JPH08507944A - ラチェット式圧迫装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 非常に強く、所望の長さにすることができ、圧迫を維持するために定期的に締め付けることができ、大雑把に圧迫すること及び微調整で圧迫することの両方で骨を正確に配置し且つ整合させることができ、在庫を僅かしか必要としない、ラチェット式圧迫装置（１４）を提供する。二部品圧迫装置（１４）は、（ａ）第１端に骨ねじ（１６）を有し且つ頂部（２７）が実質的に単一平面内にある歯（２０）からなるラチェット手段（１８）を第２端近くに有する新規な第１部品（１０）と、（ｂ）抗回転手段を構成する新規な第２部品（１２）とからなり、抗回転手段は、第１部品（１０）のラチェット手段（１８）と協働して二つの骨セグメントを互いに圧迫する。別の実施例では、ストップをラチェット手段（１８）に所望の程度まで迅速に打ち込むための打ち込み装置の二つの実施例が提供される。更に別の実施例では、第１骨セグメントと第２骨セグメントとを互いに圧迫し固定するための所望の方法が提供される。

Description

【発明の詳細な説明】 ラチェット式圧迫装置 発明の分野 本発明は、整形外科インプラントに関し、更に詳細には、骨を圧迫しクランプ するための整形外科圧迫装置に関する。 発明の背景 従来技術では、骨を圧迫するための種々の装置が知られている。例えば、米国 特許第４，４５６，００５号、米国特許第４，６８８，５６１号、米国特許第４ ，７９６，６１２号、及び米国特許第５，２１７，４６２号を参照されたい。米 国特許第５，１６７，６６４号には、ラチェット式骨ねじが開示されている。 本発明の目的は、非常に強く、所望の長さにすることができ、圧迫を維持する ために定期的に再締め付けでき、大雑把な圧迫及び微調整された圧迫の両方によ って骨を正確に配置でき且つ整合でき、多くの在庫部品を必要としない、別の圧 迫装置を提供することである。 発明の概要 これらの目的及び他の目的は、本発明のラチェット式圧迫装置によって達成さ れる。 本発明によれば、二部品圧迫装置は、（ａ）第１端に骨ねじを有し、頂部が実 質的に単一平面内にある歯からなるラチェット手段を第２端近くに有する新規な 第１部品と、（ｂ）抗回転手段を構成する新規な第２部品とからなり、抗回転手 段は、第１部品のラチェット手段と協働して二つの骨セグメントを互いに圧迫す る。 好ましい実施例では、新規な抗回転手段は、キー止め通孔を持つストップ（例 えばナット又はボール）であり、このストップは、骨セグメントを互いに圧迫す る一方向にしかストップが移動できないように、及びストップ（即ち第２部品） とピン（即ち第１部品）との間で回転が起こらないように、ラチェット歯と協働 するように特定的に形成されている。 別の好ましい実施例では、本発明の特別のストップとともに使用されるように なった本発明による新規な第１部品は、骨ねじを一端に有し、頂部が実質的に単 一平面（又は複数の平面）内にあるラチェット歯を持つラチェット構成要素を他 端に有する長い円筒形の部品である。 更に別の実施例では、ストップをラチェット手段に所望程度まで迅速に打ち込 むための、本発明の打ち込み装置の二つの実施例が提供される。 他の実施例では、第１骨セグメントと第２骨セグメントとを互いに圧迫し固定 するための方法は、 （a）本発明の装置の細長い部品の第１端を第１骨セグメントを通して第２骨セ グメントにねじ込み（又は予めドリル加工した穴に細長い部品を挿入し）、本発 明の装置のねじ山を所望なだけ前進する工程と、 （b）本発明の装置の第２部品を、本発明の装置の第１部品のラチェット構成要 素上で、ほぼ最終の圧迫調節を行うために大雑把な圧迫調節を行うように、所望 なだけラチェット送りする工程と、 （c）圧迫調節を行うように、本発明の装置の第１部品又は第２部品を廻す（及 びかくして第２部品又は第１部品の夫々を廻す、いずれの部品も他の部品に関し て回転させることができない）工程とを有する。 更に、本発明によれば、工程（b）は、好ましくは、本発明のラチェットガン を用いて迅速に行われる。 