JPH0852627A - 部品組立装置 - Google Patents

部品組立装置

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JPH0852627A
JPH0852627A JP6213199A JP21319994A JPH0852627A JP H0852627 A JPH0852627 A JP H0852627A JP 6213199 A JP6213199 A JP 6213199A JP 21319994 A JP21319994 A JP 21319994A JP H0852627 A JPH0852627 A JP H0852627A
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pallet
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Nobuhiko Kazaoka
伸彦 風岡
Yoshinori Koga
義則 甲賀
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Star Micronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品の組立作業の能率を高め、信頼性を高め
た部品組立装置を提供する。 【構成】 部品に組み込むべきOリング(7)に挿入さ
れ、その内径を拡開するピン(10)と、このピンのテ
ーパ部(106)に連続する直径を持つ供給ノズル(O
リング供給ノズル21)を備え、この供給ノズルにピン
を着脱させるとともに、ピンから受け取った供給ノズル
側のOリングを部品(プッシュボタンスイッチ6)側に
移送するOリング供給ノズル機構(2)と、ピン上のO
リングをテーパ部から供給ノズル側に押し上げるOリン
グ拡開機構(3)と、供給ノズル上のOリングを部品に
落とし込むOリング落込み機構(23)とを備えてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、Oリングを備えるプッ
シュスイッチ等の部品の組立て等に用いられる部品組立
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プッシュスイッチを組み立てる場
合、スイッチ本体へのOリングの組込みは、手作業によ
って行なわれてきた。Oリングの組込みは、Oリングの
内径より大きいフランジ部より内側にある径小部分へ挿
入することが一般的である。このような作業は、Oリン
グがゴム等の弾性体であること、Oリングを組み込む部
分が括れていること等から、面倒である。このため、O
リングの組立て作業が製品のコストに大きく影響し、作
業能率の向上が期待されてきた。作業能率を高める一つ
の方法としては、手作業においてもその組込みに治具を
用いることである。例えば、ラッパ状を成す治具に多数
のOリングを嵌め、その先端側にスイッチ本体を当てな
がら、Oリングを治具からスイッチ本体側に移し込むと
いう方法である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような治具を用い
た手作業については、次のような問題点がある。 a.治具を用いても組込み作業自体は手作業であって、
組込み準備作業として治具へOリングを装着することが
必要であり、作業能率が悪い。 b.Oリングは柔軟性を持っており、治具上で拡開して
移送することが厄介であり、依然として作業効率が悪
い。 c.治具上を移送するOリングに捩じれを生じ、捩じれ
たままOリングが部品側に装着される。このOリングに
生じる捩じれが著しい場合には、Oリング自体を損傷す
るおそれがあり、部品の信頼性を低下させる危険性があ
る。
【0004】そこで、本発明は、部品の組立作業の能率
を高め、信頼性を高めた部品組立装置を提供することを
目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の部品組立装置
は、図1に例示するように、部品に組み込むべきOリン
グ(7)に挿入され、その内径を拡開するピン(10)
と、このピンのテーパ部(106)に連続する直径を持
つ供給ノズル(Oリング供給ノズル21)を備え、この
供給ノズルに前記ピンを着脱させるとともに、前記ピン
から受け取った前記供給ノズル側のOリングを部品(プ
ッシュボタンスイッチ6)側に移送するOリング供給ノ
ズル機構と、前記ピン上のOリングを前記テーパ部から
前記供給ノズル側に押し上げるOリング拡開機構(3)
