JPH08540A - カバー式内視鏡 - Google Patents

カバー式内視鏡

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Publication number
JPH08540A
JPH08540A JP6135908A JP13590894A JPH08540A JP H08540 A JPH08540 A JP H08540A JP 6135908 A JP6135908 A JP 6135908A JP 13590894 A JP13590894 A JP 13590894A JP H08540 A JPH08540 A JP H08540A
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JP
Japan
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cover
knob
tube
endoscope
section
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Withdrawn
Application number
JP6135908A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidetoshi Saito
秀俊 齋藤
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Olympus Corp
Original Assignee
Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
Application filed by Olympus Optical Co Ltd filed Critical Olympus Optical Co Ltd
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Publication of JPH08540A publication Critical patent/JPH08540A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】挿入部カバー内を挿通する複数の管路を術者が
把持しやすいように配置し、把持部分を太径とすること
の無いカバー式内視鏡を提供すること。 【構成】挿入部カバー2の口体部9は、先端側で処置具
挿入部14を有する分岐部20と、この分岐部20の後
方側に位置し硬質の樹脂で形成したグリップ部21とか
ら構成されている。口体部9から延出する吸引チューブ
16,送気チューブ18,送水チューブ19は、スイッ
チ部25及びユニバーサルコード35の側端面に設けら
れているチューブ溝36に沿って配設されて手元側に延
出し、操作部カバー22で操作部8の全体を覆う一方、
手元側に延出した吸引チューブ16,送気チューブ1
8,送水チューブ19及びユニバーサルコードを被覆し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、カバー用内視鏡と内視
鏡カバーとからなるカバー式内視鏡に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、一度使用した内視鏡を再使用する
場合、この内視鏡が感染症の原因とならないようにする
ため、洗浄や滅菌処理を行っていた。しかし、一度使用
した内視鏡を確実に洗浄するためには相当の時間がかか
るので、内視鏡の使用効率を低下させると共に、作業者
にとって煩わしい作業であった。
【0003】そこで、内視鏡自体をカバーに覆った状態
で使用し、症例後にカバーだけを捨てることによって、
内視鏡自体を清潔に保つようにしたカバー式内視鏡が提
案されている。
【0004】このカバー式内視鏡は、内視鏡カバーとこ
の内視鏡カバーを装着して使用するカバー用内視鏡とで
構成され、予め、滅菌処理してあるカバー用内視鏡を滅
菌処理済みの内視鏡カバーで覆い、この内視鏡カバーで
覆われたカバー用内視鏡を患者の体腔内に挿入して検
査、処置を行うものである。
【0005】そして、検査、処置終了後に内視鏡カバー
だけをカバー用内視鏡から取り外して廃棄し、新しい滅
菌処理済みの内視鏡カバーを前記カバー用内視鏡に装着
して再使用することにより、カバー用内視鏡を洗浄・消
毒することなく連続的に使用することを可能にしてい
る。
【0006】このような構成の内視鏡として例えば、特
公平3−60486号公報に内視鏡使用中に、吸引操作
弁に接続されて体腔内の体液を吸引するチャンネルや送
気送水操作弁に接続されて送気及び送水を行うチャンネ
ルをガイドチューブ中に挿通しておくことにより、患者
の体腔内の汚物や体腔内壁などに接触する部分を、一回
の使用毎に使い捨てにするようにしたシース付内視鏡が
開示されている。
【0007】また、内視鏡の先端部に処置具起上台を配
設すると共に湾曲部を有するものでは、処置具起上台操
作手段と湾曲操作手段とを完全に分離して設置している
ので、その分操作部が太くなって操作性が損なわれると
いう問題があった。そこで、この問題に対処するため特
公平2―43488号公報には操作部に設けた湾曲操作
手段の湾曲ワイヤの中間にガイド部材を設け、このガイ
ド部材に処置具起上台の操作ワイヤ結合部材を前後動自
在に設けることにより、デッドスペースを有効に利用し
操作部を細く構成して把持し易い操作性を向上させた内
視鏡が開示されている。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記特
公平3−60486号公報に示されるシース付き内視鏡
では、チャンネルと管路との接続手段を操作部外周面に
対して固定する手段がないので、吸引管路,送気管路,
及び送水管路などを形成するチャンネルチューブを操作
部のどこに配置して延出するかが決められていないため
に、チューブの配設位置によっては太径となって把持し
難くくなったり、チューブを押圧して流体が流れなくな
るおそれがあるので、チューブの配設位置によって操作
性が著しく変化してしまうという問題があった。
【0009】また、特公平2−43488号公報に示さ
れる内視鏡は、カバー無しで体腔内に挿入される内視鏡
では有効であるが、内視鏡カバーを装着するカバー式内
視鏡では、処置具起上台及び処置具起上ワイヤーを内視
鏡カバー側に設けた方が簡単、且つ、安価な構成にする
ことができる。このため、処置具起上ワイヤー結合部材
とガイド部材とを操作部の外側に設けようとしても、湾
曲操作手段がカバー用内視鏡の操作部内に残こってしま
うため操作部の太さが変わらず、処置具起上ワイヤー結
合部材とガイド部材とを操作部の外側に配設することに
より、把持部分が太径となり、操作性が損なわれてしま
う。
【0010】本発明は上記事情に鑑みてなされたもので
あり、挿入部カバー内を挿通する複数の管路を術者が把
持しやすいように配置し、把持部分を太径とすることの
無い操作性が良好なカバー式内視鏡を提供することを目
的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段および作用】本発明のカバ
ー式内視鏡は、内部に管路を有し、これら管路が手元側
に位置する把持部から延出する挿入部カバーと、前記挿
入部カバーが装着される挿入部及びこの挿入部の手元側
に位置する操作部を有するカバー用内視鏡とからなるカ
バー式内視鏡であって、前記挿入部カバーの把持部から
延出する管路を把持部と操作部との外形線に沿わせて配
置しているので、操作部を把持する際、複数の管路が邪
魔にならず、作業性が良好である。
【0012】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、図
1はカバー式内視鏡の概略構成を示す図、図2は前記図
1のA矢視図であり内視鏡カバー口体部の一部断面を含
むカバー式内視鏡操作部の説明図、図3はカバー用内視
鏡操作部の斜視図、図4は口体部と操作部との間に配設
される各チューブの配設位置を示す図である。
【0013】図1に示すようにカバー式内視鏡1は、挿
入部カバー2とこの挿入部カバー2に装着されるカバー
用内視鏡3とから構成されている。
【0014】挿入部カバー2は、光学的に透明なレンズ
カバー4及び処置具起上台(以下起上台と略記)5を配
設した先端カバー6と、この先端カバー6の手元側に一
端を固定した可撓性を有する軟性チューブの外カバー7
と、この外カバー7の他端に設けられるカバー用内視鏡
3の後述する操作部8に固定可能な口体部9とから構成
されている。
【0015】前記先端カバー6の起上台5を収納するチ
ャンネル開口部10には、挿入部カバー2内を挿通する
鉗子チューブ11の先端と、起上台5の先端に接続され
る起上ワイヤー12を挿通するワイヤ挿通用チューブ1
3の先端とが開口している。
【0016】図2に示すように鉗子チューブ11は、手
元側の口体部9まで延出して2つに分岐している。分岐
した一方は、鉗子チューブ11として処置具挿入部14
に着脱自在に接続され、図示しない処置具が挿入可能な
スリットを有する鉗子栓15に開口している。そして、
分岐した他方は、吸引チューブ16としてさらに手元側
に延出している。また、図1に示したレンズカバー4の
近傍に設けたノズル17に連通する送気チューブ18及
び送水チューブ19も口体部9を介して手元側に延出し
ている。
【0017】図2に示すように口体部9は、先端側に位
置する処置具挿入部14を有する分岐部20と、この分
岐部20の後方側に位置し術者が把持可能なように変性
ポリフェニレンオキサイドなどの比較的硬質の樹脂で形
成したグリップ部21とから構成されている。そして、
このグリップ部21の手元側にポリエチレン,塩化ビニ
ル,ラテックス,ポリウレンタンなどを薄肉の筒状に形
成した破線で示す操作部カバー22を一体的に設けてい
る。
【0018】この操作部カバー22は、30cmないし
1.5m程度の長尺で、操作部8全体を覆うと共に、手
元側に延出する吸引チューブ16,送気チューブ18,
送水チューブ19及び後述するユニバーサルコードなど
を被覆するようになっている。
【0019】図1及び図2に示すようにカバー用内視鏡
3は、操作部8の先端側から細長な挿入部23を延出
し、この挿入部23の先端部には先端カバー6に配設し
たレンズカバー4に対向する図示しない照明光学系及び
観察光学系が設けられている。
【0020】このカバー用内視鏡の操作部8は、内視鏡
カバー口体部9のグリップ部21が当接する段付部24
と、この段付部24の手元側に設けたスイッチ部25と
から構成され、このスイッチ部25には送気・送水スイ
ッチ26、吸引スイッチ27、画像スイッチ28,29
及び観察画像に対して上下方向に挿入部23を湾曲操作
する上下湾曲ノブ30、左右方向に湾曲操作する左右湾
曲ノブ31、上下方向の湾曲状態を保持する上下エンゲ
ージレバー32、左右方向の湾曲状態を保持する左右エ
ンゲージレバー33、起上台5の起上角度を調節する起
