JPH0866342A - 電気掃除機 - Google Patents

電気掃除機

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JPH0866342A
JPH0866342A JP20386094A JP20386094A JPH0866342A JP H0866342 A JPH0866342 A JP H0866342A JP 20386094 A JP20386094 A JP 20386094A JP 20386094 A JP20386094 A JP 20386094A JP H0866342 A JPH0866342 A JP H0866342A
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dust
valve body
bag
pressure contact
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Yuichi Shimizu
雄一 清水
Kazuma Suo
和馬 周防
Masakazu Onda
雅一 恩田
Masafumi Okamoto
雅史 岡本
Kazuyasu Hayama
和靖 端山
Sadataka Hayamizu
禎高 速水
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集塵袋の着脱を容易化しかつ塵埃漏れを少な
くした電気掃除機を提供する。 【構成】 濾材からなる袋状体21と、袋状体21の開
口部に取り付けられた支持板23とからなる集塵袋24
と、支持板23の塵埃吸い込み口22と係合する筒状の
弁体28を設け、前記弁体28に支持板23に圧接する
圧接面29と、塵埃吸い込み口22と同一径で屈曲する
屈曲部30と袋状体21側へ支持板23の厚さの範囲内
で突出する突出部31を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は集塵室内に設けた集塵袋
に塵埃を集塵する電気掃除機に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電気掃除機は、実開昭62−11
7951号公報に示されるものが一般的であった。以
下、図9〜図11を用いて説明する。
【0003】図9〜図11において、紙などの濾材から
なる袋状体1と、袋状体1の吸い込み口に取り付けられ
た塵埃吸い込み口2を有する支持板3とからなる集塵袋
4を集塵室5内に有し、支持板3の塵埃吸い込み口2と
対向した集塵室5を形成する本体ケース6の壁面7にゴ
ムなどの弾性体からなる筒状の弁体8を設けていた。ま
た、弁体8には支持板3の塵埃吸い込み口2外周では略
同心円状に支持板3に圧接する圧接面9を設けていると
ともに圧接面9の内周に、支持板3の塵埃吸い込み口2
に挿入される突出部10を設けている。
【0004】また、上記筒状の弁体8の内周部には、弁
体8と一体に形成され、放射線状に複数個に分離した弁
11を有している。
【0005】また、上記集塵袋4は本体ケース6の底部
6Aに支持板3の底部3Aを挿入し、塵埃吸い込み口2
は弁体8と嵌合させ、支持板3の上部は本体ケース6に
回転自在に配置した支持板押さえ12により係止したも
のが一般的であった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、上記のよう
に集塵袋4を集塵室5に取り付ける場合には、本体ケー
ス6の底部に支持板3の底部を挿入し、塵埃吸い込み口
2を弁体8の突出部10と嵌合させる必要があり、本体
ケース6底部に支持板3が確実に装着されていなければ
図10に示すように支持板3の塵埃吸い込み口2の周縁
が突出部10の端部に当接して嵌合しにくいものであっ
た。また、弁体8の突出部10があるために、支持板3
の底部3Aを挿入する際本体ケース6の底部6Aが見に
くく使用性の悪いものであった。さらに、集塵袋4を取
り外す場合にも突出部10に支持板3の塵埃吸い込み口
2が引っかかるという問題を有しており、これによりゴ
ミが集塵室5内にこぼれてしまうことがあった。
【0007】また、弁体8には、支持板3の塵埃吸い込
