JPH08506342A - 新規な防水性化粧品組成物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 本発明は、エマルション系中にジメチコーン−シリカコポリマーを含む、マスカラとして有用な、新規な防水性化粧品組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】 新規な防水性化粧品組成物 発明の分野 本発明は、エマルション系中に水を基剤とするシリコーンエラストマーを含む 防水性化粧品組成物に関する。特に、本発明は、皮膚や毛への種々の適用、特に 、睫毛や眉毛への適用、すなわち、マスカラに有用な防水性化粧品組成物に関す る。 発明の背景 化粧品は、一般に、ヒトの身体的な外観を良くするために、例えば、健康的な 、若々しい、あるいは流行に合った外観を付与するために使用される。化粧品は 、大まかに言って、ローション、クリーム、エマルション、パックなどのような 基礎グループに分類される。さらに、化粧品には、ファンデーション、口紅、ル ージュ、アイライナー、マスカラ、アイシャドウ、ペンシル型まゆ墨、フェイス パウダーなどが含まれる。これらの化粧品は最も一般的には皮膚、毛および爪に 適用され、ふつう、それらが適用される領域に湿り気を与えることにより、着色 、時には軟らかさおよび柔軟性を与える。 化粧品は皮膚、毛および爪に適用されるので、それらが良好な接着性を有する ことが重要である。マスカラのような化粧品は、睫毛、場合によって、眉毛をコ ーティングすることにより美しさを増したり、色を与えることによりそれらをよ り魅力的にするために利用される。マスカラは、良好な接着性を有するべきであ る のみならず、平らに塗布でき、フレーキング、スメアリング、汚れ（smudging） あるいはたるみ（running）がなく適所にとどまっているべきである。マスカラ のような化粧品は、理想的には、気持ちの良い感触と光沢のある着色を保持しつ つ、耐水性、耐油性で耐摩擦性であるべきである。 さらに、マスカラは優れた塗り厚（build）を提供すべきである。使用者は、 より光沢のある色を求めて、塊などになることなく、マスカラを層にして適用す ることができるべきである。耐水性または防水性は、マスカラのような化粧品に 特に望ましい。なぜならば、使用者が毎日遭遇する可能性の高い、汗、涙などの ヒトの分泌物、雨や雪のような水分は、マスカラと相互作用して、たるみや除去 を生じうるからである。さらに、マスカラの使用者は、スイミングプールや海の 水による問題を避けたいなら、防水性のマスカラを必要とするであろう。さもな いとスイミングプールや海の水はこの化粧品と相互作用して、さらには／あるい は、除去してしまうであろう。同様に、手や服との接触の可能性のために、耐摩 擦性もマスカラのような化粧品に望ましい。耐水性および耐摩擦性であるマスカ ラであることが望ましいが、使用後に使用者により容易に除去できるマスカラで あることも望ましい。 当業者は、多くの防水性マスカラは重量感があったり、容易に汚れたり剥離し たり、除去しにくかったり、睫毛や眉毛の喪失の可能性を有することを熟知して いる。すべての望ましい利点を有し、かつ、望ましくない欠点をほとんどあるい は全く有しないマスカラを提供する努力において、いくつかのマスカラが設計さ れてきた。あるものは、ワックス、重油、重皮膜形成剤および可塑 剤を使用することなく設計されてきた。さらに、マスカラは、顔料なしに設計さ れてきた。すなわち、無色マスカラ組成物。光沢のある色、気持ちの良い感触と いった利点を有し、容易に除去できる防水性のマスカラを製造することは、当業 者にとって難問であった。 例えば、水を基剤とするアクリルポリマーを利用して、防水性のマスカラが開 発されてきた。