JPH0872760A - クローラ式運搬車両 - Google Patents

クローラ式運搬車両

Info

Publication number
JPH0872760A
JPH0872760A JP21163594A JP21163594A JPH0872760A JP H0872760 A JPH0872760 A JP H0872760A JP 21163594 A JP21163594 A JP 21163594A JP 21163594 A JP21163594 A JP 21163594A JP H0872760 A JPH0872760 A JP H0872760A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
traveling
crawler
crawlers
vehicle body
vehicle
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP21163594A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3361625B2 (ja
Inventor
Kiyoshi Shikada
清 鹿田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
TCM Corp
Original Assignee
Toyo Umpanki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toyo Umpanki Co Ltd filed Critical Toyo Umpanki Co Ltd
Priority to JP21163594A priority Critical patent/JP3361625B2/ja
Publication of JPH0872760A publication Critical patent/JPH0872760A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3361625B2 publication Critical patent/JP3361625B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 傾斜を有する走行路を蛇行することなく、搬
送面を水平に維持しながら走行できるクローラ式運搬車
両を提供する。 【構成】 車両本体6に、クローラ1をそれぞれ坑道
(走行路)Tの傾斜に合わせて上下に揺動させるクレイ
ドル機構13と、車両本体6の傾斜角センサ21と、傾斜角
センサ21により検出された傾斜角に応じてクローラ1の
走行装置の速度を制御して傾斜角を零に制御する制御装
置を備えて構成する。 【効果】 クレイドル機構13によってクローラ1は坑道
T(走行路)の傾斜に合わせて揺動されることにより、
クローラ1の運搬面10を水平に維持でき、被運搬物の落
下を防止できる。また、クローラ1の揺動により車両本
体6が坑道Aの最低部から左右にずれると、クローラ1
の走行装置の速度が制御され本体6が中央に戻されるこ
とにより、クローラ1の運搬面10を水平に維持できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、クローラ式運搬車両に
関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の上記クローラ式運搬車両は、基本
的には、車両本体に左右のクローラを独立してそれぞれ
駆動させる2台の走行装置を備え、左右のクローラを独
立して駆動し、走行方向および走行速度を変化させてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら従来の構
成では、クローラの回転軸は車両本体に固定位置で支持
されているため、傾斜のある走行路を走行するとき、車
両本体の運搬面が水平にならず、被運搬物が落下する危
険があり、また被運搬物の重心がずれて、左右のクロー
ラの一部が走行路から浮いてしまい、被運搬物の重量に
よってその場で停止したり、急激に蛇行したりするとい
う問題が発生した。
【0004】本発明は上記問題を解決するものであり、
傾斜のある走行路を蛇行することなく、運搬面を水平に
維持しながら走行できるクローラ式運搬車両を提供する
ことを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
第1発明のクローラ式運搬車両は、左右のクローラをそ
れぞれ独立して駆動させる2台の走行装置を備えたクロ
ーラ式運搬車両であって、車両本体に、前記クローラを
それぞれ走行路の傾斜に合わせて上下に揺動させるクレ
イドル機構と、車両本体の傾斜角センサと、前記傾斜角
センサにより検出された傾斜角に応じて前記走行装置の
速度を制御して傾斜角を零に制御する制御装置を備えた
ことを特徴とするものである。
【0006】また第2発明のクローラ式運搬車両は、上
記第1発明のクローラ式運搬車両であって、クローラに
複式浮動転輪を備えたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記第1発明の構成により、クレイドル機構に
よってクローラは走行路の傾斜に合わせて揺動され、傾
斜のある走行路を走行している間にも車両の運搬面は水
平に維持され、被運搬物の落下が防止される。また、ク
ローラの揺動により車両が走行路から左右にずれると、
傾斜角センサにより傾斜角が検出され、この傾斜角に応
じて走行装置の速度が制御されて傾斜角が零に制御さ
れ、車両は走行路の中心へ戻され、走行路の中央を走行
し、車両の運搬面は水平に維持される。
【0008】また第2発明の構成により、クローラの複
式浮動転輪によって、走行路に穴があっても、車体がこ
の穴に落ち込むことが防止され、被運搬物の落下が防止
される。
【0009】
【実施例】以下本発明の一実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明の一実施例を示すクローラ式運搬車
両の側面図、図2および図3は図1のクローラ式運搬車
両の矢視図である。
【0010】クローラ1は、起動輪2と遊動輪3間にゴ
