JPH0858617A - 電気自動車用シャーシフレーム - Google Patents

電気自動車用シャーシフレーム

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JPH0858617A
JPH0858617A JP6198506A JP19850694A JPH0858617A JP H0858617 A JPH0858617 A JP H0858617A JP 6198506 A JP6198506 A JP 6198506A JP 19850694 A JP19850694 A JP 19850694A JP H0858617 A JPH0858617 A JP H0858617A
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frame
storage battery
chassis
electric vehicle
chassis frame
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Hiroshi Shimizu
浩 清水
Keiichi Sugiyama
敬一 杉山
Mitsuo Tsuge
光雄 柘植
Harumichi Hino
治道 樋野
Takashi Sasamoto
隆 佐々本
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KANKYOCHO KOKURITSU KANKYO KEN
KANKYOCHO KOKURITSU KANKYO KENKYUSHO
Nippon Light Metal Co Ltd
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KANKYOCHO KOKURITSU KANKYO KEN
KANKYOCHO KOKURITSU KANKYO KENKYUSHO
Nippon Light Metal Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B21MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
    • B21CMANUFACTURE OF METAL SHEETS, WIRE, RODS, TUBES OR PROFILES, OTHERWISE THAN BY ROLLING; AUXILIARY OPERATIONS USED IN CONNECTION WITH METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL
    • B21C23/00Extruding metal; Impact extrusion
    • B21C23/02Making uncoated products
    • B21C23/04Making uncoated products by direct extrusion
    • B21C23/14Making other products
    • B21C23/142Making profiles
    • B21C23/145Interlocking profiles

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Body Structure For Vehicles (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Propulsion Units For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 製造、組立作業が容易で、車体内の空間を犠
牲にすることなく、また格別の容器を用いることなく蓄
電池の収納を可能にする。 【構成】 中空押出型材からなるフレーム構成部材50
を係合部62Aと係合部62Bとの係合および嵌合片6
6と嵌合溝67との嵌合によって接合する。各フレーム
構成部材50の内部空間を蓄電池60の収納スペース5
2とする。蓄電池60は支持部材61上に載置され、収
納スペース52に挿入配置される。また、フレーム構成
部材50の内部には蓄電池60を冷却するためのパイプ
72が配設される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、蓄電池を駆動源とする
電気自動車のシャーシフレームに関するものである。
【0002】
【従来の技術】蓄電池によって駆動されるこの種の電気
自動車においては、エンジンによって駆動される一般の
自動車に比べて蓄電池の車体重量に占める割合が大きく
(電気自動車の約30%)、大きな収納スペースを必要
とする。そのため、蓄電池の収納方式として、ボンネ
ット、トランクあるいは荷台の下に独立の収納スペース
を設けて蓄電池用の容器を取り付け、その中に蓄電池を
収納する容器方式、自動車の前後方向にトンネル状の
収納ケーシングを設け、この中に蓄電池を収納するバッ
クボーン方式などが知られている。
【0003】しかしながら、このような収納方式におい
ては、ボンネット、トランクあるいは荷台の下に独立の
収納スペースを設けなければならないので、車体内のか
なりの空間が無駄になり、また蓄電池専用の容器を別設
