JPH08512239A - ポリフェノール化合物、および金属、プラスチックおよび塗装面のそれらの化合物による処理および後処理 - Google Patents

ポリフェノール化合物、および金属、プラスチックおよび塗装面のそれらの化合物による処理および後処理

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JPH08512239A
JPH08512239A JP7504059A JP50405995A JPH08512239A JP H08512239 A JPH08512239 A JP H08512239A JP 7504059 A JP7504059 A JP 7504059A JP 50405995 A JP50405995 A JP 50405995A JP H08512239 A JPH08512239 A JP H08512239A
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Abstract

(57)【要約】 改良された耐食性のためにクロメート化アルミニウムおよびアルミニウム合金表面を、処理用組成物で処理し、表面特に金属類の処理後、ポリフェノールポリマー中の少なくともいくつかのフェニル環上に置換アミノメチル基を含み、そして分子量が好ましくは約700〜70,000の範囲であるポリフェノール化合物の誘導体で処理する。

Description

【発明の詳細な説明】 ポリフェノール化合物、および金属、プラスチック および塗装面のそれらの化合物による処理および後処理背景技術 技術分野 本発明は物品、特に金属等の保護および/または装飾面処理の分野、種々の表 面の処理に有用なポリフェノール化合物の新規な誘導体、このような新規なポリ フェノール誘導体を含む表面処理溶液あるいは分散液、およびこれらの溶液ある いは分散液を用いる方法、特にアルミニウム上のクロム酸塩転換(conversion)被 膜の耐熱性を改良するための処理、およびプラスチックと塗装面の洗浄性を改良 するための処理に関する。 関連技術の記載 改良された耐食性と塗膜接着性特性のために保護被膜を金属表面に塗布する必 要性は、金属仕上げ技術はもちろんのこと、他の金属技術において周知である。 伝統的に、耐食性と塗膜接着性を改良するために、金属表面は、金属リン酸塩お よび/または金属酸化物転換被膜を金属表面に形成する化学薬品で処理されてい る。また、その転換被膜塗布金属表面は、通常より大きな耐食性と塗膜接着性の ために六価のクロム化合物を含む溶液で洗浄あるいは後処理されている。 六価クロムの毒性のため、環境規制を満たし、河川、流水および飲料水源の品 質を改良するため、プラント排液から残存クロム塩を除去するための高額な排水 処理装置を採用しなければならない。従って、転換塗装金属表面は六価クロムを 含む後処理溶液によって強化されることができるけれども、これらの環境上の欠 点は、近年、六価クロムを含む後処理溶液の使用に対する効果的な代替え品の発 見のために、多くの研究開発を導きだしている。六価クロムを含む後処理溶液の 使用に代わる一つの方法はポリビニルフェノール化合物等の誘導体の使用である 。適切な誘導体と適切な処理溶液は、いち早く、Lindertの米国特許第4、5 17、028(1985年5月14日)、米国特許第4、433、015(19 84年2月21日)、米国特許第4、376、000(1983年3月8日)、 そしてLindert、他の第4、457、790(1984年7月3日)に開示され ている。これらの特許はここでの明確な記載と不一致でない限りここに引用する 。 金属とプラスチックを含む、後塗装あるいは装飾被膜用物品の処理においては 、部品あるいは物品が通常従来のクリーナーシステムで洗浄されている。プラス チックおよび塗装面は従来の非腐食性、酸性あるいはアルカリ性クリーナー系で 洗浄されると疎水性の非水湿潤性表面を生じる。この非湿潤性表面は処理された 表面の疎水性に帰するものである。W.A.Zismenによる"Relation of the Equilib rium Contact Angle to Liquid and Solid Constitution",in R.F.Gould(editio n),Contact Angle,Wettobility,and Adhesion(American Chemical Society,Wash ington,1964)には次のように示されている。 硬い固体は約5,000から500ergs/cm2の範囲の表面自由エネル ギーを有し、その値は硬度が増すにつれて、かつ融点が高くなるにつれて大きく なる。例としては通常の金属、金属酸化物、窒化物および硫化物、シリカ、ガラ ス、ルビーおよびダイヤモンドが挙げられる。軟質有機固体は非常に低い融点を 有し、そしてその表面自由エネルギーは通常100ergs/cm2以下である 。例としてはワックス類、固体有機ポリマー類、そして実際にはほとんど固体の 有機化合物が挙げられる。高い特定の表面自由エネルギーをもつ固体は「高エネ ルギー表面」を有すると言われ、そして低い特定の表面自由エネルギーをもつ固 体は「低エネルギー表面」を有すると言われている。 有機およびほとんど無機の液体の比較的低い特定表面エネルギーのため、それ らは高表面エネルギーの固体上に自由に展開すると予期される。なぜなら、その 系の自由エネルギーの大幅な減少が生じるであろうからであり、これは非常に度 々本当であると考えられている。しかし、これらの液体の表面自由エネルギーは 低エネルギー固体のそれと匹敵するので、これらの液体の中で低エネルギー固体 上に展開しない液体が見出だされるはずである。 金属とプラスチックあるいは塗装面との間のこの基本的違いの結果、後者の種 類の表面の完全な洗浄は水によるプラスチックおよび塗装面の容易な湿潤を得る のに十分ではない。従って、本発明によって解決されるべき一つの課題は、処理 されたプラスチックと塗装面に対する後で塗布される塗膜の接着性を損傷しない ようにしながらプラスチックと塗装面に十分な親水性を与えて水破壊を形成する ことなく水でそれら表面を洗浄できる方法を提供することである。発明の記載 この記載において、実施例およびクレーム、そしてそうではないと明確に記載 されている以外は物質の量あるいは反応もしくは使用条件の全ての数値の明細は 、発明の最も広い範囲を記載する上で、“約(about)”なる用語によって修正さ れると理解されるべきである。明確な数値限定の範囲内での発明の実施は通常好 ましい。また、全ての部およびパーセントは特に示さない限り重量によるもので ある。さらに、そうでないという明確な記載がない限り、発明の特定の態様のた めの適切あるいは好ましいとされる物質のグループの記載は、そう記載されてい るグループの2つあるいはそれ以上の構成員の混合物が同じ態様にとって等しく 適切もしくは好ましいことを含蓄するものと理解すべきであり、そしてイオン形 の物質の明細は、組成物の電気的中立性を維持するために必要に応じて対イオン の存在を含蓄するものと理解すべきである。発明の目的を挫折させるかあるいは 阻害するような対イオンを除く以外は、そのような対イオンは自由に選択できる 。