JPH08500637A - 抄紙機のバックウォータを循環する方法と装置 - Google Patents

抄紙機のバックウォータを循環する方法と装置

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JPH08500637A JP5519925A JP51992593A JPH08500637A JP H08500637 A JPH08500637 A JP H08500637A JP 5519925 A JP5519925 A JP 5519925A JP 51992593 A JP51992593 A JP 51992593A JP H08500637 A JPH08500637 A JP H08500637A
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Abstract

(57)【要約】 本発明は、抄紙機においてバックウォータを再循環する方法と装置に関する。本発明によれば、抄造布を通過して排出するバックウォータは、いくつもの収集手段(51,52,53,54)に集められ、次いで前記抄造布からのバックウォータを短循環の織維工程(12,30,40)へ迅速に空気を含有せずに分割して再循環させるため、実質的に空気なしの別個の流れとして、少なくとも二つの好ましくは多数の別個の流れ(81〜85)で直接、該繊維工程に別個のポンプ(20)でポンプ輸送される。

Description

【発明の詳細な説明】 抄紙機のバックウォータを循環する方法と装置 本発明は抄紙機のバックウォータを循環する方法と装置に関する。詳しくは本 発明は、抄紙工程を迅速かつ正確に制御し、かつ生産される紙のグレードを変え るのに必要な時間を著しく短くする方法に関する。本発明の方法は特に、バック ウォータが再循環する時間を著しく短くする手段を提供する。本発明の装置はバ ックウォータの制御された迅速な再循環の原理を実施するように設計されている 。 従来の抄紙法では、別の紙料製造部門で製造された紙料が一次工程を構成する 以下の段階を通過する。すなわち、粘稠度を制御した後、紙料は一定流量で抄紙 機アプローチ系に送られ、そこで紙料は混合ポンプの近くに送られ、その混合ポ ンプで紙料は、遠心クリーナーにてクリーニングを行うのに適切な粘稠度まで稀 釈混合される。その混合ポンプはこの薄い紙料を一次遠心クリーナーにポンプ輸 送し、そのクリーナーで、破片を遠心力によって分離し、その受容物(accept) を直接にまたは第二混合ポンプによって一つ以上の一次加圧スクリーンに送り、 そのスクリーンから受容物は適切な稀釈系を通って抄紙機のヘッドボックスに送 られ、そのヘッドボックスは該稀釈紙料をエンドレス抄造すき網(endless form ing wire)上に、または場合によっては、二つのこのようなすき網間に均一分配 され、そのすき網を通って、前記の薄い紙料に含有されている水の大部分は排出 されて固まった繊維ウエブが該すき網上に残り、そのすき網から、該ウエブは一 般にプレッシング と乾燥を行う抄紙の次の段階に移される。 従来の一次繊維工程では、紙料の一部が分けられて二次ループで循環される。 これは特にクリーナーおよびスクリーンの排出物(reject)が、これらの装置の 選択性が劣っているため、良質の繊維、一般に一次段階で処理される原料の10 〜30%を含有している場合である。前記排出物は混合ポンプで稀釈され次いで 二次クリーニング段階で回収され、この段階は多数存在し、各々前の段階の排出 物を処理し、次いでその受容物は前の段階の上流または一次繊維工程に再循環さ れる。 薄い紙料の固形分のかなりの部分一般に5〜50%が抄造すき網を通過して排 出される水に追従し、バックウォータによって繊維工程に戻して循環される。伝 統的な抄紙法では、前記バックウォータは、バックウォータのパンとチャネルを 通過してバックウォータタンクに入り、バックウォータはこのタンクに集められ 、上記混合ポンプに送られる。バックウォータはかなりの量の空気を含有してお り、この空気は繊維工程およびウエブの抄造を妨害するので除去しなければなら ない。このことは、バックウォータのタンク内とチャネル内での流速を低下させ るか、または薄い紙料の全流量を別の脱気タンクを通過させることによって達成 される。 バックウォータがウエブ抄造工程から、紙抄造工程に進む直前に、繊維工程に 再循環され、そして紙料製造部から供給される濃い紙料が抄造粘稠度まで稀釈さ れ、ヘッドボックスに送られ、次いで先に述べたように放出される工程 は、“短循環(short circulation)”を構成している。