更に、本発明によれば、好ましくは、大雑把な圧迫調節を行った後、工程（c ）の後又は直前のいずれかに、細長い部品を所望程度に切除する随意の追加の工 程を行う。 好ましい実施例の説明 図面の簡単な説明 第１図は、本発明の圧迫装置の本発明の第１部品の一実施例の平面図であり、 第１部品の一端に設けられたラチェット手段及び他端に設けられた骨ねじを示す 。 第２図は、第１図の２−２線の方向から見た、第１図のラチェット手段の部分 断面斜視図である。 第３図は、第１図に示す本装置の第１部品と協働する本発明の圧迫装置の第２ 部品の一実施例の平面図であり、この第２部品は、二つの骨セグメントを互いに 圧迫するように第１図に示すラチェット手段と協働する抗回転手段（キーを備え たストップの形態の手段）を有し、このキーを備えたストップは、（一実施例で は）、六角ナットである。 第４図は、第３図に示す六角ナットの、第３図の４−４線に沿った断面図であ る。 第５図及び第６図は、本発明の装置のキーを備えたストップ（例えば六角ナッ ト又はボール）の変形例の断面図及び平面図である。 第７図は、第１図及び第４図の実施例を互いに組み立てた状態で示す、本発明 の組み立て済みの二部品装置の一実施例の部分断面平面図である。 第８図及び第９図は、キーを備えたナットを本発明の装置の第１部品のラチェ ット手段上に打ち込むのに使用する本発明の打ち込み装置の変形例の概略図であ る。 第１０図は、本発明のキーを備えたストップの一実施例の製造に使用される工 程の図である。 実施例 添付図面を参照すると、第１図には、本発明の圧迫装置１４の一実施例（互い に組み立てた状態で第７図に示す）を提供するように、本発明の第２部品１２の 一実施例（第３図乃至第６図に示す）と組み合わせて使用される本発明の第１部 品１０の一実施例が示してある。第１部品１０は、先端に又は先端の近くに骨ね じ１６を有し、中央部近くにラチェット手段１８を有し、基端に又は基端の近く に好ましくは実質的に平滑な部分１９を有するピンである。ラチェット手段１８ は、好ましくは非対称な歯２０からなり、これらの歯は、好ましくは、第１部品 １０の一方の表面上だけに配置され、第１部品の基端に配置されている。非対称 な歯２０は、第１図及び第７図に示すように、各歯の一方の側２２が第１部品１ ０の中心線２４に対して実質的に垂直であり、各歯の他方の側２６が（延長した とき）中心線２４に関して所定の角度α２８をなすように角度が付けてある。角 度α２８は鋭角である。歯２０の頂部２７は、この実施例では、単一の平面内に ある（変形例では、歯は、それらの頂部が複数の平面内にあってもよい）。 第２図には、ラチェット手段１８が、第１図の２−２線の方向から見た部分断 面斜視図で示してあり、この図には、中心線２４及び角度α２８も示してある。 第１図及び第２図に明瞭に示してあるように、第１部品１０は、一端に骨ねじ１ ６を持ち且つ他端に平滑部分１９を持つピン（例えば、ハウメディカ社が販売し ているアペックス（Ａｐｅｘ：登録商標））から形成でき、ピンの中央部を機械 加工してピンに平坦面３０を形成し、この平坦面の反対側を機械加工して上述の 非対称な歯２０を形成する。 第３図には、第２部品１２の一実施例が、第１部品１０の平坦面３０と実質的 に一致する平坦面３２及び第１部品１０の湾曲部分３４と実質的に一致する湾曲 部分３６を備えたキー止め通孔２９を持つように機械加工された六角ナットの形 態で示してある。第２部品１２は、第３図に示すように、非対称な歯２０（以下 に説明し、第７図に互いに組み立てた状態で示してある）と噛み合うための可撓 性干渉リップ３８（これは、好ましくは、第２部品１２の一体の部分である）を 更に有する。 第４図には、第２部品１２が断面で示してあり、第２部品の可撓性リップ３８ は、以下に説明するように、非対称な歯２０と組み合って相互に作用し合う。 第５図には、第２部品１２が断面で示してある。キー止め通孔２９は、平坦面 ３２及び湾曲部分３６を形成するようにブローチ加工してある。平坦面３２及び 湾曲部分３６の夫々の中心線２４からの距離は、ａ（４０）及びｂ（４２）であ る。 加工は、第１０図を参照して以下に詳細に説明する。 