JPH08510579A - 危機管理契約の締結と処理に関する方法及び装置 - Google Patents

危機管理契約の締結と処理に関する方法及び装置

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JPH08510579A JP7500004A JP50000495A JPH08510579A JP H08510579 A JPH08510579 A JP H08510579A JP 7500004 A JP7500004 A JP 7500004A JP 50000495 A JP50000495 A JP 50000495A JP H08510579 A JPH08510579 A JP H08510579A
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Abstract

(57)【要約】 特定された未知の未来に事態に関する危機の管理を扱う方法及び装置が開示されている。「スポンサー」第三者(12)は、可能性のある未来の結果の範囲がある事態又は現象に関する特定の製品を指定する。「注文」第三者(13)は、次に、所定の現象及び対応する結果の範囲に関する契約を提示する。提示された契約は、各結果の未来の満期の期日での権利(又は支払)と、交換に「対抗関係」第三者(14)に支払可能な対価(又はプレミアム)を特定する。提示された契約とは別個に、「対抗関係」第三者(14)は、未来、又は、特に所定の満期日に所定の範囲内の各結果が出現する尤度の自分の見方に関するデータを入力する。提示された各契約は、登録されたデータから対抗関係者のプレミアムを計算することにより処理装置(20)によって評価され、提示されたプレミアムを計算されたプレミアムと比較することにより成立が図られる。成立された契約は満期までは更に売買されてもよく、満期時に、処理装置は契約に対し成立させられた関係者の間で権利の交換を処理する。

Description

【発明の詳細な説明】 危機管理契約の締結と処理に関する方法及び装置 技術分野 本発明は財務及び危機管理に適用される電子計算機及びデータ処理装置に関係 する方法及び装置に係る。特に、本発明は、特定の未知の将来の事態に関する危 機管理に関する。背景技術 個人及び企業は自らの管理の及ばない未来の事態のため常に危機に見舞われる 。このような事態の結果は自らの幸福に肯定的又は否定的に影響を与える。個人 及び企業は、一般的に上記事態が起こる可能性の認知とは無関係に、悪い結果の 起こる可能性の露顕に直面することを好まない。個人及び企業は、もし悪い結果 の起こる可能性の露顕に直面するならば、自分が現在所有する「資産」が未来の 結果に晒される可能性を甚だしく減少させることを思慮することに関心がある。 危機は悪い結果を生じさせ得る広い範囲と種類の未来の事態に関し多様な形で 起こる。危機は、一例として「経済」性として分類することができる。経済的危 機を構成する現象には:物価、通貨交換レート、利率、財産価値、株価、インフ レーション率、企業業績、市場イベントベースインデックスが含まれる。 別の危機は「技術的」現象に関係して表われる。技術的現象には、発電プラン トの故障、航空機エンジン事故、及び、遠隔通信衛星の軌道周回の損傷又は失敗 のような事項が含まれる。上記各現象の結果は、使用者及び/又は供給者に悪影 響を与える。 天候ベース(即ち、降雨又は日照)、或いは、他の自然現象(即ち、地震、又 は、氷山と航海中の船の衝突)のような他の危機の形は、容易に表わすことがで きない。 例えば、大気汚染物質の放出、処理できない毒性廃棄物の投棄に関係し悪影響 を及ぼす可能性があるという忠告が現在の情報に基づいて行なわれる点を除いて 未来の結果は分からないという意味で明確に理解し難い危機もある。 今日、危機管理能力は従来よりもその重要性を増し、個人又は企業の管理の及 ばないより広い一般的な範囲の未来の現象に益々見舞われるので、危機管理能力 は将来一層重要になる可能性がある。更に、将来起こる可能性のある事態の存在 しそうな範囲はより広くなり、ある一つの未来の現象に関する生起可能性に関す る不確実性はより大きくなるので、不安定性が増加する。 更に、個人は上記悪い未来の事態から自分を保護すべく取引するために利用可 能な可処分財産が一層少ない場合、不況の時機には一層危機回避的であると考え られる。 従来技術において、「技術的」危機に見舞われた個人及び企業は、未来の結果 に対し、品質保証業務、担保、増大した研究開発活動(特許、実用新案及び登録 意匠のような関連する知的所有権)の採用、近代化されたプラント及び設備の買 収、改善された在庫、職業上の健康及び安全と雇用者/従業者関係の訴訟のよう な機構により対策を講じている。 例えば、集積回路の製造者であって、その製造する集積回路の購買を希望する 多数の顧客を有する製造者を想定する。このような要求により制限された製造能 力に起因する出荷の遅れが生じるので、既に受けた注文のための生産計画を先に 進める必要がある。典型的に製造者は測定可能な集積回路の性能規準に関し購買 者に保証を与え;バッチが指定された規準に達しない場合、製造者は契約によっ てそのバッチを交換するよう要求される。即ち、購買者は、自己の製品のための 部品を必要とするので、品質の悪い集積回路に対し金銭的な補償を得ることに関 心はない。上記の例では、保証が行なう「思慮」とは、品質の悪い集積回路の代 替バッチの優先的な生産計 画、可能であれば他の計画済の生産実施の取り止め、或いは、他の購買者への出 荷の延期を意味する。 上記の契約上の取決めは本来的に個別的であり、製造者と個々の購買者との間 だけで締結される。更に、このような取決めは、再計画によって注文が遅延させ られた他の顧客からの苦情に製造者を晒すことになる。製造者にはかかる苦情に 対する策を講じるため利用可能な都合のよい機構がなく、恐らく、自分自身の製 造設備を利用し得ない代わりに製造権を他の製造者と保有することになる。 このような「経済的」危機に見舞われた場合、個人及び企業は、自己保険のよ うな間接的な手段によって、及び、先物取引契約、先渡し契約、及びスワップの ような手段によって直接的に悪い結果に対策を講じる。 上記の利用可能な経済的危機管理機構に関し欠点又は制限がある。特に、上記 機構は、精々、危機管理の要請の処理に間接的な方法だけを与えるに過ぎない。 利用可能な機構はかなり高価であり、取り扱う現象は限定されているので、上記 広範囲の未来の危機に対抗する策を講じることを求める当事者の要求に合わない 。商品市場と株式市場の間の切換えに関係する基盤設備と支払いコストは、屡々 、小さくても大きくても同様に当事者にとって非常に高い。このため、その当事 者は、殆ど管理下にはない不可避的な貴務を負わされていることが分かる。 「不確実」な形の危機に関し、例えば、従来技術におけるその種の危機管理の 形態の一例は、1993年3月に米国環境保護庁(EPA)によって販売された二酸 化硫黄の大気放出のための「汚染権(pollution rights)」である。この例によ れば、大気中への放出を認める「許可」がオークションによって販売された。19 95年の時点で、総放出量を補償するための十分な許可なく米国内で二酸化硫黄を 放出する全ての企業又は組織は告発される。即ち、汚染者は更に許可を購入する か、或いは、放出量を削減するためプラント及び設備を 改造又は置換する必要がある。EPAは取得させることのできる許可の総数を調 節する。既存の許可は、更なる許可を求め得なくなる時の以前であっても、既に 二酸化硫黄の放出者の間で価値の高い取引可能な「財産」になった。 「不確実」な形の危機のための管理技術は初期段階にある。既存の形は効率的 な管理を実現し得る装置及び方法に対する要求の出現を意味している。 従来の危機管理の種々の形を取り扱う方法及び装置に関する特許の具体的な例 には、出願人がメリル リンチ ピアース フェナー アンド スミス社(Merr ill Lynch Pierce Fenner and Smith Incorporated)である「自動安全取引装置 (Automated Securities Trading Apparatus)」に関する英国特許第2 180 380 号が含まれている(米国特許第4,674,004号に対応し、更に米国特許第4,346,442 号及び第4,376,978号に関連する)。他の例には、ラザード フレラ社(Lazard Freres and Co.)に譲受された「債務の再構成方法及び装置(Methods and Appa ratus for Restructuring Debt Obligations)」に関する米国特許第4,739,478 号と、シティバンク N.A.に譲受された「自動調査装置(An Automated Inv estment System)」に関する米国特許第4,751,640号と、コリーグ貯蓄銀行(Col leageSavings Bank)に譲受された「不確実なコストの将来債務の積立方法及び 装置(Methods and Apparatus for Funding Future Liability of Uncertain Co st)」に関する米国特許第4,752,877号と、第4,722,055号と、第4,839,804号が 含まれている。 本発明は、従来の危機管理機構の欠点と、特定の不測の未来の事態に関係し認 知され増大する危機管理の重要性とに起因している。 この意味で、本発明は、個人、企業及び全体として社会に対し経済的価値を有 するものに向けられる。危機管理を提供する方法及び装置は、例えば、悪い未来 の結果を最低限に抑え、悪い未来の結果の場合の補償の形式と、本発明の他では 提供されることなく、従来 技術では利用し得ない危機管理の形式の双方を提供するので、経済活動の分野で 価値がある。発明の開示 本発明は、特定の未来の事態の発生を条件として未だ特定されていない対抗関 係者に補償請求契約の注文を出すことにより当事者(関係者)が特定の危険に晒 されることを除去することによって特定の不測の未来の事態に関係する危機管理 を可能にさせる方法及び装置を実現する。当事者は、最も適当な対抗関係者を評 価し成立(match)させることを求めるため上記注文を「装置」に申込み、その 結果、成立した契約は満期日までに適切に処理される。 従って、本発明によれば、関係者は、既知ではあるが不測の起こり得る未来の 事態に関し見込まれた危機を管理し得るようになる。このような未来の事態は、 結果を照合し得る測定可能な現象に関係する場合があり、結果に利害関係がある 他の当事者による影響を著しく受けることはない。 危機回避契約を評価し成立させる能力は、本質的に危機自体の性質のため生じ る。ある未来の事態の結果の確からしさに関し各々が異なる見方をもつ人は何人 もいる。これは、各人が特定の未来の日の結果の範囲を個別に査定することを必 要とされる場合、上記査定には大凡常に変動があることを意味している。従って 、契約を締結するため、関係者間で上記予測を適合させることが可能である。提 出された契約に対する潜在的な対抗関係者には、何らかの利益のため、或いは、 危険管理の形として、自分に有利な未来の結果の種々の観点を活用する機会に応 じる動機がある。 事態の未来の結果に関する査定は、契約の対抗関係者たり得る他の関係者とは 別個になされることが重要である。従って、評価と成立の性質は、従来の関係者 間におけるような商談又は入札とは全く異なる。 本発明によれば、当事者は、自分にとって悪い結果であると認め、 制御の及ばない起こり得る未来の事態をより明示的に考慮することができるので 、より良く危機を管理し得るようになる。当事者は、特定の危機に見舞われるこ とを少なくするため既存の資産を利用する能力があり、未来に関する確実性を増 すため既存の資産を明らかに取引し得る一般的に利用可能な機構へのアクセスを 有する。更に、当事者は、上記取引を行なう程度を決め、上記取引に実際的に影 響を与え、簡単かつ低コストの方法で上記取引を実質的に管理する裁量がある。 更に、本発明によれば、関係者が国籍又は居住資格に関し制限されることなく アクセスする自動化されたインフラストラクチャーが得られる。これにより、関 係者は仲介者を必要とすることなく直接利益参加できるようになる。 従って、本発明の一面によれば、多数関係者の危機管理契約の締結を可能にす るデータ処理装置が開示され、この装置は: 未来の満期の期日と、結果の範囲に対し満期に起因する権利と、対抗関係の第 三者のための対価を特定する契約データであって、注文をする第三者が少なくと も一つの所定の現象の少なくとも一つの申し込まれた契約を表わす契約データを 入力し得る少なくとも一つの第三者入力手段と; 上記少なくとも一つの所定の現象に対する上記所定の範囲の結果内の結果の夫 々の観点に関し、少なくとも一人の対抗関係の第三者が登録データを入力し得る 少なくとも一つの対抗関係第三者入力手段と; 上記第三者入力手段と接続され、上記対抗関係第三者入力手段と接続され、上 記契約データ及び上記登録データを格納するデータ記憶手段と; 上記データ記憶手段と接続され、上記契約データ及び上記登録データから契約 を評価し成立させるデータ処理手段であって、上記評価は、各所定の現象に対す る満期の期日に対応する登録データを 選択し、上記権利から得られる対抗する対価を計算し、上記成立は、上記対価と 上記対抗する対価を比較し、申し込まれた契約を少なくとも一人の対抗関係の第 三者と成立させるデータ処理手段とからなる。 本発明の第2の面によれば、多数関係者の危機管理契約の締結を可能にさせる 方法が開示され、この方法は: (a)少なくとも一つの注文をする第三者の入力手段を介して、未来の満期の 期日と、結果の範囲に対し満期に起因する権利と、対抗関係の第三者のための対 価を特定する契約データであって、未来の結果の範囲を有する少なくとも一つの 所定の現象における少なくとも一つの申し込まれた契約を表わす契約データをデ ータ処理装置に入力する段階と; (b)少なくとも一つの対抗関係第三者入力手段を介して、上記少なくとも一 つの所定の現象の未来の結果の所定の範囲内の各結果の夫々の観点に関し対抗関 係者登録データを上記データ処理装置に入力する段階と; (c)上記各第三者手段と接続され、上記各対抗関係第三者入力手段と接続さ れた上記データ処理装置のデータ記憶手段に上記契約データ及び上記登録データ を格納する段階と; (d)上記データ記憶手段と接続された上記データ処理装置のデータ処理手段 によって上記申し込まれた契約の中の少なくとも一つを評価し成立させる段階と からなり、 上記評価し成立させる段階は、申し込まれた各契約に対し、 (i)所定の現象の満期の期日に対応する登録データを選択する段階と; (ii)上記権利から得られた対抗一対価を計算する段階と; (iii)上記対価と上記対抗一対価を比較する段階と; (iv)上記比較に基づいて契約を成立させる段階とからなる。 好ましい実施例において、注文する第三者及び対抗関係の第三者 は、夫々契約の買主及び契約の売主であると見なし得る。各結果の権利は、成立 した契約の満期の期日に(プラス及びマイナス双方の)「金銭」支払いの形をな してもよく、或いは、場合によっては、品物、サービス、約束、信用又は保証の 形をなす別の形の補償でもよい。買主が特定し又は売主が計算した対価は、本質 的にプレミアム又は支払いでもよく、或いは、他の「金銭以外の」財産又は債務 、典型的には、契約が成立したときに移転可能であり、場合によっては満期の期 日まで、又は、満期の期日を超えて猶予可能な形でもよい。 契約の成立と満期の間の期間に、多様な買主と、売主と、他の契約上の第三者 は、自分が関係者であるあらゆる契約を再検討し、手続き、又は、評価及び成立 手続きを評価し成立させることによってその契約を他の関係者と取引することを 求めることが可能である。上記の者は、契約の目的である現象の未来の結果の自 分の見方が著しく変化したとき、或いは、その現象の現実の日の結果に不測の悪 い傾向が生じたとき予測される損失を最小限に抑えるための手段として、上記の 如く他の関係者と取引しようとする傾向がある。既存の契約の取引に加えて、危 機を「休止させる」又は回避するため更なる契約が申し込まれる場合がある。第 三者の関係者は、時間的に常に再検討することができるできる限り良い地位を得 るため絶えず取引される成立した契約及び申し込まれた契約のポートフォリオを 作成する。 更に、申し込まれた契約を現象の間の差に基づかせ、現象の間に見込まれる危 機を管理することが可能である。従って、基本契約の現象は、買主及び売主の最 も特殊な要求に合うよう発生させることが可能であり、かくして、著しい柔軟性 が得られる。 殆どの場合に、満期日は「製品(product)スポンサー」の第三者によって予 め決められ、そうしなければ、製品スポンサーは自分がスポンサーとなる契約の 買主又は売主にはなれない。たとえ、そう であっても、満期日は、契約が成立された時点から特定の時間に拘束されること が想定される。このような拘束は、近い将来に満期の期日がくるときに適当であ り、この場合、そのようにしなければ、申し込まれた契約は、初期の申込み後、 満期の期日までの間でさえ成立しないままである。 他の第三者は、管理、買主及び売主の能力の保障、取締り、監督等の行政上の 役割がある。この方法によれば、申し込まれた契約を評価し成立させる際に考慮 し得る買主及び売主の数と種類は、制御することができる。 更に、本発明は、満期時の契約の取扱と、特に権利の移転を処理する装置及び 方法を実現する。 従って、本発明の更なる面によれば、交換機関と共に所定の債務の交換用の貸 方記録及び借方記録を保有する関係者の間で債務を交換する方法が開示され、上 記方法は: (a)監督機関によって交換機関とは別個に保持されるべき各関係者の陰の貸 方記録及び陰の借方記録を作成する段階と; (b)各交換機関から陰の貸方記録及び陰の借方記録の各々の一日の始めの差 引勘定を得る段階と; (c)債務の交換が生じる各取引に対し、上記監督機関は、常に上記陰の借方 記録の値が上記陰の貸方記録の値よりも小さくならない取引だけを許可して、時 間的順序で夫々の関係者の陰の貸方記録又は陰の借方記録の各々を調整する段階 と; (d)終了日に、上記監督機関は、上記所定の取引の調整に従って、貸方又は 借方を夫々の関係者の上記貸方記録又は借方記録と交換するため上記交換機関の 中の機関を指示し、上記借方及び貸方が取消不能の場合、時間的に不変の債務が 上記交換機関に負わされる段階とからなる。図面及び付録の簡単な説明 以下、本発明の多数の実施例を添付図面を参照して説明する: 図1は本発明を実施する汎用「装置」のブロック図である。 図2は図1の装置を支えるハードウェアプラットフォームを表わすブロック図 である。 図3はINVENTCOとその主要部品を表わす図である。 図4はINVENTCO装置の市場ディポジトリ(M−INVENTCO)の 部品の部分集合のブロック図である。 図5は、M−INVENTCO内部に属し得る(契約装置と呼ばれる)「市場 」形部分集合の処理の構成要素のブロック図である。 図6は例Iに当てはまるタイムラインである。 図7は例IIに当てはまるタイムラインである。 図8乃至16は契約評価及び成立法のフローチャートである。 図17は例IIIに当てはまるタイムラインである。 図18乃至40は契約装置の1番目から9番目の処理の構成要素のフローチャ ートである。 説明される実施例を補助する多数の「付録」があり、その全てが本明細書の全 体的な部分を構成する。付録は以下の通りである: 付録Aは通例的ではない用語の意味を表わしている。 付録Bは、契約装置と、その第三者の詳細な説明である。 付録Cは契約装置の9台の各プロセッサの詳細な説明である。 付録Dは危機管理契約の性質の詳細な説明である。 付録Eは例Iに関係する表とグラフである。 付録Fは例IIに関係する表とグラフである。 付録Gは例IIIに関係する表とグラフである。 付録Hは契約装置のプロセス2で使用される主な変数とデータファイルの一覧 である。本発明を実施する最良の態様の詳細な説明 1. 以下、最初に「装置」の多様なユーザ(第三者)の関係を説明し、次いで、ハ ードウェアデータ処理プラットフォームと、第三者が第 三者相互及び装置と相互作用するのに用いる周辺入力/出力装置について説明す る。 次に、多様な第三者と、装置コンポーネントの相互関係とに関連して装置が提 供し得る「応用」の範囲を説明する。 更に、危機管理契約の締結と取引に関する多数の実施例と共に、装置によって 提供される応用を実現するソフトウェア方法論に関する詳細を説明する。 詳細な説明中、通例的ではない多数の表現及び用語が使用される。便宜のため 、上記用語の説明は付録Aに一覧されている。 2. 「装置」構成 図1には本発明を実施する汎用「装置」のブロック図が示されている。装置1 0に対する多様な第三者又は関係者の各々は、集中化処理ユニット20へのアク セスを有する。処理ユニット20は少なくとも1台のデータ処理装置により構成 することができ、全てのデータ処理装置は相互接続されるので、各データ処理装 置は装置10によって提供される応用のソフトウェアに対し多様な第三者の中の 少なくとも何れか一人にアクセスを与える。少なくとも1台のデータ処理装置へ のアクセスは汎用的な形の通信協調及び安全処理ユニット25によって制御され る。 更に、図1には多数の第三者のタイプが示され、各第三者のタイプには多数の 個別の第三者がいる。第三者の基本的なタイプは、以下に記載するように:申請 者本人11と、製品のスポンサー12と、製品の注文関係者(買主)13と、潜 在的な製品の対抗関係者(売主)14と、対抗関係者の保証人15と、取締り者 16と、代価/権利の移転(「決済」)当事者17、及び、種々の関係者18で ある。上記第三者の各々の詳細な機能は後で詳細に説明する。図1に表わされた 第三者のタイプの数は、装置10によって提供される典型的な最大の数である。 装置10のコンピュータ装置の一実施例が図2に示されている。 装置のハードウェアの中心はデータ処理ユニットの集合である。上記実施例にお いて、処理ユニット20は、米国サンマイクロシステムズ社製のSun 670 MPのような3台の相互接続されたデータプロセッサ93、97、104より なる。各処理ユニット93、97、104はサンマイクロシステムズのOS4. 1.2のようなオペレーションシステムソフトウェアと、アプリケーションソフ トウェアを実行する。アプリケーションソフトウェアは、部分的に、図8乃至1 6及び図18乃至40に順次に記載されたフローチャートの辺りに書かれ、或い は、付録Hに要約されたようなデータファイルを作成する。図1に示されたプロ セッサの構成は、数千の第三者の取引と、上記第三者によって生成された入力及 び出力データと、危機管理契約の評価、成立及び次の処理機能を処理するため設 計された大形装置を表わしている。 各処理ユニット93、97、104は、第三者から受けられた全データと、記 憶情報を作成又は抽出する他の全てのソフトウェア動作に関係する他のデータを 記憶するため、少なくとも大容量記憶装置95、100、110と動作的に接続 される。適当な大容量記憶装置には、例えば、サンマイクロシステムズ社から商 業的に入手可能な大容量記憶装置がある。 通信協調及び安全処理ユニット25を構成する多数の通信コントローラ80、 84、87は処理ユニット20と結合されている。上記コントローラは、処理ユ ニット93、97、104と、処理ユニットとの間でデータ又は命令を通信する 第三者によって用いられる多数の外部ハードウェア装置との間の通信に影響を及 ぼす。通信コントローラには、Encore ANNEX II、IBM AS/ 400形サーバー、又は、CISCOシステムズ AGS+のようなコントロー ラがある。 広い範囲の通信ハードウェア製品がサポートされ、一括的に第三者入力/出力 装置70と呼ばれている。多数の通信装置70の中の 1台は、パーソナルコンピュータ51と付属のプリンタ52であり、これらは、 モデム50を介して通信コントローラ80と通信接続している。更に、ミニ又は メインフレームコンピュータのような外部ホスト装置53があり、モデム54を 介して通信コントローラ80と通信接続がある。別の形式として、トーンダイヤ ル機能自体を用いて命令又はデータの入力を提供するトーンダイヤル式電話機5 6を用いて通信を設定してもよい。或いは、オペレータ75を介した音声接続を 従来の電話機58によって実現してもよい。図示された上記外部装置はどちらも 通信コントローラ84と接続されている。更に、ファクシミリ機65を用いてデ ータ転送を行なうことが可能であり、この例は通信コントローラ87と接続され て示されている。 全ての場合において、入力装置のユーザは、例えば、Racal RG 50 0 ウォッチワード発生器66、67、68、69(個人用)と、メインフレー ムコンピュータ53に組み込まれたRacal RG 1000形のような装置 アクセスパスワードの作成及び暗号化装置を利用することが要求される。この装 置のための対応する復号化装置は、通信コントローラ80、84、87に組み込 まれる。 更に、汎用処理ユニット20は、例えば、プリンタ、ディスクドライブ装置等 の多数の「携帯形」情報記録を含み、これにより、種々の形式の情報を印刷又は 移動可能な記憶媒体に書込み得るようになる。これは、特に、ハードコピー記録 として保管するため、或いは、個々の成立した契約の各々に対する関係者である 少なくとも一人の何れかの第三者に送るため、成立した危機契約の確認文書を顕 在化する必要がある場合に適当である。 図1に示された汎用装置10は、第三者の数及びタイプだけではなく、装置の ハードウェアとソフトウェアの組合せによって実現可能な「アーキテクチャ」に 関し多数の変形された構成を達成する。その意味で、図2に示された配置は、本 発明を実現するために必要 とされるハードウェア構成の一つの形を広範に表わしているに過ぎないと考える 必要がある。 装置10の「実質的」なレベルは、INVENTCOと呼ばれる。INVEN TC0とは、図3に示す如く、少なくとも一つの潜在的に相互関係のある装置の 集合である。各INVENTCO装置(INVENTCO装置#1...INV ENTCO装置#N)によって、危機管理契約を含む広範囲の契約的な債務の締 結と取引が可能になる。図2に示されたハードウェア構成は、単一のINVEN TCO装置の具体化として理解する必要があると共に、同様に多数のINVEN TCO装置を表わし、処理ユニット20は全体に共通であり、図示しない関連す る外部通信装置70と共に、その装置25以外は図示しない多数の通信協調及び 安全装置25をサポートする。 INVENTCOによって危機管理契約の締結及び取引が可能になるが、上記 契約を満期のときまで、場合によっては満期後も処理する責任がある。 多数のINVENTCO装置があるが、これらの装置は本質的に相互依存形又 は自立形である。相互依存形の場合、INVENTCO(10)は、上記装置間 の取引の責任がある。 INVENTCO及びその全コンポーネントは、法律上又は地理的に別個の国 又は州に住所があってもよい。INVENTCOの超国家的性質により第三者は 、法律上の居所、又は、屡々従来の危機管理機構の特徴であり信用価値等に関す るある規準に合致する他の同様の条件とは無関係に危機管理機構を利用し得るよ うになる。