JPH08597Y2 - スートブロー装置 - Google Patents

スートブロー装置

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JPH08597Y2
JPH08597Y2 JP6267890U JP6267890U JPH08597Y2 JP H08597 Y2 JPH08597 Y2 JP H08597Y2 JP 6267890 U JP6267890 U JP 6267890U JP 6267890 U JP6267890 U JP 6267890U JP H08597 Y2 JPH08597 Y2 JP H08597Y2
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JP
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pipe
steam
supply pipe
diffuser
steam supply
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JP6267890U
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隆夫 杉本
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Ube Corp
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Ube Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案はボイラ排ガスの脱硝設備の触媒部、または、
ボイラや空気予熱器等の伝熱管等の伝熱部等への灰の付
着や堆積を防止するスートブロー装置に関する。
〔従来の技術〕
従来から例えばボイラ排ガスの脱硝設備の触媒部への
灰の付着や堆積を防止するスートブロー装置は、脱硝設
備容器の内部において、中央に位置する蒸気供給管とこ
の蒸気供給管から分岐して取付けられ下方に小口径の蒸
気噴出口を多数有する散気管からなる管体をボイラの燃
焼排ガスの流れ方向とほぼ直交する面内で往復動可能に
設け、散気管の蒸気噴出口から蒸気をブローさせて被洗
浄物である脱硝触媒へ吹き付けて該触媒上に付着したり
堆積したりする灰(燃焼灰)や未燃カーボンを除去する
ことにより触媒表面を洗浄するようにしている。
〔考案が解決しようとする課題〕 しかし、スートブロー作動初期においては、脱硝設備
容器の外部に位置する蒸気供給管が冷やされており、供
給される蒸気と相当な温度差があるため蒸気が冷やされ
てドレン(凝縮水)が発生し、このドレンが蒸気と共に
中央の蒸気供給管を通ってそのまま散気管内へ流入しそ
の蒸気噴出口から噴出されて触媒等の被洗浄物に当たっ
たり、吹き付けられたりして、被洗浄物の摩耗や腐食を
引き起こしていた。
本考案はこのような問題点に鑑みてなされたものであ
り、ドレンをスートブロー装置から効果的に抜き出して
被洗浄物に当てないようにして被洗浄物の摩耗や腐食を
防止し、被洗浄物の脱硝触媒作用等、本来の作用を有効
に行わせるようにすることを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
本考案の粉粒体輸送装置は、上記目的を達成するため
に、 中央に位置する蒸気供給管とこの蒸気供給管から分岐
して取付けられ下方に小口径の蒸気噴出口を多数有する
散気管からなる管体を燃焼排ガスの流れ方向とほぼ直交
する面内で往復動可能に設け、散気管の蒸気噴出口から
蒸気をブローさせて被洗浄物を洗浄するようにしたスー
トブロー装置において、前記蒸気供給管の末端部の散気
管が分岐する部分の蒸気供給管の断面を含む面内に位置
させて管体に凝縮水排出用の小孔を設け、この小孔を囲
むようにして管体の外側に凝縮水の衝突板を設け、この
衝突板は散気管外面との間で散気管の軸線方向に向けて
開口を形成した構成にしたものである。
〔作用〕
スートブローの作動初期においてドレンは蒸気と共に
スートブロー装置の管体の蒸気供給管を通りその末端部
に至り、ここに設けられた凝縮水排出用の小孔から管体
外部へ排出される。排出されたドレンは衝突板に当たり
方向を転換されて衝突板と散気管に沿ってそれらの間に
形成された開口から排出される。しかして、ドレンは蒸
気に比べて重量が大きいため該蒸気供給管内を直進して
蒸気供給管の末端部まで至ると共に、途中で散気管には
入らず該凝縮水排出用の小孔から積極的に排出される。
なお、凝縮水排出用の小孔は散気管の蒸気噴出口の口径
よりも大きくしておけばたとえ蒸気供給管の末端部で分
岐する散気管内へドレンが入ったとしてもドレンが凝縮
水排出用の小孔から優先して排出される。
〔実施例〕
以下、図面に示す実施例を参照しながら、本考案を詳
細に説明する。
第1図は本考案の実施例に係るスートブロー装置の平
面図、第2図は第1図の正面図、第3図は第1図のP部
拡大図、第4図は第3図のIV線矢視断面図である。
第1図および第2図に示すようにスートブロー装置1
は脱硝装置の容器10内に位置した管体4と容器10の外部
に位置した管体駆動部5により構成されている。管体4
は平面視で中央部に位置した蒸気供給管2とこの蒸気供
給管2の複数個所から分岐されて両側に延びた複数本の
散気管3から王字状に形成されて構成されており、この
管体10は散気管3の両端部を下方からレール6で摺動自
在に支持されている。散気管3の底部には多数の小口径
の蒸気噴出口7が形成されている。容器10の外部に位置
する管体駆動部5は管体4を容器10を横断する方向に、
即ち、燃焼ガスの流れ方向(第2図に符号Aで示す)と
ほぼ直交する方向に往復動させるための作動を行う。こ
れにより管体4の下方に位置する触媒(被洗浄物)8に
均等に蒸気を吹き付け(第2図に符号Bで示す)、触媒
8上に付着したり堆積している石炭焚きボイラの燃焼ガ
スに含まれている灰や未燃分を均等に除去する。この駆
動部5には管体4の蒸気供給管2と連設される蒸気供給
源に通じる別の蒸気供給管2aが設けられている。
しかして、第4図に詳細を示すように蒸気供給管2の
末端部の散気管3が分岐する位置の散気管3には蒸気供
給管2の断面を含む面内の散気管3の外側壁の下方側に
寄せた位置に凝縮水排出用の小孔11が設けられており、
散気管3の外側にはこの小孔11を囲むようにして断面コ
字状の凝縮水の衝突板12が散気管3に取付けられて設け
れている。この小孔11の取付位置は第4図に示すように
散気管3の断面の水平な中心線と垂直な水平線とが成す
90度の角度範囲α内、即ち散気管3の外側下半分、の壁
面とするのが望ましく、より好ましくは下方に下がった
位置が望ましい。本実施例ではα=45°の位置に取付け
た場合を示している。小孔11の径は散気管3の蒸気噴出
口7よりも例えば2倍と大きくして形成するのが望まし
い。例えば第3図においてドレンが蒸気供給管2内を進
んで来てT型の分岐部で左右に分かれて散気管3内に進
入したとしても、凝縮水排出用の小孔11の径が散気管3
の該分岐部付近にある蒸気噴出口7の径よりも大きけれ
ば、ドレンは該凝縮水排出用の小孔11から優先して排出
されるからである。そしてこの衝突板12は散気管3の軸
線方向に所定の幅が持たされており、幅方向の両端部に
は散気管3外面との間で散気管3の軸線方向に向けて開
口13が形成されている。
このような構成において、容器10内には例えば温度32
0℃のボイラの燃焼排ガスが流れており、スートブロー
装置の管体4も同温度とされている。そして、スートブ
ロー運転の初期においては駆動部5の蒸気供給管2aの温
度は外気の温度と同じであるため、蒸気供給源の例えば
温度290℃、圧力15.5kg/cm2の過熱蒸気を供給した場
合、ここの駆動部5の蒸気供給管2aで過熱蒸気の一部が
冷やされて凝縮水(ドレン)になる。このため、スート
ブロー装置1の管体4の蒸気供給管2にドレンが蒸気と
共に導入されて蒸気供給管2内を直進して末端に至る。
なお、ドレンは蒸気よりも重量が大きいため蒸気供給管
2の途中から分岐した散気管3には入らず蒸気供給管2
内を直進すると共に、蒸気供給管2の底部分を走って進
む。蒸気供給管2の末端部には、蒸気供給管2の断面を
含む面内において散気管3の外側壁の下方側に寄せた位
置、即ち、蒸気供給管2の底部に寄った位置に凝縮水排
出用の小孔11が設けられているため、重量の大きい勢い
をもったドレンが小孔11からそのまま円滑に排出され
る。なお、このとき、凝縮水排出用の小孔11の径を散気
管3の蒸気噴出口7の径よりも大きくしておくことによ
り、ドレンがたとえ散気管3の方へ分岐して進入したと
しても該小孔11の方から蒸気噴出口7に優先して管外に
排出されることとなる。そして、第3図に示すように排
出されたドレンは衝突板12の内面に衝突して左右に分か
れ、散気管3に沿って流れて開口13から容器10内に排出
される。一方、ドレンを分離された蒸気は散気管3の多
数の蒸気噴出口7から下方向へ噴出されて、触媒8の表
面の灰や未燃カーボンを吹き飛ばす。なお、スートブロ
ー運転開始後、しばらくすると駆動部5の蒸気供給管2a
も温められてドレンの発生はなくなる。
このように、ドレンは触媒8に当たることがなく、触
媒8の摩耗や腐食が防止される。
以上の実施例では、凝縮水排出用の小孔11を1個のみ
設けた場合を示したが、本考案では蒸気噴出量を極力抑
えられる範囲で、比較的小径の複数の小孔を蒸気供給管
2の末端部の散気管3が分岐する部分の蒸気供給管2の
断面を含む面内に位置させて設けれこともできる。ま
た、被洗浄物が触媒である場合について説明したが、被
洗浄物がボイラ、灰熱回収装置または空気予熱器等の伝
熱管である場合等にも同様に適用できる。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案のスートブロ
ー装置では、凝縮水を被洗浄物に当てずにすみ、被洗浄
物の摩耗や腐食を防止することができ、被洗浄物の本来
有する作用の例えば脱硝触媒作用や伝熱作用等を有効に
行わせることができるという実用的効果がある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示すものであり、第1図はス
ートブロー装置の平面図、第2図は第1図の正面図、第
3図は第1図のP部拡大図、第4図は第3図のIV矢視断
面図である。 1……スートブロー装置、2……蒸気供給管、3……散
気管、4……管体、5……管体駆動部、6……レール、
7……蒸気噴出口(散気管)、8……触媒(被洗浄
物)、10……容器(脱硝装置)、11……凝縮水排出用小
孔、12……衝突板、13……開口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央に位置する蒸気供給管とこの蒸気供給
    管から分岐して取付けられ下方に小口径の蒸気噴出口を
    多数有する散気管からなる管体を燃焼排ガスの流れ方向
    とほぼ直交する面内で往復動可能に設け、散気管の蒸気
    噴出口から蒸気をブローさせて被洗浄物を洗浄するよう
    にしたスートブロー装置において、前記蒸気供給管の末
    端部の散気管が分岐する部分の蒸気供給管の断面を含む
    面内に位置させて管体に凝縮水排出用の小孔を設け、こ
    の小孔を囲むようにして管体の外側に凝縮水の衝突板を
    設け、この衝突板は散気管外面との間で散気管の軸線方
    向に向けて開口を形成することを特徴とするスートブロ
    ー装置。
JP6267890U 1990-06-15 1990-06-15 スートブロー装置 Expired - Lifetime JPH08597Y2 (ja)

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JPH0425937U JPH0425937U (ja) 1992-03-02
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