JPH0848357A - 溶接リング付スクリューキャップ - Google Patents

溶接リング付スクリューキャップ

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JPH0848357A
JPH0848357A JP7069483A JP6948395A JPH0848357A JP H0848357 A JPH0848357 A JP H0848357A JP 7069483 A JP7069483 A JP 7069483A JP 6948395 A JP6948395 A JP 6948395A JP H0848357 A JPH0848357 A JP H0848357A
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screw cap
container
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ring
bead
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JP7069483A
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Guenter J Krautkraemer
ヤコブ クラウトクレイマー ギュンター
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Jacob Berg GmbH and Co KG
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Jacob Berg GmbH and Co KG
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    • B65D47/00—Closures with filling and discharging, or with discharging, devices
    • B65D47/04—Closures with discharging devices other than pumps
    • B65D47/06—Closures with discharging devices other than pumps with pouring spouts or tubes; with discharge nozzles or passages
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    • B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
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    • B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
    • B65D2401/00—Tamper-indicating means
    • B65D2401/15—Tearable part of the closure
    • B65D2401/25—Non-metallic tear-off strips

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 （修正有） 【目的】封かん材、とりわけ金属容器の封かん材のよう
な単純な形状を有し、且つ容器開口部上に封かん材を安
定した密着状態で確実に着座させることのできるプラス
チック容器の封かん材用プラスチック製スクリューキャ
ップを提供すること。 【構成】スクリューキャップ３は、スクリューキャップ
側部および／またはキャップ上に配置されているプルリ
ング４よりも、径方向に伸長する延長部材を有し、封か
ん材が配置されている容器蓋の材料に溶接可能な材料か
ら形成されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、プラスチック容器の封
かん材用プラスチック製スクリューキャップ、およびス
クリューキャップ封かん材の全体、および前記封かん材
が取付けられているプラスチック容器に関するものであ
る。多くのプラスチック容器の封かん材が現在知られて
いる。少なくともキャップの真下の領域においてキャッ
プの直径よりも実質的に大きくないテーパ状のネック部
を有し、この特徴により本発明と関連性のないプラスチ
ックボトルの他に、キャニスタ、バケット等でとりわけ
プラスチック材料で形成され短い連結部品に挿入される
