【発明の詳細な説明】
歯ブラシ
技術分野
この発明は、歯ブラシに関するものであり、特に可動式の荒毛保持ヘッドを有
する歯ブラシに関するものである。
背景技術
ハンドルの軸に整列させた固定荒毛保持ヘッドを有するデンタルケア用の歯ブ
ラシは、既知であり市販されている。
歯を徹底的にきれいにするため、歯の軸に従って荒毛の動きを実現することが
必要であり、現在、利用される歯ブラシは、ハンドルの軸と直交しているので、
この動きを行うのは難しい。
この欠点を克服するための種々の解決策が提案されている。例えば、提案され
た歯ブラシは、そのヘッドの角部分が、ハンドルの軸に対して変動可能にしかつ
予め決めることができるものである。
このタイプの歯ブラシは、1989年3月23日に許可されたイタリア国特許第12056
08号公報に開示されている。この歯ブラシでは、荒毛保持ヘッドに対する種々の
角部分に従うハンドルの配置及び安定化は、ハンドルと一体をなし、ジョイント
の周りに放射状に配置され、ヘッド背面部、又は前記ヘッド背面部とほぼ平行で
ありこれと一体をなす凸縁の内壁のいずれかと一体をなす放射状の凹所を対峙さ
せた***部によって、又は、ヘッドと一体をなし、ハンドルに設けた凹所と係合
する***部によって得られる。この実現によって、変動可能で安定した角部分が
得られる。特に、22.5°,45°,90°，そして180°の角部分が得られる。
ハンドルに対するヘッドの角部分は、歯をきれいにするための最適方向、すな
わち歯の長手方向軸に沿って最大の作用力を及ぼすことができる位置を見つける
まで、同様な手動操作によって選択する。
ハンドルの傾斜がクリーニング操作の間中、一定であり続ける限りは、この条
件が重んじられる。
実際には、手の位置の小さな変動は、ハンドルの傾斜を変化させるには十分で
あり、故に、最適位置であるように考慮された最初の位置に対するヘッドの位置
を変化させるには十分である。それ故に、このことは、前記ヘッドの角部分が絶
えず変化することを意味する。そのうえ、ヘッドの手動調整は、かなりデリケー
トな衛生上の問題を有する。
発明の開示
この発明の目的は、荒毛保持ヘッドを有し、この角部分が変動可能でありかつ
予め決定できる歯ブラシの前述した欠点や制限を克服することができるような歯
ブラシを提供することにある。
この発明によれば、以下に示す記述によって明らかにするであろう上記目的と
更なる目的は、ハンドルと、荒毛保持ヘッドと、ヘッドがハンドルの端部と係合
するための手段とを有し、荒毛保持ヘッドが、時計周りと反時計周りの双方に自
由に回転することができ、これと同時に前記係合手段の軸上で振動し、前記軸が
ハンドルと直交してなる歯ブラシによって達成される。
ヘッドの自由回転動作によって、手とかハンドルの傾斜のいずれの変化にも無
関係に、歯列弓のいずれかの地点においても、歯の軸に対する最適位置に、自動
的に同じ配置とることができ、それ故、非常に効果があり、素早いクリーニング
作用を達成することができる。
ヘッドの振動動作によって、荒毛と、歯列弓の内側部分、特に上側と下側の小
臼歯及び大臼歯に関する部分の歯との間に、容易で効果的な接触を得ることがで
きる。
図面の簡単な説明
この発明の歯ブラシの特徴は、以下に示す詳細な説明から明らかにすることが
でき、幾つかの好適例について示した添付図面を参考資料とするが、具体例によ
って説明される実施例には制限されない。
図１は、ハンドルの先端部に、回転しかつ振動する荒毛保持ヘッドを組み立て
たときの、この発明の歯ブラシの概略側面図である。
図２は、ハンドルと荒毛保持ヘッドを組み立てないときの先端部の概略側面図
である。
図３は、この発明の歯ブラシの荒毛側面と一致させた概略正面図である。
図４は、ハンドルの上側部分の概略正面図である。
図５は、図２のハンドルの先端部(A)の拡大図である。
図６は、図２の荒毛保持ヘッドの係合手段(A′)の拡大図である。
図７は、図１の係合ピン(8)に対抗する係合手段(B)の拡大図である。
図８は、回転しかつ振動するヘッドの係合ピンを、荒毛配置（図６のＣ）とは
反対の面から見た概略図である。
図９は、図４のX-X線上の平面で切断したハンドルの上側部分の概略断面図で
ある。
図10〜13は、ハンドルの先端部上で回転しかつ振動する荒毛ヘッドの種々の係
合手段の詳細を示す図である。
図１〜９は、回転しかつ振動するヘッドを設けた歯ブラシの好適な実施例を示
す。この発明の主題である。
発明の好適な実施例の詳細な説明
そのような歯ブラシは、好ましくは剛体のプラスチック材料からなるハンドル
を有し、先端部(2)と荒毛保持ヘッド(4)とを設ける。前記ヘッド(4)は、好まし
くは半剛体でかつわずかに弾性のあるプラスチック材料からなる背面部(5)を有
し、荒毛(3)を挿入する。前記背面部(5)に、荒毛(3)とは反対の面上で、かつ、
バランスがとれる位置で一体をなす、長手方向のストリップ(9)を設けたピン(8)
を設ける。前記ストリップ(9)を設けた前記ピン(8)は、マシュルーム形状を有す
る。ハンドル先端部(2)をもつ前記ヘッドのアセンブリーは、前記ヘッドの方に
向いた前記先端部(2)の表面(12)上で得られ、その部分の成形ステージを通じて
実現する凹所(6)に、前記ピン(8)を係合させることによって達成される。前記凹
所(6)は、引き込みの丸い穴(11)を有し、この穴の直径は、ピン(8)の最大径より
も小さい。ピン(8)を穴(11)に押し込むとき、前記ピンが前記凹所にちょうどよ
く挿入することができるように、ストリップ(9)が放射状に屈曲す
る。ピン(8)が凹所(6)にひとたび挿入し終わると、ストリップ(9)はそれらの始
めの位置に回復し、ピンのベース部(13)は凹所(6)の端縁(7)で止まり、荒毛保持
ヘッド(4)のホックがはずれるのを防止できる。時計周り(F1)又は反時計周り(F2
)の自由回転は、凹所(6)の表面とストリップ(9)の周縁表面との間に小さなクリ
アランス(0.2〜0.5mm)を設けることによって達成される。
ハンドル先端部(2)の表面(12)は、これに対応する背面部(5)の表面に対して一
様に平行ではなく、穴(11)の上下左右ともテーパーが付いている。ピン(8)のベ
ース部(13)と、凹所(6)の端縁(7)との間の角部分とともに、そのようなテーパー
によって、ヘッド(4)は、回転軸上で自由に振動することができ、図1,7,及び９
に示すように、前記表面(12)及びこれに対応する前記背面部(5)の表面の間と、
ピン(8)の前記ベース部(13)及び前記端縁(7)の間とに角部分αをもつ。この角部
分αの最適角度は２°〜５°である。
図10〜13は、この発明の歯ブラシのハンドル先端部に対する荒毛保持ヘッドの
アセンブリーのシステムの変形を示したものである。好ましくは上述したように
半剛体で、わずかに弾性のある材料からなる荒毛保持ヘッドの背面部(5)は、図1
2に示すように、バランス位置で、三角形の横断面をもつ***部(17)を、周縁に
沿って設けたリストピン(18)を有する。
好ましくは上述したように剛体のプラスチック材料からなるハンドル先端部(2
)は、図11に示すように、穴(21)と凹所(19)を有する。中空のカウンターリスト
ピン(16)を個別に設け、その幾何学的構造によって、その内部に適当なクリアラ
ンスで、前記リストピン(18)を差し込むことができる。カウンターリストピン(1
6)に、その内面と周縁に沿って、図10に示すように、三角形の横断面をもつ停止
