JPH0855681A - 照明負荷制御システム - Google Patents

照明負荷制御システム

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JPH0855681A
JPH0855681A JP6190812A JP19081294A JPH0855681A JP H0855681 A JPH0855681 A JP H0855681A JP 6190812 A JP6190812 A JP 6190812A JP 19081294 A JP19081294 A JP 19081294A JP H0855681 A JPH0855681 A JP H0855681A
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JP
Japan
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operation module
load
lighting
module
transmission
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Withdrawn
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JP6190812A
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English (en)
Inventor
Toshiko Inaba
俊子 稲葉
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Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B20/00Energy efficient lighting technologies, e.g. halogen lamps or gas discharge lamps
    • Y02B20/40Control techniques providing energy savings, e.g. smart controller or presence detection

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  • Circuit Arrangement For Electric Light Sources In General (AREA)
  • Selective Calling Equipment (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】少数の品種で照明負荷の個数や種類の変更に容
易に対応でき、互いに接続するだけですぐに使用できる
ようにして煩わしい設定作業を不要にする。 【構成】照明負荷Lの調光レベルを個別に設定できる複
数個の個別操作モジュール20を伝送路Tsを介してシ
リアルに接続するとともに、複数の照明負荷Lを一括し
て操作する主操作モジュール10を伝送路Ts介して接
続する。各個別操作モジュール20は、送信用シフトレ
ジスタ31と受信用シフトレジスタ32とを備え、主操
作モジュール10からのクロック信号に同期して送信用
シフトレジスタ31の内容を主操作モジュール10に転
送し、主操作モジュール10からの内容を受信用シフト
レジスタ32に転送する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数個の照明負荷を備
え、各照明負荷の点灯・消灯や調光を個別に制御したり
一括して制御したりすることが可能な照明負荷制御シス
テムに関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、舞台照明では複数個の照明負荷
を用いるとともに、各照明負荷の点灯・消灯や調光レベ
ル等を各場面ごとに変化させることによって、場面ごと
の照明に変化を与えている。このように照明に変化を与
えれば、雰囲気に変化を与えたり、特定の場所に注意を
引き付けたりすることができるから、一般家庭、店舗、
事務所などにおいても複数の照明負荷を用い、各照明負
荷の点灯・消灯や調光レベルを変化させて照明環境を演
出することへの要望が高まってきている。
【0003】このように照明環境を演出する際に用いる
操作装置では、各照明負荷をつねに個別に操作するので
は操作が面倒であるから、複数個の照明負荷をあらかじ
め登録した状態に一括して制御できるように、個別操作
用の操作部に加えて一括操作用の操作部が設けられる。
すなわち、一般家庭、店舗、事務所などの用途では、照
明環境を演出する点灯パターンとして数種類程度を用意
しておけばよいから、各照明負荷を個別に操作する個別
操作釦と、点灯パターンに対応付ける数個の一括操作釦
とを備えるものを用いればよい。
【0004】このような観点から提案されている操作装
置としては、図12に示すように、たとえば4回路の照
明負荷Lを接続することができ、各回路別に照明負荷L
の調光レベルを設定することができるアップ釦PBuお
よびダウン釦PBdを備えるとともに、あらかじめ登録
した点灯パターンとなるように4回路の照明負荷Lを一
括して操作するために4個のシーン選択釦PBsを備え
たものが提案されている。操作装置には、4回路の照明
負荷Lを一括して消灯させる消灯釦PBeも設けられ
る。この種の操作装置では、接続可能な照明負荷Lの回
路数は4回路には限らないが、シーン選択釦PBsと個
別操作用のアップ釦PBuおよびダウン釦PBdとが一
つの器体に設けられているものであるから、制御対象と
なる照明負荷Lの個数に応じて異なる操作装置を用いる
ことが必要になり、また、白熱灯と蛍光灯とでは調光用
の回路構成が異なるものであるから、白熱灯と蛍光灯と
を混在させて用いることが要求されるとすれば、白熱灯
用と蛍光灯用との回路構成を組み合わせた操作装置を用
意することが必要になる。さらには、照明負荷Lによっ
ては異なる定格電圧のものを組み合わせて用いる場合も
ある。すなわち、照明負荷Lの組み合わせに応じた操作
装置が必要になって製品品種が増加するという問題が生
じる。逆に言えば、操作装置には拡張性がなく、照明負
荷Lの個数や種類の変更に対応することができないとい
う問題を有している。
【0005】これに対して、中央制御装置に対して複数
個の端末器を接続し、中央制御装置と各端末器との間で
時分割多重伝送方式により伝送信号を授受することによ
って、各端末器間でデータ交換ができるようにし、操作
用の端末器からの操作データを照明負荷を設けた端末器
に伝送するようにした照明負荷制御システムが提案され
ている。この種の照明負荷制御システムでは各端末器に
アドレスが設定されており、一括制御の対象となる照明
負荷を接続した端末器と一括制御の操作を行なう端末器
との対応関係を中央制御装置にあらかじめ登録しておけ
ば、操作用の端末器の操作で複数個の照明負荷を一括し
て制御することができるのである。このような照明負荷
制御システムでは、個別操作用の端末器、一括操作用の
端末器、白熱灯用の回路構成を有する制御用の端末器、
蛍光灯の回路構成を有する制御用の端末器を用意すれ
ば、照明負荷の個数や種類の変更に少数の品種で対応す
ることが可能になる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように時分割多重伝送方式を採用するとすれば、各端
末器に対するアドレスの設定作業が必要であって、多数
の端末器についてアドレスを間違いなく設定する作業は
非常に手間がかかり、十分に熟練していなければ正しい
設定が難しいという問題がある。
【0007】本発明は上記問題点の解決を目的とするも