実際上、INVENTCO又はあらゆるサブシステムの法律上の居所 、場所、所有権、及び、利益参加第三者は、絶えず変化している。 更に、図3に示された各INVENTCO装置は、I−INVENTCOと呼 ばれるインフラストラクチャーのコンポーネントと、市場保管所(depository) のコンポーネントM−INVENTCOとからなる。I−INVNETCOは、 AXCOと呼ばれる通信と他 の安全配慮の協調と関係があり、かつ、VIRPROと呼ばれるネットワーク及 び汎用管理装置が設けられる。M−INVENTCOは、認可されたINVEN TCO内にある製品市場(応用)ソフトウェアの保管所であり、VIRPROの 権力下にあり、I−INVENTCOを用いて配付される。 少なくとも一つのローカル又は広域遠隔通信ネットワークは、VIRPROと M−INVENTCOをAXSCOに接続し、かつ、相互に接続する。かくして 、VIRPROとM−INVENTCOの双方はAXSCOの周りに効率的に置 かれる。 従って、AXSCOは、多数の可能性のある方法で互いに接続された多数の固 有にアドレス指定された通信コントローラよりなる。一実施例において、AXC Oは、図2に示す如く、通信協調及び安全処理装置25によって表わされている 。図2に示された3台のコントローラ80、84、87のようなコンポーネント のハードウェアは、典型的には、動作的適用に3タイプの責任がある。第1の適 用は、INVENTCOの他の部品から受けたデータと、INVENTCOの外 部の者に同様に送られたデータのタイムスタンプに関する。第2の適用は、IN VENTCO内の者の独自性及び/又は場所を他の者から保護することに関する 。第3の適用は、受信されたデータと、INVENTCO内及びINVENTC Oの外部の者に送信されるべきデータの経路順の全体的な管理の責任がある。 図4を参照するに、M−INVENTCO内には、装置のスポンサーの現象又 は「市場」の種々の集合があり、その中の一つの集合は契約応用プログラム(C ONTRACT 応用プログラムS)と呼ばれる。契約応用プログラムの「市場 」集合内の各契約応用プログラムは、特定の形の危機管理現象に本質的に関係す る。個々の契約応用プログラムの目的は2重である。第1の目的は、利益参加製 品注文関係者と、上記売買/交換/移転の性質、大きさ、構成に正当な利益を有 するINVENTCO内に登録された他の者と同様に 関連する関係者に許可され得る関係にある対抗関係者との間で、危機管理契約( 及び取引の派生物)の売買/交換/移転を行なうことである。第2の目的は、全 ての成立/確認された契約を満期日まで一貫して適切に管理することである。 個々の契約応用プログラムは、申請し得る第三者によって定められたその契約 が具現化する特定の規則に従って上記タスクを実行する責任がある。 殆どの場合、必ずしも可能性のある全てのタイプの第三者が含まれる訳ではな いことに注意すると、契約応用プログラムに対する多数の第三者によって果たさ れる役目は簡単に言うと以下の通りである: (a)申請者本人は契約応用プログラムの機能の全責任を担う者であり、その 責任はVIRPROによって認められている。 (b)製品スポンサーは、売買の規則と、申請者本人によって契約応用プログ ラムに含めるため選択された次の限定された「製品」の管理を奨励、管理する者 である。 (c)注文関係者(買主)は、潜在的な対抗関係者(売主)から契約応用プロ グラムの製品を得ることを求める者である。 (d)対抗関係者(売主)は、注文関係者(買主)の契約応用プログラムの製 品の需要を満足させるよう潜在的に準備している者である。 (e)保証人は、契約応用プログラムが実行した成立の結果としての債務を決 済し支払う売主の能力を保証する者である。 (f)取締り者は、契約応用プログラムに含まれる他の全ての第三者、特に、 保証人の実行時の性能を監督する者である。 (g)対価/権利の移転(「決済」)の実体は、他の全ての契約応用プログラ ムの第三者が必要とされる対価/権利を互いに移転するため「勘定」を維持する 関係者である。 (h)他の種々の関係者は、契約応用プログラムの機能に他の明 確な利害を有する者である。 あらゆる装置の実施例において、各々の形式の第三者には多数の者が含まれて いる。契約応用プログラムの性質及び契約応用プログラムに対する第三者のタイ プの詳細な考察は付録Bで行なわれている。 図5に示す如く、一つの契約応用プログラムは、9(それより多い又は少ない 場合もある)個の特定のプロセスのクラスタからなり、その中には: (a)ファイル管理を扱い、他の全てのプロセスをサーポートするタスクを更 新するプロセス(プロセス1と呼ぶ)と; (b)「1次」危機回避契約取引の受け入れ及び処理を行なうプロセス(プロ セス2と呼ぶ)と; (c)「2次」危機回避契約取引の受け入れ及び処理を行なうプロセス(プロ セス3と呼ぶ)と; (d)「派生的1次」危機回避契約取引の受け入れ及び処理を行なうプロセス (プロセス4と呼ぶ)と; (e)「派生的2次」危機回避契約取引の受け入れ及び処理を行なうプロセス (プロセス5と呼ぶ)と; (f)全4種類の危機回避契約取引と、プロセッサ7乃至9によって扱われる 取引の「事務」管理を扱うプロセス(プロセス6と呼ぶ)と; (g)第三者間の代価と、権利と、他の「支払い」債務の移転に関係しない契 約応用プログラムによる取引を扱うプロセス(プロセス7と呼ぶ)と; (h)INVENTCOの定められたコンポーネントへの最良の接続法を決め るため関係のある第三者を補助するため専門家システムへの契約応用プログラム (及び認可された他のINVENTCO)の第三者のアクセスを扱うプロセス( プロセス8と呼ぶ)と; (i)INVENTCOを利用する「付加価値サービス」の範囲 への契約応用プログラム(及び認可された他のINVENTCO)の第三者のア クセスを扱うプロセス(プロセス9と呼ぶ)とが含まれる。 9個の契約応用プログラムプロセスの詳細な説明は付録Cに記載されている。 上記プロセスは全体で多数のデータファイルと、上記ファイル内の多数のレコ ードに一体的にアクセスする。プロセッサ2で使用される変数及びデータファイ ルと、契約応用プログラムのキーコンポーネントの説明は、付録Hになされてい る。 以下の説明は、ハードウェアプラットフォームと、そこで実行されるアプリケ ーションコンピュータソフトウェアとの間の本質的な相互作用を明らかにする。 以下に危機管理契約のライフサイクルの第1の例を説明する。危機管理契約の 性質の更なる詳細の説明は付録Dに記載する。 3. 危機管理契約のライフサイクル:例I 危機管理契約の第1の例は、マイクロプロセッサの故障に関係する危機を管理 するための契約を表わしている。簡潔に言うと、上記例には、本発明の装置によ って、軍用標準設備に使用された故障のあるマイクロプロセッサ(具体的には6 4ビットのマイクロプロセッサ)の悪い結果を回避することを求める軍用標準設 備の供給者のような一方の関係者が、自分が生産したマイクロプロセッサの未来 の故障の発生の見込みに基づいて機会を活用することを求める上記マイクロプロ セッサの製造者のような別の関係者と契約を結び得るようになることが示されて いる。 具体的な申込みは、契約を注文する関係者に「排他的製品保証(XPW)」に対 し特定の付随(又は、偶発)的権利を与える申込みである。即ち、上記保証は、 金銭債務の支払いを考慮中の供給者にとって利用することができる確定した別の 高品質を保証された生産ラインから即時に得た特定量の代替及び付加のマイクロ プロセッサへの 優先的なアクセス権を所有者に与える。XPWの権利は、特定の先行期間に製造 者によって出荷され、次に、限定された程度に対し故障であると判定された64 ビットマイクロプロセッサの割合のパーセント指数の契約満期日における値に付 帯的である。この例の場合、上記限定された程度とは、セルフテストの正常終了 によって判定されるようなマイクロプロセッサが故障のない状態である。 上記例の場合、関係するキーの第三者は:申請者本人(デムデータ社(Demdat a Inc))と;多数の製品スポンサー(例えば、デムデータ社自体のような関係 者)と;多数の1次製品注文関係者(例えば、デニソンズ(Denisons)のような 関係者)と;唯一の潜在的な対抗関係者(デムデータ社)と;申請取締り者(国 防省)である。 第1段階の申請特定から最終段階の契約決済までの契約の段階を示す時間的手 順(timeline)が図6に示されている。付録Eには、図6を助ける8枚の詳細な 説明のための図表が含まれている。この付録は以下の説明と一緒に読む必要があ る。 図表E2と併せて時間的手順の第1段階(申請特定)を見ると、デムデータ社 は、瑕疵責任管理を処理するため92.02.10.17.00.00(即ち、1992年2月1 0日午後5時)に契約応用プログラム(申請識別番号(ID)100)を設定したこ とが分かる。申請識別番号100は、ある範囲の製品(適用可能な製品識別番号は1 200-1250)をサポートする。 図表E3と併せて時間的手順の第2段階(製品特定)を見ると、デムデータは 同時(92.02.10.17.00.00)に製品1210の製品スポンサーであったことが分かる 。この製品は、工場出荷品質インデックスと名付けられた市場と、64ビットマ イクロプロセッサ故障許容インデックスと名付けられた2次市場とに関係する。 製品1210の満期日は95.02.10.17.00.00.00である。製品1210を含む具体的な契約 の対価は金銭の形態である(オーストラリアドル建ての商業銀行預金)。権利は 排他的製品保証(XPW)の形式であり;排他的製品 保証は、確定した高品質が保証された64ビットマイクロプロセッサの生産ライ ンの先の生産能力に対し優先的にアクセスする権利を契約注文関係者に与える。 製品1210は、2次市場の結果に関し2%の刻み量で0%から100%の範囲を特 定する。 時間的手順の第3段階(潜在的対抗関係者製品価格特定)を見ると、デムデー タは製品1210を取扱う今度の1次製品注文の唯一の潜在的対抗関係者として機能 することが分かる。時間的手順の時点(93.07.01.14.00.00.00)、即ち、製品12 10の特定の17ヵ月後に、デムデータは、潜在的に次に来る製品の注文を評価す るパラメータを特定した。 図表E4と併せて時間的手順の第4段階(1次注文特定)を見ると、注文関係 者のデニソンズは、時点(93.07.01.14.25.30.00)で(提供関係者のデムデータ から)製品1210の契約を求める。図表E4には、この時点で求めている契約に対 しデニソンズが定めた特定の「支払い」パラメータが示され、最高の許容可能な 契約対価(掛け金)額の32,000(商業銀行のオーストラリアドル建て)が 含まれている。 図表E5と併せて時間的手順の第5段階(注文特定評価)を見ると、デムデー タは(93.07.01.14.00.00.00に特定された評価パラメータのセットを用いて)デ ニソンの注文を93.07.01.14.26.40.00に評価したことが分かる。デムデータの評 価パラメータは、デニソンズの適切な限定された環境識別番号が14であることを 示している。図示した如く、この識別番号は、1.10%の手数料率と、9.9 0%の割引率と、特定のコンポーネント製品価格のセットと、特定の実施可能な 値の範囲に亘って査定された生起確率のセット(結果)を示している。 契約入札価格は、以下のようにアプリケーションソフトウェアを用いて自動的 に計算される。注文する関係者の特定された所望の偶発権利の額、即ち、(実施 可能な製品確定価値の範囲を賄う)「登 録済データ」は、潜在的な対抗関係者の特定されたコンポーネントの製品価格に よって乗算され(各対抗関係者は潜在的な注文関係者を異なる方法で「競わせる 」よう努めるので、この値は滅多に1になることはなく)、対応する数の黙示的 な偶発権利の額が得られる。これらの数字をまとめて加えると、(34.110 )に達し、ここで、括弧は負の値を意味する。この数字は(95.02.10.17.00.00 のような指定された満期日の)未来の対抗関係者権利の期待支払い額を表わして いる。1年につき9.90%の特定された割引率を用いて計算されたこの数字の この日の値は29,220に達する。この額に1.10%の潜在的な対抗関係者 の所望の横ばいの手数料が加えられ、(オーストラリアドル建ての商業銀行の製 品の対価/権利の単位で)29,540の契約入札価格が得られる。この例の場 合、注文関係者デニソンズは、製品の形式的に特定された単位とは異なる単位で 対価又は権利を扱うことを求めていないので交換レートは適用されない。デムデ ータのパラメータによって、(オーストラリアドル建ての商業銀行の単位で)2 9,540の対価入札価格は3,180の契約に基礎利ざやを生むことが計算さ れる。 上記利ざやの額は以下の方法で計算される。(実施可能な製品確定価値の範囲 を含む)注文関係者の特定した所望の偶発権利の額は、対応する数の正味の偶発 権利の評価額を得るため潜在的な対抗関係者の特定され査定された生起確率によ り乗算される。一括して加えると(30.770)に達する。この額は(95.02. 10.17.00.00のような指定された満期日における)未来の対抗関係者の権利の契 約上の期待損失を表わす。1年につき9.90%の特定された割引率を用いて計 算されたこの数字のこの日の値は26,360に達する。従って、(例えば、デ ムデータがある方法で契約が満了するときまでの29,540の対価の額と、種 々の取引料を使用することから利益を得る利ざやを無視すると)、デムデータが デニソンズとこの契約に入ることにより期待し得る利ざやは、自己の計算された 現在 の価値の無差別の価格29,540より自己の計算された現在の価値の契約上の 期待損失26,360だけ少ない(又は、3,180である)。 図表E5の表の最後の2列は、この契約が、もしデムデータが加入した場合、 自ら課すポートフォリオの評価額又は返済金の限度が侵されないことをチェック するため使用される。この概念は例IIIに詳細に説明されている。 時間的手順の第6段階(注文成立)を見ると、デムデータの契約入札価格29 ,540は、デニソンズの特定した最高対価額32,000よりも少ないので、 93.07.01.14.29.10.00に注文の成立に至る。 時間的手順の第7段階(注文/契約確認)は、装置によってデニソンズが必要 な対価資金額29,540をデムデータに即座に支払うことが可能である(従っ て、支払う)ことが判定された12分後の93.07.01.14.38.50.00に行なわれるこ とが分かる。 図表E6と併せて時間的手順の第8段階(契約評価)を見ると、デニソンズへ の契約評価報告は、契約確認の1時間後以内、即ち、93.07.01.16.00.00.00に発 行されたことが分かる。この時点の64BMFTインデックスの未来の製品価値 の市場評価は38(標準偏差は4)であることが分かり、これは、この契約が未 来の期待価値29,330XPW(標準偏差は6,213)を有することを意味 する。 図表E7では、デムデータ社の未来の期待権利の支払いのデムデータ社への等 価的な報告は、デニソンズの未来の期待権利の受取と同一であることが分かる( 上記支払い/受取に対し純益としてもたらされる未来の手数料支払いを無視した )。上記未来の製品価値の市場評価は、装置が契約対抗関係者の査定された生起 確率と、装置によって最近成立/確認された全ての同様の契約の集合から得られ た数字との定義された合成数を適用することによって決められる。 時間的手順の第9段階(契約評価)は、6ヵ月後、即ち、94.11.15.10.00.00. 00にデニソンズのため発行された契約評価報告に関係する(図表E8を参照のこ と)。図表から分かるように、この時点での64BMFTのインデックスの未来 の製品価値の市場評価は38(標準偏差は5)であることが分かり、これは、こ の契約が未来の期待価値42,160XPW(標準偏差は6,209)を有する ことを意味する。従って、デニソンズの未来の期待価値は、前の評価の日付/時 間以来、12,830XPW増加している。 時間的手順の第10段階である契約満期は、契約満期の時95.02.10.17.00.00. 00に製品価値を実際的に判定することに関する。図表E9から分かる如く、かか る64MBFTインデックスの製品価値は、(製品スポンサーとしての)デムデ ータによって74になるよう特定され、これは、デニソンズ側の契約価値と対応 するデムデータ側の債務が100,660XPWであることを意味する。74と いう量は、指定された契約満期日よりある時間前の特定された期間中、デムデー タによって出荷された64ビットマイクロプロセッサの中で(できれば申請取締 り者である国防省によって)実質的に故障であると判定されたパーセンテージを 表わす。 時間的手順の第11段階は、(一方又は双方の関係者による可能性のある手数 料支払いを無視した場合に)デムデータによるデニソンズへの100,660X PWの正式な譲渡に関係する。 4. 危機管理契約のライフサイクル:例II 第2の例は、遠隔通信業務能力の利用に関係した危機管理契約を表わしている 。要約すると、上記例には、特定された点(例えば、ニューヨークとボストンの 2都市)の間でその呼出し業務能力を過少及び過剰に付与する悪い結果を回避し ようとする一方の関係者(遠隔通信業者)が、同様にその出現の結果に対し策を 講じる準備がされた別の関係者(例えば、同一の2都市間に呼出し業務能力を有 する別の遠隔通信業者)と契約を結ぶことができるようになる方法が示されてい る。 具体的な申込みは、確定した未来の期間内のニューヨーク−ボストン間の回線 上で毎日1200−1800の時間帯で伝送時間単位(主のTTUと呼ばれる) に対し特定された偶発権利を契約注文関係者に付与する申込みであり、別の確定 した未来の期間内の注文関係者自体のニューヨーク−ボストン間の回線上の主T TUの計算された対価額の対抗関係者への注文関係者による割当に基づいている (上記確定したTTUは他の都市の回線上のTTUと交換可能でもなくてもよい )。TTUの権利は、契約満期日に終了する特定された先の期間の間の注文関係 者による対抗関係者のネットワークの利用と、対抗関係者による注文関係者のネ ットワークの利用の間の差の記録の契約満期日における値に付帯的である。 上記例の場合、関係するキーの第三者は:申請者本人(ニューコム社(Newcom Inc))と;多数の製品(product)スポンサー(例えば、関係する者の一つは ニューコム社自体である)と;多数の1次製品注文関係者(関係する者の一つは バステル社(Basstel Co.))と;二つの潜在的な対抗関係者(タスネット(Tas net)とアーコム(Aarcom))と;申請取締り者(ITT)である。 申請特定の第1段階から、契約決済の最終段階までの契約内の段階を示す時間 的手順が図7に示されている。付録Fには図7を補助する9枚の詳細な説明用図 表が含まれている。この付録は以下の説 明と共に読む必要がある。 図表F2と併せて時間的手順の第1段階(申請特定)を見ると、ニューコム社 は、ハードウェア性能管理を取扱うため93.11.01.17.00.00(即ち、1993年 11月1日午後5時)に契約応用プログラム(申請識別番号001)を設定したこ とが分かる。申請識別番号001はある製品の範囲(適用可能な製品識別番号2001 −2020)をサポートする。 図表F3と併せて時間的手順の第2段階(製品特定)を見ると、ニューコム社 は、更に、同時(93.11.01.17.00.00)に製品2001の製品スポンサーであること が分かる。この製品は遠隔通信業務能力と呼ばれる市場と、主TTUと呼ばれる 2次市場とに関係する。製品2001を含む特定の契約の対価は、「注文関係者TT U」の形式をなす。権利は「対抗関係者TTU」の形式をなし;契約注文関係者 に「(確定した未来の期間内の)ニューヨーク−ストン間の回線上で毎日120 0−1800の時間帯の伝送時間単位」の権利を付与する。主TTUの実現可能 な値は、契約の関係者間で夫々のネットワークを利用する割合を夫々示す−0. 1と+1.0の範囲で正規化される。 時間的手順の第3段階(潜在的な対抗関係者の製品価格特定)を見ると、製品 2001を取扱う今度の1次製品注文の潜在的な対抗関係者として機能する二つの別 の業者タスネットとアーコムを見つけることができる。製品2001の特定から7ヵ 月後の時間的手順のこの時点(94.06.01.14.00.00.00)で、タスネットとアーコ ムの双方は、潜在的に次に来る製品の注文を評価するパラメータをこのとき特定 する。 図表F4と併せて時間的手順の第4段階(1次注文特定)を見ると、注文関係 者バステル社は、時点(94.06.01.14.25.30.00)で申込み社からの製品2001の契 約を求めていることが分かる。図表F4には、最大許容契約対価額58,000 (それ自体のTTU単位) を含むバステル社がこのとき求めている契約に対し定めた特定のパラメータ(権 利)が示されている。 図表F5と併せて時間的手順の第5段階(注文特定評価)を見ると、(94.06. 01.14.00.00.00で特定された評価パラメータのセットを使用する)タスネットは 、94.06.01.14.26.40.00でバステル社の注文を評価することが分かる。タスネッ トの評価パラメータは、バステル社の適切に限定された環境識別番号が8である ことを示している。図表に示す如く、この識別番号は、1.00%の手数料率と 、年9.90%の割引率と、特定のコンポーネント製品価格のセットと、特定の 査定された生起確率のセットを意味する。例Iの説明と同様の処理によって、( バステル社のTTU単位で)55,180の契約入札価格が得られ、このタスネ ットのパラメータの計算は、契約上に(バステル社のTTU単位で)10,76 0の基礎利ざやを生じさせる。 図表F6と併せて時間的手順の第5段階を見ることにより、アーコムは、更に (94.06.01.14.00.00.00で特定された評価パラメータのセットを使用する)バス テル社の注文を評価することが分かる。アーコムの評価パラメータは、バステル 社の適切な限定された環境識別番号が9であることを意味する。図表から分かる ように、この識別番号は、次に、0.90%の手数料率と、年8.50%の割引 率と、特定のコンポーネント製品の価格のセットと、特定の査定された生起確率 のセットとを意味する。これにより(バステル社のTTU単位で)55,390 の契約入札価格が得られ、アーコムのパラメータの計算により(バステル社のT TU単位で)9,430の基礎利ざやが生じる。 時間的手順の第6段階(注文成立)を見ることにより、タスネットの価格付け 値55,180は、アーコムの付け値55,390よりも低く、額55,180 はバステルの特定された最大対価価格58,000よりも少ない。これは、94.0 6.01.14.29.10.00にタス ネットによるバステル社の注文の正式な成立を生じさせる。 時間的手順の第7段階(注文/契約確認)は、装置がバステル社は必要な対価 量55,180TTUをタスネットに即座に割り当てることができる(かつ、割 り当てる)ことを判定した後、約10秒後の94.06.01.14.38.50.00に行なわれる ことが分かる。 図表7と併せて時間的手順の第8段階(契約評価)を見ることにより、契約確 認の約2時間後、即ち、94.06.01.16.00.00.00に発行されたバステル社の契約評 価報告を知ることができる。図表に示されている如く、未来の製品の(契約満期 日に終了する特定された前の期間中の)バステル社のタスネットネットワークの 利用とタスネットのバステルネットワークの利用との間の差の対数の値の市場評 価は、この時点で(0.150)(標準偏差は0.023)であり、この評価は 、上記契約が未来の期待価値54,236タスネットTTU(標準偏差は9,2 07)を有することを意味する。図表F8には、(上記支払い/受取に対し純粋 の利益である未来の手数料支払いを無視するとき)必要な未来の期待対価の支払 いがバステル社の未来の期待受取と同一であるタスネットの同等の報告が示され ている。 時間的手順の第9段階(契約評価)は、5ヵ月後、即ち、94.11.22.10.00.00. 00にバステル社のため発行された契約評価報告に関係する(図表F9を参照のこ と)。図表から分かるように、未来の製品の(契約満期日に終了する特定された 前の期間中の)バステル社のタスネットネットワークの利用とタスネットのバス テルネットワークの利用との間の差の対数値の市場評価は、この時点で(0.4 00)(標準偏差は0.010)であり、この評価は、上記契約が未来の期待価 値350,181タスネットTTU(標準偏差は74,200)を有することを 意味する。従って、バステル社の未来の期待価値は、前の評価の日付/時間以来 、295,945TTU増加している。 時間的手順の第10段階(契約満期)は、契約満期の時96.11.01.17.00.00.00 に製品価値を実際的に判定することに関する。図表F10から分かる如く、この TTUの製品価値は、(製品スポンサーとしての)ニューコム社によって、前の 評価の日付/時間から変わらず(0.400)になるよう特定され、これは、バ ステル社側の契約価値と対応するタスネット側の債務が368,340タスネッ トTTUであることを意味する。この量は、実際の判定の数字は本質的に標準偏 差の要素がないので前の評価の数字よりも大きい。 時間的手順の第11段階は、(一方又は双方の関係者による可能性のある手数 料支払いを無視した場合に)タスネットによるバステル社への368,340T TUの正式な譲渡に関係する。 5. 1次製品注文処理 第3の最も詳細な例を説明する前に、「核心」の製品(仲介)注文、評価及び 成立処理について考慮する。(PORD NEW)のような表現はファイル名を 表わすことに注意が必要である。 図8乃至16のフローチャートは、注文関係の第三者によって契約応用プログ ラムに対し提示された1次製品注文の成立装置の処理フローチャートを示し、上 記応用プログラムは:(支払われた対価の額は独立して収益の流れを生じさせな いことを想定する)EV−CE対抗関係価格方式と;連続的な注文成立処理と; 製品スポンサーが指定した日付/時間の直後である対価/権利の価値の日付と; 以下の三つの事柄を行なう成立ルールとに基づいている。上記三つの事項は:第 1に、各注文関係者の注文に対し、注文関係者が支払いの準備ができていること を示して特定された最高価格以下であることを条件として、注文の最低価格付け 値を提示する対抗関係者を認定する。第2に、「等しい満期日の製品」、「同月 の満期の製品」、及び「全製品」に基づいて、ポートフォリオの期待損失の制約 を成立させる。第3に、税引き前に基づく上記成立ルールに製品注文の一部成立 を適用し、条件付きの注文成立ルールは適用しない。 図8を参照すると、装置は、ブロック610から開始してブロック625に進 み、何れの注文のセットを処理すべきであるかを判定し、その注文を認可し、可 能であればその注文を対抗関係者と成立させ、その注文を確認する。