JPH0872929A - インフレーション成形袋 - Google Patents

インフレーション成形袋

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JPH0872929A
JPH0872929A JP6204979A JP20497994A JPH0872929A JP H0872929 A JPH0872929 A JP H0872929A JP 6204979 A JP6204979 A JP 6204979A JP 20497994 A JP20497994 A JP 20497994A JP H0872929 A JPH0872929 A JP H0872929A
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molded
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Hiroshi Okubo
寛 大久保
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 薄手のインフレーションフイルム製の袋で、
上下のシール幅を狭くしても、袋の開封を容易に行える
ようにしたインフレーション成形袋を提供する。 【構成】 筒状に形成されるインフレーションフイルム
1の上下部をシール2,2して袋詰め製品とするインフ
レーション成形袋において、袋の一端側のシール部2に
隣接する側端部に適宜形状の区画シール3を施して、こ
の区画シール3により袋の側端部に区画領域4を形成
し、この区画領域4内の袋の側端縁1aに開封用切離可
能な線状シール5を施したことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインフレーション成形袋
に係り、特に開封時の切開を容易とするインフレーショ
ン成形袋に関する。
【0002】
【従来の技術】例えばマヨネーズ、各種ジャム類、液
卵、味噌等の半流動性のある内容物を封入して市場に供
給するためのプラスチックフイルム製の袋として、イン
フレーシヨンにより連続して偏平筒状に形成されるイン
フレーションフイルム内に内容物を順次定量充填し、そ
の上部をシールし、そのシール位置で切断して個々の袋
詰め製品とするものがある。
【0003】上記のようなインフレーションフイルムを
用いた袋は、薄物(厚さ20〜120μ程度)では前記
シール部を通常の3〜8mm幅でシールすると、そのシ
ール時の加熱によりシール後「しわ」が生じ、商品とし
ての見栄えを損なうことになるため、この種薄物のイン
フレーション成形袋では、シール幅を極端に狭くした1
〜2mm幅の線シールにより封止するようになされ、
「しわ」の発生を極力抑えるようになされている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかるに上記のインフ
レーション成形袋の場合、四周をシールした通常のプラ
スチックフイルム製の袋のように袋の左右側縁にはシー
ル部が存在しないのでそこに開封用の切込みを設けるこ
とができず、シール部のシール幅の範囲内の側端縁に設
けるほかはないが、前記のようにシール幅を狭くすると
このシール部に切込みを形成することが不可能となる。
また上または下端のシール部より外側の末シール部に切
込みを形成して袋を縦裂きするようにしようとしても、
インフレーションフイルム特有の配向性により縦裂きと
することは難しい。したがって袋の開封時には、袋の一
端側を鋏等により切除することにより開封せざるを得
ず、そのため開封操作が著しく面倒になるという問題が
あった。
【0005】そこで本件出願人は、上記の点を解消する
ものとして、インフレーション袋の一側端に区画シール
を施して区画領域を形成し、この領域内の袋の側端に開
封用スリットを設けたインフレーション成形袋を開発し
た。この袋によれば、スリット部分は区画シールにより
袋内とは隔絶され、開封時はスリットから袋を裂くこと
により袋素材の配向性に従って切離でき、内容物を取出
せるもので、シール幅を狭くしても不都合なく開封する
ことができるものである。
【0006】しかしこのように袋の一側端にスリットが
入れられていると、スリットにより切離された部分がひ
らひらして見栄えが悪いばかりでなく、何かに引掛って
開封してしまうという難点がある。
【0007】本発明はこれに鑑み、薄手のインフレーシ
ョンフイルム製の袋で上下のシール幅を極端に狭くして
も、袋の開封を容易に行うことのできることはもちろ
ん、見栄えがよく、誤って開封するおそれのないインフ
レーション成形袋を提供することを目的とするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