のであり、少数の品種で照明負荷の個数や種類の変更に
容易に対応することができるようにし、かつ互いに接続
するだけですぐに使用でき煩わしい設定作業が不要な照
明負荷制御システムを提供しようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、送信
用および受信用の線路を備えた伝送路上にシリアルに接
続されそれぞれに接続された照明負荷の調光レベルを設
定できる複数個の個別操作モジュールと、いずれか1つ
の個別操作モジュールに伝送路を介して接続され伝送路
上の複数個の個別操作モジュールに接続された照明負荷
をあらかじめ登録した点灯状態になるように一括して制
御する主操作モジュールとを各別に備え、各個別操作モ
ジュールは、与えられた調光レベルデータに応じて照明
負荷を調光する調光回路と、照明負荷の調光レベルを設
定する操作入力部と、伝送路に挿入された送信用および
受信用のシフトレジスタを備え主操作モジュールからの
クロック信号に同期して操作入力部で設定された調光レ
ベルデータを伝送路を通して主操作モジュールにシリア
ルに転送するとともに、主操作モジュールから転送され
た調光レベルデータを調光回路に与える第1の伝送制御
部とを備え、主操作モジュールは、各個別操作モジュー
ルに設けた第1の伝送制御部のシフトレジスタの内容を
消去するクリア信号の送出後に伝送路を通して授受する
調光レベルデータの伝送順によって授受した調光レベル
データを個別操作モジュールに対応付ける第2の伝送制
御部と、複数個の照明負荷を一括して所定の点灯状態に
設定するシーン選択釦と、シーン選択釦とともに操作す
ると操作時点において各個別操作モジュールで設定され
ている調光レベルデータを第2の伝送制御部で受信させ
る記憶釦と、記憶釦の操作により受け取った調光レベル
データをシーン選択釦に対応付けて格納するシーン記憶
部とを備え、シーン操作釦の単独での操作時にはシーン
記憶部に記憶された調光レベルデータを第2の伝送制御
部を通して各個別操作モジュールに転送することを特徴
とする。
【0009】請求項2の発明は、主操作モジュールに伝
送路を通して接続されるシフトレジスタを備え主操作モ
ジュールからのクロック信号に同期して入力データを主
操作モジュールに転送するとともに主操作モジュールか
らの出力データを受け取る第3の伝送制御部と、入力デ
ータを第3の伝送制御部に与える入力部と、第3の伝送
制御部から渡される出力データにより制御される出力部
とを備えた拡張機能モジュールが付加されて成ることを
特徴とする。
【0010】請求項3の発明は、各個別操作モジュール
は、主操作モジュールからの受信データの一定時間間隔
毎の更新の有無を判別し更新がないときには操作入力部
で得た調光レベルデータを伝送路に送出せずに調光回路
に与える制御切換手段を備えることを特徴とする。請求
項4の発明は、主操作モジュールおよび各個別操作モジ
ュールは、それぞれ埋込型の配線器具用に規格化された
取付枠に取着可能な形状・寸法を有する器体を備えるこ
とを特徴とする。
【0011】請求項5の発明は、点灯状態ないし配光状
態を外部信号により制御可能な照明負荷と、複数の照明
負荷が接続可能であって各照明負荷に与えた負荷番号の
指定により各照明負荷に対して個別に外部信号を与える
状態を選択する制御端末器と、信号線を介して制御端末
器に接続され外部信号を与える照明負荷を選択する負荷
選択釦を備えるともに選択した照明負荷への外部信号の
内容を指示する操作卓とを備え、操作卓は、負荷選択釦
と照明負荷とを対応付けて記憶したテーブル記憶部を備
え、負荷選択釦の操作時にテーブル記憶部に記憶した照
明負荷を選択する通常動作モードと、操作卓の電源投入
時に制御端末器をアクセスして照明負荷の接続状態の返
送を要求し制御端末器から返送されたデータに基づいて
各負荷選択釦に各照明負荷を対応付けてこの対応関係を
テーブル記憶部に格納させる自動パッチモードとを選択
するモード選択釦とを備えることを特徴とする。
【0012】請求項6の発明は、操作卓には複数個の負
荷選択釦が順に配列され、自動パッチモードでは各負荷
選択釦に対して制御端末器に接続された照明負荷が順に
対応付けられることを特徴とする。
【0013】
【作用】請求項1の発明の構成によれば、照明負荷を接
続した個別操作モジュールとは別に主操作モジュールを
設け、各照明負荷の調光レベルを個別に設定する際には
各個別操作モジュールを操作し、複数個の照明負荷の点
灯状態を一括して制御する際には主操作モジュールを操
作するのであって、個別操作モジュールとして各照明負
荷に適応した調光回路を備えるものを用いることによ
り、各種仕様(品種や定格電圧)の照明負荷が混在して
いる場合でも比較的少い種類の個別操作モジュールを用
意しておけば対応することができるのである。ここにお
いて、調光制御ができないような照明負荷を用いる場合
には個別操作モジュールにおいて点灯・消灯に適応した
構成を採用すればよい。すなわち、少数品種で照明負荷
の多様な組み合わせに対応することができるのである。
【0014】また、送信用および受信用のシフトレジス
タを伝送路に挿入した伝送制御部を備え、主操作モジュ
ールからのクロック信号に同期してシフトレジスタに格
納された調光レベルデータを主操作モジュールに転送す
るとともに、主操作モジュールからの調光レベルデータ
をシフトレジスタに書き込むから、主操作モジュールで
は伝送順序とクロック数との管理のみで、授受した調光
レベルデータがどの個別操作モジュールに対応するもの
であるかを知ることができ、従来必要であったアドレス
の設定作業などが不要になる。すなわち、主操作モジュ
ールと個別操作モジュールとを伝送路によりシリアルに
接続して電源を投入すれば使用することができるのであ
る。
【0015】請求項2の発明の構成によれば、伝送路に
挿入可能な拡張機能モジュールを設けているのであっ
て、シフトレジスタを備えた伝送制御部を通して拡張機
能モジュールと主操作モジュールとの間でのデータ伝送
を行なうから、適当な入力部および出力部を拡張機能モ
ジュールに設けておくことによって、伝送路に拡張機能
モジュールを挿入するだけの簡単な施工作業で各種の機
能拡張が可能になる。
【0016】請求項3の発明の構成によれば、個別操作
モジュールでは主操作モジュールからの受信データが一
定時間間隔毎に更新されないときには操作入力部で得た
調光レベルデータを調光回路に与えるから、主操作モジ
ュールが接続されていないときや主操作モジュールが故
障したとき、伝送路の短絡や断線が生じたとき、個別操
作モジュールを単独で使用したいときなどに対応した使
用が可能になる。
【0017】請求項4の発明の構成によれば、主操作モ
ジュールおよび各個別操作モジュールが埋込型の配線器
具用に規格化された取付枠に取着可能な形状・寸法を有
する器体を備えているから、従来より提供されている配
線器具用の取付枠を用いて取付施工することができ、取
付施工用の部材を別途に設計製造する必要がなく、施工
費用の増加を抑制でき、しかも一般の配線器具と同様の
施工技術を適用できるから新たな技術を習得することな
く一般の電気工事業者でも簡単に施工することができ
る。さらには、必要に応じて通常のスイッチやコンセン
トのような配線器具と組み合わせて取付枠に取着するこ
とも可能である。
【0018】請求項5の発明の構成によれば、点灯状態
ないし配光状態を外部信号により制御可能な照明負荷に
ついて、制御端末器に対して複数個の照明負荷を接続可
能とするとともに各照明負荷を負荷番号で識別可能と
し、制御端末器に信号線を介して接続された操作卓で自
動パッチモードを選択すると、電源投入時に制御端末器
をアクセスして照明負荷の接続状態の返送を要求し制御
端末器から返送されたデータに基づいて各負荷選択釦に