一体の部分４６は、好ましくは、非対称な歯２０と接触する干渉リップ３８を 形成するように切断される。（かくして、干渉リップ３８は、好ましくは、実質 的に非対称な歯の形状を持ち、任意の二つの隣接した非対称な歯２０の間の空間 に嵌まることができる。） 第６図には、平坦面３２及び湾曲部分３６を備えたキー止め通孔２９を持つボ ール又は円筒体の形態の第２部品１２の変形例が示してある。更に、可撓性干渉 リップ３８が設けられている。更に、スロット５０が示してある。これらのスロ ット５０は、ストップ１２を回転するのに（打ち込み装置の受けとして）使用さ れる。 第７図には、本発明の第１部品１０及び本発明の第２部品１２が、本発明のラ チェット式圧迫装置１４を提供するように、互いに組み立てた状態で示してある 。第２部品１２は、打ち込み装置（第８図を参照して以下に説明する）によって 第１部品１０上に手早く位置決めされる。第２部品は、（第７図に矢印で示すよ うに）一方向にしか移動できない。可撓性干渉リップ３８を、好ましくは非対称 の歯２０であるラチェット手段１８内の噛み合い位置で示す。 第８図及び第９図には、第２部品１２を第１部品１０に図示のように組み立て るのに適した打ち込み装置の変形例の概略図が示してある。 第８図には、本発明の圧迫装置１４の挿入に使用するための特別の設計のラチ ェットガン５０が断面で示してある。ラチェットガン５０は、主本体部分５２を 有し、この主本体部分は、引き金５６の第１端５４を内部に収容している。第１ 端５４は、枢動ピン５８で主本体部分５２に取り付けられており、トーションば ね６０によって弛緩状態に維持される。引き金５６の第２端６２は、主本体部分 ５２の外側に延び、引き金５６を握り易くするための窪み６４が設けられている 。引き金５６には、ばね７０によって主本体部分５２内に支持されたプロング６ ８が枢軸６６で取り付けられている。プロング６８は、協働部分７４を持つ第２ 端７２を有し、協働部分７４は、ばね７０がその弛緩状態にあるとき、本発明の 圧迫装置１４の非対称の歯２０の各々（一度に一つづつ）に嵌まる。 第８図のラチェットガン５０の作動では、引き金５６をトーションばね６０の 作用に抗して主本体部分５２に向かって後方に引くことによって、非対称な歯２ ０の一つを第２端７２の協働部分７４で（第８図に示すように、左に向かって） 引っ張る。ラチェットガン５０の相互作用端７６と隣接して位置決めされた第２ 部品１２は、これによって、右に（第８図に矢印で示すように）押圧され、ガン ５０全体が第２部品１２を移動するように移動する。ラチェットガン５０の相互 作用端７６（銃口に相当する）は、第２部品１２と協働するように、特別の形状 に成形されている。 本発明の装置のこの実施例を組み立てるため、ガンをストップ１２用のホルダ として使用できる。この場合、第１部品１０をストップ（即ち第２部品）に手で 挿入できる。ラチェット手段１８がプロング６８の第２端７２と係合したとき、 ストップ１２をガン５０の相互作用端７６に位置決めし、次いで、第１部品１０ をストップ（即ち第２部品）１２を通してガン５０に手動で挿入する。非対称な 歯２０の第１の歯がプロング６８の第２端７２と係合しているとき、引き金５６ を使用して連続的に機械的に圧迫できる。 第９図には、ラチェットガンの変形例が断面で示してある。対応する部品には 、第８図と同じ参照番号が附してある。ガンのこの実施例は、別個のラチェット 式プッシャロッド１０２（ピン１０のラチェット歯とは無関係である）及びホル ダ１００（例えば、ピン係止装置である）を有する。この実施例では、プッシャ ロッド１０２（相互作用端７６をその一体の部分として有する）は、第２部品１ ２を移動するように移動する。ガン５０は、第２部品１２を非対称な歯２０の第 １の歯と係合させる機械的な利点を提供する。 第１０図には、第２部品１２の製造工程を第１０Ａ図乃至第１０Ｅ図に概略に 示してある。第１０Ａ図には、金属製六角形形状部品７８が示してある。第１０ Ｂ図には、六角形形状部品７８に部分的に切り込んでスリット８０を入れた後の 同じ金属製部品７８が示してある。第１０Ｃ図では、スリット８０が金属製六角 形形状部品７８に第１の小さい部分８２及び第２の大きい部分８４を形成するよ うに位置決めされている。