しなければならないので車体重量が増加するという不都
合があった。
【0004】そこで最近では、図19および図20に示
すように中空の閉鎖断面構造体1でシャーシフレームを
構成し、その閉鎖空間S内に蓄電池を収納配置するよう
にしたものも提案されている(特願平5−56384
号)。閉鎖断面構造体1は、サイドフレーム2,2’、
センタフレーム3および格納フレーム5,6とからな
り、格納フレーム6の側部に設けられたスペース7にホ
イールWがそれぞれ配置されている。このような閉鎖断
面構造体1の製作に際しては、折曲加工された2枚の板
材10,11をスポット溶接8等によって接合すること
で略平面になるよう形成される。
【0005】上記したような閉鎖断面構造体1からなる
シャーシフレームにおいては、閉鎖空間S自体が蓄電池
の収納スペースを構成するため、ボンネット、トランク
あるいは荷台の下に独立の収納スペースを確保して専用
の容器を搭載する必要がなく、構造が簡単で、車体内が
狭くなることがなく、またシャーシ自体は車体の強度メ
ンバーであるため格別の補強部材がなくても重量の大き
い蓄電池の搭載が可能で、軽量な車体を得ることがで
き、しかも閉鎖断面構造体1の閉鎖空間内に蓄電池冷却
用の流体を流すことができるなど多くの利点を有するこ
とから、今後のシャーシフレームの主流をなすものと期
待されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
閉鎖断面構造体1からなる従来のシャーシフレームにあ
っては、2枚の板材10,11をスポット溶接8等によ
って接合しているので、シャーシフレームの製作工数、
時間等が増加し、高価になるという問題があった。ま
た、シャーシフレームにサイドシル、ピラー等を溶接等
によって接続しなければならならず、しかも溶接箇所が
多く、その作業が面倒で、コストアップの一因になると
いう不具合があった。
【0007】したがって、本発明は上記したような従来
の問題点に鑑みてなされたもので、その目的とするとこ
ろは、製造、組立作業が容易で、車体内の空間を犠牲に
することなく、また格別の容器を用いることなく蓄電池
の収納を可能にした電気自動車用シャーシフレームを提
供することにある。また、本発明の目的は、蓄電池の出
し入れが簡単かつ容易で、蓄電池を効果的に冷却し得る
ようにした電気自動車用シャーシフレームを提供するこ
とにある。さらにまた、本発明の目的は、側面方向から
の衝突を緩和し、蓄電池を保護すると共に、ピラーの取
付作業が簡単かつ容易な電気自動車用シャーシフレーム
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載の発明は、中空押出型材からなる複
数個のフレーム構成部材を、その長手方向を車体前後方
向に一致させて幅方向に機械的手段または機械的手段と
他の接合手段を併用して接合し、各フレーム構成部材の
中空部を蓄電池収納スペースとしたことを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の発明におい
て、フレーム構成部材に形成した蓄電池収納スペース内
に蓄電池を支持する支持部材を引出し自在に配置したこ
とを特徴とする。請求項3に記載の発明は、請求項2に
記載の発明において、支持部材はフレーム構成部材の内
底面との間に適宜な間隔を保って挿入配置されているこ
とを特徴とする。請求項4に記載の発明は、請求項1〜
3のうちのいずれか1つに記載の発明において、フレー
ム構成部材の機械的接合手段は、フレーム構成部材に設
けられ互いに係合する係合部であることを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜3のうちのいずれ
か1つに記載の発明において、フレーム構成部材の機械
的接合手段は、嵌合溝と、この嵌合溝に嵌合する嵌合片
と、互いに係合する係合部同士の組み合わせであること
を特徴とする。請求項6に記載の発明は、請求項1〜5
のうちのいずれか1つに記載の発明において、各フレー
ム構成部材の収納スペース内には蓄電池冷却用の流体を
流すパイプが配設されていることを特徴とする。請求項
7に記載の発明は、請求項1〜6のうちのいずれか1つ
に記載の発明において、隣合うフレーム構成部材間には
配線、配管等の収納を可能にするスペースが設けられて
いることを特徴とする。請求項8に記載の発明は、中空
押出型材からなる複数個のフレーム構成部材を、その長
手方向を車体前後方向に一致させて幅方向に機械的手段
または機械的手段と他の接合手段を併用して接合し、各
フレーム構成部材の中空部を蓄電池収納スペースとし、
かつ両端のフレーム構成部材にピラー取付部を設けたサ
イドシルを固定し、このピラー取付部にピラーを直接ま
たはブラケットを介して接合したことを特徴とする。請
求項9に記載の発明は、中空押出型材からなる複数個の
フレーム構成部材を、その長手方向を車体前後方向に一
致させて幅方向に機械的手段または機械的手段と他の接
合手段を併用して接合し、各フレーム構成部材の中空部
を蓄電池収納スペースとし、かつ両端のフレーム構成部
材にピラー取付用ブラケットまたはピラー下端部を取り
付けると共にピラー取付用ブラケットまたはピラー下端
が取り付けられない位置にはサイドシルを取り付けたこ
とを特徴とする。請求項10に記載の発明は、請求項8
又は9記載の発明において、サイドシルの高さをシャー
