JPH0850925A - 鉛蓄電池の充電方法 - Google Patents
鉛蓄電池の充電方法Info
- Publication number
- JPH0850925A JPH0850925A JP6209092A JP20909294A JPH0850925A JP H0850925 A JPH0850925 A JP H0850925A JP 6209092 A JP6209092 A JP 6209092A JP 20909294 A JP20909294 A JP 20909294A JP H0850925 A JPH0850925 A JP H0850925A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- charging
- time
- battery
- specified
- current
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Secondary Cells (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 密閉式鉛蓄電池の寿命性能を向上させること
ができる充電方法を提供する。 【構成】 浮動充電と休止とを交互に行う間欠トリクル
あるいは間欠フロート使用において，浮動充電を二段の
定電流で行い，一段目の充電電流を許容過充電電流を越
える値とし，充電電圧が所定の電圧に達した時点で二段
目の充電に移り，二段目の充電電流は許容過充電電流以
下とし，充電電圧が一段目の規定電圧より低い所定の電
圧に達した時点で休止に入り，休止期間を１５日以上と
する、密閉式鉛蓄電池の充電方法。
ができる充電方法を提供する。 【構成】 浮動充電と休止とを交互に行う間欠トリクル
あるいは間欠フロート使用において，浮動充電を二段の
定電流で行い，一段目の充電電流を許容過充電電流を越
える値とし，充電電圧が所定の電圧に達した時点で二段
目の充電に移り，二段目の充電電流は許容過充電電流以
下とし，充電電圧が一段目の規定電圧より低い所定の電
圧に達した時点で休止に入り，休止期間を１５日以上と
する、密閉式鉛蓄電池の充電方法。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は，鉛蓄電池の充電方法に
関するものである。
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】非常用予備電源として使用される鉛蓄電
池の充電方法には，二種類あって，一つは電池を常時微
小電流で充電をしながら自己放電を補い，負荷に電力を
必要とする時だけ充電を中止して電池から負荷へ電力を
供給する方式のトリクル充電と，負荷と電池とを並列に
接続させた状態で，常時負荷へ電力を供給しながら同時
に電池へも自己放電を補うに必要な電流が流れるように
したフロート充電とがある。これらの充電で電池に流す
電流には限度があり、許容過充電電流といわれるものが
ある。この電流の大きさは密閉鉛蓄電池では電池容量の
2000分の１程度であり、この大きさを越えると水の電解
による電解液の減少が加速されて電池寿命を短くさせ
る。したがって、通常の充電では、この電流以下で自己
放電を補うに必要な電流が設定されている。
池の充電方法には，二種類あって，一つは電池を常時微
小電流で充電をしながら自己放電を補い，負荷に電力を
必要とする時だけ充電を中止して電池から負荷へ電力を
供給する方式のトリクル充電と，負荷と電池とを並列に
接続させた状態で，常時負荷へ電力を供給しながら同時
に電池へも自己放電を補うに必要な電流が流れるように
したフロート充電とがある。これらの充電で電池に流す
電流には限度があり、許容過充電電流といわれるものが
ある。この電流の大きさは密閉鉛蓄電池では電池容量の
2000分の１程度であり、この大きさを越えると水の電解
による電解液の減少が加速されて電池寿命を短くさせ
る。したがって、通常の充電では、この電流以下で自己
放電を補うに必要な電流が設定されている。
【０００３】鉛蓄電池の正極格子は，電位の高い活物質
と常時接していて，酸化性雰囲気におかれると同時に腐
食性の強い硫酸が電解液として使用されていることによ
り常に腐食される傾向にある。この傾向は充電状態では
充電の過電圧が加わるためさらに強い酸化性雰囲気にお
かれることになり、腐食は促進される。格子は集電体機
能と活物質を保持する機能を持っているが、腐食が進め
ばこれらの機能が低下して電池寿命が短くなるという傾
向がある。
と常時接していて，酸化性雰囲気におかれると同時に腐
食性の強い硫酸が電解液として使用されていることによ
り常に腐食される傾向にある。この傾向は充電状態では
充電の過電圧が加わるためさらに強い酸化性雰囲気にお
かれることになり、腐食は促進される。格子は集電体機
能と活物質を保持する機能を持っているが、腐食が進め
ばこれらの機能が低下して電池寿命が短くなるという傾
向がある。
【０００４】このように、電池を常時充電することは、
電池の自己放電を絶えず補い非常時に所要電力を供給で
きるというメリットと同時に格子腐食を促進して電池寿
命を短くするデメリットを生じるのでこれら両者をうま
くバランスさせて電池機能を最大限に発揮させることが
大切である。
電池の自己放電を絶えず補い非常時に所要電力を供給で
きるというメリットと同時に格子腐食を促進して電池寿
命を短くするデメリットを生じるのでこれら両者をうま
くバランスさせて電池機能を最大限に発揮させることが
大切である。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】従来のトリクル充電や
フロート充電は、許容過充電電流を越えない適正な電流
で充電を行っているが、電池は常時充電電圧が加えられ
ているため、充電時間に比例して正極板格子の腐食が進
行し，電池寿命を短くさせるという問題があった。
フロート充電は、許容過充電電流を越えない適正な電流
で充電を行っているが、電池は常時充電電圧が加えられ
ているため、充電時間に比例して正極板格子の腐食が進
行し，電池寿命を短くさせるという問題があった。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明の充電方法は、鉛
蓄電池のトリクルまたはフロート使用において，常時充
電する従来の充電方法に代えて，充電時間と充電休止時
間を交互に繰り返すとともに、休止時間を入れることに
