JPH085271B2 - 綴 具 - Google Patents

綴 具

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JPH085271B2
JPH085271B2 JP5094238A JP9423893A JPH085271B2 JP H085271 B2 JPH085271 B2 JP H085271B2 JP 5094238 A JP5094238 A JP 5094238A JP 9423893 A JP9423893 A JP 9423893A JP H085271 B2 JPH085271 B2 JP H085271B2
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莞二 田中
英雄 原元
正昭 日下
浩 中野
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Lihit Lab Inc
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はファイルの裏表紙などに
装着されて紙片などの綴じ込みに使用される綴具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、此の種綴具として、実公昭60ー
24629号公報に示されている綴具が知られている。
この従来の綴具は、図10、図11に示したように、フ
ァイルの裏表紙などに固定される細幅長尺状の台板Aの
長さ方向両側部に、細幅長尺状の連結杆B2に多数の綴
杆B1を櫛歯状に連設した綴体Bを開閉自由に支持する
と共に、前記台板Aの幅方向一側方を他側方に対し上方
側に変位させて、この高位部片A1の裏面側に、3つの
ガイド突起A2を前記台板Aの長さ方向に所定間隔を置
いて突設すると共に、前記高位部片A1の裏面側に、前
記綴体Bの連結杆B2表面に係合する鈎形係止部C1
と、前記台板Aの長さ方向に対し斜め方向に延び、前記
ガイド突起A2を受入れる傾斜孔C2とをもったスライ
ダーCを前記台板Aの長さ方向に対し斜め方向に移動自
由に支持し、このスライダーCの引き操作により、該ス
ライダーCを前記台板Aの長さ方向に対し斜め外方に移
動させて、前記係止部C1の連結杆B2表面との係合を
離脱し、前記綴体Bを台板Aに対し開放可能とし、ま
た、前記スライダーCの押し操作により、該スライダー
Cを台板Aの長さ方向に対し斜め内方に移動させて前記
係止部C1を連結杆B2表面に係合させ、綴体Bを閉位
置に係止するようにしたものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が、この従来の綴具
は、綴体Bを閉位置に係止するスライダーCは、台板A
の長さ方向に対し斜め方向に移動させるようにしている
から、このスライダーCを移動操作する場合、スライダ
ーCは台板Aの長さ方向に移動しながら台板Aの幅方向
に移動することになり、従って、スライダーCを台板A
の長さ方向に操作する場合には、その操作力の分力によ
りスライダーCを移動させることになるから、操作力を
台板Aの長さ方向に集中させることができなくて、操作
性が悪いのであり、また、台板Aの長さ方向に移動しな
がら台板Aの幅方向に移動する前記スライダーCの係止
部C1は、前記綴体Bにおける連結杆B2を台板Aとと
もに全長に亘って抱き込むようにして該連結杆B2に係
合するのであるから、スライダーCの移動操作も重くな
るし、また、スライダーCの操作量によっては前記綴体
Bの係止不足になったりする問題がある。
【0004】本発明の目的は、スライダーを台板の長さ
方向に確実に摺動操作等することができるようにして、
スライダーの操作性を良好に保ち、しかも、綴体の係止
不足を来すことなく綴体を小さな操作力で容易に閉位置
に係止できるようにする点にある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の目的を
