JPH08502867A - 指向性音を作る方法及び装置 - Google Patents

指向性音を作る方法及び装置

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JPH08502867A
JPH08502867A JP6511022A JP51102293A JPH08502867A JP H08502867 A JPH08502867 A JP H08502867A JP 6511022 A JP6511022 A JP 6511022A JP 51102293 A JP51102293 A JP 51102293A JP H08502867 A JPH08502867 A JP H08502867A
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イアシュー チェン
バリー ディー ヴァンヴェーン
カート イー ヒーコックス
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ウィスコンシン アラムニ リサーチ ファンデーション
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    • HELECTRICITY
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    • H04S2420/01Enhancing the perception of the sound image or of the spatial distribution using head related transfer functions [HRTF's] or equivalents thereof, e.g. interaural time difference [ITD] or interaural level difference [ILD]

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Abstract

(57)【要約】 モデル耳についての3次元空間内の位置での聴覚データと、マイクロホンを用いて同じ受聴位置で収集した聴覚データとの比較により、自由音場対鼓膜伝達関数(FETF)が展開される。各FETFは、測定されたFETF分散行列の拡大から得られる周波数依存関数の加重合計として表される。この加重された周波数依存ファクタを方位角及び高度についての空間変数の関数に変形するのに、空間変形特性関数(STCF)を適用する。一般化されたスプラインモデルを各STCFに適用してノイズを濾過除去し且つ測定点間のSTCFを補間できるようにする。加重された周波数依存ファクタと平滑化され且つ補間されたSTCFとを合成することにより、選択された方向の音が再生される。

Description

【発明の詳細な説明】 指向性音を作る方法及び装置 発明の背景 1.発明の分野 本発明の分野は、音を検出し且つ再生する方法及び装置である。 2.背景技術の説明 広範囲の物理的及び行動科学的研究によって、外耳(胴、頭、耳介及び外耳道 を含む)が空間聴(spatial hearing)に重要な役割を演じることが明らかにさ れている。外耳は、耳に入る音の入射角にしたがって該音のスペクトルを変更す ることが知られている。また、両耳聴(binaural hearing)に関しては、外耳に より創出されるスペクトル差が、相互聴時間差及び強度差(interaural time an d intensity differences)に加え、定位音についての重要なキューを導入する ことも知られている。音源がサジタル面内にあるとき又は単耳聴(モノーラル) の場合には、外耳により与えられるスペクトルキューが聴覚系によりほぼ独占的 に利用され、音源の位置を識別する。また、外耳は音像を具体化する。オリジナ ル時間差及び強度差をもつけれども外耳による導入されるスペクトルキューはも たない両耳で聴く音は、一般に、受聴者の頭内に音源を有するとして知覚する。 外耳変形特性の機能的モデルは、ヘッドホンで現実的な聴覚像を模擬化する上 で非常に関心が高いものである。音があたかも3次元空間内で聴かれる音である かのように再生する上での問題は、聴覚研究、ハイファイ(高忠実度)音楽再生 及び音声通信において生じる。 