上ノブ34などが配設されている。
【0021】また、この操作部8からは各種スイッチ2
6,27,28,29に接続される信号線や照明光を供
給するライトガイドファイバーや観察レンズからの画像
を伝送する画像伝送ケーブルなどを内蔵したユニバーサ
ルコード35が延出される一方、前記口体部9から延出
した吸引チューブ16,送気チューブ18,送水チュー
ブ19がスイッチ部25及びユニバーサルコード35の
側端面に形成されているチューブ溝36に沿って配置さ
れている。
【0022】上述のように構成されている操作部8の位
置関係を図2に示す矢印B方向から説明する。カバー用
内視鏡3の挿入部23の中心軸を中心位置とした場合、
送気・送水スイッチ26の突出方向は0時方向となり、
処置具挿入部14の開口部が0時〜3時方向の範囲内で
手元側を向いて開口している。また、上下湾曲ノブ30
及び左右湾曲ノブ31は3時方向に配設されている。さ
らに、口体部9まで延出された鉗子チューブ11,吸引
チューブ16,送気チューブ18,送水チューブ19
は、分岐部20内において0時〜2時方向に配置され、
スイッチ部25近傍では9時〜11時方向に配置されて
いる。すなわち、各チューブ16,18,19は分岐部
20からスイッチ部25に延出される間に配設位置を変
化させている。
【0023】すなわち、図3に示すように操作部8にお
ける吸引チューブ16,送気チューブ18及び送水チュ
ーブ19の配設される位置は、操作部8の先端側で0時
〜2時方向の位置であり、ここで各チューブ16,1
8,19を徐々に9時〜11時方向に曲げて操作部8に
形成したチューブ溝36に沿わせ最終的に上述の9時〜
11時方向へ延出し、口体部9のグリップ部21で覆っ
ている。
【0024】この状態を図2のC―C断面図,D―D断
面図,E―E断面図である図4(a),(b),(c)
で見ると、図に示すようにチューブ溝36の深さは先端
側から手元側へいくにしたがって徐々に深くなるように
形成されているので、分岐部20内において0時〜2時
方向に配置されていた各チューブ16,18,19が徐
々に配設位置を変えていくと共に、チューブ溝36に徐
々に収まって操作部8の9時〜11時方向へ延出されて
いく。
【0025】なお、図4の(a),(b),(c)に示
すようにこのとき起上ワイヤー12は、グリップ部21
に設けたワイヤー孔38を挿通して先端カバー6に導入
されている。
【0026】また、図示しないモニタに表示された画像
の上方向をレンズカバー4の手元側、下方向をレンズカ
バー4の先端側、右方向を口体部9側からレンズカバー
4の表面を見たときの右側としている。
【0027】さらに、チューブ溝36は、ユニバーサル
コード35の接続部37に沿って曲がって形成され、そ
のままユニバーサルコード35沿いに形成されている。
【0028】上述のように構成したカバー式内視鏡1の
作用を説明する。まず、挿入部カバー2をカバー用内視
鏡3に装着していく。そして、挿入部カバー2の口体部
9のグリップ部21を段付き部24方向に押し込んでい
くとき、吸引チューブ16,送気チューブ18,送水チ
ューブ19などの各チューブをチューブ溝36に沿わせ
てユニバーサルコード35と共に、手元側に延出する。
このとき、これらユニバーサルコード35,吸引チュー
ブ16,送気チューブ18及び送水チューブ19をテー
プなどでひとまとめにしておく。
【0029】次に、グリップ部21の手元側に一体に設
けられている操作部カバー22でスイッチ部25を被覆
すると共に、ひとまとめにしたユニバーサルコード3
5,吸引チューブ16,送気チューブ18及び送水チュ
ーブ19を被覆する。
【0030】この状態で、術者は左手にてグリップ部2
1を把持し、右手で挿入部カバー2を持ってカバー式内
視鏡1の体腔内への挿入・抜去を行う。また、治療ある
いは処置を行う処置具は、右手で操作し、鉗子栓15を
介して鉗子チューブ11に挿入・抜去される。
【0031】このように、口体部のグリップ部を比較的
硬質の樹脂で形成し、このグリップ部と操作部との間の
隙間に吸引チューブ,送気チューブ,送水チューブなど
の各チューブを先端側から手元側に行くに従って徐々に
深くなるように形成したチューブ溝に沿わせて手元側に
延出することによって、各チューブの配設位置を常に同
じ位置にすることができる。このため、術者は操作部を
把持する際、チューブの位置を確認することなく、スム
ースに内視鏡検査を行うことができる。
【0032】また、各チューブをチューブ溝に沿わせて
所定の位置に案内する一方、これら各チューブを硬質の
樹脂で形成したグリップ部と操作部との間に配設するこ
とができるので、チューブを押しつぶすことなく、グリ
ップ部のサイズも大きくすることなく、極めて容易に把
持でき、常に良好な吸引,送気,送水操作を行なうこと
ができる。
【0033】さらに、グリップ部を操作部カバー同様に
薄肉で柔軟な材料で形成した場合でも、各チューブをチ
ューブ溝内に収納するようにすることができるので、術
者の把持力でチューブをつぶすことがないので、良好な
吸引,送気,送水が可能である。
【0034】又、各チューブをユニバーサルコードに沿
わせ、このユニバーサルコードと一体的にし、その外側
に操作部カバーを被覆しているので、これら複数のチュ
ーブ及びコードを1本のコードとして扱うことができる
ので、使い勝手がよくなる。
【0035】更に、処置具挿入部の開口を0時〜3時方
向に位置させているので右手に持った処置具の挿抜が容
易に行える。
【0036】なお、この第1実施例では操作部8から先
