JPH08506668A - １つまたは複数の電子オーブンを使用した高温食品自動ディスペンサー - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 ディスペンサーの上方部分に位置決めされ、受ける消費可能な製品（１４；４２；７９）に対して寸法的に調節可能な貯蔵カラム（１１；４５；６５）を備え、ディスペンサーのフレーム中央部分（１６）において前記カラム（１１；４５；６５）の下方に位置決めされた１つまたは複数のホッパー（１７、１８；４０、４７；６８）が前記製品（１４：４２；７９）を受け取り、電子オーブン（２１、２２；４４、４８；９０、９１）のうちの１つの電子オーブンのアクセス用ハッチ（１９、２０；４３、８０）に製品を搬送し、上記電子オーブンには、射出システム（２３、２４；５１、６１）が設けられ、前記製品（１４：４２；７９）は消費者のための受け口（５；８８）に向かうコンベヤー（２５；７１）上に排出され、刃物類射出手段（８９）は刃物類ボックス（９７）を前記受け口（５；８８）の中に排出し、ディスペンサーの下方部分にはオートマトン（２７）および電気パネル（７３）を備えている。特に、消費可能な製品のための自動ディスペンサー。

Description

【発明の詳細な説明】 １つまたは複数の電子オーブンを使用した高温食品自動ディスペンサー 本発明は、食品自動ディスペンサーに関する。好ましい実施態様によれば、自 動ディスペンサーは、１つまたは複数の電子オーブンを使用する調理済み食品に 特有である。 従来技術は、以下の特許によって定義される。 フランス国特許第２，５９７，２３９号： 「本発明は、真空下で滅菌され低温保存され完全自動的に加熱されて提供され る高温食品のためのディスペンサー組立体に関する。このディスペンサーは、キ ーボードによってプログラミング可能でありディスペンサーの『頭脳』である電 子回路部と、食品のための冷蔵貯蔵区画と、冷蔵貯蔵部から再加熱すべき電子オ ーブンに食品を搬送する自動食品搬送システムとを備えている。本発明にしたが う組立体は、調理済みの高温食品の自動分配に特に向けられたのである。」 この装置は、従来技術をよく定義している。公衆が使用可能なように一列の電 子オーブンが配列されていることが主な欠点である。電子オーブンは、非常に厳 格な規則を満足しなければならない。電子オーブンを多くの人々が使用し得るこ とが問題を引き起こす。したがって、これらの電子オーブンが破壊的行為や悪用 の犠牲になりかねない。 フランス国特許第２，６１１，４６５号： 「本発明は、密封された袋に収容された食品を高温または低温状態で供給する ための自動装置に向けられている。この装置は、幾つかの貯蔵キャビネットと、 幾つかの電子オーブンと、貯蔵部から電子オーブンへ食品を搬送するための搬送 システムと、支払いシステムとを備えている。ディスペンサーは食品について幾 つかの選択を提供することができる。しかしながら、密封された袋を提供するの であって密封されていない食品を提供しないことが本 質的な特徴であり、その結果新たな貯蔵アーキテクチャーを有する。」 フランス国特許第２，５５６，８５９号： 「本発明は、電子指令を含んだ、高温および低温食品のための自動ディスペン サータイプに向けられたものである。このディスペンサーは、４つの主要な構成 要素、すなわち、冷蔵庫の機能およびモータを制御する電子回路を集めた電力区 画と、食品ディスペンサーを提供するために低温出力モードとしても使用可能な ２つの電子オーブンを集めた分配区画と、食品を貯蔵するための２列の棚を集め た冷蔵区画と、２列の食品棚の間を移動するシャベルからなり食品を把持するた めの把持装置とを備えている。この発明は、コンパクトな態様で非常に多くの貯 蔵食品を収容する高温および低温食品ディスペンサーを提供するのに有利であり 、機械の最適利得を提供する。」 フランス国特許第２，４５８，８５１号： 「本発明は、腐敗し易い食品を貯蔵するための直接温度食品ディスペンサーに 関する。これらの食品は、分配時に電子オーブンによって再加熱される。この発 明は、迅速仕上げ産業に向けられたものである。」 アメリカ合衆国特許第３，８６６，７５５号： 「この書類には、請求項１の前提部分にしたがう自動ディスペンサーが記載さ れている。」 