ペグ(15)を設ける。前記中空のカウンターリストピン(16)は、ちょうどハンドル
のように剛体のプラスチック材料からなることが好ましい。
ハンドル先端部(12)上のヘッド(5)のアセンブリーは、矢印F6の方向に、リス
トピン(18)を穴(21)に挿入し、次いでそれとは反対方向である矢印F5の方向から
、カウンターリストピン(16)を凹所(19)に挿入することによって得られる。そう
することにより、リストピン(18)は、図13に示すように、前記中空のカウンター
リストピン(16)の凹所に入り込む。リストピン(18)とカウンターリストピン(16)
との間のロックは、前記***部(17)をペグ(15)でクラッチすることによって得ら
れる。この場合もまた、カウンターリストピン(16)の外面及び穴(21)の表面の間
と、前記カウンターリストピン(16)のヘッド(14)の内面(14′)及び前記凹所(19)
の表面(20)の間とに、0.2〜0.5mmのクリアランスを設けることによって、ヘッド
の回転動作を確実に行うことができる。前記内面(14′)と前記表面(20)との間に
設けた２°〜５°の角部分αによって、ヘッドの振動動作を行うことができ、こ
れは、ハンドル先端部(2)の表面(12)のテーパー部と、これに対応する荒毛保持
ヘッドの背面部(5)との間で上述した解決策と同様である。
ここまで述べてきた歯ブラシは、異なるサイズ、特に、大人や子供に適した種
々のサイズに適用することができる。ヘッドの全てのコーナーと先端、及びハン
ドルは適当に丸くし、さらに、ヘッドをハンドル先端に対して突出させる。
この発明は、幾つかの好適な実施例に関して記述してきたが、上記の記載内容
にかんがみて、技術専門家が、多くの変形や変更を行うことができる。従って、
この発明は、以下に示すクレームの精神と保護範囲内にある全ての代案や変更を
含むものである。Description: TECHNICAL FIELD The present invention relates to a toothbrush, and more particularly to a toothbrush having a movable bristle holding head. BACKGROUND ART Dental care toothbrushes having a fixed bristle holding head aligned with the axis of the handle are known and commercially available. In order to thoroughly clean the teeth, it is necessary to realize the movement of the bristles according to the axis of the tooth, and the toothbrush used today is orthogonal to the axis of the handle, so it is not possible to do this movement. difficult. Various solutions have been proposed to overcome this drawback. For example, the proposed toothbrush is such that the corners of its head are variable and predetermined with respect to the axis of the handle. This type of toothbrush is disclosed in Italian Patent No. 12056 08, issued March 23, 1989. In this toothbrush, the positioning and stabilization of the handle according to the various corners with respect to the bristle holding head is integral with the handle and arranged radially around the joint, in the head back part, or substantially parallel to said head back part. Yes, by a ridge that faces a radial recess that is integral with one of the inner walls of the convex edge that is integral with it, or by a ridge that is integral with the head and that engages a recess in the handle. To be This realization results in variable and stable corners. In particular, 22.5 °, 45 °, 90 °, and 180 ° corners are obtained. The corners of the head relative to the handle are selected by similar manual operation until the optimum direction for cleaning the tooth is found, i.e. the position along the longitudinal axis of the tooth where the maximum force can be exerted. This condition is respected as long as the handle tilt remains constant throughout the cleaning operation. In practice, small variations in the position of the hand are sufficient to change the tilt of the handle and therefore to change the position of the head relative to the initial position considered to be the optimum position. . Therefore, this means that the corners of the head are constantly changing. Moreover, manual adjustment of the head presents a fairly delicate hygiene problem. DISCLOSURE OF THE INVENTION It is an object of the present invention to provide a toothbrush having a bristle holding head, the corner portions of which are variable and