薄い紙料および抄紙機 の抄造部分に残っている繊維ウエブには粘稠度の差がありかつこの工程には他の 各種の水の添加が行われるので、過剰のバックウォータが生じ、“長循環(long circulation)”として紙料製造部門に循環される。前記の長循環を流れる水の 中の固体物質は大部分が、セーブオールによって回収され、前記の短循環または 繊維工程に戻される。 紙料製造部門から供給される濃い紙料の組成またはバックウォータの組成に影 響を与える他の工程が変化すると、バックウォータ中に循環している大量の原料 は平衡状態に達するのが遅れる。短循環または長循環の水がウエブ抄造領域を通 過する度ごとに、いわゆる保持係数(retentionfactor)に対応して、循環原料 の一部分がすき網によって保持される。残留原料の分離、したがって工程の調節 に対する応答はバックウォータの循環のサイクル時間に直接依存している。循環 している水の容積が大きく循環時間が長くなると工程の調節が遅れ、したがって グレード変更または工程の調節を行った後、製品の品質が受容可能に到達するの も遅れる。 再循環ループが多いとその系は複雑になりかつ低速になる。このことはバック ウォータの開放タンクの容積が大きいとさらに助長される。パイプ内の流速を3 m/秒以上に保持するとそのパイプの内壁にスライムおよびきょう雑物が生成す るのを防止するが、流速が低い場合は、空気がバックウォータ中に混合するのを 回避しかつ混合するときに は流出させる必要がある。この低流速の場合、スライムを産生する生物活性およ び系内のデッドコーナへの原料堆積物の蓄積に対して理想的な環境を提供する。 バックウォータのタンクの開放面は不明確で変化し易いことが多いので、系の容 積は、流量を厳密に制御するのに充分なほど正確には定義されていない。 このような抄紙工程は非常に複雑でかつ外乱に対して敏感なので、伝統的に、 可能な最高の安定性が達成されるように設計されている。そのため前記工程はご く徐々にしか制御できない。工程の外乱はいずれも実際にはゆっくり作用するこ とは事実であるが、外乱の修正もゆっくり行われる。循環経路で循環している大 量の原料は、生産される紙のグレードを変更する場合に特に有害である。製品品 質の安定化には数分間かかり、そして例えば紙の色の変化は1時間以上何日間も 続くことがある。このため、製造産業では通常確立されている“ジャスト・オン ・タイム(JustOn Time)”生産は製紙産業では不可能である。またこの固有の スローネス(slowness :ゆっくりしていること)のために、正常な工程の調節 は困難な場合が多い。さらにこの系は定期的な時間間隔をおいて洗浄しなければ ならず、そのためコストと生産性の損失をまねく。 従来の抄紙工程には多数の分岐部分とフィードバックループがあるので、特に 各種のフィードバックループが互いに許容可能な流動容積を制限する場合、この 工程の検査が一層困難になる。 従来の技術では、抄紙工程を改良するいくつもの試みが なされている。 Kaj Henricsson らの国際特許願公開第WO 92/03613号には、空気 除去ポンプ( air - removing pump)が、紙料を抄紙機に送りかつ抄紙機の短循 環において他の手段で脱気する必要性を少なくするために使用される工程が開示 されている。この工程では白水の第一部分が、抄造布( forming fabric )の下 方のサクションボックスから短循環に空気除去ポンプでポンプ輸送され、一方、 白水の第二部分は水収集オープントレイに集められる。 Henrik Nisser 、 Das Papier、 39(10A)巻、V151〜V159頁、 1985年には、シート抄造が液圧で閉じられた空間で行われる紙ウエブ抄造器 が記載されている。この装置はシート抄造を改良するために開発されたものであ る。 しかしこの装置は満足すべき作動をしなかった。そしてその方法は濃い紙料の 乾燥度に相当する乾燥度まで脱水できない。したがってNisserが提案した方法は 実用化されないままになっている。 Hans - Joachim Schulz 、 Das Papier、43(10A)巻、V192〜V1 93頁、1989年には、特に圧液ヘッドホックスの圧カパルスアテニュエータ の後でクロス機械方向に繊維懸濁液を分配する方法が記載されている。