JPH0856929A - Mr法 - Google Patents

Mr法

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JPH0856929A
JPH0856929A JP7194754A JP19475495A JPH0856929A JP H0856929 A JPH0856929 A JP H0856929A JP 7194754 A JP7194754 A JP 7194754A JP 19475495 A JP19475495 A JP 19475495A JP H0856929 A JPH0856929 A JP H0856929A
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ショムベルク ヘルマン
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Koninklijke Philips Electronics NV
Philips Electronics NV
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    • G01R33/54Signal processing systems, e.g. using pulse sequences ; Generation or control of pulse sequences; Operator console
    • G01R33/56Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution
    • G01R33/561Image enhancement or correction, e.g. subtraction or averaging techniques, e.g. improvement of signal-to-noise ratio and resolution by reduction of the scanning time, i.e. fast acquiring systems, e.g. using echo-planar pulse sequences
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    • G01R33/48NMR imaging systems
    • G01R33/4818MR characterised by data acquisition along a specific k-space trajectory or by the temporal order of k-space coverage, e.g. centric or segmented coverage of k-space
    • G01R33/4824MR characterised by data acquisition along a specific k-space trajectory or by the temporal order of k-space coverage, e.g. centric or segmented coverage of k-space using a non-Cartesian trajectory

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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 空間周波数領域でのMR信号が少なくとも1
つの螺旋状軌跡に沿って読み出され、再構築に必要なM
Rデータのうちの一部のみが測定され、更に、そのMR
データが位相を有する場合においても完全な再構築を実
現するMR法を提供する。 【解決手段】 定常一様磁場の存在下で、少なくとも1
つのRFパルスにより、検査領域において少なくとも1
回核磁化を励起させ、MRデータを生成するために励起
の後にMR信号を読み出し、読み出し中には勾配磁場が
検査領域に作用し、勾配磁場MR信号が空間周波数領域
において1つの螺旋に沿って獲得されるように変化さ
せ、この際、低い空間周波数に対応する空間周波数領域
の中央部における螺旋の密度は空間周波数領域の他部よ
りも大きく、空間周波数領域の他部の螺旋はその鏡面対
称像と共に再構築に十分な密度で他の部分を覆う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、検査領域の核磁化
分布を決定するMR法に係わり、特に、MR信号が空間
周波数領域での螺旋状軌跡に沿って獲得されるMR法
(螺旋MRI)に関する。
【0002】
【従来の技術】文献”The k−trajector
y formulation ofthe NMR i
maging process ...”(「NMR撮
像プロセスのk軌跡定式化・・・」)(Twieg,M
ed.Phy.10(5),September/Oc
tover,1983,pp.610−621)に記述
されているように、MR信号は空間周波数領域、すなわ
ち、いわゆるk領域における軌跡に沿って獲得される。
かかる軌跡は、検査領域において1つ又は2つのRFパ
ルスによって核磁化が励起された後、MR信号の獲得ま
で及び獲得中に活性化される勾配磁場の時間変化に依存
する。k領域は、2次元もしくは3次元のいずれのMR
法が用いられるかに応じて、2次元もしくは3次元の領
域となる。螺旋状軌跡に沿ってMR信号を獲得すること
により、核磁化分布の再構築のために必要なMRデータ
の獲得を比較的高速に行うことができるという利点が得
られる。
【0003】EP−OS256779はMR信号が空間
周波数領域の螺旋状軌跡に沿って走査される方法を開示
している。緩和時間T2 が異なるために、k領域の外側
の領域に相当する高空間周波数成分が、生体組織のタイ
プによって異なる方法で獲得されるという問題がある。
かかる問題を防止するため、k領域において冗長な走査
が行われる。冗長な走査中には、その間螺旋状軌跡は逆
方向に再度走査されるか、あるいは、1周の半分の幅だ
けオフセットされた螺旋状軌跡が逆方向に走査される。
【0004】このような冗長な走査を行うと試験時間が
延長され、また、測定されるMRデータの数が増大す
る。しかし、本発明によれば空間分解能を劣化させるこ
となく測定されるデータの数を減少させることができ
る。同様の方法の一つが、文献”High Speed
Spiral−ScanEcho Planar N
MR imaging−I”(「高速螺旋走査エコー・
プレーナーNMRイメージングI」)(B.Ahn他、
IEEE Transactions on Medi
cal Imaging,Vol.MI−5,pp.2
−7,1986)に開示されている。上記文献に開示さ
れる方法において、k領域でのMR信号は、所定の大き
さ及び空間分解能を有する検査領域を検査するために、
実際に必要とされる値の2倍に相当する巻線間距離を有
する螺旋に沿って走査される。欠落されたMRデータ
は、螺旋の隣接する巻線の間に位置し、空間周波数領域
の補助点に対するMR補助データの形で得られる。MR
補助データの決定は、螺旋上の、空間周波数領域の原点
に関して補助点と対象な位置にある点で測定されたMR
データを考慮することにより行われる。しかし、この方
法ではMRデータの位相がゼロの場合にしか完全な結果
を生成することができない。しかしながら、実際には、
このような条件は通常は満足されない。位相が多少の位
置依存性を示すことさえありうるのである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、空間
周波数領域でのMR信号が少なくとも1つの螺旋状軌跡
に沿って読み出され、再構築に必要なMRデータのうち
の一部のみが測定され、更に、測定されるMRデータが
位相を有する場合においても完全な再構築を実現するM
R法を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明によれば上記の目
的は、以下の段階を実行することにより達成される: a) 定常一様磁場の存在下で少なくとも1つのRFパ
ルスにより少なくとも1回、検査領域内での核磁化を励
起する; b) MRデータを生成するために、勾配磁場が検査領
域に作用した状態で、核磁化後に生ずるMR信号を読み
出す; c) 空間周波数領域でのMR信号が少なくとも一つの
螺旋に沿って獲得されるように前記勾配磁場を変化させ
る。この際、低い空間周波数に対応する空間周波数領域
の中央部での螺旋の密度すなわち巻数は空間周波数領域
の他部よりも大きく、空間周波数領域の該他部の螺旋
は、その鏡像と共に、再構築に十分な密度で該他部を覆
う; d) MRデータから検査領域の核磁化分布を再構築す
る; 本発明は次の考察に基づいている:螺旋MRIにおい
て、1つもしくは2つの螺旋によりカバーされる空間周
波数領域の大きさは必要な空間分解能により予め定めら
れ、更に、予め定められた核磁化分布が決定される領域
の大きさに応じて、螺旋間の距離すなわち螺旋の各条間
の距離も定められる。本発明は、このように設定される
螺旋パターンの螺旋の密度すなわち巻数を、螺旋がその
鏡像に対応する同一の螺旋パターンを生成することによ
って、空間周波数領域の中心部の外部では半分にするこ
とができるという事実の認識に基づいている。
【0007】螺旋の鏡像とは、そのすべての点が該螺旋
上の点に関して鏡面反射的に位置する曲線をいう。ここ
で、鏡面反射的とは、空間周波数領域の原点からの距離
が等しく、かつ、原点を通る直線により結ばれ得る2つ
の点の関係をいう。半数にされた螺旋が、その鏡像と合
わせて前記した螺旋パターンに一致する場合には、螺旋
の数が減少され、従って、螺旋上で測定されるMRデー
タの数が減少されているにもかかわらず、核磁化分布を
最高解像度で再構築することができる。しかし、信号対
雑音比も劣化する。
【0008】このように螺旋の密度すなわち巻数は完全
な再構築のために必要な螺旋パターンに比べて減少され
るが、空間周波数領域の中央部においては、このような
螺旋密度の減少は生じない。核磁化分布の位相の位置依
存性は一般には低いという事実を利用して、核磁化分布
を完全に再構築することはなお可能である。文献”Pa
rtial K−Space Reconstruct
ion for Spiral−Acquisitio
n”(「螺旋獲得イメージング用部分K空間再構築」)