本発明にしたがう高温食品自動ディスペンサーは、上述のすべての問題を解決 することを目的としている。特に、本発明により、公衆が電子オーブンにアクセ スすることなく高温食品を分配することができる。 本発明のディスペンサーは、他の多くの利点を有する。本発明のディスペンサ ーは、そのフレームに固定されたキャビネットに固定された食品カラムすなわち 消費可能な製品カラムを備えている。キャビネットおよびカラムは、分配する製 品に対して適合可能であり、特定の製品に対して特有のものではない。機構を単 純にするために、重力によって分配は実行される。ディスペンサーは、これらの 製品が加熱されたとき蒸気圧力によって破裂しないように、また使用後穿孔ニー ドルを滅菌処理するように、必要に応じて製品の密 封包装を穿孔することができる穿孔システムを備えている。ディスペンサーは、 常温、氷点より高い低温および氷点下低温において製品を取り扱うことができる 。ディスペンサーは、プログラミング可能なオートマトンを備えている。ディス ペンサーは、貯蔵管理およびアフターサービスのためのマイクロコンピュータに 接続可能である。 本発明にしたがう自動ディスペンサーは、消費可能な製品を貯蔵するための手 段と、１つまたは複数の電子オーブンと、貯蔵部から電子オーブンへ食品を案内 するための案内手段と、注文・支払いシステム（コインコントローラ）とを使用 するタイプである。本発明のディスペンサーは、そのケーシングフレームの上方 部分に固定することのできるモジュールキャビネットを備え、ディスペンサーの ケーシングフレーム中央部分において製品を受けるために寸法的に調節可能な貯 蔵カラムに適合可能なサポートとして作動するラグが前記キャビネットに設けら れ、１つまたは複数のシュートが製品を受け取り、１つまたは複数のアクセス用 ハッチの上で前記製品を電子オーブンまで案内し、前記電子オーブンには消費者 のための入口窓の前方に製品を搬送するコンベヤーに製品を射出する突出スライ ドが設けられ、ケーシングフレームの下方部分にはプログラミング可能なオート マトンと、コントロールキャビネットと、モデムを介して貯蔵管理およびアフタ ーサービスのためのマイクロコンピュータに接続可能な出力端子とを備えている 。 好ましい態様によれば、貯蔵キャビネットは８つのカラムを有し、その下方に は２つの電子オーブンへのアクセスを可能にする２つのシュートが位置決めされ ている。 前記入口ハッチは電子オーブンの上方部分に位置決めされ、空気圧シリンダで 駆動される。 前記電子オーブンには底なしスライドが設けられ、前記アクセス用ハッチから 落下する製品を受け且つ前記製品をコンベヤーの上に射出するためにもう１つの 空気圧シリンダによって駆動される前記スライドが電子オーブンの容器から部分 的に出るとき突出傾斜の室を満たすために、前記スライドの背 壁面は傾斜面となっている。 入口窓には、コンベヤーおよび／または電子オーブンに公衆がアクセスするの を排除する侵入防止用フラップが設けられている。 もう１つの実施例によれば、シュートは、少なくとも１つの電子オーブンの入 口ハッチに製品を案内する横断方向ロールによって形成されている。 電子オーブンの入口ハッチは、水平方向ヒンジを備えた郵便箱タイプであり、 フックに吊り下げられたドアでシュートから重力によって落下する製品の衝撃力 により開き、前記吊り下げられたドアは重力によって自動的に閉まる。 電子オーブンから製品を射出するための射出手段は、前記製品を受けるために 対応した空間を規定する鉛直方向壁のようなスクレーパであり、前記スクレーパ は鉛直方向ヒンジによって電子オーブンの出口ドアと相互依存している。 ドアが開くや否や、スクレーパはその鉛直方向壁によって電子オーブンから製 品を追い出し、（玉軸受の）レース（走り路）上に落下させる。（玉軸受の）レ ースは、製品のためのアクセス用窓および出口に製品を駆動搬送する。 電子オーブンの出口ドアは、電磁石および戻しばねによって駆動（操作）され る。 電子オーブンには、製品の包装の穿孔手段が設けられている。 穿孔手段は、電磁石および戻しばねによって駆動される車軸と相互依存する関 節式指部からなり、前記指部にはその自由端に少なくとも１つの穿孔ニードルが 設けられている。 前記指部は、互いに異なるサイズを有し且つ互いに独立し、様々な包装形状に 適合するようになっている。 