JPH08503247A - 洗浄中における染料移動を抑制する洗剤組成物 - Google Patents

洗浄中における染料移動を抑制する洗剤組成物

Info

Publication number
JPH08503247A
JPH08503247A JP6512174A JP51217494A JPH08503247A JP H08503247 A JPH08503247 A JP H08503247A JP 6512174 A JP6512174 A JP 6512174A JP 51217494 A JP51217494 A JP 51217494A JP H08503247 A JPH08503247 A JP H08503247A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
dye transfer
water
transfer inhibiting
composition according
inhibiting composition
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP6512174A
Other languages
English (en)
Inventor
フレジ,アブドゥナスール
ブッシュ,アルフレート
クリスチァン コンバン,アンドレ
パイオット ジョンストン,ジェイムズ
ラベック,レジン
アーサー ジェイ.ケイ. トーエン,クリスティアーン
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Procter and Gamble Co
Original Assignee
Procter and Gamble Co
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Procter and Gamble Co filed Critical Procter and Gamble Co
Publication of JPH08503247A publication Critical patent/JPH08503247A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C11ANIMAL OR VEGETABLE OILS, FATS, FATTY SUBSTANCES OR WAXES; FATTY ACIDS THEREFROM; DETERGENTS; CANDLES
    • C11DDETERGENT COMPOSITIONS; USE OF SINGLE SUBSTANCES AS DETERGENTS; SOAP OR SOAP-MAKING; RESIN SOAPS; RECOVERY OF GLYCEROL
    • C11D3/00Other compounding ingredients of detergent compositions covered in group C11D1/00
    • C11D3/0005Other compounding ingredients characterised by their effect
    • C11D3/0021Dye-stain or dye-transfer inhibiting compositions

Landscapes

  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical Kinetics & Catalysis (AREA)
  • Oil, Petroleum & Natural Gas (AREA)
  • Wood Science & Technology (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Detergent Compositions (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (A)(a)非鉄金属ポルフィンおよびその水溶性または水分散性誘導体、(b)非鉄金属ポルフィリンおよびその水溶性または水分散性誘導体、(c)非鉄金属フタロシアニンおよびその水溶性または水分散性誘導体から選ばれる非鉄金属触媒、(B)効率的な量の過酸化水素漂白剤。