本発明は、筒状に形成されるインフレーションフイルム
の上下部をシールして袋詰め製品とするインフレーショ
ン成形袋において、袋の一端側のシール部に隣接する側
端部に適宜形状の区画シールを施してこの区画シールに
より袋の側端部に区画領域を形成し、この区画領域内の
袋の側端縁に開封用切離可能な線状シールを施したこと
を特徴とする。
【0009】
【作用】上記構成によれば、袋の開封前においては線状
シールは閉じられた状態におかれており、切目は存在し
ない。開封時に区画領域内の側端縁に形成されている線
状シールから袋を裂けば、この線状シールから区画領域
内のフイルムがその配向性により裂け、ついで区画シー
ルを横断して切進み、他側の側端縁方向適宜位置まで切
裂くか、すべてを切取ることにより内容物を注出させる
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例を参照して
説明する。図1は本発明によるインフレーション成形袋
1の一実施例の正面図を示し、この袋1の素材であるイ
ンフレーションフイルムとしてはポリエチレン、ナイロ
ンポリエチレン、ポリプロピレン等の厚さ20〜120
μ程度のものが用いられ、インフレーションの配向性に
より袋1の幅方向(横方向)に切裂き可能な性質とされ
ている。
【0011】上記インフレーション成形袋1は、従来一
般に使用されるように、連続的に形成される偏平筒状の
インフレーションフイルムを所定の長さに切断してその
一端側をその端縁から一定間隔の末シール部1bを残し
てシールし、解放端側から一定量の内容物を充填したの
ち加熱シール手段により上端縁から一定間隔の末シール
部1cを残してシールすることにより袋詰め製品となる
ように形成される。上記のシール部2,2のシール幅は
1〜2mm程度の線シールとされる。
【0012】上記インフレーション成形袋1の上端に近
い一側端部には、両端が袋1の側端縁1aに到達するよ
う閉じられたループを描いて区画シール3が施され、こ
の区画シール3と袋1の側端縁1aとで内容物が進入し
得ない区画領域4が成形されている。図2は図1のA−
A断面である。
【0013】上記区画領域4の範囲内における袋1の側
端縁1aに線シール状、ミシン目状等の開封用の切離し
可能な線状シール5が成形されている。
【0014】上記区画領域4の形状としては、図3
(A)〜(C)に例示すように、半円形以外に台形、四
角形、三角形等の任意の意匠的形態を選択することがで
きる。
【0015】図4は、袋口部の封止用パッカーシール時
にこれと同時に区画シール3を行うようにした場合の一
例を示すもので、この場合には区画シール3の一端は袋
1の側端縁1aに、他端は口部シール2に至る形状とさ
れ、開封用線状シール5は上記シール部2よりも下方に
形成される。
【0016】上記区画領域4は、袋1の片側のみに限ら
ず、図5のように両側に対称的に設け、これら区画領域
4,4の側端縁1a,1aに相対応する線状シール5,
5を設けるようにしてもよい。
【0017】しかして前記図3乃至図5の実施例におけ
る区画領域4を図5のように袋1の左右に対称的に設け
るようにすれば、袋1の口部が左右の区画領域4,4の
区画シール3、3によって絞られる構造となり、一方の
線状シール5から他側にかけて切除すれば図6の形態と
なって、味噌やジャム、マヨネーズ等を封入した袋詰め
商品とした場合などにおいて開封したとき内容物が一挙
に流出せず、絞られながら流出することになって使いや
すい袋とすることができる。片側のみに区画領域4内を
形成した場合であっても前記に類した機能を与えること
ができる。
【0018】したがって上記のインフレーション成形袋
1を開封するには、区画領域4内の側端縁1aに形成さ
れている線状シール5から袋1を引き裂くようにすれ
ば、この線状シール5から区画領域4内のフイルムが裂
け、ついで区画シール3を横断して切進み、他側の側端
縁1aの方向へ切裂かれる。このとき適宜位置まで切裂
くか、すべて切除して開封し、内容物を注出させる。こ
の注出時には、区画シール3によって袋1の口部が絞ら
れるので一挙に流出することなく、流出させやすくな
る。
【0019】しかして、シールの付加方法については図
7に示すようなスポットシール機により行うことができ
る。すなわち、スポットシール機10は上側の固定シー
ル部11と、その下にあって上下動する可動シール部1
2とからなっており、袋1となるフイルムは固定された
スポットシール機10の固定シール部11と可動シール
部12の間を図7(a)に示すように矢印方向に移動す
る際にシールされるようになっている。
【0020】各シール部11,12は金属製で表面には
