JPH08503085A - くじ引き用システム - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 予め決められた配当金を有するくじの当たりを引くためにマイクロ・プロセッサを使用するシステムであって、各くじ券は、横列及び縦列中に数字を有する少なくとも一校のビンゴ・タイプのカウンターと、くじ券用のユニークな確認手段（ID）とを有する。各くじ券のID及びカウンターの数字の横列は、マイクロ・プロセッサーで読み取ることができる第一のレジスターに貯蔵され、多くの数列は、その各々がユニークでかつカウンターの中で多くの賞金を獲得できる数字の横列を与えるように、マイクロ・プロセッサーで読むことができる第二のレジスターで作られそしてここで貯蔵される。この数字は決められた配当金に対応している。第二のレジスター中の複数の数列の一つの数列は、無作為のくじで選択される。マイクロ・プロセッサは、この選択された数列と第一のレジスターの数字の横列とを比較し、賞金獲得する横列を有するカウンターを指示するIDを示す。

Description

【発明の詳細な説明】 くじ引き用システム 発明の分野 本発明は予め決められた配当金付のくじ（lottery）において、当たり（win ner）を引くためにマイクロ・プロセッサを使用するシステムで、各々のくじ券 は横列及び縦列にある多くの数字を有するビンゴ・タイプの少なくとも一つのカ ウンター（counter）ならびにくじ券に特有の確認手段［以下にID（identificat ion）と云う］を含んでいる。 従来の技術 従来のくじでは、予め決められた当選券が得られるまで、全てのくじ券から 当選券を引く。くじの結果は、くじ当選表に発表される。通常のくじの欠点はそ の興奮が短いことである。 ビンゴ・タイプのような相互形式のゲームでは、参加者はかなりより深くゲ ームに係わるようになるので、その結果、より大きな興奮を感じることになる。 ビンゴ・タイプのゲームの問題点は、数字を無作為に引くので、予期していない 配当金を得る。配当金は長期間で見れば、統計的に計算できるものであるが、個 々に引く前は、可なり不確定要素が大きい。 技術的問題点 従って、本発明の目的は、ビンゴ・タイプのゲームで、予め決められた配当金 を獲得するのを可能にすることである。 解決するための手段 この目的のために、本発明においては各くじ券のIDとカウンターの数字の横 列は、マイクロ・プロセッサーで読むことが できる第一のレジスターに貯蔵され、多くの数列（number sequence）は、その 数列の各々がユニークでかつカウンター間で賞金を獲得できる多くの数字の横列 を与えるように、マイクロ・プロセッサーで読むことができる第二のレジスター で作られ、貯えられ、この数は所定の配当金に対応し、第二のレジスターの数列 の一つは無作為のくじで選択され、マイクロ・プロセッサはこの選択された数列 と第一のレジスターの数字の横列とを比較し、賞金を獲得する数字の横列を有す るカウンターを表すIDを示すことを特徴とする。 本発明の利点を有する変形／修正は、以下の請求項において記述する。 好ましい実施態様 本発明のシステムは、バリエイシヨン・ゲームの通常のビンゴ・カウンター の使用に基づいている。通常、そのようなカウンターは、５列の縦列および15列 の横列に分配された75の数字を含み、１から15の数字は第一の縦列、16から30の 数字は第二の縦列、31から45の数字は第三の縦列、46から60の数字は第四の縦列 、61から75の数字は第五の縦列にある。しかし本発明はこのサイズに限定される ものではなく、横列及び縦列の数を変更することができるものである。 縦に第５列の75個の数字を有するビンゴ・カウンターの組み合わせの総数は 、50,625通りである。各くじ券は少なくともこれ等のカウンターの一つを含んで いる。例えば、１シリーズに10,000本のくじのシリーズを使うようにすることは 妥当である。従って、総数10,000個のビンゴ・カウンターを選択する。各々のカ ウンターには、一つのID番号が印刷してあるので、各シリーズのどのくじ券にも 一枚の固有のカウンター及び一つの固有のID番号が示されている。幾つかのシリ ーズ、例えば９個 のシリーズがあると、９個の同一のカウンター・シリーズと90,000個の異なるく じ券番号を有する90,000のくじ券がある。 従って、一シリーズにおける各くじ券の番号は、特有のカウンターを表わす 。そのくじ券番号及びその各カウンターはマイクロ・プロセッサで読むことがで きる第一のレジスターに貯えられる。 各くじを引く前に、どの位の賞金を貰えるかは分かっていなければならない 。例えば、くじ券10,000校につき90の当たりがある場合を選択することができる 。