各照明負荷を対応付けてこの対応関係をテーブル記憶部
に格納させるから、人手による作業を伴わずに照明負荷
と負荷選択釦とを対応付けることができ、接続関係を人
手によって設定するための操作部が不要になって構成が
簡単になるとともに小形化が可能になる。しかも、接続
関係を人手によって設定する作業が不要であるから使い
勝手がよいのである。
【0019】請求項6の発明の構成によれば、操作卓に
順に配列された複数個の負荷選択釦に対して制御端末器
に接続された照明負荷を順に対応付けるから、各負荷選
択釦の並びに対して照明負荷の接続されていない負荷選
択釦が間に挟まることがなく、照明負荷の個数に対して
負荷選択釦の個数が多い場合でも、照明負荷が対応付け
られていない負荷選択釦は負荷選択釦の並びのうちの一
端側にまとまることになる。すなわち、個数に限りがあ
る負荷選択釦に対して照明負荷を無駄なく割り付けるこ
とができるのである。
【0020】
【実施例】
(実施例1)図1に示すように、1個の主操作モジュー
ル10と、複数個の個別操作モジュール20とを伝送路
Tsを通してシリアルに接続することにより照明負荷制
御システムが構築される。各個別操作モジュール20に
は、図2に示すように、それぞれ照明負荷Lが接続され
る。
【0021】まず、個別操作モジュール20について説
明する。各個別操作モジュール20は、CPU21、R
AM22、ROM23よりなるマイクロコンピュータを
備え、マイクロコンピュータにはインタフェース24を
介して調光回路25が接続される。調光回路25は、個
別操作モジュール20に接続される照明負荷Lの種類に
応じて構成され、たとえば白熱灯用、蛍光灯用などに応
じて構成される。また、照明負荷Lの定格電圧に応じて
100V用や200V用に構成される。調光回路25で
は、マイクロコンピュータからの指示に応じて照明負荷
Lを点灯・消灯させ、また照明負荷Lの点灯時にはマイ
クロコンピュータからの指示に応じて調光レベルを設定
する。ここに、調光回路25の構成は、位相制御による
ものやインバータ制御によるものなど各種形式がある
が、照明負荷Lの仕様等に応じて適宜の形式を採用すれ
ばよい。
【0022】調光回路25に対する調光レベルを指示す
るために、光出力が増大する方向に調光レベルを変化さ
せるアップ釦PBuおよび光出力が減少する方向に調光
レベルを変化させるダウン釦PBdの2個の押釦スイッ
チを備えた操作入力部26が設けられている。ただし、
操作入力部26は主操作モジュール1が接続されている
ときには調光回路25に対して調光レベルを直接指示す
るのではなく、主操作モジュール10を通して調光回路
25に調光レベルを指示する。また、調光回路25に設
定された調光レベルは、複数個の発光ダイオードを一直
線上に配列してバーグラフ表示を行なうレベル表示部2
7により表示される。照明負荷Lの消灯の指示は、主操
作モジュール10からのみ指示される。
【0023】ところで、個別操作モジュール20には、
主操作モジュール10との間でデータを授受するための
伝送制御部30が設けられる。伝送制御部30は、パラ
レル−シリアル変換を行なう送信用シフトレジスタ31
と、シリアル−パラレル変換を行なう受信用シフトレジ
スタ32と、送信用シフトレジスタ31に対してパレレ
ルデータを書き込む送信用ラッチ33と、受信用シフト
レジスタ32からパレレルデータを受け取る受信用ラッ
チ34とで構成される。送信用シフトレジスタ31と受
信用シフトレジスタ32とは伝送路Tsを通してシリア
ルにデータを送受する。
【0024】個別操作モジュール20には伝送路Tsを
通して主操作モジュール10からのクリア信号CLRと
クロック信号CKとシフト/ラッチ切換信号S/Lとが
伝送される。クリア信号CLRを受信すれば、送信用シ
フトレジスタ31および受信用シフトレジスタ32の内
容は消去され、クロック信号CKによって送信用シフト
レジスタ31および受信用シフトレジスタ32のデータ
が順にシフトし、伝送路Tsに送出されることになる。
また、シフト/ラッチ切換信号S/Lを受信したときに
は、その時点で送信用ラッチ33に格納されているデー
タが送信用シフトレジスタ31に転送され、また受信用
シフトレジスタ32に格納されているデータが受信用ラ
ッチ34に転送される。送信用ラッチ33および受信用
ラッチ34はマイクロコンピュータとの間でデータを授
受する。なお、図示していないが、個別操作モジュール
20のマイクロコンピュータおよび伝送制御部30への
給電は、主操作モジュール10から行なうようにしてあ
る。すなわち、別途の電源線により主操作モジュール1
0から各個別操作モジュール20に給電(たとえば、5
V)するのである。ただし、調光回路25への電源は商
用電源ACから別途に供給される。
【0025】主操作モジュール10は、各個別操作モジ
ュール20が各照明負荷Lを個別に操作するのに対し
て、複数の照明負荷Lを一括して操作するために設けら
れている。すなわち、主操作モジュール10は、CPU
11、RAM12、ROM13からなるマイクロコンピ
ュータを備え、マイクロコンピュータには伝送制御部1
4を通して伝送路Tsが接続される。また、マイクロコ
ンピュータには、複数の照明負荷Lをあらかじめ登録し
たパターンで一括して制御するための2個のシーン選択
釦PBsおよび全照明負荷Lを消灯させるための消灯釦
PBeの3個の押釦スイッチを備えた操作入力部15
と、操作入力部15の各押釦スイッチのうち操作された
ものに対応して点灯する発光ダイオードよりなる選択表
示部16とが接続される。さらに、操作入力部15と選
択表示部16との機能を外部に設けたリモコン装置17
でも実現できるように、リモコン装置17との間で赤外
線等の光によるワイヤレス信号を送受するワイヤレス送
受信部18も設けられる。ただし、主操作モジュール1
0には操作入力部15として、各シーン選択釦PBsに
照明負荷Lの点灯状態を割り付ける際に用いる記憶釦P
Bmが設けられているが、リモコン装置17ではこの機
能に相当する操作はできない。
【0026】次に、主操作モジュール10と各個別操作
モジュール20との間の情報の授受の方法について説明
する。いま、各個別操作モジュール20における送信用
シフトレジスタ31、受信用シフトレジスタ32がそれ
ぞれ16ビットのシフトレジスタであるものとする。す
なわち、主操作モジュール10と各個別操作モジュール
20との間で授受されるデータは16ビット長であっ
て、主操作モジュール10からの送信データは、図3
(a)のように、4ビットのモードデータMD、4ビッ
トのフェードタイムデータFT、8ビットの調光レベル
データDLよりなり、主操作モジュール10の受信デー
タは、図3(b)のように、4ビットの種別データK
D、4ビットの監視データMT、8ビットの操作データ
OPよりなる。モードデータMDは、主操作モジュール
10が接続されていることを通知するとともに点灯・消
灯、フェードイン・フェードアウトなどの別を16種類
まで指示し、モードデータMDがフェードインやフェー
ドアウトの際にはフェードタイムデータFTによって1
6段階に指示される時間で照明負荷Lの光出力を制御す
る。また、調光レベルデータDLにより光出力が256
段階に設定され、フェードインやフェードアウトの際に
は調光レベルデータDLにより指定された光出力が上限
になる。種別データKDは各個別操作モジュール20の
種別を示し、たとえば白熱灯用・蛍光灯用、100V用
・200V用などの別を16種類まで識別する。監視デ
ータMTは各個別操作モジュール20に接続された照明
負荷Lの点灯・消灯などの動作状態を主操作モジュール
10に報知し、操作データOPでは各個別操作モジュー
ル20に設けた操作入力部26の操作状態を報知する。
操作入力部26には上述のようにアップ釦PBuとダウ