と、前記供給ノズル上のOリングを前記部品に落とし込
むOリング落込み機構(23)とを備えたことを特徴と
する。
【0006】ピンは、Oリングを保持させ、それを拡開
させる形態のものであればよいが、その一例として、O
リングの内径より僅かに大きい直径を持つ挿入部を備え
るとともに、その挿入部に連続して直径を拡大してなる
テーパ部を備えたものである。
【0007】ピンはOリング供給ノズル機構によって供
給ノズルに着脱させる。その着脱のための補助手段とし
てピン置台(32)が備えられる。
【0008】また、Oリングの装着する部品及び装着し
た部品の処理を自動化するには、その補助的な手段が必
要であり、本発明は、前記部品を整列させる部品パレッ
トと、この部品パレットを所定位置に位置決めする位置
決め機構とを備えている。
【0009】そして、部品に対してOリングの装着の自
動化処理の実現には、Oリングの供給を適正化すること
が必要である。そこで、本発明では、Oリングを整列さ
せるOリングパレットと、このOリングパレットを所定
位置に位置決めする位置決め機構とを備えている。
【0010】
【作用】供給ノズル機構は供給ノズルにピンを保持した
後、このピンをOリングに挿入し、ピン上にOリングを
保持させる。Oリングは、Oリング拡開機構によってピ
ン上を押し上げられて拡開され、供給ノズル側に移送さ
れる。この状態で、供給ノルズ機構からピンを除き、供
給ノズルとともにOリングを部品側に移送する。そし
て、Oリングは、Oリング落込み機構によって部品側に
落とし込まれ、部品に装着される。
【0011】ピンは、Oリングを保持させ、それを拡開
させる治具であって、Oリングの内径より僅かに大きい
直径を持つ挿入部を備えるとともに、その挿入部に連続
して直径を拡大してなるテーパ部を備えている。このよ
うなピンを用いれば、挿入部に挿入されたOリングは、
テーパ部を押し上げることで、その内径を拡開させるこ
とができる。
【0012】ピンはピン置台に載置される。ピンは、O
リングの拡開治具であり、Oリングの保持及び拡開の後
は、次の装着まで不要であって、所定位置のピン置台に
保管し、待機させる。
【0013】また、部品を整列させる手段として部品パ
レットが設置され、その位置決めは位置決め機構を以て
位置決めされる。これによって、Oリングの装着する部
品及び装着した部品の処理の自動化に寄与し、処理精度
が高められる。
【0014】そして、Oリングを整列させる手段として
Oリングパレットが設置され、その位置決めは、位置決
め機構によって処理される。部品に対してOリングの装
着の自動化処理が実現され、Oリングの供給が適正化さ
れる。
【0015】
【実施例】以下、本発明を図面に示した実施例を参照し
て詳細に説明する。
【0016】図1は、本発明の部品組立装置の一実施例
を示している。制御部1は、全系統を制御する手段であ
って、マイクロコンピュータやエア制御機構等を含んで
構成されている。マイクロコンピュータは、記憶手段、
演算処理手段及び入出力手段等を含んで構成されてい
る。
【0017】Oリング供給ノズル機構2は、組み立てる
べき部品であるボタンに対してOリング7(図2)を供
給する手段であって、Oリング供給ノズル21、ピン着
脱機構22、Oリング落込み機構23及び破損防止安全
機構24等を備えて制御部1によって制御される。ピン
着脱機構22は、Oリング7を保持及び拡開する手段で
あるピンを着脱する。Oリング落込み機構23は、供給
ノズルに保持したOリング7を装着すべき部品であるボ
タン側への落とし込みを行う手段である。また、破損防
止安全機構24は、Oリング供給ノズル21の先端が他
の構成部材との接触による破壊を防止する手段である。
【0018】Oリング拡開機構3は、組み立てるべき部
品であるボタンに対してOリング7を拡開する手段であ
って、Oリング拡開治具31、ピン置台32及びピン戻
し工程安全機構33等を備えている。Oリング拡開治具
31はOリング供給ノズル機構2上のOリング7の拡開
に用いられる。ピン置台32は、Oリング供給ノズル機
構2によるピン10の着脱に用いられる。また、ピン戻
し工程安全機構33は、Oリング供給ノズル21からの
ピン10の戻し失敗を検知し、その場合の動作停止を行
う。
【0019】Oリングパレット機構4は、Oリング7の
整列及びその位置決めを行う手段であって、Oリングパ
レット41及びOリングパレット位置決め機構42を備
えている。Oリングパレット41には、複数のOリング
7がマトリックス状に配列されて収納される。また、O
リングパレット位置決め機構42は、Oリングパレット
41の位置決めを行う。