図9のブロ ック1010から1070に記載される如く、装置は、新たに提出された注文( PORD NEW)と、順番待ち注文として定義された前に提出され未だ成立し ていない全ての注文(PORD QUEUE)を保持する。パラメータとアルゴ リズムは、新しい注文又は順番待ちの注文を何時処理すべきであるかを定める能 力を装置に与えるため具備される。例えば、最も簡単なアルゴリズムは、1次注 文新規(PORD NE W)と1次注文順番待ち(PORD QUEUE)の間で同時に一つの注文を交 番させることである。別の例では、対抗関係者のパラメータに変更があるときだ け順番待ちの注文がロードされる。テスト1020はブロック1010でなされ た決定をチェックする。 新しい注文の場合、装置はブロック1030に進む。次の記録された新しい注 文の細目は、1次注文新規マスターファイルからロードされる(ブロック104 0)。注文データフィールドには:注文関係者識別名(BID)と;注文関係者 自身の紹介(BREF);注文関係者によって特定された製品識別名(PID) と;権利の「支払い」関数タイプ(PAYFUNC)と;権利の「支払い」関数 のパラメータ(PAYPARAM)と;「取引タイプ」識別子(DTID)と; 匿名及び手動の取引識別子(OANON及びOMANUAL)と;注文保留期限 (RET LIM)と;注文関係者が支払う準備のある最高対価(MAXCON SID)と;対価を「支払う」べき勘定の数(ACC CONSID)と;権利 の「支払い」額が支払われるべき勘定の数(ACC ENTITL)が含まれる 。この情報のセットを用いて装置の次の段階で注文が認可される。これはブロッ ク1050で行なわれる。注文認可 図10のブロック1100から1162にはブロック1050が展開されてい る。ブロック1100から開始されて、注文は固有の識別名が割り当てられ、そ の識別名は注文データフィールドOIDにセットされる。他の注文を照合する前 に、装置によって付加情報が要求される。ブロック1110で製品細目(注文デ ータフィールドPID)がマスターファイル1次注文製品PPRODUCT(ブ ロック1120)からロードされる。上記情報には製品満期日(PMAT)と; 製品対価/権利単位(PC/ED)と;製品通貨単位(PCUR)と;国内通貨 単位(PNCUR)と;製品限度とパラメータ(PMIN、PMAX及びPST EP)が含まれる。テスト 1130は、注文パラメータが確定した製品識別名(PID)によって示される マスターファイルパラメータと矛盾がないかどうかをチェックする。このテスト に合格しない注文はブロック1140で拒絶され、上記注文の細目はマスターフ ァイル1次注文拒絶PORD REJ(ブロック1150)に格納される。次い で、注文関係者はこの事態を通知される(ブロック1160)。処理はフローチ ャートの先頭(ブロック1010)に戻り、次の注文をロードする準備をする。 注文が認可されたとき、処理はブロック640で継続する。 順番待ちの注文がロードされた場合(ブロック1060)、注文フィールドは 順番待ちファイル1次注文順番待ち(ブロック1070)に格納された細目を使 用してセットされる。このデータは、新しい注文データ(ブロック1030に記 載した如く)と、注文が最初に照合されたとき(ブロック1110)ロード又は セットされたデータの結合である。認可された注文の処理はブロック640の注 文成立処理で続けられる。注文成立 図11乃至15のブロック1200から1616によってブロック640の説 明が与えられる。注文には注文変数RET LIMに格納された保留期限がある 。テスト1200は注文保留期限が終了していないかどうかをチェックする。期 限が終了している場合、注文はブロック1210で拒絶され、注文細目は1次注 文拒絶ファイル(PORD REJ)にコピーされる。次いで、注文関係者はブ ロック1230で拒絶を通知され、処理は接続部“A”を介して主ループに戻る 。注文が依然として有効な場合、注文成立処理が進められる。ここでの目的は、 注文関係者が設定した制限内で、注文関係者の「権利関数」を「評価」する適当 な対抗関係者(又は複数の対抗関係者)を見つけることである。記載された成立 プロセスは、ブロック1240から始まり、各注文関係者の注文に対し、注文関 係者が支払う準備が整っていることを示した特定された最高「価格」以下の価格 に従う注文の最低「価格付け値」を提示する対抗関係者を識別しようとするプロ セスである。 図12のブロック1300から1370はブロック1240の説明を与える。 最初の段階は、少なくとも注文関係者と取引する準備ができている対抗関係者の グループを限定することである。これは、利用可能な対抗関係者の短いリストを 得ることとして説明される。最初、対抗関係者の短いリストが消去される(ブロ ック1300)。次いで、注文データフィールドBID(注文関係者識別名)と PID(製品識別名)は、特定された製品の注文関係者との取引を検討する準備 のできている全ての対抗関係者を注文協定リスト(PDEAL LIST)マス ターファイル(ブロック1320)から探すため使用される。更に、MANUA L(手動)又はANON(匿名)フラグをセットした全ての第三者がロードされ る。選択された各対抗関係者に対し、SIDが対応する識別名にセットされる。 テスト1330は利用可能な全ての対抗関係者が次に扱われ得るようにするルー プを開始させる。現在選択された全ての対抗関係者(SIDに識別名がセットさ れている)に対し、データフローはテスト1365に進む。注文データフィール ドOANONが注文関係者によってセットされ、ある第三者が手動的な確認(M ANUAL(SID))を必要とする場合、現在の潜在的な第三者は短いリスト に加えられない。注文関係者がOMANUALをセットし、別のある第三者が匿 名(ANON(SID))を必要とする場合も同様である。何れの場合も、デー タフローはテスト1330に戻る。それ以外の場合、フローはブロック1335 で継続する。このとき、装置は注文に対し適用可能な「限定された環境」を定め る。これを決めるため、現在ロードされた注文データフィールドと、1次選択限 定環境(PSEL DC)マスターファイル(ブロック1336)にセットされ たパラメータとが使用される。ブロック1340で、対 価/権利交換レート(適用可能な場合)と、手数料率と、割引率を含む評価パラ メータがPSEL PRICEマスターファイル(ブロック1350)から選択 される。「限定された環境」識別名(DCIDにセットされる)を使用するので 、各注文の注文データフィールドの何れかに基づいて特定された全ての潜在的な 対抗関係者は別々の評価パラメータの組を有してもよい。テスト1360は必要 なパラメータが全て分かったかどうかをチェックする。対抗関係者は、たとえ注 文関係者と取引する準備ができていても、現在の注文仕様の完全な評価パラメー タの組を有する訳ではない。このような対抗関係者は対抗関係者の短いリストに は含まれず、処理はテスト1330の戻る。ブロック1370で、対抗関係者は 価格細目を変数:PRICEFUNC(SID)、CR(SID)、DR(SI D)、C−C/EDXCHANG(SID)、C−CXCHANG(SID)、 C−NCXCHANG(SID)、E−C/EDEXCHANG(SID)、E −CXCHANG(SID)、E−NCXCHANG(SID)、MANUAL (SID)及びANON(SID)に含めることにより対抗関係者の短いリスト に追加される。次いで、処理は次の選択された潜在的な対抗関係者が扱われるテ スト1330に戻る。全ての選択された潜在的な対抗関係者が処理されたならば 、プログラムフローはブロック1250に戻る。このとき、潜在的な対抗関係者 の短いリストが得られる。 図13及び14のブロック1400乃至1500は、ブロック1250をより 詳細に示し、各潜在的な対抗関係者は、現在ロードされた注文に対し個別の評価 パラメータに基づいて計算された提示価格を有する。ブロック1400において 、潜在的な対抗関係者の短いリスト内の各潜在的な対抗関係者が次に取引され得 るようにするループが開始される。SIDは現在選択された対抗関係者の識別名 にセットされる。テスト1410は、処理のため残された対抗関係者がいるかど うかをチェックする。ブロック1420で、潜在的な 対抗関係者の価格付け値が計算される。ブロック1490乃至1550には、こ の計算がより詳細に記載されている。ブロック1490において、変数INDE Xは、製品価値の範囲の初期値(PMIN)が割当られる。更に、「価格」はゼ ロに初期化される。テスト1500はループを開始し、製品範囲の全てのインデ ックス点は移動させられる。ブロック1520は、現在のインデックス点で(P RICEFUNC(SID))に格納されたような潜在的な対抗関係者の評価関 数PRICEFUNCによって返された評価値を計算し、その値をP1に格納す る。ブロック1530は、現在のインデックス点で注文関係者によって要求され た支払額を定め、この値をP2に格納する。ブロック1540で、P1をP2で 乗算することにより、現在のインデックス点の総価格が計算される。この値はP RICE(SID)に格納された実行中の合計に加算される。ブロック1550 で、インデックスカウンタ(INDEX)は製品ステップサイズ(PSTEP) 分で増加され、フローはテスト1500に戻る。製品範囲の端(PMAX)に達 したとき、フローはブロック1510に進み、計算された価格付け値は以下の式 : PRICE(SID)=PRICE(SID)*E-C/EDXCHANG(SID)*E-CXCHANG(SID)* E-NCXCHANG(SID) で変更される。 ブロック1430に戻ると、PRICE(SID)に格納された価格付け値は 、適用可能な製品対価/権利単位、通貨単位、及び国内通貨単位にある。以下の 段階(ブロック1430−1470)は、計算された価格付け値(現在では未来 の価値の条件)に適用可能な割引率を判定、適用し、これにより、現在の価値の 条件で価格付け値を得る。これは以下の如く行なわれる。即ち、ブロック143 0で製品満期の日の数が判定される。ブロック1440はループカウンタと割引 率の除数を初期化する。現在の日付/時間と製品満期の日付/時間の間の各日( 又はその中の適当な一部)に対し、除数が 式: DIV=DIV*(1+((DR(SID)/100)/365)) に従って変更される。 ブロック1470において、価格付け値は式: PRICE(SID)=PRICE(SID)/DIV に従って調整される。 現在の価値の条件において価格付け値が分かった後、潜在的な対抗関係者の限 定された手数料が価格に加算される(ブロック1480)。CR(SID)がパ ーセント手数料率を表わす場合、式: PEICE(SID)=PRICE(SID)+((CR(SID)/100)*PRICE(SID)) テスト1410がすべての潜在的な対抗関係関係者が評価されたとき、プログ ラムフローはブロック1255で継続する。 ブロック1255のテストは、注文が「見積もりだけ」の注文かどうかをチェ ックする。見積もり注文である場合、フローはブロック1256に継続し、少な くとも一つの対抗関係者入札価格が選択される。ブロック1230で、注文関係 者は集められた評価情報が通知される。注文が見積もり注文ではない場合(即ち 、本当の製品注文である場合)、現在の注文の要求と成立する対抗関係者を潜在 的な対抗関係者の短いリストから識別することが試みられる。これはブロック1 260で行なわれる。図15のブロック1560乃至1616に、この処理が詳 細に記載されている。 テスト1560から潜在的な対抗関係者の短いリストが空でないかどうかのチ ェックが行なわれる。短いリストが空の場合、成立は不可能であり、フローはブ ロック1612へ続く。このとき、注文の全体(成立した部分はないので)が順 番待ちにされるブロック1614に進む前に、潜在的な対抗関係者の短いリスト から選択された対抗関係者がいないことを示すためSIDは“0”が割り当てら れる。リストが空ではない場合、プログラムフローはブロック1570に進み、 最低の値段が付けられた対抗関係者が対抗関係者の短 いリストから選択される。この判定は、注文関係者によって求められる対価/権 利タイプ、通貨、及び国内通貨の対価「支払い」単位に変換された各潜在的な対 抗関係者の入札価格(PRICE(SID))に基づいて行なわれる(即ち、PR ICE(SID)=PRICE(SID)*C-C/EDXCHANG(SID)*C-CXCHANG(SID)*C-NCXCHANG(SID))。 対抗関係者の識別名はSIDに格納され、その価格提示はBPRICEに格納さ れる。ブロック1580で以下の式: BPRICE>MAXCONSID がチェックされる。 選択された価格が注文関係者の特定した最高対価支払い(MAXCONSID )限度よりも高い場合、現在の潜在的な対抗関係者との成立は可能であるとは考 えられない。このことは、対抗関係者の短いリスト内に残っている何れの対抗関 係者に対しても当てはまる。成立プロセスの上記部分は、短いリスト内で潜在的 な対抗関係者が成立のため選択されることなく戻る(ブロック1612)。それ 以外の場合、現在の価格が許容され、プロセスは現在の選択された対抗関係者と の成立を図るため先に進む。 次の段階(ブロック1590)は、1次選択限度(PSEL LIMIT)マ スターファイル(ブロック1600)から読み出され、ALL1(SID)と、 ALL2(SID)と、ELL1(SID)と、ELL2(SID)と、ELL 3(SID)と、ELL4(SID)と、ELL5(SID)と、EVL1(S ID)と、MC(SID)と、MCC(SID)に格納されるべき適用可能な契 約、製品及びポートフォリオの絶対的な損失と、期待損失と、期待価値の限度と 、最高返済金限度とをすべて必要とする。更に、現在の累積された絶対及び期待 損失は読み出され、CAL2(SID)と、CEL2(SID)と、CEL3( SID)と、CEL4(SID)と、CEL5(SID)とに格納される。EL FUNC(SID)とEVFUNC(SID)の値は、更に、現在の注文の期待 損失と期待価値を計算するとき使用するためセットされる。ブロック1602は 、対抗関係者製品の期待損失と、期待価値パラメータELFUNC(SID)及 びEVFUNC(SID)を用いて注文の権利関数の価格を計算する。注文の期 待損失はEL(SID)に格納され;注文の期待値はEV(SID)に格納され る。絶対損失関数はブロック1602で定められ、AL(SID)に格納される 。ブロック1604に進むと、対抗関係者の制限を侵害しない注文の一部が計算 される。このチェックはテスト1606で行われる。注文の中に成立する部分が ない場合、プロセスフローはブロック1608へ進む。潜在的な抵抗関係者は対 抗関係者の短いリストから除外される。 注文の中の一部が現在の対抗関係者と成立する場合、処理はブロック1610 に進む。ここで、SIDは成立する対抗関係者の識別名にセットされる。成立し ない部分は(存在するならば)、1次注文順番待ちマスターファイル(ブロック 1616)に新しい注文として格納される。フローは図11のテスト1261に 戻る。成立するとき、プログラムフローはブロック650に戻る。成立した注文 は図16のブロック1620乃至1641に示す如く、多数の付加段階を実行す ることによって確認される。成立しない場合、現在の注文の処理は進み、接続点 “A”を介して先頭に戻る。装置は次の利用可能な注文をロードする準備ができ ている。成立注文の確認 成立した注文を契約にするため、多数の付加的な行為が必要とされる。最初に 、テスト1620において手動認可のチェックが行なわれる。手動認可が必要な 場合、プログラムフローはブロック1621に進み、認可依頼が関連する第3者 に送られる。次いで、ブロック1623において、拒絶の応答があるかどうかを テストする。少なくとも一つの拒絶が受けられた場合、プログラムフローはブロ ック1627に進み注文が拒絶される。拒絶がない場合、フロー はブロック1624に進む。ブロック1624は、陰の支払勘定(PAYACC SHADOW)ファイル(ブロック1625)に取引を作成することにより対 価の支払いを実行する。しかし、指定された口座が存在しない場合、或いは、少 なくとも必要とされる対価額を利用不可能であることが示された場合、上記対価 の支払いはできない。テスト1626は、「対価支払い」が成功したかどうかを チェックする。「対価支払い」をできなかった場合、成立した注文は拒否され( ブロック1627)、細目は拒絶された注文マスターファイル1次注文拒絶(ブ ロック1628)に格納される。注文関係者はブロック1640で上記事態を通 知される。 支払いが成功した場合、プログラムフローはブロック1630に進み、対抗関 係者の現在の累積した絶対及び期待損失の数字は更新される(マスターファイル 1次選択限度−ブロック1631)。ブロック1632で、注文データフィール ドOPRICEは対抗関係者によって与えられた価格PRICE(SID)にセ ットされ、SPRICEは対抗関係者の識別名SIDにセットされる。ブロック 1634で、成立した注文はマスターファイル1次注文確認(PORD CON F)(ブロック1636)に記録された全ての細目で確認されて保証される。次 の段階のブロック1638で、新しく作成された偶発契約の細目を関係のある全 ての第三者に報告する。次いで、プログラムフローは、接続点“A”を介して先 頭に戻る。装置は、特定された注文関係者により提示された次の注文の処理を開 始する準備が整っている。 6. 危機管理契約のライフサイクル:例III 危機管理契約の第3の例は、(PTSE 75 インデックスと呼ばれる)株 価の特定されたインデックスの値の潜在的な未来の動きに関係した危機を管理す る契約を表わしている。要約すると、上記例は、装置がPTSE 75 インデ ックスの未来の値に著しい下落(特に、インデックスの仮経常(1993年1月 )値に対する1994年6月の下落)の悪い結果を回避しようとする(機関ファ ンドマネージャのような)一関係者を、PTSE 75 インデックスの値の著 しい対応する上昇の悪い結果を回避しようとする別のファンドマネージャのよう な未だ知らない別の関係者と契約させ得るようにする方法を示している。 特定の申込みは、注文関係者による計算された先払いの対価の金銭額の未だ知 らない対抗関係者への支払いに基づいて、賠償的なオーストラリアドルの未来の 払出しに対し特定された偶発権利を契約の注文関係者に与える。未来の金銭的権 利は、契約満期日における個別に定められたPTSE 75 インデックスの値 に付帯的である。 上記例の場合、関連するキーの第三者は:申請者本人(BLC社)と;多数の 製品(product)スポンサー(例えば、BLC社自体のような関連のある者)と ;多数の製品注文関係者(例えばアボッツ アンド テーラ(Abbotts & Taylor )、シェアラー アンド アソシエィツ(Shearer & Associates))と;多数の 潜在的対抗関係者(例えば、アブラハムソンズ アンド カーペンターズ社(Ab rahamsons and Carpenters Inc.))と;対抗関係者保証人(CNZ銀行)と; 申請取締者(パシフィック セントラル銀行)である。 第1段階(申請特定)から最終段階(契約決済)までの契約形式の段階を表わ す時間的手順は図17に示されている。付録Gには、図17を補助する13枚の 詳細な説明用図表が含まれている。この付録は以下の説明と一緒に読むことが必 要である。 図表G2と併せて時間的手順の第1段階(申請特定)を見ると、BLC社は経 済的危機管理を取り扱うため91.06.03.17.00.00(即ち、1991年6月3日午 後5時)に契約応用プログラム(申請識別番号001)を設定したことが分かる。 申請識別番号001は、ある範囲の製品(適用可能な製品識別番号10020-11400)を サポートする。 図表G3と併せて時間的手順の第2段階(製品特定)を見ると、BLC社は、 同時(91.06.03.17.00.00)に製品10061の製品スポンサーでもあることが分かる 。この製品は株価インデックスと呼ばれる市場と、PTSE 75と呼ばれる2 次市場とに関係する。製品10061の満期日は94.06.03.17.00.00である。製品1006 1に関連する特定の契約の対価は、金銭の形をなす(オーストラリアドル建ての 商業銀行預金)。更に、権利はオーストラリアドル建ての商業銀行預金の形をな し、(必要があれば)製品の指定された満期日/時の直後に支払い可能である。 時間的手順の第3段階(潜在的対抗関係製品評価特定)を見ると、製品10061 を取引する次に来る1次製品注文の潜在的な対抗関係者として行為する二つの実 体、アブラハムソンズ アンド カーペンターズ社を見つけることができる。製 品10061の特定の19ヵ月後、時間的手順のこの時点(93.01.01.17.00.00.00) で、アブラハムサンズ アンド カーペンターズ社の双方は、潜在的に次に来る 製品の注文を評価するパラメータをこのとき特定する。 図表G4と併せて時間的手順の第4段階(1次注文特定)を見ると、注文関係 者のアボッツ アンド テイラーは、その時点(93.01.01.17.37.06.00)で製品 10061の申込み関係者からの契約を求めている。図表G4には、アボッツ アン ド テイラーがこの時点で探されている契約に対し定めた特定のパラメータ(権 利)が示され、そこには54,000(オーストラリアドル建ての商業銀行単位 )の最高許容契約対価額が含まれている。 以下の時間的手順の第5乃至第7の段階をより詳細に説明するため、図8乃至 16から選択されたブロックの番号は、以下の如く:“〔 〕”で参照される。 図表G5と併せて時間的手順の第5段階(注文特定評価)を見ると、93.01.01 .17.37.06.00にセットされたアブラハムソンズが特定した評価パラメータは、93 .01.01.17.38.02.00にアボッツ アンド テイラーの注文を評価するため使用さ れることが分かる。アブラハムソンズの評価パラメータは、アボッツ アンド テイラーの適切な限定環境識別番号が26であることを表わしている〔1240 〕。図表から分かるように、この識別番号は、次に、1.25%の手数料率と、 年10.00%の割引率と、特定のコンポーネント製品価格の組と、特定の査定 された生起確率の組を意味する。例Iに示されたプロセスと同様のプロセスにお いて、51,920(オーストラリアドル建ての商業銀行単位)の契約入札価格 が得られ、アブラハムソンズのパラメータの計算により4,580(オーストラ リアドル建ての商業銀行単位)の契約上の基礎利ざやが生じる〔1250〕。 図表G6と併せて時間的手順の第5段階をもう一度見ると、93.01.01.17.37.0 6.00にセットされカーペンターズ社が特定した評価パラメータは、93.01.01.17. 38.02.00にアボッツ アンド テイラーの注文を評価するため更に使用されたこ とが分かる。カーペンターズ社の評価パラメータは、アボッツ アンド テイラ ーの適切な限定環境識別番号が17であることを表わしている〔1240〕。図 表から分かるように、この識別番号は、次に、1.30%の手数料率と、年9. 80%の割引率と、特定のコンポーネント製品価格の組と、特定の査定された生 起確率の組を意味する。これにより、53,050(オーストラリアドル建ての 商業銀行単位)の契約入札価格が得られ、カーペンターズのパラメータの計算に より5,610(オーストラリアドル建ての商業銀行単位)の契約上の基礎利ざ やが生じる〔1250〕。 図表G7と併せて時間的手順の第5段階を更に見ると、絶対損失、期待損失、 期待値、最高ポートフォリオの複合属性に基づいて注文された契約の許容可能性 を判定するための(93.01.01.17.37.06.00にセットされた)アブラハムソンズの 評価関連パラメータは、アボッツ アンド テイラーの注文によって満たされる ことが分かる〔1604〕。アブラハムソンズの見方によれば、アブラハムソン ズの対価価格の値付けが、カーペンターズ社の価格の値付けよりも低くなり、そ の値付けがアボッツ アンド テイラーが注文特定(図表G4)に指定し支払う 準備のある最高対価よりも低い場合に限り、アブラハムソンズの製品/契約ポー トフォリオに含める資格がアボッツ アンド テイラーの注文に与えられる。 最後に、時間的手順の第5段階を今度は図表G8と併せて見ると、絶対損失と 、期待損失と、期待値と、最高ポートフォリオ複合属性に基づいて注文された契 約の認容度を判定するためのカーペンターズ社の(93.01.01.17.37.06.00にセッ トされた)評価に関連するパラメータは、アボッツ アンド テイラーの注文に より更に満たされていることが分かる。次に、カーペンターズ社の見方では、カ ーペンターズ社の対価価格の値付けが、アブラハムソンズの価格の値付けよりも 低くなり、その値付けがアボッツ アンド テイラーが注文特定(図表G4)に 指定し支払う準備のある最高対価よりも低い場合に限り、カーペンターズ社の製 品/契約ポートフォリオに含める資格がアボッツ アンド テイラーの注文に与 えられる。 時間的手順の第6段階(注文成立)を見ると、アブラハムソンズの51,92 0の価格値付けは、カーペンターズ社の値付け53、050を下回り、51,9 20の額は、アボッツ アンド テイラーの指定した最高対価の価格54,00 0よりも低い。従って、93.01.01.17.38.07.00にアブラハムソンズによってアボ ッツ アンド テイラーの注文が正式に成立させられる。 時間的手順の第7段階(注文/契約確認)は、装置によってアボット アンド テイラーは必要とされる51,920の対価資金量をアブラハムソンズに即刻 支払うことができる(かつ、実際に支払う)ことが判定された後、5秒後の93.0 1.01.17.38.11.00に行なわれる〔650〕。 図表G9と併せて時間的手順の第8段階(契約評価)を参照すると、契約の約 6時間後、即ち、93.01.01.23.00.00.00に発行されたアボッツ アンド テイラ ー向けの契約評価報告を見ることができる。この時点でのPTSE 75インデ ックスの未来の製品価値の市場評価は1970(標準偏差は333)であること が分かり、このことから、上記契約がオーストラリアドル建ての商業銀行単位で 53,000(標準偏差は21,160)の未来の期待値を有することが分かる 。図表G10から、必要とされる未来の権利の期待支払いがアボット アンド テイラーの未来の権利の期待受取と一致するアブラハムソンズに対する同様の報 告を見ることができる(上記支払い/受取に対する純益である未来の手数料支払 いは無視された)。 図表11に詳細化された時間的手順の第9段階(2次注文特定)は、上記契約 評価事象の略6ヵ月後、即ち、93.06.06.08.00.00.00に行なわれる。この時、ア ボッツ アンド テイラーは、93.01.01.17.38.11.00(装置によって注文識別番 号915651800が割り当てられた時)に成立/確認された契約の地位を57,00 0よりも良い価格で売却することを求めている。シェアラー アンド アソシエ ィツ、その地位に対し(オーストラリアドル建ての商業銀行預金単位で)60, 000を支払う準備がある。