シフレームの上面と同じ高さとしたことを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項8又は9記載の発明
において、サイドシルにクロスメンバーを接合固定した
ことを特徴とする。
【0009】
【作用】中空押出型材からなる複数個のフレーム構成部
材は、その長手方向を車体前後方向に一致させて幅方向
に連接され、中空部が蓄電池収納スペースを形成する。
フレーム構成部材の機械的接合手段は、係合部もしくは
嵌合溝と嵌合片とからなり、フレーム構成部材の接合作
業を容易にする。支持部材はフレーム構成部材内に引出
し自在に挿入配置されており、蓄電池の交換を容易にす
る。また、空間を空けて配設することにより排熱を容易
にすると共に、シャーシ下面への衝撃に対し蓄電池の破
損を防ぐ。フレーム構成部材の収納スペース内に配置さ
れたパイプに蓄電池冷却用の流体を流して蓄電池を冷却
する。両端のフレーム構成部材はピラー取付部を有し、
ピラーの取り付けを容易にする。サイドシルは側方から
の衝突を緩和する。サイドシルの中空部は蓄電池の収納
スペースを形成することもできる。
【0010】
【実施例】以下、本発明を図面に示す実施例に基づいて
詳細に説明する。図1は本発明に係る電気自動車用シャ
ーシフレームの第1実施例を示す平面図、図2は同フレ
ームとその機械的接合手段を示す要部斜視図、図3は車
体構造の一部を構成する斜視図である。これらの図にお
いて、電気自動車の車体40は、床を形成するシャーシ
フレーム41と、シャーシフレーム41に取り付けられ
たサイドシル42、Aピラー43、Bピラー44、リア
ーピラー45、ルーフレール46等からなる強度メンバ
ーで構成されている。
【0011】前記シャーシフレーム41は、断面形状が
「ロ」の字型の中空押出型材からなるフレーム構成部材
50を複数個、例えば11個、長手方向を車体の前後方
向と一致させて車幅方向に接合することで製作される。
11個のフレーム構成部材50(50aー1〜50a-8
,50aーS ,50aーS ,50a-C)のうちフレーム
構成部材50a-S,50aーSはサイドフレームを形成
し、これらの内側に位置するフレーム構成部材50a-1
〜50a-8は通常フレームを構成している。フレーム構
成部材50a-1,50a-2,50aー7,50aー8および
50aーS ,50aーS は、両端部を切り落とされること
により短く製作されており、これにより通常フレーム5
0a-3,50aー6の両端部側方にホイールWを配置する
ためのスペース51が確保されている。そして、このよ
うなフレーム構成部材50の中空部は蓄電池60の収納
スペース52と空気の流通路を形成している。蓄電池6
0は支持部材61上に載置され、収納スペース52内に
収納される。50a- Cはセンターフレームであり、そ
の中空部内は配線、配管のスペースとして利用できる。
【0012】シャーシフレーム41としては、例えば全
長:3348mm、幅:1540mm、ホイールベー
ス:2604mm、シャーシ重量:89Kg、シャーシ
の曲げ剛性:5.7×1011N・mm2 、シャーシの最
大曲げ強度(シャーシ中央に集中荷重を加えた時):6
4.7KN、シャーシの捩り剛性:1.2×1011N・
mm2 程度とされる。フレーム構成部材50としては、
アルミニウム合金、例えば、JISA6N01−T6材
によって製作される。
【0013】図2において、フレーム構成部材50は、
上下に平行に対向する上板50Aおよび下板50Bと、
左右に平行に対向し上板50Aと下板50Bの両端部を
連結する一対の側板50C,50Dとで構成されてい
る。上板50Aの両端には、側板50C,50Dより外
側に延在する弾性変形可能な係合部62A,62Bが全
長にわたって一体に延設されている。係合部62Aの先
端部上面には断面三角形の爪部63が全長にわたって一
体に突設されている。係合部62Bは、係合部62Aよ
り板厚分だけ高く、かつ先端部の肉厚が厚く形成される
ことにより下面側に係止段部64が設けられている。こ
の係止段部64には隣接するフレーム部材50の係合部
62Aの爪部63が係合され、これらによってフレーム
構成部材50の上面側を機械的に接合する接合手段47
を構成している。
【0014】下板50Bの両端部にはフレーム構成部材
50の下面側を機械的に接合する接合手段48としての
係合部65A,65Bが全長にわたって一体に突設され
ている。係合部65Aの先端部は、全長にわたって嵌合
片66を形成している。嵌合片66は、逆「レ」の字型
に形成されることにより垂直片部66aと、垂直片部6
6aの上端より斜め下方に向かって湾曲した湾曲片部6
6bとで構成されている。係合部65Bにはフレーム構
成部材50の側方に開放する逆「ノ」の字型の嵌合溝6
7が全長にわたって形成されている。この嵌合溝67に
は隣接するフレーム部材50の係合部65Aの嵌合片6
6(湾曲片部66b)が嵌合され、これらによってフレ
ーム構成部材50の下面側が機械的に接合される。
【0015】フレーム構成部材50の接合に際しては、
図4に示すように隣接する2つのフレーム構成部材50
を予め所要角度傾けた状態で嵌合片66の湾曲片部66
bを嵌合溝67に差し込み、一方のフレーム構成部材5
0を矢印68方向に回動させると、湾曲片部66bが嵌
合溝67に徐々に挿入され、両フレーム構成部材50が
平行になると、垂直片部66aが係合部65Bの側面に
