JPH084879Y2 - 練り製品成形装置 - Google Patents

練り製品成形装置

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JPH084879Y2
JPH084879Y2 JP1992060320U JP6032092U JPH084879Y2 JP H084879 Y2 JPH084879 Y2 JP H084879Y2 JP 1992060320 U JP1992060320 U JP 1992060320U JP 6032092 U JP6032092 U JP 6032092U JP H084879 Y2 JPH084879 Y2 JP H084879Y2
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bamboo
partition wall
kneading material
frame
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弘次 泉田
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山崎工機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、肉質や形状の異なる複
数種類の竹輪等の練り製品を同時に生産することができ
るようにした練り製品成形装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種練り製品成形装置の一例と
して実開昭64ー56686号公報に開示された竹輪成
形装置がある。これは、竹輪素材収納部に投入された竹
輪素材を、該竹輪素材収納部の竹輪素材供給口に回転自
在に配設した竹輪素材取出しローラにより所要量ずつ間
欠的に取出し、その取出した竹輪素材を串杆に巻付け
て、竹輪形状に成形するものであるが、上記竹輪素材収
納部は単なる一室からなるボックス状に形成されてい
て、所謂単一品量産型の装置であった。
【0003】上記従来の竹輪成形装置では、肉質及び形
状が同一の一種類の竹輪を大量生産することができると
いう利点がある。しかし、最近では、消費者の嗜好が多
様化しており、その嗜好の多様化に対応して、肉質や形
状の異なる多種類の竹輪を生産することができる竹輪成
形装置の出現が要望されている。
【0004】上記要望に沿うものとして最近の従来技術
では、特開平1ー128767号公報に開示されるよう
に、竹輪素材収納部が隔壁により互いに独立した複数の
室に区切られ、竹輪素材取出しローラの各室に対向する
位置に前記各竹輪素材充填部がそれぞれ形成され、各独
立した室に肉質や色彩の異なる竹輪素材を収納して、そ
れぞれに対応する素材充填室に各種の竹輪素材を充填
し、これを竹輪素材取出しローラにより所要量ずつ間欠
的に取出し、その取出した竹輪素材を串杆に巻付けて、
各種の竹輪を同時に並行して成形するようにした練り製
品成形装置が提案されている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】確かに特開平1ー12
8767号公報に開示される練り製品成形装置によれ
、上述の各種の竹輪に並行して成形することができる
が、この従来技術によれば、竹輪素材収納部を複数の室
に区切って形成するための構成が極めて複雑で、現実に
はこの従来技術では各種の竹輪を並行して成形するため
の練り製品成形装置を製作することは困難である。
【0006】本考案は、上記従来技術に対し、従来の一
種類の竹輪を成形する装置に若干の改良を加えることに
よって各種の竹輪を並行して成形することができる練り
製品成形装置を提案するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1に係る考案にあっては、練り素材収納部5
と、該収納部に設けられる少なくとも一つの練り素材押
し込みロール11と、該押し込みロール11の下方に設
けられ、その外周面に周方向所定間隔ごとに複数の練り
素材充填部12aが形成された練り素材取出しローラ1
2とを有し、回転駆動する練り素材押し込みロール11
に押し出された素材が素材取出しローラ12の練り素材