第３の実施例によれば、シュートは横断方向ロールによって形成され、２つの 電子オーブンの間で傾斜するトレーが設けられている。製品は貯蔵カラムの１つ から射出され、傾斜トレーの上に位置決めされる。穿孔手段が製品 を穿孔するためのニードルを降ろし、次いで抵抗手段によってニードルを滅菌処 理するための控え位置までニードルを上昇させる。傾斜トレーは、電子オーブン の使用可能性に応じて１つの電子オーブンの入口ハッチに製品を案内する。電子 オーブンの入口ハッチは、モータによって開けられるドアを有する郵便箱タイプ である。電子オーブンのうち１つの電子オーブン内に製品が重力によって落下す ると、ドアが前記モータによって再び閉じる。電子オーブン内の傾斜トレーは、 電子オーブンから製品を射出するための重力を利用した射出手段として使用され る。傾斜トレーが持ち上げられると、水平方向ヒンジを有する郵便箱タイプの排 出ドアを押す。水平方向ヒンジは、ばねによって閉止状態に保たれる。製品は、 消費者のための受け口に向かうコンベヤー上に滑動する。 添付図面は例示的であり限定的なものではない。添付図面は本発明の実施例を 示している。添付図面により、本発明をさらに容易に理解することができる。 第１図は、本発明にしたがうディスペンサーの透視図であり、 第２図は、第１図に示す横断線Ｇ−Ｇに沿って見たディスペンサーの断面図で あり、 第３図は、第２図に示す軸線Ｈ−Ｈに沿って見た断面図であり、 第４図は、電子オーブンの透視図であって、入口ハッチ、突出スライドおよび コンベヤーの動きを説明する図であり、 第５図は、電子オーブンの縦断面図であって、破線により突出スライドの動作 を説明する図であり、 第６図、第７図および第８図は、それぞれ本発明にしたがうシュートの側面図 、平面図および正面図であり、 第９図は、ディスペンサー内に位置決めされた２つのシュートの斜視図であり 、 第１０図は、消費可能な製品が積み込まれたカラムの斜視図であって、その載 荷・保持旋回バーおよび各製品を１つずつ分配する装置を説明する図で あり、 第１１図は、第１０図に示す横断方向軸線Ａ−Ａに沿ったカラムの断面図であ り、 第１２図は、第１１図に示す軸線Ｂ−Ｂに沿った断面図であり、 第１３図は、第１１図に示す軸線Ｃ−Ｃに沿った断面図であり、 第１４図は、ハッチが１つしかなく横断方向ロールによって形成されたもう１ つの実施例の概略図であって、電子オーブン内の製品の入口および出口を示す図 であり、 第１５図は、電子オーブンの斜視図であって、入口ドア、射出手段を備えた出 口ドア、および穿孔手段を説明する図であり、 第１６図は、電子オーブンに吊り下がった入口ドアのフック−ヒンジの概略図 であり、 第１７図は、製品の包装の穿孔手段の平面図であり、 第１８図は、傾斜トレーが単独シュートに設けられ、傾斜トレーの上には穿孔 システムがあり、電子オーブンに傾斜トレーが設けられた第３の実施例にしたが う操作モードを示す図であって、シュートの傾斜トレー、穿孔システム、電子オ ーブンの入口、電子オーブンの傾斜トレー、および電子オーブンの出口を示す図 であり、 第１９図は、一方の貯蔵カラムの概略図であり、このカラムの保持ヒンジシス テムを示す図であり、 第２０図は、シュートの概略図であって、傾斜トレーおよび穿孔・滅菌システ ムを示す図であり、 第２１図は、電子オーブンの概略図であって、アクセス用ハッチ、電子オーブ ンから製品を射出する傾斜トレー、コンベヤー、および電子オーブンのサポート を示す図であり、 第２２図は、ディスペンサーのドアの概略図であって、刃物類ボックスの貯蔵 カラムおよび受け口を示す図である。 本発明のディスペンサー１は、消費可能な製品１４を貯蔵するための貯蔵 手段と、１つまたは複数の電子オーブン２２、２２と、食品すなわち製品を貯蔵 部から電子オーブンに案内するための案内手段と、注文・支払いシステムとを使 用するタイプのものである。 本発明のディスペンサー１は、添付図面に示すように、ヒンジ４に取り付けら れたドア３を備えたケーシングフレーム２の形状を有する。この前方ドア３の面 には、アクセス用窓５が設けられ、このアクセス用窓５を介して公衆が選択した 製品を取り出すことができるようになっている。選択ノブ６により、利用者が所 望の製品を選択することができる。