JPH08500806A - 積重ねるようにした容器 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 みぞ穴付きたわみ性シートを各みぞ穴を貫いて延びる突起を持つ剛性の端部パネルのまわりに巻付けることにより形成した容器を提供する。各突起は、隣接する重ねられた容器の端部パネルのくぼみにはまる積重ね突起と、各すみ部の支持突起とを含む。これ等の支持突起は、各容器を積重ねたときに相互に係合して横荷重に対し抵抗を生ずるようにしてある。たわみ性シートの少なくとも一方の端部は、頂部パネルに終り各端部パネルのくさび形突起に係合しシートのこの端部を鎖錠する。他方の端部は、同様にして鎖錠され又は第１の端部に重ねてタブ及びみぞ穴構造により保持してもよい。或はシートの他端部分に機械的タブにより保持するふたを設けると共に、端部から間隔を隔てた中間縁部がくさび形突起に係合するようにしてある。

Description

【発明の詳細な説明】 発明の名称 積重ねるようにした容器 技術分野 本発明は、完全に閉じる必要はないが取扱い及び輸送中に内容物を保護するの に十分なだけ頑丈でなければならない包装輸送用の容器に関する。ことに本発明 は、積重ねるようにしたこの種の容器に関する。 背景技術 生産品のような物品は理想的には、輸送中及び取扱い中に傷付き又はその他の 損傷に対し内容物を保護する容器内に包装しなければならない。これ等の物品は 又魅力的な外観を持ちこれ等をその最終目的地に達した後小売り用包装品として 使えるようにし又経済的でもなければならない。 この目的に使われる容器の１例は、米国特許第5,116,290号明細書に記載され 、底部パネル、側部パネル及び頂部パネルを形成するようにたわみ性の被覆シー トを巻付けた剛性の端部パネルを備えている。これ等の端部パネルは、それぞれ の上縁部又は下縁部の積重ね突起とそれぞれの反対側縁部の積重ねくぼみとを備 えている。各容器を積重ねるときは、１つの容器からの突起は積重ねを安定にす るように次の高い方の又は低い方の容器のくぼみ内にはまる。たわみ性シートに は、積重ね突起を受入れ又各端部パネルのすみ部を受入れるみぞ穴を 形成してある。たわみ性シートの端縁部を保持するように、各端部パネルに、こ のシートの折曲げた端縁部がはまる山形みぞ穴を形成してある。或は積重ね突起 が上向きに延びる実施例では、シートの各縁部は、このシートの協働するみぞ穴 の端部に係合する積重ね突起の肩部により保持してある。 前記特許明細書に記載してある容器は若干の望ましい構造上の特長を持つが、 若干の点で欠点のあることが分っている。容器の積重ねは場合により、積重ね突 起の抵抗があっても積重ねを倒すのに十分な強い横荷重を受けることがある。さ らに各端部パネルの山形みぞ穴内にはまるたわみ性被覆シートの折曲げ縁部は、 構成費が加算される余分な量のシート材料を必要とする。各シート端部をシート のみぞ穴と積重ね突起の肩部との係合により保持する別の構造も又、各シートの 縁部が能動的には固着されないことによって所望のようには満足が得られない。 各みぞ穴を積重ね突起との鎖錠作用を伴う整合からはずす力により、頂部シート の各縁部をそのもとの位置から引離すことになる。さらに輪送容器は大きすぎて 小売販売用容器としては使うことができない。 本発明の主な目的は、前記した基本構造の概念は利用するが前記した分野の容 器を改良した容器を提供することにある。 発明の開示 本発明による改良された容器は、実質的に互いに平行 に間隔を隔てた２つの比較的剛性の端部パネル間に延びる頂部パネル、底部パネ ル及び側部パネルを備えた前記したような容器に基づいている。