これらのマスカラは防水性で石鹸および水で洗浄可能であるが、 このアクリルポリマーは、製剤の他の成分と不相溶であるために、性能が悪いこ とが実証されている（すなわち、汚れやフレーキングなどが通例生じる。）。さ らに、タル油グリセリドのような、いくつかの油溶性皮膜形成剤原料が、防水性 フィルムを達成するために使用されてきた。これらの材料により、結果として、 除去が極めて困難な皮膜となった。最後に、いくつかのシリコーンポリマーが、 それらは有機溶剤にのみ可溶性であるが、利用されてきた。これらから製造され た化粧品は耐水性であるが、睫毛に良好な塗り厚を与えることができないか、あ るいは、容易に除去することができない、すなわち、それらは石鹸および水で除 去できない。 上記のように、優れた塗り厚および色を与え、かつ、容易に除去できる特性を 有する防水性マスカラを開発することが望ましい。 発明の概要 本発明は、可とう性で、睫毛に優れた塗り厚を有する自然な防水性の皮膜を与 える化粧品組成物を提供することを目的とする。 本発明は、石鹸および水で容易に除去できる新規な防水性化粧 品組成物を提供することを目的とする。 さらに、本発明は、防水性で、光沢のある色を与え、かつ、汚れたり剥離した りしない、マスカラとして有用な速乾性の化粧品組成物を提供することを目的と する。 フレーキング、汚れおよび他の望ましくない作用を排除しながら、可とう性で 、自然な防水性の皮膜、優れた塗り厚を与え、容易に除去できる、マスカラとし て有用な新規な防水性化粧品組成物が開発された。本発明の新規な防水性組成物 は、水を基剤とするシリコーンエラストマーを含むエマルション系である。 本発明の新規な防水性化粧品組成物は、油中水または水中油エマルションのよ うなエマルション系中にジメチコーン（dimethicone）-シリカコポリマーを含む 。好ましい態様においては、防水性化粧品組成物は、また、揮発性有機溶剤、着 色剤およびワックス、および、随意に、化粧品に許容できる充填剤、防腐剤およ び乳化剤を利用する。これらの化粧品組成物は、雨、雪のみならず、海、湖およ びスイミングプールの水からの水分に極めて抵抗性であり、さらに、石鹸および 水で容易に除去される。 さらに、本発明は、油中水エマルション中に、ジメチコーン−シリカコポリマ ー、揮発性有機溶剤、着色剤、およびワックスを含む、マスカラとして有用な防 水性化粧品組成物に関する。 発明の詳細な説明 本発明は、エマルション系中にジメチコーンーシリカコポリマーを含む防水性 化粧品組成物を包含し、この組成物は、特に、防水性マスカラとして有用である 。一般に、本発明の化粧品組成物 は、また、ジメチコーンーシリカコポリマーに加えて、化粧品に許容できる揮発 性有機溶剤または揮発性有機溶剤の組合せを含む。これらの溶剤は、睫毛や眉毛 にマスカラを適用するとすぐに蒸発するといった点で揮発性である。理論によっ て限定されるわけではないが、溶剤が蒸発するときに、マスカラ組成物が乾いて 、架橋したジメチコーン／シリカコポリマー皮膜が形成されると考えられている 。本発明の化粧品組成物の類のない耐磨耗および除去特性を提供するのは、この 皮膜自体およびこの皮膜と化粧品組成物の他の成分との組合せである。 例えば、本発明の化粧品組成物は、処理されたスイミングプールの水、清水お よび海水を含む水分に対して明らかに耐水性である。この化粧品組成物は、汚れ に抵抗性であり、剥離しない。さらに、この組成物は、単に石鹸水を使用するだ けで容易に除去される。もちろん、この組成物は、また、クレンジングオイルま たはエマルションのような、当業者に周知の化粧用クレンザーにより除去するこ とができる。 本発明の化粧品組成物のための一般的な成分は、ジメチコーン−シリカコポリ マー、水、および化粧品に許容できる有機材料である。