アメリカ音響学会誌(Journal of the Accoustical Society of America)」 (1992年3月、第1637〜1647頁)に発表された論文において、Kisー tler及びWightmanは、自由音場対鼓膜伝達関数(free-field-to-eardrum transー fer functions、FETF)に基づく方法論を開示している。この方法論は、測 定されたFETF振幅におけるエネルギの90%までを表す振幅スペクトル及び 結果を分析するものである。この方法論は、受聴者の頭の回りの球状聴覚空間内 の測定点間のFETFの補間(interpolation)を与えるものではなく、FET Fフェーズを表すものである。 聴覚研究の関連領域における別の背景技術については、アメリカ音響学会誌Vo l.92、No.4、Pt.1(1992年10月、第1933〜1944頁)に発表 された本発明者等の論文「外耳伝達関数のモデリング−ビーム化アプローチ(Ex terーnal Ear Transfer Function Modeling:A beamforming Approach)の序論を 参照されたい。 発明の要約 本発明は、無指向性音を処理して指向性音として聴くことができるように録音 及び再生する方法及び装置、及び録音に関する。 測定データを用いて、周波数依存性が空間依存性から分離される外耳伝達関数 が求められる。外耳伝達関数を表すのに、複数の周波数依存関数が加重され且つ 合計される。重みは方向の関数で表される。方向的なキューをもたらさない音は 、本願に開示され且つ特許請求の範囲に記載された信号処理技術にしたがって処 理される特定方向から聴こえるように感じられる。 本発明によれば、空間3次元特性について聴覚情報を得る。本発明の方法及び 装置は、パイロット、宇宙飛行士又は超音波探知機オペレータ等の受聴者が方向 情報を必要とする場合に適用でき、或いは録音された音楽を聴く楽しい効果を高 めるのに使用できる。 上記以外の他の目的及び長所は、以下に述べる好ましい実施例についての説明 から当業者に明らかになるであろう。以下の説明において、本発明を例示する添 付図面を参照されたい。しかしながら、これらの例は本発明の種々の実施例を完 全に示すものではなく、したがって本発明の範囲を決定するには、請求の範囲の 記載を参照されたい。 図面の簡単な説明 第1図は、本発明により如何に音データを収集するかを示すダイアグラムであ る。 第2a図〜第2j図は、第1図で収集された音又は第1図で収集されたデータ に対して補間された音のスペクトルグラフである。 第3図は、第1図及び第2図に示した音データを記録するのに使用される装置 のブロック図である。 第4図は、本発明により音を作るステップを示すフローチャートである。 第5a図は、第6図の装置により如何にして指向性音が合成されるかを示す機 能的回路図である。 第5b図は、第6図の装置により音を合成する第2の方法を示す機能的回路図 である。 第6図は、本発明による指向性音を作る装置を示すブロック図である。 好ましい実施例の詳細な説明 第1図に示すように、本発明は、一般的な人の耳に関して3次元空間内で測定 したデータを使用する。測定は、特定被験体の耳を必要とする場合には人の被験 体について行うことができるし、一般的な人の耳を代表するKEMAR(商標) ヘッドのような特殊なマネキンヘッド10を用いて行うこともできる。ヘッドの 周囲の球状空間は球座標θ及びφに関して説明する。変数θは、両耳間の軸線1 1、12により形成される垂直正中線平面に対する方位角の読みを表す(第1図 の正中線平面の右方への角度が正の角度、左方への角度が負の角度である)。変 数φは、軸線12、13及び両耳の中心を通る水平面に対する高度の読みを表す (この水平面より上の角度が正の角度、この水平面より下の角度が負の角度であ る)。第1図において、等方位線及び等高線14は20゜ずつの増分で示されて いる。スピーカ15は種々の位置に移動され且つ広帯域の音を発生する。 耳音は、音があたかも受聴者により聴かれるようにして録音すべく、一方の耳 にマイクロフォンを配置することにより、被験体の耳又はマネキンヘッド10を 用いて測定される。データは両耳についてとることができる。また、音は、自由 音場対耳伝達関数を展開するため、被験体の耳又はマネキンヘッド10を除去し 且つ耳の従前の位置で音を検出することにより、耳の効果なくして測定される。 