第１０Ｃ図に示すように、第１の小さい部分８２をド リル加工して直径がａ８８の穴８６を形成し、第２（大きな）部分８４をブロー チ加工してキー止め通孔２９（例えば、Ｄ字形状である）を形成する。 第１０Ｄ図は、第１０Ｃ図の金属製部品７８の斜視図である。 第１０Ｅ図では、ラチェットねじ（即ち第２部品１２）の最終製造工程におい て、金属製六角形形状部品７８の第１（小さい）部分８２の大部分を除去し、タ ブ９４だけを残す。所望であれば、タブ９４を第５図に示すように平坦部４６を 持つように形成でき、又は、変形例では、所望であれば、第４図に示すように、 可撓性干渉リップ３８のところに角度が付けられるように形成できる。 特定的に形成した本発明のストップは、好ましくは、一つの金属製部品（これ は、例えばステンレス鋼のように移植に適した任意の金属であるのがよい）から 機械加工によって形成できる。ストップは外フランジを有し、このフランジは、 六角形形状、円形形状、又は任意の他の所望の形状であるのがよい。ストップは 、 好ましくは、キー止め通孔を有し、可撓性干渉リップを有する。 本発明のピンは、その先端に又はその先端の近くに任意の適当な骨ねじを有す る。本発明のピンは、非対称な歯を有し、これらの歯は、好ましくは、ピンの中 央部近くで一方の面上に配置されている。変形例では、歯は、所望の通りに、一 つ以上の平坦面上に、例えば、二つ又は三つ、或いはそれ以上の面上に設けるこ とができる。更に、ピンは、好ましくは、その基端に平滑部分を有するが、これ はどうしても必要なものではない。 本発明の二部品インプラントは、骨を（シャフト即ちピン部分を使用して）正 確に配置し且つ整合し、本装置の特別に設計したストップ（即ちナット）部分が （第１部分即ちピン部分即ちシャフト部分とともに）骨を圧迫し、固定する。シ ャフト即ちピンの一部を切除して装置長さを所望の通りにする、即ち長い駆動シ ャフトを持つ所望の長さのねじを提供する。 本発明の二部品装置は、以下の方法で挿入される。先ず最初にピンを第１骨セ グメント内にこのセグメントを通して打ち込み、次いで、ねじ山を備えたピンを 骨に打ち込むのと同じ方法で第２骨セグメントに打ち込む。次に、本発明のスト ップを、好ましくは本発明のラチェットガンを用いてラチェット構成要素に所望 程度までほぼ最終圧迫調節位置まで押し込み、かくして大雑把な圧迫調節を行う 。 ラチェットの歯は、ストップを一方向にしか打ち込むことができないように角度 が付けてある。ナットの通孔の形状及びピンの形状（即ち、第１部品１０及び第 ２部品１２の形状）は、ナットがピン上で回転できないようにする形状である。 上述の第１圧迫により、ねじ端が所望とされるよりも前進した場合には、二部品 装置の組み合わせをねじとして廻すことによってねじ及び骨ピンからなる組み合 わせを後方に戻すことができ、所望であれば、ねじをラチェットで更に短くする ことができる。変形例では、所望であれば、組み合わせ装置をねじとして廻すこ とによって、組み合わせ装置を更に前進させることができ、最終圧迫をラグねじ として行う。圧迫の完了後、装置のねじとは反対側の端部を、所望であれば、皮 膚の外に突出するように残すことができ、変形例では、所望の長さの装置を提供 するように、所望であれば、切除することができる。 本発明の二部品装置は、他の周知の装置と比べて大きな利点がある。長さを上 述のように所望の通りに定めることができるため、部品の必要な在庫を減らすこ とができる。この装置は非常に融通性が大きく、ねじ山を備えた数種のピン及び 数種の異なる形状のナットで多くの組み合わせをつくることができる。ラチェッ ト部分を切除することによってねじの長さを所望の通りに変化させることができ る。ラチェットを使用することによって大雑把な圧迫を非常に迅速に行うことが でき、ラグねじのような装置を使用して圧迫を微調整し、二部品装置を回転させ ることによってことによって圧迫を続けることができる。更に、骨ねじを、先ず 最初に、ドリルを用いて骨にほぼその最終長さまで非常に迅速に配置でき、圧迫 をラチェットを用いて非常に迅速に行うことができる。