か載置される容器封かん材（本明細書では蓋と呼ぶ）を
一断面に有するものが知られている。いわゆるベローズ
封かん材は特に頻繁に使用されており、このベーローズ
封かん材は容器の開口部にシーリング脚部と共に挿入さ
れる。開口部内でシーリング脚部は折り畳み式のベロー
ズによって注ぎ口に接続されて、スクリューキャップは
注ぎ口の上側に螺合されている。保管あるいは輸送時に
は、注ぎ口は上側に螺合されているキャップと共に容器
開口部内のできるだけ下方にまで押し下げられる一方、
ベローズが折り畳まれる。その結果、スクリューキャッ
プの上縁部がシーリング脚部の縁部と同一平面となる
か、蓋面の下側を遮断または蓋面下側に水平に配置され
るか、あるいは突出縁部を有して容器開口部の縁部上に
水平に配置されるようになる。このようなスクリューキ
ャップ上には通常、フリップアップ式プルリングが取付
けられ、このプルリングが押し上げられるとスクリュー
キャップを注ぎ口と共に容器開口部から引き離すために
把持されて、これによってベローズが外側に拡げられ
る。
【０００２】さらに、ベローズを有さずこれに対応する
部材として、外側にねじ山のある円柱状接続部材が直接
容器開口部内に挿入されているか、またはシーリング脚
部に直接接続されている封かん材が知られている。ま
た、いわゆるテレスコープ型封かん材も知られている。
この封かん材には比較的長くて堅固な注ぎ口が設けら
れ、上端部と下端部にはそれぞれ引っ掛け部または止め
部が設けられている。したがって、注ぎ口を容器開口部
内に軸方向に押し入れることができ、保管や輸送の際に
は注ぎ口は容器開口部内にできるだけ深く押し込まれ、
中身を注ぐ際や容器を空にする際にはできるだけ引っ張
り出されることになる。このような際の最終位置は引っ
掛け部材や止め部材によって決定される。
【０００３】本発明は、基本的には以上に述べたような
例のすべてに使用することが可能であり、とりわけ先に
述べたベローズタイプおよびテレスコープタイプの封か
ん材に使用されるのが好ましい。より効率的な製造を行
なうために、容器、容器の蓋、封かん材は別々に製造さ
れたり、しばしば全く異なった工場で製造されたりして
いる。この理由は、とりわけ封かん材の許容誤差が容器
自体の許容誤差よりも一般的に言って実質的に小さいた
めである。封かん材が挿入される容器の蓋の開口部分だ
けは封かん材を開口部内に密封状態で挿入することがで
きるよう充分正確に製造されていなければならない。容
器開口部の縁部もしくは容器のネック部の内面に直接接
触するシーリング脚部は通常、容器開口部または容器ネ
ック部の測定値に差があったとしても物理的安定性があ
り且つ漏れを防ぐ密封を行なうことができるような形状
を有している。したがって、シーリング脚部は、比較的
柔軟性のある弾性材料で引っ掛け部、シーリングリップ
等から構成され、これら構成部材は安定した着座性を可
能にする一方、密封状態の封かん機能を確実にするもの
でなくてはならない。これは、単に使用の際に高度の密
封性や封かん材の物理的安定性を保証するだけではな
く、消費者に製品が届けられるまでの保管、輸送の間こ
のような特性を保証するものでなくてはならない。多量
の容器が輸送される場合、例えば棚やパレットから落下
して比較的高い物理的応力を受けることがある。さら
に、容器の中身が取り替えられたり、異物が混入された
り、部分的または完全に取り去られるといったような中
身がいじられる危険性があってはならない。
【０００４】上記のような要件を満たすために、容器の
開口部およびそれに対応する封かん材は非常に複雑な形
状で形成されていなければならない。前述したように、
プラスチック容器には通常、円柱状のスクリュー接続部
材が設けられ、容器のネック部または容器の開口部上に
シーリング脚部を保持するためにこの部材にさらに外側
封かんキャップが螺合されている。このように構成する
ことによって、前記スクリューキャップが弛むことをさ
らに防止し、また、スクリューキャップは通常引き裂き
可能なタブによって、内側スクリューキャップおよび／
またはプルリングに接続されている。そしてこのプルリ
ングによって、プルリングに接続されている内側スクリ
ューキャップと注ぎ口を容器ネック部から引き離すこと
ができる。より単純な封かん材の構造も知られている
が、そのような封かん材の用途は、金属製パッケージや
金属蓋を有する容器に限られ、このような容器は簡単な
手段で比較的正確に型抜きできるような開口部を有し、
開口部の縁部もまた適切であればパンチやダイ工具で形
成することができる。そしてこのような容器開口部の縁
部は大抵プラスチック容器の開口部の縁部よりも変形し
にくく、したがって、金属蓋付きの容器には比較的単純