Description

【発明の詳細な説明】 洗浄中における染料移動を抑制する洗剤組成物 技術分野 本発明は、洗浄時の布帛間の染料移動(色移り)を抑制するための組成物およ び方法に関する。 背景技術 現代の布帛洗濯操作時に生ずる最もしつこいやっかいな問題の1つは、ある種 の着色布帛が染料を洗濯液に放出する傾向があることである。そのような染料は 、洗浄すべき他の布帛上に移動する。 この問題を克服する1つの方法は、洗浄液中の他の物品に接触する機会が生じ る前に染色布帛から洗い出る不堅牢染料を漂白する方法であろう。 懸濁または可溶化された染料は、既知の漂白剤を使用することによって溶液中 で或る程度酸化できる。 しかしながら、同時に、布帛上に実際に残る染料を漂白しないこと、即ち、色 損傷を生じないことが重要である。 米国特許第4,077,768号明細書は、酸化漂白剤と鉄ポルフィンなどの 触媒化合物との併用によって染料移動を抑制するための方法を記載している。 1991年10月9日出願の同時係属EP特許出願第 91202655.6号明細書は、過酸化水素を発生できる酵素系およびポルフ ィン触媒を含む染料移動抑制組成物に関する。 効率的な量の迅速放出性漂白剤の存在下における非鉄金属触媒は、染料移動を 防止する際に非常に効率的であることが今や見出された。 従って、最適の染料移動抑制性を示す染料移動抑制組成物が、提供される。 別の態様によれば、本発明は、着色布帛を包含する洗濯操作に効率的な方法を 提供する。 発明の開示 本発明は、 (A)(a)非鉄金属ポルフィンおよびその水溶性ま たは水分散性誘導体; (b)非鉄金属ポルフィリンおよびその水溶性 または水分散性誘導体; (c)非鉄金属フタロシアニンおよびその水溶 性または水分散性誘導体 から選ばれる非鉄金属触媒; (B)効率的な量の過酸化水素放出漂白剤を含むことを特徴とする染料移動抑 制組成物に関する。 本発明の別の態様によれば、着色布帛を包含する洗濯操作用方法も、提供され る。 発明を実施するための最良の形態 本発明は、 (A)(a)非鉄金属ポルフィンおよびその水溶性ま たは水分散性誘導体; (b)非鉄金属ポルフィリンおよびその水溶性 または水分散性誘導体; (c)非鉄金属フタロシアニンおよびその水溶 性または水分散性誘導体 から選ばれる非鉄金属触媒; (B)効率的な量の過酸化水素放出漂白剤を含むことを特徴とする染料移動抑 制組成物を提供する。A)非鉄金属触媒 洗浄液中の触媒の好ましい使用範囲は、10-8モル〜10-3モル、より好まし くは10-6〜10-4モルである。 必須の金属ポルフィン構造は、添付図面で式Iに指摘するように可視化しても よい。式I中、ポルフィン構造の原子位置は、通常のように番号をつけ且つ二重 結合は、通常のように入れる。他の式中、二重結合は、図面で省略するが、実際 にはIと同様に存在する。 好ましい金属ポルフィン構造は、式Iの5、10、15および20炭素位の1 以上において(メソ位) (式中、nおよびmは0または1であってもよく;Aは水溶化基、例えば、サル フェート、スルホネート、ホスフェートまたはカルボキシレート基から選ばれ; BはC〜C10アルキル、C〜C10ポリエトキシアルキルまたはC〜C10ヒ ドロキシアルキルからなる群から選ばれる) からなる群から選ばれるフェニルまたはピリジル置換基で置換されたものである 。 好ましい分子は、フェニルまたはピリジル基上の置換基が−CH、−C 、−CHCHCHSO−、−CH−−、および−CHCH(OH )CHSO−、−SOからなる群から選ばれるものである。 特に好ましい金属ポルフィンは、分子が5、10、15、および20炭素位に おいて置換基 で置換されたものである。 この好ましい化合物は、金属テトラスルホン化テトラフェニルポルフィンとし て既知である。記号Xは、(=CY−)(式中、各Yは独立に水素、塩素、臭 素、フッ素またはメソ置換アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、 アルカリールまたはヘテロアリール である)である。 式Iの記号Xは、陰イオン、好ましくはOHまたはClを表わす。式I の化合物は、残りの炭素位の1以上においてC〜C10アルキル、ヒドロキシア ルキルまたはオキシアルキル基で置換してもよい。 ポルフィン誘導体としては、クロロフィル、クロリン、即ち、イソバクテリオ クロリンおよびバクテリオクロリンも挙げられる。 金属ポルフィリンおよびその水溶性または水分散性誘導体は、式II (式中、Xはアルキル、アルキルカルボキシ、アルキルヒドロキシル、ビニル、 アルケニル、アルキルサルフェート、アルキルスルホネート、サルフェート、ス ルホネート、アリールであることができる) で与えられる構造を有する。 式IIの記号Xは、陰イオン、好ましくはOHまたはClを表わす。 