JPH0867181A - 車両用シート - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 車両用シートの回転支持装置に付設される回
転ロック機構と該シートを所定角度範囲で規制する回転
角度位置規制機構との構成の簡素化を図る。 【構成】 シートクッション５Ａとその背面側に傾動可
能に立設されるシートバック５Ｂとからなるシート本体
５と、これを車室床面２上で回転調整可能に支持する回
転支持装置１０を備える。この回転支持装置１０には、
シート本体５の回転を所定の位置でロックする回転ロッ
ク機構１１と、シート本体５のシートバック５Ｂが前倒
れ動作したときにこれに連動して動作され、該シート本
体５を所定の回動角度範囲内で規制するシート回転角度
規制機構１２とが付設される。これら回転ロック機構１
１と回転角度規制機構１２とがロックレバー機構部２０
によって一体化して構成され、回転支持装置１０の一部
に付設されている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は主として自動車等に搭載
される車両用シートに関し、特に自動車の後部座席に用
いて好適な回転式シートに関する。

【０００２】

【従来の技術】図５に示すように、例えば、バンタイプ
の自動車等と言った車両１において、車室床面２上に三
列のシート、即ち前列からドライバーズシート３とアシ
ストシート４、セカンドシート５、サードシート６を配
置したものが知られている。そして、このような構成に
よる車両１では、サードシート６に乗降する際には、セ
カンドシート５のシートバック５Ｂを、図６に示される
ように、シートクッション５Ａ上に前倒しさせるように
なっている。

【０００３】ここで、セカンドシート５としては、サー
ドシート６をも含めてベンチタイプのシートを用いた場
合を例示している。尚、このセカンドシート５は、図示
は省略したが周知のリクライニング機構が設けられ、シ
ートバック５Ｂは背面側や前面側に傾動動作可能に構成
されている。また図５中、符号Ｐは図６において符号１
０で示した回転支持機構が車室床面２との間に介在して
設けられ、これによりシート５は図７に示すようにＰを
中心として回転可能で、シートの向きを任意に変更可能
に構成されている。

【０００４】然し乍ら、このようなシート配列構造で
は、セカンドシート５を図６に示すように大型なベンチ
シートとすると、シートバック５Ｂを前倒しさせても、
サードシート６への乗降時に充分なスペースを確保でき
ないと言う問題を生じさせることがある。

【０００５】このため、上述したセカンドシート５を、
回転支持装置１０を用いて車室床面２上で回転可能と
し、且つ該シート５を適宜の回転位置でロックする回転
ロック機構と該シート５を所定の回動角度範囲内で規制
するシート回転角度規制機構（共に図示せず）とを前記
回転支持装置１０に付設した構造のものが従来既に提案
されている。

【０００６】そして、このような構造によるセカンドシ
ート５によれば、回転ロック機構によるロックを外し、
回転支持装置１０により図７に示すように車室床面２上
でシート５全体を回転させることで該シート５の向きを
任意に変更可能とすると共に、シート回転角度規制機構
により図８に示すようにシートバック５Ｂの前倒し操作
に連動してウォークイン作動、つまり所定角度θ（例え
ば１５度程度）まで回動させることによって、後部座席
であるサードシート６での乗員の乗り降りのためのスペ
ースを確保できるようにしている。

【０００７】ところで、このような従来のシート構造で
は、セカンドシート５を車室床面２上で回転調整可能に
支持する回転支持装置１０を所定の回転位置（例えば１
８０度の反転回転位置）でロック固定するための回転ロ
ック機構と、所定の回転角度θ（例えば１５度程度）位
置でシートを回動可能としてロック規制し、ウォークイ
ン作動させるための回転角度規制機構とを、回転方向に
おいてずれた二位置に別体構造により付設していた。

【０００８】ここで、回転支持装置１０としては、車室
床面２上でシート５の本体部をＰを中心として回転調整
可能で、シートの向きを任意に調整し得る機構であれば
よく、種々の構成によるものを適宜採用するとよい。

【０００９】

【発明が解決しようとする課題】然し乍ら、上述した従
来構造によれば、回転支持装置１０に対して回転ロック
機構によるロック部と回転角度規制機構によるロック部
とが個別に付設されており、各機構でのロック部を構成
する構成部品点数が多く必要であった。従って、回転型
としてのシート５の構造が複雑化し、組立性やコスト面
で問題を生じており、このような問題点を解決し得る何
らかの対策を講じることが望まれている。

