JPH0851750A - 磁石同期発電機 - Google Patents
磁石同期発電機Info
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- JPH0851750A JPH0851750A JP20804994A JP20804994A JPH0851750A JP H0851750 A JPH0851750 A JP H0851750A JP 20804994 A JP20804994 A JP 20804994A JP 20804994 A JP20804994 A JP 20804994A JP H0851750 A JPH0851750 A JP H0851750A
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- Japan
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- coil
- stator core
- synchronous generator
- stator
- conductor
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C04—CEMENTS; CONCRETE; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES
- C04B—LIME, MAGNESIA; SLAG; CEMENTS; COMPOSITIONS THEREOF, e.g. MORTARS, CONCRETE OR LIKE BUILDING MATERIALS; ARTIFICIAL STONE; CERAMICS; REFRACTORIES; TREATMENT OF NATURAL STONE
- C04B28/00—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements
- C04B28/14—Compositions of mortars, concrete or artificial stone, containing inorganic binders or the reaction product of an inorganic and an organic binder, e.g. polycarboxylate cements containing calcium sulfate cements
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Ceramic Engineering (AREA)
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- Inorganic Chemistry (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Structural Engineering (AREA)
- Organic Chemistry (AREA)
- Insulation, Fastening Of Motor, Generator Windings (AREA)
- Permanent Magnet Type Synchronous Machine (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】磁石同期発電機の軸長を短くすることが可能と
なるコイルエンド長の短い固定子コイル構成を提供す
る。 【構成】固定子鉄心１端の周方向に等ピッチの軸方向に
貫通する複数個の貫通孔２を固定子鉄心１の半径方向に
複数段設け、これらの貫通孔２にコイル５を挿入し、コ
イル５間を接続導体３で導電接続して固定子コイルを作
製する。
なるコイルエンド長の短い固定子コイル構成を提供す
る。 【構成】固定子鉄心１端の周方向に等ピッチの軸方向に
貫通する複数個の貫通孔２を固定子鉄心１の半径方向に
複数段設け、これらの貫通孔２にコイル５を挿入し、コ
イル５間を接続導体３で導電接続して固定子コイルを作
製する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は、界磁磁極に永久磁石