これが「自由音場」の音データである。種々のスピーカ位置について、両測定が 反復される。各位置での耳と自由音場データとの間の伝達関数を決定するため、 標準的な信号処理方法が使用される。 第2a図、第2c図、第2e図、第2g図及び第2i図は、18.5゜の高度につ いて方位角を0゜から36゜まで変化させたときの一連の読みに対する一連のス ペクトル音グラフ(振幅−周波数)を示す。音源が移動されると、スペクトルの 山及び谷が変位することが観察される。第2b図、第2d図、第2f図、第2h 図及び第2j図は、データと本願で説明する方法論とを用いて補間された値を示 す。 第3図は、自由音場及び外耳道録音(free-field and ear canal recording) を行うための音データを収集する装置を示す。録音チャンバ16内には被験体1 0及び移動可能なスピーカ15が配置される。IBM社のPC AT又はAT互 換形コンピュータ等のパーソナルコンピュータ20は、CD−ROM又は1つ以 上の大容量ハードドライブ等のバルクメモリ21を有する。被験体すなわちマネ キンの耳内には、マイクロフォン23a、23bが配置される。音は、コンピュ ータ20の外部の増幅器/イコライザユニット24及びアナログバンドパスフィ ルタ回路27を介して、コンピュータシャーシ内の信号処理ボードのAD変換器 部分22aに導かれ処理される。これにより、第2図に見られる形式のアナログ 信号が、サンプリングされ且つデジタル化された複数の読みに変換される。読み は、マネキンヘッド10の周囲の球体上の2,000 箇所以上の多くの位置で行われ る。これは、70メガバイト程度のデータ記憶容量を必要とする。 コンピュータ20は、信号処理ボードの音発生器部分22bを介して試験音を 発生する。電気信号は、この発生された音を適当な出力レベルに高めるため、出 力増幅器回路25及び減衰器回路26を介して処理される。次に、試験音を発生 すべく、音発生信号(該信号は、一般に30〜100マイクロ秒の持続時間の方 形波パルス又は他の広帯域信号である)がスピーカ15を介して加えられる。ス ピーカ15は、第1図に示すように点から点へと移動される。 空間音データを記録する他の実施例では、VAX3200コンピュータにAD Q−32信号処理ボードが使用される。 模擬化された指向性音を録音及び再生する方法及び装置では、可聴音入力信号 (audio input signal)がフィルタに通され、該フィルタの周波数応答が自由音 場対鼓膜伝達関数をモデル化する。このフィルタは、加重(ここで、重みは選択 された空間方向の関数である)した基本フィルタの組合せとして得られる。 第4図は、本発明にしたがって音を出す空間特性を伝達するのに使用される基 本フィルタ及び重みを決定するのに、第1図〜第3図において収集された音デー タを如何にして処理するかを示すものである。音データは、自由音場R(ω,θ ,φ)及び外耳道録音E(ω,θ,φ)の両方に関し、2,000 箇所以上の複数の 特定スピーカ位置について入力され且つ記憶される。これは、第4図の入力ブロ ック31で表される。一般に、このデータは、音の検出からのノイズ、測定誤差 及びアーチファクトを含んでいる。第4図の処理ブロック32で表されるように 、自由音場対耳伝達関数H(ω,θ,φ)(これは、或る方位角θ及び或る高度 φにおける周波数ωの関数である)を展開するのに従来の既知の信号処理技術が 使用される。このブロック32は、MATLAB(商標)で書かれたプログラム 及びSUN/SPARC2コンピュータで使用されるCプログラミング言語によ り実行される。MATLABバージョン3.5は、Math Works,Inc.(マサチュー セッツ州、Notick)から市販されている。このブロックを実行するのに、AT互 換形コンピュータ20又は他のコンピュータのために同様なプログラムを書くこ ともできる。 H(ω,θ,φ)が或る方位角θ及び高度φでの測定されたFETFであると このモデルは、ti(ω)(i=0,1,・・・,p)で表される基本フィル タ(固有フィルタ(eigenfilter、EF)とも呼ばれている)により特徴付けら れる周波数依存性(frequency-dependence)を、重量wi(θ,φ)(i=1, ・・・,p)で表される空間依存性(spatial-dependence)から分離する。これ らの重みは、空間変形特性関数(spatial transformation characteristic fun- ctions(STCF))と呼ばれている。