【００１０】本発明はこのような事情に鑑みてなされた
ものであり、シート本体を車室床面上で回転調整可能に
支持する回転式シートにおいて、後部座席への乗員の乗
り降りを容易に行なえるようにする、いわゆるウォーク
イン機能付きの回転支持装置を備えた簡易型構造による
安価な車両用シートを得ることを目的としている。

【００１１】

【課題を解決するための手段】このような要請に応える
ために本発明に係る車両用シートは、シートクッション
とその背面側に傾動可能に立設されるシートバックから
なるシート本体と、このシート本体を車室床面上で回転
調整可能に支持する回転支持装置と、これに付設されシ
ート本体の回転を所定の位置でロックする回転ロック機
構と、同じく回転支持装置に付設されシート本体のシー
トバックが前倒れ動作したときにこれに連動して動作さ
れ、該シート本体を所定の回動角度範囲内で規制するシ
ート回転角度規制機構を備え、これら両機構をロックレ
バー機構部によって一体化して構成し、回転支持装置の
一部に付設したものである。

【００１２】また、本発明に係る車両用シートは、回転
ロック機構と回転角度規制機構とを兼ねる回転支持装置
のロックレバー機構部を、ロック溝と所定回動角度範囲
に亘る回転規制溝とを有するラッチプレートと、このラ
ッチプレートのロック溝、回転規制溝内に係合可能なロ
ックピンを有するロックレバーを備え、このロックレバ
ーを第１段外部操作によって作動させることで、ロック
ピンのロック溝への係合を解除し、該ロックピンを回転
規制溝内に位置させると共に、第２段外部操作によって
作動させることで、ロックピンを前記ロック溝、回転規
制溝には係合しない位置まで回動させるように構成した
ものである。

【００１３】更に、本発明に係る車両用シートは、ロッ
クレバーを、手動操作等の第１段外部操作によって回動
作動される回転規制用レバーと、シートバックの前倒し
操作等に連動する第２段外部操作によって回動作動され
るロック解除用レバーとで構成し、ロック解除用レバー
の一部にラッチプレートのロック溝、回転規制溝内に係
合可能なロックピンを設け、且つ回転規制用レバーの作
動時に、ロック解除用レバーを連動して回動作動させる
ように構成したものである。

【００１４】

【作用】本発明によれば、回転支持装置の一部に回転ロ
ック機構と回転角度規制機構とを一体化したロックレバ
ー機構部が付設され、然も夫々の機構を第１段外部操
作、第２段外部操作で任意に作動させることが可能であ
る。

【００１５】また、本発明によれば、第１段、第２段外
部操作によって一体または一体的に作動されるロックレ
バーにおけるロックピンを、ラッチプレートのロック
溝、回転規制溝内に選択的に係合させることが可能で、
回転支持装置の所定回転位置でのロック、ロック解除、
更に所定回転角度範囲内での回動動作が可能となる。

【００１６】

【実施例】図１乃至図４は本発明に係る車両用シートの
一実施例を示し、これらの図において、図５以下と同一
または相当する部分には同一番号を付して詳細説明は省
略する。尚、本発明に係る車両用シートは、図５以下で
示したベンチタイプのセカンドシート５を、前述した通
り反転させてサードシート６と対面させる回動動作、僅
かな角度範囲内での回動させてサードシート６での乗り
降りを容易とするように動作させ得るもので、その詳細
な説明は省略する。

【００１７】さて、本発明によれば、シートクッション
５Ａとその背面側にリクライニング機構を介して傾動可
能に立設されるシートバック５Ｂとからなるシート本体
（以下符号５で示す）と、このシート本体５を車室床面
２上で回転調整可能に支持する回転支持装置１０と、こ
の回転支持装置１０に付設されシート本体５の回転を所
定の位置でロックする回転ロック機構１１と、同じく回
転支持装置１０に付設されシート本体５のシートバック
５Ｂが前倒れ動作されたときにこれに連動して動作さ
れ、該シート本体５を所定の回動角度範囲θ内で規制す
るシート回転角度規制機構１２とを備え、図１乃至図４
から明らかなように、これら回転ロック機構１１と回転
角度規制機構１２とをロックレバー機構部２０によって
一体化して構成し、回転支持装置１０の一部に付設した
ところに特徴を有している。