which can overcome the above-mentioned drawbacks and limitations of the toothbrush which can be determined in advance. is there. According to the present invention, the above and further objects, which will be clarified by the following description, comprise a handle, a bristling head, and means for the head to engage the end of the handle. However, the bristles holding head can freely rotate both clockwise and counterclockwise, and at the same time, it vibrates on the axis of the engaging means, and the axis is perpendicular to the handle. To be achieved. The free rotation of the head allows the same position to be automatically set at the optimum position with respect to the axis of the tooth at any point of the dental arch, regardless of any changes in hand or handle tilt. Therefore, it is very effective and a quick cleaning action can be achieved. The oscillating movement of the head makes it possible to obtain an easy and effective contact between the bristles and the inner part of the dental arch, in particular the parts of the upper and lower premolar and molar parts. Brief Description of the Drawings The features of the toothbrush of the present invention can be clarified from the detailed description given below, and with reference to the accompanying drawings showing some preferred examples, they will be explained by specific examples. It is not limited to the examples. FIG. 1 is a schematic side view of the toothbrush of the present invention when a rotating and vibrating bristle holding head is assembled at the tip of the handle. FIG. 2 is a schematic side view of the tip portion when the handle and the bristles holding head are not assembled. FIG. 3 is a schematic front view of the toothbrush of the present invention, which is aligned with the side surface of the bristles. FIG. 4 is a schematic front view of the upper portion of the handle. FIG. 5 is an enlarged view of the tip portion (A) of the handle of FIG. FIG. 6 is an enlarged view of the engaging means (A ′) of the bristles holding head of FIG. FIG. 7 is an enlarged view of the engagement means (B) that opposes the engagement pin (8) of FIG. FIG. 8 is a schematic view of the engagement pin of the rotating and vibrating head as viewed from the side opposite to the bristles arrangement (C in FIG. 6). FIG. 9 is a schematic cross-sectional view of the upper portion of the handle taken along the plane XX of FIG. 10 to 13 show details of various engaging means of the bristle head which rotate and vibrate on the tip of the handle. 1-9 show a preferred embodiment of a toothbrush with a rotating and vibrating head. It is the subject of this invention. Detailed Description of the Preferred Embodiments of the Invention Such a toothbrush has a handle, preferably made of a rigid plastic material, provided with a tip (2) and a bristle holding head (4). The head (4) has a back part (5), preferably made of a semi-rigid and slightly elastic plastic material, into which the bristles (3) are inserted. The back surface (5) is provided with a pin (8) provided with a longitudinal strip (9) which is integrated on the surface opposite to the bristles (3) and at a balanced position. The pin (8) provided with the strip (9) has a mushroom