コインコントローラ７により、選択した製品 に対して消費者が支払いすることができる。制御スクリーン８により、選択した 食品の準備の各工程の処理状況を利用者が知ることができる。また、制御スクリ ーン８により、利用者の操作を案内することもできる。 添付図面に示す実施例では、ディスペンサー１は、そのケーシングフレーム２ の上方部分１０に固定された２つのモジュールキャビネット９を備えている。上 記キャビネット９には横断方向支持バー１５が設けられ、この横断方向支持バー １５により分配カラム１１が上部保持ラグ1２および下部保持ラグ１３によって 固定されるように、ひいては、分配カラム１１がキャビネット９の横断方向支持 バー１５に係合するようになっている。それぞれ異なるキャビネット９の横断方 向支持バー１５に係合したこれらのカラム１１は調節可能であり、ディスペンサ ー１に備えられる特定の製品１４に適合可能である。 ディスペンサー１のケーシングフレーム２の中央部分１６には、２つのシュー トすなわちホッパー１７および１８が分配カラム１１の下方に位置決めされ、製 品１４を受け取り各製品をアクセス用ハッチ１９、２０の上方で電子オーブン２ １、２２に向けて案内する。各電子オーブン２１、２２には、製品１４をコンベ ヤー２５上に射出する突出スライド２３、２４が設けられている。コンベヤー２ ５は、前方ドア３に位置決めされた窓５の前方に製品１４を搬送する。このアク セス用窓５は、消費者のためのものである。 ディスペンサー１のケーシングフレーム２の下方部分２６には、プログラミン グ可能なオートマトンすなわちコンピュータ２７が設けられている。また、この 下方部分２６には、図面には示されていないが、ディスペンサー１内に組み込ま れたまたは組み込まれていないモデムを介して貯蔵管理およびアフターサービス のためのマイクロコンピュータに接続可能な出力端子や注文キャビネットが設け られている。 添付図面に示す実施例では、各キャビネット９は４つのカラムを有し、合計で ８つの分配カラムを備えている。これらのカラムの上方には２つのシュート１７ および１８が位置決めされ、このシュートにより２つの電子オーブン２１、２２ にアクセス（すなわち接近）することができる。アクセス用ハッチ１９、２０は 、電子オーブン２１、２２の上方部分に位置決めされている。これらのアクセス 用ハッチ１９および２０は、空気圧シリンダ２８および２９によって操作される 。電子オーブン２１および２２の各々には、突出スライド２３、２４が設けられ ている。突出スライド２３、２４は底なしスライドであり、アクセス用ハッチ１ ９および２０から落下する製品１４を受けるために、その背面部分が傾斜面３０ の形態をしている。 突出スライド２３、２４はまた、別の空気圧シリンダ３１または３２によって 操作され、突出傾斜の室を満たす。突出スライド２３、２４は、電子オーブン容 器２１、２２を出たり入ったりして、２つの電子オーブン２１と２２との間に位 置決めされた共通コンベヤー２５の上に製品を射出する。そして、アクセス用窓 ５には、公衆がコンベヤー２５および／または電子オーブンにアクセスすること ができないように、侵入防止用フラップ３３が設けられている。 第１０図、第１１図、第１２図および第１３図は、製品１４を貯蔵する貯蔵カ ラム１１の分配装置を示している。第１０図は、カラム１１の透視図である。第 １０図は、破線で示すように旋回軸であるバー３４を特に示している。この旋回 軸により、製品１４を積み込むためにカラム１１の前方入口を開放することがで きる。閉じた状態では、バー３４により、カラム１１内に 製品を積み重ねた状態で保持することができる。 カラム１１の底部には、製品１４を１つずつ配給することのできる分配装置が 設けられている。 カラム１１の分配装置は、カウンタウェイト３７を有するロッド手段３６によ って操作されるフラップ３５を備えている。 分配されるべき製品１４を解放する目的で、カラム１１の下方部分に位置決め されたコンベヤー３８により、製品１４が解放され、次いでフラップ３５が開く 。コンベヤー３８のベルトには、製品１４を駆動するための小片３９が設けられ ている。 製品１４を貯蔵するための貯蔵カラム１１の底部の下方部分に設けられたこの 分配装置は、その構成の単純さのおかげで操作も単純である。 シュートすなわちホッパー４０は、横断方向ロール４１によって形成されてい る。