これは、ti(ω)及びwi(θ,φ) する2段階手順を与える。 似となるようにEF及びSTCFを決定する方法及び装置を提供する。 ここで、H(θ,φ)及びtiはN次元のベクトルであり、該ベクトルの要素 は測定したFETFすなわちH(ω,θ,φ)の周波数におけるN個のサンプル 及び固有フィルタ{ti(ω),i=0,1,・・・,p}の周波数におけるN 個のサンプルであるとする。一般に、Nの値は256であるが、これより大きい (又は小さい)値を使用することもできる。Nは、固有フィルタがtiのサンプ ルにより良く記載されるように充分に大きくすべきである。固有フィルタ{ti (ω),i=0,1,・・・,p}は、FETF周波数ベクトルH(θ,φ)の 空間サンプルから形成されたるサンプル分散行列ΣHのp最大固有値に対応する 固有ベクトルとして選択される。固有フィルタt0(ω)は、FETF周波数ベ ク る。 H(θj,φk)が方位高度対(θj,φk)での測定されたFETFを表し、j= 1,・・・,L、k=1,・・・,M、ここで、L×Mは2,000程度である。F ETFサンプルの分散行列ΣHは、 式(2)において、上付き文字“H”は、複素共役転置演算を示す。或る方向 におけるこの分析の相対精度が他の精度より優れていることを強調するため、非 負重量ファクタαjkが使用される。全ての方向が等しく重要である場合には、j =1,・・・,L、k=1,・・・,Mについてαjk=1である。 EF周波数ベクトル{ti(ω),(i=0,1,・・・,p)}は、次の固 有値問題を満たす。 ΣHi=λii (4) ここで、i=1,・・・,p、λiは、ΣHの“p”最大固有値である。本発明の 方法論を用いて再生される音の忠実度は、“p”を増大させることにより改善さ れる。“p”の一般的な値は16である。EFベクトルt0(ω)は、Hに等し く設定される。 (θj,φk)、i=1,・・・,p、j:1,・・・,L、k=1,・・・,M (これらは、計算値と、位置(θj,φ,)j=1,・・・,L、k=1,・・ ,MでのFETFの測定値との間の2乗誤差(squared error)を最小にするよ うに選択される)に適合させることにより、MSTCFのwi(θ,φ)、i により与えられる。ここで、i=1,・・・,p、j=1,・・・,N、k=1 ,・・・,Mである。ここで、本発明等は、一般性を損なうことなくtiが単位 ノルムを有すること、すなわち、ti Hi=1、i=1,・・・,pであると仮 定する。 STCFを創成するスプラインモデルは、測定ノイズを平滑化し且つ測定方向 間のSTCF(したがってFETF)の補間を可能にする。スプラインモデルは 、下記の正則化問題を解くことにより得られる。 ここで、i=1,・・・,pである。ここで、Wi(θj,φk)はi番目のST CFの関数表示、λは正則化パラメータ、Pは平滑化演算子である。 正則化パラメータは、解の平滑性とデータに対するこの忠実度との間のトレー ドオフをコントロールする。λの最適値は一般化クロスバリデーション(generー alization cross validation)により決定される。θ及びφを2次元直角座標系 の座標と考えると、平滑化演算子Pは、 である。正則化されたSTCFはEFと組み合わされ、任意の所与のθ及びφで の正則化されたFETFを合成する。 第4図のプロセスブロック33は、ΣHの計算を表し、この計算は、SUN/ SPARC2コンピュータに使用されるMATLAB言語のプログラムにより実 行される。AT互換コンピュータ20又は他のコンピュータでこのブロックを実 行するための同様なプログラムを書くことができる。 次に、第4図のプロセスブロック34により表されるように、固有値λi及び 周波数ti(ω)の重み関数に対応する固有ベクトルtiを計算するため、固有ベ クトル拡大がΣHの結果に加えられる。この例では、固有分析は、特に、Kar-hun en-Loeve拡大と呼ばれているものである。この拡大の更なる拡大については、Pa poulis著「確率、確率変数及び確率過程(Probability,Random Variables aーnd Stochastic Processes)」(第3版、McGraw-Hill,Inc.ニューヨーク州、ニ ューヨーク、1991年、第413〜416頁、第425頁)を参照されたい。 