【００１８】これを詳述すると、回転支持装置１０に付
設され回転ロック機構１１と回転角度規制機構１２とを
兼ねるロックレバー機構部２０は、図１及び図２に示さ
れるように、ロック溝２１と所定回動角度範囲θに亘る
回転規制溝２２とを有するラッチプレート２３と、この
ラッチプレート２３のロック溝２１、回転規制溝２２内
に係合可能なロックピン２４を有するロックレバー２５
とを備えている。

【００１９】ここで、この実施例では、このロックレバ
ー２５として、一端にロックピン２４を有し、且つ例え
ば図示しない手動ロック解除レバーに連動する回転ロッ
ク解除用ワイヤ２６を介して、または該解除レバーによ
り直接操作されることにより回動されるロック解除レバ
ーであるロックプレートレバー２７と、このロックプレ
ートレバー２７と同軸上で軸支されダブルレバー機構を
構成する回転規制用レバーであるウォークインレバー２
８とから構成されている。

【００２０】このウォークインレバー２８は、例えばリ
クライニング機構においてシートバック５Ｂの前倒れ操
作またはウォークイン操作レバー（図示せず）の操作に
連動するウォークイン動作用ワイヤ２９により回動され
るようになっている。尚、図中２５ａはこれら両レバー
２７，２８の軸支用ピンである。

【００２１】また、前記ウォークインレバー２８の一端
には係合爪部２８ａが設けられ、この係合爪部２８ａが
ロックプレートレバー２７のロックピン２４側のレバー
部に係合することにより、ウォークイン動作時に共に連
動して回動されるようになっている。

【００２２】更に、図中１３は回転支持装置１０におけ
る上面盤、１４はこれと相対的に回転可能な装置１０の
本体筒部であり、上述したダブルレバーによるロックレ
バー２５は上面盤１３の一部に軸支され、またラッチプ
レート２３は本体筒部１４側に設けられる。尚、上面盤
１３上には前記シート本体５がシートの前後方向にスラ
イド調整可能なスライド機構（図示せず）を介して載置
される。

【００２３】また、本実施例では、図３、図４から明ら
かなように、ラッチプレート２３と周方向に１８０度ず
れた対向する位置に、ロック溝３０ａを有する第２のラ
ッチプレート３０が設けられ、シート本体５が反転回動
された時に、ロックプレートレバー２７におけるロック
ピン２４の係合によってロック状態を保ち、シートの後
部シートとの対面状態を維持できるようになっている。

【００２４】更に、図中３１はロックプレートレバー２
７をロック方向に付勢するばねである。また、図中３２
はウォークインレバー２８の係止部２８ｂと係合するこ
とによりその回動を規制する第１のストッパ、３３はロ
ックプレートレバー２７、ウォークインレバー２８をロ
ック位置で係止すると共に、ロックプレートレバー２７
のロック解除時に該ウォークインレバー２８のストッパ
係止部２７ｂと係合し、その回動範囲を規制する第２の
ストッパである。

【００２５】そして、前記ロックレバー２５におけるウ
ォークインレバー２８を第１段外部操作によって作動さ
せることにより、前記ロックピン２４のラッチプレート
２３のロック溝２１への係合を解除し、該ロックピン２
４をラッチプレート２３の回転規制溝２２内に位置させ
ることにより、回転支持装置１０を図８に示すような所
定角度範囲でのウォークイン回動動作させることができ
る。

【００２６】また、ロックレバー２５のロックプレート
レバー２７を第２段外部操作によって作動させることに
より、前記ロックピン２４を前記ロック溝２１、回転規
制溝２２には係合しない外方位置まで回動させるように
なっている。この非係合位置までロックピン２４が回動
されると、シート本体５は回転支持装置１０により反転
回動可能となる。