達成するために、多数の綴杆11を櫛歯状に連設した綴
体1と、この綴体1を開閉自由に支持する細幅長尺状の
台板2と、前記綴体1の閉位置を係止するスライダー3
とから成り、前記台板2は長さ方向に延びる膨出案内部
21を備え、この膨出案内部21に前記スライダー3が
前記台板2の長さ方向に沿って摺動自由に保持されてお
り、前記スライダー3は前記案内部21に嵌入可能な幅
をもち、該スライダー3には、前記台板2における膨出
案内部21の側方表面に係合して、前記スライダー3の
台板裏面方向への離反を阻止する落ち込み防止爪34、
36と、前記綴体1の支持側に向かう係合部31をもつ
係止片32を備えると共に、前記スライダー3は前記
台板2に対し長さ方向一側方に付勢され、他方側には操
作部35を備え、前記綴体1は、前記係止片32が弾接
、前記綴体1の閉時、前記係合部31に係合する被
係止片14を設けたのである。
【0006】また、前記綴体1は、櫛歯状の綴杆11を
起立状に連設する連結片12を備え、この連結片12に
は、前記綴杆11の起立方向に立上がり、台板2に枢支
軸5を介して開閉自由に支持される枢支部13aをもつ
立上片13を備えると共に、この立上片13に向かい、
前記枢支軸5を覆う複数の紙片侵入防止片17を設けて
もよい。
【0007】
【作用】請求項1記載の発明によると、綴体1を開閉自
由に支持する台板2に、長さ方向に延びる膨出案内部2
1を設け、この膨出案内部21に、スライダー3を台板
2の長さ方向に沿って摺動自由に保持して、該スライダ
ー3には、前記台板2における膨出案内部21の側方表
面に係合して、前記スライダー3の台板裏面方向への離
反を阻止する落ち込み防止爪34、36を設けているか
ら、スライダー3の操作力を台板2の長さ方向に集中さ
せることができると共に、前記綴体1を、前記係止片3
2の被係止片14との弾接抵抗に抗して閉操作すると
き、スライダー3が台板裏面方向へ離反することなく、
膨出案内部21にしっかりと保持されるので、スライダ
ー3を台板2の長さ方向に確実に摺動操作することがで
き、また前記被係止片14を係止片32の係合部31に
確実に係合させることができ、スライダー3の操作性が
良好となる。そして、特に、肉厚の薄いファイルや柔軟
性を有する素材からなるファイルに前記台板2を取付け
て用いる場合、すなわち、スライダー3が台板裏面方向
へ離反しやすいようなファイルに台板2を取付けて用い
る場合でも、前記綴体1を前記係止片32の被係止片1
4との弾接抵抗に抗して閉操作するとき、スライダー3
の台板裏面方向への離反を有効に阻止して、前記被係止
片14を係止片32の係合部31に確実に係合させるこ
とができるのである。しかも、前記スライダー3は、台
板2に対し長さ方向一側方に付勢し、このスライダー3
に係合部31をもつ係止片32を設けると共に、綴体1
に、前記係止片32が弾接し、綴体1の閉時、前記係合
部31に係合する被係止片14を設けているから、前記
綴体1を閉じるとき、前記スライダー3を殊更操作しな
くとも、前記綴体1の閉操作により、該綴体1の被係止
片14がスライダー3の係止片32に対し移動して、前
記係合部31と係合することができるのであり、従っ
て、スライダーを操作して綴体1を閉位置に係止するも
のに比べて係止不足になったりすることなく確実に係止
することができるし、また、綴体1は前記係止片32の
被係止片14との弾接抵抗に抗して閉操作するだけでよ
いから、該綴体1を小さな操作力で簡易に閉じることが
できるのである。
【0008】また、請求項2記載の発明によると、綴杆
11を起立状に連設した綴体1の連結片12に、前記綴
杆11の起立方向に立上がり、台板2に枢支軸5を介し
て開閉自由に支持される枢支部13aをもつ立上片13
を設けると共に、この立上片13に向かい、前記枢支軸
5を覆う複数の紙片侵入防止片17を設けることによ
り、前記綴体1の綴杆11に綴った紙片を捲って閲覧す
る場合、この捲る紙片の綴り孔側端部が前記綴体1の連
結片12と枢支軸5との間の隙間に咬み込むのを防止で