を用いてなる磁石同期発電機を構成する固定子コイルの
構成に関する。
を用いてなる磁石同期発電機を構成する固定子コイルの
構成に関する。
【０００２】
【従来の技術】図４〜図６は従来の磁石同期発電機を構
成する固定子コイルを示すもので、図４は鼓状巻に巻回
した固定子コイルを有する磁石発電機の部分断面図、図
５は環状巻からなる固定子コイルの部分断面図、図６は
図５のVI−VI断面図である。さて、磁石同期発電機は、
前記したように永久磁石を使用しているために磁界の強
さがほぼ一定であるので、電機子の誘導起電力は回転速
度に比例する。このため各種アクチュエータモータの電
源やブラシシス励磁機の副励磁機等に適用されている。
成する固定子コイルを示すもので、図４は鼓状巻に巻回
した固定子コイルを有する磁石発電機の部分断面図、図
５は環状巻からなる固定子コイルの部分断面図、図６は
図５のVI−VI断面図である。さて、磁石同期発電機は、
前記したように永久磁石を使用しているために磁界の強
さがほぼ一定であるので、電機子の誘導起電力は回転速
度に比例する。このため各種アクチュエータモータの電
源やブラシシス励磁機の副励磁機等に適用されている。
【０００３】ところで、前記のブラシシス励磁機に用い
られている磁石同期発電機の固定子コイルは、従来は、
図４に示すような、フレーム４の内部に配された固定子
鉄心１ａのスロット内に鼓状巻、即ちダイヤモンドの形
状に巻回した巻線からなる固定子コイル５１が用いら
れ、この固定子コイル５１と、永久磁石８を取付けた回
転軸９からなる回転子とから磁石同期発電機が構成され
ている。
られている磁石同期発電機の固定子コイルは、従来は、
図４に示すような、フレーム４の内部に配された固定子
鉄心１ａのスロット内に鼓状巻、即ちダイヤモンドの形
状に巻回した巻線からなる固定子コイル５１が用いら
れ、この固定子コイル５１と、永久磁石８を取付けた回
転軸９からなる回転子とから磁石同期発電機が構成され
ている。
【０００４】更に、他の固定子コイルの採用例として
は、図５の斜線で示すように、固定子鉄心１ｂのスロッ
ト１１とヨーク１２間に固定子鉄心１ｂの内側から外側
へら旋状に全周に亘つて巻いた、図６にその断面を示す
環状巻からなる固定子コイル５２からなる巻線構成があ
る。
は、図５の斜線で示すように、固定子鉄心１ｂのスロッ
ト１１とヨーク１２間に固定子鉄心１ｂの内側から外側
へら旋状に全周に亘つて巻いた、図６にその断面を示す
環状巻からなる固定子コイル５２からなる巻線構成があ
る。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前記した同
期発電機本体をブラシレス励磁機により励磁し、このブ
ラシレス励磁機を副励磁機で励磁する磁石同期発電機
は、ブラシレス励磁機とともに同期発電機本体にオーバ
ハングして取付ける場合がある。このように、磁石同期
発電機をオーバハングして取付ける場合には、磁石同期
発電機の回転部の寸法及び重量を低減することが重要で
ある。近年、ネオジューム系の合金からなる高性能の永
久磁石磁石が開発され、磁石同期発電機の回転部の一部
を構成する界磁磁極部分は寸法及び重量を低減すること
が可能となった。従って、永久磁石の寸法低減の効果を
磁石同期発電機全体の小形化に反映させるためには、固
定子コイルのコイルエンド長を短くしたコイル構成を採
用することにより発電機の軸長を小さくする必要があ
る。
期発電機本体をブラシレス励磁機により励磁し、このブ
ラシレス励磁機を副励磁機で励磁する磁石同期発電機
は、ブラシレス励磁機とともに同期発電機本体にオーバ
ハングして取付ける場合がある。このように、磁石同期
発電機をオーバハングして取付ける場合には、磁石同期
発電機の回転部の寸法及び重量を低減することが重要で
ある。近年、ネオジューム系の合金からなる高性能の永
久磁石磁石が開発され、磁石同期発電機の回転部の一部
を構成する界磁磁極部分は寸法及び重量を低減すること
が可能となった。従って、永久磁石の寸法低減の効果を
磁石同期発電機全体の小形化に反映させるためには、固
定子コイルのコイルエンド長を短くしたコイル構成を採
用することにより発電機の軸長を小さくする必要があ
る。
