JPH0860464A - 延伸仮撚機のクーリングプレート - Google Patents

延伸仮撚機のクーリングプレート

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Publication number
JPH0860464A
JPH0860464A JP22110594A JP22110594A JPH0860464A JP H0860464 A JPH0860464 A JP H0860464A JP 22110594 A JP22110594 A JP 22110594A JP 22110594 A JP22110594 A JP 22110594A JP H0860464 A JPH0860464 A JP H0860464A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
yarn
cooling plate
contacting
twisting machine
contact
Prior art date
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Pending
Application number
JP22110594A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuyoshi Ishii
和喜 石井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Machinery Ltd
Original Assignee
Murata Machinery Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Murata Machinery Ltd filed Critical Murata Machinery Ltd
Priority to JP22110594A priority Critical patent/JPH0860464A/ja
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  • Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 充分な冷却効果を確保しつつも糸との接触抵
抗を低減でき、高速化に対応可能な延伸仮撚機のクーリ
ングプレートを提供する。 【構成】 断面略逆V字形をなすクーリングプレートの
糸接触走行路に沿って糸に非接触な部分を複数間欠的に
形成してなり、上記非接触部分が糸導入側では長ピッチ
間隔で、糸送出側では短ピッチ間隔で配置されているも
のとする。また、上記非接触部分個々の長さが糸導入側
では小で、糸送出側では大であるものとする。更には、
上記非接触部分が押込み凹部であるものとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、延伸仮撚機のクーリン
グプレートに関する。
【0002】
【従来の技術】延伸仮撚機は、その一例を側面図である
図3に示す如く、機台1の両側に通路2を介して設置し
たクリールスタンド3(図中左側部分は省略)に支持し
た給糸パッケージPsより解舒される糸Yをセパレート
プレート4で案内して第1フィードローラ5に導き、テ
クスチュアリング用の1次ヒータ6,クーリングプレー
ト7,ツイスターユニット8を経て第2フィードローラ
9に至る過程で糸Yを加熱しながら延伸すると共に、互
いに走行方向を交差して接する1対のツイスターベルト
よりなるツイスターユニット8で、該糸Yに仮撚を施
し、更に、セッティング用の2次ヒータ10,第3フィ
ードローラ11,オイリングローラ12を経てワインダ
13において、巻取パッケージPwに巻取るものであ
り、このような各錘が機台長手方向に多数並設されてい
る。
【0003】上記クーリングプレート7は、一次ヒータ
6を出て高温状態にある糸Yを所定の温度まで冷却する
ことにより、該糸Yが高温状態のままツイスターユニッ
ト8に導入されて加撚状態が不定となったり、ツイスタ
ーベルトを変質させたりするのを防止することと、ツイ
スターユニット8上流側で糸Yがバルーニングして糸張
力が変動するのを防止する目的で設けられている。
【0004】従来、このクーリングプレート7は、図4
に示す如く、細長い金属板を折曲して断面略逆V字形に
形成すると共に、長さ方向に対してはやや下方に湾曲し
ている。これは、自重で僅かに懸垂して走行する糸Y
が、クーリングプレートへの全長に亘り一様に摺接する
ようにして、高温の糸Yと、該糸Yの熱を空気中に放射
するクーリングプレート7との間で充分な熱交換が行わ
れるようにし、糸Yを効率良く冷却するためである。
【0005】この際、クーリングプレート7に摺接する
糸Y表面に悪影響が出ないようにするには、クーリング
プレート7の接触面を充分平滑にする必要があるが、そ
の反面、接触面が平滑であると、該接触面に糸Yが密着
することにより接触抵抗が増加し、高速加工時に糸張力
が増大して糸切れを発生するという問題があった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、従来の技術
のこのような点に鑑みて、充分な冷却効果を確保しつつ
も糸との接触抵抗を低減でき、高速化に対応可能な延伸
仮撚機のクーリングプレートを提供することを目的とす
るものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】断面略逆V字形をなすク
ーリングプレートの糸接触走行路に沿って糸に非接触な
部分を複数間欠的に形成してなり、上記非接触部分が糸
導入側では長ピッチ間隔で、糸送出側では短ピッチ間隔
で配置されているものとする。また、上記非接触部分個
々の長さが糸導入側では小で、糸送出側では大であるも
のとする。更には、上記非接触部分が押込み凹部である
ものとする。
【0008】
【作用】一次ヒータに近く糸が高温である糸導入側で
は、糸に接触する部分の割合が多く、冷却効果が優先さ
れ、ツイスターユニット及び第2フィードローラに近
く、既にある程度冷却が達成された糸送出側では糸に非
接触な部分の割合が多くなり、糸との接触抵抗が低減さ
れ、糸張力の増加やそれに伴う糸切れは防止される。
【0009】
【実施例】実施例について図面と共に説明する。
【0010】図1は、本発明第1実施例のクーリングプ
レート17を示すものである。尚、延伸仮撚機自体は従
来例で述べたものと同様であるので、共通の部材には同
じ符号を付し、その説明を省略するものとする。
【0011】図において、クーリングプレート17は、
細長い金属板を折曲して断面略逆V字形に形成すると共
に、長さ方向に対しては下方にやや湾曲しており、自重
で僅かに懸垂した状態で走行する糸Yがクーリングプレ
ート17の全長に亘り、一様に摺接可能となっている。