充填部12aに充填され、且つ該取出しローラ12を回
転駆動することにより、該ローラ12の練り素材充填部
12aに充填された所要量の練り素材を間欠的に取出
し、その取出された練り素材を所定形状に成形するよう
にしてなる練り製品成形装置において、練り素材収納部
5は、基礎枠5aと、該基礎枠5a内に上記押し込みロ
ール11と同軸方向に間隔を置いて一体的に設けた基礎
枠側隔壁13と、該基礎枠5aおよび基礎枠側隔壁13
の上端面に吻合すると共に、基礎枠5aにヒンジ6を介
して上下方向に開閉可能に枢支された開閉枠5b及びこ
れと一体的の開閉枠側隔壁14とを有し、基礎枠5aと
開閉枠5bとの間には、該両枠5a,5bの吻合面7に
形成した軸受部9a,9bに両端軸部11aが軸支され
る押し込みロール11が設けられ、且つ該押し込みロー
ル11の外周面に形成した環状溝11bに基礎枠側隔壁
13の上端面と開閉枠側基礎枠14の下端面とが当接さ
れ、練り素材取出しローラ12は基礎枠5aにその回転
駆動軸22の両端部が軸支されると共に、該取出しロー
ラ12の外周面に設けた環状溝12cに基礎枠側隔壁1
3の下端面が当接され、基礎側隔壁13及び開閉枠側隔
壁14によって基礎枠5aおよびこれに連通する開閉枠
5bの内部に複数の室16,17が形成され、各室1
6,17に対向する位置に練り素材取出しローラ12の
前記各練り素材充填部12aがそれぞれ形成されてなる
構成を採用するもである。
【0008】また請求項2に係る考案にあっては、前記
各室16,17に対向する各練り素材充填部12aは、
その充填量をそれぞれ格別に調整可能に形成されてなる
請求項1記載の構成を採用するものである。
【0009】
【作用】請求項1に係る考案によれば、練り素材収納部
5の各室16,17内に肉質の異なる練り素材t,tを
投入し、練り素材取出しローラ12を回転駆動させる。
これにより、該ローラ12の各練り素材充填部12a,
12bが上記各室16,17に順次対向して、その各充
填部12a,12b内に練り素材t,tが充填され、上
記各室16,17から肉質の異なる練り素材t,tが別
個独立に所要量ずつ間欠的に取出され、所定形状に成形
されるものであって、肉質の異なる多種類の練り製品
T,Tを同時に並行して生産することができる。
【0010】また、上記各室16,17に肉質が同一の
練り素材tを投入することにより、従来と同様に、一種
類の同一肉質の練り製品Tを大量生産することもでき
る。
【0011】請求項2によれば、各練り素材充填部12
a,12bの充填量を格別に調整することにより、各室
16,17から肉質と肉量が異なる練り素材t,tが別
個独立に取出されて成形されるものであって、肉質と形
状が異なる多種類の練り製品を同時に並行して生産する
ことができる。
【0012】
【実施例】図1は本考案の一実施例である竹輪成形装置
を示すものであって、竹輪素材供給装置1と、該竹輪素
材供給装置1から取出された竹輪素材t,t(図2参
照)を串杆2に巻付けて、竹輪T,Tを成形する竹輪成
形ドラム3と、串杆2を供給する串杆供給装置4とを備
えている。
【0013】上記竹輪素材供給装置1について説明する
と、図2〜図4にも示すように、5は竹輪素材収納部
(練り素材収納部)であって、基礎枠5aと、該基礎枠
5a上に吻合すると共に、該基礎枠5aにヒンジ6を介
して上下方向開閉可能に枢支された開閉枠5bと、該
閉枠5b上に固着されたホッパー5cとからなり、ま
た、上記基礎枠5aと開閉枠5bとの間には、該両枠5
a,5bの吻合面7に形成した軸受部8a,8b、9
a,9b(図1参照)に両端軸部10a,11aがそれ
ぞれ回転自在に支持された一対の押し込みロール10,
11が宙架され、更に、該両押し込みロール10,11
に対向して前記基礎枠5aの下面開口部に形成した竹輪
素材供給口18(練り素材供給口)に竹輪素材取出しロ
ーラ(練り素材取出しローラ)12が回転自在に配設さ
れている。
【0014】図3に示すように、前記基礎枠5a、開閉
5b及びホッパー5cの中央部には、それぞれ隔壁1
3〜15が配設される。即ち、基礎枠5a内の隔壁13
の上端面は前記両押し込みロール10,11の中央部に
形成した環状溝10b,11bに係嵌し(図4参照)、