これらの成分は、組み合 わせることにより、化粧品に許容できる乳化剤を使用して、あるいは、使用しな いで、エマルションを形成することができる。換言すると、一般的な成分は、エ マルション系中のジメチコーン−シリカコポリマーである。マスカラとして有用 な、本発明の防水性化粧品組成物のための好ましい成分は、(a)化粧品に許容で きる揮発性有機溶剤、(b)水、(c)ジメチコーン−シリカコポリマー、(d)化粧品 に許容できる着色剤または 顔料、および(e)化粧品に許容できるワックスである。所望であれば、随意に、 化粧品に許容できる充填剤、皮膜形成剤、防腐剤、および乳化剤のような、当業 者に知られているさらなる成分を使用することもできる。このような通例使用さ れる成分は、The Cosmetic，ToiletryおよびFragrance Association，Inc.，Was hington，D．C．により1991年に発行されたthe CTFA International Cosmetic I ngredient Dictionaryの４版に見出すことができる。上記の文献の開示は、参考 のために本明細書に組み入れるものとする。最も好ましくは、本発明の防水性化 粧品組成物のための成分は、化粧品に許容できる揮発性有機溶剤、水、ジメチコ ーン−シリカコポリマー、化粧品に許容できる着色剤または顔料、化粧品に許容 できるワックスおよび化粧品に許容できる乳化剤である。 上記の好ましい成分は、一般に、以下のような範囲で使用される。重量パーセ ントで、約１５〜約８５％、好ましくは約２５〜６５％、最も好ましくは約３０ 〜４０％の揮発性有機溶剤；約２〜約２５％、好ましくは約５〜２０％、最も好 ましくは約１０〜１５％の水；約１〜約２５％、好ましくは約５〜１０％の、市 販されているエマルションのような、ジメチコーン−シリカコポリマー；約１〜 約２０％、好ましくは約８％の着色剤；約５〜約７５％、約１０〜約５０％、好 ましくは約１５〜２５％の化粧用ワックス。随意の成分は、以下のような範囲で 使用することができる。重量パーセントで、約１〜約１０％の化粧用充填剤；約 ０．０１〜約２％の化粧用防腐剤；および約０．０１〜約１５％の化粧用乳化剤 。 本発明の化粧品組成物に使用されるジメチコーン−シリカコポ リマーは、エマルションとしてダウコーニングから得られる（Do ともに用いられる水は、好ましくは、蒸留または脱イオン化された水であるが、 水道水も適している。本発明の範囲内の揮発性有機溶剤は、化粧品に許容でき、 ジメチコーン−シリカコポリマーと相溶性であり、また、この組成物が睦毛など に適用されるとすぐに蒸発する有機溶剤である。本発明の範囲内の揮発性有機溶 剤としては、石油蒸留物、イソパラフィン、シクロメチコーン（cyclomethicone ）、イソドデカン、イソヘキサデカンなどが挙げられるが、これらに限定される わけではない。当業者に知られている溶剤と同様に、上記したような化粧品に許 容できる溶剤のいかなる組み合わせも使用されうることが、当業者によって理解 されるであろう。 本発明の化粧品組成物はマスカラとして最も有用であるので、これらは、また 、この組成物が適用される睫毛や眉毛に色を付与するために、着色剤や顔料を含 みうるが、着色剤や顔料は必須のものではない。本発明の範囲内の化粧品に許容 できる着色剤としては、酸化鉄（黒色、赤色、および黄色）、ウルトラマリンブ ルー、フェロシアン化第二鉄アンモニウム、カルミン、マンガンバイオレット、 ウルトラマリンピンク、ウルトラマリンバイオレット、水酸化クロムグリーン、 酸化クロムグリーン、二酸化チタンなどが挙げられるが、これらに限定されるこ とはない。着色剤のいかなる組み合わせも本組成物において使用できることにも 注意されたい。 