JPH08506626A - パルプを処理する装置 - Google Patents

パルプを処理する装置

Info

Publication number
JPH08506626A
JPH08506626A JP6517694A JP51769494A JPH08506626A JP H08506626 A JPH08506626 A JP H08506626A JP 6517694 A JP6517694 A JP 6517694A JP 51769494 A JP51769494 A JP 51769494A JP H08506626 A JPH08506626 A JP H08506626A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pulp
filter
shaft
tank
disc
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6517694A
Other languages
English (en)
Inventor
コホネン,レイモ
ペルキオー,アリ
Original Assignee
エイ.アフルストロム コーポレイション
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エイ.アフルストロム コーポレイション filed Critical エイ.アフルストロム コーポレイション
Publication of JPH08506626A publication Critical patent/JPH08506626A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/15Filters with filtering elements which move during the filtering operation with rotary plane filtering surfaces
    • B01D33/21Filters with filtering elements which move during the filtering operation with rotary plane filtering surfaces with hollow filtering discs transversely mounted on a hollow rotary shaft
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B01PHYSICAL OR CHEMICAL PROCESSES OR APPARATUS IN GENERAL
    • B01DSEPARATION
    • B01D33/00Filters with filtering elements which move during the filtering operation
    • B01D33/80Accessories
    • B01D33/82Means for pressure distribution
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
    • Y10STECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y10S162/00Paper making and fiber liberation
    • Y10S162/903Paper forming member, e.g. fourdrinier, sheet forming member

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Filtration Of Liquid (AREA)
  • Paper (AREA)
  • Separation By Low-Temperature Treatments (AREA)
  • Supporting Of Heads In Record-Carrier Devices (AREA)
  • Control Of Motors That Do Not Use Commutators (AREA)

Abstract

(57)【要約】 タンク内に円板フィルタを有し、タンクならびにフィルタの流路を備えた軸は少なくとも二つの別の部分に軸方向に分割される、パルプおよび製紙工業用多段濾過装置。