次に、第4図のブロック35により表されるように、固有ベクトルを処理して、 各方向についての区間変数(θ,φ)(この変数から、上式(5)に記載したよ うに音が測定されている)の関数としてSTCFのサンプルwiを計算する。こ の計算は、SUN/SPARCコンピュータに使用されるMATLAB言語のプ ログラムにより実行される。AT互換形コンピュータ20又は他のコンピュータ でこのブロックを実行するための同様なプログラムを書くことができる。 次に、第4図のプロセスブロック36に示すように、netlib@Reserch.att. cーom.のE-mailを介して得られるRKpackとして知られる公共的に利用できるソフ トウェアパッケージを用いて、一般化されたスプラインモデルをSTCFに適合 させる。スプラインモデルは、サンプリングされた各STCFからノイズを濾過 する。これにより、スプラインベースSTCFは、空間変数(θ,φ)の連続関 数 となった。 この表面マッピング及び濾過は、球状空間における測定点間のSTCFの補間 を可能にする結果データを与える。プロセスブロック37に示すように、EFの to(ω)及びti(ω)及びSTCFのwi(θ,φ)、i=1,・・・,pは 、完全なFETFモデルを記載する。次に、EFに平滑化され且つ補間されたS TCFを加重し且つ合計することにより、選択された方向についてのFETFが 合成される。プロセスブロック38で示されるように、FETFで無指向性音を 濾過することにより、指向性音が合成される。 合成音は、プロセスブロック39に示すように可聴音信号に変換され、且つ出 力ブロック40に示すようにスピーカを介して音に変換される。これにより、ブ ロック41に示すように本発明の方法が完了する。 第5a図は、本発明により如何にして指向性音が合成されるかを示すブロック 図である。第5図に入力信号29で示す無指向性音は、右耳のEFの変数pに対 応するフィルタ42の変数p及び左耳のフィルタ43の変数pを介して再生され る。この実施例では、例示の目的ついてp=16であると仮定する。これらの1 6個のフィルタ42の各々を通って入力される信号は、右耳用の16個の複式接 続部74及び左耳用の16個の複式接続部75により示すように、各耳について 、前に概略的に示したように空間変数θ及びφの関数として、ブロック106、 107に示すデータのSTCF分析にしたがって増幅される。また、入力信号2 9は、第5a図のブロック51、52に示すように、FETFサンプル平均値to (ω)により濾過され、次に単一体(1)のファクタにより増幅される。次に 、増幅され且つEF濾過された成分信号が、それぞれ右耳及び左耳用の合計接続 部80、81において、互いに且つEF濾過された成分信号と合計され、且つ遠 隔位置に居る受聴者にヘッドホンを介して再生される。EF濾過された信号をθ 及びφにより定められる選択された方向に対応するSTCF重みと加重し且つこ の加重された濾過信号を合計することにより、選択された方向から発生している ような効果をもつ音が作られた。 第5b図は、本発明により指向性音を合成する別のアプローチを示すものであ る。ここでは、無指向性入力信号29が、選択された方向についてのFETFに より直接濾過される。選択された方向についてのFETFは、“p”の複式接続 部45、46におけるEF55、56を、選択された方向についてのSTCF1 06、107と加重することにより得られる。次に、調節されたEFが、要素5 5、56により表されるFETFサンプルの平均値to(ω)と一緒に合計接続 部47、48で合計され、音の選択された方向についての応答特性をもつそれぞ れの各耳用の単一フィルタ49、50を形成する。 上記例において、成分の濾過は周波数領域(frequency domain)において行わ れるけれども、本発明の範囲から逸脱することなく、同等の例により時間領域の 成分を濾過できることは明らかである。 第5a図及び第5b図の両図面は、相互聴時間遅延を説明する最終段階を示す ものである。相互聴時間遅延はモデリングのプロセス中に除去されているので、 両耳聴の実施時に復元させる必要がある。相互聴時間遅延の範囲は、0〜約700 マイクロ秒である。第5a図及び第5b図におけるブロック132、142は、 それぞれ、相互聴時間遅延コントローラを表す。これらのコントローラは、所与 の位置変数θ及びφを時間遅延制御信号に変換し且つこれらの制御信号を両耳チ ャンネルに送る。