よって増大する自己放電に対して充電は条件を二段に分
けて、一段目は許容過充電電流を越える電流で充電し二
段目は許容過充電電流以下の電流で充電することによ
り、電池に充電電圧が加わる時間を短縮させて電池の長
寿命化を図るものである。
蓄電池のトリクルまたはフロート使用において，常時充
電する従来の充電方法に代えて，充電時間と充電休止時
間を交互に繰り返すとともに、休止時間を入れることに
よって増大する自己放電に対して充電は条件を二段に分
けて、一段目は許容過充電電流を越える電流で充電し二
段目は許容過充電電流以下の電流で充電することによ
り、電池に充電電圧が加わる時間を短縮させて電池の長
寿命化を図るものである。
【０００７】
（実施例１）２Ｖセル、１０ＨＲ容量が２００ＡＨの密
閉鉛蓄電池（許容過充電電流は約０．１Ａ）５６個を直
列接続した予備電源システムで，１周期４５日の期間の
うち充電期間を３０日、充電休止期間を１５日とし，最
初の一段目充電は１．０Ａの定電流で電池端子電圧がセ
ル当り２．２３Ｖに達するまで充電し，引き続き残りの
充電時間を０．０５Ａの定電流充電で二段目の充電を行
う。そのあと１５日充電休止をおこない、再び最初の充
電に戻るというパターンを繰り返す充電方法で電池を使
用した。この充電方法を７年間にわたって実施した電池
について電池の容量低下を，従来の充電方法で使用して
いた同種類の電池と比較すると，本発明充電方法によっ
て使用した電池の容量低下量は，常時２．２３Ｖで浮動
充電するという従来の充電方法で使用した電池の８０〜
８５％と少なかった。 （実施例２）２Ｖセル、１０ＨＲ容量が２００ＡＨの密
閉鉛蓄電池５６個を直列接続した予備電源システムで，
周期６０日の内，最初は１．０Ａの定電流で電池電圧が
セル当り２．２３Ｖに至るまで充電し，続いて残りの期
間を０．０５Ａの定電流充電を行い、その後１５日間の
充電休止期間を設け，再び上記の充電を繰り返すという
パターンを１周期とする充電方法に従って電池を使用し
た。このサイクルを５年にわたって実施した電池につい
て容量の低下を，セル当り２．２３Ｖで常時浮動充電を
行う従来の充電方法による同種類の電池と比較すると，
本実施例の充電方法によって使用した電池の容量低下量
は，従来の充電方法で使用した電池の８５〜９０％で少
なかった。
閉鉛蓄電池（許容過充電電流は約０．１Ａ）５６個を直
列接続した予備電源システムで，１周期４５日の期間の
うち充電期間を３０日、充電休止期間を１５日とし，最
初の一段目充電は１．０Ａの定電流で電池端子電圧がセ
ル当り２．２３Ｖに達するまで充電し，引き続き残りの
充電時間を０．０５Ａの定電流充電で二段目の充電を行
う。そのあと１５日充電休止をおこない、再び最初の充
電に戻るというパターンを繰り返す充電方法で電池を使
用した。この充電方法を７年間にわたって実施した電池
について電池の容量低下を，従来の充電方法で使用して
いた同種類の電池と比較すると，本発明充電方法によっ
て使用した電池の容量低下量は，常時２．２３Ｖで浮動
充電するという従来の充電方法で使用した電池の８０〜
８５％と少なかった。 （実施例２）２Ｖセル、１０ＨＲ容量が２００ＡＨの密
閉鉛蓄電池５６個を直列接続した予備電源システムで，
周期６０日の内，最初は１．０Ａの定電流で電池電圧が
セル当り２．２３Ｖに至るまで充電し，続いて残りの期
間を０．０５Ａの定電流充電を行い、その後１５日間の
充電休止期間を設け，再び上記の充電を繰り返すという
パターンを１周期とする充電方法に従って電池を使用し
た。このサイクルを５年にわたって実施した電池につい
て容量の低下を，セル当り２．２３Ｖで常時浮動充電を
行う従来の充電方法による同種類の電池と比較すると，
本実施例の充電方法によって使用した電池の容量低下量
は，従来の充電方法で使用した電池の８５〜９０％で少
なかった。
【０００８】実施例の結果に見られるように，全使用期
間中に占める充電休止期間の割合が大きくなるほど，電
池性能の低下は小さくなることが分かる。
間中に占める充電休止期間の割合が大きくなるほど，電
池性能の低下は小さくなることが分かる。
【０００９】
【発明の効果】間欠トリクルまたは間欠フロート使用に
おいて，休止中の自己放電量を過不足なく充電するとと
もに，充電時の充電を効率よく行うことによって，鉛蓄
電池の寿命性能が向上する。
おいて，休止中の自己放電量を過不足なく充電するとと
もに，充電時の充電を効率よく行うことによって，鉛蓄
電池の寿命性能が向上する。
Claims (1)
- 【請求項１】 浮動充電と休止とを交互に行う間欠トリ
クルあるいは間欠フロート使用において，浮動充電を二
段の定電流で行い，一段目の充電電流を許容過充電電流
を越える値とし，充電電圧が所定の電圧に達した時点で
二段目の充電に移り，二段目の充電電流は許容過充電電
流以下とし，充電電圧が一段目の規定電圧より低い所定
の電圧に達した時点で休止に入り，休止期間を１５日以
上とする事を特徴とする密閉式鉛蓄電池の充電方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6209092A JPH0850925A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 鉛蓄電池の充電方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6209092A JPH0850925A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 鉛蓄電池の充電方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0850925A true JPH0850925A (ja) | 1996-02-20 |
Family
ID=16567156
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6209092A Pending JPH0850925A (ja) | 1994-08-09 | 1994-08-09 | 鉛蓄電池の充電方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0850925A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7965062B2 (en) | 2007-02-20 | 2011-06-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method and apparatus for charging nonaqueous electrolyte secondary battery |
