JPH0875415A - アライメント装置 - Google Patents

アライメント装置

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JPH0875415A
JPH0875415A JP6212684A JP21268494A JPH0875415A JP H0875415 A JPH0875415 A JP H0875415A JP 6212684 A JP6212684 A JP 6212684A JP 21268494 A JP21268494 A JP 21268494A JP H0875415 A JPH0875415 A JP H0875415A
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JP6212684A
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Tadashi Nagayama
匡 長山
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 露光光がパルス光である場合に、レチクルの
レチクルステージに対する位置、及びレチクルとウエハ
ステージとの位置の関係を高精度に計測する。 【構成】 ハロゲンランプ42Aからの連続照明光AL
が、光ガイド44A、視野絞り46A、第2対物レンズ
48A、第1対物レンズ51A等を介してレチクル1の
レチクルマーク10Aを照明し、レチクルマーク10A
からの反射光が、第1対物レンズ51A、第2対物レン
ズ48A等を介して光電顕微鏡22A上にレチクルマー
ク像を形成する。ウエハステージからの露光光と同じパ
ルス照明光が、レチクルマーク10Aの周囲を透過した
後、第1対物レンズ51A、ダイクロイックミラー50
A、第2対物レンズ44A等を介して2次元撮像素子2
1A上に基準マーク、及びレチクルマークの像を形成す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば半導体素子又は
液晶表示素子等をリソグラフィ工程で製造する際に使用
される投影露光装置に備えられ、レチクルのアライメン
トを行うための装置に適用して好適なアライメント装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】半導体素子又は液晶表示素子等を製造す
る際に、レチクル(又はフォトマスク等)を露光光で照
明し、そのレチクルのパターンを投影光学系を介してフ
ォトレジストが塗布されたウエハ(又はガラスプレート
等)上に結像投影する投影露光装置が使用されている。
従来、その露光光としては、水銀ランプの輝線(g線,
i線等)のように連続発光される光が主に使用されてい
た。斯かる投影露光装置においては、露光に際してレチ
クル及びウエハを正確に位置合わせする必要があるが、
そのために先ずレチクルアライメント系の計測結果を用
いて、レチクルをレチクルステージに対して位置合わせ
する。
【0003】更に、このレチクルアライメントの終了後
に、ウエハが載置されるウエハステージを基準としてレ
チクルの位置を計測し、この計測結果に基づいて例えば
ウエハ側の位置合わせが行われる。このようにウエハス
テージに対するレチクルの位置関係を計測するために
は、所謂ステージ発光型のレチクル位置検出系が使用さ
れることがある。
【0004】図6は従来のステージ発光型のレチクルア
ライメント系及びレチクル位置検出系を備えた投影露光
装置の要部を示し、この図6において、レチクル1はレ
チクルステージ2上に保持され、連続的に発光される不
図示の露光光(例えばi線、g線)のもとでレチクル1
のパターンが投影光学系3を介して、ウエハ4上の各シ
ョット領域に投影露光される。この場合、投影光学系3
の光軸AXに平行にZ軸が取られ、光軸AXに垂直な平
面内で図6の紙面に平行な方向及び垂直な方向にそれぞ
れX軸及びY軸が取られている。また、レチクル1のパ
ターン領域のX方向の両端部に十字型のレチクルマーク
10A及び10Bが形成され、レチクルマーク10A及
び10Bの上方にはそれぞれレチクルアライメント系1
5A及び15Bが配置されている。
【0005】また、ウエハ4はウエハホルダ5を介して
ウエハステージ6上に載置され、ウエハステージ6はX
Y平面内でウエハ4の位置決めを行うXYステージ、及
びZ方向にウエハ4の位置決めを行うZステージ、及び
ウエハ4の傾斜角の補正を行うレベリングステージ等か
ら構成されている。ウエハステージ6のX座標及びY座
標は常時それぞれ不図示のレーザ干渉計により計測され
ている。そして、ウエハステージ6上のウエハホルダ5
の近傍に光透過性のステージ基板7が取り付けられ、ス
テージ基板7の上面の遮光膜中に、図8に示すように、
X軸に沿って例えば中心対称な2箇所の領域にそれぞれ
矩形開口よりなる1対の基準マーク8A及び9Aと、1
対の基準マーク8B及び9Bとが形成されている。
【0006】図6に戻り、レチクルアライメント時に
は、基準マーク8A,9A及び8B,9Bがステージ発
光型の照明系により底面側から照明され、基準マーク8
A及び8Bを通過した照明光がそれぞれ投影光学系3を