各端部パネルは 、上縁部又は下縁部から延びる複数個の積重ね突起と、同様な隣接する重ねられ た容器の積重ね突起を受入れる、突起に対向する縁部の複数個のくぼみとを備え ている。 頂部パネル、底部パネル及び側部パネルは、頂部パネルが互いに対向するシー ト端縁部を備えるようにして各端部パネルのまわりに折曲げた比較的たわみ性を 持つシートの部分を備えている。シートは、積重ね突起と各端部パネルのすみ部 とが貫いて延びるみぞ穴と共に同様な隣接する重ねられた容器の積重ね突起を受 入れるくぼみに対向するみぞ穴とを備えている。さらに頂部パネルの互いに対向 する端縁部を保持する手段を設けてある。 本発明の１態様では各端部パネルは、上部すみ部区域の肩部と下部すみ部区域 の脚とを備え、これ等の脚及び肩部に互いに整合した支持表面を設け容器の脚の 支持面が同様な隣接する重ねられた容器の各肩部の支持表面に接触するようにし てある。このようにして容器の積重ねが横方向荷重により転倒し落下するおそれ を生じないように保護する付加的な安定性が得られる。 本発明の他の態様では、少なくとも１つの外向きにテーパを付けた鎖錠表面は 、端部パネルの上縁部から上方に延びシートの端縁部に接触してこのシートの端 部を鎖錠する。１実施例ではシートの他端部も又同様な構造 により鎖錠して、このシートの各端部がくさび形突起の互いに対向する側部に係 合するようにする。別の実施例ではシートの他端部は、第１端部に重なり機械的 鎖錠手段により鎖錠される。この構造における頂部パネルの重なるシートはヒン ジ付きふたを備えている。この場合ふたは、機械的鎖錠手段により保持されるが 、このふたに隣接するシートの縁部はくさび形突起のテーパ面に衝合する。 本発明の他の態様では、容器の頂部パネル、底部パネル及び側部パネルは、こ の容器を複数個の一層小さい容器単位に分離することのできる横方向に延びる少 なくとも１個所の弱くした区域を備えている。各端部パネルに寸法形状が類似し た中間パネルは、弱くした区域の各側に位置させてある。頂部パネル、底部パネ ル及び側部パネルは、中間パネルの積重ね突起及びすみ部区域を受入れるみぞ穴 を備えている。 好適とする実施例では、積重ねくぼみは端部パネルの下縁部にあり、又積重ね 突起は端部パネルの上縁部から上方に延びている。このような構造では積重ね突 起は、端部パネルの上縁部から肩部の支持面より大きい距離だけ延びる。 本容器は、容易に作られ、通常受ける横荷重によって生ずる転倒のおそれなし に積重ねることのできる経済的な強い包装品が得られる。頂部パネル端部は、能 動的鎖錠手段により容易に鎖錠され、この包装品は小売販売の 必要に応じて一層小さい単位に分解することができる。 本発明のこれ等の又その他の特長及び態様と共に本発明の種種の利点は以下の 好適な実施例についての詳細な説明から明らかである。 図面の簡単な説明 第１図は本発明容器の１実施例の斜視図である。 第２図は第１図の容器の頂部パネル、底部パネル及び側部パネルを形成するの に使う素材の平面図である。 第２Ａ図は第２図の２Ａ−２Ａ線に沿う断面図である。 第３図は本容器を形成するのに使う端部パネル部材の側面図である。 第４図は隣接する同様な容器に対し積重ねた関係で示した容器の端面図である 。 第５図は本発明の１変型による容器の第１図と同様な斜視図である。 第６図は本発明の他の変型による容器の第１図と同様な斜視図である。 第７図は第６図の容器を一部を断面にして示す拡大端面図である。 第８図は本容器の別の変型の斜視図である。 第９図は第８図の容器を一部を断面にして示す拡大端面図である。 第１０図は第８図の容器を形成するのに使う素材の部分平面図である。 好適な実施例の説明 第１図に示すように本発明による容器１０は、たわみ性の被覆シートに及び剛 性の端部パネル１４から構成してある。