そして、電子オーブン４４、４８の入口ハッチ４３に製品１４を案内する（ 玉軸受の）レースを形成している。 前述の実施例のように、ディスペンサーのキャビネットのハウジング４６に固 着されたカラム４５から製品４２が出される。 シュート４０は、その頂点部分が開口した大きな円錐体からなり、その頂点は 下方に向かって方向付けられ、もう１つの逆向きの円錐体４７まで延びている。 円錐体４７の頂点は上方に向かって方向付けられ、右の電子オーブン４４または 左の電子オーブン４８に製品４２を配給する。 電子オーブン４４または４８の入口ハッチ４３は、水平方向ヒンジ４９を備え た郵便箱タイプである。入口ハッチ４３はフック５０に吊り下げられたドアであ り、シュート４０、４７から重力によって落下した後入口ドア４３に対する製品 ４２の衝撃力をもって、入口ドア４３を開放する。入口ドア４３は、それ自体回 動したり持ち上がったりするが、重力によってフック５０に再び吊り下がる。こ の吊り下がりドア４３は自動的に閉まる。 電子オーブン４４、４８の製品４２の射出手段５１は、製品４２を受けるため に対応した空間を規定する鉛直壁のようなスクレーパ（掻き板）５１で ある。 このスクレーパ５１は、電子オーブンの出口ドアであるドア５２と一体になっ ている。このドアは、鉛直方向ヒンジ５３を備えている。電子オーブンの出口ド ア５２が操作されるや否や、スクレーパ５１が製品４２を電子オーブン４４、４ ８から掻き出す。スクレーパ５１はその鉛直壁によって電子オーブン４４、４８ の底部を掻き出して、ドア５２が開口しているとき製品４２を電子オーブン４４ 、４８から掻き出す。電子オーブン４４、４８の出口ドア５２は、電磁石または 戻しばねによって駆動される。 スクレーパ５１の形状は、製品４２の包装の平均形状に対応している。各電子 オーブン４４、４８には、製品４２の包装の穿孔手段５５が設けられている。 穿孔手段５５は、電磁石およびばね（不図示）によって回転駆動される車軸５ ７と相互依存した関節式指部５６からなる。指部５６には、その先端に少なくと も１つの穿孔ニードル５８が設けられている。 上記指部５６は、製品４２の包装の様々な形状に適合可能なように、それぞれ 異なるサイズを有し互いに独立している。製品４２のブロックが電子オーブン内 に落下するや否や、プログラミングされたオートマトンが電磁石および戻しばね を駆動し、製品４２の包装の上まで降りてきてその指部５６および穿孔ニードル ５８によって包装を穿孔する手として作動する穿孔手段５５を操作する。この作 動の後、穿孔手段は図示を省略した戻しばねによって持ち上がる。穿孔手段５５ の組立体は手を形成し、その指部５６は様々な長さを有し真っ直ぐである。しか しながら、手はまた平面図において、その長さの最後の１／３において互いに分 離する扇形形状の指部を備えていてもよい。 第１８図の本発明によるディスペンサー３は、製品７９を貯蔵するための貯蔵 手段と、１つまたは複数の電子オーブン９０、９１と、食品すなわち製品を貯蔵 部から電子オーブンに搬送するための搬送手段と、注文・支払いシステムとを使 用するタイプのものである。 添付図面に示すように、本発明のディスペンサーは、ヒンジに取り付けられた ドアを備えたケーシングフレームの形状を有する。この前方ドアの面には、アク セス用窓が設けられ、このアクセス用窓を介して公衆が選択した製品を取り出す ことができるようになっている。選択ノブにより、利用者が所望の製品を選択す ることができる。コインコントローラにより、選択した製品に対して消費者が支 払いすることができる。制御スクリーンにより、選択した食品の準備の各工程の 処理状況を利用者が知ることができる。また、制御スクリーンにより、利用者の 操作を案内することもできる。 添付図面に示す実施例では、ディスペンサー３は、その上方部分に４つの分配 ・貯蔵二重カラム６５を備えている。すなわち、製品７９について８つの選択が 可能になっている。これらのカラムは、上方および下方サポート７７によって固 定されている。横断方向支持バー７７に係合したこれらの分配・貯蔵カラム６５ は調節可能であり、ディスペンサーに備えられる特定の製品７９に適合可能なよ うになっている。製品７９の分配・貯蔵カラム６５の数は、需要にしたがって変 化する。 