本発明の第4の
実施例の焦電型赤外線検出装置の斜視図である。
【0046】図5に示すように、センサアレイ1a、1
b、スイープ軸2a、2b、赤外光レンズ3a、3bか
ら構成される。
【0047】センサアレイ1a、1bは、PLT薄膜か
らなるセンサ画素5a、5bを直線上に配置したもの
で、センサ画素面がスイープ軸2a、2bと所定の角度
になるよう設置されている。センサアレイ1aのセンサ
画素面がスイープ軸2aとなす角度θ1と、センサアレ
イ1bのセンサ画素面がスイープ軸2bとなす角度θ2
とは互いに異なり、センサアレイ1aの死角位置に焦電
センサアレイ1bの視野角が位置するように配置されて
いる。ここで、センサ画素5a、5bは、PLT薄膜の
他にLiTaO3やPZT系あるいはPT系のセラミッ
クおよび薄膜、PVF2などを用いて構成することも可
能である。
【0048】スイープ軸2a、2bを駆動させ測定する
ことにより、センサアレイ1a、1bで2次元の赤外線
強度分布を得ることができる。
【0049】赤外光レンズ3a、3bは、赤外線を透過
するシリコンを研磨して作成した球面レンズで、光軸が
センサアレイ1a、1bのセンサ画素面と直交するよう
に位置し、スイープ軸2a、2bの回転と連動して回転
移動するようになっている。
【0050】以上のように構成された焦電型赤外線検出
装置の動作に付いて説明する。まず、センサアレイ1a
をスイープ軸2aを回転方向A1に回転させると、視野
Z1内の赤外線の強度が得られる。同時に、センサアレ
イ1bをスイープ軸2bを回転方向A2に回転させる
と、視野Z2内の赤外線の強度が得られる。
【0051】センサアレイ1aの死角位置にセンサアレ
イ1bの視野角が位置するように配置されていることか
ら、センサアレイ1aが検出する赤外線とセンサアレイ
1bが検出する赤外線とは互い違いになる。そして、セ
ンサアレイ1a、1bの赤外線強度データを合成する
と、死角の無い赤外線強度分布を得ることができる。
【0052】第4の実施例では、センサアレイ1aとセ
ンサアレイ1bはそれぞれ異なるスイープ軸2a、2
b、赤外光レンズ3a、3bを有しているが、2つのセ
ンサアレイを用い同一のスイープ軸、赤外光レンズで装
置を構成しても、2つのセンサアレイが赤外光レンズの
焦点深度内に納まっていれば同様の結果が得られる。
【0053】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように本発明
は、センサアレイと赤外光レンズのうち少なくとも一方
を赤外光レンズの光軸に対して垂直方向に平行移動させ
る平行移動手段を備える。あるいは、センサアレイと赤
外光レンズのうち少なくとも一方を赤外光レンズの光軸
を含む平面内で回転移動する回転移動手段を備える。あ
るいは、センサアレイを赤外光レンズの光軸に垂直な平
面内で回転させるセンサ回転手段を備える。あるいは、
複数のセンサアレイを備え、それぞれのセンサアレイの
センサ画素の配列方向がスイープ軸に対して、それぞれ
異なる角度で配置することにより、赤外線強度分布を死
角なく検出することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の焦電型赤外線検出装置
の斜視図
【図2】本発明の第2の実施例の焦電型赤外線検出装置
の斜視図
【図3】本発明の第3の実施例の焦電型赤外線検出装置
の斜視図
【図4】同、焦電センサアレイの回転移動を示す図
【図5】本発明の第4の実施例の焦電型赤外線検出装置
の斜視図
【図6】従来の焦電型赤外線検出装置の斜視図
【符号の説明】
1,1a,1b センサアレイ 2,2a,2b スイープ軸 3,3a,3b 赤外光レンズ 4 リニアアクチュエータ(平行移動手段) 5,5a,5b センサ画素 6 ハウジング(回転移動手段) 7 ニアアクチュエータ(回転移動手段) 8 ハウジング回転軸(回転移動手段) 9 回転ステージ(センサ回転手段) 10 駆動ギア(センサ回転手段) 11 モータ(センサ回転手段)
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01J 5/10 C 5/48 B G01V 8/12 H04N 5/33

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 焦電型の赤外線センサ画素を1次元に配
    列したセンサアレイと、入射する赤外線を前記センサア
    レイ上に結像するための赤外光レンズと、前記センサア
    レイのセンサ画素の配列方向に対して所定の角度に位置
    し、前記センサアレイおよび赤外光レンズをスイープす
    るスイープ軸と、前記センサアレイと赤外光レンズのう
    ち少なくとも一方を赤外光レンズの光軸に対して垂直方
