JPH0854328A - ケーブル曲げ試験装置 - Google Patents

ケーブル曲げ試験装置

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JPH0854328A
JPH0854328A JP19311894A JP19311894A JPH0854328A JP H0854328 A JPH0854328 A JP H0854328A JP 19311894 A JP19311894 A JP 19311894A JP 19311894 A JP19311894 A JP 19311894A JP H0854328 A JPH0854328 A JP H0854328A
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JP
Japan
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cable
mandrel
bending
groups
sample
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP19311894A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuhiro Sakamoto
光洋 阪本
Tsutomu Enari
勉 江成
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SWCC Corp
Original Assignee
Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication date
Application filed by Showa Electric Wire and Cable Co filed Critical Showa Electric Wire and Cable Co
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Publication of JPH0854328A publication Critical patent/JPH0854328A/ja
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  • Investigating Strength Of Materials By Application Of Mechanical Stress (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 誤差の少ない高精度の測定を行うことがで
き、かつ作業者が1人でも試験作業が可能な光ファイバ
ケーブル等の曲げ試験装置を提供する。 【構成】 本発明の試験装置においては、径の異なる複
数個の半円盤形マンドレル7が、それぞれの曲げゲージ
面7aの中央寄り端面等を高さ方向面一に揃えかつ下か
ら上へ順に縮径するように積重され、このようなマンド
レル群8の1対が、光ファイバケーブル試料9が挿通す
るに十分な間隔をおいて並置されている。そして、マン
ドレル群8の間には、ケーブル試料9の一端を締付け固
定するクランプ10が配設され、かつクランプ10は昇
降装置11により上昇および下降が自在に構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ファイバケーブル等
のケーブルの曲げ試験を行うための装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、信頼性を評価するために、光
ファイバケーブルに対して各種の機械特性試験を行って
いる。
【0003】機械特性試験の一つである曲げ試験は、図
3に示すように行われている。すなわち、曲げゲージ面
1aが対向するように配置された、所定の径(曲げ半
径)を有する一対のマンドレル1間に、光ファイバケー
ブル試料2の中央部を位置決めして配置し、ケーブル試
料2の両端部を手で持ち、まず一方のマンドレル1の曲
げゲージ面1aに添わせてケーブル試料2を巻き付け
る。そして、このようにケーブル試料2を一方に 180°
曲げた状態で光伝送損失量を測定し、次に他方のマンド
レル1の曲げゲージ面1aに添わせてケーブル試料2を
反対方向に 180°(-180°)曲げ、この状態で伝送損失
を測定する方法が採られている。なお、図中符号3は、
測定のための光源を示し、4は測定用パワーメータを示
す。また、5は測定用ダミー心線を示し、符号6はスプ
ライスを示す。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな曲げ試験方法においては、ケーブル試料2の両端部
を手で持って± 180°曲げるため、このときケーブル試
料2の測定側端部に接続されたダミー心線5も同様に動
くことになり、伝送損失の変動が生じる。そのため、測
定の結果得られた伝送損失の変動が、ケーブル試料2の
曲げによるものかあるいはダミー心線5の動きによる変
動かを正確に判断することが難しかった。また、ケーブ
ル試料2の両端部を把持して一方に 180°次いで反対方
向に 180°曲げなければならないため、操作に少なくと
も2人の作業者を要し、人手がかかるという問題があっ
た。
【0005】本発明は、これらの問題を解決するために
なされたもので、光ファイバケーブル等の曲げ試験を行
うにあたり、誤差の少ない高精度の測定を行うことがで
き、かつ作業者が1人でも試験作業を行うことができる
ケーブル曲げ試験装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明のケーブル曲げ試
験装置は、径の異なる複数個のマンドレルを、各マンド
レルの曲げゲージ面の一方の端面が高さ方向にほぼ面一
となるように積重してなるマンドレル群を1対有し、こ
の1対のマンドレル群を前記面一部が所定の間隔をおい
て対向するように配置するとともに、前記マンドレル群
の間に、前記マンドレルに巻装されるケーブル試料の一
端を固定する固定手段を配設し、かつ前記固定手段を上
昇および下降させる昇降手段を設けてなることを特徴と
する。
【0007】また、このようなケーブル曲げ試験装置の
前記各マンドレル群において、径の異なる複数個のマン
ドレルが、下から上へ順に縮径するように階段状に積重
されていることを特徴とする。
【0008】
【作用】本発明のケーブル曲げ試験装置においては、複