介してレチクル1の下面のレチクルマーク10A及び1
0Bを照明する。更に、使用される投影光学系の投影領
域の仕様によっては、例えば内側のレチクルマーク(こ
れをレチクルマーク11A及び11Bとする)を使用す
る場合がある。このため、基準マーク9A及び9Bを通
過した照明光がそれぞれ投影光学系3を介してレチクル
マーク11A及び11Bを照明するようになっている。
即ち、ステージ基板7の中心を光軸AXに合わせた状態
で、基準マーク8A,8Bはレチクルマーク10A,1
0Bとほぼ共役な位置にあり、基準マーク9A,9Bは
レチクルマーク11A,11Bとほぼ共役な位置にあ
る。
【0007】そのステージ発光型の照明系において、不
図示の露光用光源より光ガイドで導かれた露光光と同じ
波長帯の連続発光される照明光は、その光ガイドの射出
端12a及び12bからウエハステージ6の内部に射出
される。射出端12aから射出された照明光は、ミラー
13Aで垂直上方に反射された後、コンデンサーレンズ
14Aを経て基準マーク8A及び9Aを照明する。同様
に、射出端12bから射出された照明光は、ミラー13
B及びコンデンサーレンズ14Bを経て基準マーク8B
及び9Bを照明する。この際に、ステージ基板7の中心
を光軸AXに合わせると、照明光は露光光と同じ波長帯
であるため、レチクルマーク10A,10B等を囲むよ
うにそれぞれ基準マーク8A,8B等の像が結像され、
これらの像によりレチクルマークの照明が行われる。ス
テージ発光型の照明系は以上のように構成されている。
【0008】図7は、図6中のレチクルアライメント系
の平面図であり、この図7の右側のレチクルアライメン
ト系15Aにおいて、レチクル1上のレチクルマーク1
0A(又は11A)の周囲を透過した照明光が、光路偏
向用のミラー16Aで反射された後、第1対物レンズ1
7A、ミラー18A、及び第2対物レンズ19Aを介し
てハーフミラー20Aに入射する。そして、ハーフミラ
ー20Aで反射された光が、2次元CCD等からなる2
次元撮像素子21Aの撮像面に基準マーク8Aとレチク
ルマーク10Aとの合成像を結像する。2次元撮像素子
21Aからの2次元画像データより、例えば目視観察に
より基準マーク8Aを指標マークとしてレチクルマーク
10Aの位置ずれが検出される。更に、その2次元画像
データに画像処理を施すことより、その位置ずれがウエ
ハステージ上のX座標、及びY座標での位置ずれとして
検出される。
【0009】また、ハーフミラー20Aを透過した光
は、2次元の光電顕微鏡22A中の振動スリット23A
上に、基準マーク8Aの像を照明視野(照野)とする照
明光により透過照明されたレチクルマーク10Aの像を
結像する。2次元の光電顕微鏡22Aの内のY軸用の光
電顕微鏡は、レチクルマーク10Aの像面上でY方向に
対応する方向に振動する振動スリット23A、及びこの
振動スリットの直後のフォトマルチプライア等の光電検
出器24Aより構成されている。光電検出器24Aの出
力信号を振動スリット23Aの駆動信号で同期整流する
ことにより、レチクルステージ2に対して固定された所
定の基準位置に対するレチクルマーク10AのY方向へ
の位置ずれ量に対応した信号を得ることができる。ま
た、光電顕微鏡22A内には、図示省略するも、レチク
ルマーク10Aの像面上でX方向に対応する方向に振動
する振動スリット及びこの振動スリットの直後の光電検
出器より構成されるX軸用の光電顕微鏡も含まれ、この
X軸用の光電顕微鏡により、レチクルマーク10Aの所
定の基準位置からX方向への位置ずれ量が検出できる。
【0010】左側のレチクルアライメント系15Bも、
右側のアライメント系と対称にミラー16B〜2次元の
光電顕微鏡22Bより構成されている。そして、このレ
チクルアライメント系15Bの2次元撮像素子21Bに
より、他方の基準マーク8Bを指標マークとして、レチ
クルマーク10Bの位置ずれ量が検出できると共に、光
電顕微鏡22Bにより、所定の基準位置からのレチクル
マーク10BのX方向及びY方向への位置ずれ量が検出
できる。
【0011】この結果、2つの2次元撮像素子21A及
び21Bの撮像信号の処理により、レチクル1のウエハ
ステージ6に対する位置関係(2次元的な位置ずれ量、
及び回転角)が求められる。更に、2つの光電顕微鏡2
2A及び22Bにより2つのレチクルマーク10A,1
0Bの2次元的な位置ずれ量が検出できるため、レチク
ル1のレチクルステージ2に対するX方向、Y方向への
位置ずれ量、及び回転角を求めることができる。それら
X方向、Y方向への位置ずれ量、及び回転角をそれぞれ
許容範囲内に収めることにより、レチクルアライメント
が終了する。
【0012】次に、例えば使用される投影光学系3の投
影領域に応じて、レチクル1の内側のレチクルマーク1
1A,11Bを使用する場合には、第1対物レンズ17
A及びミラー16Aを一体として−X方向に移動させる
と共に、第1対物レンズ17B及びミラー16Bを一体
として+X方向に移動させて、ミラー16A及び16B
をそれぞれレチクルマーク11A及び11Bの上方に位
置させればよい。
【0013】この際に、特開昭57−142612号公
報で開示されているように、レチクル1の下面(パター
ン面)は、ミラー16A及び16Bを介してそれぞれ第
