JPH0848164A - 電気自動車用駆動装置 - Google Patents

電気自動車用駆動装置

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JPH0848164A
JPH0848164A JP6206120A JP20612094A JPH0848164A JP H0848164 A JPH0848164 A JP H0848164A JP 6206120 A JP6206120 A JP 6206120A JP 20612094 A JP20612094 A JP 20612094A JP H0848164 A JPH0848164 A JP H0848164A
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Iwao Kanefuji
厳士 金藤
Masahiro Hasebe
正広 長谷部
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ギヤノイズの低減、耐久性の向上を図りなが
ら、サンギヤの径を小さくすることにより1段のプラネ
タリギヤで大きなギヤ比を得て、モータを小型化する。 【構成】 駆動装置1は、モータ2と、プラネタリギヤ
3と、差動装置4とからなる。プラネタリギヤ3は、モ
ータ2のロータ軸23に連結するサンギヤ31と、ケー
ス10に固定されたリングギヤ32と、ケース10に回
転自在に支持され、サンギヤ31・リングギヤ32に噛
合するピニオン33を回転自在に支持し、差動装置4に
連結するキャリヤ34とを有する。サンギヤ31は、ピ
ニオン33と噛合する歯部311と、歯部311に軸方
向に直列的に形成されたスプライン連結部312を有
し、ロータ軸23と軸方向に近接して配設され、適度の
遊びを保つスプライン連結部312を介してロータ軸2
3と連結する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車用の駆動装
置に関し、特にモータと減速機を組み合わせた駆動装置
におけるモータと減速機の連結構造に関する。
【0002】
【従来の技術】電気自動車用駆動装置において、その動
力源であるモータを小型、軽量化することは、消費電力
を削減する上で重要であり、そのためには、モータと組
み合わせられる減速機の減速比を大きくすることが好ま
しい。このため、例えば米国特許第4,418,777
号明細書に開示の技術では、2組のプラネタリギヤから
なる減速機を用いて減速比を大きくしている。しかしな
がら、プラネタリギヤを多段に組み合わせると減速機の
伝達効率が低下する。そのため、伝達効率の面からいえ
ば、減速機は最小即ち1組のプラネタリギヤで構成する
のが好ましい。
【0003】1組のプラネタリギヤによる最大の減速比
は、該ギヤの構成要素であるサンギヤを入力部材に連結
し、キャリヤを出力部材に連結し、リングギヤをケース
等に連結して固定する連結構造により得られる。こうし
た連結構造を採った例として特開昭55−60756号
公報に開示の技術がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記連結構
造のもとに大きな減速比を確保するには、リングギヤの
内径を極力大きくし、サンギヤの外径を極力小さくすれ
ばよい。しかし、リングギヤの内径は、車両の最低地上
高の確保など車両への搭載上の制限から自ずと限界があ
る。他方、サンギヤの外径についても強度保持上の制約
があり、特にモータとドライブ軸とを同軸構成とした場
合には、そのサンギヤの内部をドライブ軸が通るので、
この小径化も容易ではない。このように、径方向に制約
を受ける条件下で駆動装置内の油量を確保しようとする
と、プラネタリギヤが油溜りに浸かってしまい、油によ
る攪拌損失を増やし、プラネタリギヤの伝達効率が低下
する。
【0005】また、プラネタリギヤにおいて、入力部材
に連結されたサンギヤは、出力部材に連結されたキャリ
ヤに支持されたピニオンと噛み合うが、入力部材と出力
部材の回転中心にずれがあった場合、サンギヤとピニオ