この方法 は、媒体として泡を用いて紙ウエブを抄造する場合、実際に使用されている。 本発明の目的は、水の容積を減らしかつ水のタンクの必要性をなくすことによ って従来の抄紙工程を改良すること である。 また本発明の目的は、従来の抄紙工程よりも著しく容易に制御することができ 、かつ紙のグレードを変更するときまたは工程を調節するとき繊維の損失が少な い抄紙工程を提供することである。 したがって本発明の目的は、一次繊維工程から流出する固体原料を、できるだ け迅速にかつ直接に前記一次工程に戻すことである。 本発明の好ましい実施態様において、短循環の繊維工程は、主繊維工程の上流 の再循環ならびに該工程の分岐例えば排出物の流動を回避して、多数のフィード バックループを有する工程の作動問題がない明確でかつ論理的な工程を提供する ことによって改良される。 また本発明の目的は、きょう雑物およびスライムの堆積を起こさず、そのため 、伝統的な抄紙工程よりも洗浄する必要性が著しく少ない抄紙工程を提供するこ とである。 本発明の目的は、抄紙機の抄造布を通過して排出するバックウォータの少なく とも一部分を少なくとも二つの好ましくは三つ以上の別個の流れに分割し、これ らの流れを、前記抄紙機の短循環の繊維工程における少なくとも二つの好ましく は二つ以上の紙料を稀釈する本来別個の場所に、いずれの開放容器も通過させる ことなく直接に、実質的に空気を含有していない別個の流れとして送ることによ って達成される。 バックウォータのごく一部分だけしか本発明にしたがって処理されない場合で も、本発明によって著しい利益を得 ることができるが、抄造布を通過して排出するバックウォータのすべてまたはほ とんどすべてを、本発明の直接分離および空気なしの方式で短循環に導くことが 好ましい。 バックウォータは、いくつもの例えば5〜10の別個の流れに分割し、空気な しの状態で繊維工程に直接ポンプ輸送することが好ましい。本発明の好ましい実 施態様では、バックウォータは15以上の別個の流れに分割される。しかし、い くつかの実施態様では、二つ以上の分割した流れを合わせて、共通のポンプによ って短循環にポンプ輸送することが有利な場合がある。 抄造布を最初に通過するバックウォータは大量の排出繊維を含有している。本 発明の最も好ましい実施態様では、前記の布で最初に濾過されたバックウォータ は、前記短循環の最後のまたは最後の次の重要な稀釈段階に導かれる。したがっ て、大量の前記排出繊維は繊維工程に迅速に戻される。 本発明の特に好ましい特徴は、最初のバックウォータが最後の稀釈段階に行き 、第二のバックウォータが最後から2番目の稀釈段階に行くなどのように、濾過 の連続した順序で連続の稀釈段階に対する別個の流れとして、前記短循環に、前 記バックウォータが戻されるときに達成される。例えばヘッドボックスに入る前 に最後に洗浄される画分を洗浄することを目的とする場合には、繊維含量が少な い水かまたは清浄水を使用する方が有利であろう。 本発明の特に好都合な実施態様では、バックウォータは、組込まれた多段遠心 クリーナの排出物の稀釈部および内 部稀釈を行う加圧スクリーンに直接送られ、その結果、分岐および繊維工程の上 流へのフィードバックが回避される。 本発明の装置は、抄紙機の短循環中に、少なくとも二つの紙料稀釈装置、ヘッ ドバックスおよびループ抄造布(looped forming fabric )、ならびにバックウ オータを前記抄造布の位置に集めて繊維工程にフィードバックする手段を備えて いる。迅速な空気なし分割再循環を実施するため、前記装置は、前記抄造布の位 置に少なくとも二つの好ましくは三つ以上の別個のバックウォータ収集手段を備 え、これらの手段の少なくとも二つの好ましくは三つ以上は、それ自身のポンプ と直接流動接続されて、前記バックウォータを、ほとんど空気なしの状態にて、 間放容器なしで別個のバックウォータ再循環パイプを通じて、前記の少なくとも 二つの別個の紙料稀釈装置またはその実質的に別個の水分配手段に直接戻す。 本発明の好ましい実施態様では、少なくとも三つの好ましくは50までまたは 50をこえる多数のバックウォータ収集手段が機械方向に設けられている。また いくつかの例えば2〜20のバックウォータ収集手段がクロス機械方向に設けら れていることが好ましい。収集されたバックウォータの別個の流れは別個のポン プによって前記短循環の別個の紙料稀釈装置にポンプ輸送される。