な形状の封かん材を適用することができる。
【０００５】本発明は、技術の現状を鑑み、封かん材、
特にプラスチック材料で形成されて、金属容器用封かん
材と同様の単純な形状を有しながら容器開口部上の封か
ん材の安定し且つ密封した状態での着座を確実にするよ
うな、プラスチック容器の封かん材用スクリューキャッ
プを提供しようとするものである。この目的は、容器の
蓋に溶接することのできる材料によって形成され、スク
リューキャップの側部上および／またはキャップ上に嵌
合されたプルリング上を、径方向外側に伸長する延長部
材が設けられた本発明による封かん材用スクリューキャ
ップによって達成することができる。
【０００６】このようにして、プラスチック容器の蓋と
関連する延長部材を溶接することができるため、スクリ
ューキャップを容器の蓋に固定して接続することがで
き、キャップと延長部材の下方に位置する封かん材の全
ての他の部品もまた容器開口部の縁部に確実に固定する
ことができる。溶接することによって、容器が落下した
としても封かん材は容器からはずれることもなければ弛
むこともない。延長部材が蓋の上に堅固に溶接されてい
るので封かん用キャップが動くことがないために、容器
の中身をいじられることもない。さらに、封かん材の他
の部品に触れたり、少なくとも延長部材とスクリューキ
ャップ間の接続部を分離しない限り取り外したりするこ
とは不可能である。
【０００７】本発明で定義している“蓋”とは、容器開
口部が例えば容器の上面部になくては容器上面部の縁部
付近で幾分横方向に配置されていたり、または上面と側
面を接続する傾斜面に配置されている場合であっても、
この容器開口部に直接に取り囲んでいる容器の部品を意
味している。延長部材は、延長部材と蓋材間の溶接接続
および接触を確実にするのに充分な径方向の長さを有し
ていなければならない。したがって、径方向に伸びる延
長部材は容器開口部の縁部を超えて伸長し、この縁部が
シーリング脚部等の封かん材の部品の何れかによって覆
われている場合には、シーリング脚部の径方向外側縁部
を超えて伸長していなければならない。
【０００８】キャップの一側部あるいは封かん材全体が
引き剥がされるのを防ぐために、スクリューキャップの
直径方向に対向する二つの側部のそれぞれに少なくとも
一つの延長部材が設けられている。三個の延長部材を互
いに１２０度ずらせてキャップの外周部もしくはキャッ
プを囲んでいるプルリングの周囲に取付けることも可能
である。前記延長部材の数を増やすことも可能で、その
ような場合には延長部材は一般的に一つ以上のリング部
で構成されていることが好ましい。
【０００９】本発明では、前記延長部材がほぼ完全に連
続したリング状に形成されている実施態様が特に好まし
い。このようにして、容器の蓋に溶接されている延長部
材によって、スクリューキャップの全周を容器の蓋に固
定させることができる。本発明の好ましい実施例を詳細
に述べると、連続したリングは、リングワッシャまたは
環状フランジ部として説明される特定の断面構造を有し
ており、この構造の外側縁部にはビード状肉厚部が設け
られている。ビードは主に一つの側部にのみ向かって伸
長している。この側部とは蓋に対向している延長リング
の側部である。延長リングの上面には、連続した溝がビ
ード領域内に設けられて超音波溶接工具（ソノトロー
ド）を挿入することができるよう構成されている一方、
下面には、中心から径方向に溝部と同じ距離に環状突起
部が設けられ、この突起部は下方向にテーパ状に形成さ
れいわゆる方向ガイドとしての役割をしている。また、
この突起部は容器の蓋上に狭くてほぼ線状の接続面を形
成し、超音波溶接の場合にはこれに沿って超音波エネル
ギーが集中される。プラスチック部品上のことような突
起部は、特定の方向、すなわち接触点から溶接を行なう
隣接したプラスチック部品へ超音波エネルギーを集中さ
せるため、通常“方向ガイド”もしくは“エネルギー方
向ガイド”と呼ばれている。
【００１０】ビードが比較的厚く溶接のための超音波エ
ネルギーの効果的な移動を妨げる可能性があるため、ビ
ード部の上面におけるエネルギー方向ガイドの真上に、
ソノトロードを受け入れるための溝が形成され、これに
よりソノトロードと溶接点（エネルギー方向ガイドのポ
イント）の距離を減少させている。スクリューキャップ
が、開口部の縁部を被覆する環状フランジ部を有するシ
ーリング脚部が設けられた封かん材と共に使用される場
合、延長リングのリングワッシャまでのビード状肉厚部
の軸方向距離がシーリング脚部のフランジ部の厚さにほ
ぼ対応していると好都合である。この場合、延長リング
はビード部がシーリング脚部のフランジ部から径方向外