発明の概要 本発明によれば、新規組成物、溶液および分散液が保護もしくは装飾金属、プ ラスチック、および塗装面処理における使用に供され、その方法は未処理の裸金 属表面の処理、クロメート化表面のようなリン酸塩転換塗布、あるいは他の転換 塗布金属面の後処理、表面洗浄の容易性を改良するためのプラスチックと塗布面 の処理、塗膜あるいは他の装飾被膜、もしくはフィルムの塗布等を含む。本発明 の他の態様は、アルミニウム、スチールおよび亜鉛金属表面等の種々の金属表面 を処理するのに特に適している組成物と方法、およびプラスチックおよび/また は塗装面に特に有用な組成物と方法を含む。本発明の溶液、分散液および方法は 転換物がすでに塗布されているいないにかかわらず耐食性および/または後で塗 布される塗膜等の金属処理面に対する接着性を高めるのに効果的な被膜を金属表 面に与える。 本発明の全ての態様の重要な要件は、以下のポリマー物質I、II、あるいはIII (後で示す)のいずれか一つ、これらポリマー物質の溶液あるいは分散液、それ らの塩、そしてそれらの混合物からなる群より選ばれた可溶性もしくは分散性化 合物の使用である。塩は酸とアルカリ塩である。本発明の方法は表面を以下に述 べるような処理組成物に接触させることからなる。ポリマー物質I、IIおよびII Iは以下の通りである。 ポリマー物質I ポリマー物質Iは以下の式を有する少なくとも一つの繰返し単位を有する物質 、好ましくはホモあるいはコポリマー化合物からなる。 上記式において、R1,R2およびR3の各々は、各繰返し単位に関して、水素 、1〜5の炭素原子を有するアルキル基、あるいは6〜18の炭素原子を有する アリール基から独立して選ばれる; Y1〜Y4の各々は、各繰返し単位に関して、水素、下で定義される“Z”、− CR115OR6、−CH2CL、あるいは1〜18の炭素原子を有するアルキル あるいはアリール基から独立して選ばれる。好ましくは、少なくともY2の 一部(繰返し単位の少なくとも一つの中の少なくともY2が好ましい順に1/2 、1/6、あるいは少なくとも1%)がZである。Zは 式中R5〜R12(但し下に述べるようにRr12の例外あり)の各々は各繰返し単 位内から独立して選ばれ、そして各繰返し単位に関して、水素、アルキル、アリ ール、ヒドロキシ−、あるいはポリヒドロキシ−アルキル、アミノ−アルキル、 メルカプト−アルキル、あるいはホスホ−アルキル部分から独立して選ばれる。 好ましくは、R9およびR10の少なくとも一つは、ヒドロキシ−アルキルあるい はポリヒドロキシ−アルキルではない。好ましくはR1およびR7〜R12は全体で 、その化合物が水のような適当な表面処理キャリヤー中に、もはや溶解もしくは 分散しない程度までの炭素鎖長を有する。R12は酸化アミンあるいは水酸化アミ ンを形成するため、−O(-1)あるいは−OH(酸素あるいはヒドロキシ)であっ てもよい。 W1は各繰返し単位に対して水素;アセチル;アシル;ベンゾイル;3−アリ ロキシ−2−ヒドロキシ−プロピル;3−ベンジルオキシ−2−ヒドロキシ−プ ロピル;3−アルキルベンジルオキシ−2−ヒドロキシ−プロピル;3−フェノ キシ−2−ヒドロキシ−プロピル;3−アルキルフェノキシ−2−ヒドロキシ− プロピル;3−ブトキシ−2−ヒドロキシ−プロピル;3−アルキルオキシ−2 −ヒドロキシ−プロピル;2−ヒドロキシオクチル;2−ヒドロキシ−アルキル ;2−ヒドロキシ−2−フェニルエチル;2−ヒドロキシ−2−アルキルフェニ ル;イソプロペニル;プロペニル;ベンジル;アルキル;アリル;アルキルベン ジル;ハロアルキル;ハロアルケニル;2−クロロ−プロペニル;ナトリウム; カリウム;テトラアリールアンモニウム;テトラアルキルアンモニウム;テトラ アルキルホスホニウム;テトラアリールホスホニウム;あるいはエチレンオキシ ド、プロピレンオキシド、あるいはそれらの混合物もしくはコポリマーの縮 合物からなる群より独立して選ばれる。 上記表現は、本発明の化合物あるいは物質を特徴づける繰返し単位を表わし、 末端単位は示されていないと理解されるだろう。本発明のポリマーの末端基はこ の技術分野の当業者によって選択されることができる。たとえば、ポリマーの末 端基は用いられる特定の重合法から生じたもの、あるいはポリマー特性を変える ために意識的に添加されたもののいずれであってもよい。たとえば、末端基は水 素、ヒドロキシル、開始フラグメント、連鎖移動剤、不均化基、あるいは成長ポ リマー鎖を終結させる他の方法から生じた基であってもよい。 ポリマー物質II,III ポリマー物質IIは、ポリマー物質Iで示したアルキルフェノール類と置換アル キルフェノール類が一つまたはそれ以上の他の種類のモノマーと共重合した共重 体からなる。好ましくは、コモノマーはエチレン系不飽和C=C結合を有する。 本発明で使用されるC=C部分を有する物質および他の有用な共重合可能なモノ マー成分は、以下のリストに示されたような種々の不飽和物質から選択すること ができる。その物質は以下からなる群より選択される:アクリロニトリル、メタ クリロニトリル、メチルアクリレート、メチルメタクリレート、ビニルアセテー ト、ビニルメチルケトン、イソプロペニルメチルケトン、アクリル酸、メタクリ ル酸、アクリルアミド、メタクリルアミド、n−アミルメタクリレート、スチレ ン、m−クロロスチレン、o−クロロスチレン、p−クロロスチレン、n−デシ ルメタクリレート、N,N−ジアリルメラミン、N,N−ジ−n−ブチルアクリ ルアミド、ジ−n−ブチルイタコネート、ジ−n−ブチルマレエート、ジエチル アミノエチルメタクリレート、ジエチレングリコールモノビニルエーテル、ジエ チルフマレート、ジエチルイタコネート、ジエチルビニルホスホネート、ビニル ホスホン酸、ジイソブチルマレエート、ジイソプロピルイタコネート、ジイソプ ロピルマレエート、ジメチルフマレート、ジメチルイタコネート、ジメチルマレ エート、ジ−n−ノニルフマレート、ジ−n−ノニルマレエート、ジオクチルフ マレート、ジ−n−オクチルイタコネート、ジ−n−プロピルイタコネート、n −ドデシルビニルエーテル、エチルフマル酸、エチルマレイン酸、エチルアクリ レート、エチルシナメート、N−エチルメタクリルアミド、エチルメタクリレー ト、エチルビニルエーテル、5−エチル−2−ビニルピリジン、5−エチル−2 −ビニルピリジン−1−オキシド、グリシジルアクリレート、グリシジルメタク リレート、n−ヘキシルメタクリレート、2−ヒドロキシエチルメタクリレート 、2−ヒドロキシプロピルメタクリレート、イソブチルメタクリレート、イソブ チルビニルエーテル、イソプレン、イソプロピルメタクリレート、イソプロピル ビニルエーテル、イタコン酸、ラウリルメタクリレート、メタクリルアミド、メ タクリル酸、メタクリロニトリル、N−メタクリロールアクリルアミド、N−メ タクリロールメタクリルアミド、N−アルコキシメタクリルアミド、N−アルコ キシメチルメタクリルアミド、N−ブトキシメチルメタクリルアミド、N−ビニ ルカプロラクタム、メチルアクリレート、N−メチルメタクリルアミド、m−メ チルスチレン、o−メチルスチレン、p−メチルスチレン、2−メチル−5−ビ ニルピリジン、n−プロピルメタクリレート、p−スチレンスルホン酸ナトリウ ム、ステアリルメタクリレート、スチレン、p−スチレンスルホン酸、p−スチ レンスルホンアミド、ビニルブロマイド、9−ビニルカルバゾール、ビニルクロ ライド、ビニリデンクロライド、1−ビニルナフタレン、2−ビニルナフタレン 、2−ビニルピリジン、4−ビニルピリジン、2−ビニルピリジン、N−オキシ ド、4−ビニルピリミジン、およびN−ビニルピロリドン。 