ンの歯面の片当りによりギヤノイズの発生や耐久性低下
が生じる。特に、電気自動車では原動機のノイズが小さ
いため、ギヤノイズの低減に対する要求は厳しい。上記
回転中心のずれは、製造上無くすことは困難であるか
ら、こうした問題の発生を避けるには、サンギヤと入力
部材とを所定の遊びをもったスプライン嵌合により連結
することが望ましい。
【0006】こうした観点から上記特開昭55−607
56号公報に開示の技術をみると、この構造では、上記
遊びをもったスプライン嵌合が採られているものの、該
嵌合の位置がサンギヤの歯部に対して径方向内側とされ
ているため、サンギヤの外径が、その内部をドライブ軸
が通る入力部材の外径にスプライン嵌合部の肉厚とサン
ギヤの肉厚を加えた大きさになり、サンギヤの外径が大
きくなってしまい、大きな減速比を得ることが困難とな
る。
【0007】そこで、本発明は、ロータ軸とサンギヤと
を好適な構造で連結することにより、サンギヤとピニオ
ンとの良好な噛み合い状態を得て、ギヤノイズの低減、
耐久性の向上を図りながら、サンギヤの径を小さくする
ことにより1段のプラネタリギヤで大きなギヤ比を得
て、モータを小型化し、これによってコンパクトで且つ
効率の優れた電気自動車用駆動装置を提供することを主
たる目的とする。次に本発明は、上記の目的をモータと
差動装置とを同軸構成とした駆動装置において達成する
ことをより具体的な目的とする。さらに本発明は、サン
ギヤに働くスラスト力を利用した合理的なプラネタリギ
ヤ及び作動装置の支持構造を上記駆動装置において実現
することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、ケースの内側に固定されたステータと、
該ステータの径方向内側に配設されたロータと、該ロー
タに連結され、ケースに回転自在に支持されたロータ軸
とを有するモータと、前記ロータ軸と同軸に配設され、
モータの回転を減速して出力するプラネタリギヤとを備
える電気自動車用駆動装置において、前記プラネタリギ
ヤは、前記ロータ軸に連結するサンギヤと、ケースに固
定されたリングギヤと、ケースに回転自在に支持され、
前記サンギヤ及びリングギヤに噛合するピニオンを回転
自在に支持するキャリヤとを有し、前記サンギヤは、ピ
ニオンと噛合する歯部と、該歯部に軸方向に直列的に形
成されたスプライン連結部を有し、前記ロータ軸と軸方
向に近接して配設され、前記スプライン連結部を介して
前記ロータ軸と連結したことを特徴とする。上記電気自
動車用駆動装置は、前記モータ及びプラネタリギヤと同
軸に配設され、前記プラネタリギヤから出力される回転
を車両の左右輪に伝達する差動装置を備え、該差動装置
は、前記キャリヤと連結された差動小歯車軸と、該差動
小歯車軸に遊嵌された複数の差動小歯車と、該複数の差
動小歯車と噛合する一対の差動大歯車と、該一対の差動
大歯車に各々連結され、車両の左右輪へ回転を伝達する
一対のドライブ軸を有し、該一対のドライブ軸の一方
は、前記サンギヤ及びロータ軸内に挿通された構成とす
ることができる。前記サンギヤは、前記歯部をはす歯と
され、該歯部と前記スプライン連結部との間に段差部を
有し、該段差部と前記キャリヤとの間にスラストベアリ
ングが配設された構成とすることもできる。
【0009】
【発明の作用及び効果】本発明では、前記サンギヤは、
ピニオンと噛合する歯部と、該歯部に軸方向に直列的に
形成されたスプライン連結部を有し、前記ロータ軸と軸
方向に近接して配設され、前記スプラインの連結部を介
して前記ロータ軸と連結した構造としたので、サンギヤ
とピニオンの噛合部に対してスプライン連結部が軸方向
に並んだ形態となり、それによりサンギヤを必要最小限
の肉厚として、その外径を小さくすることができる。そ
して、特に差動装置の一対のドライブ軸の一方が前記サ
ンギヤ及びロータ軸内に挿通された構成を採る場合、上
記サンギヤとピニオンの噛合部に対してスプライン連結
部が軸方向に並んだ形態は、内外径を制約された条件下
でのサンギヤの肉厚の確保に一層顕著に役立つ。さら