たわみ性被覆シートには折曲げてできる ボール紙素材から搬送体を作るのに通常使われる厚さを持つボール紙から形成す ればよいが、各端部パネルは厚いボール紙、押圧板又はその他の任意の容易に利 用できる剛性の材料から形成すればよい。 各端部パネルは、第１図及び第３図に、一般に長方形の形状を持ち上縁部１６ 、下縁部１８及び側縁部２０を備えるものとして示してある。上縁部１６からは 、内向きにテーパを付けた側縁部２４を持つ互いに間隔を隔てた２つの積重ね突 起２２が突出している。下縁部１８には同様な形状を持つ２つの積重ねくぼみ２ ６が突起２２に整合するように形成してある。端部パネルの各上部すみ部区域は 上向きに突出する肩部２８を備えている。肩部２８の上面は、肩部支持面３０を 備えるが、各下部すみ部区域の下面３２は脚支持面を備えている。上縁部１６の 中央部分からは、外向きのテーパ付きの側縁部３６を持つくさび形突起３４が延 びている。端部パネルの穴３７は、容器を持上げるつかみ部を形成し、又包装さ れた製品を新鮮な状態に保つように容器内は空気を流入させることができる。 第１図の容器の覆いシート１２を形成するのに使う素材は第２図に長方形の形 状で示してある。互いに平行な１連の折り線によりシート１２を互いに平行に間 隔を隔 てた各端部パネル１４のまわりに折曲げて本容器の各パネルを形成することがで きる。このようにして低部パネル区分３８は折り線７０により下部傾斜側部パネ ル区分４２に連結され、又主側部パネル区分４４は折り線４８によりそれぞれ下 部及び上部の傾斜側部パネル区分４２、４６に連結してある。頂部パネル区分５ ０は折り線５２により上部傾斜側部パネル区分４６に連結してある。 各端部パネル１４に平行なシート縁部部分には端部パネル１４の突起及びすみ 部部分を受入れるみぞ穴を形成してある。すなわちみぞ穴５４は積重ね突起２２ を受入れ、みぞ穴５６は上部すみ部すなわち肩部２８を受入れ、みぞ穴５８は端 部パネル１４の下部すみ部を受入れる。さらに積重ね配列内の次の下部容器の積 重ね突起を通すことができるようにみぞ穴６０を設けてある。所望により各端部 パネル１４に連結するようにした縁部部分は、各みぞ穴区域を強めるように補強 してある。たとえば第１図に示したシートの各縁部部分は折重ねて二重厚さの区 域を形成するものとして示してある。第２Ａ図になお詳しく示すように他のみぞ 穴５４、５８、６０の配置列中のみぞ穴５６は二重厚さ区域の両層を貫いて延び ている。 第２図及び第３図の素材及び端部パネルから第１図の容器を作るには、２枚の 端部パネル１４をそのくぼみ２６が素材のみぞ穴６０に整合するように位置させ 次いで素材を各端部パネル１４の縁部のまわりに折曲げて各 端部パネルのすみ部区域及び積重ね突起が素材のそれぞれ協働するみぞ穴に入込 むようにするだけでよい。素材のシートの折り線４８は本容器の傾斜した側部パ ネル区分４２、４６を生成し、各端部パネルの上下のすみ部区域をそれぞれみぞ 穴５６、５８を貫いて突出させる。上部すみ部区域の肩部表面３０と下部すみ部 区域の脚表面３２とはこのようにして露出する。 第４図には２個の容器１０を積重ねた状態で示してある。下部容器の積重ね突 起２２はこの容器の頂部パネル５０のみぞ穴５４を貫き又上部容器の底部パネル のみぞ穴６０を貫いて上部容器の積重ねくぼみ２６内に延びる。突起２２のテー パ付き縁部はくぼみ２６の同様な形状の側部に衝合し上部容器の基本的支持を行 う。前記したように容器の積重ねは貯蔵及び輪送中に横荷重を受け、この横荷重 によりこのような支持構造があっても積重ねが転倒することがある。横荷重の力 に抵抗するには各容器は積重ね内で、上記容器の脚の底面３２と下部容器の耳部 ２８の上面３０との間の接触によりさらに支える。この付加的な支持により重な り内の各容器を安定にし実質的な横荷重による転倒の傾向に打勝つようにする。 