該隔壁13の下端面は竹輪素材取出しローラ12の外周
面中央部に形成した環状溝12cに係嵌する(図3参
照)。また開閉枠5b内の隔壁14の下端面は上記基礎
枠5a内の隔壁13の上端面に吻合面7で吻合すると共
に、押し込みロール10,11の環状溝10b,11b
に係嵌し、ホッパー5c内の隔壁15は上記開閉枠5b
内の隔壁14に固着されており、これによって、竹輪素
材収納部5内が互いに独立した左右2室16,17に区
切られている。従って、該両室16,17内にそれぞれ
肉質が異なる竹輪素材t,tを投入しても、その両竹輪
素材t,tが互いに混ざり合うことがない。
【0015】本考案は、図2〜図4に示す基礎枠5aと
開閉枠5bの開閉構造と、これら両枠5a,5bの間に
竹輪押し込みロール10,11を設けることに特徴を有
するため、更に詳しく述べると、先ず竹輪取出しローラ
12の両端軸部22を基礎枠5aに軸支させ、この状態
で基礎枠5aに対し開閉枠5bをヒンジ6を中心に上
に開放し、この開放した状態で、竹輪押し込みロール1
0,11の両端軸部10a,11aを基礎枠5aの上端
面に形成したU字状の軸受部8a,9a(図1、図4)
に嵌合すると共に、該押し込みロール10,11の外周
面に形成した夫々の環状溝10b,11bを基礎枠側隔
壁13のの上端面に嵌合する(図4)。しかるのち開閉
枠5bを基礎枠5a上に吻合することによって押し込み
ロール10,11の両端軸部10a,11aは開閉枠5
bに形成してある軸受部8b,9bと基礎枠5a側の軸
受部8a,9aとの間で挟まれ、また押し込みロール1
0,11の環状溝10b,11bに開閉枠側隔壁14の
下端面が嵌合し、これによって押し込みロール10,1
1を簡単に竹輪素材収納部5に設けることができる。ま
た構造上も、従来の竹輪素材収納部5を形成する収納枠
を、単に隔壁13を備えた基礎枠5aと、同様の隔壁1
4を備えた開閉可能な開閉枠5bとから形成すると共
に、押し込みロール10,11及び取出しローラ12の
外周面に環状溝10b,11b,12cを形成するだけ
で、その他の構成は従来と同じでよいから、従来の単一
の練り素材を成形する装置と設計思想は殆ど同じであ
り、それだけ製作が容易である。
【0016】前記竹輪素材取出しローラ12の各室1
6,17に対向する箇所にそれぞれ周方向に沿って所定
間隔ごとに竹輪素材充填口(練り素材充填部)12a,
12bが形成されると共に、その左右の各竹輪素材充填
口12a,12bに対向して竹輪素材取出しローラ12
内に竹輪素材取出し機構20,21が組み込まれてい
る。
【0017】上記竹輪素材取出し機構20,21は、竹
輪素材取出しローラ12の回転駆動軸22に回転自在に
外嵌するカム板23と、前記各竹輪素材充填口12a,
12bに摺動可能に嵌入する押出板24に一端部が固着
された押出しロッド25の他端部に回転自在に配設され
ると共に、ばね26により上記カム板23に押し付けら
れるカムフロア27とからなり、該各カムフロア27が
カム板23の押し込みカム面23aに当接している状態
(図2の右側)では、上記押出板24が竹輪素材充填口
12a,12b内に引き下がって、該竹輪素材充填口1
2a,12b内に竹輪素材t,tが充填され、その各カ
ムフロア27がカム板23の押し出しカム面23bに当
接している状態(図2の左側)では、上記押出板24の
表面が竹輪素材取出しローラ12の外周面と面一状にな
って、竹輪素材充填口12a,12b内の竹輪素材t,
tが外部に押し出されるようになっている。
【0018】上記竹輪素材取出し機構20,21には、
図3に示すように、充填量調整機構28,29が設けら
れている。これは、前記カム板23の押し込みカム面2
3aに対応する箇所に配設されると共に、その一端部が
枢支軸30を介してカム板23に枢支された円弧状カム
片31と、該カム片31の他端部に固着されると共に、
その先端部が基礎枠5aの長孔33を通って外部に突出
する操作杆34と、基端部近傍が枢支軸35を介して基
礎枠5aに枢支されると共に、その基端部に形成した長
孔が上記操作軸34の先端部に係合する操作レバー36
(図1参照)とを有し、該操作レバー36を回動させる
ことにより、操作杆34を介してカム片31を枢支軸3
0を中心に揺動させることができ、この結果、図5実線