当接する。また、この時、前記係合部62Aが下方に弾
性変形して係合部62Bの下側に入り込み、爪部63が
係合部62Aの弾性復帰により係止段部64に係合し、
もってフレーム構成部材50をその側面方向に接合する
ことができる。なお、このような機械的接合手段47,
48による接合により得られる強度が不十分である場合
は、ボルトによる締結、溶接、接着剤等の接合手段を併
用して結合強度を増大させればよい。
【0016】フレーム構成部材50を構成する左右の側
板50C,50Dの内側面高さ方向中間部には前記支持
部材61の幅方向端部下面を支持する鉤形のガイド70
がそれぞれ長手方向全長にわたって一体に突設されてい
る。蓄電池60の収納に際しては蓄電池60が載置され
た支持部材61をベルトコンベアに載せ、フレーム構成
部材50の前面もしくは後面側開口部よりガイド70に
沿って収納し、しかる後フレーム構成部材50の開口部
を適宜なカバーで覆えばよい。また、各ガイド70の上
面に形成された溝内には蓄電池冷却用の流体を流す冷却
用パイプ72が配管されている。冷却用流体としては、
空気、水等が使用される。空気を使用する場合は、例え
ばフレーム構成部材50の前面開口部を覆うカバーに空
気取り入れ口を設け、フレーム構成部材50の内部空間
を空気通路として用いればよい。水を使用する場合は水
がパイプ72を循環するように構成し、循環する水を冷
却する放熱器等を設けることが望ましい。パイプ72を
ヒートパイプで構成する場合は、その蒸発部を蓄電池6
0が収納されているフレーム構成部材50の上側空間
部、すなわち蓄電池収納スペース52内に配置し、凝縮
部を空気通路を形成する下側空間部73内に配置すれば
よい。そうすると、蓄電池60で発生した熱は作動液の
蒸発に使用されて蓄電池60の熱を下げ、蒸発した作動
液は、凝縮部において下側空間部73内を流れる空気に
より液体に凝縮される。作動液がこのような蒸発と凝縮
を繰り返しつつヒートパイプを循環することで蓄電池6
0は冷却される。なお、冷却用パイプ72としては1本
に限らず、図2二点鎖線でも示すように必要に応じてフ
レーム構成部材50と蓄電池60との隙間や、支持部材
61より下側の空間73内に複数本配置してもよいこと
は勿論である。また、凝縮部をフレーム外に配置して放
熱させてもよい。
【0017】かくしてこのような構成からなるシャーシ
フレーム41にあっては、隣合うフレーム構成部材50
同士を、係合部62Aと62Bおよび、嵌合片66と嵌
合溝67とからなる機械的接合手段47,48によって
接合するように構成したので、溶接等による接合に比べ
て接合作業が簡単かつ容易で、短時間に組立てることが
できる。また、機械的接合手段47,48だけでは十分
な強度、剛性が得られない場合は、他の接合手段として
予め接着剤を係合部62A,62Bや嵌合片66、嵌合
溝67に塗布しておいたり、あるいはまたボルト、溶接
(TIG、MIG、レーザ溶接等)を併用して結合強度
を増大させればよい。
【0018】また、本発明においては蓄電池60の支持
部材61とフレーム構成部材50の内底面との間に適宜
な空間73を形成しているので、蓄電池60および支持
部材61の装着、交換作業等が簡単かつ容易であり、し
かもこの空間73は空気の通路部分を形成するため、蓄
電池60の冷却効果を向上させることができる。
【0019】また、本発明はシャーシフレーム41を構
成するフレーム構成部材50をアルミニウム合金等の中
空押出型材で製作し、その内部空間を蓄電池60の収納
スペース52としているので、トランクや、ボンネッ
ト、あるいは荷台の下に収納スペースを設けて蓄電池収
納用容器、さらには補強部材を格別に設ける必要がな
く、車体内の空間を広く使用することができる。また、
専用の容器を設ける必要がなければ、車体重量が増加せ
ず、軽量化を可能にする。さらに、フレーム構成部材5
0自体は中空断面を有する剛性の大きな部材であるた
め、重い蓄電池60の搭載を可能にすると共に、自動車
事故等から蓄電池60を保護することができる。
【0020】図5は本発明の第2実施例を示す斜視図で
ある。この実施例はフレーム構成部材50の左右端部を
上下対称形状に形成し、下板50Bの両端部に上板50
Aの係合部62A,62Bと同様な係合部75A,75
Bを一体に延設したものである。この実施例において
は、フレーム構成部材50同士を接合する際、同一平面
上に互いに平行に設置した状態で一方のフレーム構成部
材50の係合部62A,75Aを他方の係合部62B,
75Bに差込み接合することができる利点を有する。な
お、図においては蓄電池の支持部材を支持するためのガ
イドの図示を省略している。
【0021】図6は本発明の第3実施例を示す要部正面
図である。この実施例は隣合うフレーム構成部材50間
に形成された空間、すなわち側板50C,50Dと係合
部62A,62B,75A,75Bとで囲まれた空間8
0を、配線、配管等の収納スペースとして利用すると共
に、シャーシフレーム50の上下面に配設されるクロス
メンバーや各種部材、部品81を固定するためのボルト
取付部として利用するようにしたものである。
【0022】このような構成においては、フレーム構成
部材50間に形成される空間80を配線、配管等の収納
スペースとして利用することができるため、これらをフ
レームの上面もしくは裏面に配設した場合に比べてその
破損、断線等の事故を著しく少なくすることができる。