それ以外のすべての点で、契約の属性は変わらない ままである。図表G12によれば、時間的手順の第10段階において、契約はシ ェアラー アンド アソシエィツによって指定された上記上限買収価格の額60 ,000よりも少し低い58,300の価格で売りに出されていることが分か る。この額は、契約の未来の期待値についての現在最良の評価であり、他の最近 の取引データを利用して装置によって計算された未来に期待値の標準偏差は10 ,610である。シェアラー アンドアソシエィツは、契約の第三者としてのア ボット アンド テイラーの地位を正式に引き継いでいる。 時間的手順の第11段階(契約評価)は、7時間後の94.01.01.17.00.00.00に シェアラー アンド アソシエィツに対し発行された契約評価報告に関する(図 表13を参照のこと)。この時点でのPTSE 75インデックスの未来の製品 価値の市場評価は1800(標準偏差は283)であることが分かり、このこと から、上記契約がオーストラリアドル建ての商業銀行単位で162,360(標 準偏差は35,160)の未来の期待値を有することが分かる。これは、先の評 価の日/時以来、シェアラー アンド アソシエィツに対する未来の期待値が1 04,060増加していることを表わしている。未来の製品価値の上記市場評価 は、装置によって最近成立/確認された全ての契約類の集合から抽出された契約 対抗関係者の査定された生起確率の数字の定義された合成を適用する装置により 判定される。 時間的手順の第12段階(契約満期)は、満期時94.06.03.17.00.00.00の製品 価値の実際の判定に関係する。図表G14から分かるように、上記PTSE イ ンデックスの製品価値は、(製品スポンサーとしての)BLC社によって182 0に特定され、シェアラー アンド アソシエィツに対する(オーストラリアド ル建ての商業銀行預金単位で)187,200の契約価値と、アブラハムソンズ に対する対応する債務を意味する。1820という数字は、BLC社が独立して 照合し得る情報源から取得された94.06.03.17.00.00.00におけるPTSE株価イ ンデックスの実際の値を表わし、その情報源の正体はPTSE株価インデックス 製品の取引のスポンサー権を最初に表明したとき開示されている。 時間的手順の第15段階は、アブラハムソンズによるシェアラー アンド ア ソシエィツへの(オーストラリアドル建ての商業銀行貯金単位で)187,20 0の正式な支払いに関係する(一方又は双方の関係者による可能性のある料金の 支払いは無視した)。 7. 対価/権利支払い処理の説明 契約応用プログラム対価/権利(及び関係する取引)支払い/受取処理の目的 は、特に、契約の満期に対価/権利移転(又は交換)者に利益参加し、INVE NTCO内に生じる支払い/受取の権利及び債務を反映して、INVENTCO 第三者の口座に対し貸借を行なうことである。上記処理は、2段階の処理で支払 い/受取を行なう。最初に、実際の時間に基づいて、利益参加対価/権利の移転 者(C/E者)と共に適用可能な第三者の(データファイル陰の支払勘定(PA YACC SHADOW))内の関連する陰の記録をINVENTCOの外部で 借受/貸付することにより口座を維持する。次いで、実在する潜在的な支払い機 構を用いて、当該支払い者に対し対応する支払い命令を定期的に実行する。上記 機構の詳細は以下に説明する。 INVENTCOの全ての第三者は、(少なくとも)一つの選択されVIRP ROが認証したC/E移転者と共に(最低限)二つの専用(純貸方差引勘定だけ )口座を維持する。専用口座の目的は、INVENTCOの始めた借受及び貸付 だけがその口座に対し行なわれることを保証するためである。かくして、各陰の 支払勘定ファイルの口座記録の差引勘定は、常に、C/E移転者により維持され た実際の口座の通常は知ることがない真の時間的な差引勘定と一致する必要があ る。 二つの口座を設ける目的は、貸付だけが一方の口座を介して行なわれ、借受だ けがもう一方の口座を介して行なわれるようにするためである。「純貸方差引勘 定だけ」の口座の目的は、借受だけの口座に対数した借受が口座の寄付き残高プ ラス借受専用口座に累積した借受を決して超えないことを保証するためである。 C/E移転者は、典型的には(そうである必要はない)以下の:種々のタイプ の公立/私立の記録−登記所;クレジットカード会社(典型的には小売り取引だ け);商業銀行;中央銀行;課税当局; ノンバンク系手形交換及び供託所よりなる6通りのタイプの中の何れか/全ての 組織である。 上記の者によって移転される資産はどのような形でも構わない。しかし、最も 典型的な場合、供託が当該実体に相応しい。公立/私立の記録−登記所の場合、 (財政的又は物理的な資産の株式、賭け事における利益参加権等を含む)権利の 供託である。クレジット/デビットカード会社の場合、(国内通貨又は代用通貨 (例えば、SDR)単位の)通常のカード会社の預金である。商業銀行の場合、 (国内通貨又は代用通貨(例えば、SDR)単位の)通常の銀行預金である。中 央銀行の場合、為替決済勘定(又は等価)預金である。課税当局の場合、課税勘 定預金である。ノンバンク系手形交換及び供託所の場合、財産的な道具、貴金属 等の預託である。契約応用プログラムの潜在的な対抗関係者は、実際上、製品注 文関係者に貸付を提供する(INCENTCOの外部の)注文関係者保証人と同 様に、C/E移転者であってもよい。その上、勘定の中には、付加的な安全装置 として機能するための独立した第三者に対し担保の定期的な支払いを要求する申 請に係る潜在的な対抗関係者(及び製品注文関係者)のために維持される信託勘 定が含まれる。 毎日、又は、更に頻繁な取引処理と、関連する決済機能の終了直後に、各C/ E移転者は、自分が維持するすべての借方及び貸方のINVENTCO勘定の「 寄付き残高」中の適用可能な契約応用プログラムを電子的に通知する(この段階 で、借方勘定の残高は零であり、貸方勘定の残高は零以上であることが必要であ る)。INVENTCOの第三者がそのC/E移転者と当座貸越又は貸付がある 場合、上記貸付の値はこの時点の貸方勘定の非零の差引勘定に反映される。 上記通知の受信時に、適用可能な契約応用プログラムは、その第三者の陰の差 引勘定を更新/確認する。かくして、時間的にこの点で、全ての貸方及び借方の 陰の勘定の残高は、実際の借方及び貸方 の勘定の残高と同一であることが必要である。 徐々に一日を通じて(ここで「日」は、適用可能な契約応用プログラムに関す る支払い者の時間的な区域の位置の差の組合せに起因して各C/E移転者に対し 異なる可能性がある、上記の者の勘定処理のサイクルが異なる可能性があり)、 INVENTCOの第三者の陰の勘定に対するINVENTCOの第三者の認定 された借受と貸付は、実時間に基づいて借受と借方勘定、及び、貸付と貸方勘定 で行なわれる。あらゆる時点で契約応用プログラムは、各第三者の借方勘定の累 積的な借受の残高が「寄付き残高」プラス第三者の貸方勘定の累積的な貸付の残 高を超えないことを保証する。従って、各INVENTCOの第三者に対し各第 三者の借方勘定と貸方勘定の組合せは、何時でも、「真の」、純粋な、INVE NTCOの外部で維持された第三者の二つの実際的な専用勘定のその時々の値を 表わす。 INVENTCOの第三者の勘定に対する借受及び貸付は、厳格な規則及び条 件に従って行なわれ、貸付と借受で異なる。全てのINVENTCOの第三者の 貸方勘定についての貸付は、理由の如何に係わらず他のINVENTCOの第三 者によってノミネートされたC/E移転者と行なうことが可能である。当然、I NVENTCOの第三者は、他の第三者の勘定細目を知らないので、上記貸付は 、適用可能な契約応用プログラムに知られている情報及び規則に従って自動的に 行なわれ、或いは、必要な場合に資産を移転したい第三者の貸方口座番号をVI RPROから要求するINVENTCOの第三者によって半自動的に行なわれる 。この口座番号は、ノミネートされた期間だけ有効であり、典型的には、ノミネ ートされた対価/権利移転者を伴う特定の第三者の実際の口座番号ではなく、こ の番号を含むINVENTCOのファイルへの参照符に過ぎない。 一方、借受は、第三者自身、及び、各第三者によりその権利を明示的に保証さ れた他の第三者によってノミネートされたC/E移転 者を伴うINVENTCOの第三者の借方勘定だけに対し行なうことができ、第 三者は、自分のために特定された規則及び条件に従って上記権利を実施する上記 他の第三者を必要とする。 INVENTCOの第三者が自分にノミネートされた勘定に対し借受を開始/ 認証することを求める場合、これは、対価/権利移転者によって指定され、(V IRPROの特定したINVENTCO通信処理に反映された)確認及び安全処 理を申し分なく遂行する第三者だけによって行なわれる。全ての利益参加C/E 移転者によって指定された処理のタイプには、(少なくとも)以下のタイプが含 まれる。第1に、INVENTCOの各第三者に対応する口座のPin番号の秘 密ファイルと、適当な装置を処理する顧客の一人に関連する多数の可能性のある 所有者のパスワードの要求−応答処理を開始させる同様の秘密の「ブラックボッ クス」をVIRPROに提供する対価/権利移転者は、上記顧客から受けられ「 ブラックボックス」によって処理された遠隔メッセージが本物であることを確認 する。第2に、対価/権利移転者は、INVENTCOの顧客にプログラマブル なスマートカード(又は等価な装置)を提供し、電話又は直接コンピュータライ ンを介して遠隔的に各顧客がINVENTCOに維持された口座との同一性を明 確に確信することを可能にさせ、これにより、最高取引額、可能な取引タイプ、 口座の使用パターン等のような因子に関係する所定のパラメータの範囲内でその 勘定に対する借受を認証する能力が得られる。第3に、INVENTCOは、第 三者が勘定の記録にアクセスする権利を付与するとき、又は、それに従って生成 された固有のタイムスタンプが付けられた基準番号を利用する実時間的ではない 処理によって、C/E移転者の陰の借方の勘定との直接的な秘密の第三者の通信 用機構と、上記勘定の正式な更新とを提供する。 INVENTCOの第三者が、INVENTCOの他の第三者がある形の継続 する権限に従ってノミネートされた勘定(の中の何れ か)に対し借受を開始することを認めたとき、これは、認証−保証第三者がノミ ネートしたC/E移転者によって指定され(及び、VIRPROが特定したIN VENTCOの通信処理に反映された)確認及び安全処理を申し分なく遂行して 認証された第三者自身だけによって行なうことが可能である。更に、上記の点で 全ての利益参加C/E移転者によって指定された処理のタイプには、(少なくと も)以下のタイプが含まれる:即ち、第1に、C/E移転者は、INVENTC Oの第三者の借方勘定の各々と、上記勘定に対し(定義されたパラメータの範囲 内で)借受を行なうことが認証された他のINVENTCOの第三者の各々とに 対応する口座のPin番号の秘密ファイルをVIRPROに供給する。第2に、 適当な装置を処理する顧客の一人に関連する多数の可能性のある所有者のパスワ ードの要求−応答処理を開始させる同様に秘密の「ブラックボックス」をVIR PROに提供するC/E移転者は、上記認証された者から受けられ「ブラックボ ックス」によって処理された遠隔メッセージが本物であることを確認する。第3 に、C/E移転者は、上記認証された者に配付するためINVENTCOの顧客 にプログラマブルなスマートカード(又は等価な装置)を提供し、電話又は直接 コンピュータラインを介して遠隔的に各顧客の陰の支払勘定の口座との同一性を 明確に確信するようにさせ、これにより、(最高取引額、可能な取引タイプ、口 座の使用パターン等のような因子に関係する所定のパラメータの範囲内で)その 口座に対する借受を認証する能力が得られる。第4に、INVENTCOは、直 接的な秘密の認証された第三者のC/E移転者の陰の借方勘定との通信用機構を 提供する。 各C/E移転者が指定した日(又は日の一部)の最後に、適用可能な契約応用 プログラムは(少なくとも)二つの物を上記移転者に移転する:第1に、要求が あれば、契約応用プログラムが有し、或いは、(適用可能な対価/権利単位、関 係する支払い/受取の通貨 及び国内通貨のタイプの各々に対する)C/E移転者の適当な清算権限と通信す る手形決済(又は等価な)口座のエントリーを表わす一連の数字である。上記数 字は、その日までのINVENTCOの顧客の取引の実体の全ての総計に対応す るバランスする正味の借受又は貸出の数字を表わす。第2に、(要求があれば、 上記正味の数字に対応する)その日に行なわれた全ての顧客の取引の細目ファイ ルである。上記取引と集計の数字の受信時に、C/E移転者は、各取引を適当な 実際の顧客の勘定に対し借受/貸付を行い、新しい「ひけの」口座残高を計算す ることが可能になる(上記「ひけの」残高は、適用可能な契約応用プログラムに よって顧客取引のファイルと通信された一日の終わりの残高と正確に一致してい る必要がある)。次いで、上記「ひけの残高」は、次の日のC/E移転者の口座 の「寄付き残高」になる。契約応用プログラムの通知処理は繰り返される。 適用可能な場合、C/E移転者等のクラスタの「手形交換所」(例えば、国立 中央銀行)の毎日の最後に、契約応用プログラムは、正味の手形決済の決算の実 体を関連する手形交換所に移転する。上記実体は、各々の関係したC/E移転者 に個別に移転された個々の顧客の口座のエントリーをバランスさせるため機能す る。 8. 産業上の利用性 本発明は、電子計算機とデータ通信の使用において産業上利用性がある。上記 装置及び方法は、計算機のプログラミングによって自動化された方法で危機管理 を実現可能にさせる。危機管理装置及び方法論に関係する事態の形は、物理的及 び技術的現象を含んでいるので、経済的活動の分野で価値がある。 付録 A キー用語集 A. Alpha(X)(アルファ(X)) 注文関係者の特定した事態の価値は、X番目の未来の製品事態価値の契約権利 支払い(利益)変曲点 Application Promoter(申請者本人) 取引のため申し込まれた特定製品と;第三者のカテゴリー及び第三者に係る条 件と;第三者の連累及び第三者の紛争解決処理の性質とを含む定義された契約応 用プログラムの下にある定義された規則及び規制を特定及び管理するVIRPR Oによって権限を与えられた者 Automatic/manual deal and no deal flags(自動/手動取引と取引無しのフラ グ) 各第三者によって契約応用プログラムに通知され、第三者が他の第三者と取引 を希望する方法を指定する指標 AXSCO 全ての第三者及びコンポーネントアプリケーションにリンクされた通信の協調 及び安全装置 B. Base Pricing probabilities(基礎評価確率) 契約で正式に指定された対価/権利、通貨、及び国内通貨単位で 表わされた可能性のある未来の各インデックス値で契約の単位権利支払いに対し 売主によって設定された価格 Beta(X)(ベータ(X)) 契約権利利益(支払い)の所望の通貨単位、X番目の事態値の変曲点に対応す る契約権利利益(支払い)の国内通貨単位で表わされた注文関係者の特定した所 望の権利利益(支払い)額 Bilateral Payments Netting indicator(双務負債純益指標) 参加第三者の全てのペアの間の支払/受取手数料の個別の「変動する」正味の 現在値が純益として得られる指標 Bilateral Payments Netting indicator(双務支払純益指標) 参加するINVENTCO第三者のペアの間の個別の一日の終わりの総支払/ 受取が純益として得られる指標 Commission rate(手数料率) 注文関係者の求める注文の「損益なしの」入札価格を上回る潜在的な対抗関係 者によって要求される最低限必要なパーセント利潤差額 Consideration/Entitlement Transfer Entity(対価/権利移転者) 財務力と、貸付資格と、誠実さの限定された最低水準を満たし、第三者のため 対価/権利の勘定を維持し指示に従って上記資産を移転することができる、VI RPROと申請者に許可された者 C0NTRACT APP stakeholder types(契約応用プログラム第三者タイプ) 期待される第三者タイプは、申請者本人と、製品スポンサーと、製品注文関係 者と、対抗関係者と、対抗関係者保証人と、取締り者と、対価/権利移転者と、 多様なその他の関係者である。 Contract and Product“absolute loss”limit(契約及び製品の「絶対損失」限 界) 損失をうける可能性のある特定レベルの尤度の査定とは無関係に契約/製品を 維持するため準備された潜在的対抗関係者によって指定される最大絶対損失の値 の限界 Contract and Product“expected loss”limit(契約及び製品の「期待損失」限 界) 対抗関係者の損失をうける可能性のある全てのレベルの尤度の査定に基づいて 契約/製品を維持するため準備された潜在的対抗関係者によって指定される最大 期待損失の値の限界 Contract Authorisatlon(契約認可) 注文関係者の製品購入注文は、求められた製品に適当なデータを含んでいるか どうかと、注文関係者が正確に確認、認定されたかどうかを照合する処理 Contract Collateralisation indicator(契約担保指標) 対抗関係者が契約の満期日に潜在的な権利の支払いの債務を清算し得ることを 保証するため、資産/金銭(担保)を独立した信託資金に定期的に移転すること が要求されるかどうか、及び、要求される場合の基礎は何かを指定する申請者本 人によって設定された記述子 Contract Confirmation(契約確認) 自動又は手動の何れかの認可によって関連する対価/権利移転者による注文関 係者の必要とされる製品対価及び手数料を支払う能力を承認することを含む、購 入の注文者に対し全ての影響された第三者の肯定的な合意を保障する処理 Contract Matching(契約成立) 注文関係者/潜在的対抗関係者の成立処理を参照のこと Contractual Obligation(契約上の債務) a.一方の者(又はグループ)が、合意した量の製品、サービス又は情報と引 換えに別の者(又はグループ)に製品、サービス又は情報を与えなければばなら ない拘束責任 b.全ての者が、少なくとも一つのコンポーネント装置に参加する条件として 指定、合意された関係に基づいて他の権限が与えられた者によって強いられる活 動の制約を許容するため、ネットワーク、汎用管理装置の実体VIRPRO、及 び、相互に対し有する拘束責任 Contract portfolio Netting(契約ポートフォリオ純益) 双務的又は多角債務的に注文関係者と対抗関係者の間の未来の支払いの権利債 務を「相殺する」又は「純益として得る」処理を表わすため使用される用語 Currency and National Currency exchange rates(通貨及び国内通貨交換レー ト) 契約の対価/権利の通貨及び国内通貨の要求を製品の対価/権利の通貨及び国 内通貨単位に変換するため使用されるレート D. Deal flag(協定フラグ) フラグがセットされた相手方の第三者と無条件に協定することを満足する第三 者であることを示す契約応用プログラムに通知される指標又は「フラグ」 Defined Circumstances(確定した環境) 注文関係者によって提供された製品−注文情報のカテゴリーの可能性のある組 合せ Defined Probbility Distributions(確定した確率分布) 注文関係者によって指定された少なくとも、確率分布形の指標と、分布の期待 値と、分布の標準偏差と、確率分布調整値又は関数を含む評価確率パラメータの 組 Desired Currency Denomination of Contract Entitlement(契約権利の所望通 貨単位) 注文関係者が求めた契約から受けることを望む潜在的な権利支払いの通貨を示 す用語 Desired Currency Denomination of Consideration Payment(対価支払の所望通 貨単位) 注文関係者が求めた契約に対する必要な対価として支払うことを望む対価の通 貨を示す用語 Desired National currency Denomination of Contract Entitlement(契約権利 の所望国内通貨単位) 注文関係者が求めた契約から受けることを望む潜在的な権利支払 いの国内通貨を示す用語 Desired National currency Denomination of Consideration Payment(対価支 払の所望国内通貨単位) 注文関係者が求めた契約に対する必要な対価として支払うことを望む対価の国 内通貨を示す用語 Discount rate(割引率) 潜在的な対抗関係者の期待未来権利の現在値を定めるため使用される率 E. Entitlememt(権利) 結果の範囲内の各結果に対し特定されたような満期に提示関係者によって期待 される支払。支払は、結果の範囲に亘り正及び負の両方の値である場合があり、 金銭又は金銭以外の形の品、サービス、約束、信用又は保障の何れでもよい。 EV-CE評価(EV−CE評価) 「評価に等価な期待値の確実性」は現在の期待値又は未来の契約の価値の計算 により得られることを意味する1次契約の価格検出機構 Expected Value(期待値) 全ての可能性のある契約権利の利益/支払額と、上記権利の支払額を契約上生 じさせる未来の事態の生起確率の注文関係者/対抗関係者の査定の積の和を意味 するEV−CE評価の関数 Expected value limits on a Counterparty's aggregate product portfolio( 対抗関係者の総製品ポートフォリオ上の期待値の限界) 「等価満期日」;「同月の満期日」及び「全ての可能な満期日」に関して指定 された何れかの時点で潜在的な対抗関係者によって指定されたオプションの値の 限界であり、製品期待損失限界と、個別の契約/製品上の期待損失によって計上 され得る対抗関係者の総製品ポートフォリオの全期待損失の最大(及び、場合に よっては最小)比率を含む。 G. Gamma(X)(ガンマ(X)) ガンマが数学的に定義し得る可能性のある全ての形を表わすよう注文関係者が 対応するアルファ(1)、ベータ(1)及びアルファ(2)、ベータ(2)等の 各々の間で特定した所望の関数の形 I. I-INVENTCO INVENTCOの基礎構造コンポーネント INVENTCO 遠隔通信、計算及び他の形の基礎構造と、基礎構造によって配置された多数の 市場とサポートサービスの組合せである、少なくとも一つの(相互に関係付けら れる可能性のある)装置の集合 M. M-INVENTCO VIRPROが認証した「市場」の応用ソフトウェアの保管所 Manual deal flag(手動協定フラグ) 第三者によって契約応用プログラムに通知され、第三者はフラグがセットされ た相手方の別の第三者が関係する協定を手動的に認証することを希望することを 示す指標又は「フラグ」 Multilateral Payments Netting indicator(多角的支払純益指標) 利益参加する第三者と、特定された第3当事者の管財/清算者の間の個別の一 日の終わりの総支払/受取から得られる純益 Multilateral Obligations Netting indicator(多角的債務純益指標) 利益参加する第三者と、特定された第3当事者の管財/清算者の間の未来の支 払/受取手数料個別の「変動する」正味の現在値から得られる純益 N. Negative Contract Payoffs(負の契約支払) 契約注文関係者が契約の潜在的な対抗関係者の偶発的な利益を有する場合の契 約タイプ(即ち、通常契約の逆) No Deal flag(協定無しフラグ) 第三者によって契約応用プログラムに通知され、第三者はフラグ がセットされた相手方の別の第三者とは全く協定する気がないことを示す指標又 は「フラグ」 O. Ordering party Contingent Claims Function(注文関係者の偶発請求関数) 注文関係者の製品支払要求を計算するための製品支払又は数学関数の特定 P. Portfolio Product“expected loss”limit(ポートフォリオ製品の「期待損失 」限度) 対抗関係者の損失をうける可能性のある全てのレベルの尤度の査定に基づいて 製品ポートフォリオを維持するため潜在的対抗関係者によって準備された最大期 待損失の潜在的対抗関係者によって指定される値の限界 Product Ordering Party(製品注文関係者) 契約応用プログラム製品に関心があり、契約応用プログラム製品を得ることが できる、VIRPROと申請者本人に認可される者 Product Establishment date/time(製品設定日/時) 申請者本人が取引のため限定された製品を最初に提供する日/時 Product future event value“density”indicator(製品の未来の事態の値「密 度」の指標) 申請者本人/製品スポンサーによって製品に対し指定された最低 及び最高の未来事態の製品定義値の間の中間点の数を特定する指標 Product event value“width”indicator(製品事態の値「幅」の指標) 申請者本人/製品スポンサーによって設定されたような製品により提供される 未来の事態の値の範囲(最小−最大)を特定する指標 Product future event value(製品の未来の事態の値) 満期日/時の限定された製品の実際の価値を示すために使用される用語 Product Maturity date/time(製品満期日/時) 成約した契約上の権利と関連する支払を実施させるため申請者本人が実際の事 態の値を決めることを要求される日時 Product Price Quote requests(製品価格の見積もり要求) 成立プロセスは停止され、所望の価格値付け又は価格値付けの範囲が得られた とき結果が注文関係者に通信される製品購入注文の一つのタイプ Product Purchase Orders(製品購入注文) 注文関係者が潜在的な対抗関係者の成立を求める、自動注文、手動注文及び「 隠れた」注文の三つのタイプからなる特定の製品購入注文 Product Purchase Order withdrawals(製品購入注文取消) 予め提示されているが、未だ確認されていない製品購入注文の処理を止めるた めの注文関係者が発行した要求 Product potential Counterparty(製品の潜在的対抗関係者) VIRPROと申請者本人に認可され、財務力と貸付資格と誠実さの限定され た最低水準を上回り、製品注文第三者に限定された契約応用プログラムを申し込 む者 Product Sponsor VIRPROと申請者本人に認可され、製品価値の時間的に連続した判定を含 む製品パラメータを詳細に定義する責任のある者 R. Regulator(取締り者) VIRPROに認可され、少なくとも一つの契約応用プログラムに地方、州、 国内又は国際的な管轄権を有する者 S. Set of Pricing Probabilities(評価確率設定) 「限定された環境」の価値によって特定され、申請者本人によってその製品に 対し定められた全ての実現可能な未来の製品事態に対し適用される、潜在的対抗 関係者が注文関係者の注文のクラスに適用する確率の範囲 Stakeholder(第三者) 少なくとの一つのINVENTCOのコンポーネント部分に登録された参加者 V. Value Dates(価値の日付) 成立した契約対価及び権利が関連する注文関係者/対抗関係者によって契約さ れるよう合意された夫々の日/時 VIRPRO INVENTCOのネットワーク及び汎用管理装置コンポーネント X. “X” 注文関係者が未来の製品事態の価値の許容範囲内で求める契約支払(利益)変 曲点(極値の点を含む)の数を示す用語 付録 B CONTRACT APPS(契約応用プログラム) 概要 契約応用プログラムとは、INVENTCO装置(M−INVENTCO)の 「市場」ソフトウェアの保管所内に存在し得る(但し、存在する必要がある訳で はない)応用ソフトウェアのある種の形を示す用語である。