【0020】ボタンパレット機構5は、組み立てるべき
部品であるプッシュボタンの整列及びその位置決めを行
う手段であって、ボタンパレット51及びボタンパレッ
ト位置決め機構52を備えている。ボタンパレット51
には、複数のボタンがマトリックス状に配列されて収納
される。また、ボタンパレット位置決め機構52は、ボ
タンパレットの位置決めを行う。
【0021】次に、図2の(A)及び(B)は、図1に
示した部品組立装置によって組み立てられる部品の一例
を示している。この実施例では、組み立てるべき部品と
してプッシュボタンスイッチ6が用いられ、図2の
(A)に示すように、その本体部61には、その頂部側
にボタン部62が設けられ、その中間部にOリング7を
組み込むべき径小部63を備えている。この径小部63
には、図2の(B)に示すように、Oリング7が組み込
まれる。
【0022】次に、図3及び図4は、図1に示した部品
組立装置の具体的な実施例であって、その全体的な構成
を示している。
【0023】この部品組立装置には、X軸レール11、
Y1軸レール12、Y2軸レール13及びZ軸レール1
4が設置されており、Y1軸レール12及びY2軸レー
ル13は平行に配列されており、X軸レール11とY1
軸レール12、Y2軸レール13とは水平方向で直交
し、Z軸レール14はX軸レール11に垂直方向に直交
して取り付けられている。
【0024】X軸レール11に隣接してOリング拡開治
具31及びピン置台32が設置され、Y1軸上にはOリ
ングパレット供給装置43、Oリングパレット位置決め
機構42及びOリングパレット回収装置44が設けられ
ている。また、Y2軸上にはボタンパレット供給装置5
3、ボタンパレット位置決め機構52及びボタンパレッ
ト回収装置54が設けられている。
【0025】次に、図5ないし図7は、Oリング供給ノ
ズル機構2の具体的な実施例を示している。スライダ2
00はZ軸レール14に支持され、X軸及びZ軸方向へ
移動する。このスライダ200には、バンパ202を介
在させてチャック部204が支持され、このチャック部
204には複数のOリング供給ノズル21が設けられて
いる。図5ないし図7に示すOリング供給ノズル21に
は、Oリング7を着脱するための治具であるピン10が
吸着されている。各Oリング供給ノズル21には、吸気
孔208を通してピン10を吸着するためのピン着脱機
構22の吸着用真空発生電磁弁が接続される。矢印P
は、着脱のための空気圧を示している。
【0026】そして、このOリング供給ノズル機構2に
は、図5に示すように、破損防止安全機構24が設置さ
れている。即ち、チャック部204を支持する軸212
は、スライダ200に貫通して支持されており、スライ
ダ200の上部には金属を検知可能な近接センサ240
が設置されている。ノズル及びピンの先端が他の構成部
材又はプッシュボタンに干渉すると、軸212が押し上
げられて、その上端部のリング242の移動が近接セン
サ240で検知される。リング242が近接センサ24
0の検知エリアより移動すると、近接センサ240はそ
の移動を検知し、Oリング供給ノズル機構2の動作が停
止される。
【0027】そして、Oリング供給ノズル21は、図8
に示すように、円筒状を成すパイプであって、Oリング
7を保持するためのピン10は、このOリング供給ノズ
ル21に吸引される径小部100を備えている。この径
小部100の下方には、Oリング供給ノズル21と同径
の径大部102が段部104を設けて形成され、この径
大部102の下方にはOリング7を緩やかに拡開させる
テーパ部106が形成され、さらに、このテーパ部10
6の下部にはOリング7の内径より僅かに大きい径小部
108が形成されている。このピン10は、硬質プラス
チックや金属材料で形成することができる。
【0028】また、Oリング供給ノズル機構2のスライ
ダ200には、Oリング落込み機構23のOリング落込
み板210が設けられている。このOリング落込み板2
10は、Oリング供給ノズル21上のOリング7をOリ
ング供給ノズル21から装着すべき部品の本体部61側
に落とし込むための手段であって、スライダ200の移
動とは無関係にOリング落込み機構23によって上下動
する。Oリング落込み機構23はOリング落込み板21
0を駆動源としてのシリンダ211によって上下動する
手段である。
【0029】次に、図9ないし図11は、Oリング拡開
機構3の具体的な実施例を示している。このOリング拡
開機構3は、Oリング供給ノズル21に吸着されている
ピン10上のOリング7をピン10からOリング供給ノ
ズル21側に移送させる手段である。即ち、Oリング拡