第１８図および第１９図は、製品７９を貯蔵するためのカラム６５の分配装置 を示している。第１９図は、カラム６５の概要図である。第１９図は、旋回軸で あるバー７８を、特に示している。閉じた状態では、バー７８により、カラム６ ５内に製品を積み重ねた状態で保持することができる。 カラム６５内には製品７９の上方に、カラム６５の最後の製品７９の落下を回 避する装置７４が設けられている。 カラム６５の分配装置は、その下方部分に位置決めされた食品を射出するため の突出モータ６６によって分配すべき製品７９を射出する。突出モータ６６のベ ルトには、製品７９を駆動するための小片が設けられている。 製品７９のための分配・貯蔵カラム６５の底部の下方部分に設けられたこの分 配装置は、その構成の単純さのおかげで操作も単純である。 第１８図のディスペンサーの中央部分には、横断方向ロールによって形成され たシュートが分配カラム６５の下方に位置決めされ、製品７９を受け取 り、２つの電子オーブン９０と９１との間に位置決めされた傾斜トレーシュート ７０の上に製品を案内する。穿孔システム６４が、製品７９の包装を穿孔するた めのニードル６２を降ろし、次いでニードル６２を控え位置まで上昇させ、抵抗 体７５によってニードルを滅菌処理する。 傾斜トレーシュート７０は、電子オーブン９０または９１の方にその使用可能 性に応じて傾斜する。モータ６９がわずかに回転し、電子オーブンの上方ドア８ ０が閉じる。電子オーブン９０または９１は、製品７９に応じてプログラミング された加熱時間の間だけ作動する。この加熱時間が終了した時には、電子オーブ ン９０または９１のモータ６９が回転し、下方ドア８１の両側において前方に２ つの車軸を備えた電子オーブン傾斜トレー６１がモータ６９のクラウンに固着さ れた電子オーブントレー牽引バー６０によって牽引され、消費者のための受け口 に向かう搬送ロール７１の上に製品７９を排出するために戻しばね９２によって 閉じられた電子オーブン９０または９１の下方ドア８１を押すために充分傾く。 モータ６９は回転し続け、電子オーブントレー牽引バー６０によって牽引された 電子オーブン９０または９１の電子オーブン傾斜トレー６１が水平に戻り、電子 オーブン９０または９１の下方ドア８１を開放し、ドア８１は戻しばね９２によ って閉じられる。電子オーブン９０または９１のモータ６９は、電子オーブン９ ０または９１の上方ドア８０を開いて新たに選択された製品７９を通過させる開 放ロッド８２を操作するのに充分なだけ回転する。 第２２図は、刃物類貯蔵ドア８７、製品の注文の度に受け口８８の中に刃物類 ボックス９７を射出することのできるモータ８９を備えたドアを示している。 参照番号 １ ディスペンサー ２ ケーシングフレーム ３ 前方ドア ４ ヒンジ ５ アクセス用窓 ６ 選択スイッチ ７ コインコントローラ ８ 制御スクリーン ９ モジュールキャビネット １０ ケーシングフレームの上方部分 １１ 分配カラム １２ 上部保持ラグ １３ 下部保持ラグ １４ 製品 １５ 横断方向支持バー １６ ケーシングフレームの中央部分 １７ ホッパー １８ ホッパー １９ アクセス用ハッチ ２０ アクセス用ハッチ ２１ 電子オーブン ２２ 電子オーブン ２３ 突出スライド ２４ 突出スライド ２５ コンベヤー ２６ ケーシングフレームの下方部分 ２７ プログラミング可能なオートマトン ２８ アクセス用ハッチ駆動用シリンダ ２９ アクセス用ハッチ駆動用シリンダ ３０ 突出スライドの傾斜面 ３１ 突出スライド駆動用シリンダ ３２ 突出スライド駆動用シリンダ ３３ 侵入防止用フラップ ３４ 旋回バー ３５ フラップ ３６ ロッド手段 ３７ カウンタウェイト ３８ コンベヤー ３９ コンベヤーベルト３８の小片 ４０ ホッパー ４１ 横断方向ロール ４２ 製品 ４３ 入口ハッチ ４４ 電子オーブン ４５ カラム ４６ キャビネットのハウジング ４７ 頂点が上方向きの逆向き円錐体 ４８ 電子オーブン ４９ 電子オーブンの入口ハッチの水平方向ヒンジ ５０ フック ５１ スクレーパ ５２ 電子オーブンの出口ドア ５３ 電子オーブンの出口ドアの鉛直方向ヒンジ ５４ 電子オーブンの底部 ５５ 包装の穿孔手段 ５６ 関節式指部 ５７ 穿孔手段の旋回車軸 ５８ 穿孔ニードル ５９ コンベヤーロール ６０ 電子オーブンのトレーの牽引バー ６１ 