【0012】クーリングプレート17の材質としては、
熱伝導性と耐摩耗性等を考慮して例えばステンレス板等
を用いる。そして、該クーリングプレート17は、上記
糸Yの接触走行路、即ち、逆V字形をなすクーリングプ
レート17の内頂部に沿って多数の押込み凹部18を間
欠的に形成し、該押込み凹部18では糸Yがクーリング
プレート17と非接触となるようにしている。
【0013】上記各押込み凹部18は、糸導入側17i
では長ピッチ間隔Piで、糸送出側17oでは短ピッチ
間隔で位置されている。例えば、全長2100mm,厚さ
1mmのクーリングプレート17に対して、長さL=6m
m,深さ3mmの押込み凹部18を、糸導入側17i(前
半部分)ではピッチPi=200〜300mmで、糸送出
側17o(後半部分)では、ピッチPo=20〜50mm
で配置し、この場合非接触部分(18)の割合は、糸導
入側17iでは2〜3%,糸送出側17oでは10〜2
3%程度となる。
【0014】上記構成により、一次ヒータ6に近く、糸
Yが高温である糸導入側17iでは、糸Yとの接触部分
の割合が多く、冷却効果が優先され、逆に、ツイスター
ユニット8に近い糸送出側17oでは、既に糸導入側1
7iで、ある程度冷却が達成されているので、冷却効果
を多少犠牲にしても糸Yとの接触抵抗を低減するように
し、これにより、高速加工時における糸張力の増大、及
び、それに伴なう糸切れ発生を防止可能である。また、
押込み凹部18を設けたことで、クーリングプレート1
7の表面積が増大し、且つ、押込み凹部18への空気の
流入により放熱が促進されるという利点もある。尚、押
込み凹部18のピッチPが、糸導入側17iから糸送出
側17oに向けて漸次減少するようにしても良い。
【0015】また、図2は本発明第2実施例のクーリン
グプレート27を示すものであり、該クーリングプレー
ト27は、間欠的に配置した各押込み凹部28のピッチ
Pを一定とする代わりに、個々の押込み凹部28の長さ
Lが、糸導入側27iでは図2中Liに示す如く短く、
糸送出側27oでは図2中Loに示す如く長くなるよう
にして、図1に示した第1実施例のクーリングプレート
17と同様の効果を有するものである。更に、第2実施
例の構成に第1実施例の構成を適用して押込み凹部28
のピッチPを糸導入側27iでは大きく、糸送出側27
oでは小さくしても良いことは勿論である。
【0016】尚、上記各実施例ではクーリングプレート
17,27に間欠的に配置された糸と非接触な部分が、
いずれも押込み凹部18,28である場合を示したが、
非接触部分を切欠孔とすれば、クーリングプレートの強
度はその分低下することになる反面、切欠孔を通じてク
ーリングプレート17,27の内側にこもる熱気が排出
されるという利点がある。
【0017】
【発明の効果】本発明延伸仮撚機のクーリングプレート
は、上述の通り、断面略逆V字形をなすクーリングプレ
ートの糸接触走行路に沿って糸に非接触な部分を複数間
欠的に形成してなり、上記非接触部分が糸導入側では長
ピッチ間隔で、糸送出側では短ピッチ間隔で配置されて
いるか、又は、上記非接触部分個々の長さが糸導入側で
は小で、糸送出側では大であるので、糸導入側では糸と
の接触部分の割合が多く、冷却効果が優先されると共
に、既にある程度冷却が成された糸送出側では糸との非
接触部分の割合が多く、糸の接触抵抗が低減され、高速
加工時における糸張力の増加とそれに伴う糸切れを防止
でき、冷却効果と延伸仮撚加工の高速化とをバランス良
く達成できる。
【0018】また、上記非接触部分が押込み凹部である
ので、クーリングプレートを構成するうえで強度的に有
利であり、且つ、押込み凹部を設けたことによるクーリ
ングプレートの表面積の増加と押込み凹部内への空気の
流入により放熱が促進され、冷却効率を向上可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明第1実施例のクーリングフレートを示す
側断面図である。
【図2】本発明第2実施例のクーリングフレートを示す
側断面図である。
【図3】延伸仮撚機を示す側面図である。
【図4】従来のクーリングプレートを示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
5 第1フィードローラ 6 一次ヒータ 8 ツイスターユニット 9 第2フィードローラ 17,27 クーリングプレート 17i,27i 糸導入側 17o,27o 糸送出側 18,28 押込み凹部(非接触部分)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 断面略逆V字形をなすクーリングプレー
    トの糸接触走行路に沿って糸に非接触な部分を複数間欠
    的に形成してなり、上記非接触部分が糸導入側では長ピ
    ッチ間隔で、糸送出側では短ピッチ間隔で配置されてい
    ることを特徴とする延伸仮撚機のクーリングプレート。
  2. 【請求項2】 断面略逆V字形をなすクーリングプレー
    トの糸接触走行路に沿って糸に非接触な部分を複数間欠
    的に形成してなり、上記非接触部分個々の長さが糸導入
    側では小で、糸送出側では大であることを特徴とする延
    伸仮撚機のクーリングプレート。
  3. 【請求項3】 非接触部分が押込み凹部である請求項1
    又は2記載の延伸仮撚機のクーリングプレート。
JP22110594A 1994-08-22 1994-08-22 延伸仮撚機のクーリングプレート Pending JPH0860464A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22110594A JPH0860464A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 延伸仮撚機のクーリングプレート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP22110594A JPH0860464A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 延伸仮撚機のクーリングプレート

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Publication Number Publication Date
JPH0860464A true JPH0860464A (ja) 1996-03-05

Family

ID=16761571

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JP22110594A Pending JPH0860464A (ja) 1994-08-22 1994-08-22 延伸仮撚機のクーリングプレート

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