数個のマンドレルが各マンドレルの一方の端面が高さ方
向にほぼ面一となるように積重されたマンドレル群の1
対が、面一部が所定の間隔をおいて対向するように配置
され、かつこれらの間にケーブル試料の端部を固定する
手段が配設されている。したがって、固定手段によりケ
ーブル試料の測定側端部を固定することで、作業者が1
人でケーブル試料の他端部(非固定端部)を持って、所
望の径を有するマンドレルに巻き付けることができ、ま
た1つのマンドレルでの試験の後、ケーブル試料の端部
を固定したままで、 180°曲げ方向を変え隣接配置され
た同径のマンドレルに容易に巻き付けることができるの
で、省力化された試験測定が可能である。
【0009】また、固定手段によりケーブル試料の測定
側端部が固定され、端部に接続された測定用ダミー心線
が動くことがないため、ダミー心線の動きに起因する伝
送損失の変動が生じず、測定誤差が無くなる。さらに、
このような固定手段を垂直方向に上昇および下降させる
昇降手段が設けられているので、この昇降手段により、
ケーブル試料の固定端部(測定側端部)を、所望の径の
マンドレルに合わせた任意の高さまで容易に昇降させる
ことができる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基いて説明す
る。
【0011】図1は、本発明のケーブル曲げ試験装置の
一実施例を示す斜視図であり、図2は、この実施例の試
験装置の反対方向からの斜視図である。
【0012】図に示すように、実施例の曲げ試験装置に
おいては、径の異なる複数個の半円盤形マンドレル7
(例えば、直径が 5cmから40cmまで数個のマンドレル)
が、それぞれの曲げゲージ面7aの中央寄りの端面およ
び直径方向の端面7bがそれぞれ高さ方向に面一になる
ように揃え、かつ下から上へ順に縮径するように階段状
に積重されてマンドレル群8が形成されており、このよ
うなマンドレル群8の1対が、中央寄り端面の面一部
が、光ファイバケーブル試料9が挿通するに十分な間隔
をおいて隣り合うように配置されている。そして、これ
らマンドレル群8の間には、ケーブル試料9の一端を締
付け固定するクランプ10が配設されるとともに、この
ケーブルクランプ10を垂直方向に上昇および下降させ
適当な高さ位置で保持する昇降装置11が配置されてい
る。昇降装置11は、外周面に雄ねじ部が形成され、軸
心の回りに回転可能に垂直に立設されたねじシャフト1
2と、このねじシャフト12の雄ねじ部に螺合されたナ
ット部13、およびねじシャフト12を軸心の回りに回
転させるハンドル14とからなり、このような昇降装置
11のナット部13の側部にケーブルクランプ10が固
着されている。そして、ハンドル14を回しねじシャフ
ト12を軸心の回りに回転させると、ナット部13がね
じシャフト12の軸心に沿って上昇あるいは下降し、そ
れとともにナット部13に固着されたケーブルクランプ
10が、ケーブル試料9を掴持したまま上昇あるいは下
降するように構成されている。
【0013】このように構成される実施例の装置により
ケーブルの曲げ試験を行うには、まず昇降装置11のハ
ンドル14を回して、ナット部13をねじシャフト12
の最低位置に合わせ、ナット部13に固着されたケーブ
ルクランプ10により、マンドレル群8の間を挿通させ
たケーブル試料9の一端(測定側端部)を掴持固定す
る。次いでケーブル試料9の他端部を持ち、最も下側に
位置する直径40cmのマンドレル7の曲げゲージ面7aに
巻き付けてから、この状態で光の伝送損失量を常法によ
り測定する。なお、図中符号15は測定用光源を示し、
16は測定用パワーメータを示す。また、17はダミー
心線を示す。
【0014】測定後、再びケーブル試料9の他端部を持
って 180°向きを変え、隣接して並置されたマンドレル
群8の最下位のマンドレル7(例えば直径40cmのマンド
レル)に巻き付け、この状態で伝送損失量を測定する。
こうして直径40cmのマンドレル7での曲げ試験を行った
後は、昇降装置11のハンドル14を回して、クランプ
10によるケーブル試料9の固定部を適当な高さ分ずつ
上昇させ、ケーブル試料9を順に小径のマンドレル7に
巻き付けた後同様にして光伝送損失量の測定を行う。そ
して、これら各マンドレル7での測定値を集め、光ファ
イバケーブル試料9の曲げに対する総合的な評価を行
う。
【0015】このように実施例の曲げ試験装置において
は、ケーブル試料9の測定側端部がケーブルクランプ1
0により固定されるので、作業者が1人でケーブル試料
9の他端部を持って所望のマンドレル7にしっかりと巻
き付けることができ、省力化された試験測定が可能であ
る。また、このような± 180°の曲げ測定にあたって、
ケーブル試料9の測定側端部が固定されており、測定用
ダミー心線17が動くことがないので、ダミー心線17
の動き等に起因する測定誤差が無くなり、試験の信頼性
が向上する。さらに、ケーブル試料9の一端を固定する
ケーブルクランプ10が昇降装置11に取付けられ、ハ
ンドル14を回しねじシャフト12を軸心の回りに回転
させることで、容易に垂直方向に上昇あるいは下降する
ようになっているので、ケーブル試料9を下から順にマ
ンドレル7に巻き付け、曲げ試験を効率的に行うことが
できる。
【0016】なお、以上の実施例では、光ファイバケー
ブル試料9について曲げ試験を行う例について説明した
が、本発明の曲げ試験装置によれば、一般のメタルタイ
プのケーブルについても同様にして曲げ試験を行うこと
ができる。メタルタイプのケーブルの場合は、ケーブル
試料をマンドレル7の曲げゲージ面7aに合わせて繰り
返し曲げた後、外観、導体抵抗、絶縁抵抗等を測定する
ことにより、曲げ特性が評価される。
【0017】
【発明の効果】以上説明したように本発明の試験装置に
よれば、光ファイバケーブル等のケーブル試料の測定側
端部が固定されるので、ケーブルの曲げ試験作業を1人
でも効率的に行うことができる。また、測定用ダミー心
線が動くことがないので、誤差のない信頼性の高い試験
結果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のケーブル曲げ試験装置の一実施例を示
す斜視図。
【図2】同実施例の試験装置を反対方向から見た斜視図
【図3】従来からのケーブル曲げ試験方法を示す斜視
図。
【符号の説明】
7………マンドレル 8………マンドレル群 9………ケーブル試料 10………ケーブルクランプ 11………昇降装置 12………ねじシャフト 13………ナット部 14………ハンドル 17………ダミー心線