端側を見たとき、外カバー7内において挿入部23の右
側に鉗子チューブ11、送気チューブ18、送水チュー
ブ19などを配置しているが、図5に示すように直視タ
イプの上部消化管用のカバー式内視鏡1aで、挿入部カ
バー2の先端カバー6aの先端面にレンズカバー4を設
け、レンズカバー4の近傍に鉗子チューブ11の開口を
設け、挿入部23の左側に鉗子チューブ11、送気チュ
ーブ18、送水チューブ19を配置したものであっても
よい。このとき、鉗子チャンネル、送気チューブ、送水
チューブが前記図1とは逆の位置関係で配置されていて
も、処置具挿入部は図1と全く同じに配置することによ
り、分岐部より手元側での吸引チューブ、送気チュー
ブ、送水チューブの配設位置を前記図2,図3,図4
(a),(b),(c)と全く同じ位置関係にすること
ができる。このことにより、挿入部カバーのタイプが変
わっても処置具挿入部及び吸引チューブ、送気チュー
ブ、送水チューブの配設位置を常に同じにすることがで
きるので、術者はいかなるタイプのカバー式内視鏡でも
全く同じにグリップ部を把持して操作することができ
る。
【0037】また、図4に示したグリップ部21におけ
るワイヤー孔38の中心軸が挿入部カバー2の中心軸に
対して略平行に設けてあるため、図6に示すようにワイ
ヤー孔38を挿通して延出される起上ワイヤー12の一
端にはラック40が設けられている。このラック40
は、起上ノブ34の一端部に設けたピニオン41に噛合
するようになっている。処置具の起上を行う前(倒置
時)、ピニオン41とラック40とは係合せず、起上ノ
ブ34を回動させたときはじめてピニオン41とラック
40とが係合して起上ワイヤー12が牽引操作される。
このように、ワイヤー孔の中心軸と挿入部カバーの中心
軸とを略平行にすることでラックが軸方向に進退した場
合でもピニオンとの係合量が変わらないので、ラックが
ピニオンから外れたり、噛み合わなくなることがないの
で、常に起上操作をスムースに行なうことができる。
【0038】さらに、図7ないし図12に示すように操
作部カバー22を口体部9と別体に設けるようにした挿
入部カバー2bであっても良い。
【0039】すなわち、図7は、操作部カバー22を口
体部9に一体的に設けていない直視タイプの挿入部カバ
ー2bであり、先端カバー6bの先端面にレンズカバー
4を設け、口体部9からは鉗子チューブ11,送気チュ
ーブ18及び送水チューブ19をそれぞれ延出してい
る。
【0040】図8及び図9に示すカバー用内視鏡3b
は、前記挿入部カバー2bによって被覆されるものであ
り、カバー用内視鏡3bの先端面には挿入部カバー2を
装着したときレンズカバー4に対設する照明光学系4
2,観察光学系43が備えられると共に、鉗子チューブ
11、送気チューブ18、送水チューブ19を挿通可能
で操作部8に開口する管路ルーメン44が設けられてい
る。なお、符号45は後述する管路溝である。図10に
示すように操作部8には管路ルーメン44が開口する管
路溝45が設けられている。
【0041】そして、図11及び図12に示すように前
記挿入部カバー2bをカバー用内視鏡3bに装着して鉗
子チューブ11、送気チューブ18、送水チューブ19
を管路溝45から外部へ延出して、別体の操作部カバー
22bが装着されるようになっている。前記操作部カバ
ー22は、硬質で管路溝45と嵌合すべく分割した分岐
部20と軟質なグリップカバー46とからなり、分岐部
20には内側と外側とを連通し、内側に突出して鉗子チ
ューブ11に接続可能なチャンネル接続部47と吸引チ
ューブ16に接続可能な吸引接続部48が設けられてい
る。また、チャンネル接続部47の外側開口は処置具挿
入部14である。
【0042】このように、挿入部カバーと操作部カバー
とを別体で形成し、前記挿入部カバー,カバー用内視鏡
及び操作部カバーとをそれぞれ組合せる構成とすること
によって、従来のカバー無しの内視鏡と同様に挿入部の
中に鉗子チャンネル、送気チューブ、送水チューブを内
蔵することができる。このことにより、カバー式内視鏡
であってもカバー無しの内視鏡の挿入部と略同等の可撓
性を得ることができるので、カバー式内視鏡挿入時の手
元側でのねじり力を先端まで容易に伝達して、スムース
に挿入部を体腔内に挿入していくことができる。
【0043】なお、挿入部に内蔵する管路は、鉗子チャ
ンネル、送気チューブ及び送水チューブの3つであって
もまた、2つあるいは1つだけであっても良い。
【0044】図13は本発明の第2実施例に係るカバー
式内視鏡操作部の概略構成を示す図である。図に示すよ
うに本実施例においては、操作部8から先端側方向を見
て挿入部23の中心軸を中心としたとき、送気・送水ス
イッチ26の突出方向を0時方向とした場合、3時方向
に配置されている鉗子チューブ11、送気チューブ1
8、送水チューブ19を挿入部23の手元側端で0時方
向に曲げている。そして、分岐した鉗子チューブ11の
一方は、前記図1の処置具チャンネルチューブ14であ
り、他方は吸引チューブ16として送気チューブ18及
び送水チューブ19と共に手元側に延出している。
【0045】前記吸引チューブ16,送気チューブ18
及び送水チューブ19は、操作部8の先端側で比較的硬
質の樹脂、例えばポリプロピレン、ポリエチレン、硬質
塩化ビニルなどでクランク状に屈曲させて形成した管状
の吸引継手49、送気継手50、送水継手51の一端部
に接続されている。そして、これら各継手49,50,
51の他端部は、9時〜11時方向に形成されているチ
ューブ溝36近傍で開口し、各継手49,50,51の
他端部にそれぞれ吸引チューブ16、送気チューブ1
8、送水チューブ19を接続して、ユニバーサルコード
35側へ延出されている。その他の構成は前記第1実施
例と同様であり、同部材に同符号を付して説明を省略す
る。
【0046】このように、ポリプロピレン、ポリエチレ
ン、硬質塩化ビニルなどからなる管状の吸引継手、送気
継手、送水継手によって吸引チューブ、送気チューブ、
送水チューブを3時方向から9時〜11時方向に向きを
変えて延出するようにしているので、挿入部カバーのグ
リップ部をカバー用内視鏡に被覆する際、各チューブが
スムースにグリップ部と操作部との間のチューブ溝に収
納される。
【0047】また、硬質の樹脂材料でクランク状に屈曲
させて形成した吸引継手、送気継手、送水継手によって
吸引チューブ、送気チューブ、送水チューブを所望の方
向に延出するようにすることができるので、各チューブ
の最小曲げ半径を気にすることなく、すなわちチューブ
を座屈させることなく、カバー式内視鏡を構成すること
ができるので、吸引・送気・送水機能が常に良好とな
る。
【0048】さらに、吸引継手、送気継手、送水継手を
屈曲させて形成することで、短い距離で各チューブをチ
ューブ溝に収納することができるので、グリップ部の長
さを短くすることが可能となり、操作部の軽量化を可能
にする。その他の作用及び効果は前記実施例と同様であ
る。
【0049】なお、図14に示すように前記図5に示し
た直視タイプのカバー式内視鏡1aにおいても鉗子チュ
ーブ11,吸引チューブ16,送気チューブ18及び送
水チューブ19を図13と全く同様に配置させることが
できるので挿入部カバー2の種類が変化しても術者はと
まどうことなく、常に、良好な操作を行うことができ
る。
【0050】また、図13及び図14に示した吸引継手
49、送気継手50、送水継手51をポリプロピレン、
ポリエチレン、硬質塩化ビニルなどの比較的硬質の樹脂
部材で形成する代わりに、例えばポリテトラフルオロエ
チレン製チューブ、多孔質ポリテトラフルオロエチレン
にフッ素ゴムを被覆したチューブ、多孔質ポリテトラフ
ルオロエチレン層の内外にポリテトラフルオロエチレン
層を設けたチューブなど比較的柔軟なチューブで構成す
るようにしてもよい。
【0051】このことにより、万一継手部が汚物などが
詰まってしまった場合でも、細径のブラシを挿入してチ
ューブ内面を洗浄することが可能となり、例えクランク
状に屈曲していてもブラシの押込力によってチューブを
変形させてチューブ内面の洗浄が可能となる。その他の
作用及び効果は前記第2実施例と同様である。
【0052】図15は本発明の第3実施例に係る操作部
の概略構成を示す斜視図である。図に示すように本実施
例において吸引チューブ16,送気チューブ18,送水
チューブ19の各チューブは、操作部8の先端側から手
元側に形成したチューブ溝36に沿って延出されてい
る。ここで、スイッチ部25の手元側から先端側を見通
したとき、挿入部23の中心軸を中心として送気・送水
スイッチ26の突出方向を0時方向とすると、分岐部2
0内において吸引チューブ16,送気チューブ18及び
送水チューブ19は、0時〜2時方向の位置に配設さ
れ、スイッチ部25においては9時〜11時方向にスム
ースに向きを代えて配設されている。すなわち、各チュ
ーブ16,18,19を配設するチューブ溝36は、操
作部8の先端側では幅広で、手元側に向かうにしたがっ
て徐々に幅狭に形成しているので、各チューブ16,1
8,19を急激に曲げることなく操作部上で少しずつ配
設位置が変化する構成となっている。その他の構成は上
述の実施例と同様であり、同部材には同符号を付して説
明を省略する。
【0053】このように、カバー用内視鏡に挿入部カバ
ーを装着した際、操作部上で各チューブが先端側の0時
〜2時方向から手元側に行くに従って9時〜11時方向
へと無理なく、スムースに配設位置を変えて延出されて
いくので、ブラシなどを挿通することが可能となる。
【0054】また、各チューブに座屈などの変形による
ストレスなどがほとんど働かないので、剛性が比較的弱
い安価なチューブで挿入部カバーを構成することができ
るので、使い捨てである内視鏡カバーを安価に形成する
ことができるという効果もある。その他の作用及び効果
は上述の実施例と同様である。
【0055】図16ないし図18を参照して操作部カバ
ーの他の構成を説明する。図16に示すように操作部カ
バー22は、ポリエチレン、塩化ビニル、ラテックス、
ポリウレタン等を薄肉の筒状に形成したカバー本体55
と、このカバー本体55に接合されたノブカバー56と
で構成されている。
【0056】図16及び図18に示すようにノブカバー
56の外周面には5ヶ所の指かけ部56,56,5
6...を有し、内側面には上下ノブ嵌合部57と左右
ノブ嵌合部58とを備えている。上下ノブ嵌合部57
は、上下湾曲ノブ30の側面の嵌合面59に嵌合可能に
凸状に複数形成されており、左右ノブ嵌合部58は上下
ノブ嵌合部57よりも内側に位置し、着脱開口部58a
に平行に凹状に複数設けられている。そして、前記左右
ノブ嵌合部58は、左右湾曲ノブ31の側面のスライド
面31aに対してノブ軸60の軸方向に摺動可能であ
り、ノブ軸60の周方向には係合可能になっている。
【0057】上下湾曲ノブ30は、上下ノブ嵌合部57
の嵌合面59を最外周とし、ノブカバー56の着脱開口
部58aの内径よりも小さい外径の細径部61を有して
いる。また、上下湾曲ノブ30と左右湾曲ノブ31の間
