JPH08509086A - データ媒体、特にゲームスリップを走査するための改良された装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 文書フィードローラ（１）と、前記ローラと相互作用してローラにより送られた文書のデータを読み取る画像センサ（４）を含む装置である。画像センサ（４）は文書（Ｄ）を照射する光源（６）と、光源によって伝達され、文書によって反射された光からデータを読み取る一列の感光性素子（９）を含む。画像センサ（４）のハウジング（５）は、フィードローラ（１）に対向する側面が開いており、ローラ（１）に抗して文書を保持する部材（１４、１７）を含む。前記ハウジングは更に、光源（６）からの光が文書に突き当たる点において画像センサと摩擦することなく文書が読み取られるローラ係合位置とハウジングが前記ローラから離間される文書フィーディング位置との間を、前記ローラに対して交互に傾動できる。

Description

【発明の詳細な説明】 データ媒体、特にゲームスリップを走査するための改良された装置 本発明は情報キャリア、特にゲームチケット又はレシートを分析する装置に関 する。前記ゲームチケット又はレシートは、一般にゲーム入力端末、特に抽選ゲ ーム用端末において使用され、端末はコード化信号を発生し、コード化信号は中 央ユニットへ伝送され、中央ユニットにおいてプレーヤーのベットはゲームドロ ーまでメモリに記憶される。 このような分析装置は、電気ステッパーモータ又はそれに類するものによって 駆動される文書駆動ローラから一般的に構成される情報キャリアを挿入する手段 と、キャリア上の情報を読み取り、この情報をデジタルデータに変換可能であり 、かつ、例えば中央ゲーム管理ユニットへ伝送可能な信号に変換する手段を含む 。 公知の情報読み取り手段の中で、画像検出器が言及されるであろう。画像検出 器は細長い形のケース内に、前記ケースの透明な壁を介して照射するように意図 された光源と、読み取られる文書と、文書によって反射され、かつ画像検出器の ケースの透明な壁を通過する、光源からの戻りの光路において一列に配置される 一連の感光性検出器とを含む。 透明な壁は一般に、文書駆動ローラに抗するように配置されて保持され、これ により、ゲームチケット又はレシート等の情報キャリアが前記ローラによって前 記透明な壁と接触するように駆動されることが可能になり、従ってキャリアによ って搬送される情報が読み取られることが可能になる。 このような構造はしばしば優れた結果をもたらすが、ローラが頻繁に汚れるリ スクにさらされる欠点を有する。これは、ほこりや、例えば、プレーヤーがチケ ットを分析装置に挿入する最後の時になって、プレーヤーがゲームチケットに変 更をすることから生じるインクや消しゴムの残りの跡を画像検出器が取り込むリ スクにさらされる場所で、分析装置が概して使用されるからである。 結果として、画像検出器はその表面をきれいにするために頻繁に取り出されな くてはならず、これによって装置が作動されない期間が生じ、ゲームチケットを 記録することに対する公平性が常に適切な条件下で達成されないことになる。 従って本発明は、光源と画像検出器の感光性検出器との間の光路を汚す問題を 生じないと共に、光源からの照射点において文書が画像検出器と接触することを 防ぐ情報キャリア又は文書を分析する装置を作ることによって、前記欠点を改善 することを目的とする。 従って、本発明の主題は、情報キャリア、特にゲームチケット又はレシートを 分析する装置であって、該装置は文書駆動ローラと、前記ローラによって駆動さ れる文書により搬送される情報を読み取るために駆動ローラと相互作用するよう に意図される画像検出器を含み、画像検出器は文書を照射するための光源と、光 源から放出され、分析される文書によって反射される光に含まれる情報を読み取 るために一列に配置された感光性素子を含み、該装置は、画像検出器ケースが駆 動ローラ対向面に開口を有し、文書をローラに抗するように配置する手段を含む ことを特徴とし、かつ、ローラに抗して配置された文書読み取り位置と、前記ロ ーラから離れている文書さし込み位置との間を前記ローラに対して交互に傾動で きるように前記ケースが装着されることを特徴とする。 本発明は、付随する図面を参照して書かれ、例によってのみ与えられた以下の 記述によってより良く理解できるであろう。 図１は、画像検出器が文書さし込み位置にある、本発明による文書分析装置の 概略図である。 図１ａは、図１の装置の細部を示す、より大きな縮尺の部分図である。 図２は、図１の装置の図に類似する、本発明による装置の文書読み取り位置に おける図である。 図３は、図２に表される装置の細部を示す部分側面図である。 図４は、ゲーム入力端末における本発明による装置の画像検出器及び文書駆動 ローラの配置を示す、部分断面概略図である。 図１は、情報キャリア、特にゲームチケット又はレシート等の文書を分析する 装置を非常に概略的に示しており、該装置は電気ステッパーモータ２によって、 減速ギヤシステム３を介して回転するように駆動される。 