ブロック130、131、140、141は、相互聴時間遅延 コントローラ132、142により制御される遅延である。実相互聴時間遅延は 、両耳の外耳道録音と各音源の位置とを相互相関付けることにより計算できる。 これらの別個の相互聴時間遅延サンプルは、次にスプラインモデルに入力され、 これにより連続相互聴時間遅延関数が得られる。 第6図は、本発明により指向性音を作る装置を示すブロック図である。無指向 性音は音を検出するマイクロホン82を用いて録音され、増幅器83及び信号処 理ボード84〜86を用いて音をデジタル化し且つ録音する。信号処理ボードは データ取得回路84を有し、該データ取得回路84は、AD変換器、デジタル信 号処理器85及びDA出力回路86を備えている。信号処理器85及び他のセク ション84、86は、PC ATコンピュータ20又は前述の同等コンピュータ にインターフェースされる。DA出力回路86はステレオ増幅器87及びステレ オヘッドホン88に接続されている。FETFのための測定データは、コンピュ ータ20に接続された大容量記憶装置(図示せず)に記憶される。要素89は可 聴音信号を予記録及び記憶し、次に指向性音を作るためデジタル信号処理器85 に供給する別の構成である。 第5a図及び第5b図における信号29は、マイクロホン82を介して受け入 れられる。フィルタ42、43による濾過及び第5a図及び第5b図に見られる 他の作動は、AT互換形コンピュータ又は他の適当なコンピュータから受け入れ られるEF及びSTCF関数データ106、107を用いて、デジタル信号処理 器85内で実行される。 第6図における他の要素86〜88は、第5図に見られる可聴音信号を、受聴 者が第5図におけるθ及びφの選択により決定される方向から発生するものと感 じる音に変換する。この選択は、θ及びφについてのデータを入力することによ り、AT互換形コンピュータ20又は他の適当なコンピュータにより行われる。 本発明の方法は、θ及びφについての種々の値の組を入力することにより無指 向性音を指向性音に変換するCD、テープ及びデジタル音記録媒体等の種々の媒 体における録音を行うのに使用できる。変化する一連の値を用いることにより、 音を受聴者の耳に対して「移動」させることができ、したがって、この効果を説 明するのに「3次元」音及び「バーチャル可聴音環境」という用語が適用される 。 以上、本発明を如何にして実施するかを例示して説明した。当業者ならば、種 々の細部に変更を加えて他の詳細な実施例を達成できるであろうこと、及びこれ らの多くの実施例は本発明の範囲内に包含されるものであることが理解されよう 。したがって、本発明の範囲及び本発明によりカバーされる実施例を公知させる ため、次の請求の範囲の記載を掲げる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヴァンヴェーン バリー ディー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 53558 マックファーランド フォレスト リッジ コート 6109 (72)発明者 ヒーコックス カート イー アメリカ合衆国 ウィスコンシン州 53711 マディソン グラント ストリー ト 1011

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.受聴者の耳に対しあたかも空間内の選択された方向から発生しているかのよ うに作られた音の再生方法において、 再生すべき音を表す記録された可聴音信号を記憶する工程と、 記録された可聴音信号を少なくとも1つの濾過成分に変換する工程と、 濾過成分を空間内の選択された方向の関数として調節する工程とを有し、前 記関数から音の方向が再生時に模擬化され、 調節された濾過成分に応答して合成可聴音信号を発生する工程と、 可聴音信号を、受聴者の耳に対し空間内の選択された方向から発生している と受聴者が認識する音に変換する工程とを更に有することを特徴とする音の再生 方法。 2.前記調節工程が、空間内の複数の方向について予め測定したデータに応答し て行われ、 予め測定したデータにスプライン関数を適用する工程と、 予め測定したデータについての空間内の方向の間にある空間内の方向に相当 するスプライン関数の演算からの結果を補間する工程とを更に有することを特徴 とする請求の範囲第1項に記載の方法。 3.