JPH0864228A - 密閉型鉛蓄電池及びその製造方法 - Google Patents

密閉型鉛蓄電池及びその製造方法

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JPH0864228A
JPH0864228A JP6201065A JP20106594A JPH0864228A JP H0864228 A JPH0864228 A JP H0864228A JP 6201065 A JP6201065 A JP 6201065A JP 20106594 A JP20106594 A JP 20106594A JP H0864228 A JPH0864228 A JP H0864228A
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JP
Japan
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sealing
positive
sealed
negative electrode
ears
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JP6201065A
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Akira Ishiodori
彰 石踊
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Resonac Corp
Original Assignee
Shin Kobe Electric Machinery Co Ltd
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Publication date
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    • Y02P70/50Manufacturing or production processes characterised by the final manufactured product

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 電池の直列接続を容易に行える密閉型鉛蓄電
池を提供する。 【構成】 フィルム又はシート1aからなる袋状電槽1
内に、正負の極板2a,2bと両者の間に介在されたセ
パレータ3とからなる極板群4を電解液と共に封入す
る。袋状電槽1の周囲の封止縁部1bの特定の位置に正
負の極板2a,2bの耳部8a,8bを互いに逆向きに
露出させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、フィルム又はシートか
らなる袋状電槽内に極板群が電解液と共に封入されてい
る密閉型鉛蓄電池及びその製造方法に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種の密閉型鉛蓄電池Bは、図
7に示すように、フィルム又はシート(図では、該フィ
ルム又はシートが透明なものとして表現している。)1
aからなる袋状電槽1内に、正負の極板2a,2bとこ
れら極板間介在されたセパレータ3とからなる極板群4
が電解液と共に封入され、四角形の袋状電槽1の周囲の
封止縁部1bの1つの辺部に成形キャップ5が封止状態
で組み込まれ、該成形キャップ5には安全弁6とその両
側に設けられた正負の極柱封止導出部7a,7bとが一
体成形で設けられた構造であった。正負の極柱封止導出
部7a,7bは、極板群4の正負の耳部8a,8bに接
続された極柱9a,9bが該成形キャップ5に封止状態
で貫通された構造になっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな構造の単電池よりなる密閉型鉛蓄電池Bでは、正の
極柱封止導出部7aと負の極柱封止導出部7bとが安全
弁6の左右に別けて形成されているので、該電池Bを重
ねて直列接続する場合には、図8(A)に示すように該
電池Bを順に反転させて重ねて隣合わせになった正負の
極柱9a,9bを接続体10で直列接続するか、或いは
図8(B)に示すように該電池Bを順に反転させずに重
ねて、左右の正負の極柱9a,9bを接続体10でクロ
ス接続することにより直列接続していたので、工数がか