隔は、左右ノブ嵌合部58の長さより小さく設定してあ
る。
【0058】操作部カバー22を操作部8に被せる際、
まず、ノブカバー56を上下エンゲージスイッチ33の
外側から装着していく。そして、左右ノブ嵌合部58を
スライド面59に摺動させて上下湾曲ノブ30の嵌合面
59と上下ノブ嵌合部57とを嵌合させて装着を終了す
る。
【0059】このとき、上下方向の湾曲を行う場合に
は、上下湾曲ノブ30をノブカバー56に嵌合させたま
まの状態で指掛け部56を回動操作することによって湾
曲する。次に、左右方向の湾曲を行う場合には、図17
に示すようにノブカバー56をノブ軸60に沿わせて左
右湾曲ノブ31方向(図中上方向)へと移動する。する
と、左右ノブ嵌合部58とスライド面31aとが嵌合し
てノブカバー56を回動することによって左右方向の湾
曲を行うことができるようになる。
【0060】このように、ノブカバーが左右湾曲ノブに
対してノブ軸の方向に摺動可能なため簡単に上下湾曲ノ
ブに到達して装着が非常に簡単であり、取り外しの際も
ノブ軸の方向にノブカバーをひっぱれば左右湾曲ノブの
スライド面を摺動して外れるので、カバー本体を取り外
すことによって操作部カバーを取り外ずせるので作業が
容易であると共に、上下湾曲ノブ、左右湾曲ノブ、操作
部を操作部カバー外側に付着した汚物などで汚染する心
配が無い。
【0061】また、ノブカバーを左右湾曲ノブ側、上下
湾曲ノブ側に移動させてノブカバーで左右湾曲ノブ、上
下湾曲ノブを回動操作することができるので、湾曲ノブ
の操作性が向上する。
【0062】図19ないし図21を参照して操作部カバ
ーの別の構成を説明する。図19ないし図21示すよう
に操作部カバー22は、ポリエチレン、塩化ビニル、ラ
テックス、ポリウレタンなどで薄肉の筒状に形成し、ノ
ブ用開口部62を設けることによって、湾曲操作ノブを
除く操作部8及びユニバーサルコード35を覆うカバー
本体55と、湾曲操作ノブを覆うノブカバー56とで構
成している。このノブカバー56は、操作部8側から上
下湾曲ノブ30の外周と嵌合して覆う上下用ノブカバー
63、左右湾曲ノブ31の外周と嵌合して覆う左右用ノ
ブカバー64、左右エンゲージスイッチ33と嵌合して
覆うスイッチカバー65とから構成されている。
【0063】また、前記左右用ノブカバー64は、上下
用ノブカバー63に対して回動自在に重なる左右回転部
66を有し、前記スイッチカバー65は左右用ノブカバ
ー64に対して回動自在に重なるスイッチ回転部67を
有している。
【0064】さらに、上下用ノブカバー63の内周面に
は上下湾曲ノブ30の外周部に設けた摺動部切換手段と
なるフリー溝68及びエンゲージ溝69に係合可能なシ
リコンゴムあるいはネオプレンゴムなどで形成した弾性
凸部70が備えられている。
【0065】なお、上下用ノブカバー63の操作部8側
端には、摺動部押圧保持手段となるシリコンゴムあるい
はネオプレンゴムなどのゴム部材で形成した摺動体71
が設けられている。
【0066】また、前記フリー溝68とエンゲージ溝6
9との間隔は、左右回転部66における上下用ノブカバ
ー63と左右用ノブカバー64の間隔d以下である。
【0067】さらに、図21に示すように上下用ノブカ
バー63の外周面には5つの指かけ部63aが形成さ
れ、左右用ノブカバー64は外周面には4つの指かけ部
64aが形成され、スイッチカバー65は上部が左右エ
ンゲージスイッチ33に嵌合する長方形65aで下側
(スイッチ回転部67)が円形65bで形成されてい
る。
【0068】ただし、左右回転部66は円形である。ま
た、弾性凸部70がフリー溝68に係合した際、摺動体
71は操作部8の表面に若干触れる程度としている。
【0069】上述のように構成した内視鏡カバーの作用
を説明する。まず、操作部8にカバー本体55を被せ、
ノブ用開口部62から上下湾曲ノブ30などを露出させ
る。次に、上下用ノブカバー63、左右用ノブカバー6
4、スイッチカバー65を一体に形成したノブカバー5
6で上下湾曲ノブ30、左右湾曲ノブ31、左右エンゲ
ージスイッチ33を被覆する。このとき、弾性凸部70
をフリー溝68に係合させる。この状態で上下用ノブカ
バー63、左右用ノブカバー64、スイッチカバー65
をそれぞれ回動操作することにより、上下方向湾曲、左
右方向湾曲、左右方向の湾曲保持などが行える。上下方
向の湾曲保持を行うためには、図20に示すように上下
用ノブカバー63を操作部8側に押し込み、弾性凸部7
0をエンゲージ溝69に係合させる。この操作によって
ゴム製の摺動体71が操作部8に押し付けられ、摩擦力
が発生して、上下用ノブカバー63が回動不能となり、
上下方向の湾曲保持が可能となる。
【0070】なお、ノブカバー56を取り外すときには
上下用ノブカバー63を左右用ノブカバー64方向に引
き上げれば容易に取り外すことができる。
【0071】このように、ノブカバーは、押し込み,引
っぱりの2アクションだけで着脱が可能であるので、着
脱が簡単になり、着脱に2アクション以上必要なカバー
に比べて操作部表面をノブカバーの外側についた汚物等
で汚染する可能性を極めて少くなくすることができる。
【0072】また、上下方向湾曲のエンゲージ機構をノ
ブカバーに設けたので操作部側に設ける必要がなくなっ
て、構造が簡略化されると共に、ノブカバーの外側から
簡単に操作することができる。
【0073】なお、ノブカバー56としては、図22に
示すようにポリエチレン、塩化ビニル、ラテックス、ポ
リウレタン等を薄肉に形成して上下湾曲ノブ30より大