に、前記サンギヤの歯部をはす歯とし、該歯部と前記ス
プライン連結部との間に段差部を形成し、該段差部と前
記キャリヤとの間にスラストベアリングを配設した構成
を採る場合、スラストベアリングの相対回転差を小さく
して該ベアリングにかかかる負荷を軽減することができ
る。
【0010】したがって本発明によれば、サンギヤとピ
ニオンとの良好な噛み合い状態を得て、ギヤノイズの低
減、耐久性の向上を図りながら、サンギヤの径を小さく
することにより1段のプラネタリギヤで大きなギヤ比を
得て、モータを小型化し、これによってコンパクトで且
つ効率の優れた電気自動車用駆動装置を提供することが
できる。また、サンギヤの歯をはす歯にした場合、サン
ギヤにはスラスト力が働くため、サンギヤの両側にスラ
ストベアリングを配設する必要があるが、本発明のサン
ギヤは、ケースに回転自在に支持されたロータ軸に近接
して配設しているので、サンギヤに働くスラスト力をロ
ータ軸を介してケースで受け止めることができる。した
がって、本来サンギヤの両側に配設されるべきスラスト
ベアリングを片側のみにすることができるので、構造が
簡素化できる。
【0011】
【実施例】以下、図面に沿い、本発明の実施例を説明す
る。先ず図1は本発明の電気自動車用駆動装置の第1実
施例を示す。この装置は、モータケースとギヤケースと
に分割されたケース10のモータケース側に固定された
ステータ21と、ステータ21の径方向内側に配設され
たロータ22と、ロータ22にスプライン連結され、ラ
ジアル及びスラスト力を支持する一対のボールベアリン
グ16,18でケース10に回転自在に支持されたロー
タ軸23とを有するモータ2と、ギヤケース側にロータ
軸23と同軸に配設され、モータ2の回転を減速して出
力するプラネタリギヤ3と、プラネタリギヤ3の出力を
本例において一方はロータ軸23内を通して、他方は直
接車両の左右輪に伝達する差動装置4とからなる電気自
動車用駆動装置1を構成している。
【0012】プラネタリギヤ3は、ロータ軸23に連結
するサンギヤ31と、ケース10のギヤケース側にラジ
アル方向への遊びを許容して回り止め固定されたリング
ギヤ32と、ケース10に回転自在に支持され、サンギ
ヤ31及びリングギヤ32に噛合するピニオン33を回
転自在に支持し、差動装置4に連結されたキャリヤ34
とを有する。サンギヤ31は、ピニオン33と噛合する
歯部311と、歯部311に軸方向に直列的に形成され
たスプライン連結部312を有し、ロータ軸23と軸方
向に近接して、本例において端部を当接させて配設さ
れ、スプライン連結部312を介してロータ軸23と連
結している。
【0013】差動装置4は、プラネタリギヤのキャリヤ
34と一体化された部分と、別体でこれにボルト止めさ
れた部分とからなる差動装置ケース40内に配設された
一対の差動大歯車41と、これらに噛合し、差動装置ケ
ース40にピン止めされた差動小歯車軸42に遊嵌され
た複数の差動小歯車43(図にその1つだけを示す)と
を備え、一方の差動大歯車41の軸孔には、ロータ軸2
3内を通して差動装置4の一方の出力をヨーク軸12を
介して一方の車輪に伝達するドライブ軸11の端部がス
プライン嵌合且つスナップリング止めされ、他方の差動
大歯車41の軸孔には、差動装置4の他方の出力を直接
他方の車輪に伝達するドライブ軸を兼ねるヨーク軸12
がスプライン嵌合且つスナップリング止めされている。
差動装置ケース40の一方の部分に形成された軸部は、
ボールベアリング15を介してケース10のギヤケース
側に支持され、キャリヤ34と一体化された他方の部分
はキャリヤ34に形成された軸部をボールベアリング1
3を介してケース10のサポート部に支持されている。
【0014】なお、図1において、符号19はドライブ
軸11をヨーク軸12にスプライン連結する連結スリー
ブを示し、該スリーブ19はその外端の外周をボールベ
アリングを介してケース10に支持され、内端側外周を
ニードルベアリングを介してロータ軸23の内周に支持
されている。また、符号17は駆動装置内の循環オイル
を回収するオイルパン、24はモータ2に3相交流電力