1対物レンズ17A及び17Bの焦点面に位置してお
り、ミラー16A,16Bと第1対物レンズ17A,1
7Bとがレチクル1に沿ってX方向に移動しても、常に
レチクル1の下面が第1対物レンズ17A,17Bの焦
点面に合致している。このような構成によると、第1対
物レンズ17A(又は17B)と第2対物レンズ19A
(又は19B)との間は常に平行系となり、前記移動に
よってもレチクル1のパターン面と2次元撮像素子、及
び2次元光電顕微鏡の振動スリットとの共役関係及び倍
率は維持される。従って、レチクルマーク11A,11
B、及び基準マーク9A,9Bを使用する場合でも、レ
チクルアライメント系15A及び15Bにより対応でき
る。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述のように従来のレ
チクルアライメント系では、露光光と同じ波長帯の連続
発光される照明光を用いたステージ発光型の照明系によ
り、基準マーク及びレチクルマークが照明されていたた
め、2次元撮像素子21A,21B、及び光電顕微鏡2
2A,22Bの両方で正確に位置検出が行われていた。
【0015】これに対して、最近は、半導体素子等の集
積度の一層の向上に対応するため、露光光を短波長化し
て解像度を向上させた投影露光装置も使用されるように
なっている。現状の遠紫外域のような短波長の露光光と
しては、例えばKrFエキシマレーザ光(波長248n
m)、若しくはArFエキシマレーザ光(波長193n
m)のようなエキシマレーザ光、金属蒸気レーザ光、又
はYAGレーザの高調波のようにパルス発光される光が
主に使用されている。
【0016】しかしながら、パルス発光される露光光か
ら分岐したパルス発光される照明光を用いて、ステージ
発光方式で基準マーク、及びレチクルマークを照明した
場合、光電顕微鏡22A,22Bにおいて検出信号を振
動スリットの駆動信号で同期整流したときに良質な信号
が得られず、光電顕微鏡22A,22Bによるレチクル
アライメントが正確に行われないという不都合があっ
た。
【0017】本発明は斯かる点に鑑み、露光光としてパ
ルス発光される光を使用する場合であっても、レチクル
(マスク)のレチクルステージに対する位置関係、及び
レチクルとウエハステージとの位置関係を高精度に計測
できるアライメント装置を提供することを目的とする。
【0018】
【課題を解決するための手段】本発明によるアライメン
ト装置は、例えば図1及び図2に示すように、パルス発
光される露光光(IL)で転写用のパターンが形成され
たマスク(1)を照明する照明光学系(31,32,3
4〜39)と、その露光光のもとでマスク(1)のパタ
ーンの像を感光性の基板(4)上に投影する投影光学系
(3)と、基板(4)を保持してその投影光学系の光軸
(AX)に垂直な平面上でその基板を位置決めする基板
ステージ(6)とを有する投影露光装置に備えられ、マ
スク(1)上に形成されたアライメントマーク(10
A)と基板ステージ(6)上に配置された基準マーク
(8A)とを用いてそのマスクの位置検出を行う装置に
関する。
【0019】そして、本発明は、その露光光と異なる波
長域の連続的に発光される連続照明光(AL)でマスク
(1)上のアライメントマーク(10A)を照明する第
1のアライメント用照明系(42A〜52A)と、その
パルス発光される露光光を分岐して得られるパルス照明
光(BL)でアライメントマーク(10A)、及び基板
ステージ(6)上の基準マーク(8A)を照明する第2
のアライメント用照明系(33,40,12,13A,
14A)と、アライメントマーク(10A)からの連続
照明光(AL)、並びにアライメントマーク(10A)
からのパルス照明光(BL)、及び基準マーク(8A)
からの投影光学系(3)を介したパルス照明光(BL)
を集光する第1対物光学系(52A,51A)と、この
第1対物光学系により集光される光束を連続照明光(A
L)による光束とパルス照明光(BL)による光束とに
分割する波長選択光学系(50A)と、この波長選択光
学系により分割されるその連続照明光による光束よりア
ライメントマーク(10A)の像を形成する第2対物光
学系(48A)と、光電検出手段(23A,24A)を
備え、その連続照明光によるそのアライメントマークの
像とその光電検出手段とを相対的に振動させてそのアラ
イメントマークの像の位置を検出する像位置検出手段
(22A)と、を有する。
【0020】更に、本発明は、波長選択光学系(50
A)により分割されるそのパルス照明光による光束より
アライメントマーク(10A)及び基準マーク(8A)
の像を形成する第3対物光学系(53A,54A)と、
そのパルス照明光によるアライメントマーク(10A)
及び基準マーク(8A)の像を撮像する撮像手段(21
A)と、を有し、像位置検出手段(22A)の検出結果
に基づいてその像位置検出手段に対するマスク(1)の
位置関係を検出し、撮像手段(21A)の検出結果に基
づいてアライメントマーク(10A)と基準マーク(8
A)との位置ずれ量を検出するものである。
【0021】この場合、第1対物光学系(52A,51
A)がマスク(1)上のアライメントマークの位置に対
応して移動自在に配置され、波長選択光学系(50A)