きい着脱開口部58aを1つ有し、上下湾曲ノブ30、
左右湾曲ノブ31、上下エンゲージレバー32、左右エ
ンゲージスイッチ33を一体的に覆うものであってもよ
い。
【0074】このとき、図23に示すように着脱開口部
58aに糸72を外側・内側・外側...と交互に通し
ておく。このようにノブカバー56を形成しておくこと
により、上下湾曲ノブ30まで一体的に覆った後、糸7
2の両端を持って引っぱることにより、図24に示すよ
うに着脱開口部58aをすぼめて、簡単に装着を完了す
ることができる。
【0075】ノブカバー56を取り外す際は、糸72の
一端のみを引っぱれば糸が抜けてノブカバー56が簡単
に取り外せる。
【0076】なお、図25に示すようにノブカバー56
を上下用ノブカバー63と左右用ノブカバー64との二
体で構成し、着脱開口部に糸72を設けるように形成し
てもよい。また、図26に示すように着脱開口部58a
に設ける糸72を2本の糸72A,72Bとして、ノブ
カバー56の外側・内側・外側...と交互に通し、両
端を接合して2つの輪としてもよい。この場合は、2つ
の輪を別々に把持して両側を図の矢印方向に引っぱるこ
とにより着脱開口部58aが容易にすぼまる。ところ
で、把持部を細径化することは、手の平の小さな人でも
操作が容易となるので、把持部の細径化が望まれてい
た。
【0077】図27に示すように操作部8の内側中央に
湾曲ワイヤースライド部73を設ける。湾曲ワイヤース
ライド部73には、湾曲ワイヤー74、75のそれぞれ
の一端部がチェーン76の両端に結合され、湾曲ワイヤ
ー74、75のそれぞれ他端は図示しない湾曲部の先端
に配設されている関節駒に接続されてる。前記チェーン
76は、ノブ軸60に固定されたスプロケット77に係
合している。
【0078】図28に示すように湾曲ワイヤースライド
部73の中央には湾曲ワイヤー74、75の間隔よりも
若干狭い隙間78が設けられており、この隙間78の手
元側端に湾曲ワイヤースライド部73を貫通してユニバ
ーサルコード35内に連通するコード孔79が設けられ
ている。更に、この隙間78には照明光を伝送するライ
トガイドファイバー80及び観察画像を伝送する画像伝
送用ケーブル81が配設され、コード孔79を介してユ
ニバーサルコード35内へ挿通している。
【0079】このように、ライトガイドファイバー及び
画像転送用ケーブルを隙間及びコード孔を介してユニバ
ーサルコードに挿通することによって、従来のカバー無
しで体腔内に挿入される内視鏡の処置具起上台操作ワイ
ヤー結合部材を収納した部分を有効に利用して操作部の
外形を小さくすることができる。
【0080】また、起上ワイヤーを収納するワイヤーを
操作部に設けた分、一部が突出してしまうが全体として
操作部のサイズを小さくしている。
【0081】なお、上記実施例においては、観察画像を
ケーブルで伝送する、いわゆる電子内視鏡で説明してい
るが、イメージガイドファイバーを用いた内視鏡であっ
てもよいことはいうまでもない。
【0082】[付記] 1.内部に複数の管路を有し、これら管路が手元側に位
置する把持部から延出する挿入部カバーと、前記挿入部
カバーに挿入される挿入部及びこの挿入部の手元側に設
けられた操作部を有するカバー用内視鏡とからなるカバ
ー式内視鏡において、前記挿入部カバーの把持部から延
出する管路を把持部と操作部との外形線に沿わせて配置
したカバー式内視鏡。
【0083】2.前記管路が処置具挿入チャンネル及び
処置具挿入チャンネルから分岐した吸引チャンネルであ
る付記1記載のカバー式内視鏡。
【0084】3.前記管路が送気管路である付記1記載
のカバー式内視鏡。
【0085】4.前記管路が送水管路である付記1記載
のカバー式内視鏡。
【0086】5.前記複数の管路が把持部先端部と把持
部手元側部とで配設位置が異なる付記1記載のカバー式
内視鏡。
【0087】6.前記複数の管路を操作部に形成したチ
ューブ溝に配置させた付記1記載のカバー式内視鏡。
【0088】7.前記複数の管路が把持部先端部と処置
具挿入部近傍に配置される付記5記載のカバー式内視
鏡。
【0089】8.前記処置具挿入部の開口が操作部から
先端側を見通した際に、管路内の流体の流通を制御する
スイッチの突出方向と挿入部湾曲操作ノブの突出方向と
の間の範囲に位置する付記7記載のカバー式内視鏡。
【0090】9.前記複数の管路が把持部手元側部にお
いて操作部から先端側を見通した際に、挿入部湾曲操作
ノブの配設部と対向した位置に配置される付記5記載の
カバー式内視鏡。
【0091】10.前記複数の管路が屈曲した管路でつ
ながれた付記5のカバー式内視鏡。
【0092】11.前記複数の管路がカバー用内視鏡内
蔵物をまとめて操作部より延出するユニバーサルコード
に沿って延出される付記1記載のカバー式内視鏡。
【0093】12.前記カバー用内視鏡内蔵物のひとつ
がライトガイドファイバーである付記11記載のカバー
式内視鏡。
【0094】13.前記カバー用内視鏡内蔵物のひとつ
が観察画像伝送ケーブルである付記11記載のカバー式
内視鏡。
【0095】14.前記カバー用内視鏡内蔵物のひとつ
がイメージガイドファイバーである付記11記載のカバ
ー式内視鏡。
【0096】15.挿入部カバーと、前記挿入部カバー
に挿入される挿入部と、この挿入部の手元側に位置して
湾曲操作ノブを有する操作部とを備えたカバー用内視鏡
と、操作部を覆う操作部カバーとからなるカバー式内視
鏡において、操作部カバーに湾曲操作ノブに嵌合可能な
ノブカバーを設けたことを特徴とするカバー式内視鏡。