を給電するパワーケーブル、5は駆動装置各部の潤滑兼
冷却用のオイルをケース10に内において循環させるべ
くパーキンギヤ8のスリーブ81にギヤ連結されたオイ
ルポンプ、6はロータ22の回転位置を検出すべくオイ
ルポンプ軸に連結されたレゾルバ、7はオイルストレー
ナ及びレリーフ弁、8はパーキングギヤを示す。
【0015】ここで、上記スプライン連結部312とそ
れに関連する部分の構成について詳述する。ロータ軸2
3は、ボールベアリング18による支持部を越えてプラ
ネタリギヤ3の配設方向に延長されており、延長部の外
周にスプライン231を形成されている。サンギヤ31
は、歯部311をピニオン33に、スプライン連結部3
12をスリーブ81に支持され、ドライブ軸11は、一
端を差動大歯車41に、他端をロータ軸に支持され、そ
して、サンギヤ31は、ドライブ軸11との間にクリア
ランスを保ちながらドライブ軸11に遊嵌し、大径のス
プライン連結部312側端面を上記延長部端面に当接し
て配置されている。サンギヤ31の小径の歯部311と
大径のスプライン連結部312との間に形成された段差
部313に一方の肉厚のレースを当付けて、段差部31
3とキャリヤ34に形成された軸部端面との間にニード
ル形式のスラストベアリング14が配設されている。ロ
ータ軸23の上記延長部外周に形成されたスプライン2
31とスプライン連結部312の外周に形成されたスプ
ラインとにわたって、本例においてパーキングギヤ8の
スリーブ81がその内周スプラインを嵌合させて嵌挿さ
れており、スリーブ81の一端はスラストベアリング1
4の上記肉厚のレースに当接され、他端はボールベアリ
ング18のインナレースに当接されている。かくして、
ロータ軸23は、モータ2におけるステータ21とロー
タ22の間のエアギャップを精密に保つべく両ボールベ
アリング16,18を介してラジアル方向、スラスト方
向共に実質上遊びなく保持されるのに対して、サンギヤ
31は、ドライブ軸11に遊嵌し、ロータ軸23に対し
てラジアル方向に適度の遊びを保って保持されている。
【0016】上記のように構成された電気自動車用駆動
装置1では、モータ2のロータ22の回転が上記のよう
に軸位置を精密に位置決めされたロータ軸23からパー
キングギヤ8のスリーブ81を連結手段に利用してサン
ギヤ31とのスプライン連結部312に伝えられる。こ
のときスリーブ81の内周のスプラインとスプライン連
結部312の外周スプラインとの間の遊びにより、サン
ギヤ31は軸位置を精密に位置決めされたピニオン33
に対して歯面の片当りを生じないような軸位置に変位し
て回転する。かくしてサンギヤ31に伝達された回転
は、ケース10に回り止め固定されたリングギヤ32に
自転の反力を取るピニオン33の公転としてキャリヤ3
4に取り出され、それと一体化された差動装置ケース4
0を回転させる。プラネタリギヤ3のラジアル方向の支
持関係については、キャリヤ34がその軸方向両側をケ
ース10に位置決め支持された状態で回転し、サンギヤ
31とリングギヤ32は適宜調心しながら良好な噛み合
いを保って回転する支持状態が保たれる。これにより噛
み合い面の片当りによるノイズの発生が回避される。差
動装置ケース40の回転は、差動小歯車軸42及びそれ
に遊嵌された差動小歯車43を経て、一方で差動大歯車
41からそれにスプライン嵌合したドライブ軸11の回
転とされ、他方で差動大歯車41を経てそれにスプライ
ン嵌合したヨーク軸12(図に想像線で示す)の回転と
されて、最終的に図示しない左右輪に伝達され、車両の
駆動力とされる。
【0017】このような駆動装置の作動下で、はす歯歯
車とされたサンギヤ31に働くスラスト力は、図に矢印
で示す前進駆動時及び後進非駆動時には差動装置側(図
に実線矢印で示す右方)に働くが、このスラスト力は、
段差部313からスラストベアリング14、キャリヤ3
4を介してボールベアリング15で受け止められる。こ
れに対して、後進駆動時及び前進非駆動時には上記スラ
スト力は、逆向きにモータ側(図に点線矢印で示す左
方)に働くが、このスラスト力は、サンギヤ31に端面