かったり、複雑な形状の部品が必要になる問題点があっ
た。
【0004】また、正負の極柱封止導出部7a,7bが
左右に別れて形成されていると、左右各々の正負の極柱
封止導出部7a,7bに封止材を注入して硬化させるた
め、封止材の使用量が多くなる問題点があった。
【0005】更に、従来の構造では、成形キャップ5に
極柱9a,9bがインサート成形されているため、これ
ら極柱9a,9bに極板群4の正負の耳部8a,8bを
接続しなければならないため、工数がかかる問題点があ
った。
【0006】本発明の目的は、電池の直列接続を容易に
行うことができる密閉型鉛蓄電池を提供することにあ
る。
【0007】本発明の他の目的は、耳部を端子として利
用できると共に、この耳部の封止導出箇所の数を減らす
ことができる密閉型鉛蓄電池を提供することにある。
【0008】本発明の他の目的は、正負の極板の耳部の
互いに逆向きの露出部の形成を容易に行うことができる
密閉型鉛蓄電池を提供することにある。
【0009】本発明の他の目的は、正負の極板の耳部が
同じ箇所で互いに逆向きに露出しても相互の短絡を防止
できる構造の密閉型鉛蓄電池を提供することにある。
【0010】本発明の他の目的は、正負の極板の耳部が
同じ箇所で互いに逆向きに露出する構造の密閉型鉛蓄電
池の製造を容易に行える密閉型鉛蓄電池の製造方法を提
供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明は、フィルム又は
シートからなる袋状電槽内に、正負の極板と両者の間に
介在されたセパレータとからなる極板群が電解液と共に
封入されている密閉型鉛蓄電池を改良の対象としてい
る。
【0012】本発明に係る密閉型鉛蓄電池は、前記袋状
電槽の周囲の封止縁部の特定の位置に前記正負の極板の
耳部が互いに逆向きに露出されていることを特徴とす
る。
【0013】この場合、前記正負の極板の耳部の互いに
逆向きの露出は、耳部封止導出ユニットの箇所で行うこ
とができる。
【0014】前記耳部封止導出ユニットは、前記袋状電
槽の封止縁部内に封止容器が封止状態で接続され、該封
止容器内に挿入された前記正負の極板の耳部が該封止容
器内に充填された封止材により封止され、前記封止容器
の先端側で前記正負の極板の耳部が互いに逆向きに露出
された構造とすることができる。
【0015】また、前記耳部封止導出ユニットは、前記
袋状電槽の封止縁部内に封止容器が封止状態で接続さ
れ、該封止容器内に挿入された前記正負の極板の耳部が
該封止容器内に充填された封止材により封止され、前記
封止容器内の前記正負の極板の耳部の間には絶縁仕切り
体が介在され、前記封止容器の先端側で前記正負の極板
の耳部が互いに逆向きに露出された構造とすることがで
きる。
【0016】本発明に係る密閉型鉛蓄電池の製造方法
は、有底の封止容器内に液状の封止材を注入し、前記封
止容器内の液状の前記封止材中に、正負の極板と両者の
間に介在されたセパレータとからなる極板群の前記正負
の極板の耳部を挿入して液状の前記封止材を硬化させる
ことにより耳部封止導出ユニットを形成する工程と、フ
ィルム又はシートの間に前記極板群を挟み込んでその縁
部を封止することにより封止縁部を形成して袋状電槽を
形成する際に、前記耳部封止導出ユニットを前記封止縁
部に封止状態で組み込むと共に該袋状電槽には前記耳部
封止導出ユニットの組み込み側とは反対側に未封止部を
設ける工程と、前記封止容器の前記底部側の位置で前記
フィルム又はシートの一部と前記封止容器の一部と前記
封止材の一部を削って前記正負の極板の耳部をそれぞれ
露出させる工程と、前記袋状電槽の前記未封止部から該
袋状電槽内に電解液を注入する工程と、前記袋状電槽の
前記未封止部を封止する工程とをとることを特徴とす
る。
【0017】
【作用】このように、袋状電槽の周囲の封止縁部の特定
の位置に正負の極板の耳部を互いに逆向きに露出させる
と、このような耳部をもつ電池を順に反転させずに重ね
た場合、隣り合う電池の正負の極板の耳部が互いに向か
い合う状態になる。このため、電池の直列接続を、工数
をかけずに、簡単な部品で容易に行うことができる。
【0018】このような正負の極板の耳部の互いに逆向
きの露出を、耳部封止導出ユニットの箇所で行うと、こ
れら正負の極板の耳部の互いに逆向きの露出をユニット
単位で容易に行うことができる。
【0019】また、正負の極板の耳部の互いに逆向きの
露出を、共通の耳部封止導出ユニットの箇所で行うと、