バックウォー タの循環は、第一バックウォータ収集手段すなわちヘッドボックスの下流に最も 近い単一もしくは複数の該手段からのバックウォータ再循環パイプが、工程順に 、最後の紙料稀釈 装置すなわち前記ヘッドボックスの上流に最も近い該装置に接続されように配置 されることが好ましい。 下記図面を参照して本発明をさらに詳細に説明する。 図1は伝統的な抄紙工程の短循環に使用される装置を示す。 図2は本発明の好ましい実施態様による工程のサンキー線図( Sankey diagra m )を示す。 図3は本発明の好ましい実施態様を示す。 図4は部分的に閉じた抄造領域( formation zone )を有する本発明の実施態 様による工程の流れ図を示す。 図5Aと図5Bは図4に示す本発明の実施態様に使用される抄造ボックス( f orming box )の別の実施態様を示す。 図5Cは上方から見た図5Aに示す抄造ボックスの図である。 図6は本発明の実施態様による工程の流れ図を示し、特に伝統的な工程の装置 が繊維工程に使用されている。 本発明の工程を一層よく理解するため、図1に示す従来の抄紙工程を参照して 、最初に伝統的な抄紙工程を説明する。主要繊維工程は図1中、太線で示してあ る。したがって、紙料製造部10からの紙料は、紙料供給ライン11を通って混 合ポンプ112においてバックウォータ循環部に、さらに第一クリーナー段階3 1に送られる。前記クリーナー段階31からの受容物紙料は混合ポンプ11に送 られ、さらに一次スクリーン41を通ってヘッドボックス50に送られ、紙料は そのヘッドボックス50から抄造布もし くは抄造すき網60上に放出される。上記すき網60を通過するバックウォータ の大部分はバックウォータタンク121に集められ、このタンクから繊維工程の 混合ポンプに流入する。前記すき網の下流末端で濾過されたバックウォータは共 通の白水タンク122に集められ、次いで廃棄紙料とともに前記抄紙機の長循環 の紙料製造部10に再循環される。 前記第一クリーナー段階31からの排出物はバックウォータ系に戻されさらに 第二クリーナー段階32に送られる。前記第二クリーナー段階32の排出物は場 合によってはその受容物の一部とともに、バックウォータの配管を経由して第三 のクリーナー段階33に導かれる。類似の方式で、前記一次スクリーン41の排 出物はバックウォータ配管を経由して第二スクリーン42に導かれる。 再循環系が巨大で、開放面が大きく不確定なため、この工程は安定であるが極 端にゆっくりしており、工程パラメータの変化に対してごく徐々にしか反応しな い。またこのゆっくりした工程では、きょう雑物が堆積したり目詰まりが起こる 危険がある。 図2は本発明の好ましい実施態様のサンキー線図を示す。そしてこの実施態様 は本発明の利点を明確に示す。図2の番号は図3について詳細に説明する装置を 意昧する。したがって本発明の工程では、バックウォータは上流の再循環なしで 迅速かつ清浄に再循環される。分岐、開放タンクおよびバックウォータの曝気は 回避される。紙料10は異なる混合・清浄の段階12,30,40においてバッ クウ ォータを用いて段階的に稀釈される。繊維含量が最も高いバックウォータは、抄 造領域61から、ヘッドボックス50に最も近い稀釈場所40に最も速く戻され る。 抄紙機の幅が約2×10mですき網テーブルの長さが約8〜20mでありさら に流速が約5〜15m/秒であるとすると、循環ループのサイクル時間は大体約 5〜20秒である。当該技術分野の当業者には分かっているように、バックウォ ータの合計量の大部分はヘッドボックスに近い抄造布を通過して排出される。そ の上に、抄造すき網を通過して最初に排出するバックウォータは、抄造布を通っ て排出するすべての繊維の大部分を含有している。上記のループ時間が一層短い ことはループが最も短いことを意味し、すなわちそのバックウォータが大部分の 繊維を含有することを意昧する。 図2の線図によるバックウォータ系には分岐がないので、循環水の容積は小さ く保持することが可能で、死角は回避され、そして速い流れによってパイプが清 浄に保たれる。紙のグレードを変更する際には、新しい平衡に、迅速にかつ制御 された状態で到達し、流速が比較的高いので、系は洗浄する必要なしに清浄に保 持される。 図3に示す好ましい実施態様を参照して本発明をさらに説明する。本発明によ れば、紙料は、紙料製造部10において品質要件にしたがって公知の方式で正確 に製造され次いで約3〜5%またはそれ以上のコンシステンシーにて制御された 流れ11として短循環に供給される。主要繊維工程は、以下に説明するように番 号10,11,12,30 および40で示す装置を経由し太線で表してある。 