ン釦PBdが設けられているから、アップ釦PBuとダ
ウン釦PBdとの操作を操作データOPの各1ビットに
割り当てるようにし、残り6ビットを予備にする。
【0027】主操作モジュール10は、接続されている
個別操作モジュール20を把握するために、電源投入時
に個別操作モジュール20を自動的に検出する。ここ
に、主操作モジュール10および各個別操作モジュール
20には商用電源ACから給電されており、主操作モジ
ュール10の電源投入前に、各個別操作モジュール20
の電源が投入されているものとする。主操作モジュール
10では、電源の投入によりクリア信号CLRを送出
し、クリア信号CLRを受信した各個別操作モジュール
20では、送信用シフトレジスタ31および受信用シフ
トレジスタ32の内容を消去する。主操作モジュール1
0は次にシフト/ラッチ切換信号S/Lを送出し、送信
用シフトレジスタ31に送信用ラッチ33のデータを転
送させる。送信用シフトレジスタ31にデータが格納さ
れた後、主操作モジュール10からクロック信号CKを
送出すると、各個別操作モジュール20の送信用シフト
レジスタ31に格納されたデータが、主操作モジュール
10に対してシリアル伝送されることになる。このデー
タ伝送は、クロック信号CKに同期した同期伝送になる
から、主操作モジュール10ではクロック信号CKを送
出した個数と受信したデータとの関係によって、どの個
別操作モジュール20のどのビット位置のデータかを知
ることができる。ここで、主操作モジュール10からの
クリア信号CLRで送信用シフトレジスタ31の全ビッ
トが0になるものとし、個別操作モジュール20から主
操作モジュール10へのデータはいずれかのビットが必
ず1になるように設定しているものとすれば(たとえ
ば、監視データMTをいずれか1ビットが必ず1になる
ようなデータとする)、主操作モジュール10で受信し
た1台の個別操作モジュール20に対応するデータの全
ビットが0であるときに、個別操作モジュール20から
のデータではないことが認識される。したがって、主操
作モジュール10では16ビット分ごとにデータを区切
り、すべてのビットが0になるまでの区切りの個数によ
って接続されている個別操作モジュール20の個数を知
ることができる。以上のようにして、主操作モジュール
10では個別操作モジュール20が何台接続されている
かを知り、かつどのような種類の個別操作モジュール2
0がどのような順序で接続されているかを把握すること
ができるのである。
【0028】主操作モジュール10は、電源投入時にお
ける上述のような動作によって各個別操作モジュール2
0の種類と伝送路Ts上での接続順とをRAM12に格
納する。以後は、主操作モジュール10は、一定周期で
各個別操作モジュール20に対するデータの伝送を行な
うと同時に、各個別操作モジュール20からのデータを
受信する。すなわち、接続された個別操作モジュール2
0の台数が既知になっているから、まずクリア信号CL
Rによって送信用シフトレジスタ31および受信用シフ
トレジスタ32の内容を消去した後に、シリアルデータ
をクロック信号CKに同期させて送出する。このとき、
シフト/ラッチ切換信号S/Lはシフトを選択し、各個
別操作モジュール20間でシリアルデータを順次転送す
る。このようにして16ビット×台数分のシリアルデー
タを送出した後に、シフト/ラッチ切換信号S/Lをラ
ッチに設定すれば、送信用シフトレジスタ31には送信
用ラッチ33から次のデータが転送され、また受信用シ
フトレジスタ32は受信用ラッチ34にデータを転送す
る。このような動作を繰り返すことによって、主操作モ
ジュール10から各個別操作モジュール20へのデータ
の伝送と、各個別操作モジュールから主操作モジュール
10へのデータの伝送とを行なうことができる。したが
って、クロック信号CKの周期をtとすれば、(個別操
作モジュール20の台数)×16×tを1周期として、
主操作モジュール10と各個別操作モジュール20との
間でのデータ伝送が可能になる。
【0029】上述のようにして主操作モジュール10と
各個別操作モジュール20との間でデータを授受するの
であって、いずれかの個別操作モジュール20において
操作入力部26が操作されると操作データOPが設定さ
れる。また、その時点での照明負荷Lの動作状態は監視
データMTとして設定される。主操作モジュール10で
は、操作入力部26の操作による操作データOPを受信
すると、RAM12に記憶してある各個別操作モジュー
ル20の調光レベルに対して、操作入力部26でアップ
釦PBuとダウン釦PBdとのどちらが操作されたかに
応じて調光レベルを1段階増加または減少させる。この
ようにして主操作モジュール10で設定された調光レベ
ルは、RAM12におけるシーン記憶部に格納されると
ともに、操作入力部26の操作された個別操作モジュー
ル20に伝送され、その個別操作モジュール20に接続
された照明負荷Lの調光レベルを変化させる。操作入力
部26が操作され続けている間には上記動作が繰り返し
て行なわれ、操作入力部26の操作が終了すれば主操作
モジュール10のRAM12に格納された調光レベルは
変化しなくなり、したがって照明負荷Lの光出力の変化
も停止する。ここで、主操作モジュール10に接続され
る個別操作モジュール20の台数は、実用的には最大で
も10台程度であるから、クロック信号CKが0.1ミ
リ秒の周期であるとすれば、16ミリ秒の周期で調光レ
ベルを1段階増減させることができる。すなわち、1秒
間には調光レベルが60段階程度増減するから、照明負
荷Lの光出力を5秒程度で消灯から全点灯まで変化させ
ることが可能である。
【0030】一方、主操作モジュール10には、記憶釦
PBmが設けられており、各個別操作モジュール20で
照明負荷Lを所望の調光レベルに設定した状態で、所望
のシーン選択釦PBsと記憶釦PBmとを同時に押操作
すると、その時点で各個別操作モジュール20の調光レ
ベルとしてRAM12に登録されているデータが、RA
M12内で押操作したシーン選択釦PBsに対応する領
域に書き込まれる。
【0031】上述のようにして、シーン選択釦PBsに
調光レベルを割り付けておけば、次にシーン選択釦PB
sを単独で押操作したときには、シーン選択釦PBsに
割り付けた調光レベルが各個別操作モジュール20に転
送される。すなわち、シーン選択釦PBsを押操作する
と、主操作モジュール10はクリア信号CLRを送出し
た後に、クロック信号に同期させて各個別操作モジュー
ル20への調光レベルを順次送出し、各個別操作モジュ
ール20の受信用シフトレジスタ32に調光レベルデー
タDLが格納されると、シフト/ラッチ切換信号S/L
をラッチとして受信用シフトレジスタ32の内容を受信
用ラッチ34に転送する。このようにして各個別操作モ
ジュール20では照明負荷Lを所定の調光レベルで点灯
させるのである。同様にして、消灯釦PBeを押操作す
れば、消灯モードのモードデータMDを各個別操作モジ
ュール20に伝送して照明負荷Lを消灯させることがで
きる。シーン選択釦PBsおよび消灯釦PBeには、そ
れぞれ発光ダイオードよりなる表示灯LPが対応して設
けられ、シーン選択釦PBsや消灯釦PBeの押操作時
に表示灯LPが点灯することによって、一括制御ないし
消灯を選択したことが表示されるようにしてある。
【0032】ところで、上述のように、主操作モジュー
ル10では、複数の照明負荷Lを一括して所定の調光レ
ベルで点灯させ、また複数の照明負荷Lを一括して消灯
させることができ、各個別操作モジュール20では各照
明負荷Lの調光レベルを個別に変化させることができる
のであるが、複数の照明負荷Lの調光レベルを一括して
変化させたり、シーン選択釦PBsの個数を増やした
り、シーン選択釦PBsとは別に外部装置と連動させて