記号Xはアルキル、アルキルカルボキシ、アルキルヒドロキシル、ビニル、ア ルケニル、アルキルサルフェート、アルキルスルホネート、サルフェート、スル ホネートであることができる。 金属フタロシアニンおよび誘導体は、式IIIに示す構造を有する(フタロシア ニン構造の原子位置は通常のように番号をつける)。前記構造中の陰イオン基は 、ナトリウムおよびカリウム陽イオンまたは構造を水溶性のままにしておく他の 非妨害陽イオンからなる群から選ばれる陽イオンを含有する。好ましいフタロシ アニン誘導体は、金属フタロシアニントリスルホネートおよび金属フタロシアニ ンテトラスルホネートである。 本発明に可能な別の形の置換は、Mn、Co、Rh、Cr、Ru、Moまたは 他の遷移金属による中心金属の置換である。 なお多数の考慮は、基本ポルフィンまたはアザポルフィン構造の変形または置 換基を選ぶ際に有意である。第一に、入手できるか容易に合成できる化合物を選 ぶであろう。 このこと以外に、置換基の選択は、水中または洗剤溶液中の触媒の溶解度を制 御するために使用できる。もう一度、特に固体表面に結合された染料を攻撃する のを回避することが望まれる場合には、置換基は、表面に対する触媒化合物の親 和力を制御できる。このように、強く負に荷電された置換化合物、例えば、テト ラスルホン化ポルフィンは、負に荷電されたしみまたは汚れた表面によって反発 されることがあり、それゆえ固定された染料上への攻撃を生じないらしい一方、 陽イオンまたは双性化合物は、このような汚れた表面に引き付けられるか少 なくとも反発されないことがある。 B. 効率的な量の過酸化水素放出漂白剤。 本発明によれば、効率的な量の漂白剤は、定義によって、漂白剤触媒と組み合 わせて当業者によって確認される最適条件下で達成できる染料酸化の最大(Z) %の40%〜100%、好ましくは40%〜60%、より好ましくは60%〜8 0%である染料酸化の水準をもたらす漂白剤の必要量である。 試験法 所定の触媒濃度、温度およびpHの場合には、下記の2種の試験法が、染料酸 化の最大水準、即ち、Zを与える最適の漂白剤量を算定するために使用できる。(a)溶液中染料漂白 洗剤溶液中、染料の初濃度(例えば、40ppm)および触媒の初濃度を固定 する。当業者に既知の方法に従ってUV−Vis分光光度計を使用して、この溶 液の吸光度スペクトルを記録する。所定の濃度の漂白剤(H2O2、オキソン、 ぺルカーボネート、ぺルボレート、活性化漂白剤など)を加え、染料と触媒とを 含有する溶液を攪拌する。30分間攪拌後、溶液の吸光度スぺクトルを再度記録 する。次いで、染料酸化の量は、染料の場合の吸光度極大の変化から求めること ができる。実験条件を同じに保って、漂白剤の量を変化して最大染料酸化を達成 する。(b)布帛から別の布帛への染料移動の減少 洗濯機またはラウンダーオメーターのいずれかにおいて、既知のブリード布帛 および既知の非着色ピックアップトレーサー(例えば、綿)を洗浄負荷に加える 。洗浄サイクルを模擬した後、当業者に既知の方法に従ってトレーサーによって ピックアップされた染料の量を測定する。今や別個の洗濯機に、同量のブリード 布帛およびピックアップトレーサー、固定量の染料を加え、漂白剤量を変化する 。ピックアップトレーサー上への染料移動の水準を測定し、当業者に既知の標準 最適化法に従って漂白剤の量を変化して染料移動を最小限にする。このようにし て、最適の漂白剤濃度は、決定できる。 好適な過酸化水素漂白剤は、水中で解離または加水分解して過酸化水素を発生 する化合物である。 過酸化水素放出剤の例は、過酸化水素、ペルボレート、例えば、ぺルボレート 1水和物、ぺルボレート4水和物、ぺルサルフェート、ぺルカーボネート、ぺル オキシジサルフェート、ぺルホスフェートおよび過酸化水素化物である。好まし い漂白剤は、ぺルカーボネートおよびぺルボレートである。 本組成物は、好都合には、洗濯操作で使用するための通常の洗剤組成物への添 加剤として使用される。 また、本発明は、洗剤成分を含有するであろうし、このように洗剤組成物とし て役立つ染料移動抑制組成物を 包含する。 洗剤成分 広範囲の界面活性剤は、洗剤組成物で使用できる。陰イオン界面活性剤、非イ オン界面活性剤、両性界面活性剤および双性界面活性剤、およびこれらの界面活 性剤の種の典型的なリストは、1972年5月23日にノリスに発行の米国特許 第3,664,961号明細書に与えられている。 陰イオン界面活性剤の混合物、特に5:1から1:2、好ましくは3:1から 2:3、より好ましくは3:1から1:1の重量比のスルホネート界面活性剤と サルフェート界面活性剤との混合物が、ここで特に好適である。好ましいスルホ ネートとしては、アルキル基中に9〜15個、特に11〜13個の炭素原子を有 するアルキルベンゼンスルホネート、および脂肪酸がC12〜C18脂肪源、好 ましくはC16〜C18脂肪源に由来するα−スルホン化メチル脂肪酸エステル が挙げられる。