この説明および後記の特許請求の範囲における短循環は、紙料を供給した後ウ エブ抄造の最終点までの工程ステップを意昧し、この最終点から、濾過された白 水はさらに紙料供給段階または次の工程段階にフィードバックされる。それぞれ のバックウォータを前記の紙料供給段階または次の工程段階に送る手段は短循環 の一部である。したがって、図3において短循環には、流れ11、紙ウエブ99 およびリターンフロー91の間の工程が含まれている。繊維回収装置90は短循 環に含まれ、特に好ましい装置であるが、伝統的な系ではむしろ長循環の一部で あるか、または少なくとも、それ自体の長ループを構成している。 ミキサー12では、紙料が、遠心分離クリーナー30でソーティング(sortin g)を行うのに適したコンシステンシーまで一般に0.5〜1.5%まで稀釈さ れる。上記ミキサーは簡単な紙料のパイプでもよく、または必要に応じて機械的 混合手段を備えていてもよい。またミキサーには抄紙を行うのに必要な各種の添 加剤を加えることができる。稀釈を行った後、紙料は遠心クリーナー30に送ら れる。なおこのクリーナーとしては、出願人が本願と同じで係属出願中のフィン ランド特許願第922282号によるタイプのものが好ましい。前記クリーナー は、その排出物を再循環せずに一つの段階で作動する。遠心クリーナーで清浄化 され稀釈された紙料は加圧スクリーン40に送られるが、このスクリーンとして は、出願人が本願と同じで係属出願中のフィンランド特許願第922284号に よるタイ プのものが好ましい。前記スクリーンは、排出物を再循環することなしに一つの 段階で作動する。また他のタイプのクリーナーおよびスクリーンもこの工程に使 用できることは明らかである。 清浄化されさらに稀釈された紙料は抄紙機のヘッドボックス50に送られる。 ヘッドボックスへの供給は、スクリーン40の多数の受容物パイプで構成された 流れ分配マニホルド45によって行うことが好ましく、これらの受容物パイプは すべて長さが同じでさらに該パイプのベンドの数と曲率はほぼ同じになるように 配置されている。この装置によって、抄紙機の幅全体にわたって紙料を均一に分 配することができる。 ヘッドボックス15から紙料は抄造すき網60上に分配され、バックウォータ が多数の連続排出ボックス51〜54中に排出する。本発明によれば、少なくと も二つの排出ボックスが備えられているが、その数はかなり多い方が好ましく、 50以上の場合もある。本明細書および本願の請求の範囲において、抄造布の領 域は、水によって完全に覆われかつのその領域で繊維は依然として水中に懸濁さ れており、抄造領域61と呼ぶ。この領域で紙ウエブが抄造され、かつ繊維はこ のウエブ中にその最終的な位置を見つける。 排出ボックスは、バックウォータが迅速に流動しかつ該ボックスの出口への速 度を加速するよう形成され、ガス分離ポンプ20に対して直接接続されている。 上記ガス分離ポンプは、出願人が本願と同じで係属出願中のフィンラン ド特許願第922283号に定義されている種類のものが好ましい。前記ポンプ は、細長いガス分離部分とこれに接続された大直径のポンプ室で特に構成されて いる中空殻内で回転するロータを備えている。前記のガス分離部分の内壁は、そ の壁上に薄い層として回転する空気と液体の混合物から空気をほとんど完全に分 離するための大きなガス分離面を備えている。前記ロータの羽根は、形態が前記 ガス分離面とほぼ同じで、前記面に近く広がり、前記分離面にそって液体のほぼ 層流を提供する。 空気はバックウォータから分離され、そのバックウォータは、別個の直接の流 れとして繊維工程にポンプ輸送される。このガス分離ポンプは、到達する水がす べてさらにポンプ輸送されるように自己調節を行うので、それ以上に流量を制御 する必要はないが、その流量は、各排出ボックスへの排出によって決定される。 他の種類のガス分離ポンプを使用する場合は流れの制御が必要であろう。 上記排出は抄造領域61の開始部分で最も集中的に起こり、その部分における 保持率は最低なので、そのバックウォータの固体含量は最大である。この場所で 排出されるバックウォータを最適に分配し、次いで繊維工程にできるだけ迅速に かつヘッドボックス50にできるだけ近く戻すため、排水ボックス51と52は すき網のクロス方向で横方向に分割される。これらの分割された流れは、それぞ れの稀釈場所、スクリーン40および遠心クリーナー30に直接ポンプ輸送され る。 抄造領域61の後に第二の排出領域62が続き、後者の 領域では水が一層容易に排出され、繊維の保持率が増大する。この領域では水は 第二排出ボックス53内に集められ、一部はミキサー12に、一部はセーブオー ル90の泡除去装置86に、および一部はセーブオールの繊維回収部90にポン プ輸送される。これらの流れの分配は異なる用途の必要性によって異なる方式で 分配することができる。 前記第二排水領域62に続く減圧排水領域63では、吸引排水ボックス54お よび吸引ロール55に減圧を加えることによって排出が促進される。この吸引は 共通の減圧装置(図示せず)が発生させることが好ましく、それぞれのガス分離 ポンプによって加えることができるので、ポンプへの流れが加速されポンプでの 脱気が容易になる。 過剰のバックウォータ91は、短循環から放出されてクーチピット稀釈流(co uch pit dilution flow)92に分割され、および抄造されるウエブと同じ比率 で試料製造部の放出液93がクーチブローク(couch broke)98と紙ウエブ9 9に分割される。この方式では、クーチブローク放出液95の組成は濃厚紙料1 1の組成とほとんど同一のままであり、このことによって、通常稀釈と再濃縮が 行われるのと比べて、クーチブローク98の処理と再循環が著しく容易になる。 図4に示す部分的に閉じた抄造部では、紙料はヘッドボックス50から空気な しの閉じた抄紙領域61Aに送られる。図4の実施態様では、これは液圧で形成 された空間であり、ヘッドボックスの側壁または横方向の他の適切なシーリング 、および第一排水ボックス51Aと52Aの位置 の抄紙機抄造布60によって限定されている。すき網に平行の方向に、この空間 は抄造布60に類似の第二抄造布またはヘッドボックスの壁もしくは上部リップ 56で限定されている。前記の閉じた抄造領域では、50%以上ものかなりの部 分の水が紙料懸濁液から除去される。残りの水は抄造された繊維ウエブとともに リップ開口57を通過して開放抄造領域62に入る。 図4に示す実施態様では、バックウォータの排出は、開放抄造領域62で排水 ボックス53Aに対して続けられる。水の被膜が抄造領域のすき網を覆いかつ排 水ボックス51A、52Aおよび53Aはこのバックウォータによって溢水しか つシールされるため空気は排水バックス中に入らない。したがってポンプ21に 入るバックウォータ流はほとんど空気を含有していないので、短循環の繊維工程 に直接再循環させることができる。閉じた抄造領域61Aは長くしたりまたは短 くしてもよく、また抄造されたウエブの品質は閉じた空間の長さと形態によって 影響を受けることがあることは明らかである。 抄造領域62の末端部では、水の量は、空気が排出バックウォータとともに抄 造布を通過できる程度まで減少した。したがって排水ボックス53からのバック ウォータは、ガス分離ポンプ20を用い空気を除いて短循環にポンプ輸送される 。 排水ボックス51A−−−−−53A、53は、本発明の工程用に特に設計さ れた図5Aまたは図5Bに示すタイプのものが好ましい。これらの排水ボックス 51A、51 Bは平ぺったい形態なので水があふれた状態に保持できる。抄造布60は、図5 Aに示すフォイル64または図5Bに示す支持バー65によって補助されて排水 ボックス中に支持されている。排水ボックス51A、51Bは平ぺったい形態な ので排水ボックスに入っている水の容積は小さいため、その水は迅速に再循環さ れる。あふれた排水ボックスは空気を含有しない液圧で形成された流れを生成し 、その流速はかなり大きくすることがきる。 図5Cは上から見た排水ボックス51Aまたは51Bを示し、該ボックスの出 口末端は、横方向に分割されて迅速かつ均一な排水を促進する多数のチャネルに なっている。このチャネルは2〜100本でもよい。これらのチャネル下流方向 に狭くなって別個のバックウォータパイプ59を形成し、このパイプはそれぞれ の排水ボックスの循環ポンプに接続されている。本発明によれば、別個の出口チ ャネルからのバックウォータは別々のポンプに送ってもよく、あるいは、隣接す る排水ボックスもしくは出口チャネルからの水を集めて共通のポンプに送っても よい。 また図5Cは、脱水要素もしくはフォイル64もしくは65を支持する排水ボ ックス51Aもしくは51Bの機械方向のビームを示し、またこれら脱水要素も し〈はフォイルは、抄造布を通過してくる流れを妨害することがある、抄造布の すぐ近くにまで延出することなしに、前記排水ボックスを補強している。 