み口2が挿入される突出部10と支持板3に圧接する圧
接面9を設け、支持板3の底部3Aを本体ケース6の底
部6A、上部を支持板押さえ12により各々係止したこ
とにより支持板3からの塵埃漏れを防ぐようにしている
が、突出部10は支持板3の塵埃吸い込み口2を確実に
嵌合させる必要があり、ある程度の厚さと固さが要求さ
れていたため、支持板3の圧接面9は十分な柔らかさを
得ることができず、細塵が漏れやすいという問題を有し
ていた。
【0008】さらに、使用者が集塵袋4の中に塵埃がい
っぱいになったかどうかを確認するためにホース(図示
せず)を本体ケース6の前部に設けたホ−ス接続口13
からはずして見ても、弁体8の内周部に放射線状に分離
した複数個の弁11を有しているため見ることができず
いちいち集塵袋4をはずす必要があった。また、塵埃の
入った集塵袋4を再度取り付ける場合、塵埃を集塵室5
内へこぼしてしまうこともあり、漏れた塵埃によってモ
ータ(図示せず)の故障の原因となることがあった。
【0009】本発明はこれらの課題を解消し、集塵袋の
着脱性を高めるとともに、塵埃の漏れを防ぎ信頼性を向
上させることを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1の手段は、上方開口の集塵室を前方に有
する本体ケースと、前記集塵室にセットされ、通気性を
有する紙等の濾材からなり塵埃を収集する袋状体と袋状
体の開口部に取り付けられる塵埃吸い込み口を有する厚
紙や樹脂部品等で形成した支持板とで形成される集塵袋
と、支持板と対向して本体ケースに取り付けられ前記支
持板に圧接するゴム等の弾性体からなる筒状の弁体とを
設け、前記弁体には支持板の塵埃吸い込み口外周に略同
心円状に圧接する圧接面を設けるとともに、塵埃吸い込
み口と略同一径で屈曲させ、さらに塵埃吸い込み口の袋
状体側へ支持板の厚さと略同一の突出代を有する突出部
を袋状体側に設けてなるものである。
【0011】第2の手段として、上記弁体の突出部の裏
面側に円形状の切り欠き部を形成してなるものである。
【0012】第3の手段として、上記集塵袋を本体ケー
スの底部に支持板の底部を挿入し、塵埃吸い込み口は弁
体と嵌合させ、支持板の上部は本体ケースに回転自在に
配置した支持板押さえにより係止してなるものである。
【0013】第4の手段として、円形状の切り欠き部を
弁体の下方左右各々約15゜〜30゜の範囲を除いて弁
体の突出部の裏面側に設けてなるものである。
【0014】第5の手段として、上記筒状の弁体と一体
に形成され、開口部内径方向に放射線状に複数個に分離
した弁を有し、弁の中心部に略円形状の開口部を設けて
なるものである。
【0015】第6の手段として、上記弁体の圧接面の外
径を、支持板を集塵室内に傾けた状態に取りつけても支
持板に設けた塵埃吸い込み口に嵌合しない大きさに設定
してなるものである。
【0016】第7の手段として、上記弁体の圧接面の裏
面側の一部にリブを設けてなるものである。
【0017】第8の手段として、上記弁体の圧接面に集
塵袋側に突出するような反りを設けてなるものである。
【0018】
【作用】上記第1の手段による作用は、弁体には支持板
の塵埃吸い込み口外周では略同心円状に圧接する圧接面
を設けるとともに、塵埃吸い込み口と略同一径で屈曲さ
せ、内周では塵埃吸い込み口の袋状体側へ支持板の厚さ
の範囲内で突出する突出部を設けているため、2カ所に
よるエアータイトが行え、支持板と弁体との間からの塵
埃漏れを防ぐことが可能となり、排気からのゴミ漏れを
防止し、衛生的な掃除機が提供できるとともに、漏れた
塵埃によってモータが故障するという原因を防ぎ、耐久
性が向上するものである。
【0019】また、集塵袋を集塵室に取り付ける場合
に、突出部は支持板の厚さと略同一の範囲で突出するの
みであるので支持板の底部を挿入する本体ケースの底部
が見やすく、底部を挿入し易くなり、集塵袋の装着性が
向上するものである。
【0020】第2の手段によれば、弁体の突出部の裏面
側に円形状の切り欠き部を形成することにより支持板の
弁体との圧接を圧接面においてより柔らかく行うことが
可能となるとともに、弁体の突出部が広がって支持板の
塵埃吸い込み口に対して圧接するようになるため、より
支持板と弁体とのエアータイトが確実となり、塵埃漏れ
を防ぐことができる。
【0021】第3の手段によれば、集塵袋は塵埃吸い込
み口を弁体と嵌合させるため、本体ケースの底部に支持
板の底部を挿入し、上部では本体ケースに回転自在に配
置した支持板押さえにより係止する構成とするため、弁
体の圧接面と支持板との圧接を確実に行うことができ、
より塵埃漏れ防止が確かなものになる。
【0022】第4の手段によれば、上記弁体において円
形状の切り欠き部を弁体の下方左右各々約15゜〜30
゜の範囲を除いて弁体の突出部の裏面側に設けることに
より、弁体下方では硬度が固くなり、集塵袋の着脱時に
弁体の下方の圧接面がめくれることを防止できるもので
あり、耐久性が向上する。
【0023】第5の手段によれば、弁体の開口部に中心
部に略円形状の開口部を設けた放射線状に複数個に分離
した弁を有することにより、集塵袋の中に塵埃が一杯に
なったかどうかを確認するためにホースを本体ケースか
らはずせば、塵埃を見ることができ、いちいち集塵袋を
はずす必要がなくなり、使用性が向上するとともに集塵
袋交換時のゴミ漏れを防止できる。
【0024】第6の手段によれば、支持板を集塵室内に
傾けた状態に取りつけても弁体の圧接面外径が支持板の
塵埃吸い込み口内径に嵌合しないようにすることによっ
て、集塵袋の支持板の装着不良により生じる、弁体の圧
接面と支持板との面接触の悪化、および、弁体の圧接面
と支持板とのずれにより生じる支持板からのゴミ漏れの
発生を防ぎ、モ−タに漏れたゴミが入り込むことがな
く、電気掃除機本来の性能を出すことができる。
【0025】第7の手段によれば、弁体の圧接面の裏側
の一部にリブを設け圧接面の剛性を上げたことにより、
集塵袋の支持板の材料として利用される繊維の方向をも
つ紙などの熱および湿度によって生じる収縮や反りに対
して、弁体の圧接面が追従し、かつ、より確実な弁体の
圧接面と支持板との面接触を実現し、弁体の圧接面と支
持板とのタイト性が悪化してゴミ漏れが生じることを防
ぎ、モ−タの効率悪化を招くことのなく電気掃除機本来
の性能を出すことができる。
【0026】第8の手段によれば、弁体の圧接面を、集
塵袋の支持板が集塵室内に装着された状態に合うよう
に、集塵室側に突出するような構成とすることで、集塵
袋の支持板を固定している位置と、弁体の圧接面が支持
板と面接触するときに支持板にかかる押圧力で支持板に
生じる反りに、対応することができることによって、ゴ
ミ漏れが発生することを防ぎ、よりタイト性に優れ、モ
−タの効率悪化を招くことがなく、電気掃除機本来の性
能を出すことができる。
【0027】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面に基づいて説
明する。
【0028】図1〜図5において、紙などの濾材からな
る袋状体21と、袋状体21の吸い込み口に取り付けら
れた塵埃吸い込み口22を有する厚紙などで形成された
支持板23とからなる集塵袋24を集塵室25内に有
し、支持板23の塵埃吸い込み口22と対向した集塵室
25を形成する本体ケース26の壁面27にゴムなどの
弾性体からなる筒状の弁体28を設けている。ここで、
弁体28には支持板23の塵埃吸い込み口22外周では
略同心円状に支持板23に圧接する圧接面29を設けて
いるとともに圧接面29の内周では、支持板23の塵埃
吸い込み口22と略同一径で屈曲部30を有し、さらに
その内周では塵埃吸い込み口22の袋状体21側へ支持
板23の厚さの範囲内で突出する突出部31を有してい
る。
【0029】次に、上記集塵袋24は、本体ケース26
の底部に設けた支持板差し込み口33に支持板23の支
持板底部34を挿入し、塵埃吸い込み口22を弁体28
と嵌合させ、支持板23の支持板上部35を本体ケース
26に回転自在に取付された支持板押さえ36により係
止されている。
【0030】また、弁体28の突出部31の裏面には、
下方の左右各々約15゜〜30゜(合計30゜〜60
゜)の範囲の厚肉部37以外の所に円形状の切り欠き部
32を設けている。
【0031】また、上記筒状の弁体28の内周部空気通
路38には、弁体28と一体に形成され、放射線状に複
数個に分離した弁39を有しており、中心部には略円形
の弁開口40を設けている。
【0032】また、上記弁体28の圧接面29の外径
は、支持板23を集塵室25内に傾けた状態で取りつけ
た場合、支持板23に設けた塵埃吸い込み口22に嵌合
しない大きさに設定している。
【0033】また、図6、図7に示すように、上記弁体
28の圧接面29の裏面側の一部にリブ42を設けても
よい。
【0034】また、図8に示すように、上記弁体28の
圧接面29には、支持板23が集塵室25内に装着され
た状態に合うように、反りを設けてもよい。
【0035】41は本体ケース26前方で弁体28を固
定するフロントカバーでホ−ス(図示せず)を差し込む
為のホ−ス差し込み口41Aが設けられている。
【0036】次に上記構成における動作・作用について
説明する。弁体28には支持板23の塵埃吸い込み口2
2外周では略同心円状に圧接する圧接面29を設けると
ともに、塵埃吸い込み口22と略同一径の屈曲部30と
突出部31を設けているため、圧接面29と突出部31
の2カ所によるエアータイトが可能となり、支持板23
と弁体28との間からの塵埃漏れを防ぐことができる。
これによって、掃除機本体からの排気による細塵の撒き
散らしを防止し、衛生的な掃除機が提供できるととも
に、漏れた塵埃によってモータが故障するという原因を
防ぎ、耐久性が向上するものである。
【0037】また、集塵袋24を集塵室25に取り付け
る場合に、弁体28の突出部31は支持板23の厚さの
範囲内で突出するのみであるので支持板23の支持板底
部34を挿入する本体ケース26の支持板差し込み口3
3が見やすく、支持板底部34を挿入し易くなり、集塵
袋24の装着性が向上するものである。このため、集塵
袋24の装着方法が理解しにくかった使用者がなくな
り、確実に集塵袋24が取り付けられ、上記と同様に排
気からの細塵の漏れ防止、モータの故障防止が達成され
る。
【0038】また、弁体28の突出部31の裏面側に円
形状の切り欠き部32を形成することにより支持板23
の弁体28との圧接を圧接面29においてより柔らかく
行うことが可能となるとともに、弁体28の突出部31
が圧接面29方向へ広がって支持板23の塵埃吸い込み
口22に対して圧接するようになるため、より支持板2
3と弁体28とのエアータイトが確実となり、塵埃漏れ
を防ぐことができる。
【0039】この時、弁体28の下方においては、左右
約15゜〜30゜の範囲に厚肉部37を有しているた
め、この部分では硬度が固くなり、集塵袋24の着脱時
に弁体28の圧接面29の下方が支持板底部34が引っ
かかったりしてめくれることを防止できるものであり、
耐久性が向上する。なお、集塵袋24は下方では本体ケ
ース26の底部の支持板差し込み口33により係止して
いるため、支持板差し込み口33をより圧接方向に設定
することによって下部でのゴミ漏れは防止できるもので
ある。
【0040】弁体28の内周部空気通路38に設けた放
射線状に複数個に分離した弁39の中心部には略円形の
弁開口40を有しているため、集塵袋24の中に塵埃が
一杯になったかどうかを確認するためにホースをフロン
トカバー41のホ−ス差し込み口41Aからはずせば、
そのホ−ス差し込み口41Aより集塵袋24内の塵埃を
見ることができ、いちいち集塵袋24をはずす必要がな
くなり、使用性が向上するとともに集塵袋交換時のゴミ
漏れを防止できるものである。
【0041】支持板23を集塵室25内に傾けた状態に
取りつけても弁体28の圧接面29の外径が支持板23
の塵埃吸い込み口22内径に嵌合しないように設定する
ことによって、集塵袋24の支持板23の装着不良によ
り生じる、弁体28の圧接面29と支持板23との面接
触の悪化、および、弁体28の圧接面29と支持板23
とのずれにより生じる支持板23からのゴミ漏れの発生
を防ぎ、モ−タに漏れたゴミが入り込むことがなく、電
気掃除機本来の性能を劣化させることがない。
【0042】弁体23の圧接面29の裏側の一部にリブ
42を設け圧接面29の剛性を上げたことにより、集塵
袋24の支持板23の材料として利用される繊維の方向
をもつ紙などに熱および湿度によって生じる収縮や反り
に対して、弁体23の圧接面29が追従し、かつ、より
確実な弁体28の圧接面29と支持板23との面接触を
実現し、弁体28の圧接面29と支持板23とのタイト