Description

【発明の詳細な説明】 多段式円板フィルタ 本発明はパルプを処理する装置に関する。本発明の目的はとくに現代の要求に 対応するためパルプおよび製紙工業に使用される円板フィルタを開発することで ある。 公知のように、円板フィルタは、たとえば繊維懸濁液を収容する容器内の水平 軸に取付けられたワイヤで覆われた円板を含む。円板は、ワイヤで覆われた多数 のセクタを有し、ワイヤ面上に堆積するパルプ層からセクタ内側に液体を除去す るため、その内側に何等かの方法で吸引力が発生せしめられる。こうして得られ た濾過液は、フィルタの中空軸を通ってまたは各セクタから軸の端部の弁装置に 通ずる濾過液通路を通って吸引装置に供給される。前記吸引装置は、吸込脚また は遠心ポンプであってよい。円板フィルタの典型的特徴は、フィルタの外側寸法 に対するフィルタの濾過面の比が、本業界における別の形式である、ドラムフィ ルタに比較してきわめて大きいことである。一方、多段理論で作動するドラムフ ィルタが開発されたことから、従来技術による円板フィルタは通常一段式装置で あることを認識しなければならない。 本発明は、部分的にフィンランド国特許第55446号明細書に開示された円 板フィルタに基づいている。該円板フィルタは、もっとも発展した円板フィルタ の一型式であり、その理由は、中空軸の内部空間が軸線方向の室に分割されるよ うに定置スライド/弁が設けられ、各室がそれ自体の吸引装置に個別に連結され るからである。このことは、実際上、多数の異なった濾過液が円板フィルタから 除去されることを意味する。多くの場合、この特徴はいわゆる最初の濾過液が各 濾過段階の初めに得られるように利用され、実際、清浄な濾過液が分離される。 しかしながら、本発明による円板フィルタは依然一段式装置で、そこから両濾過 液が別々に除去されるか、または、いわゆる最初の濾過液が、可能ならば、フィ ルタに入る懸濁液の供給路に戻される。 円板フィルタがドラムフィルタに匹敵する位置を維持するために、円板フィル タの多段型が開発されなければならず、それにより以前規則的に使用された単一 の二段式フィルタを備えた二つの円板フィルタに置換えられる。こうして得られ た空間的節約ならびに設備投資における節約は重大である。 本発明の目的は円板フィルタに対する前記制約を解消し、所望ならば多段式装 置として使用しうる円板フィルタにおける改善をなしとげることである。 本発明による円板フィルタの特徴は、前記円板を囲むタンクならびに流路を備 えた前記円板の軸が、互いに分離された少なくとも二つの部分に軸線方向で分割 されていることである。 本発明による装置を、図面を引用してさらに詳細に説明する。 第1図は、本発明による円板フィルタの軸方向断面を示す略図であり、 第2図は、本発明による円板フィルタの半径方向断面を示す略図であり、 第3図は、本発明による円板フィルタの好ましい隔壁装置を示す略図であり、 第4図、第4a図は、本発明による円板フィルタの隔壁装置の第2の別の実施 例を示す略図であり、 第5図は、本発明による円板フィルタの第3の好ましい隔壁装置の実施例を示 す略図であり、 第6図は、本発明による円板フィルタの管軸隔壁の好ましい実施例を示す略図 であり、 第7図は、本発明による円板フィルタの好ましい実施例による接続を示す略図 である。 第1図、第2図によれば、円板フィルタがタンク10、該タンク10の端部に 取付けられた軸受ブロック12およびタンクの端部においてシールされかつ軸受 ブロック12の軸受に取付けられた管軸14を有する。管軸14は、多数の半径 方向のフィルタ円板16を備え、それらは第2図に示すように横並びに付された セクタ18によって構成されている。セクタは、たとえば米国特許第34385 05号、同第3917534号、同第4152267号および同第416298 2号各明細書に記載されたような、公知方法でワイヤによって覆われている。第 1図の場合、各セクタが開口20を通じて管軸14の内部に連通し、管軸14は 米国特許第4123363号[エイ.アフロストロム コーポレーション(A. Ahlstrom Corporation)]の発明に従い、スライド部材22によって、軸線方向 の別室に分割されている。もちろん、管軸の内部はスライドなどのような分割部 材のない完全に連続した室にすることもできる。管軸14の内部は本発明の好ま しい実施例によるこの実施例において、スライド部材22に設けられた隔壁24 によって軸線方向に分離された二つの室26,28に分割されている。前記管軸 14の内部を軸線方向で二つに分割することは、また、管軸14の両端が弁部材 と連通する導管を備えることにもなり、その導管によって別の室はパルプケーキ を除去する媒体の吸引源または圧力源に連通することができる。隔壁34は、そ れぞれタンク10の底部から上方に管軸まで延長し、かつその外面にシールされ 、隔壁24、34は管軸14の壁の反対側において互いに向合っている。しかし て、隔壁をフィルタのタンク内の所望の位置に取付けることにより、隔壁34の 両側がフィルタ円板16の同じ数をもつように対称的にフィルタを配置するか、 または隔壁の異なった側の円板の数が異なるように非対称的に配置することがで きる。フィルタが全体的に対称か非対称かはフィルタの用途および目的による。 第1図に示された定置隔壁24、34は実現された構造的にもっとも簡単な配 置を示している。装置において調節可能な円板フィルタを備えるときまたはそれ を望むならば、隔壁24、34は移動可能とすべきであるか、そうでなければそ れらの位置は調節可能とすべきである。 変形例は、第3図に示すように円板16のあるものの間に移動可能な隔壁34 ′を設けることであり、その隔壁は管軸14に接触するように動かされ、または “底部位置”に維持され、それにより繊維懸濁液が隔壁の両側においてタンクに 流れ込むとき、タンク10に充満することができる。もちろん、隔壁34′は、 管軸に面する端部に適当なシール部材を備え、それによって隔壁は、異なったタ ンクの懸濁液が混合するのを防止するため、管軸に対してシールされる。 