開機構3には、Oリング供給ノズル21に対応する数の
ピン10を載置するピン置台32が設置され、その上部
側にOリング拡開治具31が設置されている。また、こ
のOリング拡開機構3には、ピン戻し工程安全機構33
として、ファイバーセンサを構成する発光部331と、
この発光部331からの光を受光してピン10の有無を
表す受光部332が設けられ、発光部331にはファイ
バーケーブル333によって光源から光が導かれ、受光
部332で受光した光Lはファイバーケーブル333で
検出部に導かれる。
【0030】ピン置台32には、図12に示すように、
ピン10を載置するための凹部320が形成され、径小
部100及び径大部102が突出するように、ピン10
が載置される。図13に示すように、このOリング拡開
治具31は、Oリング供給ノズル21のピッチに対応し
た間隔で形成され、平行する一対の板バネ310で構成
され、板バネ310の間にはピン10及びOリング供給
ノズル21が通過できる程度の間隔312が形成されて
いる。
【0031】また、Oリング拡開治具31は、移動機構
314によって矢印Aで示すように進退し、到来するO
リング供給ノズル21に対して進出するとともに、Oリ
ング供給ノズル21の下降により、Oリング7を板バネ
310に引掛け、矢印Bで示すように、Oリング供給ノ
ズル21の下降力によってOリング7をOリング供給ノ
ズル21側に移送させることにより、Oリング7の拡開
を行うのである。移動機構314は、Oリング拡開治具
31を取り付けたスライダ316を駆動源としてのシャ
フト318によって進退させる手段である。
【0032】そして、ピン戻し工程安全機構33の動作
は、図14に示すように、発光部331から発した光L
をピン戻し工程を完了したOリング供給ノズル21の下
部に当て、Oリング供給ノズル21にピン10が付着し
ているか否かを受光部332に対する光Lの遮断により
検知する。ピン戻し工程安全機構33がファイバーセン
サを構成する発光部331及び受光部332の間をピン
10が遮るとき、Oリング供給ノズル機構2及びOリン
グ拡開機構3の動作の停止、即ち、ロボットの全動作を
停止させる。
【0033】次に、図15の(A)及び(B)、図16
の(A)及び(B)は、Oリングパレット41を示して
いる。このOリングパレット41は、アルミニウム等の
金属材料や硬質合成樹脂で形成されて板状を成してい
る。このOリングパレット41には、複数のOリング7
が挿入されるOリング用挿入孔410がマトリクス状に
形成されているとともに、位置決めピン412が突設さ
れている。そして、Oリングパレット41の縁部には位
置決めブロック416が取り付けられている。また、O
リングパレット41の背面部には、四隅部に支持脚41
4が取り付けられている。
【0034】Oリングパレット41におけるOリング用
挿入孔410は、図17に示すように、Oリング7に対
応して径小孔418が形成され、この径小孔418はO
リング7を把持する際に、ピン10の径小部108を逃
がすためのものである。
【0035】次に、図18の(A)及び(B)、図19
の(A)及び(B)は、部品としてのプッシュボタンを
収納するボタンパレット51を示している。このボタン
パレット51は、アルミニウム等の金属材料や硬質合成
樹脂で形成されて板状を成している。このボタンパレッ
ト51には、図19の(B)に示すように、複数のプッ
シュボタンスイッチ6が挿入される部品挿入孔510が
マトリクス状に形成されているとともに、ピン512が
突設されている。そして、ボタンパレット51の縁部に
は、位置決めブロック516が取り付けられている。ま
た、ボタンパレット51の背面部には、四隅部に支持脚
514が取り付けられている。
【0036】次に、図20及び図21は、Oリングパレ
ット機構4を示している。このOリングパレット機構4
には、パレット供給装置400が設置されており、この
パレット供給装置400には、複数のOリングパレット
41が縦方向に積層状態で設置されており、その下面側
からパレット昇降板402でパレット移送台404に移
送される。パレット移送台404の前面側にはストッパ
406が設けられており、このストッパ406にOリン
グパレット41の位置決めブロック416がV溝板40
8を以て押し当てられる。V溝板408のV溝411に
は位置決めピン412が係合し、V溝板408の矢印Q
方向の移動により、位置決めブロック416とストッパ
406によって正確にOリングパレット41がパレット
移送台404の上に位置決めされる。そして、空になっ
たOリングパレット41は、パレット昇降板402によ