照明負荷Lの調光レベルを制御したり、フェードインや
フェードアウトの操作を行なうことが要求されることも
ある。これらの要求は拡張機能モジュール40を接続す
ることによって満たされる。
【0033】機能拡張モジュール40は、基本的には図
4に示すように、送信用シフトレジスタ41および受信
用シフトレジスタ42からなる伝送制御部と、送信用シ
フトレジスタ41へのデータをセットする入力部43
と、受信用シフトレジスタ42からデータを受け取る出
力部44とで構成されている。送信用シフトレジスタ4
1および受信用シフトレジスタ42は、個別操作モジュ
ール20の送信用シフトレジスタ31および受信用シフ
トレジスタ32とともにシリアルに接続される。また、
送信用シフトレジスタ41および受信用シフトレジスタ
42は、個別操作モジュール20と同様に、主操作モジ
ュール10からのクリア信号CLR、クロック信号C
K、シフト/ラッチ切換信号S/Lにより制御され、か
つ機能拡張モジュール40には主操作モジュール10か
ら電源(たとえば5V)が供給される。このような構成
の機能拡張モジュール40について、入力部43および
出力部44に適宜機能を持たせることによって、上述し
た各種の機能を実現することができる。ここで、機能拡
張モジュール40では、マイクロコンピュータは不要に
なっている。
【0034】たとえば、各個別操作モジュール20に接
続されている照明負荷Lの調光レベルを一括して変化さ
せる拡張機能モジュールとしては、図5に示すような調
光マスタモジュール45が用いられる。調光マスタモジ
ュール45は、マスタアップ釦Pmuおよびマスタダウ
ン釦Pmdを入力部43として備え、複数個の発光ダイ
オードを一直線上に配列してバーグラフ表示を行なうレ
ベル表示部46を出力部44として備える。マスタアッ
プ釦Pmuとマスタダウン釦Pmdとの操作は、操作デ
ータOPの各1ビットに割り当てるようにすれば、マス
タアップ釦Pmuとマスタダウン釦Pmdとのどちらが
操作されているかを、主操作モジュール10に認識させ
ることができる。種別データKDや監視データMTは固
定的に設定されるように入力部43に登録しておく。主
操作モジュール10では、調光マスタモジュール45か
らの情報を受け取るたびに(電源投入時の接続順と種別
データKDとにより識別する)すべての個別操作モジュ
ール20への調光レベルを1段階増減させて各個別操作
モジュール20に転送する。このようにして、すべての
照明負荷Lについて、調光レベルを一括して変化させる
ことができることになる。なお、電源投入時における調
光マスタモジュール45での調光レベルは100%点灯
になるようにリセットされる。
【0035】さらに、主操作モジュール10では調光マ
スタモジュール45からの情報を受け取ったときに、調
光マスタモジュール45に返送する調光レベルデータD
Lについても1段階増減させることによって、レベル表
示部46での表示レベルを1段階増減させる。ここに、
受信用シフトレジスタ42でのデータの受信中にレベル
表示部46での表示レベルが変化しないように、受信用
シフトレジスタ42がシフトを行なっている間には、受
信用シフトレジスタ42の出力値をラッチするかレベル
表示部46において入力データをラッチするようにして
おく。
【0036】外部装置と連動させるための機能拡張モジ
ュールとしては、図6に示すような外部連動モジュール
47が設けられる。外部連動モジュール47は、入力部
43として外部装置からの接点入力が入力される3組の
接点入力端子48と、出力部44として外部装置に接点
出力を出力する3組の接点出力端子49とを備える。接
点入力端子48および接点出力端子49は、それぞれ主
操作モジュール10におけるシーン選択釦PBsおよび
消灯釦PBeに等価であって、接点入力端子48への入
力情報は操作データOPの予備のビットを用いて主操作
モジュール10に伝送される。しかして、外部装置から
の接点入力があれば消灯ないし一括制御が可能になり、
別のシステムを連動させる場合には別のシステムに設け
た外部連動モジュール47の接点入力端子48に接点出
力端子49を接続すればよいのである。
【0037】シーン選択釦PBsの個数を増やしたいと
きには、図7のようなシーン拡張モジュール50を用い
る。シーン拡張モジュール50は、6個のシーン選択釦
PBsおよび1個の記憶釦PBmを入力部43として備
え、各シーン選択釦PBsを操作したときに点灯する発
光ダイオードよりなる表示灯LPが設けられている。し
たがって、主操作モジュール10と同様に、シーン選択
釦PBsの操作に応じて表示灯LPが点灯することによ
り動作状態が報知されるのである。
【0038】フェードインやフェードアウトのように時
間の経過とともに、照明負荷Lの光出力を変化させる場
合には、図8のようなタイマ設定モジュール51を用い
る。タイマ設定モジュール51では、シーン選択釦PB
sあるいは消灯釦PBeで選択する点灯状態と同じ点灯
状態に制御する時刻を設定することができる。すなわ
ち、主操作モジュール10の2個のシーン選択釦PBs
および消灯釦PBeにそれぞれ対応するように、時と分
とを設定する各一対の設定つまみTH,TMが3対設け
られている。設定つまみTH,TMはディジタルロータ
リスイッチであって、時は1時間刻み、分は10分刻み
で設定できるようにしてある。しかるに、タイマ設定モ
ジュール51により設定した時刻になると、消灯ないし
一括制御が選択されるのである。ここにおいて、上述の
ように設定した3種類の時刻を主操作モジュール10に
転送するのでは10ビット程度を要するから、タイマ設
定モジュール51の入力部43としては、時刻を計時す
るタイマ回路を設け、設定時刻になったときにシーン選
択釦PBsまたは消灯釦PBeの操作に相当する情報の
みを伝送する。
【0039】ところで、上述した主操作モジュール1
0、個別操作モジュール20、機能拡張モジュール40
の器体は、それぞれ埋込型の配線器具用に規格化されて
いる取付枠に取着できるように構成されている。すなわ
ち、スイッチボックスのような埋込ボックスを用いて埋
込型の配線器具を取付施工するためにJIS規格で規格
化されている大角形3個用の取付枠に取着可能であっ
て、この取付枠に3個取り付けることができる単位寸法
の配線器具の3個分の大きさの器体を備える。要する
に、大角形3個用の取付枠に1個だけ取り付けることが
できる大きさの器体を有し、器体の両側面には取付枠に
設けた保持孔に係合可能な保持突起(図示せず)が突設
されている。しかして、壁に取り付ける場合には、図9
に示すように、3連用の取付枠を用いて主操作モジュー
ル10と2台の個別操作モジュール20とを1個の取付
枠に取着し、この取付枠に化粧枠9を取着すれば、通常
の配線器具と同様に施工することができる。また、取付
施工に際して配線器具の取付用部材を流用することがで
きるから、新たに取付用部材を作成する必要がなく、取
付施工の費用の増加を抑制できるのである。主操作モジ
ュール10、個別操作モジュール20、機能拡張モジュ
ール40の間を接続する伝送路Tsとしては、ケーブル
を用いることができるが、器体の一方の側面に雄コネク
タを突設し、器体の他方の側面に雌コネクタを収容した
凹所を設け、雄コネクタと雌コネクタとの接続によって
伝送路Tsを形成すれば、器体同士の結合のみで別途に
ケーブルを用いることなく伝送路Tsを確保することが
可能である。また、この構成では、主操作モジュール1
0、個別操作モジュール20、機能拡張モジュール40
を互いに離れた場所に設ける場合には、雄コネクタと雌
コネクタとの間をケーブルを介して接続することも可能
になる。
【0040】上記構成では、送信用シフトレジスタ3
1、受信用シフトレジスタ32、送信用ラッチ33、受