【０００６】前記した従来の磁石同期発電機の固定子コ
イルの構成においては、図４に示す鼓状巻からなるコイ
ル構成は、固定子鉄心１ａの周方向へ一定間隔を保ちな
がら平面状に巻回するものなので、固定子鉄心１ａ端よ
り軸方向にコイルエンド部が突出し、コイルエンド長Ｌ
1 が長くなり、かつ無駄なスペースが生じ、磁石同期発
電機の軸長を短くするのに不利な巻線構成である。
イルの構成においては、図４に示す鼓状巻からなるコイ
ル構成は、固定子鉄心１ａの周方向へ一定間隔を保ちな
がら平面状に巻回するものなので、固定子鉄心１ａ端よ
り軸方向にコイルエンド部が突出し、コイルエンド長Ｌ
1 が長くなり、かつ無駄なスペースが生じ、磁石同期発
電機の軸長を短くするのに不利な巻線構成である。
【０００７】また、前記鼓状巻での欠点を改良する図５
に示す環状巻からなるコイル構成では、固定子鉄心１ｂ
のスロット１１とヨーク１２間に固定子鉄心１ｂの内側
から外側へ固定子鉄心１ｂの半径方向にら旋状に巻回す
る構成であるので、図６に示すようにコイルエンド長Ｌ
2 は、前記の図４に示す鼓状巻からなるコイルエンド長
Ｌ1 よりは小さくできる利点がある。
に示す環状巻からなるコイル構成では、固定子鉄心１ｂ
のスロット１１とヨーク１２間に固定子鉄心１ｂの内側
から外側へ固定子鉄心１ｂの半径方向にら旋状に巻回す
る構成であるので、図６に示すようにコイルエンド長Ｌ
2 は、前記の図４に示す鼓状巻からなるコイルエンド長
Ｌ1 よりは小さくできる利点がある。
【０００８】しかしながら、図５に示す環状巻からなる
固定子コイル５２は、コイルの巻回数、あるいは１ター
ン当たりのコイル数が多い場合には、鼓状巻からなる巻
線構成よりはコイルエンド長は短くなり、発電機の軸長
を短くできるが、固定子鉄心１ｂのスロット１１部にコ
イルを集中して巻回する方式であるので、コイルエンド
部に膨らみが生じ、コイルエンド長を短縮するには限度
があるという問題があった。
固定子コイル５２は、コイルの巻回数、あるいは１ター
ン当たりのコイル数が多い場合には、鼓状巻からなる巻
線構成よりはコイルエンド長は短くなり、発電機の軸長
を短くできるが、固定子鉄心１ｂのスロット１１部にコ
イルを集中して巻回する方式であるので、コイルエンド
部に膨らみが生じ、コイルエンド長を短縮するには限度
があるという問題があった。
【０００９】この発明の目的は、前記の課題を解決し、
磁石同期発電機の軸長を短くすることが可能となる固定
子コイルからなる磁石同期発電機を提供することにあ
る。
磁石同期発電機の軸長を短くすることが可能となる固定
子コイルからなる磁石同期発電機を提供することにあ
る。
【００１０】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明は、固定子鉄心に固定子コイルを設け
てなる磁石同期発電機において、固定子鉄心端面の周方
向に等距離隔てて複数個設けられた固定子鉄心軸方向に
貫通した貫通孔を半径方向へ複数段設け、この貫通孔に
挿入してなる固定子コイルを設けることとする。
ために、この発明は、固定子鉄心に固定子コイルを設け
てなる磁石同期発電機において、固定子鉄心端面の周方
向に等距離隔てて複数個設けられた固定子鉄心軸方向に
貫通した貫通孔を半径方向へ複数段設け、この貫通孔に
挿入してなる固定子コイルを設けることとする。
【００１１】そして、固定子鉄心の貫通孔に挿入して設
けられた固定子コイルが棒状の導体の外周に絶縁物を施
したもとするのがよい。
けられた固定子コイルが棒状の導体の外周に絶縁物を施
したもとするのがよい。
【００１２】また、固定子コイル間を鉄心端部を接続導
体で導電接続する構成すると好適である。
体で導電接続する構成すると好適である。
【００１３】更に、鉄心端部と接続導体間に絶縁板を配
し、固定子コイル間を導体を介してネジ結合し導電接続
すれば、なお好適である。
し、固定子コイル間を導体を介してネジ結合し導電接続
すれば、なお好適である。
【００１４】また、固定子コイルを構成するコイルの導
体を中空導体とするのがよい。
体を中空導体とするのがよい。
【作用】この発明は、従来の固定子鉄心内径側に設けら
れたスロット内に所定数のコイルを巻回する鼓状巻、及
び環状巻からなる巻線構成に代えて、巻回するコイル数
