JPH086536Y2 - 塗装品乾燥炉 - Google Patents

塗装品乾燥炉

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JPH086536Y2
JPH086536Y2 JP14853389U JP14853389U JPH086536Y2 JP H086536 Y2 JPH086536 Y2 JP H086536Y2 JP 14853389 U JP14853389 U JP 14853389U JP 14853389 U JP14853389 U JP 14853389U JP H086536 Y2 JPH086536 Y2 JP H086536Y2
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JP
Japan
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furnace
recess
door
drying
guide frame
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JP14853389U
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English (en)
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JPH0386082U (ja
Inventor
重義 芳川
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Trinity Industrial Corp
Original Assignee
Trinity Industrial Corp
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、塗装の後塗膜の乾燥に使用する塗装品乾燥
炉に関し、特に塗装品を移動ローラより吊持しながら搬
送する搬出入装置を備えた連続処理式の塗装品乾燥炉に
関する。
本考案の乾燥炉は、塗装された自動車部品や飛行機部
品などの乾燥にしかも相当数の塗装品の順次乾燥処理に
適する。
(従来の技術) 一般に、連続処理式の乾燥炉は、備えられる搬送機構
の態様により、塗装品を台車に載せてフロアコンベアで
運ぶ型式のものと、塗装品を移動ローラより吊持しなが
らオーバーヘッドコンベアで運ぶ型式のものに大別され
る。後者の型式の乾燥炉は、移動ローラの走行のための
案内枠が外部より入口を通って炉の上方内部にまでそし
てさらに出口を通って外部にまで配設されるか、あるい
は入口と出口が同じ乾燥炉の場合には、案内枠は外部よ
り出入口を通って炉の上方内部にまで設けられる。
(考案が解決しようとする課題) ところで、乾燥炉の出入口を開いたまま乾燥処理を行
なうことは、熱の放散量が多く加熱効率の面で問題があ
り、また有害な炉内雰囲気の漏出を招く場合があるの
で、好ましくない。
したがって、乾燥炉は、扉等で塗装品の出入口を遮蔽
し、炉の内部を密閉したまま処理できる構造とすること
が必要であり、このため上記の吊持型式の乾燥炉では、
出入口構造、特に移動ローラが通過するところの炉体構
造は、該ローラの走行を阻害しない範囲にてできる限り
閉塞されたものにすることが求められる。
その一つの方法として、扉の一部を切り欠き、形成さ
れた穴空間にローラ走行用の案内枠を通す方法がある。
しかし、この方法は、穴空間より炉内のエアが外へ漏
出するのを許す分、炉内の密閉度は決して満足に高くな
らず、その上出入口の扉が開き戸式(観音開き扉)また
は折り畳み式扉である場合には扉の開閉に案内枠が邪魔
になるのでまず適用できず、適用しうる範囲は主に扉が
左に、右にまたは左右双方に移動する引き戸式の扉であ
る場合に限られるという問題がある。引き戸式の扉は、
開状態のとき扉のほぼ全体が炉の側方に突き出、扉の大
きさの2倍近くの広い設置スペースを必要とするので、
不利である。
本考案は、上述の事情を考慮してなされたもので、そ
の目的とするところは、吊持搬送型式の乾燥炉におい
て、扉構造の種類に関係なく、熱の放散と有害雰囲気の
漏出等を抑え、効率的に連続乾燥処理を行なうことがで
きる塗装品乾燥炉を提供することにある。
(課題を解決するための手段) 本考案にかかる塗装品乾燥炉は、塗装品を移動ローラ
より吊持しながら搬送する搬出入装置を備えた乾燥炉に
おいて、扉により開閉する搬出入口の上側壁に、炉内と
炉外を連通する貫通凹部を形成し、かつ移動ローラの走
行する案内枠を該貫通凹部に挿通して設け、そして遮蔽
板を前記貫通凹部の中に揺動自在にかつ同凹部が実質的
に遮蔽されるように垂設してなることを特徴とするもの
である。
本考案の乾燥炉も、一般の炉と同様、塗装品の搬入口
と搬出口をそれぞれ持つか、あるいはこれらが一の同じ
口であるところの搬出入口を持ち、さらに、これらの口
の外側には、開閉可能な扉が備えられ、閉状態にする
と、炉の内部が密閉される。扉の型式、構造態様は一切
問わないが、折り畳み式扉等がスペースの面で有利であ
る。また、本乾燥炉は、塗装品を吊持しながら搬送する
ための装置、即ち移動ローラ、案内枠などを備えた炉で
ある。これら部材の取り付け位置は下記で説明する。
そして本考案の乾燥炉は、上記の口の上側壁を切り欠