shape. The assembly of the head with the handle tip (2) is obtained on the surface (12) of the tip (2) facing the head and the recess (6) realized through the molding stage of that part. By engaging said pin (8). The recess (6) has a round hole (11) for drawing in, the diameter of which is smaller than the maximum diameter of the pin (8). When pushing the pin (8) into the hole (11), the strip (9) bends radially so that the pin can be just inserted into the recess. Once the pins (8) have been inserted into the recesses (6), the strips (9) are restored to their starting position and the pin bases (13) are at the edges (7) of the recesses (6). To prevent the hook of the bristle holding head (4) from coming off. Free rotation clockwise (F1) or counterclockwise (F2) is achieved by providing a small clearance (0.2-0.5 mm) between the surface of the recess (6) and the peripheral surface of the strip (9). It The surface (12) of the handle tip (2) is not uniformly parallel to the corresponding surface of the back surface (5), and the holes (11) are tapered both vertically and horizontally. Such a taper, together with the corner between the base (13) of the pin (8) and the edge (7) of the recess (6), allows the head (4) to vibrate freely on the axis of rotation. 1, 7 and 9, as shown in FIGS. 1, 7 and 9, between the surface (12) and the corresponding surface of the back part (5) and the base part (13) of the pin (8). And a corner portion α between the edge (7). The optimum angle of this corner portion α is 2 ° to 5 °. 10-13 illustrate variations of the system of the bristle holding head assembly to handle tip of the toothbrush of the present invention. The back portion (5) of the bristling head, which is preferably made of a semi-rigid and slightly elastic material as described above, has a ridge with a triangular cross section in the balanced position, as shown in FIG. (17) has a wrist pin (18) provided along the periphery. The handle tip (2), preferably made of a rigid plastic material as described above, has a hole (21) and a recess (19) as shown in FIG. Hollow counter wrist pins (16) are individually provided, and the geometric structure allows the wrist pins (18) to be inserted therein with appropriate clearance. The counter wrist pin (16) is provided with a stop peg (15) having a triangular cross section along its inner surface and peripheral edge, as shown in FIG. The hollow counter wrist pin (16) is preferably made of a rigid plastic material, just like a handle. The assembly of the head (5) on the handle tip (12) inserts the wrist pin (18) into the hole (21) in the direction of arrow F6 and then from the opposite direction, arrow F5. Obtained by inserting the wrist pin (16) into the recess (19). By doing so, the wrist pin (18) enters the recess of the hollow counter wrist pin (16) as shown in FIG. The lock between the wrist pin (18) and the counter wrist pin (16) is obtained by clutching the ridge (17) with a peg (15). Also in this case, between the outer surface of the counter wrist pin (16) and the surface of the hole (21), and between the inner surface (14 ') of the head (14) of the counter wrist pin (16) and the recess (19). By providing a clearance of 0.2 to 0.5 mm between the