【0023】図7は本発明の第4実施例を示す斜視図で
ある。この実施例は、図2に示した実施例の変形例で、
左右に対向する両側板50C,50Dの外側面の高さ方
向中間部に係合部62A,62Bをそれぞれ一体に延設
したものである。このような構成においても、フレーム
構成部材50間に形成される閉空間87aおよび開放空
間87bを配線、配管等の収納スペースとして利用する
ことができる。
【0024】図8(a),(b)はそれぞれ本発明の第
5実施例を示す要部斜視図である。(a)は、フレーム
構成部材50の内底面幅方向中央部に、パイプ支持部9
1を長手方向全長にわたって一体に突設してその上面に
形成した半円形のパイプ用溝92内に冷却用のパイプ7
2を嵌挿配置し、支持部材61の下面中央に設けた半円
形のカバー部93によってパイプ72の上側周面を覆う
ようにしたものである。(b)はフレーム構成部材50
の一方の側板、例えば側板50Dの内側面下部寄りに円
筒部94を一体に設け、この円筒部94内に冷却用パイ
プ72を嵌挿配置したものである。
【0025】このような構成においては、パイプ72を
専用の固定部材を用いて固定する必要がなく、振動等に
よる冷却用パイプ72の位置ズレを確実に防止すること
ができる。なお、パイプ支持部91、カバー93および
円筒部94は、フレーム構成部材50、支持部材61の
押出成形時に同時に成形することが可能である。
【0026】図9は本発明の第6実施例を示す要部斜視
図、図10は断面図である。この実施例はシャーシフレ
ームの最外側に位置しサイドフレームを構成するフレー
ム構成部材50’にサイドシル100を、上記したフレ
ーム構成部材50の接合手段と同様な接合手段によって
接合したものである。フレーム構成部材50’の外側端
上下には、図2に示した実施例と同様、係合部62Bと
嵌合溝67が設けられており、サイドシル100との接
合を可能にしている。また、フレーム構成部材50’の
内部空間は、蓄電池の収納スペース101を形成し、サ
イドシル100との間に形成される空間は配管、配線、
ボルト等の収納スペース102を形成している。
【0027】サイドシル100は、フレーム構成部材5
0と同様にアルミニウム合金等の中空押出型材からな
り、断面L字状に形成されることにより、車幅方向に長
い略矩形の基部100Aと、基部100Aの上面でフレ
ーム構成部材50’とは反対側に突設された断面矩形も
しくは台形のピラー取付部100Bとで構成されてい
る。基部100Aは、フレーム構成部材50’と同一高
さで、内部には上下に対向する一対のピラーサポートフ
ィン103が突設されており、また内部空間のうちこの
フィン103より内側、すなわちフレーム構成部材5
0’側の空間は、蓄電池の収納スペース104を形成し
ている。ピラー取付部100Bの内部はクロスメンバー
105の端部挿入スペース106を形成しており、また
基部100Aの内部とは隔壁107によって隔絶されて
いる。また、ピラー取付部100Bの内壁には一対のク
ロスメンバーサポートフィン108が対設されている。
前記クロスメンバー105は、フレーム構成部材50お
よび50’とサイドシル100の上面にこれらと直交す
るよう配設され、その一端部がピラー取付部100Bの
内側面に設けられた開口部109より前記端部挿入スペ
ース106内に挿入され、隔壁107とクロスメンバー
サポートフィン108との間に位置されている。また、
クロスメンバー105は、複数個のボルト(またはリベ
ット)110もしくは溶接によって各フレーム構成部材
50および50’とサイドシル100の上面に固定さ
れ、さらに前記開口109に対して溶接固定されてい
る。
【0028】なお、サイドシル100の上面でクロスメ
ンバー105とずれた位置には不図示のピラーが取付け
られ、その下端部が隔壁107を貫通して基部100A
内に挿入され、ピラーサポートフィン103によって左
右方向の移動を拘束される。なお、基部100Aの内部
でピラーサポートフィン103より外側の空間はピラー
収納スペース112を形成している。
【0029】このような構成からなるシャーシフレーム
においては、サイドシル100とクロスメンバー105
をフレーム構成部材50,50’に機械的な接合手段、
溶接、ボルト等によって接合固定しているのでフレーム
自体の強度、剛性を一層増大させることができる。さら
に、クロスメンバー105は、隔壁107とクロスメン
バーサポートフィン108とによって上下方向の移動を
拘束されているので、より一層強度、剛性を高めること
ができる。さらに、サイドシル100のクロスメンバー
用端部挿入スペース106およびピラー用収納スペース
112は、側面方向からの衝突時に衝撃を緩和するた
め、蓄電池の破損、飛び出し等を防止することができ
る。この場合、これらスペース内に発泡ウレタン、PP
発泡ビーズ等の緩衝材を充填しておくと、一層衝撃吸収
効果を高めることができる。
【0030】図11は本発明の第7実施例を示す要部斜
視図、図12はピラー取付部の要部断面斜視図である。
この実施例は上記第6実施例の変形例を示すもので、サ
イドシル100の基部100Aの内部をピラーサポート
リブ113によって左右2つの空間に仕切り、内側空間
を蓄電池収納スペース104、外側空間をピラー収納ス
ペース112とし、ピラー取付部100Bの内部を水平
なクロスメンバーサポートリブ114によって上下2つ