テフロンテープが貼ってあり、加工時は110〜120
℃に加熱されるものである。図7(d)に示すように中
央の上下の熱刃シール13,14のうち下側の熱刃シー
ル14は先端が例えば0.5mmと細く、その角度は約
15°で高さが15mm程度になっているが、この部分
には熱はかかっておらず、固定シール部11と可動シー
ル12部の間で上下動することにより周りからの熱伝導
により約50〜60℃の熱でフイルム(袋1)に線状シ
ール加工するものである。
【0021】図8はその加工された線状シール5の平面
図を示し、その幅は約3mmで、内側は熱刃シールによ
るもの、外側側は輪郭によるものであり、これによると
外側と内側のシールが同時に成形できる。
【0022】このことは生産ラインの適性を考えると、
例えば三角形状等の切り込み(スリット)を入れた場合
には袋形成のシートが上下に分かれるで、袋の進行上、
ライン上の装置部材に引っ掛かる原因となるが、本発明
の場合はこれがない。
【0023】また、シール付加において熱刃シールの刃
の温度や圧力、傾斜角度を調整することによりシールさ
れるから、切れ易い状態にして封止することができるこ
とになる。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、イ
ンフレーションフイルムで構成されるインフレーション
成形袋の一端側のシール部に隣接する側端部に適宜形状
の区画シールを施して袋の側端部に区画領域を形成し、
この区画領域内の袋の側端部に開封用切離可能な線状シ
ールを設けるようにしたので、袋の口部のシール部を可
能な限り幅の狭い線シールとしても鋏等の道具を用いる
ことなくワンタッチで開封できる袋とすることができ、
これによりシール部にしわが生ぜず、かつひらひらしな
い見栄えのよい袋詰め製品とすることができるとともに
内容物の取出し時に一挙に流出することのない取出しや
すい袋とすることができる。
【0025】特に成形時において開封用線シールと区画
用線シールとを一挙に成形でき、しかも区画用線シール
に対して開封用線シールの位置、長さを一定にすること
ができる。また、線状シール部分はひらひらしないので
他の物に引っかかることがなく、したがって誤って開封
する等の恐れもなくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明によるインフレーション成形袋の一実施
例を示す正面図。
【図2】図1のA−A断面図。
【図3】(A)〜(C)は図1における区画シールの他
の形状例を示す正面図。
【図4】区画シールをパッカーシールと同時に成形する
場合の形状例を示す正面図。
【図5】区画領域を袋の左右部に成形した場合の正面
図。
【図6】図5の袋の開封した形態を示す正面図。
【図7】本発明に係るインフレーション成形袋にシール
を付与するスポットシール機を示し、(a)は斜視図、
(b)は正面図、(c)は(b)の側面図、(d)は
(c)のB−B断面図。
【図8】図7のスポットシール機により付与された区画
シールと開封用線シール(ミシン目)の平面図。
【符号の説明】
1 インフレーション成形袋 1a 側端縁 2 シール部 3 区画シール 4 区画領域 5 開封用線状シール

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筒状に形成されるインフレーションフイル
    ムの上下部をシールして袋詰め製品とするインフレーシ
    ョン成形袋において、袋の一端側のシール部に隣接する
    側端部に適宜形状の区画シールを施してこの区画シール
    により袋の側端部に区画領域を形成し、この区画領域内
    の袋の側端縁に開封用切離可能な線状シールを施したこ
    とを特徴とするインフレーション成形袋。
  2. 【請求項2】前記区画シールを袋の両側端部に施して左
    右に区画領域を形成し、これら区画領域の相対応する側
    端縁に開封用切離可能な線状シールを形成した請求項1
    記載のインフレーション成形袋。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014031218A (ja) * 2012-03-09 2014-02-20 Takushoku Shoji:Kk 封止開口を直線状の引き裂きによりその一部を開封できるポリエチレン製の包装袋及びその製造方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60193068U (ja) * 1984-05-31 1985-12-21 株式会社フジキカイ 包装袋

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