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 径の異なる複数個のマンドレルを、各マ
    ンドレルの曲げゲージ面の一方の端面が高さ方向にほぼ
    面一となるように積重してなるマンドレル群を1対有
    し、この1対のマンドレル群を前記面一部が所定の間隔
    をおいて対向するように配置するとともに、前記マンド
    レル群の間に、前記マンドレルに巻装されるケーブル試
    料の一端を固定する固定手段を配設し、かつ前記固定手
    段を上昇および下降させる昇降手段を設けてなることを
    特徴とするケーブル曲げ試験装置。
  2. 【請求項2】 前記各マンドレル群において、径の異な
    る複数個のマンドレルが、下から上へ順に縮径するよう
    に階段状に積重されていることを特徴とする請求項1記
    載のケーブル曲げ試験装置。
JP19311894A 1994-08-17 1994-08-17 ケーブル曲げ試験装置 Withdrawn JPH0854328A (ja)

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JP19311894A JPH0854328A (ja) 1994-08-17 1994-08-17 ケーブル曲げ試験装置

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JP19311894A JPH0854328A (ja) 1994-08-17 1994-08-17 ケーブル曲げ試験装置

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ID=16302563

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JP19311894A Withdrawn JPH0854328A (ja) 1994-08-17 1994-08-17 ケーブル曲げ試験装置

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Effective date: 20011106