が当接するロータ軸23にかかり、ボールベアリング1
6で受け止められる。
【0018】こうして上記第1実施例の駆動装置によれ
ば、連結構造に関しては、連結手段を構成するスリーブ
81の内周スプラインをスリーブ81を全通するスプラ
インとすることができるため、ブローチ加工等による高
能率の加工が可能となる利点が得られる。また、支持構
造に関しては、はす歯構成によりサンギヤ31にかかる
スラスト力の中、一方が上記にようにボールベアリング
15で受け止められるようにすることで、専用のスラス
トベアリングを片側のみとすることができるので、構造
を簡素化できる。そして、前進駆動時等のスラスト力
は、最終的には大型のボールベアリング15で支持さ
れ、このボールベアリング15の回転は、減速機による
減速後の回転とされた差動装置ケース40の回転と静止
状態のケース10の回転との相対回転となる。また上記
スラスト力は、中間的にはサンギヤ31の段差部313
とキャリヤ34との間に配設されたスラストベアリング
14で支持され、その回転は、サンギヤ31と減速機の
回転となるキャリヤ34との相対回転となる。したがっ
て、スラストベアリング14の回転は、スラスト力をケ
ースに直接支持するベアリングに比して低速回転となる
から、ボールベアリング15及びスラストベアリング1
4にかかる負荷は小さくなる。また、スラストベアリン
グ14は、サンギヤ34の外周でサンギヤ34の段差部
313とキャリヤに形成された軸部端面との間に配設さ
れるので、サンギヤ31の歯部端面と差動装置ケース4
0との間に配設する場合に比べて大径のベアリングとす
ることができ、ベアリングの容量を大きくすることがで
きる。しかも前進駆動時等のスラスト力がロータ軸23
のボールベアリング16に働かないようにしているの
で、前進駆動時に高速回転するロータ軸23を支持して
いるボールベアリング16の耐久性を確保することがで
きる。
【0019】次に、図2はサンギヤ31とロータ軸23
の連結構造を変更した第2実施例を示す。この例では、
上記第1実施例においてパーキンギヤ8のスリーブ81
をロータ軸23とサンギヤ31との連結に利用している
のに対して、スリーブ81をサンギヤ31と一体したも
のである。したがって、サンギヤ31のスプライン連結
部312Aとロータ軸23のスプライン231Aとは所
定の軸方向長さにわたって径方向にオーバラップした二
重軸構造となる。こうした構成は、部品点数の削減と組
立工程の簡素化に役立つ。なお、この例の場合、逆駆動
時等にサンギヤ31に働くスラスト力はボールベアリン
グ18のインナレース、ロータ軸23を介してボールベ
アリング16でケース10に支持される。
【0020】次に、図3はさらにサンギヤ31とロータ
軸23の連結構造を変更した第3実施例を示す。この例
では、サンギヤ31とロータ軸23とがサンギヤ31の
スプライン連結部312に形成された外周スプライン3
12Bとロータ軸23の端部に形成されたフォーク23
1Bとで連結されているため、スプライン連結部312
における両部材の肉厚の径方向の重なりが無い連結構造
とすることができる。この構成は、連結部における径方
向のスペースが制約された条件下で有効に機能する。
【0021】最後に、図4は本発明の電気自動車用駆動
装置の第4実施例を示す。この例は、プラネタリギヤ3
の支持構造に関して、キャリヤ34は、その反モータ配
設側(図において右方)をキャリヤ34と一体化された
差動装置ケース40を介してケース10にボールベアリ
ング15で支持され、モータ配設側(図において左方)
をケース10にラジアル方向の遊びなく位置決め固定さ
れたリングギヤ32で2点支持された構造が採られてい
る。なお、本例では、第1実施例のようにモータ2とプ
ラネタリギヤ3との間にオイルポンプが、またプラネタ
リギヤ3の径方向外側にレゾルバが配設されていないた
め、それらを含めた関連構成が除かれている点で前記第
1実施例の構成と相違するが、その余の構成について
は、実質的に同様なので、第1実施例の構成の説明の参
照をもって説明に代える。
【0022】このようにすると、キャリヤ34のモータ