信用ラッチ34をそれぞれ16ビット用としたが、それ
ぞれ8ビット用とし、16ビットデータのうちの上位8
ビットと下位8ビットとを別に伝送するようにしてもよ
い。また、上記実施例にはないが、主操作モジュール1
0から個別操作モジュール20に伝送される情報にはフ
ェードタイムデータFTを設けているから、フェードタ
イムデータFTを適宜方法で作成して主操作モジュール
10から伝送すれば、個別操作モジュール20ではモー
ドデータMDにより指示されたフェードイン、フェード
アウトの別に応じて、フェードタイムデータFTで指示
された時間でのフェードインないしフェードアウトを行
なうことができる。
【0041】(実施例2)上述した実施例では、各個別
操作モジュール20においてアップ釦PBuおよびダウ
ン釦PBdを操作したときに、主操作モジュール10を
介して個別操作モジュール20に調光レベルデータDL
を伝送するようにしていたが、照明負荷Lの一括制御が
不要な場合に、別の装置を用いるのではコスト高にな
る。そこで、本実施例では、個別操作モジュール20に
おいて、主操作モジュール10の接続の有無を判定する
機能と、主操作モジュール10が接続されていないとき
にはアップ釦PBuおよびダウン釦PBdの操作情報に
応じた調光レベルデータを個別操作モジュール20内の
マイクロコンピュータで作成して調光回路25に与える
機能とを付加してある。
【0042】すなわち、主操作モジュール10は実施例
1で説明したように、電源投入後には一定時間間隔で各
個別操作モジュール20の受信用シフトレジスタ32の
内容を更新する。すなわち、受信用ラッチ34には一定
時間間隔で新たなデータが格納される。そこで、個別操
作モジュール20のマイクロコンピュータにより構成さ
れた制御切換手段では、受信用ラッチ34の内容が一定
時間間隔で更新されないときには、主操作モジュール1
0が接続されていないと判断する。このように、主操作
モジュール10が接続されていないと判断されると、個
別操作モジュール20のマイクロコンピュータは、アッ
プ釦PBuおよびダウン釦PBdの操作状態を取り込ん
だときに調光レベルデータを作成し、この調光レベルデ
ータを受信用ラッチ34に主操作モジュールから伝送さ
れる調光レベルデータと同様に扱い調光回路25に入力
することによって、照明負荷Lの調光レベルを変化させ
るのである。ここにおいて、主操作モジュール10が接
続されていない場合におけるアップ釦PBuやダウン釦
PBdの操作により調光レベルが1段階変化するのに要
する時間は、個別操作モジュール20において適宜設定
される。他の構成および動作は実施例1と同様である。
【0043】(実施例3)本実施例は、主操作モジュー
ル10や個別操作モジュール20について、複数箇所で
の操作が必要な場合に適した構成を示す。すなわち、図
10(a)(b)に示すように、主操作モジュール10
および個別操作モジュール20には、それぞれマイクロ
コンピュータへの操作入力部15,26の接続部を外部
回路と接続可能とする外部操作コネクタ19,29を設
けてある。したがって、外部操作コネクタ19,20に
対して、操作入力部15,26と同機能を有した外部操
作モジュール55,56の接続コネクタ57,58を接
続線Tcを介して接続することによって、操作入力部1
5,26と外部操作モジュール55,56とをパラレル
に接続することになり、主操作モジュール10や個別操
作モジュール20から離れた場所で、主操作モジュール
10や個別操作モジュール20と同等の操作が可能にな
るのである。図10では2箇所での操作を可能にする構
成を示しているが、外部操作モジュール55,56に接
続コネクタ57,58の送り配線を行なうコネクタを追
加して設けておけば、複数個の外部操作モジュール5
5,56を連接することで、さらに多くの箇所からの照
明負荷Lの操作が可能になる。他の構成および動作は実
施例1と同様である。
【0044】(実施例4)本実施例では、照明負荷Lと
して投光方向やビームの開きなどを遠隔操作できるいわ
ゆるリモコンスポットライトを用いている。照明負荷L
は、図11に示すように、制御端末器60に接続されて
おり、各制御端末器60には最大で8台の照明負荷Lを
接続することができるようになっている。各制御端末器
60にはそれぞれアドレスが設定され、かつ各制御端末
器60に接続される複数個の照明負荷Lを負荷番号によ
って区別できるようにしてある。たとえば、3台の制御
端末器60に対して1、2、3のアドレスを付与し、各
制御端末器60に接続可能な照明負荷Lの負荷番号を
1、2、……、8とすれば、アドレスと負荷番号との組
み合わせにより1−1、1−2、……、3−7、3−8
などとすることで、各照明負荷Lを個別に識別すること
ができるのである。
【0045】各制御端末器60はシリアル伝送用の信号
線Lsを介して操作卓70に接続され、操作卓70に設
けた負荷選択釦71を操作することによって、遠隔操作
の対象となる照明負荷Lを個別に選択できるようにして
ある。すなわち、負荷選択釦71にはアドレスおよび負
荷番号によって各照明負荷Lが割り付けてあり、複数個
の負荷選択釦71のうちのいずれか1つを操作すること
で、対応する照明負荷Lの遠隔操作が可能になるのであ
る。
【0046】ところで、制御端末器60は照明負荷Lの
点灯・消灯を指示するだけではなく、照明負荷Lの向き
やビームの開きなども指示するようになっている。この
種の制御は一般にアナログ信号によって行われるもので
あるから、制御端末器60と照明負荷Lとの間の制御出
力線はあまり延長することができないのであって、照明
負荷Lの配置位置の近傍に制御端末器60を設置するこ
とが要求される。したがって、各制御端末器60には最
大では8台の照明負荷Lを接続することができるもの
の、照明負荷Lが8台であっても分散して配置されてい
るときには、制御端末器80を複数台設けることが必要
になる。たとえば、図11に示す例では、8台の照明負
荷Lに対して制御端末器60が3台設けられ、アドレス
が1の制御端末器60には4個の照明負荷Lが負荷番号
1、3、4、7として接続され、アドレスが2の制御端
末器60には2個の照明負荷Lが負荷番号1、2として
接続され、アドレスが3の制御端末器60には2個の照
明負荷Lが負荷番号1、8として接続されている。
【0047】一方、操作卓70には8個の負荷選択釦7
1が設けられ、各負荷選択釦71に対して各照明負荷L
が一対一に割り付けられる。ここで、3台の操作端末器
60では最大では24台の照明負荷Lを接続することが
可能であるが、本実施例では会館、ホール、宴会場など
で照明負荷Lを8台程度用いればよい場所を想定してい
るのであって、負荷選択釦71を8個設けた操作卓70
を採用している。したがって、さらに多くの照明負荷L
が必要な場所では、さらに多くの負荷選択釦71を備え
た操作卓70を採用すればよい。
【0048】さらに詳しく説明すると、操作卓70はC
PU72、RAM73、ROM74よりなるマイクロコ
ンピュータを主構成とし、RAM73には負荷選択釦7
1と照明負荷Lのアドレスおよび負荷番号を対応付ける
テーブルを格納するテーブル記憶部となる領域を設けて
いるのであって、この領域はバックアップ用電池75に
よって電源遮断後も記憶保持されるようになっている。
マイクロコンピュータは制御端末器60と操作卓70と
を接続する信号線Lsに対してシリアル通信用インタフ
ェース76を介して接続され、また負荷選択釦71との
間にはインタフェース77が設けられる。さらに、負荷
選択釦71への照明負荷Lの割り付けを行なう自動パッ
チモードと、負荷選択釦71の操作により照明負荷Lを
選択する通常動作モードとを選択することができるモー
ド選択釦78もインタフェース77を介してマイクロコ
ンピュータに接続される。図示していないが、操作卓7