各支持面３０、３２はこの積重ね内で水平に配置されるものとして例示してある 。これは好適な構造であるがこれ等の表面は積重ね内で組合って衝合する限りは 水平に対して或る角度を挟んでもよいのは明らかである。 なお第４図に示すように各頂部パネル部分５０の互い に間隔を隔てた端部は、これ等の頂部パネル部分の端縁部とくさび形突起３４の テーパ付き側部３６との係合により保持される。覆いシートを端部パネルのまわ りに折曲げるときは、頂部パネル部分５０の端縁部を、みぞ穴５４に重ね突起２ ２を挿入する際に側部３６に向かい押下げることは簡単な手順である。この場合 頂部パネル部分５０の端部がくさび形突起３４の基部にはまり込み、外向きのテ ーパ付き側部３６により頂部パネル部分の引続く上向きの運動を防ぐ。頂部パネ ル部分５０の上向き運動は重ね突起２２により妨げられるから、頂部パネル部分 は、前記した従来の場合のような余分な折曲げを必要としないで有効に鎖錠でき る。くさび形突起の寸法と各頂部パネル部分間の間隔とは所望に応じて変えても よいが、第４図から明らかなようにくさび形突起の高さは頂部パネル部分の上向 き運動を防ぐように頂部パネル部分の厚さより少なくともわずかに大きくなけれ ばならない。しかし突起３４は肩部表面３２より高く延びることはできない。さ もなければくさび形突起３４は下側の容器の肩部表面に次の高い側の容器の脚が 接触するのを妨げる。 第５図に示すように前記の説明に従って形成した容器６２は、２つの一層小さ い単位に分割できるように変型を行ってある。この容器は、この容器を分割する ことのできる弱い区域６４が容器周辺のまわりに延びることを除いて第１図の容 器と同様である。弱い区域６４は、こ の区域が容易に破断でき又は引裂くことができる限りは任意所望の形たとえば互 いに間隔を隔てたスリットから成る線にすればよい。区域又は線６４の各側に中 間パネル６６を設けてある。各中間パネル６６は、端部パネル１４と同様で、各 中間パネル６６の突起及びすみ部区域は各みぞ穴５４、５６、５８、６０と同様 な覆いシートのみぞ穴に受入れる。この容器を２つの各別の単位に分割するとき は、得られる一層小さい各容器はもとの端部パネル１４及び中間パネル６６から 成る端部パネルを持つ。この構造は、容器の強さとその内容物の重量とがなお一 層大きい寸法の容器を使うことを許容すれば単一の引裂き線に限定する必要はな い。 本発明容器の他の変型は第６図及び第７図に示してある。これ等の図面ではこ の容器の同様な部品を示すのに同様な参照数字を使ってある。この変型による容 器は、頂部パネルと端部パネルの上部部分とを除いて第１図の容器と同様である 。互いに間隔を隔てた２つの頂部パネル区分の代りに、本容器は、端部パネル１ ４’の突起６８のテーパ付き縁部３６に衝合する一方の短い頂部パネル区分５０ と、端部パネル突起６８の上縁部に当たる長い区分７０とを持つ。長い頂部パネ ル区分７０は、短い頂部パネル区分５０に重なり、反対側の傾斜した上端部パネ ル区分４６に延びる。頂部パネル区分７０の縁部に折曲げできるように連結した 鎖錠タブ７２は、各区分５０、４６間の接合部のみぞ穴７４を貫いて延び上部傾 斜パネル区分４６の下側に位置する。このようにして、頂部パネル区分５０が取 扱い及び輸送の間に受ける衝撃力によって端部パネルくさび形突起のテーパ付き 側部からいくぶん離れてもパネル区分７０を定位置に保持する。 端部パネル突起６８のテーパ付き側部の一方だけしかパネル区分５０の端部に 接触していないが、突起６８には第１実施例の場合と同様に２つのテーパ付き縁 部を設けて容器のいずれの端部でも使用できるようにするのがよい。突起６８は 、頂部パネル区分７０に対する支持区域が最大になるように第１実施例の場合よ り長くするのがよい。