と第2対物光学系(48A)との間、又は波長選択光学
系(50A)と第3対物光学系(53A,54A)との
間に補正光学系(49A)が配置され、この補正光学系
は、その第1対物光学系と連動してその第1対物光学系
からの光束を平行光束に変換することが望ましい。
【0022】更に、その第1のアライメント用照明系
は、マスク(1)の上方からアライメントマーク(10
A)を落射照明するものである場合に、マスク(1)と
投影光学系(3)との間に挿脱自在に、マスク(1)を
透過したその連続照明光をアライメントマーク(10
A)側に反射する可動ミラー(56A)が配置されるこ
とが望ましい。
【0023】この際に、その第1のアライメント用照明
系内で、可動ミラー(56A)の配置面と共役な面に視
野絞り(46A)が配置されることが望ましい。
【0024】
【作用】斯かる本発明によれば、露光光を分岐して得ら
れるパルス照明光を用いて第2のアライメント用照明系
によりマスク(1)上のアライメントマーク(10A)
及び基板ステージ側の基準マーク(8A)が照明され、
2つのマークの像が撮像手段(21A)により撮像され
るため、それにより得られる画像に基づいて基板ステー
ジ(6)に対するマスク(1)の位置関係が計測され
る。この際に、パルス照明光は露光光と同じ波長である
ため、投影光学系(3)における色収差がなく、撮像手
段(21A)の撮像面に2つのマークが鮮明に結像され
る。
【0025】また、アライメントマーク(10A)の像
と光電検出手段(23A,24A)とを相対的に振動さ
せてアライメントマークの像の位置検出を行う、例えば
光電顕微鏡のような像位置検出手段(22A)では、連
続照明光が使用されるため、高精度にマスク(1)の像
位置検出手段に対する位置検出が行われる。次に、第1
対物光学系(52A,51A)がマスク(1)上のアラ
イメントマークの位置に対応して移動自在に配置されて
いる場合、異なる位置のアライメントマーク(11A)
を検出対象とするときには、それに応じてその第1対物
光学系をマスク(1)に沿って移動させればよい。とこ
ろが、パルス発光される露光光は一般に遠紫外域であ
り、使用可能な硝材が限られるため、パルス照明光と連
続照明光とで共通にその第1対物光学系からの光束を平
行光束にするのは困難である。そこで、例えばパルス照
明光側を平行系にしたときには、波長選択光学系(50
A)と第2対物光学系(48A)との間に補正光学系
(49A)を配置し、この補正光学系が第1対物光学系
と連動してその第1対物光学系からの光束を平行光束に
変換する。これにより、その第1対物光学系がマスク
(1)上を移動しても正確に位置検出が行われる。
【0026】また、その第1のアライメント用照明系
が、マスク(1)の上方からアライメントマーク(10
A)を落射照明するものである場合に、マスク(1)上
のアライメントマーク(10A)と投影光学系(3)と
の間に可動ミラー(56A)を挿入すると、可動ミラー
(56A)からの反射光によりアライメントマーク(1
0A)が透過照明される。従って、そのアライメントマ
ークの反射率が低いときでも、正確に位置検出が行われ
る。
【0027】この際に、その第1のアライメント用照明
系内で、可動ミラー(56A)の配置面と共役な面に視
野絞り(46A)を配置したときには、可動ミラーがな
い場合でも有る場合でもアライメントマーク(10A)
での照度分布が同様になる。
【0028】
【実施例】以下、本発明によるアライメント装置の一実
施例につき図1〜図5を参照して説明する。本実施例
は、露光光としてパルス発光される遠紫外光を使用する
投影露光装置のレチクルアライメント系に本発明を適用
したものである。また、図1及び図2において図6〜図
8に対応する部分には同一符号を付してその詳細説明を
省略する。
【0029】図2は、本実施例の投影露光装置を示し、
この図2において、例えばKrFエキシマレーザ光源よ
りなるパルス光源31から、遠紫外域(例えば波長24
8.4nm)の露光光がパルス的に射出される。このパ
ルス的に射出される露光光(パルス露光光)はビームエ
クスパンダ32により断面形状が拡大されて、フライア
イレンズ34に入射する。但し、本実施例では、ビーム
エクスパンダ32とフライアイレンズ34との間に光軸
に対して45°傾斜した状態で挿脱自在に光路切り換え
用のミラー33が備えられ、露光時にはミラー33は位
置33Aに退避しているが、レチクルアライメント時に
はミラー33は露光光の光路中に設定される。
【0030】露光時には、フライアイレンズ34の後側
(レチクル側)焦点面に形成される2次光源からのパル
ス露光光ILが、ミラー35で反射された後、第1リレ
ーレンズ36、可変視野絞り(レチクルブラインド)3
7、第2リレーレンズ38、及びメインコンデンサーレ
ンズ39を経て、レチクル1の下面(パターン面)のパ
ターン領域を均一な照度分布で照明する。そのパルス露
光光ILのもとで、レチクル1のパターンの像が投影光
学系3を介してウエハステージ6上のウエハ4の各ショ
ット領域に投影露光される。
【0031】一方、レチクルアライメント時には、ミラ
ー33がパルス露光光の光路中に設定され、ミラー33
により反射された光(以下、「パルス照明光」と呼ぶ)