排水ボックス51Aの出口パイプ59がポンプの前方で接続されているときは 、流動抵抗に影響を与える直径、バ ウ( bow)、長さおよび他の因子が等しく配置され、その結果、等しい流量が すべての等しい横領域から得られるように注意しなければならない。 抄造領域62の後に続く領域で、大部分の水が除去される。この領域で、空気 はウエブを通じてバックウォータ中に吸引され、次いで図3の実施態様に示すよ うに再循環する前にガス分離ポンプによって除去しなければならない。空気を該 ボックス中に入れ次いでガス分離ポンプで除去することによって、圧力分布を均 一にすることができる。さらにバックウォータの流速は配管中で増大させること ができる。 図6には図1と図3に用いたのと同じ番号を用いてある。図6は、伝統的な清 浄装置および図1に示したのと同じ繊維工程を連結して利用する本発明の原理を 示す。 図6によれば、バックウォータは、ガス分離ポンプによって、空気なしの別個 の流れとして、バックウォータの流れを保留して阻害する開放容器を使用するこ となく、抄造領域から上記の伝統的繊維工程に直接送られる。バックウォータは 、繊維含量が減少しながら順にバックウォータ分配パイプ80にポンプ輸送され 、そして各混合ポンプ111〜116に対して稀釈水が充分利用できるように分 配される。過剰のバックウォータ91は、クーチブローク98と紙ウエブ99と で釣合いをとって、クーチピット94と紙料製造部10とに分割する。 このようにして伝統的な抄紙機の大容積のバックウォータタンクは除くことが できる。抄造布から排出される繊維 のリターンフローは、繊維含量が最も多いバックウォータが最も短い循環を行う ように最適化することができる。 この工程は、図3に示す連続多段装置すなわち清浄器30、スクリーン40ま たはセーブオール90を一つ以上、短循環中に設けることによって改善すること ができる。また、同様に、これらの要素は、従来のバックウォータタンクを備え た伝統的な抄紙機のウェットエンドに付加してもよく、これによって上記の工程 の性能が改善される。後者の場合、バックウォータは、バックウォータ系からバ ックウォータを供給されている従来のポンプによって、本発明による別個の空気 なしの流れとして、それぞれの装置を稀釈するのに供給することができる。 図1に示す伝統的な抄紙機のウェットエンド、図3に示す好ましい実施態様の ウェットエンド、および図6に示す従来工程の装置を有する実施態様の比較を行 った。したがって工程の設定条件の変化に対する応答のスローネスを下記表に示 す。表中の値は変化を遅らせる要素の量(N)を示す下記式によって計算した。 N=Cf×Vf×Tc 式中、 Cf:流れの繊維の濃度(g/L) Vf:容積流量(L/min) Tc:循環遅延時間(min) 上記の数値は、繊維工程、循環バックウォータ、繊維回収セーブオールループ およびクーチブロークにおいてフィードバックによってもたらされたスローネス および合計スローネスを示す。したがって本発明の好ましい実施態様は、伝統的 な工程に比べて約60倍改良されている。一方図6に示すハイブリッドの実施態 様でも大きな改良がなされている。多くの変形が可能であり、その成果は、異な るステップにおいて異なる方式で達成することができる。 本発明は、本発明の思想と範囲から逸脱せずに多くの異なる方法で改変するこ とができることは当該技術分野の当業者にとって明らかなことである。したがっ て本発明の利点は、伝統的な工程と伝統的な装置ならびに本発明のすベての利点 を利用する装置を組合わせることによって達成することができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,DE, DK,ES,FR,GB,GR,IE,IT,LU,M C,NL,PT,SE),OA(BF,BJ,CF,CG ,CI,CM,GA,GN,ML,MR,NE,SN, TD,TG),AT,AU,BB,BG,BR,CA, CH,CZ,DE,DK,ES,FI,GB,HU,J P,KP,KR,KZ,LK,LU,MG,MN,MW ,NL,NO,NZ,PL,PT,RO,RU,SD, SE,SK,UA,US,VN