の空間に仕切り、下側の空間をクロスメンバー収納スペ
ース106とし、各フレーム構成部材50とサイドシル
100の上面にクロスメンバー105を接合固定し、そ
の一端部を前記クロスメンバー収納スペース106に挿
入し、溶接115によってピラー取付部100Bの開口
部に接合固定し、上面および隔壁107の所定箇所に形
成した開口にAピラー43(もしくはBピラー44)の
下端部を嵌挿し、溶接115によって接合固定したもの
である。
【0031】このような構成においては、ピラーサポー
トリブ113とクロスメンバーサポートリブ114がそ
れぞれ1枚の板状体からなるため、サイドシル100、
Aピラー43およびシャーシフレームの強度、剛性を更
に増大させることができ、事故等から蓄電池を保護する
ことができる。
【0032】図13は本発明の第8実施例を示す要部斜
視図、図14はAピラー取付部の要部断面斜視図であ
る。この実施例はサイドシル130を押出成形によりフ
レーム構成部材50’とは別個に製作し、機械的な接合
手段131と複数個のボルト132によってフレーム構
成部材50’に接合固定するようにしたものである。サ
イドシル130は、上面板130Aと、左右一対の側板
130B,130Cと、底板130Dとで中空状に形成
され、内側の側板130Bの下端部が水平に折り曲げら
れ、フレーム構成部材50’の上面に前記ボルト132
によって固定されている。外側の側板130Cの下端は
フレーム構成部材50’方向に略水平に折り曲げられ、
その先端部が逆「レ」の字型の嵌合片133を形成し、
フレーム構成部材50’の嵌合溝67に嵌合接続される
ようになっている。底板130Dは、逆L字状に屈曲形
成されることにより、水平板部130aと垂直板部13
0bとからなり、垂直部130bの外面上端部寄りにフ
レーム構成部材50’側に向けて係合部135が一体に
延設されている。この係合部135は、サイドシル13
0の取付時にフレーム構成部材50’の係合部62Bに
下から係合する。また、垂直板部130bの上端部と前
記側板130Cとは隔壁板136によって互いに連結さ
れている。サイドシル130の内部上方には左右一対の
クロスメンバーサポートリブ137が一体に突設されて
いる。Aピラー43は、サイドシル130の上面板13
0Aおよび隔壁板136に形成された開口に上方から嵌
合挿入され、溶接115によって接合固定されている。
そして、フレーム構成部材50’およびサイドシル13
0の前面側開口部(後面側開口部も同様)は、カバー1
38によって閉鎖される。なお、カバー138の取付構
造としては、ビス、溶接等何でもよい。
【0033】このような構成においても、サイドシル1
30によってフレーム構成部材50’の強度、剛性を増
大させることができるので、側面方向からの衝突から蓄
電池を良好に保護することができ、蓄電池の破損、飛び
出し等を防止することができる。
【0034】図15は本発明の第9実施例を示す要部斜
視図である。この実施例はフレーム構成部材50’と同
一高さからなるサイドシル140をフレーム構成部材5
0’の外側面に、上記第8実施例と同様な係合部と嵌合
片とからなる機械的な接合手段131によって接合し、
Aピラー43(またはBピラー44)の下端部をサイド
シル140に上方から挿入し、かつ溶接固定したもので
ある。サイドシル140は、上面が開放する溝141を
有し、Aピラー43の挿入箇所以外の部分はカバー14
2によって閉鎖されている。カバー142は、サイドシ
ル140の上面開口部に弾性係合片等の適宜な係止手段
によって着脱可能に嵌合固定される。この実施例の場
合、サイドシル140の上端は各フレーム構成部材5
0’の上面と同じ高さとなり、人の車内への乗降や車内
の清掃が容易になる。この場合、カバー142を用い
ず、上記実施例と同様にサイドシル140の上面でピラ
ー取付部にのみ開口を後加工によって形成し、この開口
にAピラー43の下端部を挿入固定するようにしてもよ
い。
【0035】図16は本発明の第10実施例を示す要部
斜視図である。この実施例はフレーム構成部材50’に
ピラー取付部としてのブラケット150を取り付け、こ
のブラケット150上にAピラー43(もしくはBピラ
ー44)を立設固定するようにしたものである。ブラケ
ット150は、フレーム構成部材50’の係合部62B
に係合する係合部151と、嵌合溝67に嵌合する嵌合
片152とによってフレーム構成部材50’に接合さ
れ、かつ複数個のボルト153によって固定されてい
る。Aピラー43の下面は、ブラケット150の上端に
嵌合し得る形状に形成されており、溶接、ボルト等によ
って接合固定される。ブラケット150が取り付けられ
ない部分にはサイドシル155が取り付けられる。この
サイドシル155も第9実施例と同様に上端の高さは各
フレーム構成部材の上面と同じである。
【0036】このような構成においても、ピラー取付用
のブラケット150およびAピラー43の取付作業が簡
単かつ容易である。
【0037】図17は本発明の第11実施例を示す斜視
図である。この実施例はピラー160を押出成形によっ
て一体に形成し、上面に機械的な接合手段としての係合
部161と嵌合片162を一体に突設し、下端のサイド
シル(もしくはフレーム構成部材)と対向する面163
に同じく機械的接合手段としての係合部164と嵌合片
165を一体に突設し、これら係合部164および嵌合