きて、そこに炉体を貫通する凹部を形成してなる。凹部
は、炉内と炉外を連通する断面矩形等の穴であればよ
く、そしてその中に長尺な案内枠を炉外より炉の内部に
まで挿通し、それに沿って移動ローラを走行可能に備え
てなる。ローラを支持する案内枠は、この種の搬送装置
において一般的な構造のもの、すなわち断面コの字形の
左右の枠が対向する枠体でよい。
さらに、本考案の乾燥炉は、1枚またはそれ以上の遮
蔽板を前記貫通凹部の中に、好ましくは移動ローラの走
行方向に揺動自在に垂設してなる。遮蔽板は、例えば、
案内枠の上部を切り欠き、そして遮蔽板が凹部の上面よ
り案内枠の下部(移動ローラの走行面)にまで達するよ
うに設けることにより、貫通凹部が実質的に遮蔽される
ように取り付けられる。
(作用) 本考案では、扉により塗装品の搬出入口を閉鎖できる
のに加え、搬出入口より上側に形成され案内枠を通すと
ころの貫通凹部も遮蔽板により実質的に遮蔽されてなる
ので、炉内部をほぼ完全に密閉した状態で乾燥処理を行
なうことができる。
その上、遮蔽板が案内枠の内部にまで占めるように設
けても、遮蔽板は揺動自在であるため、走行する移動ロ
ーラと接触しても押し上げられ、ローラの走行を制限し
ないので、移動ローラは炉外と炉内の間を案内枠に沿っ
てその内側を自由に走行することができる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面により説明する。
第4図に示すように、実施例の塗装品乾燥炉1は、4
個同時処理可能な乾燥炉、すなわちファン11の運転によ
りヒータ13で加熱された空気を矢印f方向に流送し、フ
ィルタ14を通って乾燥室12の中に供給することにより、
乾燥室12内に搬送装置3により吊持された4個の塗装品
20・・が同時に乾燥処理される炉である。
この乾燥炉1は、第2図に示すように、4枚の開き扉
10・・を各塗装品20の搬送路に対応して搬出入口(図示
されていない。)の外側に備えてなる。
そして、この図に加え第1図および第3図をも参照し
てわかるように、炉1は、扉10の上側に即ち搬出入口2
の上側壁4に、炉体を貫通する断面矩形形状の凹部5を
形成し、炉外6と炉内部7を連通してなる。さらに、こ
れらの図に示すように、この貫通凹部5の上部は、横長
コの字形の枠板17を下向きにて炉の内側および外側に突
出するように据付け、そしてその内側には前記搬送装置
3の案内枠9を挿通し固定してなる。
枠板17は、その内側の上部に支持軸16、16を軸着し、
そして一対の遮蔽板15、15を軸16、16を中心として枠9
の配置方向に揺動自在に垂設してなる。
一方、案内枠9は、断面コの字形の左右の枠が互いに
向き合い、そしてその内側に移動ローラ8を走行自在に
収めてなる一般的な構造のもので、実施例では枠上部21
(第1図)が凹部5付近において長さl(第3図)にわ
たり切り欠かれている。そして、遮蔽板15、15は、切り
欠かれた枠上部21より下方にまで、即ち枠板17の内側上
部より案内枠9の内側を経て移動ローラ8の走行面にほ
ぼ達するところまで設けられ、これにより凹部5を実質
的に遮蔽してなる。
なお、貫通凹部5の下部は、2枚のゴム平板18、18を
左右の取付部19、19に部分的に重なるように取り付けて
なり、ゴム平板18により凹部5の下部をも遮蔽するとと
もに、移動ローラ8に接続された吊持部材22の通過を許
容する構造となっている。
本実施例では、遮蔽板15が、案内枠9の内側まで占め
凹部5を遮蔽しているが、揺動自在に垂設されているた
め、塗装品20の搬送時にて遮蔽板15が案内枠9内を走行
する移動ローラ8と接触しても、搬入時矢印p、搬出時
矢印qで示す位置まで上方に押し上げられ、ローラ8の
通過を可能とする。従って、移動ローラ8は、炉1の外
側より内側へ、そして炉内より炉外へと自由に走行させ
ることができる。
また、実施例の炉1は、扉10により搬出入口2が閉じ
られるとともに、遮蔽板15、15等により貫通凹部5をも
実質的に覆われるので、炉の内部をほぼ完全に密閉する
ことができ、熱の放散や有害な炉内ガスの漏出を従来よ
りさらに有効に抑えることができた。この効果は、開き
扉以外の扉、例えば引き戸式の扉の場合にも得られる。
(考案の効果) 以上説明したように、本考案にかかる塗装品乾燥炉
は、扉により塗装品の搬出入口、そして遮蔽板により案
内枠を通すところの貫通凹部が実質的に閉鎖される構造
としたので、炉内部をほぼ完全に密閉した状態で乾燥処
理を行なうことができ、よって熱の放散と有害雰囲気の
漏出等を効果的に抑えることができる。本考案は炉の扉
構造の種類に関係なく適用できる点で有利である。
その上、本考案の乾燥炉は、遮蔽板が、案内枠の内部
にまで占めても、移動ローラの自由走行を制限しない構
造としたので、効率的な連続乾燥処理を行なうことがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例の塗装品乾燥炉の搬出入口の上
側壁の要部を示す正面図、 第2図は実施例の塗装品乾燥炉を示す正面図、 第3図は実施例の塗装品乾燥炉の搬出入機構の要部を示
す図、 第4図は実施例の塗装品乾燥炉の内部を示す図である。 図中、 1……塗装品乾燥炉 2……搬出入口 3……搬出入装置 4……上側壁 5……貫通凹部 6……炉外 7……炉内 8……移動ローラ 9……案内枠 10……扉 15……遮蔽板 16……支持軸 20……塗装品