個々の契約応用プロ グラムの目的は2重であり:第1に、利益参加注文関係者と、関連する関係者及 び上記売買/交換/移転の性質、大きさ、構成に正当な関心を有するとしてIN VENTCO内に登録された他者に認められた対抗関係者の間で危機回避契約( 及びその契約の派生物)の売買/交換/移転を実施することである。第2に、全 ての成立/確認された契約を最終的な決済を含む満期日まで適切に管理すること である。 個々の契約応用プログラムは、契約応用プログラムの第三者によって定義され て具体化する特定の規則に従って上記タスクを実行する。契約応用プログラムは 、AXSCO上及びM−INVENTCO内に効率的に存在する。第三者のタイプ 契約応用プログラムは、以下の8(及びそれ以下の場合もある)通りの一般的 なタイプの「固有の」(他のINVENTCOの第三者とは区別されている)第 三者を収容する。上記8通りのタイプには:申請者本人と、製品スポンサーと、 製品注文関係者と、潜在的製品対抗関係者と、対抗関係者保証人と、取締り者と 、対価/権利移転者と、他の様々な関係者とを含む。 上記第三者を以下に幾分詳細に説明すると:申請者本人は、契約応用プログラ ムの機能の全体的な責任を負う者である(その責任は VIRPROによって保証されている);製品スポンサーは、売買の規則を促進 、統括し、次いで、申請者本人によって契約応用プログラムに含めるため選択さ れた製品を契約する限定された偶発的な請求の管理をする者である;製品注文関 係者は、潜在的製品対抗関係者から契約応用プログラムの製品を得ようとする者 である(製品注文関係者は製品対抗関係者である場合がある);潜在的製品関係 者は、製品注文関係者の契約応用プログラムの製品ニーズを潜在的に準備する者 である(潜在的製品関係対抗者は製品注文関係者である場合がある);対抗関係 者保証人は、製品注文関係者に対する潜在的な契約移転債務の何れか/全てを決 済する製品関係対抗者の能力を保証する者であり、製品関係対抗者は契約応用プ ログラムが「成立」させられた結果として上記製品注文関係者の対抗関係者にな る;取締り者は契約応用プログラムに関係する他のすべての第三者、特に、対抗 関係者保証人の進行中の行為を監督する;対価/権利移転者とは、他の全ての契 約応用プログラムの第三者が必要とされる対価/権利を他の全ての者と相互に移 転するため「勘定」を維持する者である;様々な関係者は、契約応用プログラム の機能に限定された利害関係を有する他の全ての者である。 様々な関係者には;申請者本人又は製品スポンサーによって、満期日に製品の 「価値」を正式に決めることを請け負わされた独立した者と;多角的な債務及び 支払の純益を得る管財/清算人組織と;独立した(取締り者ではない)課税及び 他の行政当局と;電子「ゲートウェイ」提供者(INVENTCOの外部)と; ホスト装置の組織(共通のホスト装置にリンクされたINVENTCO装置にあ る契約応用プログラムの場合)が含まれる。契約応用プログラムが上記の一般的 なタイプの各々に収容する固有の第三者の数に制限はない。製品タイプ 契約応用プログラムは、危機回避契約の「製品タイプ」に多数の属性の値の任 意の組合せを与える。上記多数の属性の中には:製品の基本的性質/目的と;製 品の設立/満期日時と;対価/権利の単位タイプ、通貨(適用可能な場合)及び 国内通貨(適用可能な場合)の製品に関係した対価/権利識別子と;製品の可能 な未来事態の価値の「幅」と「密度」の識別子と;様々な他の製品の記述子とが 含まれる。 「製品の基本的性質/目的」属性は:仮の権利支払規模識別子;市場識別子; 2次市場識別子;市場タイプ識別子を含む識別子を組み込む場合がある。「仮の 権利支払規模識別子」は、注文関係者の必要とされる仮の権利支払に対し規模の 数字を特定する。市場識別子は、製品が「実際」又は「見込み」の現象に関係す るかどうか、そのような現象の数(適用可能である場合)、及び適用可能な現象 のカテゴリー(例えば、工業的、科学的及び財政的市場掛けつなぎ等)を指定す る。2次市場識別子は、当該製品のより具体的な記述子を与える。市場タイプ識 別子は、(例えば、「所定の契約満期日/時に」、「契約満期日/時以前の特定 の時間に」等のようなものであれば限定されない)適用可能な未来の期間の日/ 時と、(例えば、現象の何らかの関連する値の指標(スポット値、平均値等)、 又は、現象の何らかの値の「変化率」の指標のようなものであれば限定されない )関連する未来の事態のタイプを特定する。「製品の設立/満期日時」属性は、 申請者本人が製品の売買を最初に申し込んだ日/時と、所定の製品が満期になる 日/時(即ち、契約の権利移転が実施され得るよう製品スポンサーが実際の事態 の価値の判定を要求される日/時)を夫々指定する。 「対価/権利の単位タイプ、通貨(適用可能な場合)及び国内通貨(適用可能 な場合)の製品に関係した対価/権利識別子」属性は以下のタイプ:即ち、(権 益及び権利、物理的資産、及び可能な 全てのタイプの「金銭」を含み得る)関連する対価/権利のタイプと;「金銭」 的対価/権利タイプの場合に対価/権利の通貨(この通貨タイプは:公立/私立 の記録供託所の供託金、商業クレジットカード会社の保証金、商業銀行預金、中 央銀行預金、課税当局の預かり金、ノンバンク手形交換所及び供託所の供託金等 を含む場合がある)と;「金銭」的対価/権利タイプの場合に対価/権利の国内 通貨識別子(この国内通貨タイプは、如何なる国の通貨、又は、合成的な通貨の 形でもよい)を特定する。 「製品の可能な未来事態の価値の「幅」と「密度」の識別子」属性は、夫々: 製品によって提供された未来の事態の価値の許容可能な範囲の最小及び最大値と ;製品によって提供された未来の事態の所定の最小値と最大値の間の中間点の数 を特定する。 「様々な他の製品の記述子」属性が特定するのは:問題の申請者本人によって 第三者のアクセスの程度が承諾された製品と;問題の申請者本人によって売買サ ービスの形態が承諾された製品と(この製品属性は、契約ポートフォリオ純益、 契約担保、対価貸付量、注文関係者の負の契約権利の指定可能性と、2次/派生 的市場製品売買の有効性のような物に関して実現可能な「第三者のサービス」の 範囲に対する製品のアクセス性を特定する);問題の申請者本人によって売買、 清算及び決済の「透明性」の程度が特定された製品のようなものである。取引タイプ 1次、2次、派生的な1次、派生的な2次の危機回避契約取引の範囲は、契約 応用プログラムによって融通される。 「1次」(及び、派生的な1次(例えば、オプション))危機回避契約取引タ イプ(付録Cに記載されたプロセス2及び4によって主として取り扱われる)の 範囲には:注文関係者が対抗関係者の「成立」を求めている注文関係者の注文( 及びオプション注文)と、 注文関係者の価格見積もり(及びオプション価格見積もり)請求と、注文関係者 の既存の製品注文の取消(及び製品注文上のオプションの取消)が含まれる。自 動注文は:(注文関係者は自動的に成立させられる準備が整っている注文であっ て、たとえ他の契約応用プログラムの第三者が「成立」の条件を予め特定してい ても、注文関係者の注文に定められた制約だけをうける注文である)通常の自動 注文と;(手動的に取引を認可することを求める契約応用プログラムの第三者が いない場合に、注文関係者は自動的に成立させられる準備が整っている注文であ って、たとえ他の契約応用プログラムの第三者が「成立」の条件を予め特定して いても、注文関係者の注文に定められた制約だけをうけ、そのようにすることに よって、潜在的に注文関係者を認定することが可能である)匿名の自動注文とか らなる。手動注文は:(注文関係者は、注文が最終的に承認される前に手動的に 認可することを求め、即ち、対抗関係者の「成立」が実施された後、契約が「確 認」される前に、たとえ他の契約応用プログラムの第三者が「成立」の条件を予 め特定していても、注文関係者の注文に定められた制約だけをうける)通常の手 動注文と;(手動的に取引を認可することを求める契約応用プログラムの第三者 がいない場合に、注文関係者は、注文が最終的に承認される前に手動的に認可す ることを求め、即ち、対抗関係者の「成立」が実施された後、契約が「確認」さ れる前に、たとえ他の契約応用プログラムの第三者が「成立」の条件を予め特定 していても、注文関係者の注文に定められた制約だけをうけ、そのようにするこ とによって、潜在的に注文関係者を認定することが可能である)匿名の手動注文 とからなる。 「2次」(及び、派生的な2次(例えば、オプション))危機回避契約取引タ イプ(付録Bに記載されたプロセス3及び5によって主として取り扱われる)の 範囲には:既存の契約内の特定された「危機対抗関係」の第三者の地位を「取得 」しようとしている取得 関係者の製品注文(及び、オプション注文)は、自動注文と手動注文とにより構 成される。 自動注文は:(取得関係者は自動的に成立させられる準備が整っている注文で あって、たとえ他の契約応用プログラムの第三者が「成立」の条件を予め特定し ていても、取得関係者の注文に定められた制約だけをうける注文である)通常の 自動注文と;(手動的に取引を認可することを求める契約応用プログラムの第三 者がいない場合に、取得関係者は自動的に成立させられる準備が整っている注文 であって、他の契約応用プログラムの第三者が予め特定した全ての「成立」の条 件に加えて、取得関係者の注文に定められた制約だけをうけ、そのようにするこ とによって、潜在的に取得関係者を認定することが可能である)匿名の自動注文 とからなる。 手動注文は:(取得関係者は、注文が最終的に承認される前に手動的に認可す ることを求め、即ち、「成立」が実施された後、契約「売り」が「確認」される 前に、たとえ他の契約応用プログラムの第三者が「成立」の条件を予め特定して いても、取得関係者の注文に定められた制約だけをうける)通常の手動注文と; (手動的に取引を認可することを求める契約応用プログラムの第三者がいない場 合に、取得関係者は、注文が最終的に承認される前に手動的に認可することを求 め、即ち、「成立」が実施された後、契約「売り」が「確認」される前に、たと え他の契約応用プログラムの第三者が「成立」の条件を予め特定していても、取 得関係者の注文に定められた制約だけをうけ、そのようにすることによって、潜 在的に取得関係者を認定することが可能である)匿名の手動注文とからなる。1次製品評価プロセスタイプ 契約応用プログラムは、「期待値/利用確実性等価(EV/U−CE)」評価 方式又は他の数学的に定義可能な評価方式に従って潜在的な対抗関係者が全ての 限定された(1次及び派生的な1次)製 品注文を自動的に「入札」することを可能にさせる。 「期待値−確実性等価(EV−CE)」評価方式の場合、各潜在的対抗関係者 は、他でもなく:未だ知られていないような製品注文のある限定された属性の指 標と;基本手数料率と;基本割引率と;(適用可能であれば)基本対価/権利単 位、通貨及び国内通貨変換レートの組と;基本単位製品価格と;(特定された注 文関係者によって提示された)特定の注文に依存する先行基本入札価格の決定因 子に対する所望の調整を指定する。 上記の未だ知られていないような製品注文のある限定された属性の指標(限定 された環境と呼ばれる)は:求められた偶発的請求の多数の属性と;注文関係者 が対抗関係者によって承諾された貸方であることに関心があるかどうか;注文関 係者が応用プログラムの可能性のある純益及び担保物に参加することに関心があ るかどうか;注文関係者が確定された製品に対し支払う準備のある最大(及び場 合によっては最小)対価額を含む(当該注文関係者とは無関係の)注文の多数の 特徴の組合せを反映する。上記基本手数料率は、製品注文の損益ゼロの対価入札 価格を超えて対抗関係者によって必要とされる必要最低限のパーセント利益の利 ざやを指定する。 上記基本割引率は、契約と関係する対抗関係者の期待される未来の事態の現在 の値を定める(注文関係者の対価の純益であり、未来の収入のストリームに対し この対価が発生すると期待される)。上記基本対価/権利単位、通貨及び国内通 貨変換レートの組は、適用可能な場合、注文関係者の契約要求を製品の基本対価 /権利単位、通貨及び国内通貨に変換し、契約成立プロセスは製品注文に対する 対抗関係者の値付けを比較し得るようになる。 上記基本単位の製品価格は、可能性のある未来の値の各々で契約の単位権利の 支払に対し潜在的対抗関係者によって設定された価格であり、契約の正式に特定 された対価/権利のタイプと、適用可能ならば、通貨タイプ及び国内通貨タイプ の単位で表わされる(上記 単位の価格は、実施可能な未来の製品事態の各々に対し直接入力された数字(そ の数字の合計は1に達しても達しなくても構わない)、又は、定義された数学的 関数のパラメータとして指定することができる)。特定の注文を提示する特定の 注文関係者に依存する先行する基本入札価格の決定因子に対する上記所望の調整 には:手数料率の調整と;割引率の調整と;通貨交換レートの調整と;国内通貨 交換レートの調整が含まれる。 「期待利用性確実性等価(EU−CE)」評価方式の場合、各潜在的対抗関係 者は、製品/契約と関係すると想定される可能性のある全ての対価及び権利「支 払額」に対し「利用性ベンチマーク」の数字だけではなくEV−CE評価方式に 適用される上記パラメータの全てを特定する。1次製品成立プロセスタイプ 契約応用プログラムは、可能性のある多数の(1次及び派生的な1次)注文成 立プロセスの中からどれでも同様に提供することができ、ここで、上記プロセス は逐次処理と並列処理を含む多重形のプロセスでも構わない。 逐次的な注文成立プロセスは、それが実現する「逐次判定」及び「成立」規則 によって特徴付けられ、「逐次」規則には:「後入れ先出し(LIFO)」と; 「先入れ先出し(FIFO)」と;値付けされた優先度等の多数のタイプがある 。成立規則は多数のタイプの中の何れでもよく、例えば、特定の成立プロセスは :各製品注文関係者に対し、注文関係者が支払う準備のある最高価格以下の製品 価格を提示する対抗関係者(又は、複数の対抗関係者)を探し(ここで、判定さ れた契約価格は、潜在的対抗関係者により提示された最低価格、又は、注文関係 者が特定した「最高対価額」と潜在的対抗関係者によって提示された最低価格の 間の中間点等の何れかである);或いは、各潜在的製品対抗関係者に対し、対抗 関係者が取引 する準備ができている価格を上回る最高価格を支払う準備がされた注文関係者を 探す(ここで、判定された契約価値は:注文関係者の「最高対価額」の価格、又 は、対抗関係者が受け取る準備のできている最低価格と注文関係者の「最高対価 額」の価格の間の中間点等の何れかである)。 並列的な注文成立処理は、予め定められた目的に従ってあるタイプの最適な解 を求めるプロセスである。上記目的は、例えば:「注文関係−対抗関係者の成立 する数を最大にする」;又は、「実際及び所望の注文関係者と対抗関係者の成立 属性の値の間の(見込み重要度に従って重み付けされる場合のある)差の合計を 特定する関数の値を最小にする」である。 更に、上記逐次的及び並列的な両方の成立処理は、仮契約成立規則;及び、税 引き前及び税引き後の価格の最適化機構を提供することが可能である。応用タイプ 契約応用プログラムは:「組織内」応用プログラム又は「公衆」応用プログラ ム;「単独の潜在的対抗関係者」応用プログラム又は「多数の潜在的対抗関係者 」応用プログラム;「取締り者」による他の応用の第三者の監視の程度と形態が 異なる応用プログラム;「対抗関係者保証人」による製品潜在的対抗関係者の監 視の程度と形態が異なる応用プログラムをなす。 契約応用プログラムは、期日が「即時」(契約成立が確認された時間を正確に 意味する);又は、秒、分、時間又は日の基準で表わされた未来の定められた時 間まで延期された対価「支払」の値をサポートする。同様に、契約応用プログラ ムは、期日が「即時」(適用可能な申請者本人が満期になる契約の結果を他の契 約応用プログラムの第三者に正式に通知したときを正確に意味する);又は、満 期になる契約の「結果」が知られた後に定められた時まで延期され た権利「支払」の値をサポートする。 契約応用プログラムによれば、契約は作成後に修正及び清算することが許され る。契約は:関連する「危機対抗関係者」による特定の契約に対する直接交渉; 又は、「派生的」2次危機回避契約取引の買収/売却(付録Cのプロセス5を参 照のこと)を介して修正することが可能である。同様に、契約は:契約の売却( INVENTCOの内部又は外部);及び、最初の注文関係者と対抗関係者の間 の契約に関する交渉によって作成後に清算することが可能である。更に、契約は 、利害関係のある注文関係者/対抗関係者が(INVENTCOの内又外にある )契約の鏡像を取得することによって効率的に清算することが可能である。注文後のプロセスタイプ 契約応用プログラムは、上記の一般的なタイプの「取引」のため種々の一般的 なタイプの「注文後プロセス」管理機能を担い、その機能の中には:全ての契約 応用プログラムの第三者が相互に、及び、、適用可能な契約応用プログラム又は INVENTCO全体の何れかの外にいるVIRPROが許可した者と結んだ契 約上の責任の正式な登記を維持する機能と;契約応用プログラムの第三者間、及 び、契約応用プログラムの第三者と各々の適用可能な契約応用プログラムの外に いるVIRPROが許可した者との間で、対価と権利債務の独立した評価を行な う機能と;契約応用プログラムの取引に関連する対価及び権利債務の上記評価に 基づいて、契約応用プログラムの第三者間、及び、契約応用プログラムの第三者 と各々の適用可能な契約応用プログラムの外にいるVIRPROが許可した者と の間で、「担保」の対価/権利の移転を決定し履行する機能と;契約応用プログ ラムの第三者間、及び、契約応用プログラムの第三者と各々の適用可能な契約応 用プログラムの外にいるVIRPROが許可した者との間で、累積した「対価/ 権利の債務」の双務純益を必 要に応じて決定し取得する機能と;契約応用プログラムの第三者間、及び、契約 応用プログラムの第三者と適用可能な各契約応用プログラムの外にいるVIRP ROが許可した者(ノミネートされた第三者の「手形交換所」の実体が含まれる )との間で、累積した「対価/権利の債務」の多角的純益を必要に応じて決定し 取得する機能と;満期になる契約に関連する処理、勘定、報告、及び、権利「支 払」のタスクを管理する機能と;全ての契約応用アプリケーション(及び、他の INVENTCO)第三者と、INVENTCOの外にいるVIRPROが許可 した者の間で支払われる装置の使用及びアクセス料金を定める機能と;契約応用 プログラムの第三者間、及び、契約応用プログラムの第三者と適用可能な各契約 応用プログラムの外にいるVIRPROが許可した者の間で、「双務純益として 得られた」対価/権利の移転を必要に応じて決定し履行する機能と;契約応用プ ログラムの第三者間、及び、契約応用プログラムの第三者と適用可能な各契約応 用プログラムの外にいるVIRPROが許可した者(ノミネートされた第三者の 「手形交換所」の実体が含まれる)の間で、「多角的純益として得られた」対価 /権利の移転を必要に応じて決定し履行する機能と;契約応用アプリケーション (及び他のINVENTCO)の第三者のカスタマイズ化された情報を作成し配 付する機能が含まれる。補完的プロセスタイプ 契約応用プロセスは、多数の他のタイプのサポートプロセスを受け持ち、その プロセスには:第三者が契約応用プログラム取引によって開始された移転とは無 関係に対価、権利、及び他の「支払」債務を互いの間で移転することを可能にさ せること(付録Cのプロセス7の説明を参照のこと);契約応用プログラム(及 び他のINVENTCO)の第三者がINVENTCOの多数の面との最良のイ ンタフェース法を決めるのを補助するため契約応用プログラム(及び他のINV ENTCO)の第三者に特定の装置に対する共有アクセスを提供すること(付録 Cのプロセス8の説明を参照のこと);及び、契約応用プログラム(及び他のI NVENTCO)の第三者にINVENTCOが容易にさせた「付加価値サービ ス」の範囲へのアクセスを提供すること(付録Cのプロセス9の説明を参照のこ と)が含まれる。注文成立制約タイプ 売買中、契約応用プログラムは、特定の契約応用プログラムに対する全ての第 三者が、特に、自分が取引したい、又は、取引したくない何れかの他の第三者、 及び、自分がある形式の権限を制御する他の何れかの契約応用プログラムの第三 者に係る取引の中のある面を手動的に許可したいと考える条件を特定する。 自分が取引したい、又は、取引したくない他の第三者を指定する場合、契約応 用プログラムの第三者には種々の選択の自由がある。申請者本人は、許容し得る 製品スポンサーと、製品と、注文関係者と、潜在的な対抗関係者を応用の範囲内 で個別にタイプによって指定する。同様に、製品スポンサーは、許容し得る申請 者本人と、製品と、注文関係者と、潜在的対抗関係者と、対抗関係者保証人を応 用の範囲内で個別にタイプによって指定する。 製品対抗関係者と注文関係者(集合的)は:自分が取引を望み又 は望まない注文関係者/潜在的対抗関係者を個別にタイプによって指定し;契約 純益に含まれるべき準備の程度及び申請者本人によって提供された担保取決めを 指定し;自分が取引を望み又は望まない申請者本人と、製品スポンサーと、製品 と、対価/権利移転者を個々にタイプによって指定し;自分が取引をすることを 好み、かつ、排他的に取引をしたいと望む注文関係者/潜在的対抗関係者を指定 し;自分が必要とする取引の透明性の程度を指定し;確認する前に注文の成立を 手動的に許可したいかどうかを指定する。 潜在的対抗関係者は、自分が貸付を申し込む用意のある注文関係者、又は、注 文関係者のクラス(及び、どういう条件であるか)と、「注文関係者保証人」が 貸付を申し込む用意のある者及びその貸付の条件を指定することができる。同様 に、製品注文関係者(だけ)は:自分が取引を望み又は望まない対抗関係者保証 人を(個々にタイプによって)指定し;対抗関係者−貸付の特定の形式を実施す るため自分が排他的又は優先的に取引したいと思う対抗関係者を指定し;自分が 取引を望み又は望まない(INVENTCOの外にいる)潜在的「注文関係保証 人」を指定することができる。 対抗関係者保証人は、売買する権限のある潜在的対抗関係者と、間接的に関係 を結ぶ準備のある申請者本人と、製品スポンサーと、他の注文関係者を指定する ことができる。同様に、取締り者は、売買する権限のある対抗関係者保証人と、 注文関係者と、申請者本人と、製品スポンサーと、製品を指定することができる 。最後に、対価/権利移転者は、自分が取引する覚悟があるか又は覚悟がない注 文関係者と、対抗関係者と、申請者本人と、製品スポンサーと、対抗関係者保証 人に関し最新の規則を監視し維持し得る。注文関係者要求条件 売買中、契約応用プログラムは、上記「製品タイプ」及び「他の第三者の掛か り合い」の情報と;自分が求めている特定の注文の多 数の属性と;契約対価額の対抗関係者によって承諾された貸方であること、又は 、当該応用プログラムの可能性のある純益及び担保物を利用することに関心があ るかどうかと;定められた製品に対し支払う準備のある最高(及び、場合によっ ては最低)対価「価格」と;種々の他のニーズの大きさを指定するため、自分の 選択した製品の注文を登録する際に契約応用プログラムに対する1次製品注文関 係者の第三者を必要とする。ここで、上記種々の他のニーズの大きさには:他の 契約応用プログラムの第三者によって識別されることを望む名前/タイトルと; 自分の注文が提示されることを望む時間と;注文が提示された後、自動的に取り 消されるまでに注文が維持されることを必要とする時間間隔と;注文の一部成立 を認める用意があるかどうかと;自分が晒されることを望む市場透明性の程度と ;成立した契約を認証されたINVENTCOの2次市場上で取引する選択権を 持ちたいかどうかと(付録Cのプロセス5の説明を参照のこと);注文に関する 潜在的抵抗関係者の見積もりを手動的に考慮/認可することを望むかどうかと; 潜在的対抗関係者の見積もりが手動的に考慮/認可されることが必要である場合 、潜在的対抗関係者の見積もり細目が注文関係者に与えられた後、注文関係者が 見積もりを斟酌したいと思う最大の時間と;「支払」を行い/受取りたいと思う 対価/権利移転者の関連する口座が含まれる。 注文関係者が求めている特定の1次注文の上記多数の属性は:所望の偶発的請 求注文の権利の「調整」を直接入力することを望むか望まないかと;1次元又は 多次元の何れかの関数であって所望の製品注文を反映する権利の関数を数学的に 指定することを望むかどうか(少なくとも二つの現象に条件付けられた偶発的な 契約権利を示す)と;契約の対価/権利の「支払」/「受取」を行いたいと思う 「対価/権利単位」、「通貨」(適用可能な場合)、及び「国内通貨」(適用可 能な場合)を含む。注文関係者が所望の1次製品注文を1次元権利関数として数 学的に指定したいと思う場合:入力され た条件「X」は、注文関係者が未来の製品事態の価値の許容範囲内で探している 契約権利の「変曲点」(値の範囲の極値の点を含む)の数を示し;入力された条 件「アルファ(X)」は、X番目の未来の製品事態の価値の契約権利の変曲点に 対応する注文関係者の特定した事態の価値を示し;入力された条件「ベータ(X )」は、X番目の事態の価値の変曲点に対応する注文関係者の特定した所望の権 利額(所望の「対価/権利形式」、「通貨」及び「国内通貨」の権利単位)を示 し;入力された条件「ガンマ(X−1)」は、〔アルファ(1)、ベータ(1) 〕と〔アルファ(2)、ベータ(2)〕、〔アルファ(2)、ベータ(2)〕と 〔アルファ(3)、ベータ(3)〕等(適用可能である場合)の対応関係の各々 の間の注文関係者の特定した所望の関数の形を表わし、ここで、ガンマは、数学 的に定義することが可能である実現し得るすべての形を表わす。潜在的対抗関係者要求条件 売買中に、契約応用プログラムは、更に、注文を自動的に評価する基準をなす 種々のパラメータを定義するため、契約応用プログラムに対し1次製品「潜在的 対抗関係」の第三者を必要とする。