本発明のアルキルフェノール部分は、重合の方法および条件によってコポリマ ー(ここで用いる「ポリマー」は一つ以上のいかなる数のモノマーをも含む)に ランダムに分散されるか、あるいはブロックポリマーを構成するのに合成される ことができると当業者に理解されるだろう。 ポリマ物質III−縮合ポリマー この記載を目的とした「縮合ポリマー」は、前述したポリマー物質IまたはII 、あるいはそれらの混合物(もし必要ならこれらは以下に述べるように縮合可能 であるように変性されている)の形状がアルデヒド、ケトンあるいはそれらの混 合物と共にフェノール類(好ましくはフェノール、アルキルフェノール、アリー ルフェノール、クレゾール、レゾルシノール、カテコールあるいはピロガロー ル)、タンニン類(加水分解性もしくは縮合されたもの)、ノボラック樹脂、リ グニン化合物、およびそれらの混合物からなる群より選ばれた第2の化合物で縮 合され縮合樹脂プレポリマー、すなわちポリマー物質IIIのプレポリマー、を作 る物質である。このような縮合性もしくは変性された出発物質は、まず縮合を開 始する前に“Z”部分を除くことによって変性される;出発物質を縮合性にする 追加の変性はY1〜Y4がZ、−CR115OR6あるいはCR45OR6であるこ とができないことから必要と理解されるであろう。上記の“Z”部分は、縮合樹 脂をさらに(1)アルデヒド、ケトンあるいはそれらの混合物、および(2)第 2級アミンと反応させて、酸と反応できるおよび/または過酸化水素と反応させ てアミンオキシドを生成できる。そして、水中あるいは有機溶媒中で使用できる 付加物を作ることによって、これら縮合プレポリマーに後で添加される。もし望 むなら、アミンオキシドは酸で中和して水酸化アミンを形成できる。 この縮合物は便宜上連続反応によって作られると記載されているけれども、こ れらの物質は、必要な工程をいかなる順序で、あるいは同時に行って作ることが できると理解されるだろう。しかし、記載した順番が好ましい。好ましい態様の記載 本発明の種々の態様での使用にたびたび好ましい可溶性あるいは分散性ポリマ ーの一つの特定なグループは、アルデヒドあるいはケトン、好ましくはホルムア ルデヒドをアミンあるいはNH3と、約3〜8の炭素原子を有するケトースある いはアルドースをポリ(ビニルフェノール)ポリマーと縮合させることによって ;あるいは約3〜8の炭素原子を有するアルキルアミノポリヒドロキシル化合物 をポリ(ビニルフェノール)ポリマーと縮合させることによって作られた、もし くはそのようにして作られた構造を有する基である。 上記物質の使用における好ましいアルドース類、ケトース類と誘導体はグルコ ース、フラクトース、アルデトール類、たとえばマニトール、アリバノース、マ ンノース、リボース、リビトール等である。アルドニン酸とアルダリン酸のよう な酸類が用いられてもよい。一つまたはそれ以上の有用なアルドース類あるいは ケトース類に対する反応条件下で容易に加水分解されることができる二糖類お よび多糖類が用いられてもよい。 本発明に用いる典型的な保護金属表面処理操作においては、被処理金属がまず 物理的もしくは化学的方法で洗浄され、次に水で洗浄して表面からグリースおよ びゴミを除く。金属表面は次に本発明の処理溶液に接触させる。あるいは、そし て好ましくは、洗浄工程の直後の金属表面の本発明処理溶液への接触に代えて、 転換被膜溶液が塗布または使用されて従来法で金属表面を前処理し、転換被膜を その上に形成する。その後、転換被膜塗布面は水洗され、そしてその金属表面が 本発明の処理溶液に接触される。本発明の溶液および/または分散液は、処理あ るいは未処理金属表面に効果的に塗布できるけれども、通常は、本発明は金属表 面が前もって転換被膜が塗布されている場合に特に有用で、従って、本発明は後 処理として使用される;従ってここで用いられる「後処理」なる用語は裸金属で はなく、好ましくは従来の転換被膜法によって前もって処理された金属表面の処 理を意味する。そのような転換被膜はよく知られていて、たとえばMetal Handbo ok,Volume II、8th Edition,pp524-547 American Society for MetalsおよびMet al Finishing Guidebook and Dictionary,pp590-603(1973)に記載されている。 これらの内容は記載としてここに引用する。 本発明の組成物および方法は、リン酸鉄、リン酸マグネシウム、リン酸亜鉛、 およびカルシウム変性リン酸亜鉛等の適切な転換被膜で塗布された表面を有する 金属を含む広い範囲の金属表面を処理するのに有用である。適切な金属表面の例 は亜鉛、鉄、アルミニウム、および冷間圧延され、研磨され、酸洗されそして熱 間圧延されたスチール、およびトタンの表面を含む。ここで用いる「金属表面」 なる用語は未処理の金属表面および転化被膜塗布金属表面の両方を含む。特に好 ましい金属表面は、アルミニウムあるいは少なくとも40重量%以上のアルミニ ウムを含む合金の従来のクロメート化、もしくはクロメート−ホスフェート化処 理によって作られたものである。前もってクロメート化もしくはクロムホスフェ ート化されたアルミニウム合金7075と6061の処理が特に好ましく、後者 の処理がより好ましい。 本発明のポリフェノール化合物は、ポリマー物質I、IIおよびIII、それらの塩 類、およびそれらの混合物を含む。本発明の処理組成物は、表面処理用に適して いるキャリヤー、すなわち選択したポリマー物質を付着させるものあるいは金属 等の表面に都合よく接触させるもの中に、効果的な量の可溶性あるいは分散性処 理化合物(ポリマー物質)を含む。 好ましいポリマー物質は、ビニルフェノール部分あるいはメチルビニルフェノ ール部分に基づく。たとえば、ビニルフェノールあるいはイソプロピルフェノー ルおよびそれらの誘導体が用いられてもよい。 一つの態様において、上記に定義したようなポリマー物質I、IIあるいはIIIか らなる本発明の表面処理溶液は、好ましくは金属表面処理、金属表面後処理、塗 膜、保護フィルムとして、あるいは上記の何らかの成分として、ポリマー物質を 金属の表面に付着あるいは置くのに適しているキャリヤー中に溶解あるいは分散 される。 本発明のこれらポリマー物質は水あるいは有機溶媒型キャリヤー中に溶解ある いは分散させてもよい。従って、それらは水あるいはエタノールのような有機溶 媒中に溶解された時には処理溶液として使用されてもよい。しかし、好ましくは 、選択されたポリマー物質はキャリヤーとしての水と共に水溶液中で用いられる 。 従って、選択されたポリマー物質の水溶解あるいは水分散性を与えるあるいは 改良することが非常に望ましい。これは好ましくは、“Z”部分の中性化および /または錯体化に用いられる酸で行われる。そのような酸は有機でも無機であっ てもよい。この目的のための有用かつ好ましい酸は、カルボン酸、酢酸、クエン 酸、シュウ酸、アルコルビン酸、フェニルホスホン酸、クロロメチルホスホン酸 、モノ、ジおよびトリクロロ酢酸、トリフルオロ酢酸、硝酸、燐酸、フッ化水素 酸、硫酸、ホウ酸、塩化水素酸、ヘキサフルオロケイ酸、ヘキサフルオロジルコ ン酸、等を含む。