頂部パネル区分７０は中実のシートとして示したが、本容 器の空気の流通が一層よくなるように穴を形成してもよい。又図示してないが本 容器は前記したように引裂き帯状片を設けてもよい。 本発明の他の変型を第８図に示してある。この構造は一般に、頂部パネルが短 い頂部パネル区分５０’と重なる長い頂部パネル区分７０’とから成っているの で第６図の構造と同様である。第６図の構造と同様に、長い頂部パネル区分７０ ’には鎖錠タブ７２’を設けてある。鎖錠タブ７２’は、短い頂部パネル区分５ ０’及び隣接するパネル区分４６の間の接合部のみぞ穴７４’にはまる。しかし この変型の頂部パネル区分７０’は、この頂部パネル区分の端縁部から短い距離 だけ延びるスリット７６と隣接側部パネルから短い距離だけ間隔を隔てた析り線 ７８とを備えている。スリット７６の各端部は斜め のスリット８０により折り線７８の各端部に連結してある。すなわち折り線７８ から外方に延びる頂部パネル区分７０’の部分は、折り線７６で枢動できるよう に取付けたふた８２を備えている。 第８図と共に第９図に示すように、本容器を閉じるときは、スリット７６に対 応する頂部パネル区分７０’の縁部はくさび形端部パネル突起６８のテーパ付き 縁部３６に衝合し、又短いパネル区分５０’の縁部は突起６８の対向するテーパ 付き縁部に衝合する。ふた８２の端縁部分はくさび形突起６８の上縁部に支えら れ、又鎖錠タブ７２’はみぞ穴７４’を貫いて延びている。容器の内部の操作が できるようにするには、鎖錠タブ７２’をそれぞれみぞ穴７４’から引張りふた ８２をその折り線７８のまわりに上向きに枢動させるだけでよい。このことは長 い頂部パネル区分を第６図及び第７図に示した変型の場合のように長い頂部パネ ル区分を突起２２、２８から引離さなければならない場合より簡単である。又く さび形突起に係合する頂部パネル区分がつねに鎖錠されたままになることができ るから一層確実な容器が得られる。第６図及び第７図の容器と同じ寸法を持つも のとして示したが、この実施例の容器は一層長い頂部パネルに適応するように突 起６８の幅を増すことにより容器をかなり長くすることができる。 第８図及び第９図に示した実施例の付加的な特長は、端部パネル１４’の各く ぼみ２６の間にあるたわみ性 シートの縁部に沿いフラップ８４を設けてあることである。第１０図に示すよう にフラップ８４は、シートの２層の端部の互いに間隔を隔てた縁部間の折り線８ ６によりシートに連結してある。フラップ８４を端部パネル１４’に接着するこ とにより、端部パネル１４’及びたわみ性シートは１単位として作るのに先だっ て取扱い輪送することができ、この場合各端部パネルをシートの底部パネル区分 に平らに当たるように折曲げる。容器の製造は、端部パネルがそれぞれたわみ性 シートに取付けて保持すると共にこのシートを巻付けて折曲げることにより一層 容易になる。 本発明により、積重ねた従来の容器が増大した横荷重を受けたとき倒れないよ うにし頂部パネル区分の端縁部をこれ等の区分が開くおそれなしに又この成績を 得るのに付加的な覆いシート材料を必要としないで確実に鎖錠する容器が得られ るのは明らかである。たわみ性シートの端部部分を鎖錠する種種の構造例で端部 パネルの支持肩部及び脚を示したがこれ等の鎖錠構造はこのような肩部及び脚を 備えない容器に利用してもよい。 以上本発明の好適な実施例について述べたが本発明はなおその精神を逸脱しな いで種種の変化変型を行うことができる。

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ロス，ジョン エー. アメリカ合衆国．30067 ジョージア，マ リエッタ，ナンバー902 ポスト レーン, パワーズ フェリイ ロード 705 (72)発明者 シュスター，リチャード エル. アメリカ合衆国．71292 ルイジアナ，モ ンロー，サセックス ドライヴ 220