上記パラメータには、上記1次製品「潜在的 対抗関係」の第三者が定められた製品注文に基づいて「対価の入札」を確立した いと思うパラメータと;上記1次製品「潜在的対抗関係」の第三者が定められた 製品注文関係者の注文に対し対抗関係者になる場合に満たされることが必要とす る実現可能な個別的な契約及び製品の制約と;上記1次製品「潜在的対抗関係」 の第三者が定められた製品注文関係者の注文に対し対抗関係者になる場合に満た されることが必要とされる実現可能な期待値製品ポートフォリオ制約とが含まれ る。 上記「EV−CE」評価方式下で定義された製品注文に「対価の入札」を確立 したいと思うパラメータを定める際、各潜在的対抗関係者は、特に:全ての可能 性のある製品注文の中から適切な「限定 された環境」の指標と;基本「手数料率」と;基本「割引率」と;(適用可能な 場合)基本「対価/権利単位」、「通貨」及び「国内通貨」交換レートの組と; (特定製品注文に基づいて)「限定された」指標の所定値に従って特定の製品注 文上で基本「単位製品価格」と;基本の手数料率と、割引率と、交換レートと、 単位製品価格とに対する所望の調節を特定することを要求される。 潜在的対抗関係者が定められた製品注文関係者に対する対抗関係者になる場合 に満たされることを要求する可能性のある個別の契約及び製品の制約は:絶対損 失限度の制約(この制約は単独の数字の制約及び/又は関数の制約として特定さ れる)と;期待損失限度制約(この制約は、潜在的対抗関係者があらゆる実現可 能な未来の製品価値が生じる尤度の査定を考慮して、契約/製品で被る覚悟のあ る最大の「期待」総損失を定義する)と;定義された個別の契約/製品の期待損 失によって説明され得る潜在的対抗関係者の契約/製品の全体の期待総損失の最 大の割合上の制約を含む。同様に、潜在的対抗関係者が定められた製品注文関係 者に対する対抗関係者になる場合に満たされることを要求する可能性のある期待 値製品ポートフォリオ制約は:個別の契約/製品の期待損失によって説明され得 る潜在的対抗関係者の製品ポートフォリオの全体の期待総損失の最大(及び、場 合によっては最小)の割合を含む。通信 契約応用プログラムの第三者は、AXSCOを介して適用可能な契約応用プロ グラムと通信する。個々の「第三者−AXSCO間」通信は、以下の方法:AX SCO結合された「生のオペレータ」又は「記録通信」装置を備えた音声通信; AXSCOとの直接的なタッチテレフォン(touch-teleophone)通信;又は、( 専用又はダイヤル呼出しラインを介する)AXSCOとのコンピュータ−ツウ− コンピュータ通信の中の何れか/全部の方法でなされる。上記三つ の通信形式の何れの場合でも、契約応用プログラムの第三者は、AXSCOとの 通信の際に特定されたコンピュータハードウェア及び/又はソフトウェア機構を 利用する必要がある(付録Hに引用された「支払」許可「ブラックボックス」装 置を含む)。コンポーネントプロセス 遠隔通信/コンピュータハードウェア上にある遠隔通信/コンピュータソフト ウェアとして現れる場合、個々の契約応用プログラムは、多数のデータファイル を利用し、少なくとも一つの処理ユニットにあるプロセスのクラスタからなる( 詳細は付録Cに記載されている)。9個の(及び、それより多くても少なくても よい)特定のプロセスと関連するデータファイルは契約応用プログラム内にあり 、9個のプロセスは:他の全てのプロセスサポートするファイルの管理及び更新 タスクを処理するプロセス(プロセス1と呼ばれる)と;「1次」危機管理契約 取引の受取と処理を扱うプロセス(プロセス2と呼ばれる)と;「2次」危機管 理契約取引の受取と処理を扱うプロセス(プロセス3と呼ばれる)と;「派生的 −1次」危機管理契約取引の受取と処理を扱うプロセス(プロセス4と呼ばれる )と;「派生的−2次」危機管理契約取引の受取と処理を扱うプロセス(プロセ ス5と呼ばれる)と;上記全4タイプの危機管理契約取引の「事務」管理を処理 するプロセス(プロセス6と呼ばれる)と;第三者間の対価、権利、及び他の「 支払」債務移転に関連する取引以外を処理するプロセス(プロセス7と呼ばれる )と;契約応用プログラム(及び、他のINVENTCO)の第三者がINVE NTCOの多数の面とインターフェースする最良の方法を決める上記第三者を助 ける専門家システムに対するアクセスを処理するプロセス(プロセス8と呼ばれ る)と;INVENTCOが容易化させた「付加価値サービス」の範囲に対する 契約応用プログラム(及び他のINVENTCO)の第三者のアクセスを処理す る プロセス(プロセス9と呼ばれる)とからなる。上記プロセスは並列的に機能し てもよい。 付録C 契約応用プログラムプロセスの説明 プロセス1 プロセス1は、他の全てのプロセスをサポートするファイルの管理及び更新タ スクを処理する(図18)。図18に記載されている製品(PRODUCT)、 製品取引(PRODUCT TRANS)、協定リスト(DEAL LIST) 及び協定リスト取引(DEAL LIST TRANS)ファイルは、1次、2 次、派生的1次、派生的2次の契約注文に個別又は一括的に適用される。売却価 格(SEL PRICE)、売却価格取引(SEL PRICE TRANS) 、売却限度(SEL LIMIT)及び売却限度取引(SEL LIMIT T RANS)ファイルは、1次及び派生的1次契約注文だけに適用される。売買価 格(TRADE PRICE)、売買価格取引(TRADE PRICE TR ANS)、売買限度(TRADE LIMIT)及び売買限度取引(TRADE LIMIT TRANS)ファイルは、2次及び派生的2次契約注文だけに適 用される。 プロセス1により処理されるファイル管理及び更新タスクは:契約応用プログ ラムの第三者から受けられた汎用データファイル情報を処理し;関連する他のI NVENTCOの第三者、特に、VIRPRO及びAXSCOから受けられた汎 用データファイルと他の注文処理情報を処理し;契約応用プログラムの第三者か ら直接受けられた売買サポート情報を処理し;潜在的な対抗関係者の1次及び派 生的1次の製品注文「対価入札」パラメータ及び注文成立制約を処理し;現行の 契約提示関係者の2次及び派生的2次の注文成立制約を処理し;INVENTC Oの外にいる者から様々の情報を処理する。 現行及び将来の第三者は、その適用可能な契約応用プログラムに特定された識 別子と他の情報を与え、この情報の完全さを連続的に維持することが必要とされ る。各第三者の情報には:適用可能な名前、住所、契約番号及び照会と;所望の 装置アクセス媒体と;対価/権利移転者の勘定細目と;適用可能であれば、別の INVENTCOの第三者によって支払われる可能性のある手数料及び料金の必 要とされる予定表が含まれる。この情報は、データファイルの管理ファイル(A DMIN)に保持され、更新された情報は管理取引ファイル(ADMIN TR ANS)によって受けられる。 VIRPROは、適用可能な契約応用プログラムに種々の形式の汎用データフ ァイル情報を提供し、この情報には:(各)契約応用プログラムの申請者本人に 関係する識別データと;許可された装置アクセス媒体のタイプの細目と;各応用 で利用可能な対価/権利単位とが含まれる。更に、この情報は、管理データファ イルに保持され、更新された情報は管理取引ファイルを介して受けられる。 VIRPROは、同様に、適用可能な契約応用プログラムに種々の形式の汎用 データファイル情報を提供し、この情報には:INVENTCOの種々の部分の 間及びINVENTCOの種々の部分とINVENTCOの外にある者との間で 送受信された全てのデータに関する情報と;データトラフィック量、データファ イル格納場所情報等を含む種々のタイプの統計的な情報が含まれる。この情報は AXSCOによって連続的に収集され、履歴(HISTORY)データファイル に保持される。 契約応用プログラムの第三者から直接受けられた売買サポート情報は:一般的 な性質の第三者関係情報と、個々の第三者からの特定情報とからなる(付録Bに 詳細に説明されている)。 一般的な性質の第三者関係情報は、「取引通信パラメータ」と「自動/手動協 定及び協定無しフラグ」とにより構成される。取引通信パラメータは、安全のた めINVENTCO内の自分の通信の 全てがその範囲内に収まることを望む境界を定める、全ての(登録された)契約 応用プログラムの第三者によって設定されたパラメータである。自動/手動協定 及び協定無しフラグは、必要に応じて、全ての(登録された)契約応用プログラ ムの第三者によってセットされ、他の契約応用プログラムの第三者との関係に関 し自分の要求条件を示す「フラグ」である。この情報は、協定リストデータファ イルに保持され、更新された情報は協定リスト取引ファイルによって受けられる 。 個別の第三者からの特定の情報は、関連する第三者のカテゴリに従って異なる 。 申請者本人は、特に:製品データファイルの情報(更新された取引は製品取引 ファイルから受けられる)と、管理データファイルの未来の情報(更新された取 引は管理取引ファイルから受けられる)を提供する。製品データファイルの情報 には、売買/交換/移転のための特定の製品申請者本人の申入れの詳細が含まれ る。管理データファイルの情報には:申請の基礎をなす価格評価及び成立プロセ ス;申請の基礎をなす対価/権利の「価値期日」;申請に参加することを許可さ れた他の第三者のカテゴリと、他の第三者が参加する際の制約;潜在的対抗関係 者による対抗関係保証人の約束の特定の規則;契約応用プログラム第三者が申請 の「対価貸付」、「担保」及び「純益」特性を利用するための有効性、言い換え ると、条件及び制約(種々の注文後処理の管理規則に具現化されている);及び 、申請に係る対価/権利移転者の詳細と、口座収支に関する関連する安全情報と が含まれる。 製品スポンサーは自らが提供する製品の完全な細目を提供し;製品注文関係者 と潜在的対抗関係者は、相互に(一括的に)、自分が取引したいか、或いは、排 他的に関係したい関係者を示す。潜在的対抗関係者は(排他的に)多数の特定の 情報を提供し、その情報には:機能させるべく選択された申請者本人と、製品ス ポンサーと、 対抗関係者保証人の規則の細目;注文関係者に申し込まれた貸付があれはその限 度を記録するデータと、(個々の注文関係者、及び/又は、注文関係者の限定さ れたクラスに適用可能な)上記貸付限度の一般的及び特定の条件及び制約;潜在 的対抗関係者が注文の対価の「値付け」を判定したい際に用いるパラメータが含 まれる。対抗関係者保証人は、保証と保証の性質に同意した潜在的対抗関係者が あれば、その詳細を提供する。取締り者は:申請に利害関係があり、互いに関係 する者(例えば、何れの対抗関係者保証人が何れの対抗関係者を担当するか、何 れの潜在的対抗関係者が何れの製品を提供するか等);その方式のため明らかに された特定の規制;及び、全てのタイプの注文と関連する取引の課税措置を定め るパラメータの詳細を提供する。対価/権利移転者は「開設」された継続中の口 座の収支と勘定差引更新のサービスを提供する。上記情報の全ては、管理データ ファイルに保持され、更新された情報は管理取引ファイルを用いて受けられる。 潜在的対抗関係者1次製品注文「対価入札」パラメータと注文成立制約を取り 扱う場合、潜在的製品注文対抗関係者は特に:限定された製品注文上で「対価入 札」を確定したい場合に用いる種々のパラメータを定義し;潜在的対抗関係者が 、関連する特定の注文関係者による製品注文の「基礎価格」の値付けに対する調 整を決めたい場合に使用するパラメータを定め(この情報は売却価格データファ イルに保持され;更新された情報は売却価格取引ファイルによって受けられる) ;可能性のある個々の契約と、潜在的対抗関係者が決められた製品注文関係者の 注文に対し対抗関係者になる場合、満たされることを要求する製品制約を定め; 潜在的対抗関係者が決められた製品注文関係者の注文に対し対抗関係者になる場 合、満たされることを要求する可能性のある期待値製品ポートフォリオの制約を 定める(上記の最後の二つの情報のカテゴリは、売却限度及び買収限度データフ ァイルに保持され、更新された情報は売却限度取引 ファイルを用いて受けられる)(より詳細には付録Bを参照のこと)。 現行の契約申込み関係者の2次注文成立制約を取り扱う場合、申込み関係者は 特に:当該関係者が契約の第三者としての地位を売却したいと思う契約の注文識 別番号と、各契約に対し、契約上の地位の「売却」が実施される前に満たされる 必要がある価格評価と他のパラーメータを特定することが要求される。この情報 は売買価格データファイルに保持され、更新された情報は売買価格取引ファイル を用いて受けられる。 潜在的対抗関係者の派生的1次注文の「対価入札」パラメータと、注文成立制 約を取り扱う際、潜在的製品注文対抗関係者は1次製品注文に関する上記情報と 本質的に同一の情報を提供することが必要である。しかし、更に、当該派生的1 次取引の関連するタイプに直接適用可能な情報(例えば、後日1次製品注文を確 立する選択権)が必要とされる。 現行の契約申込み関係者の派生的2次注文の成立制約を取り扱う場合、申込み 関係者は2次製品注文に関する上記情報と本質的に同一の情報を提供することが 必要である。しかし、更に、当該派生的2次取引の関連するタイプに直接適用可 能な情報(例えば、後日1次製品注文の地位を売却する選択権)が必要とされる 。 INVENTCOの外にいる者からの種々の情報を取り扱う場合、この情報は あらゆるタイプの情報である可能性があり、潜在的にINVENTCOの何れの 部分によって使用されても構わない。この情報は、管理取引ファイルを介して受 けられた更新された情報と共に管理データファイルの保持される。プロセス2 プロセス2は、多重タイプである「1次」危機管理契約取引(この用語は付録 Dに定義されている)の受取と処理を扱う(付録Bに 詳細に説明されている)。プロセス2の種々のサブプロセスは、製品注文処理と 、価格見積もり要求と、現行の製品注文の取消を含むあらゆる可能な形の取引の 受取と処理を扱う。 1次「製品注文」は、中心の「1次」危機管理契約取引タイプよりなる(図1 9は概略的なフローチャートであり、明細書文中には、この取引タイプの処理の フローチャートと詳細な説明が記載されている)。 1次製品注文は、以下の情報のキー項目:注文関係者識別情報;契約応用プロ グラムの申請及び製品識別情報;「他の第三者連累」情報;(権利関係又は数学 的関数として直接入力された)注文関係者の所望の製品特定の形式;注文特定に 1次元数学関数が用いられているときの上記関数のパラメータを組み込む(上記 関数のパラメータは条件「X」と、条件「アルファ(X)」と、条件「ベータ( X)」と、条件「ガンマ(X)」;契約の対価及び権利の「額面タイプ」、「通 貨(適用可能な場合)」及び「国内通貨(適用可能な場合)」;注文関係者が潜 在的対抗関係者によって保証された未定の契約対価額に対する貸付に関心がある かどうか;注文関係者が当該応用プログラムの可能性のある純益及び債務を利用 することに関心があるかどうか;注文関係者が定められた製品に対し支払う覚悟 のある対価「価格」の範囲;様々な他の注文関係者のニーズの大きさ、及び関連 する「支払」を支出し/受け取る対価/権利移転者の口座を含む可能性がある) 。その受取時に、上記情報の全ては1次注文新規(PORD NEW)ファイル に書き込まれ、次いで、そこから処理される。 1次製品注文の処理にはサブプロセス−注文認可、注文成立、成立された注文 の確認が含まれている。「通常の自動」1次製品注文と呼ばれる最も典型的であ ると考えられる形式の注文の場合、上記サブプロセスは以下のように機能する: 1次製品注文認可サブプロセスは、全ての注文が求められている 製品に適切なデータを含んでいること、各注文関係者は正確に識別され、資格認 定されたことを照合する(このサブプロセスは主として1次製品(PPRODU CT)データファイルを利用する)。 1次製品注文成立サブプロセスは、申請者本人が特定した応用プログラムに具 現化された「成立規則」に従って、注文関係者の取引に最良である可能性のある 対抗関係者を配置する。上記サブプロセスは、かかる配置を三つのコンポーネン トサブプロセス、即ち:潜在的対抗関係者の短いリスト、個々の潜在的対抗関係 者の「評価」計算、及び対抗関係者選定を利用して実行する。 「潜在的対抗関係者の短いリスト」サブプロセスコンポーネントは、適切であ ると考える対価を注文関係者から受け取ったとき、注文関係者によって求められ た製品を提供するつもりのある(潜在的対抗関係者がいる場合)潜在的対抗関係 者のリストを確立する(このサブプロセスは主として1次協定リスト(PDEA L LIST)データファイルに基づいている)。 個々の潜在的対抗関係者の評価計算サブプロセスコンポーネントは、各々が製 品注文関係者(又はその一部)の製品注文に実行する準備のある「入札」を計算 し、上記潜在的対抗関係者を潜在的対抗関係者の短いリストファイルに追加する ため、潜在的対抗関係者の短いリストに掲載された各々によって予め特定された 上記評価パラメータを利用する(このサブプロセスは主として1次売却価格(P SEL PRICE)データファイルに基づいている)。 「対抗関係者選定」サブプロセスコンポーネントは、全ての適用可能な応用プ ログラムの第三者が予め特定したあらゆる成立制約を考慮し、応用プログラムに 具現化された申請者本人が特定した「成立規則」に従って、上記「潜在的対抗関 係者の短いリスト」から注文関係者の取引に最良である可能性のある対抗関係者 を抽出する。上記選定が行なわれ、価格値付けが注文関係者によって特定された 許容限度の範囲内にあり、関連する第三者による手動認可の介入の 要求がない場合、成立した注文が存在すると考えられる(このサブプロセスは主 として1次売却限度(PSEL LIMIT)ファイルに基づいている)。 成立注文の確認サブプロセスは、契約に対する影響された全ての第三者の肯定 的な取決めを自動的に実際的に保障し、その保障には製品注文関係者が要求され た契約対価(及び場合によっては他の適用可能な料金)を即時に支払う(或いは 、対抗関係者の貸付又は注文関係者の保証人の貸付が保証される)能力の確認が 含まれる。契約の自動認可は、注文関係者の適用可能な対価/権利移転者の勘定 に記録された資産を適用可能な対抗関係者に電子的に移転することによりなされ る(対価/権利「支払」プロセスの説明は付録Hを参照のこと)。次いで、1次 売却限度ファイルに保持された対抗関係者の成立制約の自動更新が行なわれる。 上記処理段階の終了時に:不成立の注文取引は、次の成立の試行のため1次注 文順番待ち(PORD QUEUE)ファイルに書き込まれ;成立、確認された 注文取引は、当該契約応用プログラムの第三者に認められ(このプロセスは主と して管理データファイルに基づいている)、次の「事務」処理のため1次注文確 認(PORD CONF)ファイルに書き込まれ;当該契約応用プログラムの第 三者は拒絶された注文が通知され(このプロセスは主として管理データファイル に基づいている)、その記録が次の「事務」処理のため1次注文拒絶(PORD REJ)ファイルに書き込まれる。全ての処理出力の複写は履歴ファイルに書 き込まれる。プロセス3 プロセス3は「2次」危機管理契約取引(この用語は付録Dに定義されている )の受取及び処理を扱う。「1次」危機管理契約と同様に、「2次」危機管理契 約は多重タイプ(付録Bに詳細に説明されている)であり;プロセス3の種々の サブプロセスは、製品注文 処理と、製品価格標示と、現行製品注文取消を含む全ての可能性のあるタイプの 上記取引の受取及び処理を扱う。 「2次製品注文」は、中心の「2次」危機管理契約取引タイプよりなる(図2 0はこの取引タイプの処理の概略的なフローチャートである)。 「2次」製品注文に組み込まれている情報のキー項目は:潜在的取得関係者識 別情報;1次契約に必要とされる予め設定された注文識別番号;潜在的取得関係 者が申込み関係者によって未決定の契約取得額に対し保証された貸付に関心があ るかどうか;取得関係者が当該応用プログラムの可能性のある純益及び債務を利 用することに関心があるかどうか;取得関係者が特定した契約に対し支払う覚悟 のある取得「価格」の範囲;他の潜在的取得関係者のニーズの大きさ;当該「支 払」を支出し/受け取りたいと思う対価/権利移転者の口座を含む可能性がある 。上記情報は、受取時に2次注文新規(SORD NEW)ファイルに書き込ま れ、次いで、そこから処理される。 三つのサブプロセス−注文認可と、注文成立と、成立した注文の確認が2次製 品注文の処理に含まれている。「通常の自動」2次製品注文と呼ばれる最も典型 的であると考えられる形式の注文の場合、上記サブプロセスは以下のように機能 する: 2次製品注文認可サブプロセスは、全ての注文が求められている製品に適切な データを含んでいること、各潜在的取得関係者は正確に識別され資格認定された ことを照合する(このサブプロセスは主として2次製品(SPRODUCT)デ ータファイルを利用する)。 2次製品注文成立サブプロセスは、必要とされる契約の記録を配置し、上記記 録の内容に基づいて契約内の指定された第三者の地位の潜在的取得関係者への「 売却」が可能であるかどうか、特に、潜在的取得関係者が指定された現在の第三 者の地位に対し「支払う」準備のある取得「価格」範囲は、適用可能な契約第三 者によって予 め指定された「許容売却価格」の数字以上であるかどうかを判定する。契約「売 却」が実現可能であることが分かり、当該第三者は何れも手動的認可による介入 を要求しないならば、「成立」が得られたと考えられる。 2次製品成立注文の確認サブプロセスは、契約上の地位「売却」に影響された 全ての第三者の肯定的な取決めを自動的に実際的に保障し、その保障には契約取 得関係者が要求された「売却価格」対価(及び場合によっては他の適用可能な料 金)を即時に支払う(或いは、現行第三者の貸付又は取得関係者の保証人の貸付 が保証される)能力の確認が含まれている。上記「売却」の自動認可は、取得関 係者の適用可能な対価/権利移転者の勘定に記録された資産を現在の契約第三者 に電子的に移転することによりなされる。 上記処理段階の終了時に:不成立の注文取引は、次の成立の試行のため2次注 文順番待ち(SORD QUEUE)ファイルに書き込まれ;成立、確認された 注文取引は、当該契約応用プログラムの第三者に認められ(このプロセスは主と して管理データファイルに基づいている)、必要とされる記録は次の「事務」処 理のため必要に応じて2次注文確認(SORD CONF)ファイルに書き込ま れ;拒絶注文取引が当該契約応用プログラムの第三者に通知され(このプロセス は主として管理データファイルに基づいている)、必要とされる記録は更なる「 事務」処理のため2次注文拒絶(SORD REJ)ファイルに書き込まれる。 全ての処理出力の複写は履歴ファイルに書き込まれる。プロセス4 プロセス4は、「派生的1次」危機管理契約取引(この用語は付録Dに定義さ れている)の受取と処理を扱う。「1次」危機管理契約と同様に、「派生的1次 」危機管理契約は多重タイプである(付録Bに詳細に説明されている)。プロセ ス4の種々のサブプロセス は、製品注文処理と、製品価格標示と、現行の製品注文の取消を含むあらゆる可 能な形の取引の受取と処理を扱う。 「製品オプション注文」は、「派生的1次」危機管理契約取引タイプの一例で ある(図21はこの取引タイプの処理の概略的なフローチャートである)。 「派生的1次」製品オプション注文は、(詳細は付録Bに示されている)以下 の情報のキー項目:注文関係者識別情報;契約応用プログラムの申請及び製品識 別情報;「他の第三者連累」情報;(権利関係又は数学的関数として直接入力さ れた)注文関係者の所望の製品特定の形式;注文特定に1次元数学関数が用いら れているときの上記関数のパラメータを組み込む(上記関数のパラメータは条件 「X」と、条件「アルファ(X)」と、条件「ベータ(X)」と、条件「ガンマ (X−1)」;契約の対価及び権利の「額面タイプ」、「通貨(適用可能な場合 )」及び「国内通貨(適用可能な場合)」;注文関係者が潜在的対抗関係者によ って保証された未定の契約オプション対価額に対する貸付に関心があるかどうか ;注文関係者が当該応用プログラムの可能性のある純益及び債務を利用すること に関心があるかどうか;注文関係者が定められた製品オプションに対し支払う覚 悟のある対価「価格」の範囲;様々な他の注文関係者のニーズの大きさ、及び関 連する「支払」を支出し/受け取る対価/権利移転者の口座を含む可能性がある )。その受取時に、上記情報の全ては派生的1次注文新規(DPORD NEW )ファイルに書き込まれ、次いで、そこから処理される。 派生的1次製品注文の処理にはサブプロセス−注文認可、注文成立、成立され た注文の確認が含まれている。「通常の自動」派生的1次製品オプション注文と 呼ばれる最も典型的であると考えられる形式の注文の場合(詳細には付録5を参 照のこと)、上記サブプロセスは以下のように機能する: 1次製品オプション注文認可サブプロセスは、全ての注文が求め られている製品オプションに適切なデータを含んでいること、各注文関係者は正 確に識別され、資格認定されたことを照合する(このサブプロセスは主として派 生的1次製品(DPPRODUCT)データファイルを利用する)。 1次製品オプション注文成立サブプロセスは、申請者本人が特定した応用プロ グラムに具現化された「成立規則」に従って、注文関係者の取引に最良である可 能性のある対抗関係者を配置する。上記サブプロセスは、かかる配置を三つのコ ンポーネントサブプロセス、即ち:潜在的オプション対抗関係者の短いリスト、 個々の潜在的オプション対抗関係者の「評価」計算、及びオプション対抗関係者 選定を利用して実行する。 「潜在的オプション対抗関係者の短いリスト」サブプロセスコンポーネントは 、適切であると考えるオプション対価を注文関係者から受け取ったとき、注文関 係者によって求められた製品を提供するつもりのある(潜在的オプション対抗関 係者がいる場合)潜在的オプション対抗関係者のリストを確立する(このサブプ ロセスは主として派生的1次協定リスト(DPDEAL LIST)データファ イルに基づいている)。 「個々の潜在的オプション対抗関係者の評価計算」サブプロセスコンポーネン トは、各々が製品オプション注文関係者(又はその一部)の製品オプション注文 に実行する準備のある「入札」を計算し、上記潜在的オプション対抗関係者を潜 在的オプション対抗関係者の短いリストファイルに追加するため、潜在的オプシ ョン対抗関係者の短いリストに掲載された各々によって予め特定された上記評価 パラメータを利用する(このサブプロセスは主として派生的1次売却価格(DP SEL PRICE)データファイルに基づいている)。 「オプション対抗関係者選定」サブプロセスコンポーネントは、全ての適用可 能な応用プログラムの第三者が予め特定したあらゆる成立制約を考慮し、応用プ ログラムに具現化された申請者本人が特 定した「成立規則」に従って、上記「潜在的オプション対抗関係者の短いリスト 」から注文関係者の取引に最良である可能性のある対抗関係者を抽出する。