が、ビーム径を縮小するビームエクスパンダ40を介し
て光ガイド12の入射端12cに供給される。光ガイド
12の2つの射出端12a及び12bがウエハステージ
6内に差し込まれ、それらの射出端12a及び12bか
ら射出されたパルス照明光BLが、ミラー13A,13
B及びコンデンサーレンズ14A,14Bを経てそれぞ
れステージ基板7の上面に形成された矩形開口よりなる
基準マーク8A,9A及び8B,9Bを照明する。ステ
ージ基板7の中心が投影光学系3の光軸AXにほぼ合致
している状態では、基準マーク8A,9A及び8B,9
Bを通過したパルス照明光BLは、投影光学系3を介し
てレチクル1のパターン面のレチクルマーク10A,1
1A及び10B,11Bの近傍に各基準マークの像を形
成する。図2では、レチクルマーク10A及び10B上
にそれぞれレチクルアライメント系41A及び41Bが
配置されている。
【0032】図1は、本実施例のレチクルアライメント
系を示す平面図であり、この図1の右側のレチクルアラ
イメント系41Aにおいて、ハロゲンランプ42Aから
連続的に射出される光より、不図示の光学フィルタによ
りパルス露光光ILとは異なる波長域(例えば赤色、又
は近赤外光)の連続光(以下、「連続照明光」と呼ぶ)
ALが選択される。なお、ハロゲンランプ42Aの代わ
りに、発光ダイオード等も使用できる。その連続照明光
ALは、点線で示すようにコンデンサーレンズ43A、
光ガイド44A、及びコンデンサーレンズ46Aを介し
て視野絞り46Aの開口上に照射される。
【0033】視野絞り46Aの開口を通過した連続照明
光ALは、ハーフミラー47Aで反射された後、第2対
物レンズ48A、補正レンズ49Aを経てダイクロイッ
クミラー50Aに入射する。ダイクロイックミラー50
Aは、パルス照明光BLを反射させて、連続照明光AL
を透過させる波長選択性を有する。従って、連続照明光
ALは、ダイクロイックミラー50Aを透過した後、第
1対物レンズ51A及びミラー52Aを経てレチクルマ
ーク10Aを照明する。
【0034】図2において、レチクルステージ2の底面
側に可動ミラー56A及び56Bが配置され、可動ミラ
ー56A,56Bはレチクル1の下面に沿って移動でき
るように支持されている。レチクルマーク10A及び1
0Bの反射率が低いような場合には、レチクルマーク1
0A及び10Bの下方にそれぞれ可動ミラー56A及び
56Bが設置される。この際に、可動ミラー56Aは図
1の視野絞り46Aの配置面と共役な面に設置されてい
る。この理由については後に詳細に説明する。
【0035】レチクルマーク10Aで反射された連続照
明光AL、及び可動ミラー56Aが設置されているとき
に可動ミラー56Aで反射された後レチクルマーク10
Aの周囲を通過した連続照明光AL、並びにレチクルマ
ーク10Aの周囲を通過したパルス照明光BLは、ミラ
ー52A及び第1対物レンズ51Aを経てダイクロイッ
クミラー50Aに向かう。図2に戻り、パルス照明光B
Lは、ダイクロイックミラー50Aで反射された後、ミ
ラー53A及び第2対物レンズ54Aを介して2次元C
CD等からなる2次元撮像素子21Aの撮像面に、基準
マーク8A及びレチクルマーク10Aの像を形成する。
一方、連続照明光ALは、ダイクロイックミラー50A
を透過した後、補正レンズ49A、第2対物レンズ48
A及びハーフミラー47Aを経て2次元の光電顕微鏡2
2Aの振動スリット23A上にレチクルマーク10Aの
像を形成する。不図示であるが、光電顕微鏡22Aに
は、振動スリット23Aと振動方向が直交する振動スリ
ット、及びその直後の光電検出器も含まれている。
【0036】2次元撮像素子21Aの撮像信号を処理す
ることにより、基準マーク8Aに対するレチクルマーク
10AのX方向及びY方向への位置ずれ量が計測され
る。また、2次元の光電顕微鏡22Aにより、光電顕微
鏡22A内の基準点(レチクルステージ2)に対するレ
チクルマーク10AのX方向及びY方向への位置ずれ量
が計測される。また、補正レンズ49A〜ミラー53A
よりなる可動光学系55AがX方向に移動自在に配置さ
れ、例えばレチクルマーク11Aの位置検出を行う場合
には、ミラー52Aがレチクルマーク11Aの上方に位
置するように可動光学系55Aが移動する。
【0037】この際、パルス照明光BLが、遠紫外域
(例えば波長248.8nm)でパルス発光するKrF
エキシマレーザ光源からの露光光を分岐した光束である
とすると、そのパルス照明光BLに使用できる硝材は限
定されてしまう。そのため、従来の如くパルス照明光B
Lに対してレチクル1の下面を第1対物レンズ51Aの
焦点面に合わせると、それよりも波長の長い連続照明光
ALに対してはレチクル1の下方に第1対物レンズ51
Aの焦点が合うようになってしまう。このままではパル
ス照明光BLに対しては、第1対物レンズ51Aと第2
対物レンズ54Aとの間では平行系となるが、非露光光
である連続照明光ALに対しては、第1対物レンズ51
Aと第2対物レンズ48Aとの間が発散系となってしま
う。
【0038】それを避けるために、ダイクロイックミラ
ー50Aを透過した連続照明光ALの光路上に、第1対
物レンズ51Aの連続照明光ALに関する焦点位置をレ