に相当するスロット数を固定子鉄心の全体に設けたこと
にある。即ち、固定子鉄心端面の周方向に等距離隔てて
複数個設けられた軸方向に貫通した貫通孔を固定子鉄心
の半径方向に複数段設け、これらの貫通孔にそれぞれ挿
入し配したコイルの半径方向のコイル端部同士を導電接
続して固定子コイルを構成することにより、コイルが固
定子鉄心全体に分散され、同一スロット内にコイルが集
中して巻回されることがなくなるのでコイルエンド部の
膨らみがなくなりコイルエンド長を短くできる、そのた
め発電機の軸長を短くすることが可能となる。
れたスロット内に所定数のコイルを巻回する鼓状巻、及
び環状巻からなる巻線構成に代えて、巻回するコイル数
に相当するスロット数を固定子鉄心の全体に設けたこと
にある。即ち、固定子鉄心端面の周方向に等距離隔てて
複数個設けられた軸方向に貫通した貫通孔を固定子鉄心
の半径方向に複数段設け、これらの貫通孔にそれぞれ挿
入し配したコイルの半径方向のコイル端部同士を導電接
続して固定子コイルを構成することにより、コイルが固
定子鉄心全体に分散され、同一スロット内にコイルが集
中して巻回されることがなくなるのでコイルエンド部の
膨らみがなくなりコイルエンド長を短くできる、そのた
め発電機の軸長を短くすることが可能となる。
【００１５】また、コイルが棒状の導体で、その外周に
絶縁物を施したものであれば固定子鉄心に設けられた貫
通孔へコイルを挿入し設けるのに好都合である。
絶縁物を施したものであれば固定子鉄心に設けられた貫
通孔へコイルを挿入し設けるのに好都合である。
【００１６】更に、固定子鉄心の貫通孔に設けられた個
々のコイル間を鉄心端部で接続導体で導電接続すること
により、従来の環状巻と同様の巻線構成とすることがで
きる。このためには、鉄心端部と接続導体間に絶縁板を
配し、固定子コイル間を接続導体とネジ結合することに
より可能となる。
々のコイル間を鉄心端部で接続導体で導電接続すること
により、従来の環状巻と同様の巻線構成とすることがで
きる。このためには、鉄心端部と接続導体間に絶縁板を
配し、固定子コイル間を接続導体とネジ結合することに
より可能となる。
【００１７】また、固定子鉄心内部にコイルが挿入され
ているので、電流は表皮効果によりコイルを構成する導
体の外層側に通流する。従って、コイルを中空状導体と
することが可能となり、これにより、固定子鉄心端部か
らコイルの中空部を介して空気の流通ができ、固定子コ
イルの冷却効率をあげることができる。
ているので、電流は表皮効果によりコイルを構成する導
体の外層側に通流する。従って、コイルを中空状導体と
することが可能となり、これにより、固定子鉄心端部か
らコイルの中空部を介して空気の流通ができ、固定子コ
イルの冷却効率をあげることができる。
【００１８】
【実施例】以下この発明を実施例に基づいて説明する。
図１〜図３はこの発明の実施例になる磁石同期発電機機
の部分断面図であり、図１は固定子鉄心の上部断面図、
図２は図１のII−II断面図、図３は図２のＰ矢視図であ
る。なお、図はそれぞれ従来の図４〜図６に対応するも
のであり、従来と同じ部分には同一符号を用いることに
より詳細な説明を省略する。図１に示すフレーム４に内
装されている固定子鉄心１には、周方向に等ピッチで複
数個の孔を設けた鉄心を、図示しない締付けボルトによ
り締付けて積層して形成された軸方向の貫通孔２が半径
方向に２段設けられている。これらの固定子鉄心１に形
成されている貫通孔２には、図２に示すように、固定子
鉄心１の軸方向にコイル５が挿入し配されている。
図１〜図３はこの発明の実施例になる磁石同期発電機機
の部分断面図であり、図１は固定子鉄心の上部断面図、
図２は図１のII−II断面図、図３は図２のＰ矢視図であ
る。なお、図はそれぞれ従来の図４〜図６に対応するも
のであり、従来と同じ部分には同一符号を用いることに
より詳細な説明を省略する。図１に示すフレーム４に内
装されている固定子鉄心１には、周方向に等ピッチで複
数個の孔を設けた鉄心を、図示しない締付けボルトによ
り締付けて積層して形成された軸方向の貫通孔２が半径
方向に２段設けられている。これらの固定子鉄心１に形
成されている貫通孔２には、図２に示すように、固定子
鉄心１の軸方向にコイル５が挿入し配されている。
