JPH086647Y2 - ウオツシヤ液供給装置 - Google Patents

ウオツシヤ液供給装置

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JPH086647Y2
JPH086647Y2 JP1988121358U JP12135888U JPH086647Y2 JP H086647 Y2 JPH086647 Y2 JP H086647Y2 JP 1988121358 U JP1988121358 U JP 1988121358U JP 12135888 U JP12135888 U JP 12135888U JP H086647 Y2 JPH086647 Y2 JP H086647Y2
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JP
Japan
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passage
delivery
suction passage
liquid
gear
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JP1988121358U
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JPH0241858U (ja
Inventor
晃 田中
啓一 小宮
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ジエコー株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自動車等に用いられるウオツシヤ液供給装置
に係わり、特に2系統の流出経路を有するウオツシヤポ
ンプのバルブ部の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、自動車用のウオツシヤ液供給装置としては、例
えば第2図および第3図に示す構造が提案されている。
すなわち、第2図に示されるウオツシヤ液供給装置は、
ポンプとして遠心フアン方式を用いたものであり、同図
において、流入口21から流れ込んだウオツシヤ液は遠心
式のフアン22により負圧がかけられ、呼入孔23を介して
流出口24に送出され、自動車のウインドに噴出される。
また、第3図に示されるウオツシヤ液供給装置は、ギア
ポンプを用いたものであり、同図に示すように流入口31
から流れ込んだウオツシヤ液はギア32の回転により吸入
口33を介して流出口34に送出され、自動車のウインドに
噴出される。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記構成によるウオツシヤ液供給装置
は、以下に説明するような問題があつた。すなわち、遠
心フアン方式のウオツシヤ液供給装置は、ウオツシヤ液
の吸入孔23が装置本体の中心部にあるため、2方向切替
機構が簡単である反面、周囲温度の低温時においては、
常温時と比較してウオツシヤ液の粘性が増加し、ウオツ
シヤ液の噴出圧が著しく低下するという問題があつた。
また、ギアポンプ方式は、ウオツシヤ液が低温度化によ
り、粘性が増加しても噴出圧が低下しない反面、吸入孔
33が装置本体の中心部に設定できないので、第3図
(b)に示すように従動歯車を2枚かつ逆止弁機能を4
個所に設定する構造としなければならなかつた。この結
果、構造が複雑化し、コストアツプとなるという問題が
あつた。
〔課題を解決するための手段〕
このような課題を解決するためになされたものであ
り、タンクからウオッシャ液を受け入れるための入り口
を有する第1の吸入用通路および第2の吸入用通路と、
常時は第1の吸入用通路の入り口を閉じており、第1の
吸入用通路内の圧力が減少したときに入り口を開く第1
の逆止め弁と、常時は第2の吸入用通路の入り口を閉じ
ており、第2の吸入用通路内の圧力が減少したときに入
り口を開く第2の逆止め弁と、モータにより回転駆動さ
れる駆動歯車とこの駆動歯車に噛み合う従動歯車とから
なり、一方の方向に回転したとき第1の吸入用通路内の
液を吸引して第1の送出通路に送出し、他方の方向に回
転したとき第2の吸入用通路内の液を吸引して第2の送
出通路に送出する駆動手段と、第1の送出口と第2の送
出口の間に配置された弁を有し、駆動手段によって第1
の送出通路に液が送出されて液圧が発生したとき、その
液圧で弁を駆動して第2の送出口を閉塞するとともに第
1の送出口と第1の送出通路とを連通し、駆動手段によ
って第2の送出通路に液が送出されて液圧が発生したと
き、その液圧で弁を上記と反対方向へ駆動して第1の送
出口を閉塞するとともに第2送出口と第2の送出通路と
を連通する送出通路切替手段と、駆動歯車および従動歯
車が収容されたギャポンプ室に連結されかつタンクから
ギャポンプ室にウオッシャ液を注入するバイパスパイプ
とを設けたものである。
〔作用〕
本願考案においては、駆動歯車,従動歯車の回転によ
り発生する液圧により第1の逆止め弁は開放し、第2の
逆止め弁は閉塞することによりウオッシャ液吸入通路が
形成される。
〔実施例〕
以下、本考案について図面を参照して説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す断面図である。同図
において、1はケーシング、2はモータに連結されて駆
動される駆動歯車、3は駆動歯車2に噛合する従動歯
車、4,5はウオツシヤ液の吸入用通路、6,7は吸入用通路
4,5の逆止め弁、8,9はウオツシヤ液の送出通路切替室、
10は送出通路切替弁、11,12はウオツシヤ液の送出通
路、13,14はウオツシヤ液の送出口、15は初期時にギヤ
ポンプに十分注水しポンプとして起動性を高めるための
バイパスパイプである。
このような構成において、モータによつて駆動歯車2
を実線矢印の方向に回転させると、従動歯車3も実線矢
印の方向に回転し、ウオツシヤ液は図示しないタンクか
ら吸入用通路4を通り、駆動歯車2,従動歯車3により送
出通路12を通つて送出通路切替室9に送られ、ウオツシ
ヤ液圧により送出通路切替弁10が送出通路を切替え、送
出口14からウオツシヤ液を例えば自動車のリヤ・ウイン
ドに噴出させる。このとき、逆止め弁6は吸引による圧
力で開放され、逆止め弁7は送出による圧力で閉塞され
る。次にモータが逆転して駆動歯車2が点線矢印の方向
に回転した場合には、ウオツシヤ液は送出通路11を通
り、送出口からウオツシヤ液を例えば自動車のフロント
ウインドに噴出させる。このとき、逆止め弁7は開放さ
れ、逆止め弁6は閉塞される。
このような構成によれば、駆動歯車2,従動歯車3の正
逆回転によりウオツシヤ液を吸入する2つの吸入用通路
4,5を設けるとともに各吸入用通路4,5に逆止め弁6,7を
設けたことにより、駆動歯車2,従動歯車3の回転により
発生する液圧により一方の逆止め弁6もしくは7は開放
され、他方の逆止め弁7もしくは6は閉塞されることに
より吸入通路が形成されるので、低温時におけるウオツ
シヤ液の粘性の増加によつても噴出圧が変動しないウオ
ツシヤ液供給装置が得られる。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案は、ウオッシャ液吸入口に
第1の吸入用通路および第2の吸入用通路を設けるとと
もに第1の吸入用通路および第2の吸入用通路に駆動歯
車,従動歯車の回転方向に対応して開閉する第1の逆止
め弁および第2の逆止め弁を設けたことにより、ウオツ
シヤ液の粘性に影響されずに常に一定の噴出圧でウオツ
シヤ液を送出することができ、しかも1枚の従動歯車お
よび2個の逆止め弁を用いて実現できるので、構成が簡
素化され、装置の製造コストが低減できるなどの極めて
優れた効果が得られる。また、駆動歯車および従動歯車
が収容されたギャポンプ室に連結されかつタンクからギ
ャポンプ室にウオッシャ液を注入するバイパスパイプを
設けたことにより、初期時にギャポンプに十分に注水
し、ポンプとしての機動性を高めることができるという
極めて優れた効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図(a),(b)は本考案の一実施例を示す断面
図,その下方向から見た要部平面図、第2図(a),
(b)は従来の遠心フアン方式のウオツシヤ液供給装置
の断面図,フアン部の横断面図、第3図(a),(b)
は従来のギアポンプを用いたウオツシヤ液供給装置の断
面図,ギア部の横断面図である。 1……ケーシング、2……駆動歯車、3……従動歯車、
4,5……吸入用通路、6,7……逆止め弁、8,9……送出通
路切替室、10……送出通路切替弁、11,12……送出通
路、13,14……送出口、15……バイパスパイプ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】タンクからウオッシャ液を受け入れるため
    の入り口を有する第1の吸入用通路および第2の吸入用
    通路と、 常時は第1の吸入用通路の入り口を閉じており、第1の
    吸入用通路内の圧力が減少したときに入り口を開く第1
    の逆止め弁と、 常時は第2の吸入用通路の入り口を閉じており、第2の
    吸入用通路内の圧力が減少したときに入り口を開く第2
    の逆止め弁と、 モータにより回転駆動される駆動歯車とこの駆動歯車に
    噛み合う従動歯車とからなり、一方の方向に回転したと
    き第1の吸入用通路内の液を吸引して第1の送出通路に
    送出し、他方の方向に回転したとき第2の吸入用通路内
    の液を吸引して第2の送出通路に送出する駆動手段と、 第1の送出口と第2の送出口の間に配置された弁を有
    し、駆動手段によって第1の送出通路に液が送出されて
    液圧が発生したとき、その液圧で弁を駆動して第2の送
    出口を閉塞するとともに第1の送出口と第1の送出通路
    とを連通し、駆動手段によって第2の送出通路に液が送
    出されて液圧が発生したとき、その液圧で弁を上記と反
    対方向へ駆動して第1の送出口を閉塞するとともに第2
    の送出口と第2の送出通路とを連通する送出通路切替手
    段と、 駆動歯車および従動歯車が収容されたギャポンプ室に連
    結されかつタンクからギャポンプ室にウオッシャ液を注
    入するバイパスパイプと、 を設けたことを特徴とするウオッシャ液供給装置。
JP1988121358U 1988-09-16 1988-09-16 ウオツシヤ液供給装置 Expired - Lifetime JPH086647Y2 (ja)

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JPH0241858U JPH0241858U (ja) 1990-03-22
JPH086647Y2 true JPH086647Y2 (ja) 1996-02-28

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ID=31368294

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS55175553U (ja) * 1979-06-05 1980-12-16
JPS56111292U (ja) * 1980-01-29 1981-08-28

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JPH0241858U (ja) 1990-03-22

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