チクル1の下面に補正する補正レンズ49Aが配置され
て、第1対物レンズ51Aと補正レンズ49Aとが一体
的に移動するようになっている。従って、補正レンズ4
9Aと第2対物レンズ48Aとの間が平行系となり、図
1の点線で示すように、可動光学系55AがX方向に移
動しても、レチクル1の下面と光電顕微鏡22Aの振動
スリットとの間の共役関係、及び結像倍率が初期状態に
維持され、位置の異なるレチクルマーク11Aに対して
も正確に位置計測が行われる。
【0039】また、左側のレチクルアライメント系41
Bも、右側のアライメント系と対称的にハロゲンランプ
42B〜第2対物レンズ54A、2次元撮像素子21
B、及び光電顕微鏡22Bより構成されている。そのレ
チクルアライメント系41Bにより、レチクルステージ
2に対するレチクルマーク10B,11Bの位置関係、
及び基準マーク8B,9Bに対するレチクルマーク10
B,11Bの位置関係が計測される。
【0040】次に、図2の可動ミラー56Aの作用につ
き説明する。これに関して、本実施例のように連続照明
光ALについて落射照明を用いた場合には、常にレチク
ルマーク10A,11Aの反射率が問題になってしまう
が、本実施例では以下のようにすることでその反射率に
起因する問題を解消した。通常レチクルマーク10A,
11Aとしては、ガラス基板に形成されたクロム膜をエ
ッチングし、例えば十字マーク状にクロム膜を残したパ
ターンが用いられるが、特に上面から入射した光に対す
る反射率が通常のパターン(反射率が40%程度)に比
べて低いパターンがある。
【0041】例えば、レチクル1のパターン領域の回路
パターンがこのように低反射である場合には、レチクル
マークのみの反射率を変えることはできないため、必然
的にレチクルマークも低反射となる。このような場合で
も、従来のアライメント系においては、ステージ発光の
みを用いていたため、レチクルマーク10A,11Aは
透過照明されて、検出精度は反射率には依存しなかっ
た。しかし、本実施例のレチクルアライメント系41A
では上方からの落射照明を行っているので、レチクルマ
ークの反射率が低い場合には得られる像の光強度が悪く
なり、最悪の場合レチクルマークの像が得られなくな
る。このような場合には、本実施例では、低反射のレチ
クルマークの下方に可動ミラー56Aを移動させて、レ
チクルマークを1回透過した落射照明光を反射させ、下
方より均一にレチクルマークを透過照明することができ
る。
【0042】レチクル1の下方にレチクル1と平行な可
動ミラー56Aを必要時のみ挿入する場合の照明状態に
ついて、図3及び図4を参照して説明する。図3は、面
57C上に均一な照度分布の照明視野(照野)を持つ連
続照明光ALの光束を示す光路図であり、矩形の分布5
8Cは、光軸61を中心とする面57C上での照度分布
を表す。また、面57Cから光軸61方向に上方に(こ
れを−方向とする)面57B,57Aと離れるに従っ
て、照明領域は次第に広がり、同様に、面57Cから光
軸61方向に下方に(+方向に)面57D,57Eと離
れるに従って、照明視野は次第に広がっている。面57
A〜57Eでの照度分布をそれぞれ右側の分布58A〜
58Eに示す。これより、面57Cを基準として、+方
向又は−方向に離れるに従って、照度均一領域(照度分
布の平らな領域)が減少しているのが分かる。斜線を施
した領域62が、照度均一領域を示している。
【0043】照度均一領域の直径をφE とする。図3の
ように面57C上の照野の上下で光束が対称である理想
的な場合を想定して、連続照明光ALの開口半角θを小
さいとすると、開口数NA=sin θ≒θと近似できる。
照野の径をφ、照野からの上下方向(Z方向)への距離
をdとすると、次の関係が成立する。
【0044】
【数1】φE =φ−2dθ このような性質を利用して低反射レチクルマークに対応
する。図4は、レチクルマーク10Aの下方に可動ミラ
ー56Aが設置された状態を示し、この図4において、
レチクル1の下方にLだけ離れた位置にレチクル1と平
行に可動ミラー56Aが設置され、且つ連続照明光AL
による落射照明の照野が可動ミラー56Aのミラー面に
なっている。可動ミラー56Aの下方に2点鎖線で可動
ミラー56Aにより反射された光束とレチクル1Mを鏡
像で示す。通常のレチクル1の場合は可動ミラー56A
がなく、レチクルマーク10Aの照度分布は、周辺が鈍
っている分布60Aのようになっている。
【0045】この場合、分布60A内の照度均一領域が
実際に観察される視野より大きければ、均一な照明が行
われたことになる。また、低反射レチクル使用時は、図
4のように可動ミラー56Aが挿入され、鏡像のレチク
ル1Mが照明される。つまり、レチクルマーク10Aの
鏡像であるレチクルマーク10AMが透過照明される。
このとき、実線で示した光束が実際のレチクルマーク1
0Aによってケラレることにより、照度がどのように変
化するかを考慮しなければならない。
【0046】図5は、図4中の鏡像のレチクルマーク1
0AMとレチクルマーク10Aとを拡大して示し、この
図5において、レチクルマーク10Aの線幅をΔとする
と、ケラレがないとき、つまりΔ=0のときのレチクル
1の下面での照度をE0 とする。そのときの実際の照度
Eは、図4に示すように、可動ミラー56Aとレチクル
1との間隔をLとし、連続照明光ALによる開口数NA
をsin θ≒θとすると、次の関係が成立する。
【0047】
【数2】E≒E0 {1−2Δ/(πLθ)} ここで、E≒E0 と考えられるように各変数が設定でき
れば、レチクルマーク10Aによるケラレで生じる照度
むらは考慮に値しなくなり、可動ミラー56Aからの反
射光での透過照明においても、分布60Aのような照度
分布が得られる。このときは、落射照明によるレチクル
マーク10Aの像はほとんど得られないため、可動ミラ
ー56Aからの反射光による透過照明での像でレチクル
アライメントを行うことができる。なお、E≒E0 と考
えられるような状態とは、(E−E0 )がE0 の数%程
度以下になる状態、即ち2Δ/(πLθ)が数%程度以
下になる状態である。
【0048】このように、本実施例では、簡単なミラー
移動機構を付加するだけで、全てのレチクルに対し従来
通りのレチクルアライメントを実行することができる。
また、通常のレチクルを使用する際には、可動ミラー5
6A,56Bを動かす必要がないため、スループット上
も有利である。なお、図示は省略するが、非露光光であ
る連続照明光ALの照明系を可動ミラー56A,56B
の代わりにレチクル1の下方に設置し、必要時のみ下方
より照明を行うようにしてもよい。これによると、どの
ような反射率のレチクルにも対応できるが、レチクル1
と投影光学系3との間に空間的な余地が必要となり、且
つ通常のレチクル使用時にもその照明系の出し入れが必
要となる。
【0049】更に、レチクルの下方に可動ミラーを置く
場合に可動ミラー面に照野を置いたが、性能上問題なけ
れば多少位置がずれてもよい。また性能上問題がなけれ
ば、レチクルマーク位置での実視野が照度一定領域を若
干はみ出してもよい。また、可動ミラー56A,56B
の代わりに、連続照明光ALを反射させてパルス照明光
BL(露光光)を透過させるダイクロイックミラーを使
用してもよい。
【0050】このように本発明は上述実施例に限定され
ず、本発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り
得る。
【0051】
【発明の効果】本発明によれば、露光光がパルス発光さ
れても、アライメントマークの像と光電変検出手段とを
相対振動させる像位置検出手段(光電顕微鏡等)につい
ては連続照明光が使用されるため、マスクの像位置検出
手段に対する位置計測が高精度に行われる。更に、撮像
手段では、露光光と同じパルス照明光が使用されるた
め、投影光学系の色収差の影響を受けることなく、基準
マークに対するアライメントマークの位置関係が高精度
に検出される。従って、その結果に基づいてレチクルア
ライメントを正確に実行できる。
【0052】また、第1対物光学系がマスク上のアライ
メントマークの位置に対応して移動自在に配置され、波
長選択光学系と第2対物光学系との間、又は波長選択光
学系と第3対物光学系との間に補正光学系が配置され、
この補正光学系が、第1対物光学系と連動して第1対物
光学系からの光束を平行光束に変換する場合には、第2
対物光学系及び第3対物光学系に対して平行系を構成で
きる。従って、マスク上の異なる位置のアライメントマ
ークの位置計測を行う場合でも、同じ検出精度で計測を
行うことができる。
【0053】また、第1のアライメント用照明系は、マ
スクの上方からアライメントマークを落射照明するもの
であり、マスクと投影光学系との間に挿脱自在に、マス
クを透過した連続照明光をアライメントマーク側に反射
する可動ミラーが配置される場合には、アライメントマ
ークの反射率が低い場合でも正確に位置検出を行うこと
ができる。
【0054】更に、第1のアライメント用照明系内で、
その可動ミラーの配置面と共役な面に視野絞りが配置さ
れる場合には、可動ミラーを使用する場合でも、使用し
ない場合でもほぼ同じ照度分布でアライメントマークの
位置検出を行うことができる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるアライメント装置の一実施例が適
用された投影露光装置のレチクルアライメント系を示す
平面図である。
【図2】その実施例の投影露光装置を示す一部を切り欠
いた構成図である。
【図3】連続照明光による照度分布の変化の説明に供す
る図である。
【図4】可動ミラー56Aでレチクル1を透過照明する
際の説明図である。
【図5】図4中の鏡像のレチクルマークと実際のレチク
ルマークとの関係を示す拡大斜視図である。
【図6】従来の投影露光装置の要部を示す一部を切り欠
いた構成図である。
【図7】図6のレチクルアライメント系を示す平面図で
ある。
【図8】図6のステージ基板7下の基準マークを示す拡
大平面図である。
【符号の説明】
1 レチクル 3 投影光学系 4 ウエハ 6 ウエハステージ 7 ステージ基板 8A,8B,9A,9B 基準マーク 10A,10B,11A,11B レチクルマーク 12 光ガイド 31 パルス光源 33 可動ミラー 41A,41B レチクルアライメント系 42A,42B ハロゲンランプ 46A,46B 視野絞り 48A,54A 第2対物レンズ 49A 補正レンズ 50A ダイクロイックミラー 51A 第1対物レンズ 52A ミラー 55A,55B 可動光学系