(S.Tadjudin他、Supplement t
oJMRI、Vol.2(P)、pp.25、199
2)が、螺旋を一本おきに除去することにより,高周波
数に対する螺旋間の距離を増加させる方法を開示してい
ることに注目すべきである。しかし、中央部の低周波数
領域はなお適切に走査される。高空間周波数領域の欠落
されたMRデータは、鏡像空間周波数に対して測定され
た共役複素データから得られる。しかし、上記文献はこ
の点に関してこれ以上の情報を示していない。
【0009】本発明の第1の実施例において、核磁化の
励起とMR信号の読み出しとはp/2回繰り返される。
ただし、pは偶数である。さらに、 a) p個の等しい螺旋が、互いに開始角度が360°
/pだけ異なる状態で得られ、この際、前記した螺旋は
空間周波数領域の中央部の縁から中心に向けて延在し、 b) 2つの螺旋の開始角度の差が180°とならない
ように選択されたp/2個の螺旋からなる群は中央部の
縁の外部に延在し、 c) 1回の励起後、前記した群の中の螺旋の一つと、
この螺旋に対して開始角度が180°異なる螺旋とが走
査される、 ように、勾配磁場の時間変化が繰り返しの度毎に変化さ
れる。
【0010】1つもしくは2つ以上のRFパルスにより
空間周波数領域の中央部で核磁化が励起された後に、螺
旋アームとそれに対応する中央部の外へ伸びる鏡像螺旋
とがこの順序で(または逆順で)走査される。このた
め、p/2回の励起しか必要とされず、その結果、MR
データの獲得時間は半分になる。本発明のもう一つの実
施例では、このように空間周波数領域に生ずる螺旋が中
央部の外へ伸び、中央部の外部での螺旋の勾配は中央部
の内部での勾配の2倍となるように、勾配磁場が変化さ
れる。前記の実施例とは対照的に、空間周波数領域の中
央部での螺旋の数は中央部の外部よりも大きくはならな
い。しかし、中央部での隣接する螺旋間あるいは隣接す
る条間の距離は、中央部の外部での距離の半分に過ぎな
い。なぜならば、その傾き(すなわち、1周当たりの原
点からの距離の増加量)が半分に過ぎないからである。
【0011】本発明のさらにもう一つの実施例によれ
ば、螺旋は、常に、数回の連続する励起及び読み込みサ
イクルにより走査される。その結果、螺旋は多数のセグ
メントに分割されるため、磁場の不均一性の悪影響は、
走査される空間周波数領域全域に一様に分配される。本
発明は2次元領域、特に平面領域での核磁化分布の決定
に適するのみならず、3次元核磁化分布の決定にも適し
ている。このことは、MR信号が3次元空間周波数領域
において獲得されることを意味している。3次元空間周
波数領域は、互いに平行な、あるいは、空間周波数領域
の原点を通る直線上で交わる、多数のスライスすなわち
平面により満たされ得る。この場合前記したスライスす
なわち平面の各々は1つもしくは2つ以上の螺旋を含ん
でいる。あるいは、3次元空間周波数領域が、互いに異
なる開き角を有し、頂点がk領域の原点に位置し、表面
上に1つもしくは2つ以上の螺旋が位置する同軸の円錐
面により満たされてもよい。このように、「螺旋」とい
う用語は平面的な2次元曲線のみを意味すると理解され
るべきではない。
【0012】本発明に係わる方法を実行するMR装置は a) 検査領域に定常一様磁場を発生する磁石と、 b) 磁気的RFパルスを送信し、あるいは、MR信号
を受信するRFコイルシステムと、 c) 定常一様磁場の方向に広がり互いに垂直な3方向
の勾配を有する勾配磁場を生成する勾配コイルシステム
と、 d) MR信号を一連のデジタルMRデータに変換する
受信部と、 e) MRデータから検査領域での核磁化分布を再構築
する再構築部と、 f) 構成部a)〜e)を制御する制御部と、 を備え、制御部は、空間周波数領域におけるMR信号が
少なくとも一つの螺旋に沿って獲得され、低い空間周波
数に対応する空間周波数領域の中央部における螺旋の密
度すなわち巻数は、空間周波数領域の中央部の外部での
密度の少なくとも2倍の密度であり、更に、空間周波数
領域の他部の螺旋はその鏡像と共に該他部の再構築に十
分な密度で覆うように、勾配コイルシステムに流れる電
流の時間変化を制御する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明を図面を参照して詳
細に説明する。図1は検査領域に定常一様磁場を発生す
る磁石1を図式的に示す。検査される患者2は検査領域
内のテーブル上面2aに配置される。定常一様磁場に加
えて、RFコイル3が発生するパルス状RF磁場も検査
領域に作用する。
【0014】この磁気RFパルスの発生中は、RFコイ
ル3はスイッチ4を介してRFジェネレータ5に接続さ
れる。引き続いて検査領域に生ずるMR信号は、同じR
Fコイル3によって受信可能である。次に、RFコイル
3はスイッチ4を介してMR受信機6に接続される。一
つのRFコイルによりRFパルスの発生とMR信号の受
信とを行い、スイッチ4によりこのRFコイルをRFジ
ェネレータ5又はMR受信機6に随時接続する代わり
に、二つのRFコイルを用いて、一方をRFパルス発生
用に、他方をMR信号の受信用にしてもよい。
【0015】勾配コイルシステム7、8、9が発生する
勾配磁場もまた検査領域に作用する。勾配磁場は磁石1