    向に平行移動させる平行移動手段とを備えた焦電型赤外
    線検出装置。
  2. 【請求項2】 センサアレイと赤外光レンズのうち少な
    くとも一方を赤外光レンズの光軸に対して垂直方向に平
    行移動手段により平行に移動させ、2つ以上の位置で得
    られたデータを合成して1つの赤外線強度分布を得るよ
    うにした請求項1記載の焦電型赤外線検出装置。
  3. 【請求項3】 スイープ軸が任意の角度だけ回転したの
    ち初期の位置に逆回転して戻る往復回転を行い、往時に
    センサアレイおよび赤外光レンズが任意の位置で赤外線
    強度を測定し、復時には平行移動手段により前記センサ
    アレイと赤外光レンズのうち少なくとも一方を赤外光レ
    ンズの光軸に対して垂直方向に平行移動させて赤外線強
    度を測定し、往時と復時のデータを合成して1つの赤外
    線強度分布を得るようにした請求項2記載の焦電型赤外
    線検出装置。
  4. 【請求項4】 焦電型の赤外線センサ画素を1次元に配
    列したセンサアレイと、入射する赤外線を前記センサア
    レイ上に結像するための赤外光レンズと、前記センサア
    レイのセンサ画素の配列方向に対して所定の角度に位置
    し、前記センサアレイおよび赤外光レンズをスイープす
    るスイープ軸と、前記センサアレイと赤外光レンズのう
    ち少なくとも一方を前記スイープ軸を含む平面内で回転
    移動させる回転移動手段とを備えた焦電型赤外線検出装
    置。
  5. 【請求項5】 センサアレイと赤外光レンズのうち少な
    くとも一方をスイープ軸を含む平面内で回転移動手段に
    より回転移動させ、2つ以上の位置で得られたデータを
    合成して1つの赤外線強度分布を得るようにした請求項
    4記載の焦電型赤外線検出装置。
  6. 【請求項6】 スイープ軸が任意の角度だけ回転したの
    ち初期の位置に逆回転して戻る往復回転を行い、往時に
    センサアレイおよび赤外光レンズが任意の位置で赤外線
    強度を測定し、復時には回転移動手段により前記センサ
    アレイと赤外光レンズのうち少なくとも一方をスイープ
    軸を含む平面内で回転移動させて赤外線強度を測定し、
    往時と復時のデータを合成して1つの赤外線強度分布を
    得るようにした請求項5記載の焦電型赤外線検出装置。
  7. 【請求項7】 焦電型の赤外線センサ画素を1次元に配
    列したセンサアレイと、入射する赤外線を前記センサア
    レイ上に結像するための赤外光レンズと、前記センサア
    レイのセンサ画素の配列方向に対して所定の角度に位置
    し、前記センサアレイおよび赤外光レンズをスイープす
    るスイープ軸と、前記センサアレイを前記赤外光レンズ
    の光軸に垂直な平面内で回転させるセンサ回転手段とを
    備えた焦電型赤外線検出装置。
  8. 【請求項8】 センサアレイをセンサ回転手段により赤
    外光レンズの光軸に垂直な平面内で回転させ、2つ以上
    の位置で得られたデータを合成して1つの赤外線強度分
    布を得るようにした請求項7記載の焦電型赤外線検出装
    置。
  9. 【請求項9】 スイープ軸が任意の角度だけ回転したの
    ち初期の位置に逆回転して戻る往復回転を行い、往時に
    センサアレイが任意の位置で赤外線強度を測定し、復時
    にはセンサ回転手段により前記センサアレイを赤外光レ
    ンズの光軸に垂直な平面内で回転させて赤外線強度を測
    定し、往時と復時のデータを合成して1つの赤外線強度
    分布を得るようにした請求項8記載の焦電型赤外線検出
    装置。
  10. 【請求項10】 焦電型の赤外線センサ画素を1次元に
    配列した複数のセンサアレイと、入射する赤外線を前記
    センサアレイ上に結像するための赤外光レンズと、前記
    センサアレイのセンサ画素の配列方向に対して所定の角
    度に位置し、前記センサアレイおよび赤外光レンズをス
    イープするスイープ軸とを備え、それぞれの前記センサ
    アレイのセンサ画素の配列方向と前記スイープ軸のなす
    角度が互いに異なるようにした焦電型赤外線検出装置。
  11. 【請求項11】 複数のセンサアレイから得られたデー
    タを合成して1つの赤外線強度分布を得るようにした請
    求項10記載の焦電型赤外線検出装置。
  12. 【請求項12】 焦電型の赤外線センサ画素が薄膜で形
    成した請求項1ないし11のいずれかに記載の焦電型赤
    外線検出装置。
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