これらは単独もしくは各々の組合わせで用いられてもよく、従 来の酸−塩基反応あるいは錯体化によって中和されてもよい。非常に好ましい態 様においては、中和された、過中和された、あるいは部分中和された処理化合物 に水を添加すれば、水溶性あるいは水分散性溶液、あるいは金属処理に有用なポ リマーのエマルジョンが生じる。 あるいは、本発明の最終ポリマー物質/ポリフェノール化合物は、フェノール 基を有機あるいは無機塩基で中和することによって、水溶性あるいは水分散性に することができる。この目的の好ましい塩基は、テトラブチルアンモニウムヒド ロキシドのようなテトラアルキルアンモニウムヒドロキシド類、テトラアリール アンモニウムヒドロキシド、水酸化ナトリウム、水酸化カリウム等を含む。 非常に好ましい態様においては、最終ポリマー物質は“Z”部分が中和を必要 としない、すなわち酸化アミン等であるように作ることができる。 そのポリマー物質において、単モノマーに対する他のモノマーの比は1:99 〜99:1、好ましくは5:1〜1:5、そしてより好ましくは1.5:1〜1 :1.5である。 本発明でクレームされている誘導体の製造に使用されるポリフェノールの分子 量はダイマーであるが、好ましくは低分子量オリゴマーあるいは360〜30, 000あるいはそれ以上の範囲の分子量を有する樹脂ポリマーであってもよい。 表面処理組成物に有用な物質の上限分子量は、通常それからの誘導体が選択され たキャリヤー中に溶解あるいは分散しなければならないという機能的限定によっ て決定される。上述した式のそのような誘導体は、典型的には2,000,00 0までの分子量を有し、好ましくは700〜70,000の範囲の分子量である 。 典型的には、本発明に従った水溶液処理のpHは0.5〜14である。好まし くは、その水溶液は溶液の安定化と処理金属表面における優れた結果の両方から 2.0〜12のpHを有する。 本発明の組成物および処理溶液は種々の物質の表面、特に金属およびプラスチ ックあるいはプラスチック状表面の処理に使用できることが考えられる。好まし い金属表面は鉄、亜鉛およびアルミニウム系金属を含む。好ましいプラスチック 状物質表面は、樹脂あるいは熱可塑性もしくは熱硬化性物質を含んだ高分子物質 、さらには天然ゴム、これらの物質の混合物、乾燥塗料、ラッカー、ワニス、ト ップコート等を含む。 その被膜は本質的に保護あるいは装飾用、あるいは他の処理用の表面作成であ ってもよい。また、同時にいくつかの機能が発揮されてもよい。 最終乾燥あるいは硬化被膜の厚さはその目的あるいは機能によるが、典型的に は0.0025マイクロメーター(以下“μm”)〜225μm、あるいはそれ 以上である。中間膜、たとえばコンバージョンタイプ耐食性塗料ベース被膜の典 型的かつ好ましい金属表面処理は、1.25μmあるいはそれ以下、そしてより 好ましくは0.0025〜1.25μmの範囲である。ペイントあるいは装飾お よび保護最外表面処理として使用される時は、好ましい被膜厚は1.25μm以 上、より好ましくは1.28〜625μm、そしてさらにより好ましくは1.2 5〜250μmである。 さらに本発明の処理化合物は、通常広い濃度範囲に亘って表面処理組成物中に 使用されることが意図されている。使用量(レベル)あるいは有用な範囲は、当 業者に公知の多くの要因によって変化することが理解されよう。キャリヤーに溶 解あるいは分散された本発明の組成物の有用な量は最終用途によるけれども、0 .001〜80%の範囲である。たとえば、金属表面の前あるいは後処理に使用 される時には、有用な量は典型的には0.001〜20%、好ましくは0.00 1〜10%、さらにより好ましくは0.001〜5%の稀薄から中程度の濃度で ある。実用的に言えば、0.0025〜1%の濃度が金属表面処理組成物(特に 鉄、亜鉛あるいはアルミニウム系金属表面に対して)において好ましい。しかし ある状況下(たとえば溶液を輸送あるいは貯蔵する時、あるいは現場乾燥(dry- in-place)系において使用する時)では、その溶液の濃縮物が好ましい。処理組 成物がペイント系の一部である時にはより高いレベル(たとえば80重量という 高い量)が使用されてもよい。 もちろん、本発明の処理溶液は、本発明の特徴であるポリマー化合物に加えて さらに他の類似した処理組成物(たとえばコンバージョン塗料組成物)に典型的 にみられる成分から成ることもできる。たとえば、処理溶液は任意に本発明に従 って有効量の処理化合物と0.001〜3.0%の金属イオンからなってもよい 。本発明のポリフェノール類と組合わせる金属処理に有用な金属イオンは、第一 列遷移金属全般、グループIV−B金属全般、鉄、ニッケル、コバルト、バナジウ ム、クロム、チタン、ジルコン、ハフニウム、スカンジウム、イットリウム、ラ ンタンおよびランタノイドおよびアクチノイド金属、さらにはモリブデンとタン グステンを含む。さらには、本発明の物質と組合わせて、スズ、シリコン およびアルミニウム化合物、そして特にそれらの酸化物が、使用時の処理溶液の 効果あるいは性能を改良するために用いることができる。また、そのような物質 は、処理溶液の金属表面への塗布時間をコイルコーティングラインにて必要とさ れる2〜5秒という短い時に短縮する。錯体フッ化物が使用されてもよい。たと えば、適切な錯体フッ化物はBF4 (-1)、NH4HF2等を含む。 金属イオンの添加はポリマー/金属イオンキレート化合物を形成すると理解す べきである。 本発明のポリマー物質は表面処理組成物および上記以外の他の表面処理方法に 用いられてもよい。たとえば、本発明のポリマー物質は現場乾燥系、ペイント系 の成分として、あるいは架橋剤を必要とする系における添加物として使用されて もよい。 たとえば本発明のポリマー物質は顔料を含むフィルム形成組成物として、すな わちペイントとして使用されてもよい。それらはまたペイント系において他の高 分子物質と一緒に追加成分として使用されてもよい。本発明のポリマー物質は陰 極電気被膜表面処理において特に有用である。そのような保護用、機能的および /または装飾用表面処理溶液は好ましくは典型的な電気被膜/電着添加剤をその 技術で確立されている量(レベル)で用いる。本発明のポリマー物質は電気被膜 ペイントにおける安定化ポリマーおよび/またはバインダーとして用いられても よい。それらは単独あるいは他のバインダー樹脂と一緒に用いられてもよい。た とえば、そのようなペイント組成物は顔料(有機および無機の両方);フィルム 形成樹脂;バインダー、たとえばエポキシ類、油類、アルキド類、アクリル類、 ビニル類、ウレタン類、フェノール類等;そして炭化水素類、塩素化脂肪族およ び芳香族類、アルコール類、エーテル類、ケトン類、エステル類のような溶媒; ニトロ化物質;および粒状亜鉛を任意に含んでもよい。 さらに、他のバインダーと一緒に用いる時には、本発明のマンニッヒ誘導体は 架橋剤として作用して、フィルムの硬化あるいは乾燥によって高度に架橋された 被膜を生じる。従って、これらのマンニッヒ誘導体は、ペイント系において必要 な架橋剤およびバインダーの一部あるいは全部であってもよい。 本発明の組成物および物質は、単独あるいは表面の高分子被膜としての他の樹 脂と一緒に使用することができる。