もちろん、シール部材36′′によって管軸に対してシールされる隔壁34′ ′を上昇させることができ、また一層よいのは第4図に示すように回転させるこ とであり、それにより前記隔壁がタンク全体に均一に充満するため懸濁液に対し てタンク10の他側に十分な空間を残すことができる。好ましくは、壁部分38 はタンクの底部に配置され、管軸14に面するその端部にU字型断面を有 する凹所(第4a図)が設けられ、その中に、図示の本発明実施例によれば、所 望により、もっと大きな半球状の隔壁34′′が摺動する。隔壁および(または )壁要素のU字型凹所を小さい摩擦係数を有する材料から作ることによって、前 記材料はタンク部分をシールする部材としても作用する。 第5図に示す第3の変形例は、管軸14まで延びかつ前記管軸に対してシール 36′′′された多数の定置隔壁34′′′を配置することであるが、しかしな がらその隔壁は開口40を有し、その開口40はそこを通してタンク10全体に または好ましくは対象とするタンク部分全体に懸濁液を充満する上で十分大きい 。各開口40は、開口の前方に弁42または閉鎖板を有し、それにより所望のよ うにフィルタを調節することは容易である。もちろん、閉鎖板もまた開口40の 端部において隣接するタンク部分内の懸濁液が混合しないようにシールされる。 また、隔壁を移動しまたは流れ開口を形成するいくつかの他の装置が存在する ことは自明であるが、多数の変型がすでに記載されているので、この点に関して これ以上記載する必要はない。 第6図は、タンクを各部分に分割する隔壁に対応して、管軸14の内部を分割 する隔壁24′の位置を調節する方法を示す。図面によれば、隔壁24′はスラ イド部材22に対してシール42を支持して摺動するように配置され、それによ り機械的装置によってそれを適当な位置に押し、および(または)引くことが可 能である。それを僅かばかり一層複雑にするものは、管軸の内部が図示の実施例 において少なくとも三つの室に分割されていることであり、それらは互いにいか なる関係ももつべきでない。しかして、隔壁24′はすべてが同時にまたは同じ 距離だけ移動すべき三つの部分から形成されるべきである。 管軸の隔壁配置に対する他の可能性は、隔壁がスライド部材に取付けられ、ス ライド部材が管軸に対して軸方向に移動しうることである。この結果、スライド 部材は管軸の端部からフィルタの外側までその運動に必要な距離だけ延長するか 、または、スライド部材の両側に、すなわち隔壁の両側に、抜差し式に伸縮する 部分が設けられ、それによりスライド部材のフィルタの他の寸法を外側に延長す る必要がなくなる。 第7図によれば、本発明により二段階円板フィルタを、処理すべきパルプMin が左側のフィルタにおいてタンクに導入され、パルプケーキが円板面に形成され そして導管Moutを通って排出され、濾過液FIは通路に沿って右側のフィルタに おいてタンクに導入されるように、使用することができる。パルプは円板面上に 濾過液中の無繊維部分(zero fibers)から形成され、そこからパルプM0はさら に、たとえば第1段階において濃縮されるパルプに除去され(破線AltI)、 他方繊維のない濾過液FIIは排水処理装置に供給される。上記実施例において、 両方の段階のパルプの除去を、繊維材料がふたたび混合される同じ排出装置(破 線AltII)に配置することもできる。 以上の説明から判るように、本発明は従来公知の一段式円板フィルタを二段式 または(所望ならば)多段式円板フィルタに設計変更することに成功した。前記 実施例は多段式装置について説明していないが、本発明による隔壁を使用するこ とにより完全に可能である。濾過液の吸引および除去を終りでないフィルタの部 分/段階に集中することだけが、管軸と関連した各部分/段階の弁部材のような 付加的構造を生ずる。さらに、上記記載は僅か一つの実施例であり、換言すれば 、室は管軸を含む流路に対してスライド/弁によって制限されることは明らかで ある。しかしながら、同じ種類の隔壁がいかなる型の軸装置にも、管軸が連続的 であるか、いくつかの室に分割されているか、または少なくとも一つのセクタか ら弁部材に連結された吸引装置などに通ずる多数の別の管状流路を含むかどうか にかかわらず、適用可能であることは明らかである。もしセクタ(sectors)か ら弁部材に通ずる流路が使用されるならば、別の隔壁を可能な管軸内部に設ける 必要はないが、軸は流路が第2の弁部材などに通じ始める点から分割されるもの と考えられる。さらに、図面は頂部が開いた円板フィルタを図示しているが、本 発明は頂部カバーを備えたフィルタまたは加圧式フィルタにも同様に適用しうる ものである。
【手続補正書】特許法第184条の8 【提出日】1995年1月27日 【補正内容】 明細書 パルプを処理する装置 本発明はパルプを処理する装置に関する。本発明の目的はとくに現代の要求に 対応するためパルプおよび製紙工業に使用される円板フィルタを開発することで ある。 公知のように、円板フィルタは、たとえば繊維懸濁液を収容する容器内の水平 軸に取付けられたワイヤ被覆円板を含む。円板は、ワイヤで覆われた多数のセク タを有し、ワイヤ面上に堆積するパルプ層からセクタ内側に液体を除去するため 、その内側に何等かの方法で吸引力が発生せしめられる。こうして得られた濾過 液は、フィルタの中空軸を通ってまたは各セクタから軸の端部の弁装置に通ずる 濾過液通路を通って吸引装置に供給される。前記吸引装置は、吸引脚または遠心 ポンプであってよい。円板フィルタの典型的特徴は、フィルタの外側寸法に対す るフィルタの濾過面の比が、本業界における別の形式である、ドラムフィルタに 比較してきわめて大きいことである。一方、多段理論で作動するドラムフィルタ が開発されたことから、従来技術による円板フィルタは通常一段式装置であるこ とを認識しなければならない。 本発明は、部分的にフィンランド国特許第55446号明細書に開示された円 板フィルタに基づいている。