きるのである。
【0009】
【実施例】図9に示した綴具は、多数の綴杆11を櫛歯
状に連設した綴体1と、この綴体1を開閉自由に支持
し、主としてファイルの裏表紙などに装着するようにし
た細幅長尺状の台板2と、この台板2に対し摺動可能
で、前記綴体1を閉位置に係止する細長板状のスライダ
ー3とから成るものである。
【0010】前記台板2は、図3に示したように細幅長
尺状の金属板により形成するのであって、その幅方向中
央部には、幅方向両側部に対し上方に向かって板厚より
若干多く膨出する膨出案内部21を全長に亘って形成し
ており、また、幅方向一側部には、上方に向かって起立
し、かつ、前記綴杆11のうち複数の綴杆、例えば両端
から2つ目の各綴杆11と、中央の綴杆に対し両端寄り
の2つの綴杆11と対向する4つの位置決め片22を長
さ方向に所定間隔を置いて突設し、また幅方向他側部に
は、上方に向かって起立し、その先端部を下向きに湾曲
した6つのフック状軸受片23を長さ方向に所定間隔を
置いて突設している。また、前記台板2の幅方向中央側
で、長さ方向両側部には、後記する被係止片14を受入
れる第1ガイド孔24を設け、また、幅方向他側部で、
長さ方向中央より一側方寄り(図3の左側)には、後記
するばね受片33を受入れる第2ガイド孔25を設ける
と共に、長さ方向中央部と長さ方向一側方部とには2つ
の逃がし孔26とを設けている。また、前記台板2の幅
方向中央部で、かつ、長さ方向両側方と長さ方向中央部
とには、前記膨出案内部21に開口する取付孔27を設
け、これら取付孔27の周りは下方側に凹入させて、前
記台板2を前記ファイルの裏表紙などに固定する固定ピ
ンの上端部が台板2の表面側に突出しないようにしてい
る。
【0011】また、前記スライダー3は、図3に示すよ
うに金属板により前記膨出案内部21に嵌入可能な幅を
もった長尺状に形成して、前記膨出案内部21内に摺動
自由に保持させるのであって、その幅方向一側で、長さ
方向両側方には、前記綴体1の台板2への支持側に向か
う係合部31をもつ係止片32を設けている。
【0012】この係止片32は、図3に示すようにスラ
イダー3の幅方向一側から上方に向かって起立する立上
部32aと、該立上部32aの先端から直角状に屈曲し
て前記綴体1の台板2への支持側に向かう横壁部32b
とから成り、前記立上部32aの幅方向一端側に切込み
31aを設けて、この切込み31aから前記横壁部32
bの幅方向一端縁に亘る部分を前記係合部31とし、前
記係止片32を、図1、図2、図4のように前記台板2
の第1ガイド孔24から上方に向かって突出させてい
る。
【0013】また、前記スライダー3の幅方向一側で、
長さ方向中央部には、前記綴体1の台板2への支持側に
向かって延び、かつ、先端側が上方に向かって屈曲し、
更にこの屈曲先端部が下方に向かって湾曲するフック状
のばね受片33を設け、このばね受片33を図1、図
2、図6のように前記台板2の第2ガイド孔25から上
方に向かって突出させている。また、スライダー3の長
さ方向一側方端部(図3の右側端部)には、幅方向一側
方から前記綴体1の台板2への支持側に向かって延び、
かつ、先端側が前記台板2の図3における右側第1ガイ
ド孔24から上方に突出して図7のように前記台板2の
表面に係合し、前記スライダー3の台板裏面方向への離
反を阻止する第1落ち込み防止爪34を設けており、ま
た、前記スライダー3の長さ方向他側方端部には、上方
に向かって屈曲する操作部35と、図1のように前記台
板2の幅方向他側部表面に係合して、前記スライダー3
の台板裏面方向への離反を阻止する第2落ち込み防止爪
36を設けている。また、前記スライダー3には、前記
台板2に設けた3つの取付孔27のうち、図3において
中央部の取付孔27と左側の取付孔27とに対向する部
分に、前記取付孔に挿入する前記固定ピンに対しスライ
ダー3を摺動させるための貫通孔37を設けている。
【0014】また、前記綴体1は、図3に示すように細
幅長尺状の連結片12と、該連結片12の幅方向一側か
ら連結片12に対し直角方向に起立する多数の前記綴杆
11と、前記連結片12の幅方向他端から前記綴杆11
の起立方向に立上がり、この立上り基部に枢支部13a
を形成する立上片13とを備え、この立上片13の長さ
方向両側方に、綴体1の閉時、前記係止片32の係合部
31に係合する被係止片14を設けている。
【0015】この被係止片14は、図2、図3に示すよ
うに前記立上片13に、前記係止片32を受入れる凹入
部15を設け、該凹入部15の一側から前記スライダー
3に向かって突出するように形成するのである。
【0016】また、前記綴体1には、前記連結片12か
ら前記立上片13に亘って前記台板2の軸受片23を受
入れる6つの切欠孔16を長さ方向に所定間隔を置いて
設け、これら切欠孔16のうち、図3において左から2
つ目切欠孔16を横長状に形成して、この横長状切欠孔
16に、前記スライダー3のばね受片33を前記軸受片
23と対向状に受入れ、この対向するばね受片33と軸
受片23との間に前記スライダー3を長さ方向一側方
(図1、図2の右方向)に付勢する押圧ばね4を介装す
ると共に、前記各軸受片23及びばね受片33に枢支軸
5を挿嵌して、台板2の幅方向他側部に前記綴体1を開
閉自由に枢支している。また、前記連結片12には、図
2、図3、図8のように前記各切欠孔16内から前記立
上片13に向かい、前記枢支軸5を覆う6つの紙片侵入
防止片17を設けている。
【0017】尚、図3において、6は前記枢支軸5の長
さ方向中央部に巻装して前記綴体1を前記台板2に対し
常時開方向に付勢する付勢ばねであって、前記綴体1に
おける連結片12及び立上片13の長さ方向中央部に
は、前記付勢ばね6を受入れるばね受入孔18を設けて
いる。
【0018】次に以上のように構成する実施例の作用を
説明する。
【0019】図2、図4のように綴体1が閉位置にある
状態で台板2の長さ方向一側方に突出するスライダー3
の操作部35を、台板2の長さ方向一側方(図2矢印方
向)に引き操作すると、スライダー3が膨出案内部21
内を台板2の長さ方向に沿って図2の左方に摺動し、ス
ライダー3の係止片32と綴体1の係合部31との係合
が離脱し、この状態で付勢ばね6により綴体1が図1、
図5のように台板2に対し開放方向に揺動し、図5のよ
うに綴体1の立上片13背面が台板2の幅方向他側部表
面に当接して、開放位置に停止する。このようにスライ
ダー3の操作部35を引き操作することにより、スライ
ダー3を台板2の長さ方向にのみ摺動させることができ
るから、スライダー3の操作力を台板2の長さ方向に集
中させることができるのであり、従って、スライダー3
の操作性を良好にでき、スムーズに摺動させることがで
きるのである。また、前記スライダー3は、押圧ばね4
により図1の右方に押圧されているから、前記係止片3
2の横壁部32b端面が図1のように前記綴体1の被係
止片14に弾接され、前記押圧ばね4による台板2の長
さ方向他方側への復帰移動は阻止されるのである。
【0020】また、以上のように開放位置に開いた綴体
1を閉じる場合、前記綴体1を閉方向に揺動させるだけ
で行えるのであって、前記綴体1を閉方向に揺動させる
ことにより係止片32の横壁部32bが被係止片14に
弾接された状態で被係止片14が図1、図5の矢印方向
に移動しながら、前記係止片32の立上部32aに設け
た切込み31aに入り込み、これに伴い前記押圧ばね4
の力により前記スライダー3が膨出案内部21内を台板
2の長さ方向に沿って図1右方に摺動して、図2、図4
のように前記被係止片14が係止片32の係合部31と
係合し、前記綴体1を閉位置に確実に係止できるのであ
る。このようにスライダー3を摺動操作しなくとも、綴
体1を閉方向に揺動操作するだけで、該綴体1の被係止
片14がスライダー3の係止片32に対し移動して、前
記係合部31と係合することができるのであり、従っ
て、スライダーを操作して綴体1を閉位置に係止するも
のに比べて係止不足になったりすることなく確実に係止
することができるし、また、綴体1は前記係止片32の
被係止片14との弾接抵抗に抗して閉操作するだけでよ
いから、該綴体1を小さな操作力で簡易に閉じることが
できるのである。
【0021】また、前記スライダー3は前記したように
細幅長尺状の薄肉板体により形成して、台板2の裏面側
に設けた膨出案内部21に保持するため、前記台板2を
固定するファイルなどの裏表紙が薄い場合や、柔軟性を
有する素材からなり、撓み易い場合、前記係止片32を
被係止片14に弾接させた状態で前記綴体1を綴じると
き、この綴体1の閉方向への操作力が前記被係止片14
から係止片32を介してスライダー3に伝達され、該ス
ライダー3が台板2に対し、該台板2の裏面方向に離反
しようとするが、前記スライダー3には、台板2におけ
る膨出案内部21の側方表面に係合し、前記スライダー
3の台板裏面方向への離反を阻止する落ち込み防止爪3
4、36を設けているため、前記スライダー3が台板裏
面方向に離反するのを防止でき、従って、前記綴体1を
綴じたとき、前記被係止片14を係止片32の係合部3
1に有効に係合させることができるのである。また、実
施例では、前記スライダー3にフック状のばね受片33
を設けて、このばね受片33を枢支軸5に引掛けている
ため、このばね受片33も前記落ち込み防止爪34、3
6と同じ役目を果たすのである。
【0022】尚、前記台板2を固定するファイルなどの
薄い裏表紙に固定する場合には、図4、図5、図9に示
すように台板2の裏面側に合成樹脂板などの補強シート
7を配設し、この補強シート7を前記台板2とともに前
記固定ピンなどにより裏表紙に固定するように成すのが
好ましい。
【0023】また、前記綴体1の連結片12には、前記
立上片13に向かい、前記枢支軸5を覆う紙片侵入防止
片17を設けているから、前記綴体1の綴杆11に綴っ
た紙片を図8の矢印方向にめくって閲覧する場合、この
めくる紙片の綴り孔側端部が前記綴体1の連結片12と
枢支軸5との間の隙間に咬み込むのを防止できるのであ
る。
【0024】
【発明の効果】以上、請求項1記載の発明によると、
体1を開閉自由に支持する台板2に、長さ方向に延びる
膨出案内部21を設け、この膨出案内部21に、スライ
ダー3を台板2の長さ方向に沿って摺動自由に保持し
、該スライダー3には、前記台板2における膨出案内
部21の側方表面に係合して、前記スライダー3の台板
裏面方向への離反を阻止する落ち込み防止爪34、36
を設けているから、スライダー3の操作力を台板2の長
さ方向に集中させることができると共に、前記綴体1
を、前記係止片32の被係止片14との弾接抵抗に抗し
て閉操作するとき、スライダー3が台板裏面方向へ離反
することなく、膨出案内部21にしっかりと保持される
ので、スライダー3を台板2の長さ方向に確実に摺動操
作することができ、また前記被係止片14を係止片32
の係合部31に確実に係合させることができ、スライダ
ー3の操作性が良好となる。特に、肉厚の薄いファイル
や柔軟性を有する素材からなるファイルに前記台板2を
取付けて用いる場合、すなわち、スライダー3が台板裏
面方向へ離反しやすいようなファイルに台板2を取付て
用いる場合でも、前記綴体1を前記係止片32の被係止
片14との弾接抵抗に抗して閉操作するとき、スライダ
ー3の台板裏面方向への離反を有効に阻止して、前記被
係止片14を係止片32の係合部31に確実に係合させ
ることができるのである。しかも、前記スライダー3
は、台板2に対し長さ方向一側方に付勢し、このスライ
ダー3に係合部31をもつ係止片32を設けると共に、
綴体1に、前記係止片32が弾接し、綴体1の閉時、前
記係合部31に係合する被係止片14を設けているか
ら、前記綴体1を閉じるとき、前記スライダー3を殊更
操作しなくとも、前記綴体1の閉操作により、該綴体1
の被係止片14がスライダー3の係止片32に対し移動
して、前記係合部31と係合することができるのであ
り、従って、スライダーを操作して綴体1を閉位置に係
止するものに比べて係止不足になったりすることなく確
実に係止することができるし、また、綴体1は前記係止
片32の被係止片14との弾接抵抗に抗して閉操作する
だけでよいから、該綴体1を小さな操作力で簡易に閉じ
ることができるのである。
【0025】また、請求項2記載の発明によると、綴杆
11を起立状に連設した綴体1の連結片12に、前記綴
杆11の起立方向に立上がり、台板2に枢支軸5を介し
て開閉自由に支持される枢支部13aをもつ立上片13
を設けると共に、この立上片13に向かい、前記枢支軸
5を覆う複数の紙片侵入防止片17を設けることによ
り、前記綴体1の綴杆11に綴った紙片を捲って閲覧す
る場合、この捲る紙片の綴り孔側端部が前記綴体1の連
結片12と枢支軸5との間の隙間に咬み込むのを防止で
きるのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】綴具の綴体を開放した状態での一部省略斜視
図。
【図2】同綴体を閉鎖した状態での一部省略斜視図。
【図3】同分解斜視図。
【図4】図9のXーX線断面図。
【図5】図4の綴体を開放した状態の断面図。
【図6】図9のYーY線断面図。
【図7】図9のZーZ線断面図。
【図8】図9のNーN線断面図。
【図9】綴具をファイルの裏表紙に取付けた状態の平面
図。
【図10】従来例綴具の綴体を開放した状態の平面図。
【図11】同従来例綴具の縦断面図。
【符号の説明】
1 綴体 11 綴杆 12 連結片 13 立上片 13a 枢支部 14 被係止片 17 紙片侵入防止片 2 台板 21 膨出案内部 3 スライダー 31 係合部 32 係止片 34、36 落ち込み防止爪 35 操作部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中野 浩 大阪府大阪市住之江区南港中7丁目1番43 号 株式会社リヒトラブ大阪工場内 (56)参考文献 実開 平1−145482(JP,U) 実開 昭54−116032(JP,U) 実開 昭61−152482(JP,U)

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】多数の綴杆(11)を櫛歯状に連設した綴
    体(1)と、この綴体(1)を開閉自由に支持する細幅
    長尺状の台板(2)と、前記綴体(1)の閉位置を係止
    するスライダー(3)とから成り、 前記台板(2)は長さ方向に延びる膨出案内部(21)
    を備え、この膨出案内部(21)に前記スライダー
    (3)が前記台板(2)の長さ方向に沿って摺動自由に
    保持されており、 前記スライダー(3)は前記案内部(21)に嵌入可能
    な幅をもち、該スライダー(3)には、前記台板(2)
    における膨出案内部(21)の側方表面に係合して、前
    記スライダー(3)の台板裏面方向への離反を阻止する
    落ち込み防止爪(34)(36)と、前記綴体(1)の
    支持側に向かう係合部(31)をもつ係止片(32)
    を備えると共に、前記スライダー(3)は前記台板
    (2)に対し長さ方向一側方に付勢され、その他方側に
    は操作部(35)を備え、 前記綴体(1)は、前記係止片(32)が弾接し、前
    記綴体(1)の閉時、前記係合部(31)に係合する被
    係止片(14)を備えていることを特徴とする綴具。
  2. 【請求項2】綴体(1)は、櫛歯状の綴杆(11)を起
    立状に連設する連結片(12)を備え、この連結片(1
    2)には、前記綴杆(11)の起立方向に立上がり、台
    板(2)に枢支軸(5)を介して開閉自由に支持される
    枢支部(13a)をもつ立上片(13)を備えると共
    に、この立上片(13)に向かい、前記枢支軸(5)を
    覆う複数の紙片侵入防止片(17)を設けている請求項
    1記載の綴具。
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