片165によってサイドシル(またはフレーム構成部
材)に接合すると共に、ボルトによって固定するように
したものである。なお、166はボルト取付孔である。
【0038】このような構成においても、Aピラー16
0の取り付け作業が簡単かつ容易である。
【0039】図18は本発明の第12実施例を示すセン
ターフレームの斜視図である。この実施例は図2に示し
たフレーム構成部材50を用いたシャーシフレームの中
央に配置(図1参照)されるセンターフレーム50a-
Cを示すもので、フレーム構成部材50の図2右側に形
成される係合部62B,65Bと同一形状の係合部62
B’,65B’がその両側に形成されている。これによ
りセンターフレームを中心にその左右に配設されるフレ
ーム構成部材50は同一の断面形状のものを前後逆にし
て用いることにより左右対称のシャーシフレームを形成
することができる。
【0040】なお、このセンターフレーム50aー Cは
フレーム構成部材50の係合部形状に応じ必要な係合部
を形成する。また、その中空部形状を他のフレーム構成
部材と同様に蓄電池収納スペースとすることも可能であ
るし、中空部を配線、配管スペースとして利用してもよ
い。また、車幅の設計寸法の調整にも利用できる。
【0041】なお、本発明は上記実施例に特定されるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない限りにおいて種
々の変形、変更、例えばフレーム構成部材50の機械的
接合手段、サイドシル、ピラーの形状等を種々変更し得
ることは勿論である。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように本発明に係る電気自動
車用シャーシフレームによれば、フレーム構成部材の内
部空間を蓄電池の収納スペースとしているので、専用の
容器をトランクや、ボンネット、あるいは荷台の下に収
納スペースを設ける必要がなく、車体内の空間を広く使
用することができる。また、専用の容器を設ける必要が
なければ、車体重量が増加せず、軽量化を可能にする。
さらに、フレーム構成部材自体は中空押出型材のため、
大きな強度剛性を有し、重い蓄電池の搭載を可能にする
と共に、自動車事故等から蓄電池を保護することができ
る。
【0043】また、本発明においては中空押出型材によ
って製作された複数個のフレーム構成部材を係合部また
は嵌合溝と嵌合部からなる機械的接合手段によって結合
して構成したので、シャーシフレームの組立作業が容易
で、短時間に組立てることができる。また、このような
機械的接合手段に加えて溶接、ボルト、リベット、接着
剤等の接合手段を併用すると、シャーシフレームの強
度、剛性を一層増大させることができる。
【0044】また、本発明は蓄電池が設置される支持部
材を引出し自在に配設したので、蓄電池の装着、交換作
業等が簡単かつ容易であり、しかもフレーム構成部材と
の間に空間を設けることにより、この空間が空気の通路
部分を形成するため、蓄電池の冷却効果を向上させるこ
とができる。また、シャーシ下面への衝撃に対して蓄電
池を守る。
【0045】また、本発明はフレーム構成部材の蓄電池
収納スペース内に冷却用のパイプを配設し、蓄電池を冷
却するように構成しているので、蓄電池を効果的に冷却
することができる。
【0046】また、本発明においては隣合うフレーム構
成部材間に配線、配管等を収納するためのスペースが形
成されているので、これら配線、配管を破損、切断等か
ら良好に保護することができる。
【0047】また本発明はフレーム構成部材にサイドシ
ルを接合固定しているので、より一層シャーシフレーム
の強度、剛性が増大し、側面方向からの衝突から蓄電池
を保護することができる。さらに、サイドシルの上面を
シャーシフレームの上面と同じ高さにすることにより乗
降、車内清掃を容易にする。
【0048】さらに、本発明はフレーム構成部材にピラ
ー取付部を設け、このピラー取付部にピラーを接合する
ように構成したので、ピラーの取付作業も簡単かつ容易
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る電気自動車用シャーシフレーム
の第1実施例を示す平面図である。
【図2】 同フレームとその機械的接合手段を示す要部
斜視図である。
【図3】 車体構造の一部を示す斜視図である。
【図4】 フレーム構成部材の接合方法を説明するため
の図である。
【図5】 本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図6】 本発明の第3実施例を示す正面図である。
【図7】 本発明の第4実施例を示す斜視図である。
【図8】 (a),(b)はそれぞれ本発明の第5実施
例を示す要部斜視図である。
【図9】 本発明の第6実施例を示す斜視図である。
【図10】 断面図である。
【図11】 本発明の第7実施例を示す要部断面斜視図
である。
【図12】 ピラー取付部の斜視図である。
【図13】 本発明の第8実施例を示す斜視図である。
【図14】 ピラー取付部の要部断面斜視図である。
【図15】 本発明の第9実施例を示す斜視図である。
【図16】 本発明の第10実施例を示す斜視図であ
る。
【図17】 本発明の第11実施例を示すピラーの斜視
図である。
【図18】 本発明の第12実施例を示すセンターフレ
ームの断面図である。
【図19】 シャーシフレームの従来例を示す斜視図で