surfaces (20), the head can be reliably rotated. A 2 ° to 5 ° angle portion α provided between the inner surface (14 ′) and the surface (20) enables the head to perform a vibration operation, which is the surface of the handle tip (2). The solution between the taper portion (12) and the corresponding back surface portion (5) of the bristles holding head is the same as the solution described above. The toothbrush described thus far can be applied in different sizes, in particular different sizes suitable for adults and children. All corners and tips of the head, and the handle should be appropriately rounded, and the head should project above the tip of the handle. Although the present invention has been described in terms of several preferred embodiments, many modifications and changes can be made by those skilled in the art in light of the above description. Accordingly, this invention includes all alternatives and modifications that come within the spirit and scope of protection of the following claims.
【手続補正書】特許法第１８４条の８
【提出日】１９９５年５月１５日
【補正内容】
件が重んじられる。
実際には、手の位置の小さな変動は、ハンドルの傾斜を変化させるには十分で
あり、故に、最適位置であるように考慮された最初の位置に対するヘッドの位置
を変化させるには十分である。それ故に、このことは、前記ヘッドの角部分が絶
えず変化することを意味する。そのうえ、ヘッドの手動調整は、かなりデリケー
トな衛生上の問題を有する。
ドイツ国特許第425 940号公報には、ハンドルと、荒毛保持ヘッドと、凹所に 挿入するピン圧力からなる、ヘッドをハンドルの端部に係合させるための手段と を有する歯ブラシが開示されている。この荒毛保持ヘッドは、係合手段の軸の周 りに自由に回転できるものの、荒毛保持ヘッド表面によって画定される平面に関 する荒毛保持ヘッドの振動動作は、ハンドルの表面によって制限されかつ抑制さ れる。
発明の開示
この発明の目的は、前述した欠点や制限を克服することができる歯ブラシを提 供することにある。
この発明によれば、上記目的及び他の目的は、クレーム１の特徴とする部分に おける特徴によって達成される。
この発明の歯ブラシの特定の実施例は、従属クレーム２〜５に示す。
この発明の歯ブラシでは、荒毛保持ヘッドが、時計周りと反時計周りの双方に
自由に回転することができ、かつ、これと同時に前記係合手段の軸上で振動し、
前記軸がハンドルと直交している。
この発明の歯ブラシの利点は、ヘッドの自由回転動作によって、手とかハンド
ルの傾斜のいずれの変化にも無関係に、歯列弓のいずれかの地点においても、歯
の軸に対する最適位置に、自動的に同じ配置とることができ、それ故、非常に効
果があり、素早いクリーニング作用を達成することができる。
ヘッドの振動動作によって、荒毛と、歯列弓の内側部分、特に上側と下側の小
臼歯及び大臼歯に関する部分の歯との間に、容易で効果的な接触を得ることがで
きる。
図面の簡単な説明
この発明の歯ブラシの特徴は、以下に示す詳細な説明から明らかにすることが
でき、幾つかの好適例について示した添付図面を参考資料とするが、具体例によ
って説明される実施例には制限されない。
図１は、ハンドルの先端部に、回転しかつ振動する荒毛保持ヘッドを組み立て
たときの、この発明の歯ブラシの概略側面図である。
請求の範囲
１．可動式の荒毛保持ヘッドを具える歯ブラシであって、
先端部(2)をもつハンドルと、
前記先端部(2)の表面上にあって、端縁(7,20)をもつ凹所(6,19)と、
背面部(5)と、この上に固定した荒毛(3)をもつ第１表面と、第１表面とは反
対側に面し、バランスがとれた位置に配置した係合手段(8,18,14)を設けた第２
表面とを有する荒毛保持ヘッド(4)とを具え、
前記係合手段(8,18)は、前記凹所(6,19)に挿入され、凹所の端縁(7,20)に対
してロックされるベース部(13,14′)をもち、それによって、前記荒毛保持ヘッ
ド(4)を、ハンドルの軸に対し直交する前記係合手段(8,18)の軸の周りの回転と
、荒毛保持ヘッド表面によって画定される平面に関して振動させる（傾斜させか
つ揺り動かす）のに適合させてなる歯ブラシにおいて、
ハンドル先端部(2)の表面(12)は、荒毛保持ヘッド(4)の第２表面に対して２
〜５°の角度を形成するため、凹所(6,19)の各面にテーパーを付け、かつ、前記
係合手段(8,19)のベース部(13,14′)によって画定される表面と、前記凹所(6,19
)の端縁(7,20)によって画定される表面は、これらの間で２〜５°の角度を形成
してなることを特徴とする歯ブラシ。
２．係合手段が、マシュルーム形状をなし、長手方向のストリップ(9)とベース
部(13)をもつピン(8)を有し、凹所(6)が、ピン(8)の最大径よりも小さい直径を
もつ引き込み穴(11)と、端縁(7)とを有し、前記ピン(8)を、凹所に引き込み穴(1
1)を通って圧入し、それによって、ストリップ(9)は、凹所(6)の表面とストリッ
プ(9)の周縁表面との間の0.2〜0.5mmのクリアランスをもつ凹所(6)内で、放射状
の配置をとり、そして、ピン(8)のベース部(13)を、凹所の端縁(7)と接触させて
止めてなる請求項１に記載した歯ブラシ。
３．係合手段が、リストピン(18)と中空のカウンターリストピン(16)とを有し、
リストピン(18)に、その外面に沿って三角形状の断面をもつ***部(17)を設け、
カウンターリストピン(16)に、その内面に沿って、三角形状の断面をもつ停
止ペグ(15)と、ベース部表面(14′)を形成するヘッド(14)とを設け、
凹所(19)は、引き込み穴(21)とエッジ(20)を有し、前記カウンターリストピ
ン(16)を凹所(19)に挿入し、前記リストピン(18)を穴(21)に挿入しかつ中空の前
記カウンターリストピン(16)の凹所に挿入し、これによって、***部(17)をペグ
(15)にからませ、カウンターリストピン(16)のベース部表面(14′)は、凹所(19)
の端縁(20)と接触させて止まり、カウンターリストピン(16)の外面及び穴(21)の
内面の間と、カウンターリストピン(16)のベース部表面(14′)及び凹所(19)の端
縁表面(20)の間に、0.2〜0.5mmのクリアランスを設けた請求項１に記載した歯ブ
ラシ。
４．背面部(5)は、半剛体のプラスチック材料からなり、ストリップ(9)を設けた
ピン(8)は、前記背面部(5)と一体をなす請求項１又は２に記載した歯ブラシ。
５．背面部(5)とリストピン(18)は、半剛体のプラスチック材料からなり、中空
のカウンターリストピン(16)は、剛体のプラスチック材料からなる請求項３に記
載した歯ブラシ。[Procedure Amendment] Article 184-8 of the Patent Act [Date of submission] May 15, 1995 [Amendment content] The matter is respected. In practice, small variations in the position of the hand are sufficient to change the tilt of the handle and therefore to change the position of the head relative to the initial position considered to be the optimum position. . Therefore, this means that the corners of the head are constantly changing. Moreover, manual adjustment of the head presents a fairly delicate hygiene problem. DE-A 425 940 discloses a toothbrush with a handle, a bristle holding head, and means for engaging the head with the end of the handle, which consists of pin pressure to be inserted into the recess. ing. The bristles holding head, although free to rotate in Ri circumference of the shaft engaging means, the vibration behavior of the bristles holding head about the plane defined by the bristle-holding head surface is limited by the surface of the handle And is suppressed . Disclosure purposes of the present invention of the invention is to provide Hisage a toothbrush that can overcome the drawbacks and limitations mentioned above. According to the present invention, the above objects and other objects are achieved by the features definitive in part, characterized in claim 1. Specific embodiments of the toothbrush of the invention are shown in the dependent claims 2-5. In toothbrushes of the present invention, it bristles holding head can freely rotate in both the counterclockwise and clockwise clockwise, and this and oscillate on the axis of said engagement means at the same time, the shaft and the handle They are orthogonal. The advantage of the toothbrush of the present invention is that the free-rotating motion of the head automatically adjusts to the optimum position with respect to the axis of the tooth, at any point of the dental arch, regardless of any changes in hand or handle tilt. The same arrangement can thus be achieved, and therefore a very effective and quick cleaning action can be achieved. The oscillating movement of the head makes it possible to obtain an easy and effective contact between the bristles and the inner part of the dental arch, in particular the parts of the upper and lower premolar and molar parts. Brief Description of the Drawings The features of the toothbrush of the present invention can be clarified from the detailed description given below, and with reference to the accompanying drawings showing some preferred examples, they will be explained by specific examples. It is not limited to the examples. FIG. 1 is a schematic side view of the toothbrush of the present invention when a rotating and vibrating bristle holding head is assembled at the tip of the handle. Claims 1. A toothbrush having a movable bristle holding head, comprising a handle having a tip (2) and a recess (7, 20) having a edge (7, 20) on the surface of the tip (2). 