側にあるように形成されている。このようにしてビード
部をシーリング脚部の径方向外側にある蓋に溶接する一
方、延長リングのリングワッシャ部がシーリング脚部の
フランジ部の上面に横設されるように構成することがで
きる。さらに他の長所として、リングワッシャ部の下面
にはもう一つの連続環状突起部が設けられていて、容器
開口部の縁部上にシーリング脚部のフランジ部を押しつ
けている。このような突起部はシーリング脚部の比較的
柔らかい材料内へいくぶん深く押し入れることが可能
で、したがって許容誤差を受け入れることができると同
時に、シーリング脚部を安定して密着した状態で容器の
開口部の縁部に確実に係合させることができる。
【００１１】延長部材内に横設されているプルリング
が、スクリューキャップおよびその上に螺合されている
注ぎ口を引き上げるために使用される場合、このプルリ
ングには、キャップ上面部の平面より上方に突出してい
るグリップ片が設けられている。前記平面内には延長リ
ングが横設されているのが好ましい。延長リングおよび
キャップ上面部の平面上方に突出しているこのグリップ
片は、把持され易く、グリップ片を持ち上げることによ
ってプルリングが上方向に湾曲する。これにより、プル
リングの一端をキャップ上面部に接続し他端を延長リン
グの適当な位置に接続しているタブが引き離されること
になる。さらに、スクリューキャップが容器開口部内で
折り畳まれた状態からプルリングの操作によって引き出
される時のみ剥がすことのできる引き裂き可能なタブに
よって、延長リングをスクリューキャップすなわちスク
リューキャップの上面部または側部に直接接続させるこ
ともできる。
【００１２】プルリング上に持ち上げグリップ片を使用
する実施例においては、プルリングの真下に間隙を設け
ることが必要である。この間隙を設けることによって、
プルリングを弾性的に押し下げてグリップ片の上端をス
クリューキャップの上面部とほぼ同一面にすることが可
能となる。このようにして、複数の容器が積み重ねられ
た場合に、突出するグリップ片に多量の負荷がかかるの
を防いでいる。
【００１３】スクリューキャップ、延長リング、容器蓋
はそれぞれポリプロピレンで形成されているのが好まし
い。この材料は、容器およびスクリューキャップを形成
するのに充分な安定性と堅固性を備えている。本発明の
長所、特徴および使用範囲は以下の好ましい実施例の説
明およびそれに関連する図面によって明らかとなる。
【００１４】図１はスクリューキャップ１および下側封
かん部１０から構成されるベローズタイプの封かん材を
示している。下側封かん部１０はＬ字型の断面を有する
シーリング脚部を有している。Ｌ字を形成する一方のア
ーム部１１は容器の蓋１９の開口部に挿入され軸方向に
伸長して短い円柱状を呈する接続片である。Ｌ字を形成
する第二のアーム部１２は、容器１９の開口部の縁部に
横設される環状フランジである。内側ねじ山１６によっ
てスクリューキャップ１が螺合される外側ねじ山１５を
有する注ぎ口１４に、ベローズ１３によって、シーリン
グ脚部が接続されている。
【００１５】スクリューキャップ１は、内側ねじ山１６
が形成されているスクリューキャップ側部３、上面部
２、プルリング４および延長リング５から構成されてい
る。延長リング５は図２でより詳しく示されている特定
の断面形状を有している。詳述すると、延長リング５は
リングワッシャ部またはリングワッシャ部品６と、外側
に向いているビード部７により構成されている。ビード
部７は軸方向下側に向かって突出し、エネルギー方向ガ
イドとして作用するＶ字型のポイントすなわち突出部９
をその断面に有している。この連続した環状エネルギー
方向ガイド９の上方で延長リング５の上面内には、連続
した環状溝９が形成されている。この環状溝９にソノト
ロードが挿入されて、突起部すなわちエネルギー方向ガ
イド９を蓋１９の材料に溶接することができる。
【００１６】延長リング５のリングワッシャ部６もまた
連続した環状の突起部１８を有している。この突起部１
８は、Ｖ字形状の断面を有しているが下方に横設されて
いる部材とは溶接されず、図１の左端に示されているよ
うにシーリング脚部の環状フランジ部１２を押圧し、こ
れによってシーリング脚部が容器開口部の縁部に安定し
て密着した状態で確実に着座されることになる。さらに
図１に示されているように、リングワッシャ部６の下面
に対して軸方向に突出するビード部７の突出部は環状フ
ランジ部１２の厚さとほぼ同じサイズに形成されてい
る。このようにして、ビード部と蓋（溶接による係合）
および突起部１８とフランジ部１２の上面の同時係合が
確実に行なわれる。突起部１８はＶ字形状の断面を有し
ているため、シーリング脚部またはシーリング脚部のフ