って回収装置に回収される。
【0037】このようなOリングパレット機構4の構成
は、ボタンパレット機構5についても同様であり、ボタ
ンパレット51が同様の機構で位置決めされ、空になっ
たボタンパレット51は同様に回収装置に回収される。
【0038】次に、図22及び図23に示したフローチ
ャートを参照してこの部品組立装置によるOリングの組
込み方法について説明する。図22及び図23におい
て、a及びbは連結子を示している。また、図24ない
し図26は、その組込工程を図示したものである。
【0039】この部品組立装置によるOリングの組込み
方法は、ピン吸着工程、Oリング取出し工程、Oリング
拡開工程、ピン戻し工程及びOリング組込工程を経て行
われる。
【0040】ピン吸着工程は、ステップS1〜ステップ
S4で実行され、図24の(A)及び(B)はその動作
を示している。ステップS1では、Oリング供給ノズル
21をピン置台32の上に移動し、ステップS2ではO
リング供給ノズル機構2の真空発生電磁弁を動作させ、
ステップS3でOリング供給ノズル21をピン置台32
に下降し、ステップS4でピン10を吸着する。
【0041】Oリング取出し工程は、ステップS5〜ス
テップS7で実行され、図24の(C)及び(D)はそ
の動作を示している。ステップS5では、Oリングパレ
ット41の上にOリング供給ノズル21を移動させ、ス
テップS6でそのOリング供給ノズル21を下降し、ス
テップS7でOリング7にピン10を差し込む。
【0042】Oリング拡開工程は、ステップS8〜ステ
ップS11で実行され、図25(E)及び(F)はその
動作を示している。ステップS8では、Oリング拡開治
具31をピン置台32の上に前進させ、ステップS9で
そのピン置台32の上にOリング供給ノズル21を移動
させ、ステップS10でOリング供給ノズル21を下降
させる。この下降の結果、ステップS11では、ピン1
0におけるOリング7にOリング拡開治具31が当た
り、Oリング供給ノズル21の下降とともに、Oリング
7はピン10からOリング供給ノズル21側に移動して
拡げられることになる。
【0043】ピン戻し工程は、ステップS12〜ステッ
プS15で実行され、図25の(G)及び(H)はその
動作を示している。ステップS12では、Oリング拡開
治具31を後退させ、ステップS13でOリング供給ノ
ズル21を再び下降させる。そして、ステップS14で
真空発生電磁弁の動作を停止するとともに、真空破壊電
磁弁を動作させ、ステップS15において、ピン10を
ピン置台32に戻す。
【0044】そして、Oリング組込工程は、ステップS
16〜S18で実行され、図26の(I)及び(J)は
その動作を示している。ステップS16では、ボタンパ
レット51の上へOリング供給ノズル21を移動させ、
ステップS17でプッシュボタンスイッチ6にOリング
供給ノズル21を被せる。そして、ステップS18でO
リング落込み板210を下降させ、Oリング供給ノズル
21上のOリング7をプッシュボタンンスイッチ6側に
組み込む。
【0045】以上の各工程を経て、図2の(A)及び
(B)に示すように、プッシュボタンスイッチ6にOリ
ング7を組み込むことができ、各工程を繰り返すことに
より、連続したOリング7の組込みを行うことができ
る。
【0046】次に、図27及び図28は、この部品組込
装置の自動運転動作の一例を示し、c、d、e及びfは
連結子である。ステップS21では、Oリングパレット
供給装置43に、例えば、10枚のOリングパレット4
1をセットするとともに、ボタンパレット供給装置53
に、例えば、10枚のボタンパレット51をセットす
る。そして、ステップS22で自動運転スタートスイッ
チを操作し、自動運転動作を開始する。
【0047】ステップS23では、Oリングパレット4
1がY1軸レール12上のOリングパレット機構4に供
給される。また、ステップS24では、ボタンパレット
51がY2軸レール13上のボタンパレット機構5に供
給される。
【0048】ステップS25では、Oリングパレット4
1はOリングパレット機構4、ボタンパレット51はボ
タンパレット機構5によって作業位置まで移送される。
【0049】ステップS26では、ピン吸着動作が行わ
れる。即ち、Oリング供給ノズル21がOリング供給ノ
ズル機構2の動作により、ピン置台32に移送され、ピ
ン10を吸着する。
【0050】ステップS27では、Oリング取出し動作
が行われる。Oリング供給ノズル21がOリング供給機
構2により、また、Oリングパレット41がOリングパ
レット機構4によって移動し、Oリング供給ノズル21