ある。
【図20】 同フレームの断面図である。
【符号の説明】
41…シャーシフレーム、43…Aピラー、44…Bピ
ラー、45…リアピラー、50…フレーム構成部材、5
2…蓄電池収納スペース、60…蓄電池、61…支持部
材、62A…係合部、62B…係合部、65A,65B
…係合部、66…嵌合片、67…嵌合溝、72…冷却用
パイプ、80…配線、配管用スペース、100…サイド
シル、105…クロスメンバー、130…サイドシル。
フロントページの続き (72)発明者 柘植 光雄 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 株式会社日軽技研内 (72)発明者 樋野 治道 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 株式会社日軽技研内 (72)発明者 佐々本 隆 静岡県庵原郡蒲原町蒲原1丁目34番1号 株式会社日軽技研内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 中空押出型材からなる複数個のフレーム
    構成部材を、その長手方向を車体前後方向に一致させて
    幅方向に機械的手段または機械的手段と他の接合手段を
    併用して接合し、各フレーム構成部材の中空部を蓄電池
    収納スペースとしたことを特徴とする電気自動車用シャ
    ーシフレーム。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電気自動車用シャーシフ
    レームにおいて、 フレーム構成部材に形成した蓄電池収納スペース内に蓄
    電池を支持する支持部材を引出し自在に配置したことを
    特徴とする電気自動車用シャーシフレーム。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の電気自動車用シャーシフ
    レームにおいて、 支持部材はフレーム構成部材の内底面との間に適宜な間
    隔を保って挿入配置されていることを特徴とする電気自
    動車用シャーシフレーム。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のうちのいずれか1つに記
    載の電気自動車用シャーシフレームフレームにおいて、 フレーム構成部材の機械的接合手段は、フレーム構成部
    材に設けられ互いに係合する係合部であることを特徴と
    する電気自動車用シャーシフレーム。
  5. 【請求項5】 請求項1〜3のうちのいずれか1つに記
    載の電気自動車用シャーシフレームフレームにおいて、 フレーム構成部材の機械的接合手段は、嵌合溝と、この
    嵌合溝に嵌合する嵌合片と、互いに係合する係合部同士
    の組み合わせであることを特徴とする電気自動車用シャ
    ーシフレーム。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のうちのいずれか1つに記
    載の電気自動車用シャーシフレームにおいて、 各フレーム構成部材の収納スペース内には蓄電池冷却用
    の流体を流すパイプが配設されていることを特徴とする
    電気自動車用シャーシフレーム。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のうちのいずれか1つに記
    載の電気自動車用シャーシフレームフレームにおいて、 隣合うフレーム構成部材間には配線、配管等の収納を可
    能にするスペースが設けられていることを特徴とする電
    気自動車用シャーシフレーム。
  8. 【請求項8】 中空押出型材からなる複数個のフレーム
    構成部材を、その長手方向を車体前後方向に一致させて
    幅方向に機械的手段または機械的手段と他の接合手段を
    併用して接合し、各フレーム構成部材の中空部を蓄電池
    収納スペースとし、かつ両端のフレーム構成部材にピラ
    ー取付部を設けたサイドシルを固定し、このピラー取付
    部にピラーを直接またはブラケットを介して接合したこ
    とを特徴とする電気自動車用シャーシフレーム。
  9. 【請求項9】 中空押出型材からなる複数個のフレーム
    構成部材を、その長手方向を車体前後方向に一致させて
    幅方向に機械的手段または機械的手段と他の接合手段を
    併用して接合し、各フレーム構成部材の中空部を蓄電池
    収納スペースとし、かつ両端のフレーム構成部材にピラ
    ー取付用ブラケットまたはピラー下端部を取り付けると
    共にピラー取付用ブラケットまたはピラー下端が取り付
    けられない位置にはサイドシルを取り付けたことを特徴
    とする電気自動車用シャーシフレーム。
  10. 【請求項10】 請求項8又は9記載の電気自動車用シ
    ャーシフレームにおいて、 サイドシルの高さをシャーシフレームの上面と同じ高さ
    としたことを特徴とする電気自動車用シャーシフレー
    ム。
  11. 【請求項11】 請求項8又は9記載の電気自動車用シ
    ャーシフレームにおいて、 サイドシルにクロスメンバーを接合固定したことを特徴
    とする電気自動車用シャーシフレーム。
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