前記変換工程の間、記録された可聴音信号が複数の濾過成分に変換され、 調節工程が複数の濾過成分について行われ、 結果として得られる調節された濾過成分を合計し且つ合成可聴音信号を発生 する工程を更に有することを特徴とする請求の範囲第1項に記載の方法。 4.前記調節工程が、空間内の複数の方向について予め測定したデータに応答し て行われ、 予め測定したデータにスプライン関数を適用する工程と、 予め測定したデータについての空間内の方向の間にある空間内の方向に相当 するスプライン関数の演算からの結果を補間する工程とを更に有することを特徴 とする請求の範囲第3項に記載の方法。 5.受聴者の耳に対しあたかも空間内の選択された方向から発生しているかのよ うに作られた音を再生する装置において、 再生すべき音を表す可聴音信号を記憶する手段と、 可聴音信号を、耳内で検出した音について予め測定したデータに基づいて複 数の濾過成分に変換する手段と、 各濾過成分を空間内の選択された方向の関数として調節する手段とを有し、 前記関数から音の方向が再生時に模擬化され、 再生すべき音の、結果として得られる調節された濾過成分を合計し且つ合成 可聴音信号を発生する手段と、 可聴音信号を、受聴者の耳に対し空間内の選択された方向から発生している と受聴者が認識する音に変換する手段とを更に有することを特徴とする音の再生 装置。 6.受聴者の耳に対しあたかも空間内の選択された方向から発生しているかのよ うに再生すべき音を録音する方法において、 再生すべき音を表す可聴音信号を受け且つ記憶する工程と、 記録された可聴音信号を少なくとも1つの濾過成分に変換する工程と、 濾過成分を空間内の選択された方向の関数として調節する工程とを有し、前 記関数から音の方向が再生時に模擬化され、 調節された濾過成分を再生用の記録媒体に記憶させる工程を更に有すること を特徴とする録音方法。 7.前記調節工程が、空間内の複数の方向について予め測定したデータに応答し て行われ、 予め測定したデータにスプライン関数を適用する工程と、 予め測定したデータについての空間内の方向の間にある空間内の方向に相当 するスプライン関数の演算からの結果を補間する工程とを更に有することを特徴 とする請求の範囲第6項に記載の方法。 8.前記変換工程の間、記録された可聴音信号が複数の濾過成分に変換され、 調節工程が複数の濾過成分について行われ、 結果として得られる調節された濾過成分を合計し且つ合成可聴音信号を発生 する工程を更に有することを特徴とする請求の範囲第6項に記載の方法。 9.前記調節工程が、空間内の複数の方向について予め測定したデータに応答し て行われ、 予め測定したデータにスプライン関数を適用する工程と、 予め測定したデータについての空間内の方向の間にある空間内の方向に相当 するスプライン関数の演算からの結果を補間する工程とを更に有することを特徴 とする請求の範囲第8項に記載の方法。 10.再生すべき音を表す可聴音信号を受け且つ記憶する工程と、 記録された可聴音信号を少なくとも1つの濾過成分に変換する工程と、 濾過成分を空間内の選択された方向の関数として調節する工程とを有し、前 記関数から音の方向が再生時に模擬化され、 調節された濾過成分を再生用の記録媒体に記憶させる工程を更に有する方法 にしたがって行われる録音。 11.前記調節工程が、空間内の複数の方向について予め測定したデータに応答し て行われ、 予め測定したデータにスプライン関数を適用する工程と、 予め測定したデータについての空間内の方向の間にある空間内の方向に相当 するスプライン関数の演算からの結果を補間する工程とを更に有することを特徴 とする請求の範囲第10項に記載の方法。 12.前記変換工程の間、記録された可聴音信号が複数の濾過成分に変換され、 調節工程が複数の濾過成分について行われ、 結果として得られる調節された濾過成分を合計し且つ合成可聴音信号を発生 する工程を更に有することを特徴とする請求の範囲第10項に記載の方法。 13.前記調節工程が、空間内の複数の方向について予め測定したデータに応答し て行われ、 予め測定したデータにスプライン関数を適用する工程と、 予め測定したデータについての空間内の方向の間にある空間内の方向に相当 するスプライン関数の演算からの結果を補間する工程とを更に有することを特徴 とする請求の範囲第12項に記載の方法。
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