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １．それぞれ上下の縁部と各側縁部と上下のすみ部区域とを持ち互いに間隔を隔 てて実質的に平行な２つの比較的剛性の端部パネルと、 これ等の各端部パネルの間に延びる頂部、底部及び側部の各パネルとを備え、 前記各端部パネルに、その上縁部又は下縁部から延びる複数の積重ね突起とこ れ等の突起に対向し隣接する重ねられた同様な容器の各積重ね突起を受入れる、 上縁部又は下縁部の複数のくぼみとを設け、 前記各端部パネルにさらに前記各上部すみ部区域の肩部と前記各下部すみ部区 域の脚とを設け、前記の脚及び肩部に互いに整合した支持面を設け１つの容器の 脚の支持面が重ねられた同様な隣接容器の肩部の支持面に接触するようにし、 前記の頂部、底部及び側部の各パネルに前記各端部パネルのまわりに折曲げた 比較的たわみ性のシートの部分を設け、このシ-トに前記の積重ね突起、肩部及 び脚が貫いて延びるみぞ穴を設け、又前記シートに前記各くぼみに対向し同様な 隣接する積重ねられた容器の各積重ね突起を受入れるみぞ穴を設け、 前記頂部パネルにシートの端部部分を設け、 これ等のシート端部部分を保持する保持手段を備えて成る容器。 ２．前記の脚及び肩部の支持面を容器積重ね状態にある ときに実質的に水平にした請求の範囲第１項記載の容器。 ３．前記各側部パネルにそれぞれ頂部及び底部のパネルに連結した上下の傾斜部 分を設けた請求の範囲第１項記載の容器。 ４．前記の肩部及び脚が前記各側部パネルの傾斜部分のみぞ穴を貫いて延びるよ うにした請求の範囲第３項記載の容器。 ５．前記積重ね突起が前記端部パネルの上縁部から上向きに延び、前記各くぼみ が前記端部パネルの下縁部に位置するようにした請求の範囲第１項記載の容器。 ６．前記積重ね突起が前記端部パネルの上縁部から前記肩部の支持面より大きい 距離だけ延びるようにした請求の範囲第６項記載の容器。 ７．前記シートの各端部部分の少なくとも一方を保持する前記保持手段を前記端 部パネルの上縁部から上方に前記頂部パネルの厚さより大きい距離だけ延びる外 向きのテーパ付き表面により構成し、前記シートの前記の一方の端部部分の端部 が前記テーパ付き表面に係合するようにした請求の範囲第１項記載の容器。 ８．第１に述べた前記テーパ付き表面の反対方向に向く第２の外向きテーパ付き 表面を備え、前記シートの他方の端部部分の端部が前記第２テーパ付き表面に係 合し前記シートの一方の端部部分の端部から間隔を隔てるようにした請求の範囲 第７項記載の容器。 ９．前記外向きテーバ付き表面を前記の一方の端部パネルの上縁部から前記各肩 部の支持面が前記上縁部から間隔を隔てる距離より大きくない距離を隔てるよう にした請求の範囲第７項記載の容器。 10．前記たわみ性シートの他方の端部部分を保持する保持手段を前記他方の端部 部分から前記シートの鎖錠みぞ穴を貫いて延びる少なくとも１つの鎖錠タブによ り構成し、前記シートの前記他端部分がその一端部に重なるようにした請求の範 囲第７項記載の容器。 11．前記鎖錠みぞ穴を前記の頂部パネル及び側部パネルのほぼ接合部に位置させ た請求の範囲第１０項記載の容器。 12．第１の前記テーパ付き表面の反対方向に向く第２の外向きテーパ付き表面を 備え、前記シートの他端部分に前記第２テーパ付き表面に係合し前記シートの他 端部分の端部から間隔を隔てた縁部を設け、前記シートの他端部分に枢動できる ように連結したふたを備え、このふたに前記一端部分のみぞ穴を貫いて延びる少 なくとも１つの鎖錠タブを設けた請求の範囲第１項記載の容器。 13．前記第２テーパ付き表面に係合する前記シートの他端部分の各縁部を前記シ ートの他端部分の各スリットの部分により形成し、これ等のスリットが前記ふた の枢動連結部に延びるようにした請求の範囲第１２項記載の容器。 14．前記の頂部、底部及び側部の各パネルに複数個の一層小さい容器単位に容器 分離のできる少なくとも１つの横方向に延びる弱くした区域を設け、この弱くし た区域の各側に位置させた端部パネルに寸法及び形状が類似した中間パネルを備 え、前記の頂部、底部及び側部の各パネルに前記中間パネルの積重ね突起、肩部 及び脚を受入れるみぞ穴を設けた請求の範囲第１項記載の容器。 15．それぞれ上下の縁部と各側縁部と上下のすみ部区域とを持ち互いに間隔を隔 てて実質的に平行な２つの比較的剛性の端部パネルと、 これ等の各端部パネルの間に延びる頂部、底部及び側部の各パネルとを備え、 前記各端部パネルに、その上縁部又は下縁部から延びる複数の積重ね突起とこ れ等の突起に対向し隣接して重ねられた同様な容器の各積重ね突起を受入れる、 上縁部又は下縁部の複数のくぼみとを設け、 前記の頂部、底部及び側部の各パネルに前記各端部パネルのまわりに折曲げた 比較的たわみ性のシートの部分を設け、このシートに前記の積重ね突起及び上下 のすみ部区域が貫いて延びるみぞ穴を設け、又前記シートに前記くぼみに対向し 同様な隣接する重ねられた容器の各積重ね突起を受入れるみぞ穴を設け、 前記頂部パネルに前記シートの互いに対向する端縁部を保持する保持手段を設 け、 前記底部パネルに前記各端部パネルに接着したフラップを設けた容器。 16．それぞれ上下の縁部と各側縁部と上下のすみ部区域とを持ち互いに間隔を隔 てて実質的に平行な２つの比較的剛性の端部パネルと、 これ等の各端部パネルの間に延びる頂部、底部及び側部の各パネルとを備え、 前記各端部パネルに、その上縁部又は下縁部から延びる複数の積重ね突起とこ れ等の突起に対向し隣接する重ねられた同様な容器の各積重ね突起を受入れる、 上縁部又は下縁部の複数のくぼみとを設け、 前記の頂部、底部及び側部の各パネルに前記各端部パネルのまわりに折曲げた 比較的たわみ性のシートの部分を設け、このシートに前記の積重ね突起及び上下 のすみ部区域が貫いて延びるみぞ穴を設け、前記シートに前記くぼみに対向し同 様な隣接する重ねられた容器の各積重ね突起を受入れるみぞ穴を設け、 前記頂部パネルに前記シートの互いに間隔を隔てて対向する端縁部を設け、 前記端部パネルの上縁部から前記頂部パネルの厚さより大きい距離だけ上方に 延びる外向きのテーパを付けた鎖錠面を備え、前記シートの互いに対向する端縁 部が前記外向きテーパ付き鎖錠面に接触し前記頂部パネルを鎖錠するようにして 成る容器。 17．前記外向きテーパ付き鎖錠面によりくさび形突起の 互いに対向する側部を構成し、前記シートの互いに対向する端縁部をこれ等の端 縁部を前記くさび形突起の各側部に接触させる距離だけ間隔を隔てた請求の範囲 第１６項記載の容器。 18．前記の頂部、底部及び側部の各パネルに一層小さい複数の容器単位に容器分 離のできる横方向に延びる弱くした区域を設け、この弱くした区域の各側に位置 させた各端部パネルに寸法及び形状が類似した中間パネルを備え、前記の頂部、 底部及び側部の各パネルに前記積重ね突起と前記中間パネルの上下のすみ部区域 とを受入れるみぞ穴を設けた請求の範囲第１６項記載の容器。 19．