これらの被膜は架橋あるいは自己架橋し、そ してフェノール樹脂、エポキシ樹脂、イソシアネート類およびブロックイソシア ネート類はもちろんのことメラミンホルムアルデヒドあるいは尿素−ホルムアル デヒド樹脂のような他の架橋剤と一緒に使用することができる。マンニッヒ付加 物はまたジアルキルメラミン、ブタジエン、多官能アクリルオリゴマー、不飽和 脂肪酸のような樹脂、アルキド樹脂、脂肪酸変性エポキシ樹脂等中に存在するよ うビニル官能性で架橋するため用いることができる。 金属あるいは他の所望の表面への処理工程での本願の処理組成物の適用は従来 の方法で行うことができる。(金属表面が好ましくはコンバージョン塗布金属表 面であることが考えられるけれども、処理工程は耐食性およびペイント接着性を 改良するために未処理の金属表面上で行うこともできる。) たとえば、処理組成物はスプレーコーティング、ローラーコーティングあるい はディッピングによって塗布することができる。塗布される溶液の温度は広い範 囲に亘って変化できるが、好ましくは21〜71℃である。処理溶液を金属表面 に塗布後、処理後の洗浄がなくてもよい結果が得られるけれども、表面は任意に 洗浄できる。洗浄はある最終用途、たとえば電気被膜ペイント塗布にとっても好 ましい。 必要なら、処理された金属表面は乾燥される。乾燥はたとえば循環空気あるい はオーブン乾燥によって行うことができる。室温乾燥を用いることができるけれ ども、高温の使用が必要とする乾燥時間を短くする上で好ましい。 乾燥(もし必要なら)後、処理された金属表面は、塗工用(本発明のポリマー 物質で、あるいはなしで)等に用意される。電気塗装はもちろんハケ塗布、スプ レー塗布、静電塗布、浸漬、ローラー塗布のような適切な標準ペイントあるいは 他の被膜塗布技術が用いられる。本発明の処理工程の結果、コンバージョン塗布 表面は通常改良されたペイント接着性および耐食特性を有する。 上記の式の一つを有する適切なポリマー物質は、マンニッヒ反応によって都合 よく作られることができる。たとえば、本発明のポリマー物質はポリフェノール をアルデヒドおよびアミンと反応させて作ることができ、生じた物質は、有機ま たは無機酸で中和して本発明の処理化合物の水溶性あるいは水分散性溶液、ある いはエマルジョンを作ることができる。 マンニッヒ反応に使用される好ましいアミン類はメチルエチルアミン、ジメチ ルアミン、ジエチルアミン、ジエタノールアミン、ジプロピルアミン、ジ−n− ブチルアミン、ジイソアミルアミン、ジベンジルアミン、メチルジエチルエチレ ンジアミン、メチルアニリン、ピペリジン、1,2,3,4−テトラヒドロイソ キノン、6−メトキシ−1,2,3,4−テトラヒドロイソキノリン、モルホリ ン、ピペラジン、α−メチルアミノプロピオフェノン、α−アセチルエチルベン ジルアミン、ベンジル−(2−シクロヘキサノイルメチル)−アミン、3,4− メチレンジオキシベンジル−(2−シクロヘキサノイルメチル)−アミン、N− メチル−グルカミン、グルコサミンおよびt−ブチルアミン、あるいはそれらの 混合物から選ばれる。 他のアルデヒドもマンニッヒ反応に使用できるけれども、ホルムアルデヒドが 好ましく、そして好ましくは20〜40%水溶液の形であるいはパラホルムアル デヒドとして用いられる。 当業者はマンニッヒ反応を行うための適切な条件に精通しているだろう。反応 時間は通常用いられる反応体の性質および濃度そして温度等の反応条件に依存す る。通常、約1.00モル当量のポリフェノール、約1.00〜1.10モル当 量のアミン、そして約1.0〜2.0モル当量のホルムアルデヒドが反応に用い られる。反応完了後、反応生成物は回収され、pH約1〜8の酸で中和して本発 明の濃縮処理溶液を得ることができる。典型的には濃縮物は1リッター当り25 〜400gの固形分を含む。輸送用には、反応生成物は上述したような高濃度の 形で貯蔵することができる。 本発明の特に好ましい態様は上記で簡単に述べたように、前もってクロメート 化したあるいはクロム−ホスフェート化したアルミニウムとアルミニウム合金表 面の後処理である。この態様については上述したタイプIのポリマー物質が好ま しく使用される。その式中、W1、R1〜R3の各々、R7およびR8の各々、およ びY2以外のY1〜Y4の各々は全て水素;R5およびR6の各々は水素あるいは1 〜5の炭素原子を有するアルキル基、より好ましくは水素;OH基はポリマ骨格 鎖にフェニル環が付く位置荷対してパラ位にある;Y2はZまたは水素で、 存在する全てのY4基の合計量の少なくとも1%、1/2あるいは3/4(多い ほど好ましい)がZであり;R12が存在する場合は酸素あるいはヒドロキシル; そしてR9及びR10の各々はアルキル、ヒドロキシ−およびポリヒドロキシ−ア ルキル、およびそれら混合物からなる群より選ばれる。より好ましくは、この特 定の態様にとってのポリマー物資は4−ビニルフェノールにおけるいくつか、あ るいは全てのフェニル環上のZ部分を置換することによって作られる化学構造を 有し、そしてR9とR10の各々は各Z部分に対してメチル、エチル、2−ヒドロ キシエチル、2−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシブチル、および−CH2 −(CHOH)x−CH2OH(Xは2〜5の整数で、好ましくは4又は5)から なる群から独立して選ばれる。 プラスチックおよび塗工面の助洗浄処理組成物としては、ポリマーは低発泡性 溶液あるいは分散液を作るため、そしてプラスチック表面を湿潤させるため界面 活性剤を配合し、そのポリマーはプラスチック表面に密着させる。本発明の実施 例において、使用される好ましい界面活性剤はアニオン系界面活性剤とノニオン 系界面活性剤の混合物であり、それは処理中に斑点を生じさせず、そして処理に おいて水破壊のないフィルムを与える。典型的には、プラスチックあるいは塗工 面を清浄(界面活性剤を組合せた酸性もしくはアルカリ性組成物で)および洗浄 するに当たり、洗浄水は玉になって非連続系を生じ、全表面の油、指紋などをき れいにしているかどうか不明であり、その後の塗膜が十分接着しないかもしれな い。本発明の処理で、100%水破壊のないフィルムが洗浄水後得られ、それは 破壊を示さない連続フィルムであり、従ってペイントが後で接着しない表面部分 はない。本発明の100%水破壊なしという結果に対して、破壊されたあるいは 不連続な水フィルム、表面に水玉あるいは水フィルムがないスポットは0%水破 壊なしと称され、破壊フィルム部分は恐らくゴミ、すす、油染みあるいは硬水塩 残渣を有し、その上には水はフィルムを作らない。 本発明で用いられる界面活性剤は好ましくは前に述べたようにアニオン系界面 活性剤とノニオン系界面活性剤との混合物である。界面活性剤は水溶性でなけれ ばならず、そして好ましくは低発泡を与えるものである。 本発明で使用される好ましいアニオン系界面活性剤は、ユニオンカーバイド社 からTERGITOLTM08として入手できる、ナトリウム2−エチルヘキシル スルフェートのようなアルキルフルフェート類である。この種の他のアニオン系 界面活性剤、すなわち界面活性剤のアルキル部分が約18までの炭素原子を有す るものは上記の会社から入手できる。好ましいノニオン系界面活性剤は約8〜2 2の炭素原子を有するエトキシ化直鎖アルコールである。 ANTAROXTMLF224、8〜10の炭素原子およびプロピレンオキシドキ ャップを有するエトキシ直鎖アルコールが本発明において特に使用される。 ANTAROXTMノニオン系界面活性剤がGAF社から入手できる。その他の ノニオン系界面活性剤は、アルキル基が約8〜12の炭素原子を含むTERGI TOLTMの品名でユニオンカーバイドから入手可能なアルキルとアルキルフェノ ールエーテル類である。 本発明の清浄助剤態様を作るに当たり、好ましくは界面活性剤が混合され、ポ リフェノールポリマーがそれに添加される。これはその後洗浄助剤の使用のため の所望の濃度を与えるような量の水に添加される。水に溶解前の濃縮組成物は、 好ましくは約90〜98%のポリフェノールポリマー及び約2〜10%の界面活 性剤からなる。示したように、アニオン系およびノニオン系界面活性剤の混合物 が好ましい。この混合物は、ノニオン系界面活性剤に対するアニオン系界面活性 剤重量比が1.5〜2.0:1の範囲である。ポリマーの水分散液あるいは水溶 液は0.1〜1V/V%のポリマーを含む。 洗浄助剤を使用する方法において、プラスチックあるいは塗工物品はまず水洗 いされ、そして通常の洗浄溶液を用いて洗浄される。そのような洗浄剤の例は、 PARCOTMアルカリ性洗浄剤2202(水酸化ナトリウムおよびテトラカリウ ムポロホスフェート含有洗浄剤)、およびPARCOTM2501酸性洗浄剤(リ ン酸およびモノアンモニウムホスフェート含有洗浄剤)であり、ヘンケル社のPa rker+Amchen Divisionより入手できる。これらの物質は通常洗浄剤とともにス プレーされ、温水で洗浄され、その後本発明の洗浄助剤が、清浄及び洗浄に代る 他の手段、例えば浸漬でもよいけれども、通常はスプレーすることによって塗布 される。洗浄助剤の塗布後、その物品は水、好ましくは脱イオン水で洗浄され、 そして強制通風もしくは乾燥機で乾燥される。このように本発明は洗浄剤を 塗布し、洗浄し、そして乾燥するというプラスチックあるいは塗工面を洗浄する 方法における改良であり、その改良はプラスチックあるいは塗工面の上記に述べ たポリマー水溶液あるいは水分散液での洗浄に続いてそれらの表面に適用される 。 本発明は、ナイロン、ポリエチレン、ポリプロレン、ポリビニルクロライドと 、ある種の熱可塑性樹脂のようなプラスチック表面の処理に特に有用である。本 発明の洗浄助剤の使用は完全な洗浄を確保し、そしてテスト結果が100%接着 を示すように、その後プラスチック表面に塗布されたペイントの接着性を減少さ せない。 本発明は以下の実施例からより理解できる。ここで用いられている「塩スプレ ー(salt spray)」なる用語はASTM−B117−61に従って測定される塩ス プレー耐食性を示す。ここで用いられている「スコッチテープ接着性」なる用語 はASTM−D3794−79に記載されている180°T−曲げ接着性テスト を示す。パネルは中央にスクライブ(scribe)され、ASTM試験に付される。腐 食の評価テストは約1.6mm(1/16インチ)の単位でのスクライブからの ペイントの「変形(creeping)の量の測定である。上付き文字は存在するスポット の数を表す。 実施例1 平均分子量約2400でポリマー物質Iの項目で示された式に対応する化学式 (式中R1、R2、R3、W1、Y1、Y2、Y3およびY4は水素)を有する樹脂80 グラム(以下“g”)を1リットル樹脂フラスコ中のPROPASOLTMP(ユ ニオンカーバイド社より得られるプロポキシ化プロパノール溶媒)160ミリリ ットル(以下“mls”)に高速ミキサーを用いてゆっくりと溶解する。樹脂フ ラスコはブレード攪拌機、還流冷却機、および窒素パージを備えている。次に、 53.5mlsの2−(メチルアミノ)エタノール(MEA)と160mlsの 脱イオン水をその樹脂溶液に入れる。60℃まで穏やかな加熱を開始する。60 ℃に達した時、50mlsの37%ホルムアルデヒドの添加を始め、1時間に亘 って行う。追加の25mlsの PROPASOLTMPが添加され、その混合物は60℃で1.5時間維持される 。反応混合物は室温まで冷却され、960mlsの脱イオン水に続いて21.8 gの75%H3PO4が添加される。あるいは、リン酸に代えて0.75モルの3 0%H22(85g)を反応混合物に添加することによって追加の中和工程を必 要としない酸化アミンが形成される。反応混合物は一晩攪拌され、960mls の脱イオン水で希釈される。この別工程の結果は水安定性のための中和を必要と しない水溶性酸化アミンである。 上記配合の希釈溶液は120°Fで種々の時間スプレー塗布でホスフェート化 金属に塗布された。典型的な金属処理操作に置いては、被処理金属は先ずミネラ ルスピリットで拭くことによって、次にPARCOTMCLEANER338(ヘ ンケル社のParker+Amchen Div.より入手可能)で160°F、60秒、次にB ONDERITETM1000(ヘンケル社のParker+Amchen Div.より入手可能 )の溶液で30秒冷水洗浄と共に71℃で30秒、60秒処理の温水洗浄、そし て本発明の後処理によって洗浄される。いくつかのパネルは後処理後洗浄され、 いくつかは洗浄されなかった。すべてのパネルは177℃オーブン中で5分間焼 成された。 処理パネルはDURACTONTM200ペイント(PPG工業、ピッツバーグ より)で塗工された。ペイントはスクライブされ、パネルは504時間の塩スプ レー促進テストに付され、そしてPARCOLENETM95およびPARCOL ENETM60で後処理されたものと比較された。いくつかの変更のテスト結果は 表1に示される。 実施例2 実施例1で使用された樹脂のより高い分子量のもの(重量平均分子量”Mw” 3800、数平均分子量”Mw”1300)とMEAおよびホルムアルデヒドと の反応が実施例1での樹脂と同じ方法で行われた。結果を表1に示す。 実施例3 この実施例は本発明による組成物を作るためのビニルフェノールメチルメタク リレートコポリマーとメチルエタノールアミンとの反応示す。 ポリ−4−ビニルフェノールメチルメタクリレートコポリマー(マルゼン石油 、重量平均分子量”Mw”14,090、数平均分子量6,800、ポリビニル フェノール/メチルメタクリレート重量比57/43)80gをPROPASO LTMP160mlsに溶解した。29.2mls(0.36等 量)の99%MEAを添加し、次に160mlsの脱イオン水を添加した。混合 物を45〜50℃にし反応混合物を45〜50℃に保ちながら37.3mls( 0.36等量)の37%ホルムアルデヒド水溶液を1時間に亘って滴下した。反 応混合物を80℃に暖め、この温度で4時間維持した。室温まで冷却した後、2 4gの75%リン酸および536mlsの脱イオン水を良好な撹拌をしながら少 しづつ添加した。生じた溶液はpH6.6および固形分13.7%を有していた 。 上記物質は、濃度0.05%、固形分0.90%、およびpH6.1〜6.2 および4.0において冷間圧延スチール10cmx10cmテストパネルに対す るBONDERITETM1000の後処理として用いられた。塗布はスプレータ ンクを通して15、30および60秒間行われた。DURACRONTM200ペ イント系について結果は下の表2に示される。 実施例4 この実施例は本発明による組成物を形成するためのMw4,200およびMn1 ,330を有するポリビニルフェノールノボラックコポリマーとメチルメタノー ルアミンおよびホルムアルデヒドとの反応を示す。 