| CN112234667A (zh) * | 2020-09-23 | 2021-01-15 | 上海置信智能电气有限公司 | 一种基站备用铅酸蓄电池智能补电方法和*** |
| EP4198535A1 (fr) | 2021-12-20 | 2023-06-21 | Commissariat à l'énergie atomique et aux énergies alternatives | Procédé d'estimation de l'état de charge d'une batterie au plomb en situation d'autodécharge |
-
1994
- 1994-08-09 JP JP6209092A patent/JPH0850925A/ja active Pending
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7965062B2 (en) | 2007-02-20 | 2011-06-21 | Kabushiki Kaisha Toshiba | Method and apparatus for charging nonaqueous electrolyte secondary battery |
| CN112234667A (zh) * | 2020-09-23 | 2021-01-15 | 上海置信智能电气有限公司 | 一种基站备用铅酸蓄电池智能补电方法和*** |
| EP4198535A1 (fr) | 2021-12-20 | 2023-06-21 | Commissariat à l'énergie atomique et aux énergies alternatives | Procédé d'estimation de l'état de charge d'une batterie au plomb en situation d'autodécharge |
| FR3130999A1 (fr) | 2021-12-20 | 2023-06-23 | Commissariat A L'energie Atomique Et Aux Energies Alternatives | Procédé d’estimation de l’état de charge d’une batterie au plomb en situation d’autodécharge. |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CN109216811B (zh) | 一种铅蓄电池的内化成工艺 | |
| US6801017B2 (en) | Charger for rechargeable nickel-zinc battery | |
| CN112242572A (zh) | 方形铝壳锂离子电池负极与壳体的电压提升方法 | |
| JPH0850925A (ja) | 鉛蓄電池の充電方法 | |
| CN107123835B (zh) | 一种铅酸蓄电池脱硫的电化学方法及*** | |
| JP4081698B2 (ja) | 鉛蓄電池の充電方法 | |
| JP4331473B2 (ja) | 鉛蓄電池の充放電制御装置及び充放電制御方法 | |
| CN111755764A (zh) | 一种锂电池消减极化的方法 | |
| JP2001126771A (ja) | 密閉形鉛蓄電池の充電方式 | |
| JP4120084B2 (ja) | 鉛蓄電池の充電方法 | |
| JPH084016B2 (ja) | 鉛蓄電池の充電制御方式 | |
| JPH08287956A (ja) | 密閉鉛電池の充電方法 | |
| JPS603874A (ja) | 密閉形鉛蓄電池の充電法 | |
| JPH0778637A (ja) | 鉛蓄電池の充電方法 | |
| JP3648761B2 (ja) | 密閉鉛電池の充電方法 | |
| JP2003178806A (ja) | 鉛蓄電池の充電制御方法 | |
| JP2002165378A (ja) | 制御弁式鉛蓄電池の充電方式 | |
| CN114497691A (zh) | 锂离子电池分容优化方法 | |
| JPS58212076A (ja) | 鉛蓄電池の充電方法 | |
| JP3838298B2 (ja) | アンチモン合金格子を使用した密閉形鉛蓄電池の充電方法 | |
| JP2001157376A (ja) | 密閉形鉛蓄電池の充電方式 | |
| JP2001185227A (ja) | 鉛蓄電池の保守方法 | |
| Kauzlarich et al. | WHEELCHAIR BATTERY OVERDISCHARGE & OVERCHARGE PROBLEMS | |
| JP2000299134A (ja) | 鉛蓄電池の充電方法 | |
| JPH10134848A (ja) | 酸素サイクルによるシ−ル鉛蓄電池の充電方法 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080111 Year of fee payment: 13 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 14 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090111 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Year of fee payment: 15 Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100111 |
|
| FPAY | Renewal fee payment (prs date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120111 Year of fee payment: 17 |
|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |