JPH084998B2 - ワーク品質管理装置 - Google Patents

ワーク品質管理装置

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JPH084998B2
JPH084998B2 JP22069488A JP22069488A JPH084998B2 JP H084998 B2 JPH084998 B2 JP H084998B2 JP 22069488 A JP22069488 A JP 22069488A JP 22069488 A JP22069488 A JP 22069488A JP H084998 B2 JPH084998 B2 JP H084998B2
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真三 漆谷
睦郎 嶋中
洋 浜野
伸治 今井
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    • Y02PCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は自動車等を組み立てる自動化生産ラインにお
けるワーク加工品質を管理するワーク品質管理装置に関
し、一層詳細には、例えば、前記自動化生産ラインを構
成する所定の加工ステーションにおいて各種ロボット等
の自動機によってワークを加工あるいは組立した際の不
良作業個所に係る情報および/または当該不良個所を作
業者が修復した際の修復作業に係る情報とを情報ネット
ワークを利用して下流の修復加工ステーションに配設さ
れたディスプレイ上に視覚的に表示し、修復作業を行う
ように構成したワーク品質管理装置に関する。
[発明の背景] 近年の電子機器の発達に伴い各種製品の品質の向上に
資するために生産ラインの自動化が進展している。特
に、最近の生産ラインにおいては数値制御工作機械や各
種ロボット等の自動機を含む複数の加工ステーションを
配設し、当該加工ステーションに対して自動倉庫あるい
は自走式台車等から構成される物流自動設備を結合する
ことにより被加工物、被組立物および部品材料等のワー
クの供給をはじめとして各加工ステーションにおける自
動機による加工、組立の制御および各加工ステーション
間の物流の制御並びに生産実績台数の管理等を全て生産
管理用コンピュータにより制御管理するFAシステム(フ
ァクトリーオートメーションシステム)が導入されてい
る。そして、このように構成されるFAシステムは自動車
の組立生産ラインにも採用されるに至っている。
ところで、前記のように構成される組立生産ラインに
おいては、所定時間内に所定数の製品あるいは半製品を
生産すること、すなわち、タクトタイムを設定して作業
を遂行することが効率的な生産ラインを構築するための
必須の条件とされている。前記生産ラインに部品を供給
するための荷棚等の倉庫スペースの適正化、および当該
生産ラインから出力される製品等の収容スペースの適正
化、さらにはワークあるいは製品等の搬入搬出を行うた
めの搬送手段、輸送手段の数の適正化が可能となること
がその主な理由である。
ところが、前記のように構成される従来技術に係る組
立生産ラインにおいては自動機の動作の制御、物流の制
御および生産実績台数の管理等の狭い意味での生産管理
が重点に構成されており、自動機においてワークの組立
不良が発生した場合には、必ず、当該自動機が配設され
る加工ステーションにおいて組立不良を修理した後でな
ければ下流の加工ステーションにワークを送出すること
が出来ないという不都合が内在している。このため、最
悪の場合には当該生産ラインのタクト送りを停止せざる
を得ない状況が発生する虞が懸念されている。
[発明の目的] 本発明は前記の不都合を克服するためになされたもの
であって、生産ラインに沿って配設された加工(組立)
ステーションを構成する自動機に係る作業結果の良否情
報を作業個所に対応付けて作業結果データとして逐一記
録し、当該作業結果データを情報ネットワークを通じて
下流の修復加工ステーションに伝達して作業不良個所を
下流の修復加工ステーションに配設されたディスプレイ
上に表示するように構成し、若し、所定の加工ステーシ
ョンを構成する自動機がワークの加工中あるいは組立中
に作業不良を発生させた場合であっても所定のタクトタ
イムが経過した時には当該作業不良個所を含んだままの
ワークを下流の修復加工ステーションに搬送し、当該下
流の修復加工ステーションにおいて不良個所を修復する
ことを可能とし、これによって生産ラインのタクト送り
を停止あるいは調整する必要がなく、また、不良品の製
造あるいは出荷を回避できるワーク品質管理装置を提供
することを目的とする。
[目的を達成するための手段] 前記の目的を達成するために、本発明は、ワークを加
工する1乃至複数個の自動機を含む自動加工ステーショ
ンと、前記ワークを人手作業によって加工する人手加工
ステーションとが適宜配設され、これらの加工ステーシ
ョンを情報ネットワークで結合した生産ラインにおける
ワーク品質管理装置であって、 前記人手加工ステーションの少なくとも一つを構成
し、所定の作業時間に所定の修復作業時間を加味した作
業時間が設定され、上流の加工ステーションから搬入さ
れたワークの不良作業個所を修復する修復加工ステーシ
ョンと、 前記自動機に備えられ、ワークに対して遂行された当
該自動機による作業が正常作業であるかまたは不良作業
であるかを示す作業結果データを出力する作業結果検出
手段と、 前記修復加工ステーションおよび当該生産ラインの最
終段に位置する最終加工ステーションに配置され、前記
修復加工ステーションまたは前記最終加工ステーション
に所定のワークが搬入された際、この加工ステーション
の上流側に位置する加工ステーションに配置された前記
作業結果検出手段からの前記作業結果データを前記情報
ネットワークを介して受信し、表示する作業結果表示手
段と、 前記作業結果表示手段に付設され、当該作業結果表示
手段に表示された作業結果データに基づき、不良作業個
所に対して修理作業を行った際、当該作業結果データを
正常データに修正する表示データ修正手段と、 を備えることを特徴とする。
[実施態様] 次に、本発明に係るワーク品質管理装置について好適
な実施態様を挙げ、添付の図面を参照しながら以下詳細
に説明する。
第1図は本発明に係るワーク品質管理装置が適用され
る生産ラインの概略構成を示す図であり、ここでは一例
として自動車の組立ラインを用いて説明する。
生産ライン10は光ファイバケーブル等を用いたデータ
伝送用の情報ネットワークであるメインネットワーク12
と複数に分割された組立ライン13a乃至13c毎に設けられ
たデータ伝送用の情報ネットワークであるサブネットワ
ーク14a乃至14cとを備えている。メインネットワーク12
には当該生産ライン10の生産管理用のホストコンピュー
タ16が接続されており、また、メインネットワーク12と
サブネットワーク14a乃至14cの間にはその間のデータの
受け渡しを行うサブコンピュータ18a乃至18c(以下、デ
ータマネージャという)が設置されている。ここで、当
該データマネージャ18a乃至18cは当日に受信したデータ
の全てに所定の連続番号を付加して送信すると共に、そ
の連続番号付きの全ての送信データを記憶する図示しな
いメモリを有している。
前記サブネットワーク1a乃至14cには夫々の組立ライ
ン13a乃至13cに沿って走行する自走式台車(図示せず)
の位置、速度並びに各加工(組立)ステーションSTa1
至STan、STb1乃至STbnおよびSTc1乃至STcn(以下、加工
ステーションSTa1乃至STcnという)において実行される
制御内容を集中管理するシーケンサ等から構成される制
御盤20a乃至20c(以下、全体盤という)が配設されると
共に、各加工ステーションSTa1乃至STcnに配置された各
種自動機(ロボット等)に自走式台車の走行に応じて、
すなわち、ワークの搬入に同期して制御情報を配信する
シーケンサ22a乃至22c(以下、ブロック盤という)が接
続されている。
なお、当該生産ライン10において、加工ステーション
STa1乃至STcnの中、加工ステーションSTa1、STa4等は作
業者M1、M2(第2図参照)に係る人手による作業が実行
される加工ステーションであり、このように本実施態様
に係る生産ライン10には人手による作業が実行される加
工ステーションが適宜配設されている。この場合、例え
ば、加工ステーションSTa4は、人手によるワークWの加
工作業に加えて、修復作業が可能な修復加工ステーショ
ンであり、この加工ステーションSTa4における処理時間
には、人手による通常の作業時間に加えて、当該修復に
要する所定の修復作業時間が付加されている。また、本
実施態様において、第2加工ステーションSTa2は自動車
のボディとしてのワークWにサンルーフを取り付ける加
工ステーションであり、第3加工ステーションSTa3はイ
ンストルメントパネルを取り付ける加工ステーションで
ある。
さらに、前記夫々の組立ライン13a乃至13cには当該組
立ライン13a乃至13cに沿ってディスプレイ23a乃至23gを
有するラインサイドコンピュータ24a乃至24gが配置さ
れ、このラインサイドコンピュータ24a乃至24gは加工ス
テーションSTa1乃至STcnにおける組立作業結果の良否を
モニタする品質モニタ、機種照合モニタあるいは自動機
の作業結果データの遷移状態の管理用モニタ等として使
用されている。この場合、ラインサイドコンピュータ24
a乃至24gはメインネットワーク12に直接的に接続されて
いる。さらに、メインネットワーク12には管理用コンピ
ュータ26、28が接続され、各組立ライン13a乃至13cの稼
働状況、当日の累計生産台数の推移等の管理モニタとし
て用いられている。
第2図は第1図に示す生産ライン10の詳細な構成を示
す図である。第2図から諒解されるように、ホストコン
ピュータ16には当該生産ライン10に投入されるワークW
に対応する機種データを格納する機種データファイル50
が備えられている。この場合、ワークW(前記したよう
に、本実施態様においては自動車のボデイ)には当該ワ
ークWの機種番号情報を識別するためのバーコードが印
刷されたラベルが貼着してあり、当該ワークWがドロッ
プリフタ44により生産ライン10を構成する第1加工ステ
ーションSTa1に導入される際、図示しないバーコードリ
ーダ等の入力機器により機種番号情報がメインネットワ
ーク12を介して前記ホストコンピュータ16に入力され
る。そこで、ホストコンピュータ16は前記機種データフ
ァイル50から当該機種番号情報に対応する、例えば、エ
ンジンの識別番号、フレームの識別番号および所定の組
付仕様等のデータから構成される機種データを読み出し
メインネットワーク12を介してラインサイドコンピュー
タ24aに配信する。ラインサイドコンピュータ24aはこの
機種データを記憶する。
前記ホストコンピュータ16にはさらに前記ラインサイ
ドコンピュータ24a乃至24gを構成するディスプレイ23a
乃至23gに表示される作業結果表示図が格納されている
品質モニタ用データフィルタ54が備えられている。ここ
で、作業結果表示図とは、第3図、第4図に示すよう
に、当該生産ライン10内を搬送されるワークW、すなわ
ち、自動車のボデイに組み付けるための部品(サンルー
フ、インストルメントパネル、バンパー等)の部品図と
組立仕様書に基づく締付の良否等を指示するための図で
あり、これらは外形形状表示データおよび作業部位表示
データとして前記品質モニタ用データファイル54に記録
されている。
第3図は第2加工ステーションSTa2で組み付けられる
サンルーフ200の作業結果表示図201を示し、第4図は第
3加工ステーションSTa3で組み付けられるインストルメ
ントパネル208の作業結果表示図209を示している。図に
おいて、小円はボルト締付個所202a、202b、204a乃至20
4d、206a乃至206d、210a乃至210cを示している。ボルト
締付個所202a、202bは第2加工ステーションSTa2に配設
されるロボットRBa1の第1の軸212(第2図参照)に配
設されたナットランナに対応するものであり、ボルト締
付個所204a乃至204dおよびボルト締付個所206a乃至206d
は夫々第2の軸214、第3の軸216に配設されたナットラ
ンナに対応するものである。前記作業結果表示図201、2
09は後述する生産管理テーブル群52の中、管理テーブル
52eに記録されている品質経歴データに対応付けられた
後メインネットワーク12を介してラインサイドコンピュ
ータ24a乃至24gに送給され、ディスプレイ23a乃至23gに
品質モニタとして表示される。
前記ホストコンピュータ16はさらに生産管理テーブル
群52を備えており、その中、管理テーブル52a乃至52gに
は夫々生産順位データ、生産実績データ、トラッキング
データ、自走式台車稼働データ、品質経歴データ、設備
故障データおよび生産計画データが記録されており、管
理テーブル52hにはサブネットワーク14a乃至14cに対応
する各組立ラインの構成、各加工ステーションSTa1乃至
STcnに配置された自動機等の製造設備の構成、当該製造
設備の動作パターン情報およびアクチュエータ種別等の
共通データが記録されている。この場合、トラッキング
データとは自走式台車稼働データに対応して当該台車が
組立ライン13a乃至13c内を衝突することなしに円滑に走
行するように制御するためのデータである。このトラッ
キングデータは前記全体盤20a乃至20cに配信される。
前記管理テーブル52hに格納されている共通データは
ホストコンピュータ16からメインネットワーク12、デー
タマネージャ18a乃至18cおよびサブネットワーク14a乃
至14cを介して全体盤20a乃至20c、ブロック盤22a乃至22
cに送給されると共にメインネットワーク12を介して、
ラインサイドコンピュータ24a乃至24gおよび管理用コン
ピュータ26、28に送給され、これらの制御機器に必要に
応じて記憶される。
従って、生産ライン10によって生産される機種グレー
ド、仕向地、オプション等の差異を原因とする組立ライ
ンの構成の変更、各組立製造設備とその動作パターン情
報の改廃あるいはアクチュエータ種別の変更に伴う共通
データの改廃が生じた場合には、ホストコンピュータ16
に設けられた管理テーブル52hに格納されている共通デ
ータのみを変更し、追加し、あるいは消去し、この修正
後の共通データを前記のようにメインネットワーク12、
データマネージャ18a乃至18cおよびサブネットワーク14
a乃至14cを介して各制御機器に配信することにより共通
データの改廃が極めて簡単に実行出来る。
本実施態様に係るワーク品質管理装置が適用される生
産ラインは基本的には以上のように構成されるものであ
り、次にその作用並びに効果について説明する。
先ず、当該生産ライン10のシステムを起動し予め定め
られた生産計画台数、標準作業時間および休憩時間等を
勘案したタクトタイムを設定し当該タクトタイムにて生
産ライン10を稼働させる。この場合、第4加工ステーシ
ョンSTa4等の人手により作業が遂行される加工ステーシ
ョンにおいては所定の作業を遂行する時間の他に修理作
業時間が含まれてタクトタイムが設定されている。
このような準備のもとにドロップリフタ44を介して投
入されたワークWが自走式台車(図示せず)に搭載され
第1加工ステーションSTa1に到達すると、当該ワークW
を搭載する自走式台車から台車番号に係る識別データが
図示しない入力手段によって読み取られ全体盤20aに送
給される。この台車番号に係る識別データからなるテキ
スト内容は全体盤20aからサブネットワーク14a、データ
マネージャ18a、およびメインネットワーク12を経由し
てラインサイドコンピュータ24aに送信データ100(第5
図参照)として送信される。この場合、図に示すよう
に、データマネージャ18aによりテキスト内容に連続番
号A−1が付与されてラインサイドコンピュータ24aに
データが送信されると共に、当該連続番号A−1の付与
された送信データ100はデータマネージャ18a内の図示し
ないメモリに格納される。
ラインサイドコンピュータ24aは台車番号に係る識別
データをテキスト内容とする連続番号A−1の付与され
た送信データ100を受信すると、先にホストコンピュー
タ16から送信され記憶されている台車番号に係る識別デ
ータとの照合を行い、照合結果が一致した場合にはその
旨をホストコンピュータ16に送信する。この照合結果に
係るデータを受けたホストコンピュータ16は当該台車番
号に対応する台車に搭載されているワークWに対する機
種データをメインネットワーク12、データマネージャ18
aを介して全体盤20aに送信すると共に、ブロック盤22a
に送信する。前記機種データには当該ワークW、すなわ
ち、当該自動車を特定するためのフレーム番号(台車番
号)が含まれている。なお、この場合においても、デー
タマネージャ18aは、当該機種データに連続番号A−2
を付加して送信データ100として送信すると共にメモリ
に記録しておく(第5図参照)。また、第1加工ステー
ションSTa1においては作業M1によっても自走式台車の台
車番号と当該自走式台車に搭載されているワークWのフ
レーム番号との確認照合作業が行われており万全を期し
ている。
全体盤20aは加工ステーションSTa1乃至STcnに対応す
る数の記憶エリアを有し、この場合、第1の記憶エリア
に前記台車番号と機種データをデータ対として記憶す
る。このデータ対は自走式台車の移動に同期して第2記
憶エリア、第3記憶エリア…に順次移動される。一方、
ブロック盤22aに送信された機種データは加工ステーシ
ョンSTa1乃至STanを構成する自動機であるロボットRBa1
乃至RBamに付設されたロボットコントローラRa1乃至Ram
に送給される。
ロボットコントローラRa1乃至Ramはブロック盤22aか
らの機種データに従って予めプログラムされた機種対応
の動作パターンプログラムを選択し、当該加工ステーシ
ョンSTa1乃至STanに割り当てられた作業を行うようにロ
ボットRBa1乃至RBamを制御する。そして、ブロック盤22
aがロボットコントローラRa1乃至Ramから送信されるタ
クトタイム内の作業結果データをサブネットワーク14a
のデータマネージャ18a、メインネットワーク12を介し
てホストコンピュータ16に送信する。この作業結果デー
タのテキスト内容は、第5図に示すように、例えば、ス
トレインゲージを利用するトルクセンサとタイマ並びに
作業の良否判定手段を内蔵するナットランナが付設され
た第1乃至第3軸212、214、216を有するロボットRBa1
等に係る参照符号と、当該ロボットRBa1等の第1乃至第
3軸212、214、216の軸番号と、前記トルクセンサに係
る締付トルク値と、当該締付トルク値に係る締付時間
と、ワークWに付与されているフレーム番号および締付
が適正になされた際の“OK"マークに係るデータ並びに
締付が不適正であった場合の“NG"マークの締付判定に
係るデータである。ここで、締付判定が“NG"とは、例
えば、所定の締付時間内に所定の締付トルクに達しない
場合をいい、第5図に示す送信データ100の中、作業結
果データ102の範囲においてサンルーフ200に係る締付個
所202b、204b、206cおよびインストルメントパネル208
の中、締付個所210cが該当する作業不良個所である。こ
のような作業不良個所は、例えば、ワークWの螺孔に切
削屑が残存している場合等に発生する。そして、これら
の作業結果データ102にデータマネージャ18aにおいて、
連続番号A−3乃至A−10が付与されてホストコンピュ
ータ16に送信データ100として送信される。
この場合、ホストコンピュータ16は送信データ100の
中、連続番号A−3乃至A−10の連続性を判定する。若
し、連続番号の途中に欠損番号があると判断した場合に
は、当該欠損番号に係る送信データ100の再送をデータ
マネージャ18aに対して行うことにより、データマネー
ジャ18aに記録されている欠損番号に係る完全な送信デ
ータ100を取得することが出来る。なお、連続番号A−
3乃至A−10に係る送信データ100は作業結果データと
しての品質経歴データであり当該品質経歴データは生産
管理テーブル群52の中、品質経歴データを記録する管理
テーブル52eに記録されると共に品質モニタ用データフ
ァイル54に送信される。この場合、ホストコンピュータ
16は当該品質モニタ用データファイル54に記録されてい
る前記作業結果表示図201、209の中、締付個所202b、20
4b、206c、210cを赤色表示に対応するデータにすると共
にそれ以外の締付個所202a、204a等を青色表示に対応す
るデータにする。
また、ブロック盤22aがロボットコントローラRa1乃至
Ramから当該加工ステーションSTa1乃至STan内における
作業の完了に係る信号を受信すると、その情報は全体盤
20aに送信される。全体盤20aはサブネットワーク14aに
対応した組立ライン13a内を走行する自走式台車を一括
管理しており、常に各組立ステーション間を移動する自
走式台車を把握コントロールし、ブロック盤22aを通じ
て自走式台車に当該台車の移動可能信号を送出する。
これによって自走式台車は次の工程、すなわち、下流
の加工ステーションに向かって走行する。この場合、第
2および第3加工ステーションSTa2、STa3において締付
不良が発生しているので当該締付不良に係る前記作業結
果表示図201および209が順次第4加工ステーションSTa4
の側に配置されるラインサイドコンピュータ24bを構成
するディスプレイ23b上に表示される。
ディスプレイ23b上の表示を第6図および第7図に示
す。第6図、第7図の表示を品質モニタ表示と称する。
第6図は第2加工ステーションSTa2に発生した作業不良
を示す作業結果表示図201を表示したディスプレイ23bを
示すものであり、締付個所202a、202b、204a乃至204dお
よび206a乃至206dの中、小円に囲まれた文字R、Bは夫
々当該小円が赤色および青色に表示されることを意味し
ている。図から諒解されるように、不良締付に係る締付
個所202b、204b、206cは赤色Rに表示されそれ以外の正
常締付に係る締付個所は青色Bに表示されている。
そこで、作業者M2は当該締付不良個所202b、204b、20
6cの修正作業を行う、例えば、ワークWの螺孔に残存す
る切削屑を除去した後ナットランナによる締付作業を実
施して不良個所を修復する。
ここで、ディスプレイ23a乃至23gの表面上の略全面に
は第8図に示すような可動電極フイルム300と固定電極
フイルム302とを有する透明タッチスクリーン304が貼着
されている。図に示す電極フイルム300と302には透明電
極306と307、ドットスペーサ308およびリードケーブル3
10、312が取着され、リードケーブル310、312はライン
サイドコンピュータ24a乃至24gに接続されている。この
透明タッチスクリーン304の中、可動電極フイルム300側
を指で軽く押すことによりX−Yマトリクス型で前記デ
ィスプレイ23a乃至23g上のアドレスが決定される。
そこで、作業者M2が修復個所に係るデータ入力を行
う。このデータ入力は前記タッチスクリーン304を、す
なわち、ディスプレイ23b上の所定位置を指で軽く触れ
るだけで遂行出来る。ディスプレイ23b上には、第6図
および第7図に示すように、タッチキーが5個用意され
ており不良締付個所202b、204b、206cを全て修理したき
には、全部修正キー224に触れた後確認キー228に触れ
る。これらのキーに触れると、触れる都度キー自体の色
が変化すると共に前記不良締付個所202b、204b、206cの
小円は絶縁Gに変更され絶縁Gの表示により不良締付個
所202b、204b、206cが修理によって正常締付となった個
所であることが諒解される(第9図参照)。
また、不良締付個所202b、204b、206cの中、タクトタ
イム内に締付個所202b、204bの修理は終了したが締付個
所206cが不良として残った場合には、先ず、締付個所20
2b、204bを表示する小円部分に指で触れ、次に一部修正
キー226、確認キー228の順序で指で触れる。これによっ
て締付個所202b、204bの小円は緑色Gに変更され、締付
個所206cの小円は赤色Rのままとなっている。この締付
個所206cは、例えば、次の人手による作業が実施される
加工ステーションで同様に品質モニタを利用し修復作業
を行うことが出来る。
また、不良締付個所202b、204b、206cを修理するため
の工具が当該第4加工ステーションSTa4に存在しない場
合等には強制移動キー222、確認キー228の順で指で触
れ、当該ワークWを搬送する自動式台車が下流の第5加
工ステーションSTa5に走行しても良いようにする。
なお、取消キー220は修理済の締付個所を間違えて触
れた場合に使用し入力情報をキャンセルするために用い
られる。従って、この場合、画面は元に戻る。
サンルーフ200の締付に係る修理作業が終了した後、
ディスプレイ23bには第3加工ステーションSTa3で遂行
されたインストルメントパネル208の締付不良に係る情
報、すなわち、作業結果表示図209(第7図参照)が表
示されるので作業者M2は前記サンルーフ200に係る修復
作業と同様に修復作業を遂行すればよい。
以上の動作の繰り返しにより加工ステーションSTa1
至STanに対して自走式台車の移動と機種データの配信が
行われ、加工ステーションSTa1乃至STanに配設されたロ
ボットRBa1乃至RBamが機種データに対応して所定の作業
を実行すると共に品質モニタを利用して修復作業が遂行
され所定の作業品質が確保される。
サブネットワーク14b、14cに対応した組立ライン13
b、13cの構成も上記したサブネットワーク14aに対する
組立ライン13aの構成と同様であり、全体盤20b、20c、
ブロック盤22b、22cの機能も前記全体盤20a並びにブロ
ック盤22aと同様である。なおデータマネージャ18b、18
cも前記データマネージャ18aと同一の構成とされてい
る。すなわち、送受信するデータ連続番号を付与すると
共に、当該連続番号の付いたデータを夫々のメモリに格
納しておく。ここでデータマネージャ18b、18cの連続番
号は、夫々、データマネージャ18aとは別の連続番号、
例えば、B−1、B−2…およびC−1、C−2…を割
り当てておき、どのネットワークからのデータであるか
を識別出来るようにしておく。
また、前記した作業結果データの中、締付判定データ
“OK"または“NG"を最終加工ステーションSTcnの側に配
置されたラインサイドコンピュータ24gで作業個所の全
数について確認することにより不良製品の出荷を阻止出
来ることは勿論である。
なお、前記最終加工ステーションSTcnにおける処理時
間に対して、人手による修復作業のための時間を加味し
ておき、この最終加工ステーションSTcnで可能な修復作
業を行うようにすれば、不良製品の発生を一層少なくす
ることができる。
この場合、本実施態様によれば、自動機を有する所定
の加工ステーションで作業不良を修理しないまま下流の
修復加工ステーションへワークを搬送する際、当該下流
の修復加工ステーションに付設されたタッチスクリーン
を有するディスプレイ上にワークの形状と不良作業個所
と正常作業個所とを合わせてグラフィック表示してい
る。その際、不良作業個所は赤色表示等に色分けして表
示することにより、作業者は不良作業個所を速やかに知
ることが出来、修理作業を迅速に遂行することが可能と
なる効果が得られる。
また、作業者は修理作業を遂行した後ディスプレイに
装着されたタッチスクリーンの修理作業個所に触れるこ
とにより修理履歴データを容易に入力することが出来
る。[発明の効果] 以上のように、本発明によれば、生産ラインに沿って
配設された加工(組立)ステーションを構成する自動機
に係る正常作業と不良作業に係る作業結果データおよび
不良作業に係る個所の修復作業後の作業結果データを逐
一記録し情報ネットワークを介して下流の加工ステーシ
ョンに伝達するよう構成している。このため、若し、タ
クトタイム内に修復作業が終了しなかった場合において
当該作業不良個所を含んだままのワークを下流の加工ス
テーションに搬送し、当該下流の加工ステーションにお
いて不良個所を修復することが可能となり、これによっ
てタクト送り生産作業を実施している生産ラインの停止
状態を防止して信頼性の高い生産ラインを構築すること
が出来る。
また、最終加工ステーションにおいて前記作業結果デ
ータを再確認することにより不良製品の出荷を確実に防
止出来ると共に締付トルク等の作業条件を均一に管理出
来ることから高品質の製品を生産し得る生産ラインを構
築することが可能となる利点が得られる。
以上、本発明について好適な実施態様を挙げて説明し
たが、本発明はこの実施態様に限定されるものではな
く、例えば、前記した不良作業個所を色分け表示に代替
して点滅表示とする等、本発明の要旨を逸脱しない範囲
において種々の改良並びに設計の変更が可能なことは勿
論である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係るワーク品質管理装置が適用される
生産ラインの概略構成図、 第2図は第1図に示す生産ラインの詳細な構成を示す
図、 第3図および第4図は当該生産ラインで組み付けられる
ワークの作業結果を表す図、 第5図は第1図および第2図に示す生産ラインの中、デ
ータマネージャから送受信される作業結果データを含む
データの説明図、 第6図および第7図は当該生産ラインに配置されたディ
スプレイ上に作業結果表示図を表示する際の説明図、 第8図は当該生産ラインに配置されたディスプレイに装
着されるタッチスクリーンの説明図、 第9図は第6図に示すディスプレイ上の作業結果表示図
に基づき修復作業を遂行した際のディスプレイ上の表示
を示す説明図である。 10……生産ライン、12……メインネットワーク 14a〜14c……サブネットワーク 16……ホストコンピュータ 18a〜18c……データマネージャ 20a〜20c……全体盤、22a〜22c……ブロック盤 24a〜24g……ラインサイドコンピュータ 26、28……管理用コンピュータ 44……ドロップリフタ、50……機種データファイル 52……生産管理テーブル群 54……品質モニタ用データファイル 201……作業結果表示図、 202a、202b……締付個所 204a〜204d、206a〜206d……締付個所 209……作業結果表示図、 210a〜210c……締付個所 304……タッチスクリーン STa1〜STcn……組立加工ステーション W……ワーク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 嶋中 睦郎 埼玉県狭山市新狭山1―10―1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 浜野 洋 埼玉県狭山市新狭山1―10―1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (72)発明者 今井 伸治 埼玉県狭山市新狭山1―10―1 ホンダエ ンジニアリング株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−65957(JP,A)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ワークを加工する1乃至複数個の自動機を
    含む自動加工ステーションと、前記ワークを人手作業に
    よって加工する人手加工ステーションとが適宜配設さ
    れ、これらの加工ステーションを情報ネットワークで結
    合した生産ラインにおけるワーク品質管理装置であっ
    て、 前記人手加工ステーションの少なくとも一つを構成し、
    所定の作業時間に所定の修復作業時間を加味した作業時
    間が設定され、上流の加工ステーションから搬入された
    ワークの不良作業個所を修復する修復加工ステーション
    と、 前記自動機に備えられ、ワークに対して遂行された当該
    自動機による作業が正常作業であるかまたは不良作業で
    あるかを示す作業結果データを出力する作業結果検出手
    段と、 前記修復加工ステーションおよび当該生産ラインの最終
    段に位置する最終加工ステーションに配置され、前記修
    復加工ステーションまたは前記最終加工ステーションに
    所定のワークが搬入された際、この加工ステーションの
    上流側に位置する加工ステーションに配置された前記作
    業結果検出手段からの前記作業結果データを前記情報ネ
    ットワークを介して受信し、表示する作業結果表示手段
    と、 前記作業結果表示手段に付設され、当該作業結果表示手
    段に表示された作業結果データに基づき、不良作業個所
    に対して修理作業を行った際、当該作業結果データを正
    常データに修正する表示データ修正手段と、 を備えることを特徴とするワーク品質管理装置。
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