が発生する定常一様磁場と同じ方向に広がるが、これら
の磁場は勾配を有している。勾配コイルシステム7、
8、9が発生する磁場の勾配は互いに垂直である。受信
機6において、RFキャリアを変調しているMR信号の
復調及びデジタル化が行われる。このようにして得られ
たMRデータから、検査領域における核磁化分布画像が
受信機6において再構築され、その画像はモニタ10に
より表示される。構成部3〜10の時間的協調動作は、
好ましくはプログラム可能な制御部11により制御され
る。
【0016】再構築に用いられるMR信号の受信中に制
御部11が2つの勾配磁場、例えば勾配コイルシステム
7、8が発生する勾配磁場Gx及びGyを、正弦波状に
振幅が次第に増加又は減少するように時間的に変化させ
ると、2次元k領域でのMR信号は螺旋状軌道に沿って
採取されることになる。図2(A)はその結果生ずるk
領域での螺旋パタンを示す。螺旋パタンはp(図2
(A)においては6)個の螺旋から構成され、各々はア
ルキメデス螺旋形状を有している。螺旋の時間的変化は
以下の式を満足する。
【0017】 kx (t)=a|t|cos(wt+α) (1) ky (t)=a|t|sin(wt+α) (2) ここで、aは螺旋の勾配であり、隣り合う巻線間の距離
を示す。また、ωはkベクトルがk空間内を移動する際
の角速度であり、αは開始角度、すなわち螺旋がk領域
の原点を出発する点におけるkx 軸に対する角度であ
る。tは一般に時間を示すパラメータである。開始角度
は一様に分布しており、次の関係が成り立つ。
【0018】 α=α0 +2nπ/p; n=1..p; (3) 上述したMR検査中に獲得されるすべてのMRデータ
を、p個の螺旋の間に一様に分布するk領域の点に対応
させることができる。検査領域において核磁化が1回励
起された後に読み込まれるMRデータは、一つの螺旋上
の点に対応する。従って、図2(A)に示す如くp個の
螺旋からなる螺旋パタンを形成するには、p回のシーケ
ンスが必要であり、各シーケンスでは1つもしくは2つ
以上のRFパルスによる検査領域の励起と、それに引き
続く勾配磁場Gx 、Gy の時間変化に対応するMR信号
の読み込みとが行われなければならない。
【0019】勾配磁場のベクトルG=(Gx ,Gy )と
空間周波数領域でのベクトルk=(kx ,ky )との間
の関係は次式で与えられる。
【0020】
【数1】
【0021】ここで、γ/2πは磁気回転定数(水素で
は42.6MHz/T)であり、kx及びky はそれぞ
れ式(1)及び(2)に応じて変化する。この結果生ず
る勾配磁場の時間的変化及びMRシーケンス期間中の時
間変化の積分は引用したC.B.Ahn他による文献、
特にその図1に与えられている。図2(B)は図2
(A)に対応するダイアグラムであり、k領域での螺旋
の極座標r,ψを示している。アルキメデス螺旋では、
螺旋上の1点とk領域の原点とを結ぶ直線とkx軸とが
なす角度ψと、この直線の長さrとの間に線型関係があ
るため、k領域での螺旋はr,ψダイアグラムでは直線
になる。r(2π)はr(0)に対応するので、この直
線はψ=2πにおいて鋸歯状に変化する。例えば、図中
の太線g1 及びg2 は図2(A)中の1つの螺旋に対応
している。開始角度が一様に分布するp個の等しい螺旋
は、図2(B)のr,ψダイアグラムにおいて、ψ方向
に互いに開始角度の相違量だけ離間された互いに平行な
直線となる。
【0022】螺旋の数p(本実施例中では6)、各螺旋
の巻き数(本実施例では4/3)、及び隣り合う巻線間
の距離によって、MRデータから再構築されるMR画像
の空間解像度と、撮像される領域の大きさとが定まる。
例えば、N×N画素からなる領域で核磁化が再構築され
るとすると、螺旋の数pと巻数の積は値Nに一致しなけ
ればならず、螺旋の各巻線上ではπN/2個のデータが
獲得されなければならない。画素の大きさをdとする
と、螺旋パターンに覆われるk領域の半径はπ/dにな
らねばならない。その場合、係数a(式(1)参照)は
a=2πp/(dN)として求められ、ωはω=πN/
(pT)として求められる。ここでTは1つの螺旋当た
りの測定時間である。
【0023】このため、検査領域のMR画像中の画素数
が大きいほど、螺旋の数あるいは各螺旋の巻数は増加す
る。しかしながら、核磁化分布の再構築に必要なMRデ
ータを獲得するために必要な検査時間は、螺旋数が増加
するほど長くなる。これに対して、磁石1が発生する定
常磁場の非均一性の画質への影響は、巻数が増加するほ
ど、すなわち、螺旋当たりの測定時間が長くなるほど大
きくなる。このため、本発明は、より少数の螺旋、ある
いは、より短縮された螺旋によって、MR画像の空間解
像度すなわち構成画素数を減少させることなく、MR画
像の再構築を可能にする方法を提供することを目的とし
ている。このため、以下に述べる本発明に係わる方法に
おいては、次の事実を利用している。 a) 勾配が等しく、開始角度がπすなわち180°異
なる2つの螺旋は互いに鏡面対称である。すなわち k(t)=−k(t+π/ω); k=(kx ,ky ); (5) b) 理想的な場合には、k領域において互いに鏡面対
称に位置する2つの測定点に対応するMRデータは共役
複素数である。しかし実際には、位相シフトのためにか