【００１９】そして、図１の固定子鉄心１の内径側及び
外径側の貫通孔２に配されたそれぞれのコイル５は、固
定子鉄心１の両端部で接続導体３a 及び３b で結線する
ことにより、螺旋状にコイルを巻回する環状巻からなる
巻線構造を形成する。また、固定子鉄心１の周方向に配
された貫通孔２は、磁極数に応じて巻線を選択できるよ
うに等ピッチに設けてある。
外径側の貫通孔２に配されたそれぞれのコイル５は、固
定子鉄心１の両端部で接続導体３a 及び３b で結線する
ことにより、螺旋状にコイルを巻回する環状巻からなる
巻線構造を形成する。また、固定子鉄心１の周方向に配
された貫通孔２は、磁極数に応じて巻線を選択できるよ
うに等ピッチに設けてある。
【００２０】また、前記した固定子鉄心１の貫通孔２に
配されるコイル５は、円筒状の棒状銅導体の外周に絶縁
のために滑り性の優れた弗素樹脂からなるチユーブを施
してあり、この絶縁被覆を有する導体を貫通孔２にそれ
ぞれ挿入してコイル５を形成している。また、このコイ
ル５を構成する導体は、中空円筒状であり、この中空部
５ａ（図３）内に外気を流通可能とすることにより、固
定子コイル５の冷却効率を高めるようにしている。
配されるコイル５は、円筒状の棒状銅導体の外周に絶縁
のために滑り性の優れた弗素樹脂からなるチユーブを施
してあり、この絶縁被覆を有する導体を貫通孔２にそれ
ぞれ挿入してコイル５を形成している。また、このコイ
ル５を構成する導体は、中空円筒状であり、この中空部
５ａ（図３）内に外気を流通可能とすることにより、固
定子コイル５の冷却効率を高めるようにしている。
【００２１】更に、前記した固定子鉄心１端部の半径方
向のコイル５間の接続のための接続導体３は銅板からな
り、図２及び図３に示すように、固定子鉄心１と接続導
体３間の絶縁のために、固定子鉄心１端部側に絶縁板６
が設けられ、この絶縁板６の上に取付けられている。コ
イル５の端部は絶縁板６と接続導体３を貫通して配置さ
れ、その両端部をネジ８にて軸方向に所定圧力で締付け
接続導体３１と接触させることにより、コイル５間を導
電接続する構成となっている。
向のコイル５間の接続のための接続導体３は銅板からな
り、図２及び図３に示すように、固定子鉄心１と接続導
体３間の絶縁のために、固定子鉄心１端部側に絶縁板６
が設けられ、この絶縁板６の上に取付けられている。コ
イル５の端部は絶縁板６と接続導体３を貫通して配置さ
れ、その両端部をネジ８にて軸方向に所定圧力で締付け
接続導体３１と接触させることにより、コイル５間を導
電接続する構成となっている。
【００２２】上記のように、コイル５を固定子鉄心全体
に分散して固定子コイルを形成することにより、コイル
エンド部の長さは、絶縁板６、接続導体３とネジ８の軸
方向長さとなるので、一スロット内にコイルが集中して
巻回される従来のコイルエンド部の長さよりはるかに小
さくすることが可能となる。
に分散して固定子コイルを形成することにより、コイル
エンド部の長さは、絶縁板６、接続導体３とネジ８の軸
方向長さとなるので、一スロット内にコイルが集中して
巻回される従来のコイルエンド部の長さよりはるかに小
さくすることが可能となる。
【００２３】ところで、固定子鉄心１に設けられた貫通
孔２には、実施例では図１に示すように、固定子鉄心１
の半径方向に設けてある２段の貫通孔のみにより固定子
コイルを構成する例を説明したが、コイル５の巻回数を
多くして起電力の増加による発電機の容量アップを図る
には、固定子鉄心１の半径方向に更に複数段の貫通孔を
設け、これらの貫通孔にコイルを挿入配置とし、コイル
巻回数を多くした巻線構成とすることにより達成するこ
とができる。
孔２には、実施例では図１に示すように、固定子鉄心１
の半径方向に設けてある２段の貫通孔のみにより固定子
コイルを構成する例を説明したが、コイル５の巻回数を
多くして起電力の増加による発電機の容量アップを図る
には、固定子鉄心１の半径方向に更に複数段の貫通孔を
設け、これらの貫通孔にコイルを挿入配置とし、コイル
巻回数を多くした巻線構成とすることにより達成するこ
とができる。
【００２４】また、コイル５を構成する導体は、実施例
では中空状の円筒導体を使用しているが、中実の導体を
も使用できることは言うまでもない。そして、導体を被