各々の場合に、陽イオンは、アルカリ金属、好ましくはナトリウ ムである。好ましいサルフェート界面活性剤は、アルキル基中に12〜18個の 炭素原子を有するアルキルサルフェート(場合によってアルキル基中に10〜2 0個、好ましくは10〜16個の炭素原子を有し且つ平均エトキシ化度1〜6を 有するエトキシサルフェートとの混合物)である。ここで好ましいアルキルサル フェートの例は、タ ローアルキルサルフェート、ココナツアルキルサルフェート、およびC14〜15ア ルキルサルフェートである。各々の場合の陽イオンは、再度、アルカリ金属陽イ オン、好ましくはナトリウムである。 本発明で有用な1つの種類の非イオン界面活性剤は、平均親水性親油性バラン ス(HLB)8〜17、好ましくは9.5〜13.5、より好ましくは10〜1 2.5を有する界面活性剤を与えるための疎水部分とエチレンオキシドとの縮合 物である。疎水(親油)部分は、性状が脂肪族または芳香族であってもよく且つ 特定の疎水基と縮合するポリオキシエチレン基の長さは、親水性エレメントと疎 水性エレメントとの間の所望のバランス度を有する水溶性化合物を生成するよう に容易に調整できる。 この種の特に好ましい非イオン界面活性剤は、アルコール1モル当たり3〜8 モルのエチレンオキシドを含有するC〜C15第一級アルコールエトキシレート 、特にアルコール1モル当たり6〜8モルのエチレンオキシドを含有するC14〜 C15第一級アルコールおよびアルコール1モル当たり3〜5モルのエチレンオキ シドを含有するC12〜14第一級アルコールである。 別の種類の非イオン界面活性剤は、一般式 RO(C2nO) (式中、Zはグルコースに由来する部分であり;Rは12〜18個の炭素原子を 有する飽和アルキル疎水基で あり;tは0〜10であり、nは2または3であり;xは1.3〜4である) のアルキルポリグルコシド化合物(化合物は未反応脂肪アルコール10%未満お よび短鎖アルキルポリグルコシド50%未満を包含する)からなる。この種の化 合物および洗剤での用途は、EP−B第0 070 077号明細書、第0 0 75 996号明細書および第0 094 118号明細書に開示されている。 また、式 (式中、RはHであるか、RはC1〜4ヒドロカルビル、2−ヒドロキシエ チル、2−ヒドロキシプロピルまたはそれらの混合物であり、RはC5〜31ヒ ドロカルビルであり、Zは鎖に直結された少なくとも3個のヒドロキシルを有す る線状ヒドロカルビル鎖を有するポリヒドロキシヒドロカルビル、またはそのア ルコキシ化誘導体である) のポリヒドロキシ脂肪酸アミド界面活性剤は、非イオン界面活性剤として好適で ある。好ましくは、Rはメチルであり、RはC11〜15アルキルまたはアルケ ニル直鎖、例えば、ココナツアルキルまたはそれらの混合物であり、Zは還元ア ミノ化反応においてグルコース、フル クトース、マルトース、ラクトースなどの還元糖から誘導される。 本発明に係る組成物は、ビルダー系を更に含んでもよい。アルミノシリケート 物質、シリケート、ポリカルボキシレートおよび脂肪酸、エチレンジアミンテト ラアセテートなどの物質、アミノポリホスホネートなどの金属イオン封鎖剤、特 にエチレンジアミンテトラメチレンホスホン酸およびジエチレントリアミンペン タメチレンホスホン酸を含めていかなる通常のビルダー系も、ここで使用するの に好適である。自明の環境上の理由で余り好ましくないが、ホスフェートビルダ ーも、ここで使用できる。 好適なビルダーは、無機イオン交換物質、通常無機水和アルミノシリケート物 質、より特に水和合成ゼオライト、例えば、水和ゼオライトA、X、BまたはH Sであることができる。 別の好適な無機ビルダー物質は、層状シリケート、例えば、SKS−6(ヘキ スト)である。SKS−6は、ケイ酸ナトリウム(NaSi)からなる 結晶性層状シリケートである。 ここで使用するのに好適なポリカルボキシレートビルダーとしては、クエン酸 (好ましくは水溶性塩の形)、式 R−CH(COOH)CH2(COOH) (式中、RはC10〜20アルキルまたはアルケニル、好ましくは C12〜16であるか、Rはヒドロキシル、スルホスルホキシルまたはスルホン置換 基で置換できる)のコハク酸の誘導体が挙げられる。特定例としては、コハク酸 ラウリル、コハク酸ミリスチル、コハク酸パルミチル、コハク酸2−ドデセニル 、コハク酸2−テトラデセニルが挙げられる。スクシネートビルダーは、好まし くは、ナトリウム塩、カリウム塩、アンモニウム塩およびアルカノールアンモニ ウム塩を含めて水溶性塩の形で使用される。 他の好適なポリカルボキシレートは、オキソジスクシネートおよびタルトレー トモノコハク酸とタルトレートジコハク酸との混合物、例えば、米国特許第4, 663,071号明細書に記載のものである。 