かる理想状態から逸脱する。しかしながら、一般的に
は、位相のずれはMR画像内ではわずかであり、従っ
て、画像の空間周波数の高周波領域に対しては位相シフ
トは一定であるとみなすことができる。
【0024】従って、条件b)によれば、k領域の所定
の点に対応する測定MRデータからMR領域での(補
助)点に対するMRデータを得ることができる場合に
は、図2(A)に示す螺旋パターンのすべての点に対す
る測定値を獲得する必要はない。なぜならば、測定値の
少なくとも一部は測定MRデータから得ることができる
からである。これに関して、以下、図3(A)及び図3
(B)を参照して説明する。
【0025】図3(A)に示すk領域の螺旋に沿ってM
R検査中にMR信号が採取される。低い空間周波数に対
応する空間周波数領域の原点周りの円Cの内部では、螺
旋の数及び位置は図2aと同一である。しかし、この円
の外部では、螺旋は1つおきに欠落されている。これに
対応するr,ψダイアグラムでは、円Cの半径がrc
示されており、(r>rc に対して)欠落された螺旋は
破線で示されている。円Cの外部では半数の螺旋が欠落
されているため、再構築のために使用できる測定MRデ
ータの数は図2(A)に示す螺旋パターンの場合よりも
少ない。それにもかかわらず、検査領域の全く等しい大
きさのMR画像を、図2(A)の場合と同一の空間解像
度で、この減少されたデータ集合から得ることができる
(ただし、信号対雑音比は低下しているかもしれな
い)。
【0026】しかし、MRデータ数の減少は、螺旋数の
総数、あるいは1つの螺旋上でMRデータを獲得するの
に必要な時間のいずれかが減少する場合に限って好都合
である。しかしながら、少なくとも円Cの内部以外では
ダイアグラムの各螺旋は図2(A)の各螺旋よりも短縮
されておらず、螺旋の数も図2(A)の場合よりも減少
されていない。測定時間を短縮するためには、読み込み
中に、先ず、k領域において円Cの円周上から中心に向
けて延在する螺旋、例えば螺旋20が走査され、続いて
開始角度が180°異なる螺旋、すなわち螺旋21が走
査されるように、勾配磁場を変化させる。次に、開始角
度を180°変化させる。しかし、空間周波数領域の中
心において勾配磁場上の時間積分の値は正確にゼロにな
るので、かかる開始角度の変化によって勾配磁場に急激
な変化が生ずることはない。こうして、図3に示す減少
されたデータ集合をp/2(=3)回の励起で獲得する
ことが可能となる。これにより、検査時間は実質的に半
減される。
【0027】図3(A)及び図3(B)に示す減少され
たデータ集合から核磁化分布を再構築する方法につい
て、以下、図4に示すフローチャートに基づいて詳細に
説明する。空間周波数領域の中央部すなわち低空間周波
数に対応するMRデータSlo(k)のすべてと、MRデ
ータShi(k)の半数とが(図3(B)に示すように)
獲得された(ブロック100)後、先ず、MRデータの
獲得中に引き起こされたRF空間周波数の位相シフト量
が計算される。位相シフトが存在しない場合には、k領
域での鏡像点に対応するMRデータは共役複素数になる
はずである。位相シフトβが存在する場合には、βはブ
ロック101において次式から計算される。
【0028】
【数2】
【0029】ここで、Slo * (k)はMRデータ、すな
わちデジタル化された値であり、k領域の点k=
(kx ,ky )に対して測定されたMR信号の走査値S
lo(k)の共役複素数である。記号Slo(k)は円Cの
円周上に位置する鏡像点kに対応する測定値を示す。図
3(B)において、円C内部の2つの鏡像点が参照番号
22、23で示されている。これらの半径は等しく(す
なわち、領域の原点からの距離が等しい)、また開始角
度は180°すなわちπだけ異なっている。統計的な変
動を防止するため、鏡像点の多数の組に対する近似値を
使うのが有利である。
【0030】次のブロック(ブロック102)では、高
空間周波数に対するMR補助データShi’が測定MRデ
ータShi(k)から、次式に従って計算される
【0031】
【数3】
【0032】データShi * (k)は、円C外部の螺旋
(例えば螺旋21)上でのMRデータの共役複素数であ
る。データS' hi(−k)は図3(A)には示されずに
図3(B)に破線で示される螺旋に対応している。この
螺旋は関連する螺旋の鏡面対称位置にある。これらは図
3(B)において(破線で示す)螺旋であり、基本螺旋
に対してπだけ上方又は下方にシフトされている。例え
ば、螺旋24は螺旋21の鏡像である。条件a)はかか
る目的のために利用されている。
【0033】このようにして円外部の欠落された螺旋に
対するMR補助データS’hi(−k)が鏡像螺旋に対し
て測定されたMRデータShi(k)から得られると、核
磁化分布の再構築のための完全なデータ集合が使用可能
になる。ブロック103での核磁化分布s(x,y)の
再構築は次式に従って行われる。
【0034】
【数4】
【0035】ここで、F-1[]は引数[]に関する逆フ
ーリエ変換を表す。好ましいことに、この計算は、IE
EE Transactions on Imagin
g ,Vol.MI−4,No.4,pp.200−2
07、1985のJ.D.O’Sullivanによる
記事に述べられる「グリッディング・アルゴリズム」に