ランジ部１２の比較的柔軟な材料内に幾分深く押し込む
ことが可能である。
【００１７】図２に示されているように、プルリングに
は直立したグリップ片１７が設けられており、プルリン
グ４自体はスクリューキャップ１の上面部２および延長
リング５のリングワッシャ部６と同軸方向面に横設され
ている。図１の左側に示されているように（図１の右側
にもミラーイメージが示されている）、プルリング４は
明らかにシーリング脚部より径方向内側に横設されてい
るため下方向に自由に移動することができる。
【００１８】図２に示されているように、プルリングの
一端をスクリューキャップに接続し他端を延長リング５
に接続するための引き裂き可能なタブが図に示されてい
る断面の外部に配置されているため、該断面領域にはプ
ルリング４の弾性的な上方への屈曲を妨げるようなもの
は存在していない。つまりこれらタブは、直立したグリ
ップ片１７から周方向に距離をあけて、好ましくはヒン
ジ点２４と共に二つの対称的に配置されたプルリング４
のための固定点を形成する固定タブ２２の近傍に配置さ
れている。
【００１９】図３は前述した封かん材を上方から示した
もので、内側から外側に向けて説明すると、先ずスクリ
ューキャップ１の上面部２が配置され、次にプルリング
４とキャップの上面部２との間に間隙部２３が形成され
ている。この間隙部２３に固定タブ２２が径方向に架設
されタブ２２の反対側にももう一つの同様のタブ（図示
せず）が設けられている。前記タブ２２の両側には、強
靱性に劣る壁部を有する部品から形成されるヒンジ点２
４によって、プルリング４が接続されている。プルリン
グ４の外側にはもう一つの間隙部が設けられている。固
定タブ２２の近傍には、小さな引き裂き可能なタブ２１
がプルリングとキャップの上面部２との間に接続されて
いる。一方、プルリング４またはタブ２２はさらなる小
さな引き裂き可能なタブ２０によって延長リング５に接
続されている。延長リングの領域内の点線を内側から外
側に向けて説明すると、突起部１８の位置を示した点
線、リングワッシャ部６からビード部７への移行ライン
２５を示した点線、エネルギー方向ガイド９を記した点
線である。
【００２０】軸方向上方に向けられているグリップ片７
は、スクリューキャップの上面部２と延長リング５との
間の自由な空間または間隙内で押し下げられることがで
きる。図１からも明らかなようにプルリング４の下方に
は押し下げられたプルリングを受け入れるのに充分な空
間が設けられており、これによって例えば複数の容器が
積み重ねられグリップ片１７に圧力がかかる場合には、
グリップ片１７の上縁部は上面および延長リング５の表
面とほぼ同平面となる。このような構成において、プル
リング４は充分な弾性を有しているため、積み重ねられ
た容器等の圧力が除かれた時には、プルリングは再び図
１に示されたような初期の位置に復帰する。
【図面の簡単な説明】
【図１】封かん材の軸を含み、ベローズタイプ封かん材
が容器開口部に嵌合されている断面図である。
【図２】図１においてサークルで囲まれているＺ部の内
容に対応する詳細図である。
【図３】径に沿って半分に切断された封かん材の上方か
らの図である。
【符号の説明】
１ スクリューキャップ ２ 上面部 ３ キャップ側部 ４ プルリング ５ 延長リング ６ リングワッ
シャ ７ ビード ８ 凹部 ９ 突起部 １１ シーリング
脚部 １２ シーリング脚部 １８ 連続環状
突起部 １９ 蓋 ２０ タブ

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項１】 封かん材が取付けられる容器の蓋を形成
    する材料に溶接することができる材料から構成されて、
    キャップ側部（３）および／またはキャップ上部に配置
    されるプルリング（４）より外側に伸長する延長部材が
    設けられていることを特徴とするプラスチック容器の封
    かん材用プラスチック製スクリューキャップ。
  2. 【請求項２】 少なくとも二つの径方向に対向するスク
    リューキャップ側部に一つの延長部材が取付けられてい
    ることを特徴とする請求項１に記載のプラスチック製ス
    クリューキャップ。
  3. 【請求項３】 スクリューキャップ周辺に沿って互いに
    １２０度ずらせた位置に三個の延長部材が配置されてい
    ることを特徴とする請求項１に記載のスクリューキャッ
    プ。
  4. 【請求項４】 前記延長部材が一つ以上の環状部から構
    成されていることを特徴とする請求項１乃至３の何れか
    に記載のスクリューキャップ。
  5. 【請求項５】 前記延長部材がほぼ完全に連続する延長