該円板フィルタは、もっとも発展した円板フィルタ の一型式であり、その理由は、中空軸の内部空間が軸線方向の室に分割されるよ うに定置スライド/弁が設けられ、各室がそれ自体の吸引装置に個別に連結され るからである。このことは、実際上、多数の異なった濾過液が円板フィルタから 除去されることを意味する。多くの場合、この特徴はいわゆる最初の濾過液が各 濾過段階の初めに得られるように利用され、実際、清浄な濾過液が分離される。 しかしながら、本発明による円板フィルタは依然一段式装置で、そこから両濾過 液が別々に除去されるか、または、いわゆる最初の濾過液が、可能ならば、フィ ルタに入る懸濁液の供給路に戻される。 円板フィルタがドラムフィルタに匹敵する位置を維持するために、円板フィル タの多段型が開発されなければならず、それにより以前規則的に使用された単一 の二段式フィルタを備えた二つの円板フィルタに置換えられる。こうして得られ た空間的節約ならびに設備投資における節約は重大である。 本発明の目的は円板フィルタに対する前記制約を解消し、所望ならば多段式装 置として使用しうる円板フィルタにおける改善をなしとげることである。 本発明による円板フィルタの特徴は、タンクおよび軸の各流路が半径方向に延 びる隔壁によって互いに分離された少なくとも二つの室に分割されていることで ある。 本発明による装置を、図面を引用してさらに詳細に説明する。 第1図は、本発明による円板フィルタの軸方向断面を示す略図であり、 第2図は、本発明による円板フィルタの半径方向断面を示す略図であり、 第3図は、本発明による円板フィルタの好ましい隔壁装置を示す略図であり、 第4図、第4a図は、本発明による円板フィルタの隔壁装置の第2の別の実施 例を示す略図であり、 第5図は、本発明による円板フィルタの第3の好ましい隔壁装置の実施例を示 す略図であり、 第6図は、本発明による円板フィルタの管軸隔壁の好ましい実施例を示す略図 であり、 第7図は、本発明による円板フィルタの好ましい実施例による接続を示す略図 である。 第1図、第2図によれば、円板フィルタが、タンク10、該タンク10の端部 に取付けられた軸受ブロック12およびタンクの端部においてシールされかつ軸 受ブロック12の軸受に取付けられた管軸14を有する。管軸14は、多数の半 径方向のフィルタ円板16を備え、それらは第2図に示すように横並びに付され たセクタ18によって構成されている。セクタは、たとえば米国特許第3438 505号、同第3917534号、同第4152267号および同第41629 82号各明細書に記載されたような、公知方法でワイヤによって覆われている。 第1図の場合、各セクタが開口20を通じて管軸14の内部に連通し、管軸14 は米国特許第4123363号[エイ.アフロストロム コーポレーション (A.Ahlstrom Corporation)]の発明に従い、スライド部材22によって、軸線 方向の別室に分割されている。もちろん、管軸の内部はスライドなどのような分 割部材のない完全に連続した室にすることもできる。管軸14の内部は本発明の 好ましい実施例によるこの実施例において、スライド部材22に設けられた隔壁 24によって軸線方向に分離された二つの室26,28に分割されている。前記 管軸14の内部を軸線方向で二つに分割することは、また、管軸14の両端が弁 部材と連通する導管を備えることにもなり、その導管によって別の室はパルプケ ーキを除去する媒体の吸引源または圧力源に連通することができる。隔壁34は 、それぞれタンク10の底部から上方に管軸まで延長し、かつその外面にシール され、隔壁24、34は管軸14の壁の反対側において互いに向合っている。し かして、隔壁をフィルタのタンク内の所望の位置に取付けることにより、隔壁3 4の両側がフィルタ円板16の同じ数をもつように対称的にフィルタを配置する か、または隔壁の異なった側の円板の数が異なるように非対称的に配置すること ができる。フィルタが全体的に対称か非対称かはフィルタの用途および目的によ る。 第1図に示された定置隔壁24、34は実現された構造的にもっとも簡単な配 置を示している。装置において調節可能な円板フィルタを備えるときまたはそれ を望むならば、隔壁24、34は移動可能とすべきであるか、そうでなければそ れらの位置は調節可能とすべきである。 変形例は、第3図に示すように円板16のあるものの間に移動可能な隔壁34 ′を設けることであり、その隔壁は管軸14に接触するように動かされ、または “底部位置”に維持され、それにより繊維懸濁液が隔壁の両側においてタンクに 流れ込むとき、タンク10に充満することができる。もちろん、隔壁34′は、 管軸に面する端部に適当なシール部材を備え、それによって隔壁は、異なったタ ンクの懸濁液が混合するのを防止するため、管軸に対してシールされる。 もちろん、シール部材36″によって管軸に対してシールされる隔壁34″を 上昇させることができ、また一層よいのは第4図に示すように回転させることで あり、それにより前記隔壁がタンク全体に均一に充満するため懸濁液に対してタ ンク10の他側に十分な空間を残すことができる。好ましくは、壁部分38はタ ンクの底部に配置され、管軸14に面するその端部にU字型断面を有する凹所( 第 4a図)が設けられ、その中に、図示の本発明実施例によれば、所望により、も っと大きな半円形の隔壁34″が摺動する。隔壁および(または)壁要素のU字 型凹所のカバーを小さい摩擦係数を有する材料から作ることによって、前記材料 はタンク部分をシールする部材としても作用する。 第5図に示す第3の変形例は、管軸14まで延びかつ前記管軸に対してシール 36″′された多数の定置隔壁34″′を配置することであるが、しかしながら その隔壁は開口40を有し、その開口40はそこを通してタンク10全体にまた は好ましくは対象とするタンク部分全体に懸濁液を充満する上で十分大きい。各 開口40は、開口の前方に弁42または閉鎖板を有し、それにより所望のように フィルタを調節することは容易である。もちろん、閉鎖板もまた開口40の端部 において隣接するタンク部分内の懸濁液が混合しないようにシールされる。 