より行われる。
【0036】図3(A)を参照して述べた実施例におい
て、円Cの外部では螺旋は完全な螺旋パターンに対して
一つおきに省略されることとされた。しかし、必ずしも
一つおきの螺旋が省略される必要はない。螺旋がp個あ
る場合には、前半あるいは後半のp/2個の螺旋が省略
されてもよい。重要なのはp/2個からなる螺旋群が残
り、螺旋群内の螺旋の開始角度αの差異が常に180°
すなわちπになることである。
【0037】図4に示すフローチャートによる再構築の
ために、図2(A)に示す螺旋から省略された螺旋上の
欠落されたデータを、鏡像螺旋のMRデータから式
(7)に従って計算することとされた。しかし、常にこ
のような計算が必要とされるわけではない。これらの補
助データをゼロにして、再構築を行うことも可能であ
る。数ブロックの計算を行うことにより、実部が望まし
いMR分布s(x,y)を表す複素データs’(x,
y)を得ることができる。
【0038】図3(A)を参照して説明した実施例は、
偶数p個の螺旋からなる螺旋パターンに基づくものであ
った。しかし、図5(A)及び図5(B)は、螺旋の数
が奇数(p=5)である場合にも、核磁化分布を完全に
再構築することができる減少されたMRデータ集合を獲
得できる可能性を示している。低い空間周波数に対応す
る円C内部の螺旋の数及び形状は、やはり、図2(A)
に一致している。円の外部では、螺旋の数は等しく保た
れているが、その勾配すなわち式(1)及び(2)にお
けるaの値が2倍になっている。従って、図2(A)に
示す完全なMRデータ集合の場合よりも少数の螺旋回転
で最大空間周波数に達する。すなわち、螺旋が短縮され
ている。その結果、円Cの外部では、螺旋上のデータの
数すなわち空間密度は減少している。
【0039】これに対応するr,ψダイアグラムでの変
化が図5(B)に示されている。完全なMRデータ集合
の完成及びこの完成されたデータ集合からの核磁化の再
構築を、図3(A)の実施例に関して図4を参照して述
べたのと同様に行うことができる。すなわち、先ず、式
(6)に従って位相角βが決定され(ブロック10
1)、その後、空間周波数領域の原点周りの円Cの外部
のk領域が、測定された螺旋上での測定MRデータから
得られたMR補助データS’hi(−k)によって補完さ
れる(ブロック102)。MR補助データS’hi(−
k)は、図5(A)に示されず、図5(B)に破線で示
される螺旋に対応しており、これらの螺旋は対応する螺
旋の鏡像となっている。
【0040】不完全データ集合の補完の後、式(8)に
従って逆フーリエ変換が行われる(ブロック103)。
図5(A)を参照して説明したMRデータ集合を減少さ
せる方法によれば、螺旋の数は図2(A)に比して減少
されていないが、その長さが減少されている。これによ
り、1つ又は2つ以上のRFパルスによる検査領域での
核磁化の励起と読み込みの終了時との間の経過時間が減
少されるという利益を得ることができる。そしてその後
得られるMRデータは、図2(A)において完全に得ら
れるMRデータに比して、磁場の不均一性による攪乱を
受けにくい。
【0041】図5(B)を参照して説明した方法によれ
ば、螺旋はr=rc において屈曲を生ずる。実際には、
この屈曲は丸められるべきである。任意のk(t)の変
化に対して、その勾配変化を式(4)によって計算する
ことができる。前述した実施例において、1つの螺旋上
でのMRデータの獲得もまた、1つまたは2つ以上のR
Fパルスによる1回の励起と、それに引き続くMRデー
タの読み込みとを必要とするものとされた。その代わり
に、数回の連続する励起と読み込みサイクルにより螺旋
を走査することもできる。かかる方法によれば高空間周
波数の一部もまた、磁石1(図1)が発生する主磁場の
不均一性により乱されることなく測定することができる
という利益を得ることができる。さらに注目すべきは、
式(1)及び(2)に示される以外の時間依存性、例え
ば角速度が一定でないような時間依存性を実現すること
もできることである。
【0042】以上述べた実施例においては、核磁化分布
は、特に2次元の平面領域、例えばxy平面において決
定されるものとされた。しかし、本発明は3次元核磁化
分布の3次元的決定にも適している。MRデータ数の減
少はこの場合特に重要である。なぜならば、MRデータ
を獲得するのに要する時間をほぼ半減させることができ
るからである。かかる観点よりいくつかの可能性が生ず
る。 1. 第1の可能性は、3次元k領域でのMRデータが
平面的なアルキメデス螺旋に沿って獲得されるように、
勾配磁場が時間的に変化されることである。この場合、
アルキメデス螺旋の1つまたは2つ以上からなる群が、
それぞれ多数の平面の内の一つの上に位置する。これら
の平面はk領域の原点を通る直線上で交わる。すなわ
ち、原点はこれらの平面の中心に位置する。従って、こ
れらの各平面上の不完全な螺旋パターン上でのMRデー
タの獲得と、図3〜5の2次元の場合に述べたような高
い空間周波数に対する欠落したMR補助データの補完と
によって、k領域を完全に覆うために必要なデータ集合
を減少させることができる。 2. 第2の可能性は、図2(A)に示すような完全な
螺旋パターンによって覆われる互いに平行な平面に沿っ
て、k領域が走査され得ることである。しかし、これら
すべての平面についてMRデータを測定する必要はな
い。このことはk領域での平面の位置を示す図6に示さ
れている。図6において平面30はk領域の原点を含ん
でいる。原点の周り、すなわち低空間周波数に位置する
平面はすべて走査されなければならない。原点から遠く
に位置する高空間周波数に対応する平面についてはすべ
てを走査する必要はない。例えば、図6に示す如く、平
面30の上方にある3番目の平面33及び5番目の平面
35の走査を省略することができ、これらの平面に対応
するMRデータは、鏡像面33′及び35′のMRデー
タから再構築することができる。この場合、位相シフト
βを無視すれば、鏡像点(平面33及び33’上の点)
は共役な複素MRデータを有すると仮定している。
【0043】しかし、k領域の中心部の外部の平面、例
えば平面35が鏡像平面(35’)の螺旋パターンの鏡
像をとることにより補完することができる場合には、こ
れらの平面が、例えば図3aに示すような不完全な螺旋
パターンによって覆われるように勾配磁場を変化させる
こともできる。その結果得られる減少されたMRデータ
集合の再構築は、図4を参照して述べた方法と同様に行
うことができる。すなわち、先ず、k領域において原点
の近傍に、中心平面30に関して対称に位置する完全に
獲得されたMRデータについて位相シフトが決定される
(ブロック101)。次に、不完全なMRデータ集合を
補完するために、高い空間周波数に対応してMRデータ
が得られない平面(例えば平面33及び35)に対する
MR補助データが、鏡像面(33′及び35′)のMR
データから得られる(ブロック102)。最後に、検査
領域における核磁化分布s(x,y,z)が、補完され
たデータ集合の逆フーリエ変換により決定される。 3. 上述した2つの可能性は平面的な、すなわち2次
元の螺旋に基づくものである。しかし、MRデータを3
次元の螺旋、特に、頂点がk領域の原点に位置する円錐
面上に位置する螺旋に沿って獲得することも可能であ
る。従って、本発明において「螺旋」という用語は広く
解釈されるべきである。円錐面の軸がk領域のz軸方向
に伸びるものとすると、式(1)及び(2)、更に次式
は、円錐面上に位置する螺旋に対しても成立する。
【0044】 kz =b|t| (9) ただし、bは定数である。この目的のために必要とされ
る勾配磁場Gx 、Gy 、Gz の時間的変化は式(4)と
同様にkx 、ky 、kz から得られる。従ってG z は定
数である。3次元領域での走査を可能とするために、螺
旋に覆われた円錐面の族が必要とされる。これらの円錐
面は互いに等しい円錐軸と、異なる(正及び負の)開き
角とを有するものでなければならず、また、k領域の原
点周りの球面上で終端となるものでなければならない。
2次元の場合と同様に、原点に関して鏡面対称な円錐面
が保持される場合には、低空間周波数に対応するk領域
の原点周りの球の外部では、1つおきの円錐面を、従っ
て円錐面に対応する1つおきのMR測定を、省略するこ
とができる。しかし、そうしないでも、鏡面対称な円錐
面上に鏡面対称な螺旋が存在するならば、すべての円錐
面を保持することができ、また、これら円錐面上の前記
球面の外部に位置する螺旋を減少させることができる。
【0045】次に、核磁化分布の再構築は図3〜5を参
照して述べたのと同様に行うことができる。すなわち、
欠落した円錐の螺旋面、すなわち欠落した螺旋に対する
MR補助データS’hi(−k)は、鏡面対称円錐面に対
応するMRデータShi(k)(k=(kx ,ky
z ))から得られる。こうして補完されたMRデータ
集合は逆フーリエ変換される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる方法を実行する装置を示す図で
ある。
【図2】(A)は従来のMR試験のk領域での螺旋の位
置を示す図である。(B)は(A)に対応するr,ψダ
イアグラムである。
【図3】(A)は本発明の第1の実施例のk領域での螺
旋の位置を示す図である。(B)は(A)に対応する
r,ψダイアグラムである。
【図4】本発明の方法を示すフローチャートである。
【図5】(A)は本発明の第2の実施例のk領域での螺
旋の位置を示す図である。(B)は(A)に対応する
r,ψダイアグラムである。
【図6】3次元データ獲得に適した実施例のk領域での
走査平面を示す図である。
【符号の説明】
1 磁石 3 RFコイル 6 MR受信機 7、8、9 勾配コイルシステム

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 検査領域での核磁化の空間分布(s
    (x,y))を決定するMR法であって、 a) 定常一様磁場の存在下で、少なくとも1つのRF
    パルスにより、検査領域において少なくとも1回核磁化
    を励起させ、 b) MRデータを生成するために前記励起の後にMR
    信号を読み出し、前記読み出し中には勾配磁場が前記検
    査領域に作用し、 c) 前記勾配磁場を、前記MR信号が空間周波数領域
    において少なくとも1つの螺旋に沿って獲得されるよう
    に変化させ、この際、低い空間周波数に対応する前記空