耳部の封止導出箇所の数を減らすことができる。
【0020】また耳部封止導出ユニットが、袋状電槽の
封止縁部内に封止容器を封止状態で接続し、該封止容器
内に挿入された正負の極板の耳部を該封止容器内に充填
された封止材により封止し、該封止容器の先端側で該正
負の極板の耳部を互いに逆向きに露出させた構造になっ
ていると、正負の極板の耳部の逆向き露出構造体の形成
を容易に行うことができる。
【0021】また耳部封止導出ユニットが、封止容器内
に正負の極板の耳部の間に介在させる絶縁仕切り体を備
えていると、正負の極板の耳部が同じ箇所で互いに逆向
きに露出しても相互の短絡を防止することができる。
【0022】本発明に係る密閉型鉛蓄電池の製造方法で
は、有底の封止容器内に液状の封止材を注入し、該封止
容器内の液状の封止材中に、正負の極板と両者の間に介
在されたセパレータとからなる極板群における正負の極
板の耳部を挿入して液状の封止材を硬化させることによ
り耳部封止導出ユニットを形成するので、正負の極板の
耳部が互いに逆向きに露出し得る構造の耳部封止導出ユ
ニットの形成を容易に行うことができる。
【0023】また、フィルム又はシートの間に極板群を
挟み込んでその縁部を封止することにより封止縁部を形
成して袋状電槽を形成する際に、耳部封止導出ユニット
を該封止縁部に封止状態で組み込むので、該ユニットの
組み込みを容易に行うことができる。
【0024】また、袋状電槽の形成時には、耳部封止導
出ユニットの組み込み側とは反対側に未封止部を設けて
いるので、該袋状電槽に対する電解液の注入を容易に行
うことができる。
【0025】また、封止容器の底部側の位置で、フィル
ム又はシートの一部と封止容器の一部と封止材の一部を
削って正負の極板の耳部をそれぞれ露出させるので、漏
液させずに極板耳部の露出を行わせることができる。
【0026】
【実施例】図1〜図5は、本発明に係る密閉型鉛蓄電池
の一実施例を示したものである。本実施例の密閉型鉛蓄
電池の構造をその製造方法と共に説明する。
【0027】本実施例では、図3(A)(B)に示す有
底でポリプロピレンの如き合成樹脂製の封止容器12を
用いる。該封止容器12は、容器壁体12aの内部の中
央に底板12b側から絶縁仕切り体12cが立設され、
またこの絶縁仕切り体12cの両面と容器壁体12aの
内面とには複数の位置決め用のリブ12dが突設された
構造になっている。
【0028】また、各1枚の正負の極板2a,2bと両
者の間に介在されたセパレータ3とで極板群4を構成す
る。正負の各極板2a,2bとしては、化成済みのもの
を用いることが好ましいが、後述する図4の状態で化成
することもできる。
【0029】封止容器12内にエポキシ樹脂の如き液状
の封止材13を注入し、該封止容器12内の液状の封止
材13中に極板群4の正負の極板2a,2bの耳部8
a,8bを、これらが絶縁仕切り体12cの両側に存在
するように挿入して液状の封止材13を硬化させること
により耳部封止導出ユニット14を形成する。このよう
に正負の極板耳部8a,8bの間に絶縁仕切り体12c
を介在させると、封止容器12内でこれら正負の極板耳
部8a,8bが短絡するのを防止することができる。
【0030】次に、フィルム又はシート1aの間に極板
群4を挟み込んで、該フィルム又はシート1aの縁部を
封止することにより封止縁部1bを形成して袋状電槽1
を形成する。この際に、独立した部品からなる安全弁ユ
ニット15と耳部封止導出ユニット14とを封止縁部1
bに封止状態で組み込むと共に該袋状電槽1には安全弁
ユニット15と耳部封止導出ユニット14との組み込み
側とは反対側に未封止部1dを設ける(図4参照)。
【0031】安全弁ユニット15は、ポリプロピレンの
如き合成樹脂製で長さ方向の両端にテーパ部を有する弁
基体15aを有し、該弁基体15aの側面の中央に弁孔
15bが設けられ、該弁基体15aの一方の側面には弁
孔15bの回りに弁筒15cが突起状に突設され、該弁
筒15cの回りにはゴム製のキャップ状弁体16を嵌合
する弁体嵌合凹部15dが設けられ、該弁基体15aの
一方の側面には更に弁孔15bから弁体嵌合凹部15d
に出てきたガスを放出させるガス放出溝15eが設けら
れ、該弁基体15aの他方の側面には袋状電槽1内のガ
スを弁孔15bに導くガス導路15fが設けられた構造
になっている。
【0032】このような安全弁ユニット15と耳部封止
導出ユニット14との封止縁部1bに対する封止状態の