6,19), the back surface (5), the first surface having the bristles (3) fixed on it, and the surface facing away from the first surface and arranged in a balanced position. A bristle holding head (4) having a second surface provided with mating means (8, 18, 14), wherein the engaging means (8, 18) is inserted into the recess (6, 19). And has a base portion (13, 14 ') which is locked against the edge (7, 20) of the recess, whereby the bristle holding head (4) is said to be orthogonal to the axis of the handle. In a toothbrush adapted to rotate about the axis of the engagement means (8, 18) and to oscillate (tilt and rock) about a plane defined by the bristling holding head surface, the handle tip (2) The surface of the (12) holds rough hair Each surface of the recess (6, 19) is tapered to form an angle of 2-5 ° with respect to the second surface of the lid (4), and the engagement means (8, 19) The surface defined by the base portion (13,14 ') and the surface defined by the edge (7,20) of the recess (6,19) form an angle between them of 2-5 °. A toothbrush characterized by being formed. 2. The engagement means has a mushroom shape and has a pin (8) with a longitudinal strip (9) and a base portion (13), the recess (6) being larger than the maximum diameter of the pin (8). Having a small diameter lead-in hole (11) and an edge (7), the pin (8) is pressed into the recess through the lead-in hole (11), thereby strip (9). Have a radial arrangement within the recess (6) with a clearance of 0.2-0.5 mm between the surface of the recess (6) and the peripheral surface of the strip (9) and of the pin (8). The toothbrush according to claim 1, wherein the base portion (13) is brought into contact with the end edge (7) of the recess to be stopped. 3. The engaging means has a wrist pin (18) and a hollow counter wrist pin (16), and the wrist pin (18) is provided with a raised portion (17) having a triangular cross section along the outer surface thereof. The counter wrist pin (16) is provided along its inner surface with a stop peg (15) having a triangular cross section and a head (14) forming a base surface (14 '), and a recess (19). Has a drawing hole (21) and an edge (20), the counter wrist pin (16) is inserted into the recess (19), the wrist pin (18) is inserted into the hole (21) and hollow. It is inserted into the recess of the counter wrist pin (16) so that the ridge (17) is entangled with the peg (15), and the base surface (14 ') of the counter wrist pin (16) is recessed ( It stops by contacting the edge (20) of (19), between the outer surface of the counter wrist pin (16) and the inner surface of the hole (21), and the base surface (14 ') and recess of the counter wrist pin (16). Edge of (19) The toothbrush according to claim 1, wherein a clearance of 0.2 to 0.5 mm is provided between the surfaces (20). 4. The toothbrush according to claim 1 or 2, wherein the back part (5) is made of a semi-rigid plastic material, and the pin (8) provided with the strip (9) is integral with the back part (5). 5. The toothbrush according to claim 3, wherein the back surface portion (5) and the wrist pin (18) are made of a semi-rigid plastic material, and the hollow counter wrist pin (16) is made of a rigid plastic material.
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