上記 選定が行なわれ、価格値付けが注文関係者によって特定された許容限度の範囲内 にあり、関連する第三者による手動認可の介入の要求がない場合、成立した注文 が存在すると考えられる(このサブプロセスは主として派生的1次売却限度(D PSEL LIMIT)ファイルに基づいている)。 成立注文の確認サブプロセスは、オプション契約に対する影響された全ての第 三者の肯定的な取決めを自動的に実際的に保障し、その保障には製品オプション 注文関係者が要求されたオプション製品対価(及び場合によっては他の適用可能 な料金)を即時に支払う(或いは、対抗関係者の貸付又は注文関係者の保証人の 貸付が保証される)能力の確認が含まれる。契約の自動認可は、注文関係者の適 用可能な対価/権利移転者の勘定に記録された資産を適用可能な対抗関係者に電 子的に移転することによりなされる(このプロセスの説明は付録Hを参照のこと )。次いで、派生的1次売却限度ファイルに保持されたオプション対抗関係者の 成立制約の自動更新が行なわれる。 上記処理段階の終了時に:不成立の注文取引は、次の成立の試行のため派生的 1次注文順番待ち(DPORD QUEUE)ファイルに書き込まれ;成立、確 認されたオプション注文取引は、当該契約応用プログラムの第三者に認められ( このプロセスは主として管理データファイルに基づいている)、派生的1次マス ター基準ファイルと、次の「事務」処理のための派生的1次注文確認(DPOR D CONF)ファイルに書き込まれ;当該契約応用プログラムの第三者は拒絶 された注文が通知され(このプロセスは主として管理データファイルに基づいて いる)、その記録が次の「事務」処理のため派生的1次注文拒絶(DPORD REJ)ファイルに書き込まれる。全ての処理出力の複写は履歴ファイルに書き 込まれる。 オプション保有者が予め確立された契約にそのオプションを実施したい場合/ とき、オプション保有者は、派生的1次マスターから契約の記録を取り出し、必 要な付加的な対価支払を実行し、次の事務理のため1次注文確認ファイルに新し い記録を書込む契約応用プログラムに通知することによってオプションを実施す る。上記の如く、適当な履歴及び他のファイルがこのプロセス中に更新される。プロセス5 プロセス5は「派生的2次」危機管理契約取引(この用語は付録Dに定義され ている)の受取及び処理を扱う。「2次」危機管理契約と同様に、「派生的2次 」危機管理契約は多重タイプ(付録Bに詳細に説明されている)であり;プロセ ス5の種々のサブプロセスは、製品注文処理と、製品価格標示と、現行製品注文 取消を含む全ての可能性のあるタイプの上記取引の受取及び処理を扱う。 「製品オプション注文」は、「派生的2次」危機管理契約取引タイプの一例で ある(図22はこの取引タイプの処理の概略的なフローチャートである)。 「派生的2次」製品オプション注文に組み込まれている情報のキー項目は:潜 在的取得関係者識別情報;1次契約に必要とされる予め設定された注文識別番号 (オプションはこの注文識別番号に関し購入又は売却される);潜在的取得関係 者が未決定の契約取得額に対し申込み関係者によって保証された貸付に関心があ るかどうか;取得関係者が当該応用プログラムの可能性のある純益及び別の特徴 を利用することに関心があるかどうか;取得関係者が特定した契約オプションに 対し支払う覚悟のある取得「価格」の範囲;他の潜在的取得関係者のニーズの大 きさ;当該「支払」を支出し/受け取りたいと思う対価/権利移転者の口座を含 む可能性がある。上記情報は、受取時に派生的2次注文新規(DSORD NE W)ファイルに書き込まれ、次いで、そこから処理される。 派生的2次製品オプション注文の処理に含まれるサブプロセスは、本質的に2 次製品注文(プロセス3)と派生的1次製品オプション注文(プロセス4)に記 載された上記プロセスの組合せである。成立プロセスの終了時に、成立した注文 は派生的2次マスター基準ファイルと、次の事務処理用の派生的2次注文確認フ ァイルに書き込まれる。 オプション保有者が予め確立された契約にそのオプションを実施したい場合/ とき、オプション保有者は、派生的2次マスターファイルから契約の記録を取り 出し、必要な付加的な対価支払を実行し、次の事務理のため2次注文確認ファイ ルに新しい記録を書込む契約応用プログラムに通知することによってオプション を実施する。上記の如く、適当な履歴及び他のファイルがこのプロセス中に更新 される。プロセス6 プロセス6は、「成立/確認された」1次、2次、派生的1次、及び派生的2 次危機管理契約取引と、プロセス7−9によって扱われる取引の「事務」管理を 扱う。このプロセスは、多数のデータファイルを集合的にアクセスする多数のサ ブプロセス:1次危機管理契約の事務処理;2次危機管理契約の事務処理;派生 的1次危機管理契約の事務処理;派生的2次危機管理契約の事務処理;「プロセ ス7」の取引事務処理;「プロセス8」の取引事務処理;「プロセス9」の取引 事務処理を組み込む(図23)。 確認/成立1次危機管理契約に関し、多数のサブプロセス:先の操作日の「満 期になった契約の実際の製品事態価値」の受取サブプロセス;「一日の寄付き支 払勘定(PAYACC)管理」サブプロセス;契約満期管理サブプロセス;確認 された契約処理サブプロセス;情報作成及び配付サブプロセス;1次注文からの 情報抽出サブプロセス;契約評価サブプロセス;契約担保支払サブプロセス;装 置アクセス及び使用料金決定及び支払サブプロセス;双務債務純益サブプロセス ;多角的債務純益サブプロセス;双務支払純益サブプロセス;多角的支払純益サ ブプロセス;「一日のひけ支払勘定管理」サブプロセスを含む多数のサブプロセ スが関係する。 前の動作日の「満期になった契約の実際の製品事態価値」の細目の受取につい て説明する。このサブプロセスは図24にフローチャートで示され;関連するI NVENTCOの外にいる製品スポンサーから「満期になった契約の実際の製品 事態価値」の細目を受ける適用可能な契約応用プログラムに係る。主データファ イルの満期製品価値ファイルはこの情報を用いて更新される。補助データファイ ルである管理、履歴及び情報ファイルは、適用可能な情報で同様に更新される。 次いで、「一日のひけ」の支払勘定管理について説明する。このサブプロセス は図25のフローチャートに示され;参加する対価/権利移転者(INVENT COの外にいる)から対価/権利の「実際の勘定」の寄付きの残高を受ける(詳 細にはプロセス7を参照のこと)。陰の支払勘定(PAYACC SHADOW )及び最終的な支払勘定(PAYACC FINAL)データファイルは、上記 情報を用いて更新される。管理、履歴及び情報の補助データファイルは、適用可 能な情報で同様に更新される。 契約満期管理について説明する。このサブプロセスは、図26のフローチャー トに示され;適用可能な契約応用プログラム第三者と適用可能な他のINVEN TCOの第三者の間で1次及び関連する権利移転を判定し実行する適用可能な応 用プログラムに係り、ここで、上記移転は主として陰の支払勘定データファイル への記入に反映される。契約応用プログラムは、INTREG、満期製品価値( MAT PROD VALUES)、担保(COLLAT)、貸付管理(CRE DIT MGMT)、双務債務純益(BILAT OBLIG NET)、及び 多角的債務純益(MULTILAT OBLIG NET)のデータファイルに保持された製品/契約情報を利用する ことにより上記移転を判定し実行する。上記データファイルは、補助データファ イルである管理、履歴、課税/控除(TAX/SUB)、陰の支払勘定及び情報 ファイルと同様に上記プロセスで適切に更新される。 確認された契約処理について説明する。このサブプロセスは、図27にそのフ ローチャートが示され、各操作日の間、連続的に動作する。新しい成立/確認さ れた契約の詳細は、1次注文確認ファイルから読み出され、タイムスタンプを付 けられ、一方のレコードは契約注文関係者に関係し、もう一方のレコードは契約 対抗関係者に関係する二つのレコードとしてINTREGファイルに書き込まれ る。情報、管理及び履歴補助データファイルは、このプロセス中に適当に更新さ れる。 情報の作成及び配付について説明する。このサブプロセスは、図28にフロー チャートが示され、情報データファイルに基づいて(定義された操作日を過ぎて )連続的に動作する。上記の如く、情報ファイルは、最初に履歴ファイルに書き 込まれた関連するAXSCOのメッセージ情報を含めて、契約応用プログラム及 び他のINVENTCOの事態が発生するのに従って絶えず更新される。全ての 関連するINVENTCOの第三者は情報の予め許可された部分にアクセスする 。 1次注文からの情報抽出について説明する。このサブプロセスは、図29にフ ローチャートが示され、定義された操作日の終了後に実行される。本質的に上記 サブプロセスには、履歴データファイルを処理する単一のタスクが含まれ、情報 データファイルに関連する情報が得られる。履歴ファイルから得られる最も重要 な項目の一つは、先の日の潜在的対抗関係者の対価入札パラメータの全てに関す る秘密の情報、特に、「査定された生起確率」と呼ばれるデータ項目である。こ の情報により、次の契約評価サブプロセスの「市場」情報 が得られる。 契約評価について説明する。図30にフローチャート化されたこのサブプロセ スは、先に情報ファイルに書き込まれた上記「市場」情報に主として基づいてい る。このファイルからの関連する情報は、INTREGファイルに保持された全 ての未払いの契約に対し「適用」され、これにより、全ての契約の更新された「 未来の製品価値(FPV)」と、「期待値」と、「販売」価値の情報が得られ、 更に、全ての未来の権利の「期待値」と「販売」価値の再評価が得られる。上記 再評価の数字は、情報ファイル及び履歴ファイルにも書き込まれる適用可能な情 報と共にINTREGファイルに保持される。 契約担保支払について説明する。図31にフローチャート化されたこのサブプ ロセスは、主としてデータファイルINTREGに基づいている。契約評価プロ セスに続いて、この担保処理は関連するファイルINTREGを読み出し、期待 される未来の対価額の現在値の計算された部分は、(特に)当該契約の各々に関 係した期待される未来の権利の予め計算された「現在値」に依存して、適用可能 な担保管財人、及び同様に適用可能な製品注文関係者及び/又は対抗関係者の陰 の支払勘定ファイルに対し借方又は貸方である。 一般的に、当該契約の各々と関係する期待未来権利の最も直前に予め計算され た「現在値」が負の契約価値を示す場合、及び、この負の値が先の契約評価の数 字を上回る場合、適用可能な者の信託勘定は資金の差が貸方に記入され、その者 自身の対価/権利移転者の勘定は対応して借方に記入される。上記負の値が先の 契約評価の数字を上回らない場合、適用可能な者の信託勘定は資金の差が借方に 記入され、その者自身の対価/権利移転者の勘定は対応して貸方に記入される。 一方、当該契約の各々と関係する期待未来権利の最も直前に予め計算された「現 在値」が正の契約価値を示す場合、要求される担保支払調整は、適用可能な者の 信託勘定にある(もしあれ ば)全ての資金がその者自身の対価/権利移転者の勘定に移転される調整だけで ある。上記の何れの場合においても、影響を受けた全員の記録は担保データファ イルに書き込まれ、この情報の一部は履歴データファイル及び情報データファイ ルに書き込まれる。 装置アクセス及び使用料の単位及び支払について説明する。図32にフローチ ャート化されたこのサブプロセスは、(契約満期日料金支払と区別して)装置ア クセス及び使用料の決定及び支払を扱う。この機能はデータファイル管理及び履 歴に主として基づいている。料金支払パラメータはデータファイル管理に保持さ れている。上記パラメータは、既に履歴ファイルに書き込まれたその日の新しい 記録に対し適用される。かくして定められた料金の借方及び貸方は、情報及び履 歴ファイルに書き込まれた概要情報と共に陰の支払勘定ファイルに書き込まれる 。 双務債務純益について説明する。図33にフローチャート化されたこのプロセ スは、要求された現在の対価、権利及び他の支払/受取が発生するのに基づいて 連続的に調整される(他の参加契約応用プログラムとINVENTCOの第三者 と同様に)参加注文関係者と対抗関係者の間の期待未来権利(及び別の)債務の 現在値の最新のマトリックスを効率的に保持する。必要に応じて、上記機能は上 記マトリックスを2段階で更新する。第1に、INTREGファイルに格納され た最新の契約再評価の数字を用いて更新される。第2に、陰の支払勘定ファイル に格納された一日のひけの支払/受取額を用いて更新される。対価/権利移転者 と適用可能な者との間の移転は、(それをなすために申請者本人によって特定さ れたパラメータに従って)調整された双務的な現在値の数字の何れか/全てが許 容限度を超えているかどうかに基づいて決定される。上記の者は陰の支払勘定フ ァイルに書き込まれ、データファイル双務債務純益(BILAT OBLIG NET)と、INTREGと、履歴と、情報は続いて更新される。 多角的債務純益について説明する。図34にフローチャート化されたこのプロ セスは、特定の「清算/管財」人が全ての双務的対抗関係者の間に効率的に介在 され、それによって、純益が得られた債務は、特定の「手形交換/管財」人及び 各参加人の間だけにあるという点を除いて、双務純益機能と本質的に同一である 。 双務支払純益について説明する。図34に示されたこのプロセスは、上記双務 及び多角的債務純益サブプロセスとは別個にある。双務支払純益サブプロセスは 、陰の支払勘定データファイルに格納された記録に基づいて双務的に純益が得ら れた支払/受取のマトリックスを作成することにより機能する。純益が得られた 支払/受取の一つの数字だけが、陰の支払勘定ファイルにもう一度書き込まれ、 データファイル双務支払純益(BILAT PYMTS NET)と、管理と、 履歴と、情報は次いで更新される。 多角的支払純益について説明する。双務支払純益と同様に、図36にフローチ ャート化されたこのサブプロセスは、上記双務及び多角的債務純益サブプロセス とは別個にある。この多角的支払純益サブプロセスは、陰の支払勘定データファ イルに格納された記録に基づいて、適用可能な「手形交換/管財」人との間で双 務的に純益が得られた支払/受取のマトリックスを作成することにより機能する 。(「手形交換/管財」人との間で)純益が得られた支払/受取の一つの数字だ けが、陰の支払勘定ファイルにもう一度書き込まれ、データファイル多角的支払 純益(MULTILAT PYMTSNET)と、管理と、履歴と、情報は次い で更新される。 「一日のひけ」支払勘定(PAYACC)管理について説明する。図37にフ ローチャート化されたこのサブプロセスは、3段階のプロセスを含む。第1のプ ロセスは、対価/権利間の移転者「差引勘定」取引の準備である。第2のプロセ スは、陰の支払勘定データファイルの最終的な内容を最終支払勘定(PAYAC C FINAL)データファイルに移転する。第3のプロセスは、適用可能な対 価/権利移転者(INVENTCOの外にいる)への最終支払勘定ファイルの内 容の電子的伝送である。次いで、管理、履歴及び情報の補助データファイルが更 新される。プロセス7 プロセス7は、適用可能なINVENTCO第三者の間の契約応用プログラム とは無関係の債務移転、即ち、INVENTCOによって登録された「資産」、 典型的には(契約応用プログラムのINTREGレコードとして記録された)成 立/確認された契約と、(支払勘定レコードとして記録された)対価/権利移転 者の資産の所有権の移転を扱う。上記項目の双方はその所有者にとって価値があ る。このプロセスによれば、上記項目の所有者は、NCAROT取引のような適 当な取引を開始することによって自分の意思でその所有物の一部を他者に譲渡又 は貸与することが可能になる。このプロセスは比較的少数のデータファイルしか アクセスしない(図38を参照のこと)。NCAROT取引が受け取られると、 主データファイルである陰の支払勘定ファイル及びINTREGファイルの適当 な更新が行なわれる。次いで、補助データファイルである履歴ファイル、管理フ ァイル及び情報ファイルが更新される。プロセス8 プロセス8(図39にフローチャートが示されている)は、INVENTCO の少なくとも一つの面とインターフェースするため最も良い方法を決めるのを助 けるため契約応用プログラム(及び他のINVENTCO)第三者の特定の装置 に対する共有アクセスを扱う。このプロセスを最も利用する可能性の大きい契約 応用プログラムの第三者の場合、かかる専門家装置の一群は「決定サポート装置 」と呼ばれる。上記装置の目的は、自分が取り扱う契約応用プログラム内で連続 的に変化する環境にどのように反応/対処すべきで あるかに関しユーザの第三者を案内することである。種々の装置のクラスターが 種々の契約応用プログラムの第三者に適用される。上記装置は、潜在的に任意の 数の付加価値コンポーネントの階層構造を含む。 1次製品注文関係者に有用な上記装置の一例は、注文関係者が予め特定してい るが、未だ成立していない注文の中で取り消すべき注文、及び、潜在的な新規の 製品注文の中で提示すべき注文を決めるのを助ける装置である。この装置は、二 つの事項に基づいて未決着の注文の最良の構成(従って、取り消されるべき現行 の未成立注文と、提示されるべき新しい注文)の認定を図る「有用性の最適化( utility optimization)」機構の形をなす。第1に、この装置には(一括して「 買主の目的ポートフォリオ」と呼ばれる注文関係者の各製品に対する「本当のビ ジネスエクスポージャー」と、「成立」したが未確認の注文関係者の契約のポー トフォリオと、提示されたが未成立の注文と、潜在的な未だ提示されていない注 文とに亘る単一又は多数の製品に関連する一連の属性の実際の値と所望の値の重 み付き和の間の差を最小化しようとする目的関数がある。上記属性には、特に: 目的ポートフォリオの「期待値」と;目的ポートフォリオの「標準偏差」と;目 的ポートフォリオの「増加キャッシュフロー」属性と;目的ポートフォリオの「 最大絶対損失」属性と;目的ポートフォリオの「期待損失」属性と;目的ポート フォリオの「投資上の黙示最小利益」と;目的ポートフォリオの「投資上の黙示 期待利益」とが含まれる。第2に、特に:各目的関数属性の要求「最小値」と; 注文関係者の全体の製品ポートフォリオの要求最小製品シェアを特定する一連の 制約がある。上記「最適化」の数学的形は多数の他の形の中の何れの形であって もよい。 上記の最適化機構と同様の最適化機構は、潜在的対抗関係者が来る製品注文に 対し適用する評価パラメータを定める際に潜在的対抗関係者を助けることができ る。 効率的に、上記タイプの装置は、(たとえ、INVENTCOとは無関係のV IRPROの許可した者によって貸し出され、及び/又は、INVENTOCの 第三者であろうとなかろうとVIRPROの許可した関係者によって取得される 場合があっても)適用可能な契約応用プログラム内にソフトウェア「ライブラリ 」として一体的に保持される。上記ライブラリ内のソフトウェアを利用するため の契約応用プログラム(及び他のINVENTCO)の第三者の要求は、SSA 取引ファイルの記録を介して受けられる。上記要求によって、アクセスされ、A XSCOと、適用可能な者が許可したINVENTCOへの電子的リンクを介し て用いるため利用されたファイルSSA内に適当な記録が得られる。SSAファ イルレコードの利用の適当な記録は、履歴データファイル、管理データファイル 及び情報データファイルに書き込まれる。プロセス9 プロセス9(図40にフローチャート化されている)は、契約応用プログラム (及び、他のINVENTCO)第三者のINVENTCOが提供する付加価値 サービスの範囲への共有アクセスを扱う。上記サービスには:会計、調整及び情 報のサービス;多数のタイプの財政上のサービス;データ処理及び遠隔通信サー ビスが含まれる。効率的に、上記サービスに関係するソフトウェアは、(たとえ 、INVENTCOとは無関係のVIRPROの許可した者によって貸し出され 、及び/又は、INVENTCOの第三者であろうとなかろうとVIRPROの 許可した関係者によって取得される場合があっても)適用可能な契約応用アプリ ケーション内のソフトウェア「ライブラリ」として保持される。上記ライブラリ 内のソフトウェアを利用するための契約応用プログラム(及び他のINVENT CO)の第三者の要求は、VAS取引ファイルの記録を介して受けられる。上記 要求によって、アクセスされ、AXSCOと、適用可能 な者が許可したINVENTCOとの電子的リンクを介して用いるため利用され たVAS取引ファイル内に適当な記録が得られる。VASファイルレコードの利 用の適当な記録は、履歴データファイル、管理データファイル及び情報データフ ァイルに書き込まれる。 付録D 危機管理契約 危機管理契約は、その必要がある訳ではないが、INVENTCO装置を使用 して売買/交換/移転を行なうことが可能であり、次いで、処理され決済される 契約上の債務の一つのタイプに言及するため使用される用語である。危機管理契 約は、「1次」危機管理契約と、「2次」危機管理契約と、「派生的1次」危機 管理契約と、「派生的2次」危機管理契約とにより構成される。 「1次」危機管理契約は、本質的に「単純」であり、かつ、「複合」しても構 わない(「単純」契約とは、「複合」契約の派生物である)。 「単純」1次危機管理契約は、所定の現象の価値に依存して他者に対する権利 を未来の所定の時間に定めるため、ある者に債務を譲渡する売買可能又は売買不 能の契約であり、その者は他者によって対価が保証される(又は、他者によって 対価が保証される約束を受け入れる)。 「複合」1次危機管理契約は、所定の現象の価値に依存して互いに権利を支払 /受け取る権利を未来の所定の時間に定めるため、2者の一方又は双方に債務を 譲渡する売買可能又は売買不能の契約であり、一方の者は(通常)もう一方の者 によって対価が保証される(又は、もう一方の者によって対価が保証される約束 を受け入れる)。「複合」契約は、本質的に「基本」又は「高度」の何れでもよ く:「複合基本」契約は、契約期間中に注文関係者及び/又は成立した注文対抗 関係者の第3の管財人又は清算人に対する「担保支払」を含まない契約であり; 「複合高度」契約は、契約期間中に注文関係者及び/又は成立した注文対抗関係 者の第3の管財人又は清算人に対する「担保支払」を含む契約である。 「2次」危機管理契約は、先に存在する契約に対する「危機対抗関係」第三者 によって(個別又はポートフォリオとして)売買を申し込まれた先に存在する「 1次」危機管理契約である。 「派生的1次」危機管理契約は、オプション契約、先物取引、先物契約、先物 相場約定、スワップ、又は、特定されて未だ設定されていない1次危機管理契約 に基づく同様の財政上の手段である。 「派生的2次」危機管理契約は、オプション契約、先物取引、先物契約、先物 相場約定、スワップ、又は、先に存在する1次危機管理契約に基づく同様の財政 上の手段である。この「派生的2次」危機管理契約は、(最初に設定されて以来 、売買されていてもよく):特定されて未だ設定されていない2次危機管理契約 と;特定されて設定された2次危機管理契約の故意の第三の売買/交換/移転に 基づく手段を含む。 付録H プロセス2の変数及びデータファイル この付録にはファイル名とそのファイルの説明が一覧されている。注文データフィールド OID 申し込まれた全ての新規注文に契約応用プロ グラムによって割り当てられた固有識別子 BID 注文関係者識別子 BREF 注文に対する注文関係者の自己照会先 PID 要求製品を指定する注文フィールド PMAT 製品満期日 PC/ED 製品の対価/権利単位 PCUR 製品の通貨単位 PNCUR 製品の国内通貨単位 PPARAM 製品の特定パラメータ(例 最小値(PMIN)、 最大値(PMAX)、ステップサイズ(PSTEP)) MAXCONSID 注文関係者が契約に支払う最高対価 PAYFUNC 少なくとも一つのインデックス変数に付随す る支払関数タイプ PAYPARAM PAYFUNCに関係するパラメータ ACC CONSID 対価が支出される注文関係者の勘定。黙諾勘 定は権利/対価、通貨、国内通貨。 ACC ENTITL 契約権利が払い込まれる注文関係者の勘定。 黙諾勘定は権利/対価、通貨、国内通貨。 RET LIM 成立しないままの注文の失効時機を設定する 注文保留期間の限度 OPRICE 注文に対し計算、選択された価格(この値は 成立価格になる。) SPRICE 注文関係者と成立させられた対抗関係者の識 別子 PAY TRAN 支払取引番号 DCID 限定された環境の識別子 OANON 他の第三者による手動認可要求を回避したい とき注文関係者により設定される匿名フラグ OMANUAL 手動認可要求フラグ。設定された場合、注文 関係者は成立した注文が完全に確認される前 に手動認可を要求する。 DTID 担保、双務及び多角的純益要求条件のような 種々のフラグの組合せを符号化する協定タイ プ識別子対抗関係者の短いリストの配列 PRICEFUNC(SID) 評価関数:関数タイプ及び関連パラメータ ELFUNC(SID) 期待損失決定関数:関数タイプ及び関連パラ メータ EVFUNC(SID) 期待値決定関数:関数タイプ及び関連パラ メータ CR(SID) 現行の限定環境に使用される手数料率 DR(SID) 現行の限定環境に使用される割引率 PRICE(SID) 各対抗関係者によって計算された価格 EL(SID) 各対抗関係者による現行注文の計算された期 待損失 AL(SID) 各対抗関係者による現行注文の計算された絶 対損失 EV(SID) 各対抗関係者による現行注文の決定された期 待値 MCC(SID) 何れかの契約が(期待損失として)持つこと ができる総ポートフォリオの中の最高構成 MC(SID) 製品が(期待損失として)持つことができる 総ポートフォリオの中の最高構成 ELLI(SID) 注文期待損失限度 ELL2(SID) 対抗関係者によって設定された製品の期待損 失限度 ELL3(SID) 対抗関係者によって設定された等価満期日の 製品の期待損失限度 ELL4(SID) 対抗関係者によって設定された同月満期の製 品の期待損失限度 ELL5(SID) 対抗関係者によって設定された全製品の注文 の期待損失限度 CEL2(SID) 製品の現行累積期待損失 CEL3(SID) 等価満期日の製品の現行累積期待損失 CEL4(SID) 同月満期の製品の現行累積期待損失 CEL5(SID) 全製品の注文の現行累積期待損失 ALL1(SID) 各契約の絶対損失限度関数 ALL2(SID) 製品の絶対損失限度関数セット CAL2(SID) 製品の累積された現行絶対限度関数 EVL1(SID) 各注文上の期待値限度 C-C/EDXCHANG(SID) 注文関係者のACC CONSID(及びMAXCONSID) の対価単位を製品の対価単位に変換する対抗 関係者対価/権利単位交換レート C-CXCHANG(SID) 注文関係者のACC CONSID(及びMAXCONSID) の通貨を製品の単位にされた通貨に変換する 対抗関係者通貨交換レート C-NCXCHANG(SID) 注文関係者のACC CONSID(及びMAXCONSID) の国内通貨を製品の単位にされた国内通貨に 変換する対抗関係者通貨交換レート E-C/EDXCHANG(SID) 注文関係者のACC ENTITLの対価単位を製品の 対価単位に変換する対抗関係者対価/権利単 位交換レート E-CXCHANG(SID) 注文関係者のACC ENTITLの通貨を製品の単位 にされた通貨に変換する対抗関係者通貨交換 レート E-NCXCHANG(SID) 注文関係者のACC ENTITLの国内通貨を製品の 単位にされた国内通貨に変換する対抗関係者 通貨交換レート種々の変数 BPRICE PRICE(SID)の配列から選択された最良価格 SID 現在選択又は考察中の対抗関係者識別子 INDEX 注文価格の計算に必要なインデックスカウン ター P1 インデックス点で評価関数によって計算され た値 P2 インデックス点で支払関数によって計算され た値マスターファイル ファイル 説明/内容 PORD NEW 注文関係者によって申し込まれた全新規注文 の細目の保持(1次注文新規) BID 注文関係者識別子 BREF 注文に対する注文関係者の自己照会先 PID 要求製品を指定する注文フィールド MAXCONSID 注文関係者が契約に支払う最高対価 PAYFUNC 少なくとも一つのインデックス変数に付随す る支払関数タイプ PAYPARAM PAYFUNCに関係するパラメータ ACC CONSID 対価が支出される注文関係者の勘定 ACC C/ED 注文関係者の対価/権利勘定 ACC CUR 注文関係者の通貨勘定 ACC NCUR 注文関係者の国内通貨勘定 ACC ENTITL 契約権利が払い込まれる注文関係者の勘定。 