組み込は、安全弁ユニット15の弁基体15aと耳部封
止導出ユニット14の容器壁体12aに対してフィルム
又はシート1aを熱溶着させることにより行われてい
る。
【0033】この際、安全弁ユニット15は耳部封止導
出ユニット14から寸法的に許される範囲で距離を離す
ことが好ましい。このようにすると、後述する治具の取
付けが容易になる。
【0034】次に、封止容器12の底部12b側の位置
でフィルム又はシート1aの一部と封止容器12の一部
と封止材13の一部を削って封止容器12の両側面で正
負の各極板耳部8a,8bを露出させる(図1参照)。
露出した正負の各極板耳部8a,8bには、燐青銅等か
らなる端子を半田付け接続することが好ましい。
【0035】次に、図4及び図5に示すように、袋状電
槽1の外から治具17で該袋状電槽1を加圧することに
より安全弁ユニット15と極板群4との間を遮断した状
態で、該袋状電槽1を図4に示すような未封止部1dを
上向きとなる姿勢にする。かかる姿勢の状態で、該袋状
電槽1の未封止部1dから該袋状電槽1内に電解液18
を図示のレベルまで注入し、セパレータ3に含浸させ
る。
【0036】次に、袋状電槽1の未封止部1dをフィル
ム又はシート1aの熱溶着により封止する。袋状電槽1
を安全弁ユニット15と耳部封止導出ユニット14が上
向きになる姿勢にしてから、該袋状電槽1から治具17
を除去する。
【0037】図6は、本発明に係る密閉型鉛蓄電池Bを
用いた直列接続状態の一例を示したものである。本実施
例では、前述した発明に係る密閉型鉛蓄電池Bは、順に
反転させずに重ねて隣合わせて図示しない共通の容器に
収容されている。かかる状態では、隣合わせになった耳
部封止導出ユニット14は一方の耳部封止導出ユニット
14の正の耳部8aと他方の耳部封止導出ユニット14
の負の耳部8bが向い合った状態になっている。この隣
合わせになった耳部封止導出ユニット14の正負の耳部
8a,8b間に、例えば図7に示すような燐青銅のU字
バネからなる接続子19を挿入してそのバネ圧で各耳部
8a,8bに接触させることにより、隣接する電池Bを
直列接続する。このため、電池Bの直列接続を簡単な接
続部品を用いて容易に行うことができる。
【0038】なお、電解液18は袋状電槽1内でゲル化
することもできる。
【0039】また、安全弁は袋状電槽の封止縁部で囲ま
れたフィルム又はシート部分に、該フィルム又はシート
を2枚重ねにして必要部分をシールし、外側となるフィ
ルム又はシートに弁孔をあけるなどして形成することも
できる。
【0040】更に、化成済極板の場合に、封止容器12
から正負の極板耳部8a,8bをそれぞれ露出させる工
程は、袋状電槽1の未封止部1dを封止する工程の後で
行うこともできる。
【0041】以上説明した本発明の好ましい実施態様を
要約して示すと、下記の通りである。
【0042】(1) フィルム又はシートからなる袋状
電槽内に、正負各1枚の極板と両者の間に介在されたセ
パレータとからなる極板群が電解液と共に封入され、前
記電解液が前記セパレータに含浸されている密閉型鉛蓄
電池において、前記袋状電槽の周囲の封止縁部の特定の
位置に前記正負の極板の耳部が互いに逆向きに露出され
ていることを特徴とする密閉型鉛蓄電池。
【0043】(2) 前記正負の極板の耳部の互いに逆
向きの露出は、耳部封止導出ユニットの箇所で行われて
いることを特徴とする第1項に記載の密閉型鉛蓄電池。
【0044】(3) 前記耳部封止導出ユニットは、前
記袋状電槽の封止縁部内に封止容器が封止状態で接続さ
れ、該封止容器内に挿入された前記正負の極板の耳部が
該封止容器内に充填された封止材により封止され、前記
封止容器の先端側で前記正負の極板の耳部が互いに逆向
きに露出された構造になっていることを特徴とする第2
項に記載の密閉型鉛蓄電池。
【0045】(4) 前記耳部封止導出ユニットは、前
記袋状電槽の封止縁部内に封止容器が封止状態で接続さ
れ、該封止容器内に挿入された前記正負の極板の耳部が
該封止容器内に充填された封止材により封止され、前記
封止容器内の前記正負の極板の耳部の間には絶縁仕切り
体が介在され、前記封止容器の先端側で前記正負の極板
の耳部が互いに逆向きに露出された構造になっているこ
とを特徴とする第2項に記載の密閉型鉛蓄電池。
【0046】(5) 有底の封止容器内に液状の封止材
を注入し、前記封止容器内の液状の前記封止材中に、正
負各1枚の極板と両者の間に介在されたセパレータとか