    間周波数領域の中央部における前記螺旋の密度すなわち
    巻数は前記空間周波数領域の他部よりも大きく、前記空
    間周波数領域の前記他部の螺旋はその鏡面対称像と共に
    再構築に十分な密度で前記他部を覆い、 d) 前記MRデータから前記検査領域での前記核磁化
    分布を再構築する段階を有するMR法。
  2. 【請求項2】 前記核磁化の励起と前記MR信号の読み
    出しとはp/2回繰り返され、ここでpは偶数であり、 前記勾配磁場(Gx,Gy)の時間的変化は繰り返しの
    度毎に a) p個の等しく平面的な、開始角度が互いに360
    °/p異なる螺旋が得られ、前記螺旋は前記空間周波数
    領域の中心部の縁(C)からその中心に向けて伸び、 b) p/2個の螺旋の群が、前記群に属する2つの螺
    旋の開始角度の差が常に180°になるように選択さ
    れ、前記群は前記中央部の縁の外に伸び、 c) 前記群に属する螺旋(例えば21)と該螺旋に対
    して開始角度が180°異なる螺旋(20)とが走査さ
    れ、 るように変化されることを特徴とする請求項1記載のM
    R法。
  3. 【請求項3】 p/2は奇数の整数であり、前記群は一
    つおきの螺旋からなることを特徴とする請求項2記載の
    MR法。
  4. 【請求項4】 前記勾配磁場(Gx ,Gy )は、前記空
    間周波数領域に生ずる螺旋が前記中央部(C)を越えて
    延在するように変化され、前記中央部の外部での前記螺
    旋の勾配は前記中央部の内部での勾配の2倍であること
    を特徴とする請求項1記載のMR法。
  5. 【請求項5】 前記螺旋は常に数回の連続する励起と読
    み込みサイクルとによりセグメント単位で走査されるこ
    とを特徴とする請求項1記載のMR法。
  6. 【請求項6】 前記空間周波数領域の前記中心部の外部
    に位置する補助点(−kx ,−ky )に対するMR補助
    データ(S’hi)は鏡面対称に螺旋上に位置する点(k
    x ,ky )のMRデータ(Shi)から得られ、 前記検査領域における前記核磁化分布(s(x,y))
    は前記MRデータ(S hi)と前記MR補助データ(S’
    hi)とからなるデータ集合から再構築されることを特徴
    とする請求項1乃至5の中いずれか1項記載のMR法。
  7. 【請求項7】 前記検査領域での前記核磁化分布の3次
    元的決定に対して、前記勾配磁場の時間的変化は、前記
    空間周波数領域での前記MR信号が互いに平行な平面上
    に位置する螺旋に沿って得られるように変化されること
    を特徴とする請求項1記載のMR法。
  8. 【請求項8】 前記3次元前記空間周波数領域の中央部
    での前記平面は完全な再構築に十分な密度を有し、 前記中央部の外部に位置する平面とそれらの平面の鏡像
    とは共に前記中央部での前記平面の密度に対応する密度
    を有することを特徴とする請求項7記載のMR法。
  9. 【請求項9】 前記検査領域での前記核磁化分布の3次
    元的決定に対して、前記勾配磁場の時間的変化は、前記
    空間周波数領域における前記MR信号が前記空間周波数
    領域の原点を通る直線上で互いに交わる平面の族に位置
    する螺旋に沿って得られるように、変化されることを特
    徴とする請求項1記載のMR法。
  10. 【請求項10】 前記検査領域での前記核磁化分布の3
    次元的決定に対して、前記勾配磁場の時間的変化は、前
    記空間周波数領域における前記MR信号が、異なる開き
    角を有する同軸の円錐面上に位置する螺旋に沿って得ら
    れるように変化され、前記円錐面の一部は、前記一部以
    外の円錐面がその中心に対する鏡像面と共に前記再構築
    に十分な密度を有するように、k領域の中心周りの中央
    部の外部で省略されることを特徴とする請求項1記載の
    MR法。
  11. 【請求項11】 a) 前記検査領域に定常一様磁場を
    発生する磁石(1)と、 b) 磁気RFパルスを送信し、あるいはMR信号を受
    信するRFコイルシステムと、 c) 前記定常一様磁場の方向に伸び、互いに垂直な3
    方向の勾配を有する勾配磁場を発生する勾配コイルシス
    テムと、 d) 前記MR信号を一連のディジタルMRデータに変
    換する受信機と、 e) 前記MRデータから前記検査領域における核磁化
    分布を再構築する再構築部と、 f) 構成部a)〜e)を制御する制御部と を備え、前記制御部は勾配コイルシステムに流れる電流
    の時間的変化を、前記空間周波数領域における前記MR
    信号が少なくとも1つの螺旋に沿って獲得されるように
    制御し、低空間周波数に対応する前記空間周波数領域の
    中央部での前記螺旋の密度すなわち巻数は、前記空間周
    波数領域の前記中央部の外部での密度の少なくとも2倍
    であり、前記外部での螺旋はその鏡像と共に再構築に十
    分な密度で前記外部を覆う、請求項1記載のMR法を実
    行するMR装置。
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