また、隔壁を移動しまたは流れ開口を形成するいくつかの他の装置が存在する ことは自明であるが、多数の変型がすでに記載されているので、この点に関して これ以上記載する必要はない。 第6図は、タンクを各部分に分割する隔壁に対応して、管軸14の内部を分割 する隔壁24′の位置を調節する方法を示す。図面によれば、隔壁24′はスラ イド部材22に対してシール42を支持して摺動するように配置され、それによ り機械的装置によってそれを適当な位置に押し、および(または)引くことが可 能である。それを僅かばかり一層複雑にするものは、管軸の内部が図示の実施例 において少なくとも三つの室に分割されていることであり、それらは互いにいか なる関係ももつべきでない。しかして、隔壁24′はすべてが同時にまたは同じ 距離だけ移動すべき三つの部分から形成されるべきである。 管軸の隔壁配置に対する他の可能性は、隔壁がスライド部材に取付けられ、ス ライド部材が管軸に対して軸方向に移動しうることである。この結果、スライド 部材は管軸の端部からフィルタの外側までその運動に必要な距離だけ延長するか 、または、スライド部材の両側に、すなわち隔壁の両側に、抜差し式に伸縮する 部分が設けられ、それによりスライド部材のフィルタの全寸法を外側に延長する 必要がなくなる。 第7図によれば、本発明により二段階円板フィルタを、処理すべきパルプMin が左側のフィルタにおいてタンクに導入され、パルプケーキが円板面に形成され そして導管Moutを通って排出され、濾過液FIは通路に沿って右側のフィルタに おいてタンクに導入されるように、使用することができる。パルプは円板面上に 濾過液中の無繊維部分(zero fibers)から形成され、そこからパルプM0はさら に、たとえば第1段階において濃縮されるパルプと組合わせるため排出され(破 線AltI)、他方繊維のない濾過液FIIは排水処理装置に供給される。上記実 施例において、両方の段階のパルプの除去を、繊維材料がふたたび混合される同 じ排出装置(破線AltII)に配置することもできる。 以上の説明から判るように、本発明は従来公知の一段式円板フィルタを二段式 または(所望ならば)多段式円板フィルタに設計変更することに成功した。前記 実施例は多段式装置について説明していないが、本発明による隔壁を使用するこ とにより完全に可能である。濾過液の吸引および除去を終りでないフィルタの部 分/段階に集中することだけが、管軸と関連した各部分/段階の弁部材のような 付加的構造を生ずる。さらに、上記記載は僅か一つの実施例であり、換言すれば 、室は管軸を含む流路に対してスライド/弁によって制限されることは明らかで ある。しかしながら、同じ種類の隔壁がいかなる型の軸装置にも、管軸が連続的 であるか、いくつかの室に分割されているか、または少なくとも一つのセクタか ら弁部材に連結された吸引装置などに通ずる多数の別の管状流路を含むかどうか にかかわらず、適用可能であることは明らかである。もし管軸の端部にセクタ( sectors)から弁部材までずっと通ずる連続流路が使用されるならば、別の隔壁 を可能な管軸内部に設ける必要はないが、流路は前記軸の他端において第2の弁 部材などに通じ始める。さらに、図面は頂部が開いた円板フィルタを図示してい るが、本発明は頂部カバーを備えたフィルタまたは加圧式フィルタにも同様に適 用しうるものである。 請求の範囲 1.繊維懸濁液を収容するタンク(10)、タンクを通って水平に延びる管軸 、前記軸(14)上に配置された半径方向セクタ(18)から形成される多数の ワイヤで覆われた円板(16)を有し、軸(14)および半径方向セクタ(18 )の内部が軸(14)の壁の開口(20)を通じて連通し、軸(14)の内部は 複数の軸線方向に延びる流路に分割された繊維懸濁液等を処理する装置において 、前記タンク(10)、および軸(14)の各流路が半径方向に延びる隔壁によ って互いに分離された少なくとも二つの室(26,28)に分割されていること を特徴とする前記装置。 2.隔壁(34,34′,34″,34″′)が、前記タンク(10)を複数 の区画に分割し、かつ軸(14)から半径方向にタンク空間内に延びていること を特徴とする請求項1に記載の装置。 3.前記隔壁(34,34″′)が、定置式であることを特徴とする請求項2 に記載の装置。 4.前記隔壁(34,34′,34″)が、前記軸(14)に対して閉鎖され かつシールされていることを特徴とする請求項2に記載の装置。 5.前記隔壁(34′,34″)が、移動可能であることを特徴とする請求項 2に記載の装置。 6.前記隔壁(34″′)が、開口(40)および前記開口(40)を閉鎖す る部材(42)を有することを特徴とする請求項2に記載の装置。 7.前記隔壁(34,34′,34″,34″′)が、軸(14)に面した端 部にシール部材(36)を備えていることを特徴とする請求項2に記載の装置。 8.前記軸(14)の内部に、隔壁(24)が設けられていることを特徴とす る請求項1に記載の装置。 9.前記隔壁(24)が、定置式または移動式であることを特徴とする請求項 8に記載の装置。 10. 少なくとも二つの部分を有する円板フィルタ装置におけるパルプを処理 する方法において、 −処理すべきパルプが装置の第1部分に供給され、 −パルプケーキがワイヤで覆われた円板上に形成され、 −濃縮されたパルプが装置から除去され、 −第1の濾過液が装置の第2部分に供給され、 −濾過液のいわゆる無繊維部分がワイヤ面上に濃縮され、 −第2の濾過液が装置が除去され、そして −無繊維部分の濃縮されたパルプが装置から除去される、パルプ処理方法。 11. 無繊維部分から濃縮されたパルプが、装置の第1部分から除去されたパ ルプと組合わされることを特徴とする請求項10に記載のパルプ処理方法。 12. 無繊維部分から濃縮されたパルプが装置の第1部分に供給されるべきパ ルプとともに供給されることを特徴とする請求項10に記載のパルプ処理方法。 【図2】 【図3】 【図4】 【図4a】