らなる極板群の前記正負の極板の耳部を挿入して液状の
前記封止材を硬化させることにより耳部封止導出ユニッ
トを形成する工程と、フィルム又はシートの間に前記極
板群を挟み込んでその縁部を封止することにより封止縁
部を形成して袋状電槽を形成する際に、前記耳部封止導
出ユニットを前記封止縁部に封止状態で組み込むと共に
該袋状電槽には前記耳部封止導出ユニットの組み込み側
とは反対側に未封止部を設ける工程と、前記封止容器の
前記底部側の位置で前記フィルム又はシートの一部と前
記封止容器の一部と前記封止材の一部を削って正負の前
記耳部をそれぞれ露出させる工程と、前記袋状電槽の前
記未封止部から該袋状電槽内に電解液を注入して前記セ
パレータに含浸させる工程と、前記袋状電槽の前記未封
止部を封止する工程とをとることを特徴とする密閉型鉛
蓄電池の製造方法。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように本発明に係る密閉型
鉛蓄電池によれば、下記のような優れた効果を得ること
ができる。
【0048】本発明では、袋状電槽の周囲の封止縁部の
特定の位置で正負の極板の耳部を互いに逆向きに露出さ
せているので、このような耳部をもつ電池を順に反転さ
せずに重ねた場合、隣り合う電池の正負の極板の耳部が
互いに向かい合う状態になり、このため電池の直列接続
を、工数をかけずに、簡単な部品で容易に行うことがで
きる。
【0049】このような正負の極板の耳部の互いに逆向
きの露出を、耳部封止導出ユニットの箇所で行うことに
より、これら正負の極板の耳部の互いに逆向きの露出を
ユニット単位で容易に行うことができる。
【0050】また、正負の極板の耳部の互いに逆向きの
露出を、共通の耳部封止導出ユニットの箇所で行うこと
により、耳部の封止導出箇所の数を減らすことができ
る。
【0051】また耳部封止導出ユニットを、袋状電槽の
封止縁部内に封止容器を封止状態で接続し、該封止容器
内に挿入された正負の極板の耳部を該封止容器内に充填
された封止材により封止し、該封止容器の先端側で該正
負の極板の耳部を互いに逆向きに露出させた構造にする
ことにより、正負の極板の耳部の逆向き露出構造体の形
成を容易に行うことができる。
【0052】また耳部封止導出ユニットを、封止容器内
に正負の極板の耳部の間に介在させる絶縁仕切り体を備
えた構造にすることにより、正負の極板の耳部が同じ箇
所で互いに逆向きに露出しても相互の短絡を防止するこ
とができる。
【0053】本発明に係る密閉型鉛蓄電池の製造方法で
は、有底の封止容器内に液状の封止材を注入し、該封止
容器内の液状の封止材中に、正負の極板と両者の間に介
在されたセパレータとからなる極板群における正負の極
板の耳部を挿入して液状の封止材を硬化させることによ
り耳部封止導出ユニットを形成するので、正負の極板の
耳部が互いに逆向きに露出し得る構造の耳部封止導出ユ
ニットの形成を容易に行うことができる。
【0054】また、フィルム又はシートの間に極板群を
挟み込んでその縁部を封止することにより封止縁部を形
成して袋状電槽を形成する際に、耳部封止導出ユニット
を該封止縁部に封止状態で組み込むので、該ユニットの
組み込みを容易に行うことができる。
【0055】また、袋状電槽の形成時には、耳部封止導
出ユニットの組み込み側とは反対側に未封止部を設けて
いるので、該袋状電槽に対する電解液の注入を容易に行
うことができる。
【0056】また、封止容器の底部側の位置で、フィル
ム又はシートの一部と封止容器の一部と封止材の一部を
削って正負の極板の耳部をそれぞれ露出させるので、漏
液させずに互いに逆向き極板耳部の露出を行わせること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る密閉型鉛蓄電池の一実施例の斜視
図である。
【図2】(A)(B)(C)は本実施例で用いている安
全弁ユニットの弁基体の背面図,平面図,正面図であ
る。
【図3】(A)は本実施例で用いている耳部封止導出ユ
ニットにおける封止容器の斜視図、(B)は(A)のX
−X線断面図である。
【図4】本発明に係る密閉型鉛蓄電池の製造方法での電
解液注入完了時の状態を示す斜視図である。
【図5】本発明に係る密閉型鉛蓄電池の製造方法での電
解液注入時の安全弁ユニットの保護状態を示す要部正面
図である。
【図6】本発明に係る密閉型鉛蓄電池の直列接続状態を
示す平面図である。
【図7】本実施例で密閉型鉛蓄電池を直列接続する際に