それぞれ上下の縁部と各側縁部と上下のすみ部区域とを持ち互いに間隔を隔 てて実質的に平行な２つの比較的剛性の端部パネルと、 これ等の各端部パネルの間に延びる頂部、底部及び側部の各パネルとを備え、 前記各端部パネルにその上縁部又は下縁部から延びる複数の積重ね突起とこれ 等の突起に対向し隣接する重ねられた同様な容器の各積重ね突起を受入れる、上 縁部又は下縁部の複数のくぼみとを設け、 前記の頂部、底部及び側部の各パネルに前記各端部パネルのまわりに折曲げた 比較的たわみ性のシートの部分を設け、このシートに前記の積重ね突起及び上下 のすみ部区域が貫いて延びるみぞ穴を設け、前記シー トに前記くぼみに対向し同様な隣接する重ねられた容器の各積重ね突起を受入れ るみぞ穴を設け、 前記頂部パネルを前記シートの重なり合う端部部分により構成し、下側の端部 部分に前記各端部パネルの上縁部から前記頂部パネルの厚さより大きい距離だけ 上方に延びる外向きテーパ付き鎖錠面に接触する端縁部を設け、上側に重なる区 分を少なくとも部分的に機械的に鎖錠して成る容器。 20．上側に重なる前記端部部分にシートの下側部分のみぞ穴を貫いて延びる少な くとも１つの鎖錠タブを設けた請求の範囲第１９項記載の容器。 21．前記各端部パネルの上縁部から上方に延び第１の前記したテーパ付き表面の 反対方向に向いた第２の外向きテーパ付き表面を備え、前記シートの他端部分に 前記第２テーパ付き表面に係合する縁部を設け、これ等の縁部を前記シートの一 端部分から又前記シートの他端部分の端部から間隔を隔て、前記シートの他端部 分に枢動できるように連結したふたを備え、このふたに前記一端部分のみぞ穴を 貫いて延びる少なくとも１つの鎖錠タブを設けた請求の範囲第１９項記載の容器 。 22．前記第２テーパ付き表面に係合する前記シート他端部分の縁部を前記シート 他端部分で前記ふたの枢動連結部に延びるスリットの部分により形成した請求の 範囲第２１項記載の容器。 23．前記の頂部、底部及び側部の各パネルに一層小さい 複数の容器単位に容器分離のできる少なくとも１個所の横方向に延びる弱くした 区域を設け、この弱くした区域の各側に位置させた各端部パネルに寸法及び形状 が類似した中間パネルを備え、前記の頂部、底部及び側部の各パネルに前記中間 パネルの積重ね突起及び上下のすみ部区域を受入れるみぞ穴を設けた請求の範囲 第１９項記載の容器。 24．互いに対向する端部及び縁部部分と素材形成の容器の底部パネルになるよう にした中央区分とを持つ実質的に長方形のたわみ性シートと、 このシートの前記中央区分の各縁部部分に連結されそれぞれ剛性の端部パネル の下縁部分に接着したフラップとを備え、 前記各端部パネルに上下の縁部、各側縁部及び上下のすみ部区域を設け、 前記各端部パネルに、その上縁部又は下縁部から延びる複数の積重ね突起と前 記の上縁部又は下縁部に前記各突起に対向して形成され同様な隣接する重ねられ た容器の積重ね突起を受入れる複数のくぼみとを設け、 前記たわみ性シートを前記各端部パネルの縁部のまわりに折曲げることができ るようにし、前記シートにその縁部部分に前記端部パネルの積重ね突起及び上下 のすみ部区域が素材形成の容器内に貫いて延びるみぞ穴を形成し、前記シートに 又容器の各端部パネルのくぼみに対向し同様な隣接する重ねられた容器の積重ね 突起を受入れるみぞ穴を設け、 素材形成容器内に前記シートの互いに対向する端縁部を保持するようにした保 持手段を備えた、容器を形成する素材。 25．前記各端部パネルにその上縁部から上方に延びる外向きテーパ付き鎖錠面を 設け、前記たわみ性シートの少なくとも一端部が前記テーパ付き面に係合してこ のテーパ付き面により保持されるようにした請求の範囲第２４項記載の素材。 26．前記シートの両端部が前記端部パネルの互いに対向するテーパ付き表面に係 合するようにした請求の範囲第２５項記載の容器。 27．前記シートの一端部が前記テーパ付き表面に係合するようにし、前記シート の他端部から間隔を隔てた縁部が前記各端部パネルの対向するテーパ付き表面に 係合して前記たわみ性シートを鎖錠するようにした請求の範囲第２５項記載の素 材。