JPH0856402A - 土壌改良機 - Google Patents

土壌改良機

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JPH0856402A
JPH0856402A JP20056194A JP20056194A JPH0856402A JP H0856402 A JPH0856402 A JP H0856402A JP 20056194 A JP20056194 A JP 20056194A JP 20056194 A JP20056194 A JP 20056194A JP H0856402 A JPH0856402 A JP H0856402A
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正男 大神田
Mitsuo Shimada
光雄 島田
Yoji Inoue
陽司 井上
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 土壌への空気(酸素)の供給と施肥とが同時
に実施でき、土壌への施肥を空気の噴気作用を利用して
行うことができるとともに、施肥作業の施肥薬剤の計
量、土壌への施肥薬剤の噴気等が噴気ノズルの打ち込み
と引き抜きの動きに連動して行うことができる安価でシ
ンプルな土壌改良機を提供すること。 【構成】 エンジンコンプレッサ31と該エンジンコン
プレッサ31を載置した台車2と、前記コンプレッサ3
1から圧送された圧縮空気を地中に噴出する噴気ノズル
42を有する土壌改良機本体4と、前記噴気ノズル42
に連通する施肥用薬剤排送チューブ94を備えた施肥装
置7とから成る土壌改良機であって、前記施肥装置7が
更に施肥用薬剤の計量部72を備え、前記土壌改良機本
体4が前記台車2に平行リンク5、5を介して上下動自
在に取付けれているとともに、前記計量部72の二つの
シャツタ73、74が前記平行リンク5、5の上下動に
連動して互いに逆位相で作動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は土壌改良機に関し、特
に、先端部に噴気孔を設けた噴気ノズルを土壌中に打ち
込み、樹木及び作物等に空気と肥料や籾殻等を供給する
ようにした空気式土壌改良機に関する。
【0002】
【従来の技術】このような土壌改良機としては、例え
ば、内燃エンジンと、該内燃エンジンで駆動されるエア
コンプレッサと、該エアコンプレッサで加圧された空気
を蓄えるエアタンクと、このエアタンクに操作弁を介し
て連通するパイプ状の噴気ノズルと、該噴気ノズルを前
記内燃エンジンの動力で土壌に打ち込む自動打込機とで
土壌改良機本体を構成し、前記噴気ノズルの上下往復運
動により土壌に該噴気ノズルを打ち込み土壌中に空気を
供給する空気式土壌改良機が知られ(例えば、特開昭6
0−141203号公報参照)ており、また、本発明出
願人は、前記空気式土壌改良機の改良として、傾斜地等
での地中への噴気作業において機体の安定性、安全性及
び効率性の向上を図るべく前記土壌改良機を前記台車に
平行リンクを介して上下動自在に取付けた構成のものを
発明し、既に、出願(特願平6−49071号)してい
る。更に、移動台車を用いて施肥用薬剤等(粒剤等)を
土壌中に施用する装置もすでに知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記の
如き従来の空気式土壌改良機及び施用装置は、それ単独
の作業機として用いられているものであって、空気(酸
素)の供給と、例えば施肥との作業をそれぞれ別々に行
わなければならず、作業に手間がかかり、かつ、非能率
的であった。また、例え一台の台車に二つの作業機を載
置したとしても、各々の作業のために土壌中に噴気もし
くは施肥するための装置及び操作が各々必要となるとと
もに、台車全体が大きくなり、作業を煩雑にし、移動等
に困難を来すという問題が生じる。
【0004】本発明は、このような従来の問題に鑑みて