特に本発明の液体処方物の場合には、ここで使用するのに好適な脂肪酸ビルダ ーは、飽和または不飽和C10〜18脂肪酸、並びに対応石鹸である。好ましい飽和 種は、アルキル鎖中に12〜16個の炭素原子を有する。好ましい不飽和脂肪酸 は、オレイン酸である。液体組成物に好ましい別のビルダー系は、ドデセニルコ ハク酸をベースとする。 粒状組成物で使用するのに好ましいビルダー系は、ゼオライトAなどの水不溶 性アルミノシリケートビルダーとクエン酸などの水溶性カルボキシレートキレー ト化剤との混合物を包含する。 本発明の目的で粒状組成物で使用するためのビルダー 系の一部分を構成できる他のビルダー物質としては、アルカリ金属の炭酸塩、重 炭酸塩、ケイ酸塩などの無機物質、および有機ホスホネート、アミノポリアルキ レンホスホネート、アミノポリカルボキシレートなどの有機物質が挙げられる。 他の好適な水溶性有機塩は、単独重合体または共重合体酸またはそれらの塩( ポリカルボン酸は2個以下の炭素原子によって互いに分離された少なくとも2個 のカルボキシル基を含む)である。 この種の重合体は、英国特許第1,596,756号明細書に開示されている 。このような塩の例は、分子量2000〜5000のポリアクリレートおよびそ れらと無水マレイン酸との共重合体(このような共重合体は分子量20,000 〜70,000)特に約40,000を有する)である。 洗浄性ビルダー塩は、通常、組成物の10〜80重量%、好ましくは20〜7 0重量%、最も通常30〜60重量%の量で配合する。 洗剤組成物で使用されている他の成分、例えば、増泡剤または抑泡剤、酵素お よびそのための安定剤または活性剤、汚れ沈殿防止剤、防汚剤、光学増白剤、研 磨剤、殺細菌剤、曇り抑制剤、着色剤、および香料は、使用してもよい。或る種 のカラーケア上の利益も与える酵素テクノロジーとの組み合わせは、特に好まし い。例は、色 維持/若返り用セルラーゼである。他の例は、1992年1月31日出願のEP 第92870017.8号明細書に開示の重合体および1992年1月31日出 願のEP第92870018.6号明細書に開示の酵素酸化捕捉剤である。 1992年1月31日出願のEP第92870019.4号明細書に開示のア ミンベース触媒安定剤およびそれらの誘導体も、特に好適である。 これらの成分、特に酵素、光学増白剤、着色剤、および香料は、好ましくは、 組成物の漂白剤成分と相容性であるように選ぶべきである。 本発明に係る洗剤組成物は、液体、ペーストまたは粒状形であることができる 。本発明に係る粒状組成物は、「コンパクト形」であることもでき、即ち、通常 の粒状洗剤より比較的高い密度、即ち、550〜950g/lを有していてもよ く;このような場合には、本発明に係る粒状洗剤組成物は、通常の粒状洗剤と比 較して少量の「無機充填剤塩」を含有するであろうし;典型的な充填剤塩は、硫 酸および塩化物のアルカリ土類金属塩、典型的には硫酸ナトリウムであり;「コ ンパクト」洗剤は、典型的には、充填剤塩10%以下を含む。 また、本発明は、着色布帛を包含する布帛洗濯操作時に遭遇する可溶化懸濁染 料の1つの布帛から別の布帛への染料移動の抑制法に関する。 方法は、布帛を前記のような洗濯液と接触することからなる。 本発明の方法は、好都合には、洗浄法のコースで行う。洗浄法は、好ましくは 、5℃〜90℃、特に20〜60℃で行うが、触媒は、95℃までで有効である 。処理液のpHは、好ましくは、7〜11、特に7.0〜9.0である。 本発明の方法および組成物は、洗濯操作時に添加剤としても使用できる。 下記の例は、本発明の組成物を例証することを意味するが、本発明の範囲を限 定するか、さもなければ規定することを必ずしも意味せず、前記範囲は以下の請 求の範囲に従って決定される。例1 染料酸化の程度は、2種の異なる方法:(i)溶液中染料漂白法および(2) 布類から布類への染料移動の減少の測定法によって測定した。溶液中染料漂白実験 染料(最終濃度40ppm)および触媒(1×10-5M)を含有する洗剤溶液 (100ml)を調製し、そのpH値を8.0または10に調整した。 実験条件 吸光度スペクトルを350〜800nmで記録した。この領域は、染料の波長極 大(若干の例の場合には以下の 表に認めるように)および触媒の最大吸光度(それぞれポルフィリンおよびフタ ロシアニンの場合のソーレー帯およびQ帯)を包含すべきである。次いで、オキ シダント(H、ぺルボレート、ぺルカーボネート、活性化漂白剤またはオ キソン)を攪拌溶液に加えて反応を開始した。オキシダントの量は、試験法Aに 規定のように最適であるべきである。30分後、吸光度スペクトルを記録し、染 料の吸光度の減少が認められた。 ブランク実験は、染料の酸化が触媒またはオキシダントの不在下で同じ期間に わたって生じないことを示した。 