に示すように、カム片31の円弧状カム面31aを押し
込みカム面23aよりも内側に没入させた状態では、カ
ムフロア27が押し込みカム面23a上を移動するた
め、竹輪素材充填口12a,12bの充填深さHが深く
なって、竹輪素材t,tの充填量が多くなり、また、図
5仮想線に示すように、カム片31の円弧状カム面31
aを前記カム板23の押し込みカム面23aよりも外側
に突出させた状態では、カムフロア27が円弧状カム面
31a上を移動するため、竹輪素材充填口12a,12
bの充填深さhが浅くなって、竹輪素材t,tの充填量
が少なくなる。なお、図1及び図3において、37は操
作レバー36の回動角度検出用目盛板、38は該目盛板
37に対向して操作レバーに設けられた回動角度検出用
指針である。
【0019】図4に示すように、前記押し込みロール1
0,11の両端軸部10a,11aのうち、その一方に
は従動歯車39、40が固定されており、開閉枠5bを
開放した状態で、押し込みロール10,11の両端軸部
10a,11aを基礎枠5aの軸受部8a,9aに嵌合
させるだけで、上記従動歯車39、40が駆動歯車4
1,42(図2参照)に噛合するようになっている。な
お、図4において、43は基礎枠5aと押し込みロール
10,11の両端面との間の隙間を塞ぐシール部材であ
る。
【0020】更に、図2中、45は竹輪素材取出しロー
ラ12の外周面に当接するスクレーパーであって、竹輪
素材充填口12a,12bに竹輪素材t,tを所要量ず
つ充填するためのものであり、基礎枠5aの支軸46a
を中心に回動可能な後側板46に取付けられている。4
7は上記スクレーパー45の位置調整用ねじ、48は、
竹輪素材取出しローラ12の外周面に当接するピアノ線
等からなる掻き取り線条体であって、竹輪素材取出しロ
ーラ12の外周面に付着する竹輪素材t,tを掻き取る
ためのものである。
【0021】前記串杆供給装置4について説明すると、
図1に示すように、竹輪成形ドラム3の両側に配設され
た一対の円弧状固定ガイドレール50(図6参照)と、
該各固定ガイドレール50の前方に配設された駆動スプ
ロケットホイール51との間に無端状串杆搬送チェン5
2を巻回し、上記固定ガイドレール50と串杆貯留ホッ
パー53との間に串杆供給回転輪54を配設しており、
上記串杆貯留ホッパー53内から串杆供給回転輪54に
より一本ずつ取り出された串杆2が串杆搬送チェン52
の串杆支持片52aに受け渡され、その串杆搬送チェン
52に受け渡された各串杆2が竹輪成形ドラム3に沿っ
て移送される。
【0022】また、上記竹輪成形ドラム3の前後及び上
方に配設した駆動プーリ55及び従動プーリ56,56
に巻回した一対の無端状ベルト57を竹輪成形ドラム3
に沿って移送される各串杆2に当接させており、該ベル
ト59を走行させることによって、竹輪成形ドラム3に
沿って移送される各串杆2を竹輪素材巻付け方向に自転
させることができ、これによって、各串杆2が竹輪成形
ドラム3と竹輪素材取出しローラ12との間を通過する
際に、該各串杆2に竹輪素材取出しローラ12の竹輪素
材充填口12a,12bから押しだされた竹輪素材t,
tが巻付けられる(図2参照)。
【0023】前記竹輪成形ドラム3は、図6に示すよう
に、駆動軸3aに回転ホイール60,60を介して固定
された一対のドラム本体61,61と、該各ドラム本体
61,61の両側縁部に移動自在に嵌合する各一対の成
形鍔部62a,62b、62a,62bとを有してお
り、串杆2に巻付けられた竹輪素材t,tがドラム本体
61,61上を転動することにより、その外周面が円形
に形成されると共に、その両端面が成形鍔部62a,6
2b、62a,62bにより平滑面状に形成されて、所
望形状の竹輪T,Tが成形される。
【0024】また、上記各回転ホイール60,60に回
転自在に支持された間隔調整ねじ63,63の両端部に
形成したねじ形成方向が互いに逆のねじ部63a,63
bが各ドラム本体61,61を挟んで対向する各成形鍔
部62a,62b、62a,62bのねじ孔に螺合され
ており、該各間隔調整ねじ63,63を正逆回転させる
ことにより、互いに対向する各成形鍔部62a,62
b、62a,62b間の間隔αを拡狭自在に調整するこ
とができものであって、その間隔αを前記竹輪素材充填