本発明者らは、類のない耐磨耗および除去特性を保持しながら、 化粧品に許容できるワックスを本発明の化粧品組成物に使用できることを見出し た。本発明の範囲内の化粧品に許容できるワックスとしては、カルナバ、カンデ リラ蝋、オゾケライト、マイクロクリスタリンワックス、密蝋、合成蝋、パラフ ィンなどが挙げられるが、これら限定されることはない。これら、あるいは、当 業者に知られている他の化粧品に許容できるワックスのいかなる組み合わせも許 容できる。さらにまた、当業者に知られているいかなる随意の成分も、本発明の 精神または範囲から逸脱することなく、使用してもよい。随意の成分の例は、こ れらに限定されるわけではないが、タルク、ナイロン、マイカ、セリサイト、ポ リエチレン、シリカ、ポリメチルメタクリレート、オキシ塩化ビスマス、カオリ ン、ＰＴＦＥのような化粧用充填剤；これらに限定されるわけではないが、メチ ルパラベン、プロピルパラベン、ブルパラベン、エチルパラベン、ソルビン酸カ リウム、ＥＤＴＡ三ナトリウムのような化粧用防腐剤；フェノキシエタノール、 ベンジルアルコール、クロルキシレノール、イミダゾリジニル尿素、クエン酸； および、これらに限定されるわけではないが、エトキシル化アルコール、エトキ シル化脂肪酸、脂肪酸エステル、エトキシル化脂肪酸エステル、グリセロールエ ステル、グリコールエステル、ラノリンをベースとする誘導体、石鹸、ショ糖お よびグルコースエステルおよび誘導体である。さらに、ジメチコーン−シリカコ ポリマーの皮膜形成性を増大させる皮膜形成剤もまた使用することができる。こ れらとしては、ＰＶＰ／ヘキサデセン、ＰＶＰ／エイコセンおよびトリコンタニ ル（tricontanyl）ＰＶＰを挙げることができるが、これらに限定されることは ない。上記の 成分は、the CTFA International Cosmetic Ingredient Dictionaryの４版（199 1年）に見出すことができる。 化粧品に許容できるいかなるエマルション系も本発明において採用することが できる。油中水または水中油系のいずれかを使用できるが、油中水が好ましい。 乳化剤の使用は必須ではないが、乳化剤は本発明の使用に好ましい。好ましくは 、エマルションは石鹸系のブレンドであり、選択された非イオン性乳化剤である 。このエマルションは、ジメチコーン−シリカコポリマーで可溶化できなければ ならない（相溶性でなければならない。）。 本発明の好ましい化粧品組成物は、マスカラとして有用な防水性化粧品組成物 であり、これは、油中水エマルション中に、ジメチコーン−シリカコポリマー、 化粧品に許容できるワックスおよび着色剤を含む。本発明のさらに好ましい態様 は、マスカラとして有用な防水性化粧品組成物であり、これは、油中水エマルシ ョン中に、ジメチコーン−シリカコポリマー、揮発性有機溶剤、化粧品に許容で きるワックスおよび着色剤を含む。 本発明は、また、上記の化粧品組成物を使用して、睫毛を美しくし、かつ、保 護する方法も包含する。ひとつの方法は、効果的な量の上記の化粧品組成物を睫 毛または眉毛に適用することを含む、防水性マスカラで睫毛または眉毛を保護お よび／または美しくする方法である。さらに、本発明は、石鹸水で容易に除去で き、効果的な量の上記の化粧品組成物を睫毛または眉毛に適用することを含む、 防水性ジメチコーン−シリカコポリマーで睫毛または眉毛をコーティングする方 法を含む。上記したように、揮発性有機溶剤の蒸発により、ジメチコーン−シリ カコポリマーが架橋し て、類のない耐磨耗および除去特性を有するジメチコーン−シリカコポリマー皮 膜を形成する。効果的な量とは、睫毛または眉毛の表面領域を覆うのに十分な量 を意味することが理解されよう。この量は、使用者により、睫毛または眉毛の大 きさや量、および所望のマスカラの量に応じて、変わるものである。 