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.繊維懸濁液を収容するタンク(10)を有し、タンク(10)が、水平管 軸(14)上に配置された半径方向セクタ(18)から形成される多数のワイヤ で覆われた円板(16)を備えた繊維懸濁液等を処理する装置において、前記タ ンク(10)、および流路を有する前記軸(14)が、軸線方向で互いに分離さ れた二つの部分(26,28)に分割されていることを特徴とする前記装置。 2.隔壁(34,34′,34′′,34′′′)が、前記タンク(10)を 分割するため使用されていることを特徴とする請求項1に記載の装置。 3.前記隔壁(34,34′′′)が、定置式であることを特徴とする請求項 2に記載の装置。 4.前記隔壁(34,34′,34′′)が、前記軸(14)に対して閉鎖さ れかつシールされていることを特徴とする請求項2に記載の装置。 5.前記隔壁(34′,34′′)が、移動可能であることを特徴とする請求 項2に記載の装置。 6.前記隔壁(34′′′)が、開口(40)および前記開口(40)を閉鎖 する部材(42)を有することを特徴とする請求項2に記載の装置。 7.前記隔壁(34,34′,34′′,34′′′)が、軸(14)に面し た端部にシール部材(36)を備えていることを特徴とする請求項2に記載の装 置。 8.前記軸(14)の内部に、少なくとも一つの部分を有する隔壁(24)が 設けられていることを特徴とする精求項1に記載の装置。 9.前記隔壁(24)が、定置式または移動可能であることを特徴とする請求 項8に記載の装置。 10. 請求項1に記載の軸線方向に少なくとも二つの部分に分割された円板フ ィルタを、 −処理すべきパルプが装置の第1部分に供給され、 −パルプケーキがワイヤで覆われた円板上に形成され、 −濃縮されたパルプが装置から除去され、 −第1の濾過液が装置の第2部分に供給され、 −濾過液のいわゆる無繊維部分がワイヤ面上に濃縮され、 −第2の濾過液が装置から除去され、そして −無繊維部分の濃縮されたパルプが装置から除去される ように使用すること。 11. 無繊維部分から濃縮されたパルプが、装置の第1部分から除去されたパ ルプと組合わされることを特徴とする請求項10に記載の使用。 12. 無繊維部分から濃縮されたパルプが装置の第1部分に供給されるべきパ ルプとともに供給されることを特徴とする請求項10に記載の使用。
JP6517694A 1993-02-09 1994-02-03 パルプを処理する装置 Pending JPH08506626A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
FI930543 1993-02-09
FI930543A FI91938C (fi) 1993-02-09 1993-02-09 Laite massan käsittelemiseksi
PCT/FI1994/000049 WO1994017893A1 (en) 1993-02-09 1994-02-03 Multistage disc filter