【００２７】このような構成によれば、回転支持装置１
０の周方向の一部に付設した回転ロック機構１１と回転
角度規制機構１２とを一体化したロックレバー機構部２
０によって、第１段外部操作、第２段外部操作で夫々の
機構１１，１２が任意に作動し、ウォークイン動作や回
転ロック解除を所要の状態で行わせることができる。

【００２８】また、上述した構成では、第１段、第２段
外部操作によって一体的に作動されるロックレバー２５
におけるロックピン２４を、ラッチプレート２３のロッ
ク溝２１、回転規制溝２２内に選択的に係合させること
が可能で、回転支持装置１０の所定回転位置でのロッ
ク、ロック解除、更に所定回転角度範囲内での回動動作
が可能である。

【００２９】そして、このような構成によれば、簡単な
構成であるにもかかわらず、回転支持装置１０に付設さ
れる回転ロック機構１１と回転角度規制機構１２とを兼
ねるロックレバー機構部２０によって、全体としての構
成部品点数を従来に比べて削減でき、構成の簡素化とコ
スト低減化を図れる。

【００３０】尚、本発明は上述した実施例構造に限定さ
れず、回転型の車両用シートであるセカンドシート５の
各部の形状、構造等を、必要に応じて適宜変形、変更す
ることは自由であり、種々の変形例が考えられる。

【００３１】例えば上述した実施例では、ロックレバー
２５として、ダブルレバー機構によるロックプレートレ
バー２７とウォークインレバー２８とを用いた場合を説
明したが、本発明はこれに限定されず、これらのレバー
２７，２８を一体構造とし、該レバー２５を回動するた
めのワイヤ等の回動操作手段の操作ストローク量（回動
量）の大小でロック解除、またはウォークイン作動を行
わせるように構成してもよい。即ち、操作ストロークが
小さい時にウォークイン作動させ、大きい時にロック解
除を行わせるようにしてもよい。

【００３２】更に、上述したワイヤ２９を介して伝達さ
れる第１段外部操作としても、リクライニング機構に連
動する動作、専用のレバー、シートバックの前倒れ動作
に連動する動作等を伝達するようにしてもよく、これは
ワイヤ２６側の第２段外部操作も同様である。

【００３３】また、上述した実施例では、ベンチタイプ
のセカンドシート５に本発明を適用したが、これに限定
されず、シングルシートに適用してもよく、またセカン
ドシートでなくともよいことも勿論である。

【００３４】

【発明の効果】以上説明したように本発明に係る車両用
シートによれば、シートクッションとその背面側に傾動
可能に立設されるシートバックによるシート本体と、こ
れを車室床面上で回転調整可能に支持する回転支持装置
と、この回転支持装置に付設されシート本体の回転を所
定の位置でロックする回転ロック機構およびシート本体
のシートバックが前倒れ動作したときにこれに連動して
動作され、該シート本体を所定の回動角度範囲内で規制
するシート回転角度規制機構を備え、回転ロック機構と
回転角度規制機構とをロックレバー機構部によって一体
化して構成し、回転支持装置の一部に付設するようにし
たので、簡単な構成であるにもかかわらず、回転支持装
置に付設される回転ロック機構と回転角度規制機構との
構成部品点数を従来に比べて削減でき、構成の簡素化と
コスト低減化を図れる。

【００３５】また、本発明に係る車両用シートによれ
ば、回転支持装置に付設され回転ロック機構と回転角度
規制機構とを兼ねるロックレバー機構部を、ロック溝と
所定回動角度範囲に亘る回転規制溝とを有するラッチプ
レートと、そのロック溝、回転規制溝内に係合可能なロ
ックピンを有するロックレバーとを備え、このロックレ
バーを第１段外部操作によって作動させることでロック
ピンのロック溝への係合を解除し、該ロックピンを回転
規制溝内に位置させると共に、第２段外部操作によって
作動させることでロックピンをロック溝、回転規制溝に
は係合しない位置まで回動させるように構成したので、
簡単な構成であるにもかかわらず、二段階の操作によっ
て両方の機構動作を簡単且つ確実に行なえるようにし、
上述した作用効果を発揮させることができる。