駆動ローラ１と関連しているのは画像検出器４であり、画像検出器４は細長く 平行六面体で一般的な形のケース５内に光源６を含み、光源６は、例えば一列の 発光ダイオードで構成され、発光ダイオードの数は必要とされる水平解像度と光 の強度に依存する。前記光源は、ケース５の中心面に対して傾いた位置に配置さ れ、このケースに固定される支持具７に取り付けられる。 光源６によって放出された光線は、ケースの開口面８から、装置に提供される 読み取られる文書Ｄへ向けられ、文書Ｄによって反射された光線は光導波体１０ を介して感光性素子９へ向けられ、光ビームを前記感光性素子９に送る。画像検 出器４のケース５は、文書駆動ローラ１に対して固定ピボットピン１１の回りに 傾動できるように装着される。 ケース５の第１の側面に沿って設けられているのはパッド１４であり、パッド １４は例えばフォームによりおよそプリズムの形でできており、ローラ１に向い ているパッドの面１５はローラの形を補う形を有する。パッド１４は、光源６の 支持具７の上にありケース５の対応するエッジに設けられる溝１６に取り付けら れている。 画像検出器４のケース５は、パッド１４を有する側面に対向する側面にホイー ル１７を有し、ホイール１７はケース５の固定ピボットピン１１に装着され、文 書Ｄを駆動して文書をローラ１に抗するように配置するために、駆動ローラ１と 相互作用するように意図される。 パッド１４そのものは、画像検出器４が読み取り位置、即ちローラ１に抗して 配置される位置にある時に、文書Ｄの張力によってローラ１に圧力を加えること に貢献する。 更に、たとえ挿入された文書が折り目、しわになった部分又はそれに類するも の等の平面の欠点を有しても、この張力は完全に均一な表面を生成する。 画像検出器４のケース５は、メカニズム１８によって、ローラ１に抗して配置 される読み取り位置と、ローラ１から離れているさし込み位置との間を移動する ことができる。メカニズム１８は、固定ピン１９ａの回りにスイングすることが できるように取り付けられかつリンクロッド１９ｂを介してケース５に結合され るレバー１９を含む。図１ａに示されるように、リンクロッド１９ｂはスロット １９ｃを介してレバー１９上でピボット動作し、スロット１９ｃはレバー１９の 有するフィンガー１９ｄと相互作用する。一方の端においてレバー１９はカム従 動子２０を含み、カム従動子２０はレバー１９の動きを制御するために、電磁石 ２３のプランジャーコア２２の端部によって支持されるカム表面２１と相互作用 する。 もう一方の端においてレバー１９はフィンガー２４を有し、該フィンガーは画 像検出器が駆動ローラ１から離れた位置にある際読み取り装置に提供された文書 Ｄを方向づけし、画像検出器がローラ１に抗して配置される読み取り位置にある 際にフィンガー２４は引っ込みが可能である。 レバー１９に関連しているのは、フィンガー２４の押し入れられた位置を元に 戻すためのばね２５である。 駆動電磁石２３は、制御手段（図示せず）によって生成されて増幅器３０及び パワートランジスタ３１を介して電磁石２３へ伝送される制御信号に基づいて、 装置に提供される文書Ｄの通過レートで制御され、画像検出器４を固定ピン１１ の回りに移動させ、ローラ１に抗して配置される文書読み取り位置とローラ１か ら離れている文書さし込み位置との間で交互に移動させる。 同様に、電気モータ２は信号によって制御される。該信号は、それ自体が制御 手段（図示せず）によって生成され、増幅器３２を介して前記モータへ伝送され る。光源６は、増幅器３３を介して制御信号を受け取る。 図１では、文書Ｄの受け入れ又はさし込みのため、装置は静止位置で示されて いる。この位置では、画像検出器４のパッド１４はローラ１から離れており、従 って文書Ｄのために入口を設けている。一方、レバー１９に固定されたフィンガ ー２４はホイール１７（複数）の間の空隙にあり、従って、パッド１４とローラ １との間の空隙に提供された文書Ｄをガイドする。 フィンガー２４は、有効にガイドするため、わずかに曲がった形を有すること が理解される。 文書Ｄが画像検出器のパッド１４とローラ１との間に配置されると電磁石２３ は閉鎖制御信号を受け取り、プランジャー２２は、その平行移動運動の間にカム 従動子２０を押し、図２に示される位置へ向けてレバー１９をピン１９ａの回り に傾動させる。 レバー１９の傾動によって、画像検出器４のケース５も、図２に示されるよう な読み取り位置を占めるように固定ピン１１の回りに傾動するようになる。図２ においてパッド１４はローラ１に抗するように配置されていることが理解され、 ホイール１６はローラ１に抗する文書Ｄの配置と張力に貢献する。 更に、引っ込み位置にあるガイドフィンガー２４は、光源６で放出された光線 の伝播を邪魔せず、これにより光線は文書Ｄによって反射され、光導波体１０を 介して感光性素子９へ送られる。 