なされたものであっって、その目的は、特に、土壌中へ
の空気(酸素)の噴気作業が安全かつ効率的に行うこと
ができるとともに、併せて土壌中への施用作業も同時に
正確に行え、しかも、二つの作業を一つの操作で同時に
行うことのできる、全体としてシンプルで、かつ、安価
で作動が正確な土壌改良機を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成すべ
く、本発明に係わる土壌改良機は、エアコンプレッサと
該エアコンプレッサを載置した台車と、前記エアコンプ
レッサから圧送された圧縮空気を地中に噴出する噴気ノ
ズルを有する土壌改良機本体と、前記噴気ノズルに連通
する施用物排送チューブを備えた施用装置とから成るこ
とを特徴としている。
【0006】そして、本発明のより好適な実施例として
は、前記土壌改良機本体が前記台車に平行リンクを介し
て上下動自在に取付けれれていることであり、かつ、施
用物が前記平行リンクの上下動によって計量され、平行
リンクの下動時のみ噴気ノズルに供給されて土壌中に施
用される構成であることが挙げられる。
【0007】
【作 用】前述の如く構成された本発明に係わる土壌改
良機においては、作業者は、噴気作業を行う場所まで、
土壌改良機を手軽に移動させ、そこで、土壌改良機本体
を操作して噴気ノズル先端部を地中に打ち込み、エアコ
ンプレッサから圧送された圧縮空気を施用物とともに噴
気孔から土壌中に噴出させる。
【0008】
【実施例】以下、図面により本発明の一実施例を説明す
る。図1は本発明の土壌改良機の全体構成を示す斜視
図、図2は図1で示した土壌改良機の側面図である。図
示例の土壌改良機1は、左右一対のゴムタイヤ式等の車
輪21、21により手押し走行可能な台車2と、該台車
2に載置されるそれ自体は周知の構成の、図示しない空
冷2サイクルガソリンエンジン等により駆動され、エア
タンクを備えたエンジンコンプレッサ31と、該エンジ
ンコンプレッサ31から供給された圧縮空気を土壌中に
噴出する土壌改良機本体4と、該土壌改良機4を前記台
車2に上下動可能に取り付ける左右一対の平行リンク
5、5と、施用装置7等から構成されている。
【0009】前記台車2は、前後方向に延びる左右一対
の縦フレーム22、22、並びに、該左右の縦フレーム
22、22の前部及び後部に横架された横フレーム2
3、23とで枠組みされた枠体からなる機体フレーム2
0と、前記左右の縦フレーム22、22の左右両側部に
水平外側方向にコ字状に張り出して一体形成された車輪
支持フレーム24、24と、該車輪支持フレーム24、
24と前記横フレーム23、23間にその車軸が軸架さ
れるとともに、前記コ字状枠内に配された前記車輪2
1、21とから構成されている。
【0010】前記縦フレーム22の後部(図2の右側)
には、後方斜め上方に延びる左右一対の立ち上がりフレ
ーム25、25が一体形成され、さらに、該立ち上がり
フレーム25、25の後部には水平後方に延びるハンド
ル部25a、25aが形成されている。このハンドル2
5a、25aの後端部には、作業者が前記土壌改良機を
移動させる時に把持するゴム製等のグリップ25b、2
5bが外嵌固定されている。
【0011】前記左右の縦フレーム22、22の後端部
(前記立ち上がりフレーム25、25との接続部近傍)
間には、後述する前記土壌改良機4を上下動せしめる前
記平行リンク5をその上昇位置に係止するための逆U字
状の平行リンク係止フレーム26が跨設される。一方、
前記左右の縦フレーム22、22、の前端部間には、前
記左右の平行リンク5、5の前端部を軸着するための逆
U字状の平行リンク軸着フレーム27が跨設されてい
る。
【0012】また、前記左右の縦フレーム22、22の
後端部には、二輪車である前記台車2を設置させるスタ
ンド部29a、29aを後部に垂設してなる左右の支持
フレーム29、29が固定されており、前記スタンド部
29a、29aの下端には接地面積の広い、制動部材を
兼ねた接地板29b、29bがボールジョイントを介す