80gのノボラックコポリマーを160mlsのPROPASOLTMPに溶解 した。53mls(0.66等量)のMEAおよび160mlsの脱イオン水 を添加し、温度を45〜50℃とした。次に、50mls(0.66当量)の3 7%ホルムアルデヒドを1時間かけて滴下した。温度をその後2時間45と50 ℃に保ち、80℃に上げ、そして80℃で2時間保った。室温まで冷却後、21 .7gのリン酸および993mlsの脱イオン水を添加した。 実施例5 ポリビニルフェノールクレゾールノボラックコポリマー(Mw6,050、Mn 1,600)実施例4と同じ量のMEAおよびCH2Oと反応させたが、ホルム アルデヒド濃度を0.6%に下げるために80〜90℃で6時間冷却しなければ ならなかった。水溶解性のため、(993mlsの脱イオン水中)、十分な75 %リン酸を添加し、反応生成物のpHを3.7にした。固形分は12.2%であ った。 実施例6 ポリビニルフェノール(PVP)ノボラックコポリマー(Mw3,190、Mn )を45gの75%リン酸が生成物を水に溶解(最終pH=4.9)するのに必 要であった以外は実施例と同じ方法で反応させた。 実施例7 PVP−ノボラックコポリマー(Mw3,460、Mn1,170)の生成物を 水に溶解するのに61gの75%リン酸を必要とした(最終pH=5.0)以外 は実施例4と同じ方法で反応させた。 実施例4〜7の結果は下の表3に示される。 実施例8 この実施例はポリ(ビニルフェノール)樹脂、その中の20%のフェノール性 水素は2−ヒドロキシプロピル−1,3,5−トリメチルヘキサノエートで置換 、とメチルエタノールアミンおよびホルムアルデヒドとの反応を示す。 83gの樹脂を271gのPropasolPに溶解し、30g(0.40等量)のM EAを添加し、そしてその混合物を60℃に加熱した。つぎに、30mls(0 .40等量)の37%ホルムアルデヒドを1時間かけて添加した。温度をその後 1時間60℃に保ち、そして4時間で80℃に上げた。この時点での反応混合物 のホルムアルデヒド滴定で0.93%ホルムアルデヒドを生じた。その混合物を 90℃まで加熱し、90℃で6時間保った。ホルムアルデヒド濃度は滴定測定に より0.4%まで低下した。室温まで冷却後、13gの75%リン酸および60 0mlsの脱イオン水をよく撹拌しながら添加した。生じた溶液はpH6.8お よび固形分9.5%を有していた。 実施例9 ポリビニルフェノール樹脂(30%のフェノール性水素が2−ヒドロキシプロ ピル−1,3,5−トリメチルヘキサノエートで置換されている)を成分量をPr opasolP-300ml、樹脂−94.2g、99%メチルエタノールアミン−2 8.4mls(0.35モル)、37%ホルムアルデヒド−26.3mls(0 .35モル)に変更した以外は実施例8と同じ方法でメチルエタノールアミンお よびホルムアルデヒドと反応させた。ホルムアルデヒドは、温度60℃に保ちな がら1時間かけて添加し、反応混合物はその後1時間60℃に保ち、90℃に加 熱し、そしてさらに4時間保った。冷却後、pHが5.0になる十分なリン酸と 600mlsの脱イオン水を加えた。最終生成物の固形分は13.5%であった 。上記生成物は前に述べた10x30cm冷間圧延スチールパネルに対するBO NDERITETM1000の後処理として用いられた。いくつかのテスト結果を 下の表4に示す。表中の時間は秒である。 実施例10 還流冷却器、窒素スパージ、熱電対および添加用漏斗を備えた1リットル反応 器中に450mlのブチルCELLOSOLVETM(ユニオンカーバイド)を加 えた。この溶媒に90分かけて180gのポリ−4−ビニルフェノール粉末(M w=5,000)をよく撹拌しながらゆっくりと添加した。温度を100℃に上 げてフラスコの壁からの樹脂を溶解し、そして89.25gのARALDITETM DY025(チバガイギ)(一官能性エポキサイド)を添加し、さらに1gの N,N−ジメチルベンジルアミンを添加した。温度を徐々に上げて、反応は穏や かに167℃まで発熱した。反応混合物は175〜185℃でさらに3時間加熱 され、次に冷却された。(反応混合物の最終固形分は40.3%[177℃で1 5分間焼成した後の残渣]で、これは反応の99%完了を示している。 上記からのエポキシド変性ポリ−4−ビニルフェノール誘導体が前に述べたマ ンニッヒ誘導体の製造に行われた。90.13gの2−(N−メチルアミノ−エ タノールを上記反応生成物および溶媒に添加し、そしてその混合物を50℃まで 加熱した。45分かけて97.4gの37%ホルムアルデヒドを添加し、次に、 反応混合物を先ず50℃で2時間そして80℃で3時間加熱した。(この反応は 残留ホルムアルデヒドに対する滴定によって完了したとみなされた。) 上記溶液の一部をリン酸でpH6.5に調整し、脱イオン水で17%固形分ま で希釈した。亜鉛ホスフェート化された冷間圧延スチールパネル(ヘンケル社の Parkere+Amechen Div.より入手可能なBONDERITETMEP−1による処 理でホスフェート化)を上記ポリマーの溶液に浸し、直流を用いて電解した。テ ストパネルを陰極とし、316ステンレススチールパネルを陽極とした。冷間圧 延スチールパネルを処理タンクから取り出し、脱イオン水で洗浄し、そしてオー ブン中で205℃で20分間焼成した。被膜の厚さは約15.5μmであった。 被膜をメチルエチルケトン(MEK)での処理でテストし、同じに布で擦ったと ころ、良好な耐溶媒性が得られた。 上記ポリマー水溶液をドロータウンバーを用いて上記で作られた亜鉛ホスフェ ート化冷間圧延スチールパネル上に塗布し、204℃で20分間焼成した。オー ブン焼成後も良好な耐MEKの結果であった。ただし、オーブン硬化工程がなけ れば、わずかに好ましいMEKテスト結果が得られる。これらの結果は上記ポリ マーのマンニッヒ誘導体は自己架橋性であり、フィルムをキャストするか、ある いは陰極電着に金属表面上に被膜を形成するのに用いることができることを示し ている。外部架橋剤の添加によって実質的に同じ結果が得られるかも知れないけ れど、外部架橋剤の添加なしに良好な耐溶媒性が得られる。従って、そのような 物質は電解的あるいは非電解的に適用されるだろう。 実施例11 以下の成分を反応させてポリ−4−ビニルフェノールとN,N−ジアリルアミ ンのマンニッヒ付加物を作った。 1.131.2gのPROPASOLTMP中30.5%ポリ−4−ビニルフェ ノール 2.27.5gのPropasol P 3.33.4gのN,N−ジアリルアミン(Aldrich Chemical Co.) 4.26.4gの37.9%ホルムアルデヒド溶液 これらの成分を混合し、50℃で約5時間反応させ、そして80℃で2時間反 応させた。反応はホルムアルデヒドの消費消滅という特徴を示し、約99%完了 時点で反応を停止した。 ポリ−4−ビニルフェノール、N,N−ジアリルアミンおよびホルムアルデヒ ドの反応の上記生成物は溶媒(PropasolP)で17.5%固形分まで希釈され、ス プレーにより洗浄アルミニウムパネル(#3003合金)上に塗布された。湿潤 フィルム厚みは3mlsで、350℃で10分間の焼成後の乾燥フィルム厚は約 1milであった。500以上の往復こすりの耐MEK(メチルエチルケトン) 溶媒性が得られた。 