口12a,12bの充填深さH,hに合わせて調整する
ことにより、所望の長さの竹輪T,Tを得ることができ
る。
【0025】なお、図6中、65は前記無端状ベルト5
7の支持輪、66は串杆2の横移動規制用ガイド板、図
1中、67は成形された竹輪T,Tを取出すための搬送
チェンコンベアである。
【0026】肉質及び形状が異なる複数種類の竹輪T,
Tを成形する場合の要領を説明すると、まず操作レバー
36を所定角度回動させて、竹輪素材取出しローラ12
の各竹輪素材充填口12a,12bの充填深さH,hを
調整すると共に、その充填深さH,hに対応して、竹輪
成形ドラム3の間隔調整ねじ63,63を回転させて、
互いに対向する成形鍔部62a,62b、62a,62
b間の間隔αを調整する。この場合、上記竹輪素材充填
口12a,12bの充填深さH,hを左右異なるように
設定すれば、長さが異なる2種類の竹輪T,Tを成形す
ることができる。
【0027】次に、竹輪素材収納部5の各室16,17
に肉質が異なる2種類の竹輪素材t,tをそれぞれ投入
する。この場合、上記各室16,17が隔壁13〜15
により完全に区切られているので、その各室16,17
内の竹輪素材t,tどうしが互いに混ざり合うことがな
い。
【0028】続いて、装置を起動すると、図2に示すよ
うに、互いに逆方向に回転する押し込みロール10,1
1により竹輪素材t,tが下方に押し込まれる。また、
竹輪素材取出しローラ12が時計方向に回転することに
より、該竹輪素材取出しローラ12の上面に位置する竹
輪素材充填口12a,12bが図2右側に移動し、カム
板23及びカム片31とカムフロア27との相互作用に
より、該竹輪素材充填口12a,12bに嵌入している
押出板24が内部に引き下げられ、その竹輪素材充填口
12a,12b内に竹輪素材t,tが充填される。その
竹輪素材t,tが充填された竹輪素材充填口12a,1
2bがスクレーパー45の下を通過し、竹輪素材取出し
ローラ12の下面まで移動した時点で、上記押出板24
が外側に移動して、上記竹輪素材充填口12a,12b
内の竹輪素材t,tが外部に押し出される。
【0029】その押し出された竹輪素材t,tは、図2
に示すように、竹輪成形ドラム3に沿って反時計方向に
移送されると共に、自転する串杆2に巻付けられる。そ
の串杆2に巻き付けられた竹輪素材t,tは反時計方向
に回転する竹輪成形ドラム3のドラム本体61,61上
を転動することにより、その外周面が円形に形成される
と共に、その両端部が左右に延ばされて、その両端面が
成形鍔部62a,62b、62a,62bにより平滑面
状に形成され、長さが同一で肉質のみが異なる2種類の
竹輪T,T、または長さと肉質が異なる4種類の竹輪
T,Tが生産される。
【0030】また、前記竹輪素材収納部5の各室16,
17に同一肉質の竹輪素材t,tを投入することによ
り、従来通り、肉質が同一の竹輪T,Tを大量生産する
こともできる。
【0031】上記実施例では、竹輪素材収納部5内を隔
壁13〜15により左右2室16,17に区切ったが、
これに限定されるわけではなく、上記竹輪素材収納部5
内を隔壁により3室以上に区切って、該各室にそれぞれ
肉質の異なる竹輪素材t,t,tを投入するようにして
もよい。
【0032】
【考案の効果】請求項1に係る考案によれば、練り素材
収納部が隔壁により互いに独立した複数の室に区切られ
ており、該各室に投入した練り素材が互いに混ざり合う
ことがないため、肉質の異なる複数種類の練り製品を同
時に生産することができるものであって、消費者の嗜好
の多様性に対応した多品種少生産を可能とするものであ
る。
【0033】また、上記各室に同一肉質の練り素材を投
入することにより、従来と同様に、肉質が同一の練り製
品を単一量産することもできる。
【0034】特に、本考案によれば、練り製品収納部5
を、隔壁13を一体的に設けた基礎枠5aと、これにヒ
ンジ6を介して同じく隔壁14を一体的に設けた開閉枠
5bとで形成すると共に、該収納部5に、上記両枠5
a,5bの間に挟持されると共に、上記基礎枠側隔壁1
3及び開閉枠側隔壁14とに係嵌する環状溝11bを外
周面に形成してなる練り製品押し込みロール11を設け
るだけで、複数の練り製品成形室16,17を形成する