pH 8 pH 10 布類から布類への染料移動の減少 綿上でダイレクトブルーIまたはダイレクトブルー90で染色された布帛およ びナイロン上でアシッドレッド151で染色された布帛をこれらの実験で使用し た。本実験においては、洗浄をラウンダーオメーター中で行った。染料移動の程 度は、各ラウンダーオメータービーカーに加えたマルチファイバー(テストファ ブリックス・インコーポレーテッド)で評価した。各見本は、一緒に縫われた布 類(1.5cm×5cm)の6ストリップからなっていた。6布類型は、ポリアセテ ート、綿、ポリアミド、ポリエステル、オーロン、および羊毛であった。モデル 洗浄液は、pH値が8.0またはpH 10に調 整された洗剤溶液(フル洗濯機条件下で使用するような洗剤濃度を有するもの2 00ml)からなっていた。 実験条件 染色された布帛(10×10cm)の1片および1個のマルチファイバーをラウ ンダーオメータービーカーに入れた。ビーカー1においては、前記のような洗剤 溶液を加え、ビーカー2においては、触媒(最終濃度10ppm)と試験法Aに 規定のような最適量の漂白剤とを含有する洗剤溶液を加えた。60rpmで30 〜40℃において30分の洗浄を行った後、見本を水道水中ですすぎ、乾燥した 。ハンター色差読み(L、a、b)は、比色計(ICS製のスペクトラフラッシ ュ)を使用してマルチファイバーの場合には得られた。布帛の色の変化は、ΔC =(Δa+Δb1/2(式中、ΔaおよびΔbは試験マルチファイバーと、 染色された布帛と接触していないマルチファイバー対照との間の反射光の強度の 差を表わす)と定義されるパラメーターΔCによって特徴づけることができる。 bは、反射された黄色光の強度(正のb値)または反射された青色光の強度(負 の青色値)を表わし、且つaは、反射された赤色光の強度(正のa値)または反 射された緑色光の強度(負のa値)の尺度を表わす。ΔCが高ければ高い程、よ り多い染料移動がマルチファイバー上に移動した。 触媒なし MnPC ΔC ΔC 綿上のダイレクトブルー90 8.9 2.0 綿上のアシッドレッド114 20.1 13.8例II(A/B/C) 下記の組成を有する本発明に係る液体染料移動抑制組成物は、調製する。 直鎖アルキルベンゼンスルホネート 10 C12〜15アルキル硫酸ナトリウム 3 C14〜15アルキル2.5倍エトキシ化サルフェート 0 C12グルコースアミド 0 7倍エトキシ化されたC12〜15アルコール 11.6 オレイン酸 2.5 クエン酸 1 C12〜14アルケニル置換コハク酸 0 水酸化ナトリウム 3.5 エタノール 6 モノエタノールアミン 0 トリエタノールアミン 6.4 1,2−プロパンジオール 1.5 グリセロール 0 ホウ酸 0 ジエチレントリアミンペンタ(メチレンホスホン酸) 0.8 CaCl 0 防汚重合体 0.5 脂肪酸 12 酵素 0.65 水および微量成分 残部(100%とする) 前記組成物を表Iに係る触媒および漂白剤で補完した。 例III(A/B/C) 下記の処方を有する本発明に係るコンパクト粒状染料移動抑制組成物は、調製 する。 直鎖アルキルベンゼンスルホネート 11.40 タローアルキルサルフェート 1.80 C45アルキルサルフェート 3.00 7倍エトキシ化されたC45アルコール 4.00 11倍エトキシ化されたタローアルコール 1.80 分散剤 0.07 シリコーン流体 0.80 クエン酸三ナトリウム 14.00 クエン酸 3.00 ゼオライト 32.50 マレイン酸アクリル酸共重合体 5.00 DETMPA 1.00 セルラーゼ(活性タンパク質) 0.03 アルカラーゼ/BAN 0.60 リパーゼ 0.36 ケイ酸ナトリウム 2.00 硫酸ナトリウム 3.50 微量成分 残部(100とする) 前記組成物を表IIに係る触媒および漂白剤で補完した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 OA(BF,BJ,CF,CG, CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN,T D,TG),AU,BB,BG,BR,BY,CA,C Z,FI,HU,JP,KP,KR,KZ,LK,LV ,MG,MN,MW,NO,NZ,PL,RO,RU, SD,SK,UA,US,UZ,VN (72)発明者 コンバン,アンドレ クリスチァン ベルギー国ディーゲム、ドリーリンデン、 14 (72)発明者 ジョンストン,ジェイムズ パイオット ベルギー国オバリース、バイデラーン、17 (72)発明者 ラベック,レジン ベルギー国ブリュッセル、ロンバルトツィ ーデストラート、27 (72)発明者 トーエン,クリスティアーン アーサー ジェイ.ケイ. ベルギー国ハースドンク、ベークバイソフ ストラート、4

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1. (A) (a)非鉄金属ポルフィンおよびその水溶性ま たは性誘導体; (b)非鉄金属ポルフィリンおよびその水溶性 または水分散性誘導体; (c)非鉄金属フタロシアニンおよびその水溶 性または水分散性誘導体 から選ばれる非鉄金属触媒; (B)効率的な量の過酸化水素漂白剤 を含むことを特徴とする、染料移動抑制組成物。 2. 非鉄金属ポルフィン誘導体を含有し、前記ポルフィンがメソ位の少なく とも1つ上において (式中、nおよびmは0または1であってもよく、Aは水溶化基、例えば、サル フェート、スルホネート、ホスフェート、およびカルボキシレート基から選ばれ 、BはC〜C10アルキル、C〜C10ポリエトキシアルキルおよびC〜C10 ヒドロキシアルキルからなる群から選ばれる) からなる群から選ばれるフェニルまたはピリジル置換基で置換されている、請求 項1に記載の染料移動抑制組成物。 3. フェニルまたはピリジル基上の置換基が、 −CH、−C、−CHCHCHSO−、−CHCOO−、− CHC−H(OH)CHSO−、および −SOからなる群から選ばれる、請求項2に記載の染料移動抑制組成物。 4. 金属ポルフィン誘導体を含有し、前記非鉄金属ポルフィンがメソ位の少 なくとも1つ上において 〔式中、Xは(= CY−)(式中、各Yは独立に水素、塩素、臭素、フッ素 またはメソ置換アルキル、シクロアルキル、アラルキル、アリール、アルカリー ルまたはヘテロアリールである)である〕 からなる群から選ばれるフェニル置換基で置換されている、請求項1ないし3に 記載の染料移動抑制組成物。 5. 中心原子が、Mn、Co、Rh、Cr、Ru、Moまたは他の遷移金属 から選ばれる、請求項1に記載の染料移動抑制組成物。 6. 金属触媒の濃度が、10-8〜10-3モル、好ましくは10-6〜10-4モ ルである、請求項1に記載の染料移動抑制組成物。 7. 漂白剤が過酸化水素、ペルボレートまたはペルカーボネートから選ばれ る、請求項1に記載の染料移動抑制組成物。 8. 無粉塵性粒状物または液体の形の洗剤添加剤である、請求項1ないし7 のいずれか1項に記載の染料移動抑制組成物。 9. 前の請求項のいずれか1項に記載の染料移動抑制組成物を含み、酵素、 界面活性剤、ビルダーおよび他の通常の洗浄成分を更に含むことを特徴とする洗 剤組成物。 10. 前の請求項のいずれか1項に記載の染料移動抑制組成物を含み、セル ラーゼを更に含むことを特徴とする洗剤組成物。
JP6512174A 1992-11-06 1993-11-03 洗浄中における染料移動を抑制する洗剤組成物 Pending JPH08503247A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
EP92870184.6 1992-11-06
EP92870184A EP0596187A1 (en) 1992-11-06 1992-11-06 Detergent compositions inhibiting dye transfer in washing
PCT/US1993/010544 WO1994011478A1 (en) 1992-11-06 1993-11-03 Detergent compositions inhibiting dye transfer in washing

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH08503247A true JPH08503247A (ja) 1996-04-09

Family

ID=8212284

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6512174A Pending JPH08503247A (ja) 1992-11-06 1993-11-03 洗浄中における染料移動を抑制する洗剤組成物

Country Status (7)

Country Link
EP (1) EP0596187A1 (ja)
JP (1) JPH08503247A (ja)
CN (1) CN1088254A (ja)
AU (1) AU5590694A (ja)
CA (1) CA2148812A1 (ja)
MX (1) MX9306968A (ja)
WO (1) WO1994011478A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009078459A1 (ja) 2007-12-19 2009-06-25 Lion Corporation 漂白用酸化触媒、並びにこれを用いた漂白性組成物

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100554479B1 (ko) * 2002-09-11 2006-03-03 씨제이라이온 주식회사 염착 얼룩 방지 세탁용 착염

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
GB1408144A (en) * 1972-06-02 1975-10-01 Procter & Gamble Ltd Bleaching process
GB1541576A (en) * 1975-06-20 1979-03-07 Procter & Gamble Ltd Inhibiting dye ltransfer in washing
CA1104451A (en) * 1978-02-28 1981-07-07 Manuel Juan De Luque Detergent bleach composition and process
ATE12254T1 (de) * 1980-12-22 1985-04-15 Unilever Nv Einen photoaktivator enthaltende zusammensetzung mit verbesserter bleichwirkung.
US4399049A (en) * 1981-04-08 1983-08-16 The Procter & Gamble Company Detergent additive compositions
CH657864A5 (de) * 1984-02-17 1986-09-30 Ciba Geigy Ag Wasserloesliche phthalocyaninverbindungen und deren verwendung als photoaktivatoren.
EP0384503B1 (en) * 1989-02-22 1995-06-28 Unilever N.V. Metallo-porphyrins for use as bleach catalyst

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009078459A1 (ja) 2007-12-19 2009-06-25 Lion Corporation 漂白用酸化触媒、並びにこれを用いた漂白性組成物
US8993504B2 (en) 2007-12-19 2015-03-31 Lion Corporation Oxidation catalyst for bleaching, and bleaching composition using the same

Also Published As

Publication number Publication date
EP0596187A1 (en) 1994-05-11
MX9306968A (es) 1995-01-31
WO1994011478A1 (en) 1994-05-26
AU5590694A (en) 1994-06-08
CA2148812A1 (en) 1994-05-26
CN1088254A (zh) 1994-06-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5445651A (en) Detergent compositions inhibiting dye transfer in washing
WO1993015174A1 (en) Detergent compositions inhibiting dye transfer containing a catalyst, a polymer and a peroxide generating enzyme
JP2996726B2 (ja) リパーゼと水溶性第四級アンモニウム化合物とを含有する洗剤組成物
EP0279134A1 (fr) Latex antiredéposant pour le lavage d'articles textiles
US5474576A (en) Detergent compositions inhibiting dye transfer in washing
JP3253619B2 (ja) 触媒と酸化スカベンジャーと過酸化物発生酵素とを含有し染料移動を抑制する洗剤組成物
US5759981A (en) Process for treating textiles and compositions therefor
JPH10500167A (ja) 特選の金属触媒を有する移染防止組成物
WO1995035357A1 (en) A process for treating textiles and compositions therefore
JP3856817B2 (ja) 金属触媒と漂白剤とポリアミンn‐オキシド重合体とを含有する染料移動抑制組成物
JPH08503247A (ja) 洗浄中における染料移動を抑制する洗剤組成物
JPH08503248A (ja) 洗浄中における染料移動を抑制するための非鉄金属触媒と漂白剤とを含有する洗剤
EP0693116B1 (en) Composition and process for inhibiting dye transfer
US5560858A (en) Dye transfer inhibiting compositions containing a metallocatalyst, a bleach and polyamine N-oxide polymer
US5908821A (en) Dye transfer inhibiting compositions with specifically selected metallo catalysts
EP0553608B1 (en) Detergent compositions inhibiting dye transfer in washing
JP3892033B2 (ja) 漂白剤を含む染料移動抑制組成物
WO1993015176A1 (en) Detergent compositions inhibiting dye transfer containing a catalyst, amine stabilizer and peroxide generating enzyme
IE922733A1 (en) Detergent compositions inhibiting dye transfer in washing
JPH07503276A (ja) 触媒と重合体と過酸化物発生酵素とを含有し染料移動を抑制する洗剤組成物