RET LIM 成立しないままの注文の失効時機を設定する 注文保留期間の限度 OANON 他の第三者による手動認可要求を回避したい とき注文関係者により設定される匿名フラグ OMANUAL 手動認可要求フラグ。設定された場合、注文 関係者は成立した注文が完全に確認される前 に手動認可を要求する。 DTID 担保、双務及び多角的純益要求条件のような 種々のフラグの組合せを符号化する協定タイ プ識別子 PORD QUEUE 既に認可され、前に成立させるべく試みられ た注文の細目を保持するマスターファイル。 フィールドはORD NEW(注文新規)に幾つか のフィールドが追加される(1次注文順番待 ち) OID 申し込まれた新規注文の全てにP-CONTRACTに よって割り当てられた固有の識別子 PMAT 製品満期日 C/ED 製品の対価/権利単位 PCUR 製品の通貨単位 PNCUR 製品の国内通貨単位 PPARAM 製品の特定パラメータ(例 最小値(PMIN)、 最大値(PMAX)、ステップサイズ(PSTEP)) DCID 限定された環境の識別子 PORD REJ ファイル内に残る全ての拒絶された注文。 フィールドはORD QUEUE(注文順番待ち)に 別のフィールドが付加されている。 ERRCODE 注文が拒絶された理由を示すエラーコード OPRICE 注文に対し計算、選択された価格。この値は 成立価格になる。 SPRICE 注文関係者と成立させられた対抗関係者の識 別子 PAY TRAN 支払取引番号 PPRODUCT このマスターファイルは装置に分かっている 各製品に関する情報(定義の細目)を保持す る。(1次製品) PID 製品識別子 PMAT 製品満期日 PC/ED 製品の対価/権利単位 PCUR 製品の通貨単位 PNCUR 製品の国内通貨単位 PPARAM 製品の特定パラメータ(例 最小値(PMIN)、 最大値(PMAX)、ステップサイズ(PSTEP)) PDEAL LIST このファイルは、発生が許可された協定の注 文関係者/製品/対抗関係者のタプルのリス トを保持する。従って、注文関係者(BID)及 び製品(PID)を指定することにより、注文関 係者/製品の組合せと協定に入る準備のある 対抗関係者のリストが得られる。 BID 注文関係者識別子 PID 製品識別子 SID 対抗関係者識別子 ANON 匿名の確認を要求する全ての第三者の識別子 MANUAL 手動認可を要求する全ての第三者の識別子 PSEL DC このファイルは対抗関係者が潜在的注文パラ メータの組の識別子の定義を可能にさせる。 (1次売却限定環境) DCID 限定された環境の識別子 BID 注文関係者識別子 PAYFUNC 少なくとも一つのインデックス変数に付随す る支払関数タイプ PAYPARAM PAYFUNCに関係するパラメータ ACC CONSID 対価が支出される注文関係者の勘定 ACC ENTITL 契約権利が払い込まれる注文関係者の勘定 DTID 協定タイプ識別子 PC/ED 製品の対価/権利単位 PCUR 製品の通貨単位 PNCUR 製品の国内通貨単位 PSEL PRICE 手数料率、割引率及び交換レートを含む全て の対抗関係者の評価パラメータを含むファイ ル。(1次売却価格) SID 対抗関係者識別子 PID 製品識別子 DCID 限定された環境の識別子 PRICEFUNC 評価関数:関数タイプ及び関連パラメータ CR 現行製品の現行注文関係者のため使用される 手数料率 DR 現行製品の現行注文関係者のため使用される 割引率 C-C/EDXCHANG 注文関係者のACC CONSID(及びMAXCONSID) の対価単位を製品の対価単位に変換する対抗 関係者対価/権利単位交換レート C-CXCHANG 注文関係者のACC CONSID(及びMAXCONSID) の通貨を製品の単位にされた通貨に変換する 対抗関係者通貨交換レート C-NCXCHANG 注文関係者のACC CONSID(及びMAXCONSID) の国内通貨を製品の単位にされた国内通貨に 変換する対抗関係者通貨交換レート E-C/EDXCHANG 注文関係者のACC ENTITLの対価単位を製品の 対価単位に変換する対抗関係者対価/権利単 位交換レート E-CXCHANG 注文関係者のACC ENTITLの通貨を製品の単位 にされた通貨に変換する対抗関係者通貨交換 レート E-NCXCHANG 注文関係者のACC ENTITLの国内通貨を製品の 単位にされた国内通貨に変換する対抗関係者 通貨交換レート PSEL LIMIT 全ての対抗関係者のポートフォリオ限度と、 装置によって許可された種々の数学的形式の 現行の累積されたエクスポージャーを保持。 (1次売却限度) SID 対抗関係者識別子 PID 製品識別子 DATE 製品満期日 MCC 何れかの契約が(期待損失として)持つこと ができる総ポートフォリオの中の最高構成 MC 製品が(期待損失として)持つことができる 総ポートフォリオの中の最高構成 ELL1 注文期待損失限度 ELL2 対抗関係者によって設定された製品の期待損 失限度 ELL3 対抗関係者によって設定された等価満期日の 製品の期待損失限度 ELL4 対抗関係者によって設定された同月満期の製 品の期待損失限度 ELL5 対抗関係者によって設定された全製品の注文 の期待損失限度 CEL2 製品の現行累積期待損失 CEL3 等価満期日の製品の現行累積期待損失 CEL4 同月満期の製品の現行累積期待損失 CEL5 全製品の注文の現行累積期待損失 ALL1 各契約の絶対損失限度関数 ALL2 製品の絶対損失限度関数セット CAL2 製品の累積された現行絶対限度関数 EVL1 各注文上の期待値限度 PAYACC 全ての登録された第三者の支払勘定(差引勘 定及び先の陰の取引を含む)はこのマスター ファイルに格納される。(支払勘定) ID 第三者の識別子 NO 勘定の番号 ACC C/ED 注文関係者の対価/権利勘定 ACC CUR 注文関係者の通貨勘定 ACC NCUR 注文関係者の国内通貨勘定 BALANCE 利用可能な資金 GID 勘定を保証する第三者の識別子
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1994年12月8日 【補正内容】 16. 契約成立時、確認証が上記成立させられた第三者の夫々の出力手段にデ ータ又は文書の形式で出力される各々配置されたデータ処理場所のための出力手 段を更に有する請求項15記載の装置。 17. (a)少なくとも一つの注文をする第三者入力手段を介して、未来の満 期の期日と、結果の範囲に対し満期に帰する権利と、対抗関係の第三者のための 対価を特定する契約データであって、未来の結果の範囲を有する少なくとも一つ の所定の現象における少なくとも一つの提示された契約を表わす契約データをデ ータ処理装置に入力する段階と; (b)少なくとも一つの対抗関係第三者入力手段を介して、上記少なくとも一 つの所定の現象の未来の結果の所定の範囲内の各結果の夫々の観点に関する対抗 関係者登録データを上記データ処理装置に入力する段階と; (c)上記各第三者手段と、上記各対抗関係第三者入力手段とに接続された該 データ処理装置のデータ記憶手段に該契約データ及び該登録データを格納する段 階と; (d)該データ記憶手段と接続された上記データ処理装置のデータ処理手段に よって上記提示された契約の中の少なくとも一つを評価し成立させる段階とから なる多数関係者の危機管理契約の締結を可能にさせる方法であって: 上記評価し成立させる段階は、各提示された契約に対し、 (i)所定の現象の満期の期日に対応する登録データを選択する段階と; (ii)上記権利から得られた対抗対価を計算する段階と; (iii)該対価と該対抗対価を比較する段階と; (iv)該比較に基づいて契約を成立させる段階とからなる方法。 32. 交換機関と共に所定の債務の交換用の貸方記録及び借方記録を保持する 関係者の間で債務を交換する方法であって: (a)監督機関によって交換機関とは別個に保持されるべき各関係者の陰の貸 方記録及び陰の借方記録を作成する段階と; (b)各交換機関から陰の貸方記録及び陰の借方記録の各々の一日の始めの差 引勘定を得る段階と; (c)債務の交換が生じる各取引に対し、上記監督機関は、常に上記陰の借方 記録の値が上記陰の貸方記録の値よりも小さくならない取引だけを許可して、時 間的順序で夫々の関係者の陰の貸方記録又は陰の借方記録の各々を調整する段階 と; (d)一日の終わりに、上記監督機関は、上記所定の取引の調整に従って、貸 方又は借方を夫々の関係者の上記貸方記録又は借方記録と交換するため上記交換 機関を指示し、上記借方及び貸方が取消不能の場合、時間的に不変の債務が上記 交換機関に負わされる段階とからなる方法。 33. 上記一日の終わりの指示は、その日の全ての取引に関し各第三者の一日 に亘る貸方及び借方の純益を得ることを表わす請求項32記載の方法。 34. 少なくとも一つの現象に対し、上記特定された権利は上記結果の全範囲 に亘り同一である請求項1記載のデータ処理装置。 35. 少なくとも一つの該現象に対し、上記特定された権利は上記結果の全範 囲に亘り同一である請求項15記載の装置。 36. 少なくとも一つの該現象に対し、上記特定された権利は上記結果の全範 囲に亘り同一である請求項17記載の方法。 37. 多数関係者の危機管理契約の締結を可能にさせるデータ処理装置であっ て: 注文関係者が、満期に帰する権利と対抗関係の第三者のための対価を特定する 契約データであって、満期の期日の未来の結果を有する少なくとも一つの所定の 現象における少なくとも一つの提示された契約を表わす契約データを入力し得る 少なくとも一つの第三者入力手段と; 少なくとも一の対抗関係の第三者が少なくとも一つの該所定の現象の登録デー タを入力し得る少なくとも一つの対抗関係第三者入力手段と; 該契約データと該登録データを記憶するため、該第三者入力手段の各々とリン クされ、該対抗関係第三者入力手段の各々とリンクされたデータ記憶手段と; 上記データ記憶手段とリンクされ、該契約データ及び該登録データからの契約 を評価し成立させるデータ処理手段であって、該評価は該登録データから得られ た対抗対価を計算することからなり、該成立は、提示された契約を少なくとも一 の該対抗関係の第三者と成立させるため該対価と該対抗対価を比較することから なるデータ処理手段とからなるデータ処理装置。 38. (a)少なくとも一つの注文をする第三者入力手段を介して、満期に帰 する権利と、対抗関係の第三者のための対価を特定する契約データであって、満 期の期日の未来の結果の範囲を有する少なくとも一つの所定の現象における少な くとも一つの提示された契約を表わす契約データをデータ処理装置に入力する段 階と; (b)少なくとも一つの対抗関係第三者入力手段を介して、上記少なくとも一 つの所定の現象に関する対抗関係者登録データを上記データ処理装置に入力する 段階と; (c)上記各第三者手段と、上記各対抗関係第三者入力手段とに リンクされた該データ処理装置のデータ記憶手段に該契約データ及び該登録デー タを格納する段階と; (d)該データ記憶手段と接続された上記データ処理装置のデータ処理手段に よって上記提示された契約の中の少なくとも一つを評価し成立させる段階とから なる多数関係者の危機管理契約の締結を可能にさせる方法であって: 上記評価し成立させる段階は、各提示された契約に対し、 (i)該登録データから得られた対抗対価を計算する段階と; (ii)該対価と該対抗対価を比較する段階と; (iii)該比較に基づいて契約を成立させる段階とからなる方法。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,CA, CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,HU,J P,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN,MW ,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD, SE,SK,UA,US,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. 多数関係者の危機管理契約を可能にさせるデータ処理装置であって: 注文関係者が未来の結果の範囲を有する少なくとも一つの所定の現象において 、未来の満期の期日と、結果の範囲の満期に帰する権利と、対抗関係の第三者の ための対価を特定する少なくとも一つの提示された契約を表わす契約データを入 力し得る少なくとも一つの第三者入力手段と; 少なくとも一の対抗関係の第三者が少なくとも一つの該所定の現象の未来にお ける該結果の所定の範囲にある上記結果の夫々の観点に関し登録データを入力し 得る少なくとも一つの対抗関係第三者入力手段と; 該契約データと該登録データを記憶するため該第三者入力手段及び該対抗関係 第三者入力手段にリンクされたデータ記憶手段と; 上記データ記憶手段とリンクされ、該契約データと該登録データから契約を評 価し成立させるデータ処理手段であって、該評価は各所定の現象の満期の期日に 対応する登録データを選択し該権利から得られた対抗対価を計算し、該成立は提 示された契約を少なくとも一の該対抗関係の第三者と成立させるため該対価と該 対抗対価を比較するデータ処理手段とからなるデータ処理装置。 2. 現象及び関連する結果の範囲は、該所定の現象とその上記結果の所定の範 囲の一つとされるべく上記データ記憶手段に格納されるよう入力され得る、上記 データ記憶手段にリンクされた少なくとも一つの他の第三者入力手段を更に有す る請求項1記載の装置。 3. 他の第三者入力手段の各々は該所定の現象及び関連する結果の範囲の各々 が所定の満期の期日を更に有するよう構成され、該契 約データ及び該登録データは上記所定の満期日を表わす請求項2記載の装置。 4. 各結果に対する該登録データは、上記満期日に起こる上記結果の確率を表 わし、該対抗対価は、権利と上記夫々の確率の初等乗算と、上記所定の範囲に亘 って全体に加算され、少なくとも今日の値を計算するため調整される請求項2又 は3記載の装置。 5. 該他の第三者入力手段は、次に記録のため上記データ記憶手段に送られる べく上記各現象の今日の結果に関し更新データを受けるよう構成されている請求 項4記載の装置。 6. 契約の満期時に、上記データ処理手段は、上記データ記憶手段から上記夫 々の現象の上記更新された今日の結果を取得し、上記結果に帰すべき権利を判定 し、上記成立した第三者の間の上記権利の交換のため上記権利を上記データ処理 装置の出力手段に送る請求項5記載の装置。 7. 該出力手段はデータ通信手段を用いて第三者の口座がある遠隔地とリンク され、上記データ処理手段は夫々の第三者の口座の間で権利の取引を生じさせる 請求項6記載の装置。 8. 該他の第三者入力手段は、上記対抗関係登録データの中で提示された契約 を評価及び/又は成立させるため使用され得るものに資格を与える資格データを 受け、該資格データは上記データ記憶手段に格納される請求項4記載の装置。 9. 該資格データは第三者保証人及び財政的又は組織的取締り者を含む関係者 によって上記入力手段に入力される請求項8記載の装 置。 10. 上記データ処理手段は、提示された契約の成立が該対価以下の対抗対価 だけに基づいてなされるよう構成されている請求項4記載の装置。 11. 上記データ処理手段は、提示された契約の成立が該対価以下の対抗対価 の中の好ましい一つを用いてなされるよう構成されている請求項4記載の装置。 12. 交換機関と共に保持された権利の交換のための各第三者の貸方記録及び 借方記録を更に有し; 上記データ処理装置の上記データ記憶手段は陰の貸方記録及び陰の借方記録を 含むよう構成され、 上記データ処理手段は各貸方記録及び借方記録の一日の始まりの差引勘定を得 て、交換債務を生ずる各取引に対し、如何なる時も上記陰の借方記録の値を上記 陰の貸方記録の値よりも小さくさせない取引だけを許可し、時間的順序で上記夫 々の陰の貸方記録及び陰の借方記録を調整するよう構成され、 上記データ処理手段は、更に、上記許可された取引の調整に応じて取引された 貸方又は借方を夫々の第三者の上記貸方記録及び借方記録に交換するため一日の 終わりに上記交換機関の一つを指示するよう構成され、上記貸方及び借方が取消 不能である場合、上記交換機関に時間的に変わらない債務が負わされる請求項4 記載の装置。 13. 提示された契約の成立時に、上記データ処理手段は上記成立した契約を 記録のため上記データ記憶手段に送る請求項1記載の装置。 14. 上記出力手段は成立した契約に対し各第三者の確認文書を発生する請求 項13記載の装置。 15. 少なくとも一つのデータ通信リンクによって相互接続され、オペレーテ ィングシステムと応用ソフトウェアを実行させる複数の主データ処理装置と; 各データ処理装置がアクセスを有する少なくとも一つのデータ記憶装置と; データ処理手段を有する複数の第三者の場所への接続を提供する複数のデータ 入力/出力チャンネルとからなる多数関係者危機管理契約の締結を可能にする装 置であって: データの入力を調整し、危機現象と、上記現象の結果の範囲と、満期の期日を 特定し; 第三者は、上記第三者のデータ処理場所の側にある該データ記憶装置に提示さ れた契約の契約データを入力し、上記所定の現象の一つの上記所定の結果の範囲 内の各結果の満期に帰する権利と売主に対し支払可能な額を特定し; 対抗関係の第三者は、上記第三者のデータ処理場所の側にある該データ処理装 置に少なくとも一つの上記所定の現象の所定の結果の範囲内の各結果の出現の夫 々の見方に関する登録データを入力し; 提示された契約に対し、上記夫々の現象に対し登録されたデータを選択し、上 記現象の上記結果の範囲内の各結果に特定された権利に応じて対抗対価を計算し 、上記計算された対抗対価の上記対価との比較によって提示された契約を少なく とも一の対抗関係の第三者と成立させることにより、上記売主の登録されたデー タからの少なくとも一つの上記提示された契約に対し上記主データ処理装置を用 いて契約を評価、成立させるためのプログラミングがなされている装置。 16. 契約成立時、確認証が上記成立させられた第三者の夫々の出力手段にデ ータ又は文書の形式で出力される各々配置されたデータ処理場所のための出力手 段を更に有する請求項15記載の装置。 17. (a)少なくとも一つの注文をする第三者入力手段を介して、未来の満 期の期日と、結果の範囲に対し満期に帰する権利と、対抗関係の第三者のための 対価を特定する契約データであって、未来の結果の範囲を有する少なくとも一つ の所定の現象における少なくとも一つの提示された契約を表わす契約データをデ ータ処理装置に入力する段階と; (b)少なくとも一つの対抗関係第三者入力手段を介して、上記少なくとも一 つの所定の現象の未来の結果の所定の範囲内の各結果の夫々の観点に関する対抗 関係者登録データを上記データ処理装置に入力する段階と; (c)上記各第三者手段と、上記各対抗関係第三者入力手段とに接続された該 データ処理装置のデータ記憶手段に該契約データ及び該登録データを格納する段 階と; (d)該データ記憶手段と接続された上記データ処理装置のデータ処理手段に よって上記提示された契約の中の少なくとも一つを評価し成立させる段階とから なる多数関係者の危機管理契約の締結を可能にさせる方法であって: 上記評価し成立させる段階は、各提示された契約に対し、 (i)所定の現象の満期の期日に対応する登録データを選択する段階と; (ii)上記権利から得られた対抗対価を計算する段階と; (iii)該対価と該対抗対価を比較する段階と; (iv)該比較に基づいて契約を成立させる段階とからなる方法。 18. 段階(a)の前に: (aa)該データ処理装置に少なくとも一つの別の他の第三者入力手段を介し て、該現象の所定のデータ及び関連する結果の範囲を入力する段階を更に有する 請求項17記載の方法。 19. 上記段階(aa)は、各所定の現象及び関連する結果の範囲の所定の満 期の期日を入力する段階を更に有する請求項18記載の方法。 20. 各結果の上記登録データは、上記満期の期日に起こる上記結果の確率を 表わし、 上記段階(d)(ii)は、 各結果の基本的権利を上記夫々の確率と乗算し; 上記所定の結果の範囲に対し上記積を合計し; 少なくとも上記対抗関係の対価を与える今日の値を計算するため上記合計を調 整することにより計算する請求項19記載の方法。 21. 段階(d)の後に: (e) 上記他の第三者入力手段を介して、各現象の今日の結果を表わすデー タを入力する段階を更に有する請求項18記載の方法。 22. 段階(e)の後の満期の期日に: (f) 更新された今日の結果の上記権利を計算する段階と; (g) 成立させられた第三者間で上記権利を交換する段階を更に有する請求 項21記載の方法。 23. 段階(d)の後に: (h) 上記他の第三者入力手段を介して、提示された契約を評価するため使 用され得る上記対抗関係者の登録データに資格データを入力する段階を更に有す る請求項20記載の方法。 24. 上記段階(d)(iv)は、該対価以下である上記対抗対価だけを考慮す ることにより実行される請求項20記載の方法。 25. 上記段階(d)(iv)は、該対価以下である好ましい一つの上記対抗対 価を成立させることにより実行される請求項20記載の方法。 26. 各第三者は交換機関と共に権利の交換のための貸方記録と借方記録を保 持し、段階(d)の後に: (i) 上記データ処理装置によって上記交換機関とは別個に保持されるべき 各対抗関係者用の陰の貸方記録及び陰の借方記録を作成する段階と; (j) 各交換機関から各陰の貸方記録及び陰の借方記録の一日の始めの差引 勘定を取得する段階と; (k) 交換債務を生ずる各取引に対し、監督機関は、如何なる時も上記陰の 借方の値が上記陰の貸方勘定の記録の値よりも小さくさせられない取引だけを許 可して、時間的順序で上記夫々の陰の貸方勘定及び陰の借方勘定を調整する段階 と; (l) 一日の終わりに、上記データ処理装置は、該許可された取引の上記調 整に応じて、取引された貸方又は借方を夫々の第三者の上記貸方記録及び借方記 録に交換すべく上記交換機関の一つを指示し、上記貸方及び借方が取消不能であ る場合、上記交換機関に時間的に変わらない債務が負わされる段階を更に有する 請求項17記載の方法。 27. 上記一日の終わりの指示は、その日の全ての取引に関し各第三者の一日 に亘る貸方及び借方の純益を得ることを表わす請求項26記載の方法。 28. 段階(d)の後、満期の前に: (m) 関係者は対価と引換えに他の関係者に対し契約の利害関係を提示する 契約を成立させられ、別の関係者による上記利害関係と上記対価の引換えの許可 時に、上記他の関係者は上記契約に対する第三者になる段階を更に有する請求項 17又は18記載の方法。 29. 段階(d)の後に: (n) 成立した契約を記録のため上記データ記憶手段に送る段階を更に有す る請求項17記載の方法。 30. 段階(n)の後に: (o) 各成立した契約の各第三者の確認文書を作成する段階を更に有する請 求項29記載の方法。 31. (a) 少なくとも一つの第三者データ入力手段及び少なくとも一つの 対抗関係者データ入力手段をデータ記憶手段に相互接続する段階と; (b) 上記データ記憶手段をデータ処理手段と相互接続する段階と; (c) 上記データ処理手段を出力手段と相互接続する段階と; (d)(i)所定の未来の結果の範囲を有する所定の現象を特定する少なくと も一つの提示された契約を表わす契約データであって、未来の満期の期日と、該 結果の範囲内の各結果に帰する権利と、対抗関係の第三者に支払可能な対価を特 定する契約データの第三者入力データを受容し; (ii)少なくとも一つの該現象の未来における該所定の結果の範囲内の 各結果の夫々の観点に関する対抗関係の第三者の登録データを受容し; (iii)各所定の現象の満期の期日に対応する登録データを選択し、該 権利から得られた対抗対価を計算することにより契約を 評価し、提示された契約を少なくとも一つの該対抗関係の第三者と成立させるべ く該対価と該対抗対価を比較することにより契約を成立させるため上記契約デー タと上記登録データを処理し; (iv)各成立した契約に対し確認データ又は文書を出力するよう上記デ ータ処理手段をプログラミングする段階とからなるコンピュータ装置を製造する 方法。 32. 交換機関と共に所定の債務の交換用の貸方記録及び借方記録を保持する 関係者の間で債務を交換する方法であって: (a)監督機関によって交換機関とは別個に保持されるべき各関係者の陰の貸 方記録及び陰の借方記録を作成する段階と; (b)各交換機関から陰の貸方記録及び陰の借方記録の各々の一日の始めの差 引勘定を得る段階と; (c)債務の交換が生じる各取引に対し、上記監督機関は、常に上記陰の借方 記録の値が上記陰の貸方記録の値よりも小さくならない取引だけを許可して、時 間的順序で夫々の関係者の陰の貸方記録又は陰の借方記録の各々を調整する段階 と; (d)一日の終わりに、上記監督機関は、上記所定の取引の調整に従って、貸 方又は借方を夫々の関係者の上記貸方記録又は借方記録と交換するため上記交換 機関の中の機関を指示し、上記借方及び貸方が取消不能の場合、時間的に不変の 債務が上記交換機関に負わされる段階とからなる方法。 33. 上記一日の終わりの指示は、その日の全ての取引に関し各第三者の一日 に亘る貸方及び借方の純益を得ることを表わす請求項32記載の方法。
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