用いている接続子の斜視図である。
【図8】従来の密閉型鉛蓄電池の一例を示す斜視図であ
る。
【図9】(A)(B)は従来の密閉型鉛蓄電池の直列接
続状態の2種の例を示す平面図である。
【符号の説明】
1 袋状電槽 1a フィルム又はシート 1b 封止縁部 1c 弁形成突出部 1d 未封止部 2a,2b 正負の極板 3 セパレータ 4 極板群 5 成形キャップ 6 安全弁 6A オイルシール安全弁 7 正負の極柱封止導出部 8a,8b 正負の耳部 9a,9b 正負の極柱 B 密閉型鉛蓄電池 10 接続体 12 封止容器 12a 容器壁体 12b 底板 12c 絶縁仕切り体 12d 位置決め用のリブ 13 封止材 14 耳部封止導出ユニット 15 安全弁ユニット 15a 弁基体 15b 弁孔 15c 弁筒 15d 弁体嵌合凹部 15e ガス放出溝 15f ガス導路 16 弁体 17 治具 18 電解液 19 接続子

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フィルム又はシートからなる袋状電槽内
    に、正負の極板と両者の間に介在されたセパレータとか
    らなる極板群が電解液と共に封入されている密閉型鉛蓄
    電池において、 前記袋状電槽の周囲の封止縁部の特定の位置に前記正負
    の極板の耳部が互いに逆向きに露出されていることを特
    徴とする密閉型鉛蓄電池。
  2. 【請求項2】 前記正負の極板の耳部の互いに逆向きの
    露出は、耳部封止導出ユニットの箇所で行われているこ
    とを特徴とする請求項1に記載の密閉型鉛蓄電池。
  3. 【請求項3】 前記耳部封止導出ユニットは、前記袋状
    電槽の封止縁部内に封止容器が封止状態で接続され、該
    封止容器内に挿入された前記正負の極板の耳部が該封止
    容器内に充填された封止材により封止され、前記封止容
    器の先端側で前記正負の極板の耳部が互いに逆向きに露
    出された構造になっていることを特徴とする請求項2に
    記載の密閉型鉛蓄電池。
  4. 【請求項4】 前記耳部封止導出ユニットは、前記袋状
    電槽の封止縁部内に封止容器が封止状態で接続され、該
    封止容器内に挿入された前記正負の極板の耳部が該封止
    容器内に充填された封止材により封止され、前記封止容
    器内の前記正負の極板の耳部の間には絶縁仕切り体が介
    在され、前記封止容器の先端側で前記正負の極板の耳部
    が互いに逆向きに露出された構造になっていることを特
    徴とする請求項2に記載の密閉型鉛蓄電池。
  5. 【請求項5】 有底の封止容器内に液状の封止材を注入
    し、前記封止容器内の液状の前記封止材中に、正負の極
    板と両者の間に介在されたセパレータとからなる極板群
    の前記正負の極板の耳部を挿入して液状の前記封止材を
    硬化させることにより耳部封止導出ユニットを形成する
    工程と、 フィルム又はシートの間に前記極板群を挟み込んでその
    縁部を封止することにより封止縁部を形成して袋状電槽
    を形成する際に、前記耳部封止導出ユニットを前記封止
    縁部に封止状態で組み込むと共に該袋状電槽には前記耳
    部封止導出ユニットの組み込み側とは反対側に未封止部
    を設ける工程と、 前記封止容器の前記底部側の位置で前記フィルム又はシ
    ートの一部と前記封止容器の一部と前記封止材の一部を
    削って正負の前記耳部をそれぞれ露出させる工程と、 前記袋状電槽の前記未封止部から該袋状電槽内に電解液
    を注入する工程と、 前記袋状電槽の前記未封止部を封止する工程とをとるこ
    とを特徴とする密閉型鉛蓄電池の製造方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2008524798A (ja) * 2004-12-24 2008-07-10 エルジー・ケム・リミテッド 二次電池モジュール用センシングボードアセンブリ
JP2010123351A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Shin Kobe Electric Mach Co Ltd 制御弁式モノブロック型鉛蓄電池の製造方法

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