従って、ほこりの侵入や、インクの液滴がはねることに起因するあらゆる種類 の汚れを受けやすい透明な壁等の障害物は、光路において存在しない。 更に、駆動ローラ１に抗して配置される読み取り位置とこのローラから離れて いる文書さし込み位置に電磁石の動作を介して交互に配置される画像検出器は、 本発明の構成により、少しも分解操作を行う必要なくクリーニング及びチェック 操作を受けることができる。 従って、図３においてさらに詳細にわかるように、画像検出器４のケース５の エッジの一つによって支持されるホイール１７は、図２にみられるようなラグ３ ６によって支持される縦方向のピン１１に装着されている。これらのラグは、ケ ース５の両端の壁に固定されており、レバー１９によって支持されるガイドフィ ンガー２４が通過できるように規則的な間隔で配列されている。 更に、都合のいいことに及び図４において概略的に示されるように、画像検出 器４は、例えばゲーム端末のケース３８の静止部分にピボットされるカバー３７ 内に装着され、画像検出器４はケース３８と共に、検査される文書Ｄを挿入する ためのスロット３９を定める。 カバー３７は、ピン４０によってケース３８に関節接合されており、カバーが 開けられると、本発明による分析装置の全体のメカニズムへアクセスできる。 従って、今まで述べられてきた構成によって、確実に作動し、かつ周期的なク リーニングを必要とする透明な壁の存在による汚れを受けない、情報キャリア、 特にゲームチケット又はレシートを分析する装置が得られることが理解される。 更に、本発明による装置へのアクセスは、該装置をクリーニングし、かつその 構成部分を修理するのに極めて容易である。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．情報キャリア、特にゲームチケット又はレシートを分析する装置であって、 前記装置は文書駆動ローラ（１）と、前記ローラによって駆動される文書により 搬送される情報を読み取るために駆動ローラ（１）と相互作用するように意図さ れる画像検出器（４）を含み、前記画像検出器は文書（Ｄ）を照射するための光 源（６）と、光源より放出され、分析される文書によって反射される光に含まれ る情報を読み取るために一列に配置された感光性素子（９）を含み、前記装置は 、画像検出器（４）のケース（５）が駆動ローラ（１）対向面に開口を有し、文 書をローラに抗するように配置する手段（１４、１７）を含むことを特徴とし、 ローラに抗して配置された文書読み取り位置と前記ローラから離れている文書さ し込み位置との間を前記ローラに対して交互に傾動できるように前記ケースが装 着されることを特徴とする、情報キャリア分析装置。 ２．文書を駆動ローラ（１）に抗するように配置する手段が、画像検出器のケー ス（５）の第１の側面によって支持される少なくとも１つのパッド（１４）と、 ケース（５）の前記パッド（１４）を有する側面に対向する第２の側面によって 支持されるホイール（１７）を含むことを特徴とする、請求の範囲１に記載の分 析装置。 ３．ローラ（１）に向いた面（１５）を有し、前記ローラの形を補う形であるパ ッド（１４）がケース（５）の対応するエッジに設けられる溝（１６）に取り付 けられており、ホイール（１７）が、ケース（５）により搬送される固定された 縦方向のピン（１１）によって支持されることを特徴とする、請求の範囲２に記 載の分析装置。 ４．固定ピン（１１）の回りにスイングし、かつ移動の手段（１９、２０、２３ ）によって前記固定ピンの回りに傾動できるように画像検出器のケース（５）が 装着されることを特徴とする、請求の範囲１〜３のうち１つに記載の分析装置。 ５．画像検出器（４）のケース（５）の交互の移動のための前記手段が、固定ピ ボットピン（１９ａ）の回りにピボットされかつスロット（１９ｃ）が備えられ るリンクロッド（１９ｂ）を介して前記ケースに結合されるレバー（１９）を含 み、前記スロット（１９ｃ）はレバー（１９）によって支持されるフィンガー（ １９ｂ）と相互作用し、前記レバー（１９）はその両端のうちの一方にカム従動 子（２０）を有し、前記カム従動子（２０）は駆動電磁石（２３）のプランジャ ーコア（２２）によって支持されるカム表面（２１）と相互作用し、前記レバー （１９）が弾性の戻し部材（２５）によって前記ケース（５）の文書さし込み位 置へ戻されることを特徴とする、請求の範囲４に記載の分析装置。 ６．レバー（１９）が、カム従動子（２０）の反対側の端に、前記配置手段であ る複数のホイール（１７）の間に配置された文書をガイドする複数のフィンガー （２４）を有し、前記フィンガーが前記ケース（５）の読み取り位置において引 っ込みが可能であることを特徴とする、請求の範囲５に記載の分析装置。 ７．画像検出器（４）が、ゲーム端末のケース（３８）静止部分へピボットされ るカバー（３７）内に装着され、前記カバー（３７）と共に、検査される文書（ Ｄ）を挿入するためのスロット（３９）を定めることを特徴とする、請求の範囲 １〜６のいずれにも記載の分析装置。