に吸着されているピン10でOリング7を取り出す。
【0051】ステップS28では、Oリング供給ノズル
21がOリング供給ノズル機構2によってOリング拡開
治具31側に移動する。同時に、板バネ310はOリン
グ拡開機構3によるエアーシリンダで前進して待機す
る。このため、Oリング供給ノズル21は、下降しなが
ら板バネ310によってOリング7を拡げ、ピン10か
らOリング供給ノズル21側に移動させる。
【0052】ステップS29では、板バネ310は、エ
アーシリンダによって後退し、Oリング供給ノズル21
は、更に下降し、ピン置台32にピン戻しを行う。
【0053】ステップS30では、Oリング供給ノズル
21がOリング供給ノズル機構2によって、ボタンパレ
ット51がボタンパレット機構5を以て移動し、Oリン
グ供給ノズル21がプッシュボタンスイッチ6に被せら
れる。
【0054】ステップS31では、Oリング落込み板2
10をエアーシリンダで下降させ、Oリング7をOリン
グ供給ノズル21から落とし、プッシュボタンスイッチ
6へ組み込む。
【0055】そして、ステップS32では、ボタンパレ
ット51の1枚分のプッシュボタンスイッチ6に対して
Oリング7の例えば400個程度の組込みが完了したか
否かが判定され、完了前にはステップS26に戻り、ス
テップS26〜32の工程を繰り返し、その処理が完了
した場合にはステップS33に移行する。
【0056】ステップS33では、ボタンパレット51
はボタンパレット機構5を以てボタンパレット回収装置
54側の下に移動し、回収される。
【0057】ステップS34では、ボタンパレット機構
5は、ボタンパレット供給装置53からボタンパレット
51を所定位置に移送させる。
【0058】また、ステップS35では、Oリングパレ
ット41の1枚分のOリング7の組込みが完了した後、
例えば、1600個のOリング7の組込みが完了したか
否かが判定され、所定個数のOリング7の組込みが完了
前にはステップS24に移行し、ステップS24〜S3
5の処理が繰り返される。また、所定量のOリング7の
処理が完了すると、ステップS36に移行する。
【0059】ステップS36では、空のOリングパレッ
ト41がOリングパレット機構4を以てOリングパレッ
ト回収装置44に移送され、そのOリングパレット41
が回収される。
【0060】そして、ステップS37は、次のOリング
パレット41がOリングパレット機構4を以てOリング
パレット供給装置43から所定装置に搬送される。
【0061】以上の各ステップS21〜S37を順次処
理することにより、プッシュボタンスイッチ6にOリン
グ7が連続的に組み込まれ、製品として搬出される。
【0062】そして、この破壊防止安全機構24の動作
により、Oリング供給ノズル機構2の動作停止は次の場
合である。 a.ピン10とOリング供給ノズル21との干渉 ピン10が斜めになって、Oリング供給ノズル21に入
らない場合である。 b.ピン10とOリングパレット41との干渉 Oリングパレット41に位置ずれが生じ、その穴にピン
10が入らない場合である。 c.ピン10と板バネ310との干渉 板バネ310が緩い場合がある。 d.板バネ310とOリング供給ノズル21との干渉 ピン10をOリングパレット41に置きに行く場合、ピ
ン10が外れた場合である。 eプッシュボタンとOリング供給ノズル21との干渉 ボタンパレット51又はプッシュボタンが傾いた場合で
ある。
【0063】以上の各場合には、Oリング供給ノズル2
1の動作が停止されて安全が確保され、障害が除去され
た後、リセット処理を経て正常な組立て動作が開始され
る。
【0064】なお、実施例では、プッシュボタンスイッ
チに対するOリングの装着を例に取って説明したが、本
発明は、プッシュボタンスイッチ以外の各種部品へのO
リングの装着に用いることができ、実施例に限定される
ものではない。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
次のような効果が得られる。 a.部品にOリングを容易かつ速やかに装着することが
でき、その自動化を図ることができる。 b.装着すべきOリングの拡開を容易かつ確実に行うこ
とができ、Oリングの取込み及び拡開を極めて単純な機
械的な操作で行なうことができ、作業能率を高めること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の部品組立装置の一実施例を示すブロッ
ク図である。
【図2】図1の部品組立装置によって組み立てられる部
品及びその組立てを示す側面図である。