ム製のクローラベルト4を張設し、クローラベルト4内
の起動輪2と遊動輪3間に、クローラベルト4の自重を
支え転動する上転輪5と、車両本体6の全重量を支えク
ローラベルト4上を転動する複式浮動転輪7を設けてい
る。
【0011】また、左右の各起動輪2の軸には、減速機
8が連結され、減速機8に駆動モータ9が連結されてい
る。この駆動モータ9と減速機8により走行装置が構成
されている。車両本体6の上面には被運搬物であるセグ
メント10を支持する運搬面11が設けられ、また上面の前
後端にそれぞれ設けたバッテリ12が載置されており、こ
のバッテリ12から駆動モータ9へ給電される。また、運
搬面11には防振ゴムマット13が敷き詰められている。
【0012】また図3に示すように、遊動輪3は両端が
本体6に支持された回転軸3Aにより回転しているが、図
2に示すように、起動輪2部には本体6より支持材14が
垂設され、この支持材14に設けられた回転軸15回りに上
下方向に回動し、起動輪2を上下方向に移動自在に支持
するクレイドル機構16が設けられ、よってクローラ1は
遊動輪3の回転軸3Aを中心にして図1に矢印Xで示すよ
うに上下に揺動されるようになっている。
【0013】よって、図2,図3に示すように、セグメ
ント10が連続して敷設された傾斜のあるトンネル坑道T
を走行する場合(走行路の中心は坑道Tの最低部とな
る)、左右のクローラ1は、クレイドル機構16により坑
道Tの傾斜に合わせて揺動され、運搬面11が水平に維持
され、さらに運搬面11が水平に維持されることにより、
被運搬物であるセグメント10の重心がずれて、クローラ
ベルト4が坑道面から浮き上がり、車両が停止したり、
急激に蛇行するなどの不具合が防止される。
【0014】また車両本体6の前方および後方の中心部
にそれぞれ、左右方向の本体6の傾斜を検出する傾斜角
センサ21A,21Bが設けられ、この傾斜角センサ21A,
21Bの傾斜角Θ1 ,Θ2 の信号は、走行装置の制御装置
22に入力されている。
【0015】傾斜角センサ21A,21Bの傾斜角Θ1 ,Θ
2 は、図4に示す傾斜角センサ21A,21B位置での本体
6の走行路(坑道T)の中心からの変位量e1 ,e2
概略比例することから、本体6の前方L(任意量)の位
置での変位量Eが算出される。
【0016】制御装置22は、上記変位量Eを演算して、
この変位量Eが”0”となるように、左右の駆動モータ
9の回転速度信号に差を付けて、それぞれの駆動モータ
9へ出力している。
【0017】よって、車両本体6が坑道Tの最低部(走
行路の中心)を走行中は定速度で走行し、車両本体6が
坑道Tの最低部を右にずれると、右の駆動モータ9の速
度が上昇し、右の起動輪2の速度が上昇し、かつ左の駆
動モータ9の速度が下降し、左の起動輪2の速度が下降
して、車両本体6は左へ操舵されて坑道Tの最低部に戻
り、逆に坑道Tの最低部を左にずれると、左の駆動モー
タ9の速度が上昇し、左の起動輪2の速度が上昇し、か
つ右の駆動モータ9の速度が下降し、右の起動輪2の速
度が下降して、車両本体6は右へ操舵されて坑道Tの最
低部に戻る。
【0018】このように、クレイドル機構14によってク
ローラ1は坑道T(走行路)の傾斜に合わせて駆動され
ることにより、運搬面10を水平に維持することができ、
被運搬物(セグメント10)の落下を防止することができ
る。また被運搬物であるセグメント10の重心がずれて、
クローラベルト4が坑道面から浮き上がり、停止した
り、急激に蛇行することなく、傾斜のある走行路を走行
できる。さらに、クローラ1の揺動により車両本体6が
坑道Tの最低部(走行路の中心)から左右にずれると、
傾斜角センサ21A,21Bにより傾斜角Θ1 ,Θ2 が検出
され、この傾斜角Θ1 ,Θ2 に応じてクローラ1のそれ
ぞれの駆動モータ9の速度が制御され、左右のクローラ
1の速度が制御されて傾斜角が零に制御されることによ
り、車両は坑道Tの中央を走行できるとともに、運搬面
10を水平に維持することができ、よって被運搬物(セグ
メント10)が坑道Tの側面に接触する事態を回避でき、
被運搬物(セグメント10)の落下を防止することができ
る。 さらに、クローラ1の複式浮動転輪7によって、
クローラ1が坑道T(走行路)に敷設されたセグメント
10間の隙間(穴)に落ち込むことを防止でき、被運搬物
(セグメント10)の落下を防止することができる。
【0019】なお、本実施例では、車両本体6が坑道T
の最低部を右にずれると、右の駆動モータ9の速度を上
昇させ、左の駆動モータ9の速度を下降させ、また坑道
Tの最低部を左にずれると、左の駆動モータ9の速度を
上昇させ、右の駆動モータ9の速度を下降させている
が、一方の駆動モータ9の速度を上昇、あるいは下降さ
せるだけでも、同様に車両本体6を坑道Tの最低部に戻
すことができる。
【0020】
【発明の効果】以上のように第1発明によれば、クレイ
ドル機構によってクローラは走行路の傾斜に合わせて揺
動されることにより、運搬面を水平に維持でき、被運搬
物の落下を防止することができ、停止したり、急激に蛇
行することなく、傾斜のある走行路を走行できる。さら
に、クローラの揺動により車両が走行路から左右にずれ
ると、傾斜角センサにより傾斜角が検出され、この傾斜
角に応じて走行装置の速度が制御されて傾斜角が零に制
御されることにより、運搬面を水平に維持でき、被運搬
物が走行路の側面に接触する事態や被運搬物が落下する
事態を回避することができる。
【0021】また第2発明によれば、クローラの複式浮
動転輪によって、走行路に穴があっても、車体がこの穴
に落ち込むことを防止でき、被運搬物の落下を防止する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例におけるクローラ式運搬車両
の外観側面図である。
【図2】図1のA,B矢視図である。
【図3】図1のC矢視図である。
【図4】図1のクローラ式運搬車両の操舵動作を説明す
る説明図である。
【符号の説明】
1 クローラ 2 起動輪 3 遊動輪 4 クローラベルト 5 上転輪 6 車両本体 7 複式浮動転輪 8 減速機 9 駆動モータ 10 セグメント(被運搬物) 11 運搬面 12 バッテリ 13 防振ゴムマット 16 クレイドル機構 21A,21B 傾斜角センサ 22 制御装置 T トンネル坑道

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右のクローラをそれぞれ独立して駆動
    させる2台の走行装置を備えたクローラ式運搬車両であ
    って、 車両本体に、前記クローラをそれぞれ走行路の傾斜に合
    わせて上下に揺動させるクレイドル機構と、車両本体の
    傾斜角センサと、前記傾斜角センサにより検出された傾
    斜角に応じて前記走行装置の速度を制御して傾斜角を零
    に制御する制御装置を備えたことを特徴とするクローラ
    式運搬車両。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のクローラ式運搬車両であ
    って、 クローラに複式浮動転輪を備えたことを特徴とするクロ
    ーラ式運搬車両。
JP21163594A 1994-09-06 1994-09-06 クローラ式運搬車両 Expired - Fee Related JP3361625B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21163594A JP3361625B2 (ja) 1994-09-06 1994-09-06 クローラ式運搬車両

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP21163594A JP3361625B2 (ja) 1994-09-06 1994-09-06 クローラ式運搬車両

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0872760A true JPH0872760A (ja) 1996-03-19
JP3361625B2 JP3361625B2 (ja) 2003-01-07

Family

ID=16609052

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP21163594A Expired - Fee Related JP3361625B2 (ja) 1994-09-06 1994-09-06 クローラ式運搬車両

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3361625B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008171986A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Toagosei Co Ltd 基体表面上の有機被膜の除去方法及び除去装置
KR101841197B1 (ko) * 2016-05-30 2018-03-22 고려대학교 산학협력단 하중 측정을 통한 속도 조절이 가능한 이동체용 트랙 시스템

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4997599B2 (ja) * 2007-09-18 2012-08-08 国立大学法人 宮崎大学 管体内自走装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008171986A (ja) * 2007-01-11 2008-07-24 Toagosei Co Ltd 基体表面上の有機被膜の除去方法及び除去装置
KR101841197B1 (ko) * 2016-05-30 2018-03-22 고려대학교 산학협력단 하중 측정을 통한 속도 조절이 가능한 이동체용 트랙 시스템

Also Published As

Publication number Publication date
JP3361625B2 (ja) 2003-01-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5229442B2 (ja) 無人搬送車体
KR102167310B1 (ko) 6륜 접지 자동경로차량
US7152882B2 (en) Mobile carriage
CN110080508B (zh) 抹平机器人
JPH09128052A (ja) 自走式搬送車
JP2002019629A (ja) トランスファクレーンの走行装置(TravellingdeviceofTransferCrane)
CN107922020B (zh) 行进设备及其控制方法
JP3361625B2 (ja) クローラ式運搬車両
JP2890036B2 (ja) 4クローラ型車両の姿勢制御機構
CN109562797B (zh) 行驶体
US6859684B2 (en) Method of controlling table angle of transport robot
JP4321886B2 (ja) 重量物搬送車
CN210713854U (zh) 抹平机器人及其滚筒装置
JPS63297165A (ja) 運搬用無人車
JP2757619B2 (ja) 自走台車装置
JPH042127Y2 (ja)
JP2715177B2 (ja) 移動車
JP2636092B2 (ja) 高所作業台車
JPS631661Y2 (ja)
JPH0794778B2 (ja) ターンテーブルにおける車両の誘導装置
KR19980058764U (ko) 무인반송차
JPH0816245A (ja) 無人搬送車及び無人搬送車走行方法
JP2010095141A (ja) 荷物搬送車
JP4211431B2 (ja) 無人搬送車
JP2022028343A (ja) 走行装置

Legal Events

Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20000905

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees