JPH0865506A - 画像読み取り装置 - Google Patents

画像読み取り装置

Info

Publication number
JPH0865506A
JPH0865506A JP6201172A JP20117294A JPH0865506A JP H0865506 A JPH0865506 A JP H0865506A JP 6201172 A JP6201172 A JP 6201172A JP 20117294 A JP20117294 A JP 20117294A JP H0865506 A JPH0865506 A JP H0865506A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shading correction
correction data
dark
data
white
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6201172A
Other languages
English (en)
Inventor
Yuji Kobayashi
裕二 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP6201172A priority Critical patent/JPH0865506A/ja
Publication of JPH0865506A publication Critical patent/JPH0865506A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Image Input (AREA)
  • Facsimile Image Signal Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 高精度のダークシェーディング補正データを
作成し、黒レベルが均一で高品質な画像情報を得る。 【構成】 まず、ダークシェーディング補正データ算出
部27は、固定ラインセンサ13から取り込んだ複数個
のダーク出力データの平均化データを算出した後、固定
ラインセンサ13のダーク出力データに対する上記平均
化データの偏差を算出する。そして、上記偏差が所定の
範囲にない場合には、上述した平均化処理を繰り返し行
わせ、平均化データを更新する。一方、上記偏差が所定
の範囲に入ると、上記平均化データをダークシェーディ
ング補正データDiとしてダークシェーディング補正デ
ータ記憶部28に格納する。シェーディング補正部31
は、ホワイトシェーディング補正データ記憶部30に格
納されているホワイトシェーディング補正データKiと
上記ダークシェーディング補正データDiとに基づい
て、画像データにシェーディング補正を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、画像読み取り装置に
係わり、特に読み取り画像情報の品質を向上させること
ができる画像読み取り装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば複写機やファクシミリ
装置などには、プラテンガラス上に載置された原稿を光
学的に読み取る画像読み取り装置が用いられている。図
4は、従来の画像読み取り装置の機械的な構成を示す透
視図である。図において、1は原稿であり、プラテンガ
ラス2上に載置され、プラテンカバー3によって固定さ
れている。フルレートキャリッジ4は、ハロゲンランプ
5、反射板6、遮光部材7、およびミラー8から構成さ
れており、後述する固体ラインセンサ13のライン方向
である主走査方向と直交する副走査方向である図示の矢
印Aの方向に、機械的に副走査しながら原稿1を読み取
る。
【0003】また、9は一対のミラー10,10からな
るハーフレートキャリッジであり、図示の矢印Aの方向
に、フルレートキャリッジ4の移動と同時に、このフル
レートキャリッジ4の1/2の速度で移動するようにな
っている。ミラー8、10は、ハロゲンランプ5によっ
て照明された原稿1の反射光を、結像レンズ11へ出射
する。結像レンズ11は、ハロゲンランプ5によって照
明された原稿1の反射光を集束し、赤外カットフィルタ
12へ出射する。赤外カットフィルタ12は、上記反射
光の赤外線成分を除去し、前述した固体ラインセンサ1
3上へ供給する。固体ラインセンサ13は、結像した光
情報を電気信号に変換して、出力信号処理部20へ出力
する。
【0004】次に、図5は従来の画像読み取り装置の出
力信号処理部20の構成を示すブロック図である。図に
おいて、固体ラインセンサ13の出力信号は、増幅回路
21で増幅された後、サンプルホールド回路22へ供給
される。サンプルホールド回路22は、画像信号のリセ
ットノイズを除去し、A/D変換器23へ供給する。A
/D変換器23は、画像信号をディジタル信号に変換
し、ホワイトシェーディング補正データ算出部24、お
よびホワイトシェーディング補正回路26に供給する。
【0005】ホワイトシェーディング補正データ算出部
24は、原稿の読み取り以前に、図4に示す白基準版1
4を読み取って得られた信号により、ホワイトシェーデ
ィング補正用データを作成する。このホワイトシェーデ
ィング補正処理は、固体ラインセンサ13の主走査方向
の感度むらや、ハロゲンランプ5の主走査方向の光量む
らの影響を取り除き、均一で高品質な画像データを得る
ことを目的としている。ホワイトシェーディング補正デ
ータ算出部24は、図4に示す白基準板14に対する各
画素の入力信号をWi、白基準板14に対するホワイト
シェーディング補正後の出力目標値をWとすると、Ki
=W/Wiという演算によって、ホワイトシェーディン
グ補正データKiを算出する。このホワイトシェーディ
ング補正データKiはホワイトシェーディング補正デー
タ記憶部25に格納される。
【0006】また、ホワイトシェーディング補正回路2
6は、実際の原稿を読み取ったときの画像データに対し
て、ホワイトシェーディング補正データ記憶部25に格
納されているホワイトシェーディング補正データKiに
よりシェーディング補正する。すなわち、ホワイトシェ
ーディング補正回路26では、入力信号をIi、出力信
号をOi、ホワイトシェーディング補正データ記憶部2
5からのホワイトシェーディング補正データKiとする
と、Oi=Ki×Iiという演算が行われる。
【0007】次に、上述した従来の画像読み取り装置の
動作を説明する。まず、プラテンガラス2上におかれた
原稿1はプラテンカバー3によってプラテンガラス2上
に固定される。次に、原稿の読み取りの前段階として、
フルレートキャリッジ4を図4に示す白基準版14の直
下に移動させ、ハロゲンランプ5を点灯する。ハロゲン
ランプ5によって照明された白基準板14の反射光は、
ミラー8,10を介して結像レンズ11によって集束さ
れた後、赤外カットフィルタ12を通して固体ラインセ
ンサ13上に結像する。この結像した光情報は、固体ラ
インセンサ13によって電気信号に変換され、出力信号
処理部20に供給される。
【0008】上述した白基準板14に対する固体ライン
センサ13の出力信号は、増幅回路21で増幅された
後、サンプルホールド回路22によってリセットノイズ
が除去される。さらに、A/D変換器23に供給されて
ディジタル信号に変換された後、ホワイトシェーディン
グ補正データ算出部24に供給される。ホワイトシェー
ディング補正データ算出部24では、上述した演算によ
ってホワイトシェーディング補正データKiが算出さ
れ、ホワイトシェーディング補正データ記憶部25に格
納される。
【0009】次に、フルレートキャリッジ4は、固体ラ
インセンサ13のライン方向である主走査方向と直交す
る副走査方向である図4に示す矢印Aの方向に機械的に
副走査しながら原稿1を読み取る。この時、ハーフレー
トキャリッジ9は、矢印Aの方向にフルレートキャリッ
ジ4の1/2の速度で同時に移動する。ハロゲンランプ
5によって照明された原稿1の反射光は、ミラー8,1
0を介して結像レンズ11によって集束され、赤外カッ
トフィルタ12を通して固体ラインセンサ13上に結像
する。固体ラインセンサ13は、結像した光情報を電気
信号に変換して、出力信号処理部20へ供給する。
【0010】上述した固体ラインセンサ13の出力信号
は、増幅回路21で増幅された後、サンプルホールド回
路22によりリセットノイズが除去され、A/D変換器
23に供給されてディジタル信号に変換される。ディジ
タル信号に変換された画像データは、ホワイトシェーデ
ィング補正回路26において、ホワイトシェーディング
補正データ記憶部25に格納されているホワイトシェー
ディング補正データKiにより上述した演算に従ってシ
ェーディング補正される。この結果、ホワイトシェーデ
ィング補正回路44からは、白レベルが均一化された出
力信号Oi(=Ki×Ii)が出力される。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述した従
来の画像読み取り装置では、ホワイトシェーディング補
正により読み取り画像データの白レベルの均一化を行っ
ていたものの、ダークシェーディング補正による読み取
り画像データの黒レベルの均一化を行っていなかったた
めに、原稿の高濃度部を高精度に読み取ることができ
ず、高品質な画像情報を得ることができないという問題
があった。
【0012】また、ダークシェーディング補正を行って
いる画像読み取り装置においても、ダークシェーディン
グ補正データの精度不足が原因となり、ダークシェーデ
ィング補正を行うことにより、かえって読み取り画像情
報の品質が劣化する。これはダーク読み取り時のセンサ
ー出力信号のばらつきに起因しており、一般に、ダーク
読み取り時のセンサー出力信号のばらつきは、以下の2
つの要因に分けて考えられる。 (1)ダーク読み取り時におけるセンサーの出力レベル
の画素ごとのばらつき (2)各画素の出力レベルに含まれるランダムノイズ成
【0013】ダークシェーディング補正では、前者
(1)の出力レベルの画素ごとのばらつきを補正するこ
とは可能である。しかしながら、その補正に用いるダー
クシェーディング補正データには、後者(2)のランダ
ムノイズ成分も含まれているために、このランダムノイ
ズ成分が影響して、ダークシェーディング補正により、
かえって読み取り画像情報の品質を劣化させてしまうと
いう問題があった。
【0014】この発明は上述した事情に鑑みてなされた
もので、ダークシェーディング補正による画像データの
黒レベルの均一化を可能とし、高品質な画像情報を得る
ことができる画像読み取り装置を提供することを目的と
している。
【0015】
【課題を解決するための手段】上述した問題点を解決す
るために、請求項1記載の発明では、イメージセンサの
出力データに基づいて原稿に対する画像情報をシェーデ
ィング補正する画像読み取り装置において、取込指示信
号が供給されると、前記イメージセンサの複数個のダー
ク出力データを平均化することにより、平均化データを
算出する一方、出力指示信号が供給されると、前記平均
化データをダークシェーディング補正データとして出力
する補正データ算出手段と、前記イメージセンサのダー
ク出力データに対する前記平均化データの偏差を算出す
る精度算出手段と、前記偏差が所定の範囲外であれば、
前記補正データ算出手段に前記取込指示信号を供給して
平均化処理を繰り返し実行させる一方、前記偏差が所定
の範囲内であれば、前記補正データ算出手段に前記出力
指示信号を供給する補正データ作成制御手段とを具備す
ることを特徴とする。
【0016】
【作用】この発明によれば、まず、補正データ算出手段
は、イメージセンサのダーク出力データの複数個を平均
化することにより、平均化データを算出する。次いで、
精度算出手段は、イメージセンサのダーク出力データに
対する上記平均化データの偏差、すなわちばらつきを算
出する。補正データ作成制御手段は、上記偏差が所定の
範囲にない場合には、上記補正データ算出手段に取込指
示信号を供給し、再度、平均化処理を行わせ、新たな平
均化データを算出させる。次いで、この新たな平均化デ
ータに対しても、同様に、偏差が所定の範囲にあるかを
判別し、所定の範囲に入るまで、平均化処理を繰り返
す。そして、補正データ作成制御手段は、上記偏差が所
定の範囲に入ると、上記平均化データをダークシェーデ
ィング補正データとして出力する。これにより、高精度
のダークシェーディング補正データが作成でき、このダ
ークシェーディング補正データを用いて、原稿の読み取
り画像情報に対してダークシェーディング補正を行うた
め、高品質な画像情報を得ることが可能となる。
【0017】
【実施例】次に図面を参照してこの発明の一実施例につ
いて説明する。 A.実施例の構成 A−1.画像読み取り装置の構成 図1は本発明による画像読み取り装置の機械的な構成を
示す透視図である。なお、前述した従来技術である図4
に対応する部分には同一の符号を付けて説明を省略す
る。図において、40は本実施例の画像読み取り装置に
おける出力信号処理部であり、図4に示す画像読み取り
装置とはこの部分のみが異なる。以下の説明では上記出
力信号処理部40について述べる。
【0018】A−2.出力信号処理部の構成 図2は本実施例の画像読み取り装置における出力信号処
理部の構成を示すブロック図である。なお、図5に対応
する部分には同一の符号を付けて説明を省略する。図に
おいて、27はダークシェーディング補正データ作成部
であり、原稿の読み取りの前段階において、ホワイトシ
ャーディング補正データの作成に引き続いて、ハロゲン
ランプ5を消灯した際に、固体ラインセンサ13が出力
する出力信号に基づいて、ダークシェーディング補正デ
ータDiを作成し、ダークシェーディング補正データ記
憶部28に格納する。ダークシェーディング補正データ
記憶部28は、上記ダークシィーディング補正データD
iをホワイトシェーディング補正データ算出部29およ
びシェーディング補正回路31へ供給するようになって
いる。
【0019】ホワイトシェーディング補正データ算出部
29は、原稿の読み取りの前段階で、図1に示す白基準
版14を読み取って得られた信号と、上述したダークシ
ェーディング補正データ作成部27で作成され、ダーク
シェーディング補正データ記憶部28に格納されたダー
クシェーディング補正データDiとに基づいて、ホワイ
トシェーディング補正用データKiを作成する。すなわ
ち、ホワイトシェーディング補正データ算出部29は、
画素iに対して、白基準板14に対する各画素の入力信
号をWi、前記白基準板に対するシェーディング補正後
の出力目標値をW、ダークシェーディング補正データを
Di、シェーディング補正後のダーク出力目標値をDと
すると、Ki=(W−D)/(Wi−Di)という演算に
よってホワイトシェーディング補正用データKiを算出
し、ホワイトシェーディング補正データ記憶部30に格
納する。
【0020】また、シェーディング補正回路31は、原
稿の読み取り時において、上記ホワイトシェーディング
補正データKiおよびダークシェーディング補正データ
Diに基づいて、A/D変換器23が出力する画像デー
タに補正を施す。すなわち、シェーディング補正回路3
1は、入力信号をIi、出力信号をOi、ホワイトシェー
ディング補正データ記憶部30からの補正係数をKi、
ダークシェーディング補正データ記憶部28から補正デ
ータDiとすると、Oi=Ki×(Ii−Di)+Dという
演算を行う。
【0021】A−3.ダークシェーディング27の構成 次に、上述したダークシェーディング補正データ作成部
27について説明する。図3は本実施例のダークシェー
ディング補正データ作成部の詳細な構成を示すブロック
図である。図において、271はダークシェーディング
補正データ算出部であり、A/D変換器23の出力信号
を、例えば合計16回受け取り、各画素毎にダーク出力
信号の平均値を算出し、ダークシェーディング補正デー
タDiとして、この算出結果を精度算出部272に出力
する。この平均化処理は、画素ごとの特異なランダムノ
イズを除去するためのものである。また、ダークシェー
ディング補正データ算出部271は、後述するダークシ
ェーディング補正データ作成制御部273から取込指示
信号S1が供給されると、再度、ダーク出力信号を取り
込み、平均値を算出する一方、ダークシェーディング補
正データ作成制御部273から出力指示信号S2が供給
されると、上記平均値をダークシェーディング補正デー
タDiとして精度算出部272に出力するようになって
いる。
【0022】次に、精度算出部272は、A/D変換器
23から供給されたダーク出力信号(16回目の出力信
号)を用いて、ダークシェーディング補正データ算出部
271から供給されるダークシェーディング補正データ
の精度を算出する。すなわち、A/D変換器23から供
給されたダーク出力信号のi画素目のデータをRi、i
画素目のダークシェーディング補正データDiとする
と、H=σ(Ri−Di)/σRiという演算によって精
度評価値Hを算出する。ここで、σRiはダーク出力信
号の1ラインにおけるばらつきを示し、σ(Ri−Di)
は各画素ごとにダーク出力信号Riからダークシェーデ
ィング補正データDiを減算した値の1ラインにおける
ばらつきを示す。したがって、精度評価値Hによって、
ダークシェーディング補正データ算出部271で算出し
たダークシェーディング補正データDiがどの程度、実
際のダーク出力信号に合致しているかを知ることができ
る。上記精度算出部272の出力である精度評価値H
は、ダークシェーディング補正データ作成制御部273
に供給される。
【0023】次に、ダークシェーディング補正データ作
成制御部273は、予め設定されていた評価基準Lに基
づいて精度評価値Hの評価を行う。このとき、精度評価
値Hが評価基準L(許容し得るばらつき)に達していな
い場合、すなわちL≦Hの場合には、前述した取込指示
信号S1をダークシェーディング補正データ算出部27
1へ供給し、このダークシェーディング補正データ算出
部271に、再度、ダーク出力信号を取り込ませ、新た
にダークシェーディング補正データを算出させるように
なっている。そして、ダークシェーディング補正データ
作成制御部273は、新たに算出されたダークシェーデ
ィング補正データに対しても、上述した処理と同様に、
精度評価値Hを算出して評価を行う。この処理は、精度
評価値Hが評価基準Lに達したと判定されるまで、すな
わちL>Hとなるまで繰り返し行われる。この時、上記
評価基準の中に、上記処理を繰り返し行う繰り返し回数
の上限値を設けるようにしてもよい。
【0024】一方、精度評価値Hが評価基準Lに達した
場合、すなわちL>Hとなると、前述した出力指示信号
S2をダークシェーディング補正データ算出部271に
供給することにより、ダークシェーディング補正データ
をダークシェーディング補正データ記憶部28に格納
し、ダークシェーディング補正データ作成を終了させ
る。なお、繰り返し算出される精度評価値Hの変化率を
評価基準に加えるようにしてもよい。
【0025】B.実施例の動作 次に、本実施例の動作を説明する。まず、フルレートキ
ャリッジ4を白基準板14の読み取り位置に移動させ、
白基準板14をハロゲンランプ5によって照明する。そ
の白基準板14の反射光は、ミラー8,10を介して結
像レンズ11によって集束され、赤外カットフィルタ1
2を通して固体ラインセンサ13上に結像する。結像さ
れた光情報は、固体ラインセンサ13によって、電気信
号に変換されて出力信号処理部40に供給される。上記
白基準板に対する固体ラインセンサ13の出力信号は、
増幅回路21で増幅されたのち、サンプルホールド回路
22によりリセットノイズが除去される。そして、A/
D変換器23に供給されてディジタル信号に変換された
後、ホワイトシェーディング補正データ算出部29に供
給される。
【0026】次に、ハロゲンランプ5を消灯し、固体ラ
インセンサ13の出力信号をダーク出力信号として出力
信号処理部20へ供給する。出力信号処理部20では、
上記ダーク出力信号は増幅回路21で増幅されたのち、
サンプルホールド回路22によりリセットノイズが除去
される。さらに、A/D変換器23に供給されディジタ
ル信号に変換された後、ダークシェーディング補正デー
タ作成部27に供給される。
【0027】ダークシェーディング補正データ作成部2
7では、上記ダーク出力信号がダークシェーディング補
正データ算出部271に供給される。ダークシェーディ
ング補正データ算出部271では、A/D変換器23の
16回分の出力信号(ダーク信号)の平均値が算出さ
れ、ダークシェーディング補正データDiとして精度算
出部272に供給される。また、同時に、A/D変換器
23の16回目の出力信号が精度算出部272に供給さ
れる。精度算出部272では、A/D変換器23が出力
するダーク出力信号を用いて、ダークシェーディング補
正データ算出部271から供給されたダークシェーディ
ング補正データの精度が前述した演算により算出され
る。すなわち、精度評価値Hは、H=σ(Ri−Di)/
σRiなる演算によって算出される。
【0028】次に、上記精度評価値Hは、ダークシェー
ディング補正データ作成制御部273に供給され、予め
設定された評価基準Lと比較される。ここで、精度評価
値Hが評価基準Lに達していない場合には、ダークシェ
ーディング補正データ算出部217に取込指示信号S1
を供給し、再度、ダーク出力信号を取り込むよう指示す
る。この場合、ダークシェーディング補正データ算出部
217では、再度、A/D変換器23の出力信号を合計
16回受け取り、一時的に記憶されていた前回のダーク
シェーディング補正データと合わせて、各画素の32回
分のダーク出力信号の平均値を再度算出する。この算出
結果は、新たなダークシェーディング補正データDiと
し精度算出部272に供給される。精度算出部272で
は、新たなダークシェーディング補正データに対して、
上述したように、再度、精度評価値Hが算出される。こ
の精度評価値Hは、ダークシェーディング補正データ作
成制御部273において評価が行われ、評価基準Lに達
するまで、上述した処理が繰り返し行われる。一方、精
度評価値Hが評価基準Lに達した場合、すなわち、ばら
つきが十分小さくなり、L>Hとなった場合には、ダー
クシェーディング補正データ算出部271に出力指示信
号S2が供給され、ダークシェーディング補正データD
iはダークシェーディング補正データ記憶部28に格納
される。
【0029】また、ホワイトシェーディング補正データ
算出部25では、上述した白基準版14を読み取って得
られた信号と、上記ダークシェーディング補正データD
iとに基づいて、画素iに対して、Ki=(W−D)/
(Wi−Di)という演算が行われ、ホワイトシェーディ
ング補正データKiが算出され、ホワイトシェーディン
グ補正データ記憶部26に格納される。
【0030】以上の処理により、ダークシェーディング
補正データDiおよびホワイトシェーディング補正デー
タKiが得られる。次に、フルレートキャリッジ4は、
固体ラインセンサ13のライン方向である主走査方向と
直交する副走査方向である図1に示す矢印Aの方向に機
械的に副走査しながら原稿1を読み取る。この時、ハー
フレートキャリッジ9は、矢印Aの方向にフルレートキ
ャリッジ4の1/2の速度で同時に移動する。ハロゲン
ランプ5によって照明された原稿1の反射光は、ミラー
8,10を介して結像レンズ11によって集束され、赤
外カットフィルタ12を通して固体ラインセンサ13上
に結像する。結像した光情報は、固体ラインセンサ13
によって電気信号に変換され、出力信号処理部40に供
給される。
【0031】上述した固体ラインセンサ13の出力信号
は、増幅回路21で増幅された後、サンプルホールド回
路22によりリセットノイズが除去され、A/D変換器
23に供給されてディジタル信号に変換され、シェーデ
ィング補正回路31に供給される。シェーディング補正
回路31では、ホワイトシェーディング補正データ記憶
部30に格納されているホワイトシェーディング補正デ
ータKi、およびダークシェーディング補正データ記憶
部28に格納されているダークシェーディング補正デー
タDiに基づいて、A/D変換器23が出力する画像デ
ータが補正される。すなわち、シェーディング補正回路
31では、Oi=Ki×(Ii−Di)+Dという演算によ
り出力信号Oiが算出されて出力される。
【0032】このように、本実施例では、ダークシェー
ディング補正データ作成部271によって繰り返しダー
ク出力信号を取り込み、各画素ごとにその平均値を算出
することにより、ダークシェーディング補正データDi
に含まれるランダムノイズ成分を低減するとともに、算
出されたダークシェーディング補正データDiの精度の
確認を行い、精度不足の場合には、さらにダーク出力信
号の取り込みを行って、最終的に高精度なダークシェー
ディング補正データDiを作成する。したがって、本実
施例に示す画像読み取り装置においては、上記高精度な
ダークシェーディング補正データを用いてダークシェー
ディング補正を行えるため、原稿の高濃度部に対しても
均一で高品位な画像読み取りを行うことができる。
【0033】
【発明の効果】以上、説明したように、この発明によれ
ば、ダーク読み取り時におけるセンサーの出力レベルの
画素ごとのばらつきを低減でき、かつ各画素の出力レベ
ルに含まれるランダムノイズ成分を低減できるので、高
精度のダークシェーディング補正データを作成でき、こ
のダークシェーディング補正データによりダークシェー
ディング補正を行うことにより、黒レベルが均一で高品
質な画像情報を得ることができるという利点が得られ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例による画像読み取り装置の
構造を示す透視図である。
【図2】 本実施例における画像読み取り装置の構成を
示すブロック図である。
【図3】 本発明の画像読み取り装置における出力信号
処理部の構成を示すブロック図である。
【図4】 従来の画像読み取り装置の構造を示す透視図
である。
【図5】 従来の画像読み取り装置における出力信号処
理部の構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1 原稿 2 プラテンガラス 3 プラテンカバー 4 フルレートキャリッジ 5 ハロゲンランプ 6 反射板 7 遮光部材 8 ミラー 9 ハーフレートキャリッジ 10 ミラー 11 結像レンズ 12 赤外カットフィルタ 13 固体ラインセンサ(イメージセンサ) 14 白基準板 21 増幅回路 22 サンプルホールド回路 23 A/D変換回路 27 ダークシェーディング補正データ作成部 28 ダークシェーディング補正データ記憶部 29 ホワイトシェーディング補正データ算出部 30 ホワイトシェーディング補正データ記憶部 31 シェーディング補正部 40 出力信号処理部 271 ダークシェーディング補正データ算出部(補正
データ算出手段) 272 精度算出部(精度算出手段) 273 ダークシェーディング補正データ作成制御部
(補正データ作成制御手段) S1 取込指示信号 S2 出力指示信号 Di ダークシェーディング補正データ H 精度評価値(偏差) L 所定の範囲

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 イメージセンサの出力データに基づいて
    原稿に対する画像情報をシェーディング補正する画像読
    み取り装置において、 取込指示信号が供給されると、前記イメージセンサの複
    数個のダーク出力データを平均化することにより、平均
    化データを算出する一方、出力指示信号が供給される
    と、前記平均化データをダークシェーディング補正デー
    タとして出力する補正データ算出手段と、 前記イメージセンサのダーク出力データに対する前記平
    均化データの偏差を算出する精度算出手段と、 前記偏差が所定の範囲外であれば、前記補正データ算出
    手段に前記取込指示信号を供給して平均化処理を繰り返
    し実行させる一方、前記偏差が所定の範囲内であれば、
    前記補正データ算出手段に前記出力指示信号を供給する
    補正データ作成制御手段とを具備することを特徴とする
    画像読み取り装置。
JP6201172A 1994-08-25 1994-08-25 画像読み取り装置 Pending JPH0865506A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6201172A JPH0865506A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 画像読み取り装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6201172A JPH0865506A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 画像読み取り装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0865506A true JPH0865506A (ja) 1996-03-08

Family

ID=16436563

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6201172A Pending JPH0865506A (ja) 1994-08-25 1994-08-25 画像読み取り装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0865506A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7804533B2 (en) 2005-12-26 2010-09-28 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus and correction method
JP2014068109A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 撮像装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7804533B2 (en) 2005-12-26 2010-09-28 Canon Kabushiki Kaisha Image sensing apparatus and correction method
JP2014068109A (ja) * 2012-09-25 2014-04-17 Nippon Hoso Kyokai <Nhk> 撮像装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0868072B1 (en) Shading correction for an image scanner
JPS61227481A (ja) 画像入力装置における補正用基準デ−タ取込方法
GB2405045A (en) Improving digital images
US5014332A (en) Image reader
US7492488B2 (en) Image scanning system and method for scanner
JPH0865506A (ja) 画像読み取り装置
JP2005094214A (ja) 画像読取り装置および同装置のシェーディング補正方法
US6028966A (en) Image reading apparatus and method including pre-scanning
JP3569059B2 (ja) 画像読取装置
JP2586035B2 (ja) 画像読み取り装置
JP2586036B2 (ja) 画像読み取り装置
JP2618923B2 (ja) 原稿読取装置
JP3011942B2 (ja) デジタル画像出力装置
JP3538938B2 (ja) 画像読取装置
JPH11146199A (ja) 画像読取装置および方法
JPH08336047A (ja) 画像読取装置
JP2002300392A (ja) シェーディング補正データ作成装置、白シェーディング補正装置、画像読取装置、画像形成装置、シェーディング補正データ作成方法、プログラム及び記憶媒体
JPH1169154A (ja) シェーディング補正方法及び装置
JPS62115973A (ja) 画像処理装置
JPH0810894B2 (ja) 画像読取装置
JPH09224156A (ja) 画像処理装置
JP2002232645A (ja) 画像読み取り装置
JPH10327322A (ja) 画像読み取り装置
JPH01115267A (ja) 画像読取装置
JP2003032452A (ja) 画像読み取り装置