覆している絶縁材は、固定子鉄心１の貫通孔２に配され
るコイル５の導体の占積率を高めるため、できるだけ薄
く、かつ貫通孔２への挿入時の固定子鉄心１間との機械
的摩擦力に対して耐久性のあるものであればよく、弗素
樹脂に限らず他の有機材料を導体表面に塗布、あるいは
チューブを被覆、または樹脂と繊維とからなる複合材料
を巻回する構成をも適用することができる。
では中空状の円筒導体を使用しているが、中実の導体を
も使用できることは言うまでもない。そして、導体を被
覆している絶縁材は、固定子鉄心１の貫通孔２に配され
るコイル５の導体の占積率を高めるため、できるだけ薄
く、かつ貫通孔２への挿入時の固定子鉄心１間との機械
的摩擦力に対して耐久性のあるものであればよく、弗素
樹脂に限らず他の有機材料を導体表面に塗布、あるいは
チューブを被覆、または樹脂と繊維とからなる複合材料
を巻回する構成をも適用することができる。
【００２５】
【発明の効果】以上のように、この発明においては、固
定子鉄心端面の周方向に等距離隔てて複数個設けられた
軸方向に貫通した貫通孔を固定子鉄心の半径方向に複数
段設け、これらの貫通孔にそれぞれ挿入し設けたコイル
の半径方向のコイル端部同士を導電接続して固定子コイ
ルを構成するようにした。このため、コイルが固定子鉄
心全体に分散され配置されることにより、同一スロット
内にコイルが集中して巻回されることがなくなるので、
コイルエンド部の長さを小さくすることができる。従っ
て、ブラシレス励磁機の副励磁機としての磁石同期発電
機の軸長が短くなるので、同期発電機全体の小形・軽量
化を達成することができる。
定子鉄心端面の周方向に等距離隔てて複数個設けられた
軸方向に貫通した貫通孔を固定子鉄心の半径方向に複数
段設け、これらの貫通孔にそれぞれ挿入し設けたコイル
の半径方向のコイル端部同士を導電接続して固定子コイ
ルを構成するようにした。このため、コイルが固定子鉄
心全体に分散され配置されることにより、同一スロット
内にコイルが集中して巻回されることがなくなるので、
コイルエンド部の長さを小さくすることができる。従っ
て、ブラシレス励磁機の副励磁機としての磁石同期発電
機の軸長が短くなるので、同期発電機全体の小形・軽量
化を達成することができる。
【００２６】また、この発明では、固定子コイルを構成
する導体を中空状の導体で構成することができるので、
コイルの冷却効率をあげることができ、電機の小形化に
更に寄与する。更に、固定子コイル間を鉄心端部で導電
接続するために、鉄心端部と固定子コイル間に絶縁板を
配し、固定子コイル間を接続導体とネジ結合することに
より、コイル間の接続作業が容易にできる。
する導体を中空状の導体で構成することができるので、
コイルの冷却効率をあげることができ、電機の小形化に
更に寄与する。更に、固定子コイル間を鉄心端部で導電
接続するために、鉄心端部と固定子コイル間に絶縁板を
配し、固定子コイル間を接続導体とネジ結合することに
より、コイル間の接続作業が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図１】この発明の実施例を示す固定子鉄心の上部断面
図である。
図である。
【図２】図１のII−II断面図である。
【図３】図２のＰ矢視図である。
【図４】従来の鼓状巻の固定子コイルを有する磁石発電
機の部分断面図である。
機の部分断面図である。
【図５】従来の環状巻の固定子コイルを有する磁石発電
機の部分断面図である。
機の部分断面図である。
【図６】図５のVI−VI断面図である。
１ 固定子鉄心 ２ 貫通孔 ３ 接続導体 ３a 接続導体 ３b 接続導体 ４ フレーム ５ コイル ５a 中空部 ６ 絶縁板 ７ ネジ ８ 永久磁石 ９ 回転軸
Claims (5)
- 【請求項１】固定子鉄心に固定子コイルを設けてなる磁
石同期発電機において、固定子鉄心端面の周方向に等距
離隔てて複数個設けられた軸方向に貫通した貫通孔を固
定子鉄心の半径方向に複数段設け、これらの貫通孔に挿
入してなる半径方向に位置するコイル端部同士を導電接
続して構成された固定子コイルからなることを特徴とす
る磁石同期発電機。 - 【請求項２】請求項１に記載の磁石同期発電機におい
て、固定子鉄心の貫通孔に挿入して設けられたコイルが
棒状の導体で、その外周に絶縁物を施したものであるこ