    リング（５）で形成されていることを特徴とする請求項
    １乃至４の何れかに記載のスクリューキャップ。
  6. 【請求項６】 前記延長リング（５）が、リングワッシ
    ャと、リングワッシャ（７）に対して軸方向に厚みが加
    えられたビードとして形成される径方向外側の縁部とか
    ら構成されていることを特徴とする請求項５に記載のス
    クリューキャップ。
  7. 【請求項７】 前記ビード（７）が、組み立てられた封
    かん材が容器の蓋と対向しているほぼ軸方向にのみリン
    グワッシャ（６）から伸長していることを特徴とする請
    求項６に記載のスクリューキャップ。
  8. 【請求項８】 ビードの容器蓋と反対の側に、連続環状
    溝の形状の凹部（８）が設けられていることを特徴とす
    る請求項６または７に記載のスクリューキャップ。
  9. 【請求項９】 ビードの容器に面する側にはテーパ状の
    断面を有する連続環状突起部（９）が設けられ、前記突
    起部（９）がビード（７）の径方向寸法よりも狭く形成
    されているビード（７）と容器蓋（１９）との接触面を
    形成していることを特徴とする請求項６乃至８の何れか
    に記載のスクリューキャップ。
  10. 【請求項１０】 ビードより径方向に内側でリングワッ
    シャ（６）の容器の蓋に対向する下面で、断面において
    下方向にテーパ状を呈する連続環状突起部（１８）が設
    けられていることを特徴とする請求項６乃至９の何れか
    に記載のスクリューキャップ。
  11. 【請求項１１】 前記延長部材（５）がポリプロピレン
    で形成されていることを特徴とする請求項１乃至１０の
    何れかに記載のスクリューキャップ。
  12. 【請求項１２】 前記延長部材が、比較的容易に引き裂
    くことのできるタブ（２０）によって、スクリューキャ
    ップ（１）と一体的に接続されていることを特徴とする
    請求項１乃至１１の何れかに記載のスクリューキャッ
    プ。
  13. 【請求項１３】 前記延長部材はプルリング（４）の径
    方向外側に設けられ、プルリング（４）とスクリューキ
    ャップ（１）の上面部（２）とほぼ同じ平面内に横設さ
    れていることを特徴とする請求項１乃至１２の何れかに
    記載のスクリューキャップ。
  14. 【請求項１４】 前記プルリング（４）には、上面部
    （２）の表面と延長部材の上方に、突出するグリップ片
    （１７）が設けられていることを特徴とする請求項１３
    に記載のプラスチック製スクリューキャップ。
  15. 【請求項１５】 前記ビード（７）は、プルリング
    （４）と封かん材もしくはその下に位置する容器の部品
    間のわずかの距離が少なくともキャップ上面部（２）の
    平面の上方にあるグリップ片（１７）の突出程度にほぼ
    対応するような寸法で形成されていることを特徴とする
    請求項６および請求項６の従属クレームに記載のスクリ
    ューキャップ。
  16. 【請求項１６】 延長部材と同様にポリプロピレンで形
    成されていることを特徴とする請求項１乃至１５の何れ
    かに記載のスクリューキャップ。
  17. 【請求項１７】 請求項１乃至１６の何れかに記載され
    ているスクリューキャップを螺合させることが可能な容
    器開口部および注ぎ口上に固定可能なシーリング脚部が
    設けられている下方封かん部を有するスクリュー封かん
    材において、 少なくとも請求項６に記載のビード（７）等の容器蓋に
    溶接できる延長部材の一部が、下方封かん部のシーリン
    グ脚部（１１、１２）よりも径方向に突出していること
    を特徴とするスクリュー封かん材。
  18. 【請求項１８】 ベローズ封かん材として形成されてい
    ることを特徴とする請求項１７に記載のスクリューキャ
    ップ。
  19. 【請求項１９】 スクリューキャップの側部よりも突出
    している延長部材が、容器蓋に溶接されていることを特
    徴とするスクリューキャップ封かん材を有するプラスチ
    ック製の容器。
  20. 【請求項２０】 少なくとも容器蓋と延長部材付きスク
    リューキャップがポリプロピレンで形成されていること
    を特徴とする請求項１８に記載の容器。
JP7069483A 1994-03-28 1995-03-28 溶接リング付スクリューキャップ Pending JPH0848357A (ja)

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