る等して取着されている。
【0013】更に、前記縦フレーム22、22の前端部
には、該部から前方に水平に突出して形成され、前端部
に横水平部28aを有する略コ字状のホースリール支持
フレーム28が形成されている。前記横水平部28aに
は、前記エンジンコンプレッサ31からの圧縮空気を、
例えば、剪定はさみやエアーガン等の空気圧作業具(ア
タッチメント)に圧送するための圧力ホース61の卷取
用のホースリール60を架持せしめる支持ブラケット6
2が取付けられている。前記圧力ホース61の先端に
は、前記剪定はさみ等を着脱自在に接続するためのワン
タッチカップラー61aが装着されている。前記平行リ
ンク5、5は、上部リンク51、51及び下部リンク5
2、52から構成されていおり、左右同一形状の前記左
右の平行リンク5、5は、前記エンジンコンプレッサ3
1の左右両側面から僅かに外方向に離間した位置で常時
互いに平行に揺動可能に配置されている。すなわち、前
記上部及び下部リンク51、52の前端部は、前記平行
リンク軸着フレーム27の垂直部27aに上下に離間し
て取り付けられた前端部ブラケット54a、54bにそ
れざれ枢着されている。一方、前記上部及び下部リンク
51、52の後端部は、前記土壌改良機本体4を支持固
定するとともに、該土壌改良機本体4を上下動させる操
作ハンドル56の垂直桿部56aに上下に前記前端部ブ
ラケット57a、57bと同寸に離間して取り付けられ
た後端部ブラケット57a、57bに枢着されている。
また、前記平行リンク5は、前記上部リンク51の後端
部近傍の外側面に設けられた係止ピン51aを、前記平
行リンク係止フレーム26の上部に設けられた係止爪5
8に係合することにより後部が上昇した位置(図2の実
線で示す)に保持することができ、従って前記土壌改良
機本体4を上昇位置に保持させることができる。
【0014】前記係止爪58、58は、前記平行リンク
係止フレーム26の左右の垂直部26a、26aの上部
に固設されたブラケット58a、58a間に横架軸通さ
れ、図示しないねじりばね等の付勢手段により、図2で
見て時計回り方向に付勢された軸58bの両端部で該軸
58bと一体回転可能に固定されている。そして、該軸
58bの中央部には操作桿59が一体に固定されてお
り、該操作桿59を前方(図2で見て反時計回り)に回
動操作することにより、前記係止爪58、58と前記係
止ピン51a、51aとの係合が解放自在となってい
る。
【0015】前記土壌改良機本体4は、従来からよく知
られた構成のもを幅広く用いることができる。図示例の
土壌改良機本体4は、前記エンジンコンプレッサ31か
らの圧縮空気を一時蓄える円筒状の前記エアタンク41
を上部に備えるとともに、該エアタンク41の底部に
は、鉛直下方向に延伸するパイプ状部材からなり、先端
部に噴気孔42aが若干上向きに穿設された噴気ノズル
42が垂設されている。また、前記エアタンク41の上
端部には、手押し操作により開閉作動せしめられる操作
弁4aが設けられている。このように構成された前記土
壌改良機本体4は、前記操作ハンドル56の垂直桿部5
6aに取付バンド45a、45b等を介して支持固定さ
れる。
【0016】前記施用装置7は、肥料等の施用物を収容
するタンク(ホッパ)71、計量部72と排送用チュー
ブ94とから成り、図示実施例では、施用物として粒状
肥料を使用するものである。図3〜6は、前記施用装置
7の前記計量部72の詳細を示すものであって、ケーシ
ング部は中央部材86と側部部材87、88とから成っ
ており、更に、二つのシャツタ73、74と排出量調節
装置75とを備えている。図3における左側の前記供給
シャツタ73は、前記肥料タンク71に連通する側の前
記側部部材87の粒状肥料の供給通路76を開閉すべく
配置され、右側の排出シャツタ74は、前記噴気ノズル
42に接続する前記排送チューブ94に連通する側の側
部部材88の排出通路77を開閉すべく配置されてい
る。前記左右のシャツタ73、74の間の中央部材86