性が悪化してゴミ漏れが生じることを防ぎ、モ−タの効
率悪化を招くことのなく電気掃除機本来の性能を出すこ
とができる。
【0043】弁体28の圧接面29を、集塵袋24の支
持板23が集塵室25内に装着された状態に合うよう
に、反りを加えた構成とすることで、集塵袋24の支持
板23を固定している位置と、弁体28の圧接面29が
支持板23と面接触するときに支持板23にかかる押圧
力で支持板23に生じる反りに、対応することができる
ことによって、ゴミ漏れが発生することを防ぎ、よりタ
イト性に優れ、モ−タの効率悪化を招くことがなく、電
気掃除機本来の性能を出すことができる。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1の手段
によれば、弁体に支持版の外周では塵埃吸い込み口の外
周と略同心円状に圧接する圧接面を設けるとともに、略
同一径で屈曲させ、内周では塵埃吸い込み口の袋状体側
へ支持板の厚さの範囲内で突出する突出部を設けたこと
により、2カ所でエアータイトが行え、塵埃漏れを防ぐ
ことが可能となり、排気からのゴミ漏れを防止し、衛生
的な掃除機が提供できるとともに、漏れた塵埃によって
モータが故障するという原因を防ぎ、耐久性が向上する
ものである。また、集塵袋を集塵室に取り付ける場合
に、支持板の厚さの範囲内で突出するのみであるので、
支持板の底部を挿入する際本体ケースの底部が見やす
く、集塵袋の装着性が向上するものである。
【0045】第2の手段によれば、弁体の突出部の裏面
側に円形状の切り欠き部を形成することにより支持板と
弁体との圧接をより柔らかく行うことが可能となるとと
もに、弁体の突出部が外側に広がって、支持板の塵埃吸
い込み口端面に対して圧接するようになるため、より支
持板と弁体とのエアータイトが確実となり、より確かな
塵埃漏れ防止が達成できる。
【0046】第3の手段によれば、袋状体は、本体ケー
スの底部に支持板の底部を挿入し、上部では支持板押さ
えにより係止する構成とするため、弁体の圧接面と支持
板との圧接を確実に行うことができ、より塵埃漏れ防止
が確かなものになる。
【0047】第4の手段によれば、弁体の切り欠き部を
下方を除き略300゜〜330゜の範囲に形成すること
により、弁体下方では硬度が固くなり、集塵袋の着脱時
に弁体の下方の圧接面がめくれることを防止できるもの
であり、耐久性が向上する。
【0048】第5の手段によれば、弁体の開口部の中心
部に略円形の開口を設けた放射線状に複数個に分離した
弁を有することにより、集塵袋の中に塵埃が一杯になっ
たかどうかを確認するためにホースを本体ケースからは
ずせば、外部から塵埃を見ることができ、いちいち集塵
袋をはずす必要がなくなり、使用性が向上するとともに
集塵袋交換時のゴミ漏れを防止できるものである。
【0049】第6の手段によれば、支持板を集塵室内に
傾けた状態に取りつけても弁体の圧接面外径が支持板の
塵埃吸い込み口内径に嵌合しないようにすることによっ
て、集塵袋の支持板の装着不良により生じる、弁体の圧
接面と支持板との面接触の悪化、および、弁体の圧接面
と支持板とのずれにより生じる支持板からのゴミ漏れの
発生を防ぎ、モ−タに漏れたゴミが入り込むことがな
く、電気掃除機本来の性能を出すことができるものであ
る。
【0050】第7の手段によれば、弁体の圧接面の裏側
の一部にリブを設け圧接面の剛性を上げたことにより、
集塵袋の支持板の材料として利用される繊維の方向をも
つ紙などの熱および湿度によって生じる収縮や反りに対
して、弁体の圧接面が追従し、かつ、より確実な弁体の
圧接面と支持板との面接触を実現し、弁体の圧接面と支
持板とのタイト性が悪化してゴミ漏れが生じることを防
ぎ、モ−タの効率悪化を招くことのなく電気掃除機本来
の性能を出すことができるものである。
【0051】第8の手段によれば、弁体の圧接面を、集
塵袋の支持板が集塵室内に装着された状態に合うよう
に、反りを加えた構成とすることで、集塵袋の支持板を
固定している位置と、弁体の圧接面が支持板と面接触す
るときに支持板にかかる押圧力で支持板に生じる反り
に、対応することができることによって、さらにゴミ漏
れが発生しにくくなり、よりタイト性に優れ、モ−タの