ことができるから、その構成が極めて簡単であり、それ
だけ製作が容易である。
【0035】しかも、隔壁14を一体的に設けた開閉枠
5bに、同じく隔壁15を一体的に設けたホッパー5c
を延設することができるから、練り製品素材t,tを練
り製品収納部5の各練り製品形成室16,17に収納す
る場合に、従来の単一の場合 と同じようにホッパー5c
から極めて容易に収納することができる。
【0036】請求項2に係る考案によれば、上記各室に
対向して練り素材取出しロールに形成した各練り素材充
填部が、その充填量を格別に調整可能に形成されている
から、肉質のみならず、その形状も異なる練り製品を同
時に生産することができるものであって、多品種少生産
を一層多様化させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例である竹輪成形装置の側面図
である。
【図2】同竹輪素材収納部の縦断面図である。
【図3】図2のA−A矢視図である。
【図4】図3のB−B矢視図である。
【図5】同竹輪素材取出しローラの要部の横断面図であ
る。
【図6】同竹輪成形ドラムの縦断面図である。
【符号の説明】
5 竹輪素材収納部(練り素材収納部)5a 基礎枠 5b 開閉枠 5c ホッパー 12 竹輪素材取出しローラ(練り素材取出しロー
ラ) 12a 竹輪素材充填口(練り素材充填部) 12b 竹輪素材充填口(練り素材充填部) 13 基礎枠側隔壁 14 開閉枠側隔壁 15 ホッパー側隔壁 16 室 17 室 18 竹輪素材供給口(練り素材供給口) 23 カム板 28 充填量調整機構 29 充填量調整機構 31 カム片 T 竹輪(練り製品) t 竹輪素材(練り素材)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 練り素材収納部5と、該収納部に設けら
    れる少なくとも一つの練り素材押し込みロール11と、
    該押し込みロール11の下方に設けられ、その外周面に
    周方向所定間隔ごとに複数の練り素材充填部12aが形
    成された練り素材取出しローラ12とを有し、回転駆動
    する練り素材押し込みロール11に押し出された素材が
    素材取出しローラ12の練り素材充填部12aに充填さ
    れ、且つ該取出しローラ12を回転駆動することによ
    り、該ローラ12の練り素材充填部12aに充填された
    所要量の練り素材を間欠的に取出し、その取出された練
    り素材を所定形状に成形するようにしてなる練り製品成
    形装置において、練り素材収納部5は、基礎枠5aと、
    該基礎枠5a内に上記押し込みロール11と同軸方向に
    間隔を置いて一体的に設けた基礎枠側隔壁13と、該基
    礎枠5aおよび基礎枠側隔壁13の上端面に吻合すると
    共に、基礎枠5aにヒンジ6を介して上下方向に開閉可
    能に枢支された開閉枠5b及びこれと一体的の開閉枠側
    隔壁14とを有し、基礎枠5aと開閉枠5bとの間に
    は、該両枠5a,5bの吻合面7に形成した軸受部9
    a,9bに両端軸部11aが軸支される押し込みロール
    11が設けられ、且つ該押し込みロール11の外周面に
    形成した環状溝11bに基礎枠側隔壁13の上端面と開
    閉枠側基礎枠14の下端面とが当接され、練り素材取出
    しローラ12は基礎枠5aにその回転駆動軸22の両端
    が軸支されると共に、該取出しローラ12の外周面に
    設けた環状溝12cに基礎枠側隔壁13の下端面が当接
    され、基礎側隔壁13及び開閉枠側隔壁14によって基
    礎枠5aおよびこれに連通する開閉枠5bの内部に複数
    の室16,17が形成され、各室16,17に対向する
    位置に練り素材取出しローラ12の前記各練り素材充填
    部12aがそれぞれ形成されてなる練り製品成形装置。
  2. 【請求項2】 前記各室16,17に対向する各練り素
    材充填部12aは、その充填量をそれぞれ格別に調整可
    能に形成されてなる請求項1記載の練り製品成形装置。
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