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 パルス発光される露光光で転写用のパタ
    ーンが形成されたマスクを照明する照明光学系と、前記
    露光光のもとで前記マスクのパターンの像を感光性の基
    板上に投影する投影光学系と、前記基板を保持して前記
    投影光学系の光軸に垂直な平面上で前記基板を位置決め
    する基板ステージとを有する投影露光装置に備えられ、 前記マスク上に形成されたアライメントマークと前記基
    板ステージ上に配置された基準マークとを用いて前記マ
    スクの位置検出を行う装置において、 前記露光光と異なる波長域の連続的に発光される連続照
    明光で前記マスク上のアライメントマークを照明する第
    1のアライメント用照明系と;前記パルス発光される露
    光光を分岐して得られるパルス照明光で前記アライメン
    トマーク、及び前記基板ステージ上の基準マークを照明
    する第2のアライメント用照明系と;前記アライメント
    マークからの前記連続照明光、並びに前記アライメント
    マークからの前記パルス照明光、及び前記基準マークか
    らの前記投影光学系を介した前記パルス照明光を集光す
    る第1対物光学系と;該第1対物光学系により集光され
    る光束を前記連続照明光による光束と前記パルス照明光
    による光束とに分割する波長選択光学系と;該波長選択
    光学系により分割される前記連続照明光による光束より
    前記アライメントマークの像を形成する第2対物光学系
    と;光電検出手段を備え、前記連続照明光による前記ア
    ライメントマークの像と前記光電検出手段とを相対的に
    振動させて前記アライメントマークの像の位置を検出す
    る像位置検出手段と;前記波長選択光学系により分割さ
    れる前記パルス照明光による光束より前記アライメント
    マーク及び前記基準マークの像を形成する第3対物光学
    系と;前記パルス照明光による前記アライメントマーク
    及び前記基準マークの像を撮像する撮像手段と;を有
    し、 前記像位置検出手段の検出結果に基づいて前記像位置検
    出手段に対する前記マスクの位置関係を検出し、前記撮
    像手段の検出結果に基づいて前記アライメントマークと
    前記基準マークとの位置ずれ量を検出することを特徴と
    するアライメント装置。
  2. 【請求項2】 前記第1対物光学系が前記マスク上のア
    ライメントマークの位置に対応して移動自在に配置さ
    れ、前記波長選択光学系と前記第2対物光学系との間、
    又は前記波長選択光学系と前記第3対物光学系との間に
    補正光学系が配置され、該補正光学系は、前記第1対物
    光学系と連動して前記第1対物光学系からの光束を平行
    光束に変換することを特徴とする請求項1記載のアライ
    メント装置。
  3. 【請求項3】 前記第1のアライメント用照明系は、前
    記マスクの上方から前記アライメントマークを落射照明
    するものであり、 前記マスクと前記投影光学系との間に挿脱自在に、前記
    マスクを透過した前記連続照明光を前記アライメントマ
    ーク側に反射する可動ミラーが配置されることを特徴と
    する請求項1又は2記載のアライメント装置。
  4. 【請求項4】 前記第1のアライメント用照明系内で、
    前記可動ミラーの配置面と共役な面に視野絞りが配置さ
    れることを特徴とする請求項3記載のアライメント装
    置。
JP6212684A 1994-05-24 1994-09-06 アライメント装置 Withdrawn JPH0875415A (ja)

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KR1019950012743A KR950034479A (ko) 1994-05-24 1995-05-22 조명광학계
US08/446,346 US5552892A (en) 1994-05-24 1995-05-22 Illumination optical system, alignment apparatus, and projection exposure apparatus using the same
US08/620,683 US5797674A (en) 1994-05-24 1996-03-19 Illumination optical system, alignment apparatus, and projection exposure apparatus using the same

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106371293A (zh) * 2016-11-08 2017-02-01 东莞市北科电子科技有限公司 一种改善led曝光机平行光射出机构

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