【００３６】更に、本発明に係る車両用シートによれ
ば、ロックレバーを、第１段外部操作によって回動作動
される回転規制用レバーと、第２段外部操作によって回
動作動されるロック解除用レバーとから構成し、且つロ
ック解除用レバーの一部にラッチプレートのロック溝、
回転規制溝内に係合可能なロックピンを設け、回転規制
用レバーを作動させた時に、ロック解除用レバーを連動
して回動作動させるように構成することにより、構成部
品点数を可能な限り削減し、ロックレバー機構部での構
成を簡素化すると共に、その組立性や各部の作動性を向
上させることができると言う優れた利点を奏する。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明に係る車両用シートの一実施例を示し、
要部となる回転ロック機構と回転角度規制機構とを兼ね
るロックレバー機構部を示す概略分解斜視図。

【図２】図１におけるロックレバー機構部の作動状態を
説明するための概略平面図。

【図３】本発明を特徴づけるロックレバー機構部を付設
した回転支持装置を示す概略斜視図。

【図４】図３に示したロックレバー機構部及び回転支持
装置の概略平面図。

【図５】本発明を適用して好適な回転型シートをセカン
ドシートとして用いた車両を示す概略説明図。

【図６】本発明を適用して好適な回転型シートの概略斜
視図。

【図７】図５の車両においてセカンドシートの向きを反
転させた場合の概略説明図。

【図８】図５の車両においてセカンドシートをウォーク
イン作動させた場合の概略説明図。

【符号の説明】

１ 車両 ２ 車室床面 ５ セカンドシート（回転型シート） ５Ａ シートクッション ５Ｂ シートバック ６ サードシート １０ 回転支持装置 １１ 回転ロック機構 １２ シート回転角度規制機構 １３ 上面盤 ２０ ロックレバー機構部 ２１ ロック溝 ２２ 回転規制溝 ２３ ラッチプレート ２４ ロックピン ２５ ロックレバー ２６ 回転ロック解除用ワイヤ ２７ ロックプレートレバー（ロック解除レバー） ２７ｂ ストッパ係止部 ２８ ウォークインレバー（回転規制用レバー） ２８ａ 係合爪部 ２９ ウォークイン動作用ワイヤ ３０ 第２のラッチプレート ３０ａ ロック溝 ３１ ばね ３２ 第１のストッパ ３３ 第２のストッパ

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 シートクッションとその背面側にリクラ
   イニング機構を介して傾動可能に立設されるシートバッ
   クとからなるシート本体と、 このシート本体を車室床面上で回転調整可能に支持する
   回転支持装置と、 この回転支持装置に付設されシート本体の回転を所定の
   位置でロックする回転ロック機構と、前記回転支持装置
   に付設され前記シート本体のシートバックが前倒れ動作
   したときにこれに連動して動作され、該シート本体を所
   定の回動角度範囲内で規制するシート回転角度規制機構
   とを備え、前記回転ロック機構と回転角度規制機構とを
   ロックレバー機構部によって一体化して構成し、前記回
   転支持装置の一部に付設したことを特徴とする車両用シ
   ート。
2. 【請求項２】 請求項１記載の車両用シートにおいて、 回転支持装置に付設され回転ロック機構と回転角度規制
   機構とを兼ねるロックレバー機構部は、ロック溝と所定
   回動角度範囲に亘る回転規制溝とを有するラッチプレー
   トと、このラッチプレートのロック溝、回転規制溝内に
   係合可能なロックピンを有するロックレバーとを備え、 このロックレバーを第１段外部操作によって作動させる
   ことにより、前記ロックピンのロック溝への係合を解除
   し、該ロックピンを回転規制溝内に位置させると共に、 第２段外部操作によって作動させることにより、前記ロ
   ックピンを前記ロック溝、回転規制溝には係合しない位
   置まで回動させるように構成されていることを特徴とす
   る車両用シート。
3. 【請求項３】 請求項２記載の車両用シートにおいて、 ロックレバーは、第１段外部操作によって回動作動され
   る回転規制用レバーと、第２段外部操作によって回動作
   動されるロック解除用レバーとから構成されると共に、 前記ロック解除用レバーの一部にラッチプレートのロッ
   ク溝、回転規制溝内に係合可能なロックピンが設けら
   れ、 且つ前記回転規制用レバーが作動された時に、前記ロッ
   ク解除用レバーを連動して回動作動させるように構成さ
   れていることを特徴とする車両用シート。