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1.抄紙工程中、抄造布を通過して排出するバックウォータの少なくとも一部 を少なくとも二つの別個の流れに分割し、次いで前記バックウォータの流れを、 実質的に空気を含有しない別個の流れとして、前記抄紙機の短循環の繊維工程に おける紙料を稀釈する少なくとも二つの本質的に別個の場所に、開放容器を通過 することなく直接ポンプで送ることを特徴とするバックウォータの再循環方法。 2.前記抄造布の抄造領域を通過して排出する水のすべてもしくはほぼすべて を分割し、次いで直接に別個のかつ空気を含有しない方式で短循環に導く請求の 範囲1記載の方法。 3. バックウォータを、いくつもの好ましくは5〜10の別個の流れ、さら に好ましくは15までもしくは15を越える別個の流れに分割する請求の範囲1 または2に記載の方法。 4.前記抄紙機の抄造布を通過して排出するバックウォータを、機械方向に3 〜50個の別個の流れおよびクロス機械方向に2〜20個の別個の流れに分割す る請求の範囲1記載の方法。 5.前記抄紙機のヘッドボックスのすぐ下流で排出されるバックウォータ流ま たは前記バックウォータのかなりの部分を、前記ヘッドボックスのすぐ上流の稀 釈場所に送る請求の範囲1記載の方法。 6. バックウォータが、機械方向に排出する連続順に別個の流れとして直接 に送られ、すなわち最初に排出される 流れは最後の稀釈段階に遅れら、二番目に排出される流れは最後の稀釈段階の次 の稀釈段階に送られるという順序で連続して送られる請求の範囲5記載の方法。 7.前記抄紙機の抄造領域からのバックウォータのかなりの部分が、ほとんど 空気を含有しない別個の流れとして、前記抄造布と接続している溢水排水ボック ス中に得られる請求の範囲1記載の方法。 8.空気が、排出されるバックウォータから、ガス分離ポンプによって除去さ れる請求の範囲1〜6のいずれか一つに記載の方法。 9.前記抄造布を通過して排出されるほとんどすべてのバックウォータが、ガ ス分離ポンプによって、空気を含有しない多数の別個の流れとして、開放容器な しで、繊維工程の工程段階に送られる請求の範囲8記載の方法。 10. 少なくとも二つの紙料稀釈機、ヘッドボックスおよびループされた抄 造布ならびにバックウォータを前記抄造布の位置で集めて繊維工程に戻す手段を 有する、抄紙機の短循環でバックウォータを循環させる装置であって;少なくと もに二つの別個のバックウォータ収集手段(51,52,53,54;51A, 52A,53A,53)を前記抄造布(60)の位置に備え、少なくとも二つの 前記収集手段が、前記繊維工程の前記抄造布からのバックウォータを迅速に空気 を含有しないで分割して再循環させるために、それ自体のポンプ(20;20, 21)と直接に流動連通して、集められたバックウォータを直接に、ほとんど空 気を含有していない状態で別個に、および開放容器を通 過せずに、前記の少なくとも二つの別個の紙料稀釈機(12,30,40;11 1,112,113,114,115,116)またはそれらの実質的に別個の 水分配手段(80)に戻す;ことを特徴とする装置。 11. 機械方向に3〜50個のバックウォータ収集手段がありかつクロス機 械方向に好ましくは2〜20個のバックウォータ収集手段があり、前記収集手段 のいくつかまたはすべてが別個のポンプ(20,21)に接続されている請求の 範囲10記載の装置。 12. 前記ポンプ(20,21)の少なくとも一部がガス分離ポンプである 請求の範囲10または11に記載の装置。 13. 前記へッドボックス(50)の最も近い下流のバックウォータ収集手 段(51)に集められたバックウォータが、前記ヘッドボックス(50)の最も 近い上流の稀釈場所(40;41)に接続されている請求の範囲10〜12のい ずれか一つの記載の装置。 14. 前記ヘッドボックス(50)の下流の別の水収集手段(52)に集め られたバックウォータが、前記ヘッドボックス(50)の上流の最も近くの稀釈 場所(40;41)またはこの稀釈場所の次の稀釈場所(30;31)に接続さ れている請求の範囲13記載の装置。 15. 前記ヘッドボックスの上流の最も近くの前記稀釈場所が加圧スクリー ン(40)を備え、そのスクリーンは排出物を再循環せずに一段階で機能し、お よび前記ヘッドッボックスの上流の最も近い稀釈場所の次の前記稀釈場所が 、遠心洗浄器(30)を備え、この洗浄器は排出物を再循環せずに一段階で機能 する請求の範囲13または記載の装置。 16.抄造領域(61)における前記バックウォータ収集手段(51A,52 A,53A)の少なくとも一部分が溢水している平たい排水ボックス(51A, 51B)である請求の範囲10記載の装置。
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