0には照明負荷Lの点灯・消灯、調光量、向き、ビーム
の開きなどを指示するための操作部も設けられる。この
操作部は負荷選択釦71により選択された照明負荷Lに
対してのみ有効になる。
【0049】一方、制御端末器60は、CPU61、R
AM62、ROM63よりなるマイクロコンピュータを
主構成として、最大8台の照明負荷Lにそれぞれ指示を
与えるように負荷番号に対応させて設けた駆動部64
と、一端が操作卓70に接続された信号線Lsの他端に
接続されるシリアル通信用インタフェース65と、制御
端末器60のアドレスを設定するアドレス設定部66と
を備える。アドレス設定部66はここではディップスイ
ッチを用いている。しかして、制御端末器60では、ア
ドレス設定部66で設定されているアドレスに一致する
アドレスデータを有したシリアル伝送信号が操作卓70
からシリアル通信用インタフェース65に入力される
と、一致判定後に、負荷番号に応じた駆動部64を有効
にし、操作卓70からの制御信号に応じて照明負荷Lを
制御するのである。このような制御を可能とするため
に、通常動作モードでは操作卓70から信号線Lsに対
して、少なくともアドレスと、負荷番号と、自動パッチ
モードと通常動作モードとの別を指示するモードデータ
と、照明負荷Lの制御内容を指示する制御データとを含
む信号を送出する。
【0050】ところで、負荷選択釦71への照明負荷L
の割り付けには、パッチコードを用いたりマトリクスス
イッチを用いて手操作で行なうことが考えられる。ま
た、操作用の端末器に負荷選択釦71を設け、制御用の
端末器に照明負荷Lを接続し、操作用の端末器と制御用
の端末器とのアドレスの対応関係を手操作で設定するこ
とによって負荷選択釦71と照明負荷Lとの対応付けを
行なうことも考えられる。しかしながら、いずれにして
も手操作での割り付け作業になり、割り付け作業に手間
がかかるという問題がある。そこで、本実施例では、負
荷選択釦71への照明負荷Lの割り付け作業を自動化し
て、割り付け作業に手間がかからないようにしてある。
【0051】すなわち、モード選択釦78により自動パ
ッチモードを選択した後に、操作卓70の電源を再投入
すると、操作卓70ではアドレスデータを順に変化させ
て、接続可能な最大台数の制御端末器60を順にアクセ
スする。一方、自動パッチモードの信号を受信した制御
端末器60では、制御出力線の1組を照明負荷L側で短
絡させておくことによって、各負荷番号に対応した駆動
部64への照明負荷Lの接続の有無を知り、その結果を
操作卓70に返送するようにしてある。すなわち、操作
卓70では各制御端末器60を順にアクセスすると、そ
の制御端末器60のどの負荷番号に対応して照明負荷L
が接続されているかを知ることができるのである。そこ
で、アクセスした制御端末器60のアドレスと制御端末
器60から返送された負荷番号との組み合わせを、各負
荷選択釦71に順に割り付けるようにRAM73にテー
ブルを作成するのである。たとえば、8個の負荷選択釦
71に順に1〜8の番号を付しているものとすれば、
(負荷選択釦の番号,アドレス−負荷番号)という対の
形で(1,1−1)、……、(8,3−8)というよう
にテーブルを作成するのである。自動パッチモードで
は、各負荷選択釦71への照明負荷Lの割り付けの終了
後に確認モードに移行するから、各負荷選択釦71によ
り照明負荷Lを1つずつ選択して各負荷選択釦71と照
明負荷Lとの対応関係が正しく設定されたか否かを確認
する。
【0052】その後、モード選択釦78により通常動作
モードを選択して操作卓70の電源を再投入すると、以
後は上述のように作成されたテーブルに従って負荷選択
釦71で照明負荷Lを選択することができるのである。
ここにおいて、自動パッチモードでは制御端末器60が
自動的に照明負荷Lの接続の有無を検出しているが、各
駆動部64の使用・不使用の別を選択するディップスイ
ッチを設けることにより、このディップスイッチの選択
状態を読み取って操作卓70に返送するようにしてもよ
い。
【0053】上述のように、自動パッチモードで負荷選
択釦71への照明負荷Lの割り付けを自動的に行なうか
ら、手操作による手間がなく設定ミスが生じることがな
く使い勝手が向上し、また手操作を行なうための部材が
不要になってそれだけ小形化が可能になるとともにコス
トの低減を図ることが可能になる。しかも、負荷選択釦
71に対して照明負荷Lが順に割り付けられるから、負
荷選択釦71に無駄な空きが生じないのであって、個数
が限られている負荷選択釦71に対して照明負荷Lを無
駄なく割り付けることができるのである。
【0054】
【発明の効果】請求項1の発明は、照明負荷を接続した
個別操作モジュールとは別に主操作モジュールを設け、
各照明負荷の調光レベルを個別に設定する際には各個別
操作モジュールを操作し、複数個の照明負荷の点灯状態
を一括して制御する際には主操作モジュールを操作する
ので、個別操作モジュールとして各照明負荷に適応した
調光回路を備えるものを用いることにより、各種仕様
(品種や定格電圧)の照明負荷が混在している場合でも
比較的少い種類の個別操作モジュールを用意しておけば
対応することができるという利点がある。その結果、少
数品種で照明負荷の多様な組み合わせに対応することが
できるという利点がある。
【0055】また、送信用および受信用のシフトレジス
タを伝送路に挿入した伝送制御部を備え、主操作モジュ
ールからのクロック信号に同期してシフトレジスタに格
納された調光レベルデータを主操作モジュールに転送す
るとともに、主操作モジュールからの調光レベルデータ
をシフトレジスタに書き込むので、主操作モジュールで
は伝送順序とクロック数との管理のみで、授受した調光
レベルデータがどの個別操作モジュールに対応するもの
であるかを知ることができ、従来必要であったアドレス
の設定作業などが不要になるという利点がある。すなわ
ち、主操作モジュールと個別操作モジュールとを伝送路
によりシリアルに接続して電源を投入すれば使用するこ
とができるという利点を有するのである。
【0056】請求項2の発明は、伝送路に挿入可能な拡
張機能モジュールを設けているのであって、シフトレジ
スタを備えた伝送制御部を通して拡張機能モジュールと
主操作モジュールとの間でのデータ伝送を行なうから、
適当な入力部および出力部を拡張機能モジュールに設け
ておくことによって、伝送路に拡張機能モジュールを挿
入するだけの簡単な施工作業で各種の機能拡張が可能に
なるという効果がある。
【0057】請求項3の発明は、個別操作モジュールで
は主操作モジュールからの受信データが一定時間間隔毎
に更新されないときには操作入力部で得た調光レベルデ
ータを調光回路に与えるから、主操作モジュールが接続
されていないときや主操作モジュールが故障したとき、
伝送路の短絡や断線が生じたとき、個別操作モジュール
を単独で使用したいときなどに対応した使用が可能にな
るという利点を有するのである。
【0058】請求項4の発明は、主操作モジュールおよ
び各個別操作モジュールが埋込型の配線器具用に規格化
された取付枠に取着可能な形状・寸法を有する器体を備
えているから、従来より提供されている配線器具用の取
付枠を用いて取付施工することができ、取付施工用の部
材を別途に設計製造する必要がなく、施工費用の増加を
抑制でき、しかも一般の配線器具と同様の施工技術を適
用できるから新たな技術を習得することなく一般の電気
工事業者でも簡単に施工することができる。さらには、
必要に応じて通常のスイッチやコンセントのような配線
器具と組み合わせて取付枠に取着することも可能である
という利点がある。
【0059】請求項5の発明は、点灯状態ないし配光状
態を外部信号により制御可能な照明負荷について、制御
端末器に対して複数個の照明負荷を接続可能とするとと