には粒状肥料の計量空間78が設けられ、該計量空間7
8の上部には、排出量調節装置75が配置され、該装置
75の摘み79を回動することにより、該摘み79の下
部に一体固定された雄ネジ部80が回動する。この回動
により、該雄ネジ部80と螺合するブロック体81が前
記計量空間78内を上下動して、該計量空間78内の容
積を変化させ、粒状肥料の前記噴気ノズル42への一回
分の排出量を調節する。
【0017】図3で見て、前記ブロック体81の左側下
部には下部をスプリング82により上方に付勢された棒
状体83が当接しており、前記ブロック体81の上下動
に沿って、該棒状体83も追従して上下動を行う。前記
棒状体83の下部には該棒状体83の移動方向とは直角
な方向に伸び、長孔85を介して前記計量部72の外部
に露出しているピン84が取付られている。そして、前
記ブロック体81が上下動すると前記棒状体83を介し
て前記ピン84も上下動する。このピン84の動きを外
部から目視することで前記ブロック体81の位置、即
ち、前記計量空間78内の容積の設定値を知ることがで
きる。
【0018】前記二つのシャツタ73、74は、前記計
量部72の前記中央部材86に回動自在に軸支された軸
体89の両端に固定されており、該軸体89の回動によ
り、該軸体89を軸芯として上下方向に揺動する。前記
軸体89には揺動レバー90の基端が固定されており、
該揺動レバー90の揺動端には図2に示されているよう
に連桿91の上端が枢支されている。該連桿91の下端
には長孔92aを有する遊動支持部92が設けられてい
る。前記平行リンク5の上部リンク51には前記連桿9
1の遊動支持部92の長孔92a内に係合するピン93
が突設固定されている。該ピン93は、例えば、前記平
行リンク5の上部リンク51が図2の実線位置から揺動
して水平位置になり、前記噴気ノズル42の噴気孔42
aが所定の深さまで土中に入るまでは前記長孔92a内
を下方に遊動し、前記連桿91に力を作用させないが、
水平位置になると、前記ピン93が前記長孔92aの下
端に接触して前記連桿91を下方に移動すべく作用させ
て前記揺動レバー90を揺動させる。
【0019】図5は前記供給シャツタ73の作動を示す
ものである。前記揺動レバー90の揺動により前記供給
シャツタ73が揺動するものであって、実線位置におい
て開口し、二点鎖線位置において閉鎖されるものであ
る。開口位置においてはタンク71からの粒状肥料を供
給通路76を介して計量空間78に供給し、閉鎖位置に
おいては前記計量空間78への粒状肥料の供給を遮断す
る。
【0020】同様に、図6は前記排出シャツタ74の作
動を示すものである。前記揺動レバー90の揺動により
前記排出シャツタ74が揺動するものであって、前記供
給シャッタ73とは互いに逆位相で作動し、実線位置に
おいて閉鎖し、二点鎖線位置において開口するものであ
る。開口位置においては前記計量空間78で計量された
粒状肥料を前記排送パイプ94を介して前記噴気ノズル
42に排送し、閉鎖位置においては粒状肥料の計量のた
めに前記計量空間78内に粒状肥料を保持するものであ
る。
【0021】次に、このように構成された本発明の一実
施例の作動について説明する。作業者は、前記グリップ
25a、25bを握って上方に持ち上げ、そのまま噴気
作業を行うべき場所まで前記土壌改良機1を手押し移動
させ、そこで、前記土壌改良機1を前記スタンド部29
a、29aの接地板29b、29bを接地させることに
より定置させる。
【0022】そして、前記操作桿59を前方に回動させ
て前記係止爪58との係合を解除すると、前記平行リン
ク5、5の揺動ないし、前記土壌改良機本体4の上下動
が許容され、該土壌改良機4はその自重により地面に当
接する位置まで下降する。その状態で前記操作ハンドル
56を手で押し下げると、前記土壌改良機本体4の前記
噴気ノズル42の先端部は、該先端部を垂下させたまま
前記平行リンク5の揺動作用に追従して図2の二点鎖線
に示した位置まで移動せしめられ、地中に打ち込まれ