本発明の方法は、さらに、石鹸および水の溶液で組成物を除去することを含む 。さらに、上記したように、本発明の化粧品組成物は、化粧用クリーナーを使用 することにより除去することができる。 本発明の範囲を説明するために、以下の実施例をあける。これらの実施例は説 明のみを目的とするものであって、本発明はこれらの実施例に限定されると解す るべきでない。 実施例 本発明に従った好ましい化粧品組成物の一例は以下の配合により表される。 実施例１ 本発明の化粧品組成物は、上記必須のおよび随意の成分をともにブレンドする ことにより製造することができる。以下の手順に従って、黒色の防水性マスカラ を製造した。攪拌を提供するため の手段を装着した適当な支持混合容器（すなわち、プロペラミキサーを有する支 持蒸気ジャケット反応がま）中で、ワックス類（カルナバ蝋、カンデリラ蝋、オ ゾケライト、密蝋−白色、ラノリン酸、PEG-20ソルビタン密蝋、PVP/エイコセン 、およびパラベン類（ブチルパラベンおよびプロピルパラベン）および石油蒸留 物を合わせた。材料を攪拌して約85℃に加熱した。固体が溶解して、相が均一に なるまで、混合した。プロペラミキサーおよび逆転側面ワイピング攪拌機を有す る第一蒸気ジャケット反応がまに、メッシュナイロンバッグ（100-150メッシュ ）を通して、混合物を移した。混合と加熱（85℃）を続けて、ゆっくりとナイロ ン-12および着色剤を添加した。完全に均一になるまで混合し、分散させた（約 ５〜10分）。ライトニングミキサー攪拌による混合を止め、85℃の温度を維持し つつ、ホモジナイジングミキサーでの混合を開始した。支持反応がまの中で、水 、EDTA三ナトリウム、ソルビン酸カリウムおよびメチルパラベンUSPを合わせた 。混合して85℃に加熱し、すべての固体が溶解し、相が清澄になるまで混合を続 けた。混合物が85℃のとき、乳化の直前に、水酸化アンモニウム（28％アンモニ ア）を攪拌しながら支持反応がま中の混合物に添加した。ホモジナイジングミキ サー攪拌により、支持反応がまの内容物（水相）（85℃）を第一反応がま（油相 ）（85℃）に添加した。添加を終えたとき、83-85℃に維持し、15分間混合した 。混合を続け、65℃に空冷し始めた。65℃で冷却を止め、ひと マルション、フェノキシエタノール、C8-9イソパラフィンおよび石油蒸留物を添 加し、各添加の間はよく混合した。最後の添加の 終了後に、ホモジナイジングミキサーを取り除き、側面ワイピング攪拌で25℃へ の冷却を再開した。 実施例２ 上の表の成分を含む、無色のマスカラ組成物を、実施例１の手順に従って製造 した。 実施例３ 上の表の成分を含む、着色マスカラ組成物を、実施例１の手順に従って製造し た。 当業者にとっては、本発明の改良および変更が、上記の開示に照らして可能で あることが明らかであろう。そのような改良は本発明の精神および範囲内にあり 、それは添付の請求の範囲によってのみ限定され、定義されることが理解されよ う。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デニンガー，リサ アメリカ合衆国 11701 ニューヨーク州 アミティーヴィル， ホームステッド アベニュー 120番地 (72)発明者 スティーブンス，キャサリン アメリカ合衆国 11752 ニューヨーク州 イスリップ テラス， グリーンローン アベニュー 943番地 (72)発明者 パスキュータ，レベッカ アメリカ合衆国 11703 ニューヨーク州 ノース バビロン， マイルドレッド プレイス 61番地

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．エマルション系中にジメチコーンーシリカコポリマーを含む、マスカラとし て有用な防水性化粧品組成物。 ２．エマルションが油中水または水中油である請求項１記載の防水性化粧品組成 物。 ３．油中水エマルション中に、化粧品に許容できる揮発性有機溶剤および着色剤 をさらに含む請求項１記載の防水性化粧品組成物。 ４．油中水エマルションがアニオン性または非イオン性である請求項２または３ 記載の防水性化粧品組成物。 ５．エマルション系が石鹸系である請求項１記載の防水性化粧品組成物。 ６．石鹸で容易に除去され、エマルション系中に、 (a)約５〜約２５重量％のジメチコーンーシリカコポリマー； (b)約５〜約７５重量％の少なくとも１つの化粧品に許容できるワックス；お よび (c)約１〜約２０重量％の着色剤 を含む、マスカラとして有用な防水性化粧品組成物。 ７．石鹸で容易に除去され、 (a)約１〜約２５重量％のジメチコーンーシリカコポリマー； (b)約２〜約２５重量％の水； (c)約１５〜約８５重量％の揮発性有機溶剤； (d)約５〜約７５重量％の少なくとも１つの化粧品に許容できるワックス；お よび (e)約１〜約２０重量％の着色剤 を含む、マスカラとして有用な防水性化粧品組成物。 ８．化粧用充填剤、化粧用防腐剤、化粧用皮膜形成剤および化粧用乳化剤をさら 含む、請求項６または７に記載の防水性化粧品組成物。 ９．揮発性有機溶剤が、石油蒸留物、イソパラフィン、シクロメチコーン、イソ ドデカンおよびイソヘキサデカンから成る群より選択される請求項３または７に 記載の防水性化粧品組成物。 １０．化粧品に許容できるワックスが、カルナバ、カンデリラ蝋、オゾケライト 、密蝋、マイクロクリスタリンワックス、合成蝋およびパラフィンから成る群よ り選択される請求項６または７に記載の防水性化粧品組成物。 １１．着色剤が、酸化鉄、ウルトラマリンブルー、フェロシアン化第二鉄アンモ ニウム、カルミン、マンガンバイオレット、ウルトラマリンピンク、ウルトラマ リンバイオレット、水酸化クロムグリーン、酸化クロムグリーンおよび二酸化チ タンから成る群より選択される請求項３、６または７に記載の防水性化粧品組成 物。 １２．乳化剤が、エトキシル化アルコール、エトキシル化脂肪酸、脂肪酸エステ ル、エトキシル化脂肪酸エステル、グリセロールエステル、ラノリンをベースと する誘導体、石鹸、ショ糖エステルおよび誘導体、およびグルコースエステルお よび誘導体から成る群より選択される請求項８記載の防水性化粧品組成物。 １３．ジメチコーンーシリカコポリマーが約１０重量％である請求項７記載の防 水性化粧品組成物。 １４．水が約１２．５重量％である請求項７記載の防水性化粧品組 成物。 １５．揮発性有機溶剤が約３０〜約４０重量％である請求項７記載の防水性化粧 品組成物。 １６．化粧品に許容できるワックスが約１５〜約２５重量％である請求項７記載 の防水性化粧品組成物。 １７．着色剤が約８重量％である請求項７記載の防水性化粧品組成物。 １８．石油蒸留物、水、ジメチコーンーシリカコポリマー、シクロメチコーン、 酸化鉄、カルナバ、カンデリラ蝋、イソパラフィン、密蝋、ラノリン酸、PEG-20 ソルビタン密蝋、オゾケライト、ナイロン-12、PVP/エイコセンコポリマー、フ ェノキシエタノール、パラベン類、水酸化アンモニウム、ソルビン酸カリウムお よびEDTA三ナトリウムを含む、マスカラとして有用な防水性化粧品組成物。 １９．効果的な量の請求項１、６または７に記載の化粧品組成物を適用すること を含む、防水性ジメチコーン／シリカコポリマー皮膜で睫毛をコーティングする 方法。 ２０．効果的な量の請求項１、６または７に記載の化粧品組成物を適用すること を含む、防水性マスカラで睫毛を保護し、美しくする方法。 ２１．防水性マスカラを石鹸および水の溶液で除去することをさらに含む、請求 項１５記載の方法。