もに各照明負荷を負荷番号で識別可能とし、制御端末器
に信号線を介して接続された操作卓で自動パッチモード
を選択すると、電源投入時に制御端末器をアクセスして
照明負荷の接続状態の返送を要求し制御端末器から返送
されたデータに基づいて各負荷選択釦に各照明負荷を対
応付けてこの対応関係をテーブル記憶部に格納させるか
ら、人手による作業を伴わずに照明負荷と負荷選択釦と
を対応付けることができ、接続関係を人手によって設定
するための操作部が不要になって構成が簡単になるとと
もに小形化が可能になるという利点があり、しかも、接
続関係を人手によって設定する作業が不要であるから使
い勝手がよいという利点を有するのである。
【0060】請求項6の発明は、操作卓に順に配列され
た複数個の負荷選択釦に対して制御端末器に接続された
照明負荷を順に対応付けるから、各負荷選択釦の並びに
対して照明負荷の接続されていない負荷選択釦が間に挟
まることがなく、照明負荷の個数に対して負荷選択釦の
個数が多い場合でも、照明負荷が対応付けられていない
負荷選択釦は負荷選択釦の並びのうちの一端側にまとま
ることになる。すなわち、個数に限りがある負荷選択釦
に対して照明負荷を無駄なく割り付けることができると
いう効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1を示すブロック図である。
【図2】実施例1の接続関係を示す配線図である。
【図3】実施例1で用いる伝送信号のフォーマットを示
す図である。
【図4】実施例1で用いる機能拡張モジュールの基本構
成を示すブロック図である。
【図5】実施例1で用いる調光マスタモジュールの正面
図である。
【図6】実施例1で用いる外部連動モジュールの概略構
成図である。
【図7】実施例1で用いるシーン拡張モジュールの正面
図である。
【図8】実施例1で用いるタイマ設定モジュールの正面
図である。
【図9】実施例1の使用例を示す正面図である。
【図10】実施例3を示し、(a)は主操作モジュール
の使用例を示す配線図、(b)は個別操作モジュールの
使用例を示す配線図である。
【図11】実施例4を示すブロック図である。
【図12】従来例を示す概略構成図である。
【符号の説明】
10 主操作モジュール 12 RAM 20 個別操作モジュール 25 調光回路 26 操作入力部 30 伝送制御部 31 送信用シフトレジスタ 32 受信用シフトレジスタ 40 拡張機能モジュール 41 送信用シフトレジスタ 42 受信用シフトレジスタ 43 入力部 44 出力部 60 制御端末器 70 操作卓 71 負荷選択釦 73 RAM 78 モード選択釦 L 照明負荷 Ls 信号線 PBm 記憶釦 PBs シーン選択釦 Ts 伝送路

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信用および受信用の線路を備えた伝送
    路上にシリアルに接続されそれぞれに接続された照明負
    荷の調光レベルを設定できる複数個の個別操作モジュー
    ルと、いずれか1つの個別操作モジュールに伝送路を介
    して接続され伝送路上の複数個の個別操作モジュールに
    接続された照明負荷をあらかじめ登録した点灯状態にな
    るように一括して制御する主操作モジュールとを各別に
    備え、各個別操作モジュールは、与えられた調光レベル
    データに応じて照明負荷を調光する調光回路と、照明負
    荷の調光レベルを設定する操作入力部と、伝送路に挿入
    された送信用および受信用のシフトレジスタを備え主操
    作モジュールからのクロック信号に同期して操作入力部
    で設定された調光レベルデータを伝送路を通して主操作
    モジュールにシリアルに転送するとともに、主操作モジ
    ュールから転送された調光レベルデータを調光回路に与
    える第1の伝送制御部とを備え、主操作モジュールは、
    各個別操作モジュールに設けた第1の伝送制御部のシフ
    トレジスタの内容を消去するクリア信号の送出後に伝送
    路を通して授受する調光レベルデータの伝送順によって
    授受した調光レベルデータを個別操作モジュールに対応
    付ける第2の伝送制御部と、複数個の照明負荷を一括し
    て所定の点灯状態に設定するシーン選択釦と、シーン選
    択釦とともに操作すると操作時点において各個別操作モ
    ジュールで設定されている調光レベルデータを第2の伝
    送制御部で受信させる記憶釦と、記憶釦の操作により受
    け取った調光レベルデータをシーン選択釦に対応付けて
    格納するシーン記憶部とを備え、シーン操作釦の単独で
    の操作時にはシーン記憶部に記憶された調光レベルデー
    タを第2の伝送制御部を通して各個別操作モジュールに
    転送することを特徴とする照明負荷制御システム。
  2. 【請求項2】 主操作モジュールに伝送路を通して接続
    されるシフトレジスタを備え主操作モジュールからのク
    ロック信号に同期して入力データを主操作モジュールに
    転送するとともに主操作モジュールからの出力データを
    受け取る第3の伝送制御部と、入力データを第3の伝送
    制御部に与える入力部と、第3の伝送制御部から渡され
    る出力データにより制御される出力部とを備えた拡張機
    能モジュールが付加されて成ることを特徴とする請求項
    1記載の照明負荷制御システム。
  3. 【請求項3】 各個別操作モジュールは、主操作モジュ
    ールからの受信データの一定時間間隔毎の更新の有無を
    判別し更新がないときには操作入力部で得た調光レベル
    データを伝送路に送出せずに調光回路に与える制御切換
    手段を備えることを特徴とする請求項1記載の照明負荷
    制御システム。
  4. 【請求項4】 主操作モジュールおよび各個別操作モジ
    ュールは、それぞれ埋込型の配線器具用に規格化された
    取付枠に取着可能な形状・寸法を有する器体を備えるこ
    とを特徴とする請求項1記載の照明負荷制御システム。
  5. 【請求項5】 点灯状態ないし配光状態を外部信号によ
    り制御可能な照明負荷と、複数の照明負荷が接続可能で
    あって各照明負荷に与えた負荷番号の指定により各照明
    負荷に対して個別に外部信号を与える状態を選択する制
    御端末器と、信号線を介して制御端末器に接続され外部
    信号を与える照明負荷を選択する負荷選択釦を備えると
    もに選択した照明負荷への外部信号の内容を指示する操
    作卓とを備え、操作卓は、負荷選択釦と照明負荷とを対
    応付けて記憶したテーブル記憶部を備え、負荷選択釦の
    操作時にテーブル記憶部に記憶した照明負荷を選択する
    通常動作モードと、操作卓の電源投入時に制御端末器を
    アクセスして照明負荷の接続状態の返送を要求し制御端
    末器から返送されたデータに基づいて各負荷選択釦に各
    照明負荷を対応付けてこの対応関係をテーブル記憶部に
    格納させる自動パッチモードとを選択するモード選択釦
    とを備えることを特徴とする照明負荷制御システム。
  6. 【請求項6】 操作卓には複数個の負荷選択釦が順に配
    列され、自動パッチモードでは各負荷選択釦に対して制
    御端末器に接続された照明負荷が順に対応付けられるこ
    とを特徴とする請求項5記載の照明負荷制御システム。
JP6190812A 1994-08-12 1994-08-12 照明負荷制御システム Withdrawn JPH0855681A (ja)

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