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08506626A true JPH08506626A (ja) 1996-07-16

Family

ID=8537245

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6517694A Pending JPH08506626A (ja) 1993-02-09 1994-02-03 パルプを処理する装置

Country Status (8)

Country Link
US (1) US5641402A (ja)
EP (1) EP0683686B1 (ja)
JP (1) JPH08506626A (ja)
AT (1) ATE165997T1 (ja)
CA (1) CA2155652A1 (ja)
DE (1) DE69410239T2 (ja)
FI (1) FI91938C (ja)
WO (1) WO1994017893A1 (ja)

Families Citing this family (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6939466B2 (en) * 1998-08-17 2005-09-06 Cuno Incorporated Graded particle-size retention filter medium for fluid filtration unit with improved edge seal
US6712966B1 (en) 1999-02-04 2004-03-30 Cuno Incorporated Graded particle-size retention filter medium for cell-type filter unit
US20040118766A1 (en) * 2000-02-03 2004-06-24 Pulek John L. Graded particle-size retention filter medium for cell-type filter unit
US6306307B1 (en) 2000-03-07 2001-10-23 Fielding Chemical Technologies, Inc. Pervaporation apparatus and method
FI122775B (fi) * 2004-09-07 2012-06-29 Andritz Oy Laite ja menetelmä massan käsittelemiseksi
FI20041518A (fi) 2004-11-25 2006-05-26 Andritz Oy Menetelmä ja laite meesan käsittelemiseksi
WO2011078749A1 (en) * 2009-12-23 2011-06-30 Metso Paper Sweden Ab Method and system for washing lime mud
DE102010043900A1 (de) 2010-11-15 2012-05-16 Voith Patent Gmbh Scheibenfilter
WO2014011089A1 (en) * 2012-07-09 2014-01-16 Metso Paper Sweden Ab Method and apparatus for obtaining strong white liquor and lime mud with low residual alkali level
US10729994B2 (en) * 2015-12-03 2020-08-04 Veolia Water Solutions & Technologies Support Rotary disc filter
DE202016002986U1 (de) 2016-05-07 2016-05-30 Voith Patent Gmbh Scheibenfilter
US11000791B2 (en) * 2019-03-06 2021-05-11 Veolia Water Solutions & Technologies Support Rotary disc filter having backwash guides