効率悪化を招くことがなく、電気掃除機本来の性能を出
すことができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す電気掃除機の断面図
【図2】同電気掃除機の前部分の断面図
【図3】同電気掃除機の要部断面図
【図4】同電気掃除機の前部分の正面図
【図5】同電気掃除機の要部断面図
【図6】本発明の他の実施例を示す電気掃除機の要部断
面図
【図7】図6のA−A断面図
【図8】本発明の他の実施例を示す電気掃除機の要部断
面図
【図9】従来例を示す電気掃除機の前部分の断面図
【図10】同電気掃除機の要部断面図
【図11】同電気掃除機の正面図
【符号の説明】
22 塵埃吸い込み口 23 支持板 24 集塵袋 28 弁体 29 圧接面 31 突出部 32 切り欠き部 33 支持板差し込み口 36 支持板押さえ 37 厚肉部 40 弁開口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岡本 雅史 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 端山 和靖 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 速水 禎高 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上方開口の集塵室を前方に有する本体ケ
    ースと、前記集塵室にセットされ、通気性を有する紙等
    の濾材からなり塵埃を収集する袋状体と袋状体の開口部
    に取り付けられる塵埃吸い込み口を有する厚紙や樹脂部
    品等で形成した支持板とで形成される集塵袋と、支持板
    と対向して本体ケースに取り付けられ前記支持板に圧接
    するゴム等の弾性体からなる筒状の弁体とを設け、前記
    弁体には支持板の塵埃吸い込み口外周に略同心円状に圧
    接する圧接面を設けるとともに、塵埃吸い込み口と略同
    一径で屈曲させ、さらに塵埃吸い込み口の袋状体側へ支
    持板の厚さと略同一の突出代を有する突出部を袋状体側
    に設けた電気掃除機。
  2. 【請求項2】 弁体の突出部の裏面側に円形状の切り欠
    き部を形成してなる請求項1記載の電気掃除機。
  3. 【請求項3】 集塵袋を本体ケースの底部に支持板の底
    部を挿入し、塵埃吸い込み口は弁体と嵌合させ、支持板
    の上部は本体ケースに回転自在に配置した支持板押さえ
    により係止してなる請求項1又は2記載の電気掃除機。
  4. 【請求項4】 円形状の切り欠き部を弁体の下方左右各
    々約15゜〜30゜の範囲を除いて弁体の突出部の裏面
    側に設けた請求項1〜3のいずれか1項記載の電気掃除
    機。
  5. 【請求項5】 筒状の弁体と一体に形成され、開口部内
    径方向に放射線状に複数個に分離した弁を有し、弁の中
    心部に略円形状の開口部を設けてなる請求項1〜4のい
    ずれか1項記載の電気掃除機。
  6. 【請求項6】 弁体の圧接面の外径を、支持板を集塵室
    内に傾けた状態に取りつけても支持板に設けた塵埃吸い
    込み口に嵌合しない大きさに設定した請求項1〜5のい
    ずれか1項記載の電気掃除機。
  7. 【請求項7】 弁体の圧接面の裏面側の一部にリブを設
    けてなる請求項1〜6のいずれか1項記載の電気掃除
    機。
  8. 【請求項8】 弁体の圧接面に集塵袋側に突出するよう
    な反りを設けてなる請求項1〜7のいずれか1項記載の
    電気掃除機。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6029121A (ja) * 1983-07-25 1985-02-14 東芝テック株式会社 電気掃除機
JPS6264456U (ja) * 1985-10-15 1987-04-21
JPH05184497A (ja) * 1992-01-13 1993-07-27 Matsushita Electric Ind Co Ltd 電気掃除機

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