【図3】本発明の部品組立装置の具体的な実施例を示す
平面図である。
【図4】図3に示した部品組立装置の正面図である。
【図5】Oリング供給ノズル機構を示す正面図である。
【図6】Oリング供給ノズル機構を示す側面図である。
【図7】Oリング拡開機構を示す背面図である。
【図8】Oリング供給ノズルの一部及びピンを示す斜視
図である。
【図9】Oリング拡開機構を示す正面図である。
【図10】Oリング拡開機構を示す平面図である。
【図11】Oリング拡開機構を示す側面図である。
【図12】ピン置台におけるピンの載置状態を示す斜視
図である。
【図13】Oリングの拡開動作を示す斜視図である。
【図14】ピン戻し工程安全機構の原理を示す図であ
る。
【図15】Oリングパレットを示し、(A)はその平面
図、(B)はその正面図である。
【図16】Oリングパレットを示し、(A)はその側面
図、(B)はその部分を示す拡大断面図である。
【図17】OリングパレットにおけるOリングの収納状
態を示す斜視図である。
【図18】ボタンパレットを示し、(A)はその平面
図、(B)はその正面図である。
【図19】ボタンパレットを示し、(A)はその側面
図、(B)はその部分を示す拡大断面図である。
【図20】Oリングパレット機構におけるパレット供給
装置及びパレット位置決め機構を示す側面図である。
【図21】ボタンパレットの位置決めを示す平面図であ
る。
【図22】Oリングの組立方法を示すフローチャートで
ある。
【図23】Oリングの組立方法を示すフローチャートで
ある。
【図24】Oリングの組込み工程を示した断面図であ
る。
【図25】Oリングの組込み工程を示した断面図であ
る。
【図26】Oリングの組込み工程を示す断面図である。
【図27】部品組立装置の自動運転を示すフローチャー
トである。
【図28】部品組立装置の自動運転を示すフローチャー
トである。
【符号の説明】
3 Oリング拡開機構 6 プッシュボタンスイッチ(部品) 7 Oリング 10 ピン 21 Oリング供給ノズル 23 Oリング落込み機構 32 ピン置台

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 部品に組み込むべきOリングに挿入さ
    れ、その内径を拡開するピンと、 このピンのテーパ部に連続する直径を持つ供給ノズルを
    備え、この供給ノズルに前記ピンを着脱させるととも
    に、前記ピンから受け取った前記供給ノズル側のOリン
    グを部品側に移送するOリング供給ノズル機構と、 前記ピン上のOリングを前記テーパ部から前記供給ノズ
    ル側に押し上げるOリング拡開機構と、 前記供給ノズル上のOリングを前記部品に落とし込むO
    リング落込み機構と、 を備えたことを特徴とする部品組立装置。
  2. 【請求項2】 前記ピンは、前記Oリングの内径により
    僅かに大きい直径を持つ挿入部を備えるとともに、その
    挿入部に連続して直径を拡大してなるテーパ部を備えた
    ことを特徴とする請求項1記載の部品組立装置。
  3. 【請求項3】 前記Oリング供給ノズル機構によって着
    脱される前記ピンを載置するピン置台を備えたことを特
    徴とする請求項1記載の部品組立装置。
  4. 【請求項4】 前記部品を整列させる部品パレットと、 この部品パレットを所定位置に位置決めする位置決め機
    構と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の部品組立装
    置。
  5. 【請求項5】 前記Oリングを整列させるOリングパレ
    ットと、 このOリングパレットを所定位置に位置決めする位置決
    め機構と、 を備えたことを特徴とする請求項1記載の部品組立装
    置。
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KR200448195Y1 (ko) * 2008-04-25 2010-03-24 현대제철 주식회사 오링 교체용 공구
CN102310387A (zh) * 2011-08-18 2012-01-11 海盐弗洛德电子科技有限公司 一种快速安装音速喷嘴的装置
CN109801647A (zh) * 2019-04-04 2019-05-24 苏州必威物流装备有限公司 一种光盘摆渡设备
CN111098131A (zh) * 2020-01-19 2020-05-05 惠州市秦汉科技有限公司 一种防尘圈准确嵌套装置

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