配設側は、キャリヤ34に支持されたピニオン33のリ
ングギヤ32と噛み合いによる自動調心作用で、また、
サンギヤ31はピニオン33との噛み合いによる自動調
心作用で求心し、共にラジアル方向に位置決め支持を行
わなくても歯面の片当りのない良好な噛み合い状態を保
つ。こうした作用を利用することで、図1に示す第1実
施例とは異なり、キャリヤ34をモータ配設側で支持す
るボールベアリング13を無くすことができるので、そ
の分の軸方向寸法の短縮が可能となる利点が得られる。
【0023】以上、本発明を何れもモータ2とドライブ
軸11とを同軸とした、すなわちサンギヤ31内をドラ
イブ軸11が貫通する4つの実施例に基づき説明した
が、本発明は、そうした構成に適用して特に顕著な効果
を発揮するものの、この構成に限定されるものではな
く、同軸構成でない駆動装置に適用しても有効なもので
あり、この点を含めて本発明は、特許請求の範囲に記載
の範囲内で、必要に応じて適宜各部の具体的な構成を変
更して実施可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の電気自動車用駆動装置の第1実施例を
一部端面のみで示す全体断面図である。
【図2】本発明の第2実施例のスプライン連結部のみを
拡大して同様に一部端面のみで示す部分断面図である。
【図3】本発明の第3実施例のスプライン連結部のみを
拡大して同様に一部端面のみで示す部分断面図である。
【図4】本発明の第4実施例を一部端面のみで示す部分
断面図である。
【符号の説明】
1 電気自動車用駆動装置 2 モータ 3 プラネタリギヤ 4 差動装置 10 ケース 11 ドライブ軸 12 ヨーク軸(ドライブ軸) 14 スラストベアリング 21 ステータ 22 ロータ 23 ロータ軸 31 サンギヤ 32 リングギヤ 33 ピニオン 34 キャリヤ 41 差動大歯車 42 差動小歯車軸 43 差動小歯車 311 歯部 312 スプライン連結部 313 段差部

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ケースの内側に固定されたステータと、
    該ステータの径方向内側に配設されたロータと、該ロー
    タに連結され、ケースに回転自在に支持されたロータ軸
    とを有するモータと、 前記ロータ軸と同軸に配設され、モータの回転を減速し
    て出力するプラネタリギヤとを備える電気自動車用駆動
    装置において、 前記プラネタリギヤは、前記ロータ軸に連結するサンギ
    ヤと、ケースに固定されたリングギヤと、ケースに回転
    自在に支持され、前記サンギヤ及びリングギヤに噛合す
    るピニオンを回転自在に支持するキャリヤとを有し、 前記サンギヤは、ピニオンと噛合する歯部と、該歯部に
    軸方向に直列的に形成されたスプライン連結部を有し、
    前記ロータ軸と軸方向に近接して配設され、前記スプラ
    イン連結部を介して前記ロータ軸と連結したことを特徴
    とする電気自動車用駆動装置。
  2. 【請求項2】 前記モータ及びプラネタリギヤと同軸に
    配設され、前記プラネタリギヤから出力される回転を車
    両の左右輪に伝達する差動装置を備え、 該差動装置は、前記キャリヤと連結された差動小歯車軸
    と、 該差動小歯車軸に遊嵌された複数の差動小歯車と、 該複数の差動小歯車と噛合する一対の差動大歯車と、 該一対の差動大歯車に各々連結され、車両の左右輪へ回
    転を伝達する一対のドライブ軸を有し、 該一対のドライブ軸の一方は、前記サンギヤ及びロータ
    軸内に挿通された請求項1記載の電気自動車用駆動装
    置。
  3. 【請求項3】 前記サンギヤは、前記歯部をはす歯とさ
    れ、該歯部と前記スプライン連結部との間に段差部を有
    し、 該段差部と前記キャリヤとの間にスラストベアリングが
    配設された請求項1又は2記載の電気自動車用駆動装
    置。
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