【0097】16.前記ノブカバーを操作部カバーに一
体的に設けた付記15記載のカバー式内視鏡。
【0098】17.前記ノブカバーを操作部カバーに別
体で設けた付記15記載のカバー式内視鏡。
【0099】18.前記ノブカバーが湾曲操作ノブの外
周面をノブ軸方向に摺動可能である付記16及び付記1
7記載のカバー式内視鏡。
【0100】19.前記ノブカバーが操作部と摺動可能
な摺動部と摺動部の摺動状態切り替え手段を設けた付記
17記載のカバー式内視鏡。
【0101】20.前記摺動状態切り替え手段は摺動部
押圧保持手段である付記19記載のカバー式内視鏡。
【0102】21.前記摺動部押圧保持手段は湾曲操作
ノブに設けたノブカバー保持位置切り替え手段である付
記20記載のカバー式内視鏡。
【0103】22.前記ノブカバーの内径が湾曲操作ノ
ブの外径より大きい付記16及び付記17記載のカバー
式内視鏡。
【0104】23.挿入部カバーと、前記挿入部カバー
に挿入される挿入部と、前記挿入部の手元側に設けて、
一方の面に隙間を形成した湾曲操作機構を内蔵する操作
部とを有するカバー用内視鏡とからなるカバー式内視鏡
において、前記隙間にカバー用内視鏡の内蔵物を配置し
たことを特徴とするカバー式内視鏡。
【0105】24.前記隙間は湾曲操作機構の中央部に
設けた付記23記載のカバー式内視鏡。
【0106】25.前記湾曲操作機構の中央部に貫通穴
を設けた付記23記載のカバー式内視鏡。
【0107】26.前記貫通穴を前記隙間形成部分に設
けた付記25記載のカバー式内視鏡。
【0108】27.前記貫通穴にカバー用内視鏡内蔵物
を挿通した付記25記載のカバー式内視鏡。
【0109】28.前記操作部の一方の面側にカバー用
内視鏡の内蔵物をまとめて延出するユニバーサルコード
を設けた付記25記載のカバー式内視鏡。
【0110】29.前記カバー用内視鏡内蔵物のひとつ
がライトガイドファイバーである付記23記載のカバー
式内視鏡。
【0111】30.前記カバー用内視鏡の内蔵物のひと
つが観察画像伝送ケーブルである付記23記載のカバー
式内視鏡。
【0112】31.前記カバー用内視鏡の内蔵物のひと
つがイメージガイドファイバーである付記23記載のカ
バー式内視鏡。
【0113】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、挿
入部カバー内を挿通する複数の管路を術者が把持しやす
いように配置し、把持部分を太径とすることの無い操作
性が良好なカバー式内視鏡を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1ないし図4は本発明の第1実施例に係り、
図1はカバー式内視鏡の概略構成を示す図
【図2】前記図1のA矢視図であり内視鏡カバー口体部
の一部断面を含むカバー式内視鏡操作部の説明図
【図3】カバー用内視鏡操作部の斜視図
【図4】口体部と操作部との間に配設される各チューブ
の配設位置を示す図
【図5】直視タイプのカバー式内視鏡の挿入部の概略構
成を示す図
【図6】起上ノブと起上ワイヤとの関係を示す図
【図7】図7ないし図12は操作部カバーを別体にした
内視鏡カバーを示すものであり、図7は挿入部カバーの
概略構成を示す図
【図8】カバー用内視鏡の側面図
【図9】カバー用内視鏡の正面図
【図10】操作部の管路ルーメンと管路溝との関係を示
す図
【図11】カバー式内視鏡の横断面図
【図12】カバー式内視鏡の軸方向断面図
【図13】本発明の第2実施例に係るカバー式内視鏡操
作部の概略構成を示す図
【図14】図5に示した直視タイプのカバー式内視鏡操
作部の概略構成を示す図
【図15】本発明の第3実施例に係る操作部の概略構成
を示す斜視図
【図16】図16ないし図18は操作部カバーの他の構
成を示すものであり、図16はノブカバーの概略構成を
示す図
【図17】ノブカバーの作用を示す図
【図18】ノブカバーの平面図
【図19】図19ないし図21は操作部カバーの別の構
成を示すものであり、図19はノブカバーの概略構成を
示す図
【図20】ノブカバーの作用を示す図
【図21】ノブカバーの平面図
【図22】他のノブカバーの概略構成を示す図
【図23】ノブカバーの着脱開口部の構成を示す図
【図24】ノブカバーの着脱開口部の閉塞状態を示す図
【図25】ノブカバーの着脱開口部の他の構成を示す図
【図26】ノブカバーの着脱開口部の別の構成を示す図
【図27】操作部の概略構成を示す図
【図28】図27のF―F断面図
【符号の説明】
1…カバー式内視鏡 2…挿入部カバー 3…カバー用内視鏡 8…操作部 16…吸引チューブ 18…送気チューブ 19…送水チューブ 21…グリップ部 36…チューブ溝

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に管路を有し、これら管路が手元側
    に位置する把持部から延出する挿入部カバーと、前記挿
    入部カバーが装着される挿入部及びこの挿入部の手元側
    に位置する操作部を有するカバー用内視鏡とからなるカ
    バー式内視鏡において、 前記挿入部カバーの把持部から延出する管路を把持部と
    操作部との外形線に沿わせて配置したことを特徴とする
    カバー式内視鏡。
JP6135908A 1994-06-17 1994-06-17 カバー式内視鏡 Withdrawn JPH08540A (ja)

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