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗装品を移動ローラより吊持しながら搬送
    する搬出入装置を備えた乾燥炉において、扉により開閉
    する搬出入口の上側壁に、炉内と炉外を連通する貫通凹
    部を形成し、かつ移動ローラの走行する案内枠を該貫通
    凹部に挿通して設け、そして遮蔽板を前記貫通凹部の中
    に揺動自在にかつ同凹部が実質的に遮蔽されるように垂
    設してなることを特徴とする塗装品乾燥炉。
JP14853389U 1989-12-22 1989-12-22 塗装品乾燥炉 Expired - Lifetime JPH086536Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14853389U JPH086536Y2 (ja) 1989-12-22 1989-12-22 塗装品乾燥炉

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JP14853389U JPH086536Y2 (ja) 1989-12-22 1989-12-22 塗装品乾燥炉

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Publication Number Publication Date
JPH0386082U JPH0386082U (ja) 1991-08-30
JPH086536Y2 true JPH086536Y2 (ja) 1996-02-28

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ID=31694978

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JP14853389U Expired - Lifetime JPH086536Y2 (ja) 1989-12-22 1989-12-22 塗装品乾燥炉

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WO2007061111A1 (ja) * 2005-11-28 2007-05-31 Akaike, Masazumi 燃料改質装置

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JPH0386082U (ja) 1991-08-30

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