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US2027652A (en) * 1935-04-25 1936-01-14 Municipal Sanitary Service Cor Filter
US3471026A (en) * 1966-12-09 1969-10-07 Dorr Oliver Inc Continuous rotary disc filters
US3438505A (en) * 1967-01-27 1969-04-15 Improved Machinery Inc Filter segment for disc filters
US3452874A (en) * 1967-11-02 1969-07-01 Dorr Oliver Inc Trunnion valve for continuous rotary filters
US3917534A (en) * 1974-04-17 1975-11-04 Plastic Tech Inc Filter sector
FI55446C (fi) * 1976-07-02 1979-08-10 Enso Gutzeit Oy Skivfilter
US4152267A (en) 1977-06-08 1979-05-01 Envirotech Corporation Rotary disc vacuum filter
US4162982A (en) 1977-09-06 1979-07-31 American Scanmec, Inc. Vacuum filter segment with replaceable sector plates
SE423491B (sv) * 1979-08-13 1982-05-10 Hedemora Verkstaeder Ab Sett for avskiljning av filtrerbara partiklar ur en vetskesuspension vid bakvattenrening for pappersmaskiner eller annan rening av avloppsvatten inom cellulosa-, pappers- och boardindustrin
US4818401A (en) * 1988-07-18 1989-04-04 Lawrence William J Rotary filtration device

Also Published As

Publication number Publication date
DE69410239D1 (de) 1998-06-18
EP0683686B1 (en) 1998-05-13
WO1994017893A1 (en) 1994-08-18
ATE165997T1 (de) 1998-05-15
FI91938C (fi) 1994-09-12
US5641402A (en) 1997-06-24
FI91938B (fi) 1994-05-31
FI930543A0 (fi) 1993-02-09
EP0683686A1 (en) 1995-11-29
CA2155652A1 (en) 1994-08-18
DE69410239T2 (de) 1998-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH08506626A (ja) パルプを処理する装置
US3471026A (en) Continuous rotary disc filters
US5595654A (en) Sludge filtration system and method
USRE36297E (en) Method and apparatus for treating a fiber suspension
US3794178A (en) Rotary drum filtering apparatus and unitary drainage sectors therefor
US3438505A (en) Filter segment for disc filters
US5053123A (en) Adjustable valve for varying filtrate composition from filters
SU1181556A3 (ru) Устройство дл непрерывного экстрагировани жидкости из текущих суспензий
CA2484353C (en) Multi-stage screening apparatus, screen basket and method for screening pulp suspensions
JPS62500365A (ja) 遠心分離機
US6096120A (en) Deaeration vessel
US5514275A (en) Smooth wall filter vessel and liner
FI81019B (fi) Foerfarande och anordning foer filtrering av suspension.
KR970004702B1 (ko) 원심 분리기
SU797548A3 (ru) Фильтрующее устройство
US4844789A (en) Pressure vessel with rotating disk
CA2410407C (en) Centrifuge with a sieve system and method for operating the same
US5073264A (en) Apparatus for treating fiber suspension
US709616A (en) Apparatus for the treatment of garbage or similar material.
US3517818A (en) Rotary drum filter
US4333836A (en) Cellular drum filter for the dewatering of fiber suspensions
US5192454A (en) Method for treating fiber suspension
US5203968A (en) Apparatus for treating fiber suspensions having rotatable liquid permeable treatment ducts
US3275155A (en) Rotary suction filter drum
FI97280B (fi) Pumppulaitteella varustettu keskipakoisseparaattori, jossa käytetään kiertovirtausta