る。なお、図示例では、前記平行リンク5、5の前端部
取付位置に対する後端部の上昇位置における仰角と最下
降位置における俯角が等しいので、前記噴気ノズル42
は上昇位置の鉛直真下に打ち込まれる。
【0023】一方、施用装置7の二つのシャツタ73、
74は前述のように揺動レバー90の揺動により作動す
るものであり、図2において前記平行リンク5、5が実
線位置にある場合は、図5及び図6の実線の如く供給シ
ャツタ73は開口位置にあり、タンク71から粒状肥料
が計量空間78に供給される状態にあり、排出シャツタ
74は閉鎖された状態になっている。そして、前記平行
リンク5、5が下方へ揺動し、前記平行リンク5の上部
リンク51が図2の実線位置から揺動して水平位置にな
るまでは前記ピン93が前記長孔92a内を下方に遊動
し、前記連桿91に力を作用させないが、水平位置にな
ると、前記ピン93が前記長孔92aの下端に接触して
前記連桿91を下方に移動すべく作用させて前記揺動レ
バー90を下方へ揺動させる。前記平行リンク5、5が
更に二点鎖線方向に揺動すると、この揺動レバー90も
更に揺動して、供給シャツタ73は閉鎖方向に、前記排
出シャツタ74は開口方向に揺動する。前記平行リンク
5、5が二点鎖線位置になると、前記供給シャツタ73
は完全に閉鎖し、前記排出シャツタ74は完全に開口し
て、前記計量空間78内の一回分の粒状肥料を前記排送
チューブ94を介して前記噴気ノズル42に排送する。
この二つの前記シャツタ73、74の一連の作動によ
り、前記計量空間78に一定量の粒状肥料が供給され、
また、前記噴気ノズル42に排送される。
【0024】続いて、作業者が前記操作弁4aを手で押
圧すると、前記エアタンク41内の圧縮空気が前記噴気
ノズル42先端部に設けられた前記噴気孔42aから土
壌中に噴出され、この噴出と同時に、前記肥料用装置7
から前記噴気ノズル42に排送された粒状肥料が噴気流
に吸引されて同じ前記噴気孔42aから土壌中に確実に
噴出される。噴気作業終了後は、作業者は前記操作弁4
aから手を離して噴気を中止し、前記操作ハンドル56
を図2の実線位置まで持ち上げ、前記係止ピン51aと
前記係止爪58とを係止さて土壌改良機を移動可能な状
態とする。
【0025】この操作ハンドル56の持ち上げ過程にお
いて、前記平行リンク5、5が水平位置になるまでは前
記連桿91の前記長孔92a内を前記ピン93が遊動す
ることによって、前記揺動レバー90は揺動しないが、
前記平行リンク5、5が更に実線位置方向に揺動すると
前記揺動レバー90を上方に揺動させ、前記供給シャツ
タ73を開口し、前記排出シャツタ74を閉鎖する方向
に揺動させて、次の計量行程への移行態勢となる。
【0026】一方、前記エンジンコンプレッサ31の圧
縮空気を、例えば、剪定作業に利用する場合には、前記
圧力ホース61の先端部に設けられた前記ワンタッチカ
ップラー61aに剪定はさみ(図示せず)を接続するこ
とにより容易に実施することができる。このように、各
種空気圧作業アタッチメントを自由に選択して前記ワン
タッチカップラー61aに着脱自在に接続することによ
り、土壌改良作業を行わないときでも、前記エンジンコ
ンプレッサ31を有効活用することができ、広範な空気
圧利用作業に対応した経済的にも優れた土壌改良機を得
ることができる。以上、本発明の一実施例を説明した
が、本発明は、前記実施例に限定されるものではなく、
特許請求の範囲に記載された本発明を逸脱することな
く、種々の設計変更を行うことができる。
【0027】例えば、前記連桿91の前記長孔92aの
位置もしくは長さを変更することにより、二つの前記シ
ャツタ73、74の作動時期等の変更ができるものであ
り、また、施肥装置を使用せずに樹木、作物等に酸素の
みを供給する場合には、前記連桿91を前記平行リンク
5から簡単に取り外せるように両者を着脱自在に構成す
ることができる。 また、前記噴気ノズル42の土中へ
の打ち込みを更に容易とするとともに打ち込み深さを調