電子オーブンの傾斜トレー ６２ 穿孔ニードル ６３ 扇形 ６４ 穿孔システム ６５ 製品の貯蔵カラム ６６ 食品の突出モータ ６７ 食品のサポートくさび ６８ 横断方向ロールによって形成されたホッパー ６９ 電子オーブンの多機能モータ ７０ ホッパーの傾斜トレー ７１ 受け口に向かうコンベヤーロール ７２ 電子オーブンサポート ７３ 電気パネル ７４ 最後の食品の揺れを防止するためのくさび ７５ ニードルの無菌処理した抵抗体 ７６ ヒンジによって固定されたカラムの錠 ７７ カラムのサポートヒンジ ７８ 食品の保持ロッド ７９ 製品 ８０ 電子オーブンの上方ドア ８１ 電子オーブンの下方ドア ８２ 上方ドア開放用ロッド ８３ 基本電子ボード ８４ ディスプレイ装置 ８５ インターフェースボード ８６ コインコントローラ ８７ 刃物類貯蔵カラム ８８ 受け口 ８９ 刃物類射出手段 ９０ 左の電子オーブン ９１ 右の電子オーブン ９２ 電子オーブンの下方ドアの錠の戻しばね ９３ ホッパーのサポート ９４ 電子オーブンに向かうコンベヤーロール ９５ 穿孔システムのモータ ９６ 電子オーブンの上方ドアの錠の戻しばね ９７ 刃物類ボックス

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 ＥＰ(ＡＴ，ＢＥ，ＣＨ，ＤＥ， ＤＫ，ＥＳ，ＦＲ，ＧＢ，ＧＲ，ＩＴ，ＬＵ，ＭＣ，Ｎ Ｌ，ＳＥ)，ＯＡ(ＢＦ，ＢＪ，ＣＦ，ＣＧ，ＣＩ，ＣＭ ，ＧＡ，ＧＮ，ＭＬ，ＭＲ，ＳＮ，ＴＤ，ＴＧ)，ＡＵ ，ＢＢ，ＢＧ，ＢＲ，ＣＡ，ＣＳ，ＦＩ，ＨＵ，ＪＰ， ＫＰ，ＫＲ，ＬＫ，ＭＧ，ＭＮ，ＭＷ，ＮＯ，ＰＬ，Ｒ Ｏ，ＲＵ，ＳＤ，ＵＳ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １． 消費可能な製品の貯蔵カラム（６５）を含むキャビネットと、少なくとも ２つの電子オーブン（９０、９１）と、注文・支払いシステム（コインコントロ ーラ）とを備えた食品自動ディスペンサー（１）において、 製品（７９）を受けて、前記２つの電子オーブン（９０、９１）のうちいず れか一方にその使用可能性に応じて製品（７９）を搬送するトレーシュート（７ ０）の上に製品（７９）を搬送するための、貯蔵カラム（６５）の下方に位置決 めされたホッパー（６８）を備えていることを特徴とする自動ディスペンサー。 ２． ディスペンサー（１）のケーシングフレームの上方部分（１０）に固定さ れたモジュールキャビネット（９）を備え、ディスペンサーのケーシングフレー ム中央部分（１６）において製品（１４）を受けるために寸法的に調節可能な貯 蔵カラム（１１）に適合可能なサポートとして作動するラグ（１２、１３）が前 記キャビネット（９）に設けられ、カラム（１１）の下方に位置決めされた１つ または複数のホッパーが製品（１４）を受け、１つまたは複数のアクセス用ハッ チ（１９、２０）の上方で前記製品を電子オーブン（２１、２２）に搬送し、前 記電子オーブン（２１、２２）の射出手段は突出スライド（２３、２４）であり 、ディスペンサーのケーシングフレームの下方部分（２６）にはプログラミング 可能なオートマトン（２７）と、コントロールキャビネットと、モデムを介して 貯蔵管理およびアフターサービスのためのマイクロコンピュータに接続可能な出 力端子とを備えていることを特徴とする請求項１に記載の自動ディスペンサー。 ３． 前記モジュラーキャビネット（９）は、互いに対向した４つのカラム（１ １）をその２倍分、すなわち全体で８つのカラムを有し、前記２つの電子オーブ ン（２１、２２）にアクセスを可能にする２つのホッパー（１７、１８）が前記 カラムの下方に位置決めされていることを特徴とする請求項２に記載の自動ディ スペンサー。 ４． 前記アクセス用ハッチ（１９、２０）は、前記電子オーブンの上方部分に 位置決めされ、シリンダ（２８、２９）によって駆動されることを特徴とする請 求項２に記載の自動ディスペンサー。 ５． 前記電子オーブン（２１、２２）には底なしスライド（２３、２４）が設 けられ、前記アクセス用ハッチ（１９、２０）から落下する製品（１４）を受け 且つ前記製品（１４）をコンベヤー（３８）の上に射出するためにもう１つのシ リンダ（３１、３２）によって駆動される前記スライドが電子オーブン（２１、 ２２）の容器から部分的に出るとき突出スクレーパとして作動するために、前記 スライドの背壁面は傾斜面となっていることを特徴とする請求項２に記載の自動 ディスペンサー。 ６． 前記アクセス用窓（５）には、コンベヤー（２５）または電子オーブン（ ２１、２２）に公衆がアクセスすることを防止する侵入防止フラップ（３３）が 設けられていることを特徴とする請求項２に記載の自動ディスペンサー。 ７． 前記ホッパー（４０、４７）は、少なくとも１つの電子オーブン（４４、 ４８）の入口ハッチ（４３）に向かって製品（４２）を案内する横断方向ロール （４１）によって構成されていることを特徴とする請求項１に記載の自動ディス ペンサー。 ８． 前記電子オーブン（４４、４８）の入口ハッチ（４３）は、水平方向ヒン ジを備えた郵便箱タイプであり、フック（５０）に吊り下げられたドアでホッパ ー（４０、４７）から重力によって落下した後のドアに対する製品（４２）の衝 撃力によりドアを開けるようになり、前記吊り下げられたドアは重力によって自 動的に閉まることを特徴とする請求項１に記載の自動ディスペンサー。 ９． 前記電子オーブン（４４、４８）から製品（４２）を射出する射出手段（ ５１）は、前記製品（４２）を受けるために対応した空間を規定する鉛直方向壁 のようなスクレーパであり、前記スクレーパ（５１）は鉛直方向ヒンジによって 電子オーブンの出口ドア（５２）と相互依存しているこ とを特徴とする請求項１に記載の自動ディスペンサー。 １０． 前記電子オーブン（４４、４８）には、製品（４２）の包装に穿孔する 関節式指部（５６）からなる穿孔手段（５５）が設けられていることを特徴とす る請求項１に記載の自動ディスペンサー。 １１． 前記穿孔手段（５５）は、電磁石および戻しばねによって駆動される車 軸（５７）と相互依存する関節式指部（５６）からなり、前記指部（５６）には その自由端に少なくとも１つの穿孔ニードル（５８）が設けられていることを特 徴とする請求項１０に記載の自動ディスペンサー。 １２． 前記指部（５６）は、互いに異なるサイズを有し、且つ互いに独立し、 様々な包装形状に適合するようになっていることを特徴とする請求項１１に記載 の自動ディスペンサー。 １３． 前記ホッパー（４０）は頂点が開口し下方に方向付けられた円錐体から なり、この円錐体（４０）は頂点が最上部にある逆向きのもう１つの円錐体（４ ７）まで延びており、前記円錐体（４７）は右の電子オーブン（４４）または左 の電子オーブン（４８）に製品（４２）を分配することを特徴とする請求項７に 記載の自動ディスペンサー。 １４． 前記穿孔手段（５５）は、指部（５６）が真っ直ぐで互いに異なる長さ を有する手を形成し、あるいは前記手はその長さの最後の１／３の部分で互いに 分離した扇形の指部からなることを特徴とする請求項１１に記載の自動ディスペ ンサー。 １５． ディスペンサーの下方部分には電気パネル（７３）が設けられ、２つの 刃物類用貯蔵カラム（８７）を有するドアには消費者のための受け口（８８）に 向かって刃物類を射出するための刃物類射出手段（８９）が設けられ、基本電子 ボード（８３）が前記ドアの高い位置にあり、ディスプレイ装置（８４）がなす べきことを表示し、インターフェースボード（８５）がコインコントローラ（８ ６）の近傍にあることを特徴とする請求項１に記載の自動ディスペンサー。 １６． 前記キャビネットは、４つの二重貯蔵カラム（６５）を備え、前記 貯蔵カラム（６５）の下方には傾斜トレーホッパー（７０）へのアクセスを可能 にするホッパー（６８）があり、前記傾斜トレーホッパー（７０）の上で抵抗体 （７５）によって滅菌処理されたニードル（６２）によって製品（７９）が穿孔 され、前記傾斜トレーホッパー（７０）により電子オーブン（９０、９１）に対 するアクセスが可能になることを特徴とする請求項１に記載の自動ディスペンサ ー。 １７． 前記電子オーブン（９０、９１）には傾斜トレー（６１）が設けられ、 前記傾斜トレー（６１）が、消費者のためのアクセス用窓の前方に製品を搬送す るコンベヤーロール（７１）上に製品（７９）を排出することを特徴とする請求 項１に記載の自動ディスペンサー。 １８． 前記刃物類貯蔵カラム（８７）は、刃物類射出手段（８９）によって受 け口（８８）の中に刃物類ボックス（９７）を射出することを特徴とする請求項 １に記載の自動ディスペンサー。