とを特徴とする磁石同期発電機。 - 【請求項３】請求項１に記載の磁石同期発電機におい
て、コイル間が鉄心端部で接続導体で導電接続されるこ
とを特徴とする磁石同期発電機。 - 【請求項４】請求項３に記載の磁石同期発電機におい
て、固定子鉄心端部と接続導体間に絶縁板を配し、コイ
ル間を接続導体とネジ結合したことを特徴とする磁石同
期発電機。 - 【請求項５】請求項１に記載の磁石同期発電機におい
て、固定子鉄心の貫通孔に設けられたコイルが中空導体
からなることを特徴とする磁石同期発電機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20804994A JPH0851750A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 磁石同期発電機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20804994A JPH0851750A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 磁石同期発電機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0851750A true JPH0851750A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16549803
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20804994A Pending JPH0851750A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 磁石同期発電機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0851750A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3311471B1 (de) * | 2015-06-19 | 2021-04-21 | Wobben Properties GmbH | Verfahren zum herstellen eines stators eines generators einer windenergieanlage, sowie formspule, wicklungsaufbau und stator |
| EP3311469B1 (de) * | 2015-06-19 | 2024-07-10 | Wobben Properties GmbH | Formspule, wicklungsaufbau sowie stator eines generators einer windenergieanlage und verfahren zum herstellen eines stators |
-
1994
- 1994-08-09 JP JP20804994A patent/JPH0851750A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP3311471B1 (de) * | 2015-06-19 | 2021-04-21 | Wobben Properties GmbH | Verfahren zum herstellen eines stators eines generators einer windenergieanlage, sowie formspule, wicklungsaufbau und stator |
| EP3311469B1 (de) * | 2015-06-19 | 2024-07-10 | Wobben Properties GmbH | Formspule, wicklungsaufbau sowie stator eines generators einer windenergieanlage und verfahren zum herstellen eines stators |
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