上で得られたポリ−4−ビニルフェノールとN,N−ジアリルアミンマンニッ ヒ付加物を12重量部のMonsanto RJ−101樹脂(スチレン−アリルアルコ ールコポリマー、モンサント製)に対しマンニッヒ付加物約10重量部の割合で 混合した。この高分子塗料配合物をドローダウンバーを用いてアルミニウムパネ ルに塗布し、177℃で10分間対流オーブン中で焼成した。500回以上のM EK往復擦り後も硬化被膜の欠損はみられなかった。マンニッヒ付加物なし(す なわちMonsanto RJ−101Polymerのみを用いる)で同じ方法で塗布された被 膜は約10回のMEK往復こすりで欠損を生じた。上記の結果は本発明の組成物 は、単独で使用しようと、あるいは他の物質と組み合わせて使用しようと、高分 子系用の優れた架橋剤であり、自己架橋性を有する高分子コーティングとして使 用できる。 実施例12 この実施例は、従来のクロメート化後のアルミニウム表面処理の特定の態様を 示す。 アルミニウム合金パネル(タイプ5052)をPARCOLENETM2244 の商品名でヘンケル社のParker+Amchen Div.より販売されているような従来 のアルカリ金属洗浄剤で66℃で30秒間洗浄し、さらに温水で10秒間洗浄、 硫酸(pH2.2)で120°Fで10秒間洗浄、そして冷水で10秒間洗浄し た。次に、パネルをBONDERITETM723の商品名でヘンケル社のParker +Amchen Div.により販売されているような従来のクロメートコンバージョン塗 料で塗工して、クロムに換算して約0.32または1.2g/m2のコンバージ ョン塗工量とし、次いで冷水で10秒間洗浄した。 このようなアルミニウム金属をポリ(p−ビニルフェノール)の2−(メチル アミノ)エタノール、あるいはN−メチルグルカミン付加物の何れかでスプレー 塗布によって49℃で30秒間後処理した。アルミニウムを脱イオン水で15秒 間洗浄し、そしてスキージ乾燥あるいは後処理溶液でスキージされ、さらに空気 乾燥させる。クロム酸後処理品及びクロムコンバージョン非塗布品は比較目的用 である。パネルを177℃で20分間あるいは204℃で10分間のいずれかで 焼成して典型的高固形分ペイント用硬化サイクルを促進した。比較を目的として 非焼成品が作られる。アルミニウムパネルは、例えばMilitary Secifications MIL−C−5541CおよびMIL−C−81706に記載されているような 168時間裸塩スプレー腐食テストに付される。 168時間の裸塩スプレー腐食にさらした後、殆ど全てのパネルは腐食採点ゼ ロである。いくつかの非クロム処理化品のみがゼロ腐食評価(即ち、実質的に腐 食品なし)ではなかった。しかし、いくつかの変形物(variations)は変色パネル を生じる。結果は表5に示される。 表5において、化合物”A”はMEA、ホルムアルデヒドおよび前に一般的に 示したポリ(p−ビニルフェノール)のマンニッヒ反応の生成物である;化合物 ”B”はN−メチルグルカミン、ホルムアルデヒドおよび前に一般的に示したポ リ(p−ビニルフェノール)のマンニッヒ反応の生成物である;PARCOLE NETM10はクロメートコンバージョン塗工アルミニウムを後処理するために従 来のこの技術で用いられているクロム酸洗浄剤である。表に示されているものは 、フルオロジルコン酸が後処理溶液に添加された。 実施例グループ13 タイプ6061アルミニウム合金のパネルは、以下の方法工程を用いて公知の 方法で塗布したクロメートコンバージョンであった。室温で5分間メチルエチル ケトン中に浸漬して脱脂;風乾;RIDOLINETM53Lの5%水溶液で14 0°Fで5分間洗浄;5分間水道水洗浄;DEOXTM6/16の5%溶液で室温 で7分間表面を脱酸素;3分間水道水洗浄;そしてALODINETM1200S 、約30あるいは約90mg/ft2の被膜を形成。(商標名で示されている全 ての商品はヘンケル社、Parker+Amchen Div.から入手できる。)クロメート化 パネルは、実施例12、化合物AおよびBのように後処理され、そして実施例に 記載されているように塩スプレーにおける耐食性をテストした。本発明に従って 後処理されたパネルはシールなし、あるいは六価クロムを含有する従来の封止組 成物での処理で得られたシール膜を有する他のパネルに比べて優れた耐食性を有 していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ピアス,ジョン,アール. アメリカ合衆国,ミシガン州 48070,ハ ンティングトン ウッズ,ウィンチェスタ ー 13124

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.クロメート及びクロム−ホスフェートコンバージョン塗布アルミニウム及び アルミニウム合金表面からなる群より選ばれた表面を、水および次の式に従った 繰り返し単位を有する水分散性あるいは水溶性ポリフェノールポリマーを含む液 体表面処理組成物で処理する方法。 式中、W1、R1〜R3の各々、およびY1、Y3およびY4の各々は水素である;− OH基はポリマー骨格鎖に対してフェニル環の付く位置に対してパラ位にある; Y2は水素または以下に定義する”Z”である、ただし繰り返し単位中のY2基の 少なくとも1/6はZである;そしてZは 式中、R7およびR8の各々は水素であり、R9〜R12(ただし、以下に述べるよ うにR12に対して例外あり)の各々は、R9〜R12の各々の各繰り返し単位内に おいて水素、アルキルおよびヒドロキシ−あるいはポリヒドロキシアルキルから 独立して選ばれ、そしてR12は酸化アミンあるいは水酸化アミンを形成するため −O(-1)あるいは−OHであってもよい、ただしR9、R10およびR12の少なく ても1つは、アンモニアあるいは窒素に加えて水素および炭素のみを 含む第1級アミンとケトース、アルドースあるいは約3〜8の炭素原子を有する 他のカルボキシル基含有ポリヒドロキシ化合物との反応によって生じ、そしてこ の反応の中間体をその後水添によってアミンに還元することによって形成された アミン中に含まれるであろうようなポリヒドロキシアルキル基でなければならな い。 2.R9およびR10の各々が各Z部分に対してメチル、エチル、2−ヒドロキシ エチル、2−ヒドロキシプロピル、2−ヒドロキシブチルおよび−CH2−(C HOH)x−CH2OH(xは2〜5の整数)からなる群より独立して選ばれる、 請求項1に記載の方法。 3.処理された表面がクロメートあるいは合金6061、7075および505 2からなる群より選ばれたクロム−ホスフェートコンバージョン塗布アルミニウ ム合金である、請求項2に記載の方法。 4.アルミニウム合金が6061である、請求項3に記載の方法。 5.処理された表面がクロメートあるいは合金6061、7075および505 2からなる群より選ばれたクロム−ホスフェートコンバージョン塗布アルミニウ ム合金である、請求項1に記載の方法。 6.アルミニウム合金が6061である、請求項5に記載の方法。 7.ポリヒドロキシアルキルアミン官能性を含む水分散性あるいは水溶性ポリフ ェノールポリマーの濃度が0.001〜1%である、請求項1から6のいずれか に記載の方法。
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