節するために、足踏みペタルを前記噴気ノズル42部に
上下位置可変に嵌着してもよい。更に、本実施例は、施
用物として粒状肥料の場合について説明したが、これに
限定されるものではない。
【0028】
【発明の効果】以上の説明から理解されるように、本発
明によれば、土壌への空気(酸素)の供給と施肥作業等
とが同時に実施できるものであるとともに、土壌への肥
料等の施用を空気の噴気作用を利用して行うことができ
るものである。また、施用作業の施用物の計量、噴気ノ
ズルへの供給、(ノズル打ち込み)、土壌への施用物の
ブラスト排出、(ノズル引き抜き)等の一連の行程を土
壌への空気(酸素)の噴気ノズルの打ち込みと引き抜き
の上下方向の動きに連動して行うことができる。
【0029】また、施用物を計量し、その計量する量を
容易に調節できるので、使用用途により必要量の施用を
行うことができる。しかも、施用物と空気(酸素)とを
同一の噴気ノズルで土壌に噴出することができるので、
土壌改良機をよりシンプルに安価に構成することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の土壌改良機一実施例の全体構成を示す
斜視図。
【図2】図1で示した土壌改良機の側面図。
【図3】本発明一実施例の施肥装置の計量部を示すもの
で、図4のI−I矢視断面図。
【図4】本発明一実施例の施肥装置の計量部を示すもの
で、図5のIV−IV矢視断面図。
【図5】本発明一実施例の施肥装置の計量部の供給シャ
ツタ部を示すもので、図4のV−V矢視断面図。
【図6】本発明一実施例の施肥装置の計量部の排出シャ
ツタ部を示すもので、図4のVI−VI矢視断面図。
【符号の説明】
2…台車 4…土壌改良機本体 5…平行リンク 7…施用装置 21…車輪 31…エアコンプレッサ 42…噴気ノズル 72…計量部 73…供給シャッタ 74…排出シャッタ 94…施用物排送チューブ

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エアコンプレッサ31と該エアコンプレ
    ッサ31を載置した台車2と、前記エアコンプレッサ3
    1から圧送された圧縮空気を地中に噴出する噴気ノズル
    42を有する土壌改良機本体4と、前記噴気ノズル42
    に連通する施用物排送チューブ94を備えた施用装置7
    とから成ることを特徴とする土壌改良機。
  2. 【請求項2】 前記土壌改良機本体4が前記台車2に平
    行リンク5、5を介して上下動自在に取付けられている
    請求項1記載の土壌改良機。
  3. 【請求項3】 前記施用装置7が施用物の計量部72を
    備えている請求項1記載の土壌改良機。
  4. 【請求項4】 前記施用装置7の前記計量部72が施用
    物計量のための供給シャツタ73と排出シャツタ74と
    を備えている請求項3記載の土壌改良機。
  5. 【請求項5】 前記二つのシャツタ73、74が前記台
    車2に上下動自在に取付けられている前記平行リンク
    5、5の上下動に連動して互いに逆位相で開閉されて施
    用物を計量する請求項4記載の土壌改良機。
JP20056194A 1994-08-25 1994-08-25 土壌改良機 Expired - Fee Related JP3162248B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2011036183A (ja) * 2009-08-11 2011-02-24 Agritecno Yazaki Co Ltd 土壌消毒機
CN102318462A (zh) * 2011-07-26 2012-01-18 马克科技株式会社 土壤改良机
CN106941939A (zh) * 2017-04-19 2017-07-14 华东交通大学 一种适用于丘陵山地的自走式气动修剪机

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