ラグねじを用いて最終圧 迫を行うことができ、ねじの先端が前進し過ぎた場合には、追加の圧迫を加える ように、ラチェットを用いて装置を後方に戻すことができ且つ長さを短くするこ とができる。装置は、骨ねじと反対側の端部が皮膚から突出したままにすること も切除することもでき、皮膚から突出したままにする場合には、圧迫力を調節（ 増大又は減少のいずれか）でき、装置全体を、後に、別の手術をすることなく取 り出すことができる。これにより、外側固定装置及び内側固定装置の両方を提供 できる。装置は、非常に強い圧迫装置を提供し、非常に小型の装置でも、ピン全 体に亘って金属製中実コアが設けられた特徴を持つ装置の設計のため、非常に強 い。ピン部分は、ジグによって装置の狙いをＸ線透視下で定めるのに使用できる 。これは、ねじヘッドがジグと干渉する従来のねじでは不可能である。 本発明の圧迫装置１４の別の利点は、第１部品１０又は第２部品のいずれかを 廻すことによって装置を打ち込むことができるということであり、この圧迫を行 うのにシャフト（即ち第１部品１０）取り外す必要がない。 ピンは、それ自体をねじ込むことができ、ジグの任意の組み合わせで使用でき る。 手術の実施時に、外科医は、所望の圧迫を行うのにどれ程の長さのピンが必要 とされるのかの確認を常には行わない。しかしながら、本発明を装置を使用する と、長さを（本明細書申に説明したように）調節できる。 タブが金属製であるため、本明細書の装置は非常に強く且つ剛性であり、ラチ ェットガン５０は、本明細書中に記載したように、一般的には、第２部品１２を 挿入するのに必要とされる。第１部品１０の非対称な歯２０のため第２部品１２ は一方向にしか移動できず、第１部品１０から取り外すことができず、かくして 圧迫装置１４を提供する。本発明の装置１４は、ストップ１０を回転させること によって一部品装置として（通常のねじを取り外すように）取り外すことができ る。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．第１骨セグメント及び第２骨セグメントを互いに圧迫するためのインプラン トにおいて、 （a）第１端及び第２端を持つ細長い第１部品であって、 （1）前記第１端と少なくとも実質的に隣接して配置されたねじ山と、 （2）前記第２端の近くに位置決めされた、頂部が実質的に単一平面内にある 歯を有するラチェット構成要素と、を有する、 細長い第１部品と、 （b）前記細長い第１部品と協働して使用するための抗回転手段を提供する第２ 部品であって、前記第２部品は、前記第１骨セグメントと前記第２骨セグメント とを互いに圧迫するように前記第２端からラチェット送りされ、前記第２部品は 、前記第２部品が前記第１部品に関して一方向にしか移動できないように、及び 前記第２部品が前記細長い第１部品に関して回転しないように係止されるように 、前記ラチェット構成要素の歯と係止する係止構成要素を有する、第２部品とを 有する、インプラント。 ２．前記細長い第１部品は、中実の内コア、中心線１、及び平坦面を有し、前記 ラチェット構成要素の歯は、前記平坦面とは実質的に反対側に位置決めされてお り、前記細長い第１部品は、その第２端に平滑部分を有する、請求項１に記載の インプラント。 ３．前記細長い第１部品は、実質的に円筒形のロッドの形状であり、前記ラチェ ット構成要素の歯は、前記中心線１に関して鋭角をなしている、請求項２に記載 のインプラント。 ４．前記第２部品は、断面が前記実質的に円筒形のロッドの断面と実質的に同じ であるか或いはこれよりも僅かに大きいキー止め中央孔を持つストップである、 請求項３に記載のインプラント。 ５．前記キー止め中央孔は、前記係止構成要素を構成する可撓性干渉リップを有 し、このリップが前記ラチェット構成要素の歯と係止する、請求項４に記載のイ ンプラント。 ６．第１骨セグメント及び第２骨セグメントを互いに圧迫するためのインプラン トにおいて、 （a）抗回転手段と協働して使用される、第１端及び第２端を持つ細長い第１部 品を有し、該第１部品が、 （1）前記第１端と少なくとも実質的に隣接して配置されたねじ山と、 （2）前記第２端と少なくとも実質的に隣接して位置決めされた、頂部が実質 的に単一平面内にある歯からなるラチェット構成要素と、を有する、 インプラント。 ７．前記細長い第１部品は、中実の内コア、中心線１、及び平坦面を有し、前記 ラチェット構成要素の歯は、前記平坦面とは実質的に反対側に位置決めされてお り、前記細長い第１部品は、その第２端に平滑部分を有する、請求項６に記載の インプラント。 ８．第１骨セグメント及び第２骨セグメントを互いに圧迫するためのインプラン トにおいて、 細長い部品と協働して使用するための抗回転手段を有し、該抗回転手段は、前 記第１骨セグメント及び前記第２骨セグメントを互いに圧迫するように、前記細 長い部品に設けられたラチェット構成要素に沿ってラチェット送りされるように なっており、前記抗回転手段は、可撓性干渉リップからなる係止構成要素を有し 、この構成要素は、前記抗回転手段が前記細長い部品に関して一方向にしか移動 できないように、及び前記抗回転手段が前記細長い部品に関して回転しないよう に係止されるように、前記ラチェット構成要素の歯と係止する、インプラント。 ９．前記細長い第１部品は、中実の内コア、中心線１、及び平坦面を有し、前記 ラチェット構成要素の歯は、前記平坦面とは実質的に反対側に位置決めされてい る、請求項８に記載のインプラント。 10．非対称な歯を持つ第１部品及びこれと噛み合う形状を持つ第２部品を互いに 関して直線状に並進するためのラチェットガンにおいて、 （a）主本体部分と、 （b）ばね付加された引き金であって、 （1）前記主本体部分に枢軸で取り付けられた第１端と、 （2）前記主本体部分の外側に延びる第２端とを有する、引き金と、 （c）前記装置の前記第２部品が前記装置の前記第１部品の前記非対称な歯に関 して一方向にしか移動できないように前記装置の前記第１部品の前記非対称な歯 と協働して作動する、前記ばね負荷された引き金に取り付けられたばね負荷され たプロングとを有する、ラチェットガン。 11．前記主本体部分は、銃口端を有し、該銃口端は、 （1）前記装置の前記第２部品と噛み合い且つ協働する形状と、 （2）非対称な歯を持つ前記装置の前記第１部品を位置決めでき且つ保持できる 開口部とを有し、前記第２部品は、前記銃口端によって前記第１部品の前記歯に 関して前進させることができる、請求項１０に記載のラチェットガン。 12．前記主本体部分は、非対称な歯を持つ前記装置の前記第１部品を固定できる 開口部を有し、前記第１部品の前記非対称な歯とは別のプッシャロッド歯を持つ ラチェット式プッシャロッドを更に有する、請求項１０に記載のラチェットガン 。 13．請求項１のインプラントを挿入するためのラチェットガンにおいて、 （a）主本体部分と、 （b）ばね付加された引き金であって、 （1）前記主本体部分に枢軸で取り付けられた第１端と、 （2）前記主本体部分の外側に延びる第２端とを有する、引き金と、 （c）前記非対称な歯が一方向にしか移動できないように、及び請求項１の装置 の前記第２部品を請求項１の装置の前記細長い第１部品の前記ねじ山に向かって 押すように、前記第１骨セグメントと第２骨セグメントとを互いに圧迫するよう に、請求項１の装置の前記ラチェット構成要素の前記非対称な歯と協働して作動 する、前記ばね負荷された引き金に取り付けられたばね負荷されたプロングとを 有する、ラチェットガン。 14．第１骨セグメント及び第２骨セグメントを互いに圧迫し固定するための方法 において、 （a）請求項１の装置の前記細長い部品の前記第１端を前記第１骨セグメント及 び前記第２骨セグメントにねじ込み、請求項１の装置の前記ねじ山を所望なだけ 前進する工程と、 （b）請求項１の装置の前記第２部品を、請求項１の装置の前記第１部品のラチ ェット構成要素上で、ほぼ最終の圧迫調節を行うために大雑把な圧迫調節を行う ように、所望なだけラチェット送りする工程と、 （c）最終圧迫調節を行うように、請求項１の装置の前記第１部品及び請求項１ の装置の前記第２部品からなる群から選択された部品を廻す工程とを有する、方 法。 15．（d）工程（c）におけるように大雑把な圧迫調節を行なった後、前記細長い 部品を、所望の長さを提供するように切除する工程を更に有する、請求項１４に 記載の方法。