くじ券販売の終了後そしてくじ引きの結果が出る前に、くじを引く。この結果 の発表は、例えば、テレビで行い、くじがビンゴ的性質のものであるので、あた かもくじが放送の時点で行なわれたようにしてもよい。さらに発表は放送後、日 刊新聞で行うことができる。 マイクロ・プロセッサで読むことができる第二のレジスターの中に多くの数 列が貯えられ、この数列は１から75の間の17-20個の異なる数字を含む。これ等 の数列はユニークで、10,000校のカウンターを使用すると当たりの正確な数を示 すように構成されている。無作為性に対する要請を満足させるために、数列の数 は、例えば、2,000個である。 くじ引きは、第二のレジスター内の前述の2,000個の数列から数列を無作為 に選択して行なわれる。従って当りカウンターは、一つのシリーズに付き90のカ ウンターの中のどれかを決めるのは、まったくの無作為による。 くじを引いた後、コンピュータが作動して、ここで選択した数列が第一のレ ジスター中のカウンターと比較される。このようにして、全てのシリーズのすべ ての当選券を取得するまで、当りのくじ券の番号は継続的に組合わされる。 ビンゴ的性質のくじ引きがテレビの放映の時点で行われている印象を観客が 持つように、例えばテレビの生放送で、選択 された数シリーズの発表を行うことができる。 数列の作成は、コンピュータのランダム・ナンバー・ジェネレーターで行う 。先ず、（一つの縦列につき）無作為数字の五つのリストを、第一のリストに数 字１から15、第二のリストに数字16から30、第三のリストに数字31から45、第四 のリストに数字46から60、第五のリストに数字61から75を相互に無作為の順序で 作成する。次に１と５の間の無作為の数字を作る。この数字は無作為の数字のど のリスト（縦列）で最後の数字が引かれるかを決める。次に各々のくじ引きで、 １から15の新しい無作為の数字を使って、無作為数の五つのリストの各々の数字 の中で適当な数字を引く。この無作為の数字は実際の無作為数字のリストの中の 位置を示す。この位置は数列に使用される数字を含んでいる。このようにして、 コンピュータの無作為数字の機能を二度使用して、引かれた数字を得る。さらに 同一の縦列からすべての数字が続けて出ないように、作られた数字の順序は、混 ぜ合わされる。異なる縦列からの数字は、例えば、第１縦列から３個の数字、第 ２縦列から２個の数字、第３縦列から５個の数字、第４縦列から１個の数字、第 ５縦列から３個の数字を引くと、合計90の当たりが出るように、当たりの数につ いて適当な方法で分配される。 このようにして、各数列は作成される。ここでコンピュータは、どの番号の カウンターに、引かれた五個の数字を有する横列があるかを探して確定するのに 使用される。賞金のカウンターの番号が所定の配当金に対応すれば、この数列は 受け入れられ、その他の場合は拒否される。このようにして、該数字が各シリー ズのくじ券の数に関連して、統計的分布を形成するまで、受け入れられる数列が 形成される。 くじの一回戦が終わると、選択された数列は、もう一つのレジスターから消 去される。その代わり新しい続きくじが上述 の方法で形成されるので、各くじ引きの一周が行われる前に、前以て決められた 多くの数列を選択して常に使えるようになっている。 本発明のシステムは極めてフレキシブルで、また配当金の平均分布が種々変 化するように容易に組み立てることができる。 本発明は、上述の実施態様に限定されるものではなく、以下のクレイムの範 囲内で幾つかの変形／修正が考えられる。例えば、上述のものより多いかまたは 少ない数字を有するカウンターを使用することもできる。

【手続補正書】特許法第１８４条の８ 【提出日】１９９４年１１月１７日 【補正内容】 補正された請求の範囲 １． （a）各くじ券に、横列および縦列に配置された多数の異なる数字を含む 固有のカウンターと固有の確認手段とを有するビンゴ・タイプのくじ券を製造し 、 （b）前もって与えられた配当金に従って、マイクロ・プロセッサーを使 用して無作為に選んだ当り券を引き、そして （c）選んだ当り券を提示する、 方法において： （d）各くじ券の確認手段および数字の横列を、該マイクロ・プロセッサ ーで読み取ることができる第一レジスターに貯えること、 （e）該くじ券を該第一レジスターに貯えられた数字のデータおよび確認 手段データに従って印刷すること、 （f）多数の固有の数列を、該マイクロ・プロセッサーで読み取ることが できる第二レジスターに、前もって与えられた配当金に対応して貯えること、 （g）該第二レジスター内に貯えられた複数の該数列の中から、無作為に 引くことにより一つの数列を選択すること； （h）該第二レジスターから選択された数列を、該マイクロ・プロセッサ ーにより該第一レジスター中の数字の横列と比較すること； （i）選択された数列中に数字を含む数字の横列を該マイクロ・プロセッ サーで分類すること、および （j）選択された当りの数字の横列を有するくじ券および該券の確認手段 を提示すること、 を特徴とする方法。 ２ 無作為に選択された数列は、ビンゴの方法により一つ一つ示されることを特 徴とする、請求の範囲１の方法。 ３ 第一のレジスターは、すべての可能な種々の数字の横列を含むことを特徴と する、請求の範囲１または２の方法。 ４ 第一のレジスターは、数字の横列を選択された数だけ含むことを特徴とする 、請求の範囲１または２の方法。 ５ 第二のレジスターは、少なくとも多くの数列を含み、その数列は数字の横列 の個数について統計的分布量を形成することを特徴とする、請求の範囲１から４ のいづれかの方法。 ６ 各々の数列は、横列の個数、賞金プラン中の当たりの個数、及び当りの横列 を示すのに数列はどのくらい長くなければならないかを考慮して作成されること を特徴とする、請求の範囲１〜５のいづれかの方法。 ７ 各数列がコンピュータのインターナル・ランダム・ナンバー・ジェネレイタ ーにより作成され、ここで、くじ券中の数字の縦列に対応して多くの無作為の数 字のリストが生じ、第一のリストの数字１から15、第二のリストの数字16から30 、第三のリストの数字31から45、第四のリストの数字46から60、第五のリストの 数字61から75は相互に無作為の順序であること；１から５間の無作為の数字を発 生させ、この数字はどの無作為数字のリストから最後の数字が引かれるかを決定 すること；各くじ引きのために１から15の間の新しい無作為の数字を使って、無 作為数の各リストから１から５の数字を引き、この無作為の数字は実際の無作為 数のリストの中の位置を示すので、この位置は数列に使用される数字を含んでい ること；を特徴とする、カウンターが５個の縦列に配置された１ないし75の数字 を含む、請求の範囲６の方法。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 各くじ券が、数字を与えた横列と縦列中の数字を有する少なくとも一つのビ ンゴ・タイプのカウンターならびにくじ券用の固有のIDを含む、予め与えられた 配当金を有するくじの当たりを引くためにマイクロ・プロセッサーを使用するシ ステムにおいて：各くじ券のIDおよびカウンターの数字の横列を、マイクロ・プ ロセッサで読むことができる第一のレジスターに貯え；各数列がユニークでかつ 、カウンター間で賞金を獲得できる多くの数字の横列を与えるように、多くの数 列を作成しそしてマイクロ・プロセッサで読むことができる第二のレジスターに 貯え、そしてこの数は与えられる配当金に対応し；第二のレジスターの数列の中 から一つの数列を、無作為のくじで選択し；そしてマイクロ・プロセッサはこの 選択された数列を第一のレジスターの数字の横列と比較し、賞金を獲得する数字 の横列を有するカウンターを指定するIDを示すことを特徴とする、上記のシステ ム。 ２ 無作為に選択された数列の数字は、ビンゴの方法により一つ一つ示されるこ とを特徴とする、請求の範囲１のシステム。 ３ 第一のレジスターは、すべての可能な数字のシリーズを含むことを特徴とす る、請求の範囲１または２のシステム。 ４ 第一のレジスターは、数字のシリーズを選択された数だけ含むことを特徴と する、請求の範囲１または２のシステム。 ５ 第二のレジスターは、少なくとも多くの数列を占め、その数列は数のシリー ズの個数について統計的分布量を形成することを特徴とする、請求の範囲１から ４のいづれかのシ ステム。 ６ 各々の数列は、横列の個数、賞金プラン中の当たりの個数、及び当りの横列 を示すのに数列はどのくらい長くなければならないかを考慮して作成されること を特徴とする、請求の範囲１〜５のいづれかのシステム。 ７ 各数列がコンピュータのインターナル・ランダム・ナンバー・ジェネレイタ ーにより作成され、これにより数字の縦列に対応する多くの無作為の数のリスト が生じ、第一のリストの数字１から15、第二のリストの数字16から30、第三のリ ストの数字31から45、第四のリストの数字46から60、第五のリストの数字61から 75は相互に無作為の順序であること；１から５間の無作為の数字を発生させ、こ の数字はどの無作為数字のリストから最後の数字が引かれるかを決定すること； 各くじ引きのために１から15の間の新しい無作為の数字を使って、無作為数の各 リストから１から５の数字を引き、この無作為の数字は実際の無作為数のリスト の中の位置を示すので、この位置は数列に使用される数字を含んでいること；を 特徴とする、カウンターが５個の縦列に配置された１ないし75の数字を含む請求 の範囲６のシステム。