JPH084679A - 油冷式圧縮機 - Google Patents
油冷式圧縮機Info
- Publication number
- JPH084679A JPH084679A JP13533894A JP13533894A JPH084679A JP H084679 A JPH084679 A JP H084679A JP 13533894 A JP13533894 A JP 13533894A JP 13533894 A JP13533894 A JP 13533894A JP H084679 A JPH084679 A JP H084679A
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- JP
- Japan
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- oil
- discharge temperature
- compressor
- temperature
- discharge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Applications Or Details Of Rotary Compressors (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】吸入状態を検知する、温度センサ１０や湿度セ
ンサ１１を吸い込み絞り弁２の前に設け、吐出状態は、
圧力センサ１４，温度センサ１３を油タンクに設けた。
更に、これらの信号を受けてドレンの発生しない吐出温
度を演算する制御盤と、これからの信号で動作する油量
調整弁１２を給油配管上に設置した。 【効果】吸入状態，吐出状態の変化にすばやく対応する
応答性が速く、ドレンの発生しない最適吐出温度制御が
できる。また、無負荷運転における油の噛み込み音を防
止できる。
ンサ１１を吸い込み絞り弁２の前に設け、吐出状態は、
圧力センサ１４，温度センサ１３を油タンクに設けた。
更に、これらの信号を受けてドレンの発生しない吐出温
度を演算する制御盤と、これからの信号で動作する油量
調整弁１２を給油配管上に設置した。 【効果】吸入状態，吐出状態の変化にすばやく対応する
応答性が速く、ドレンの発生しない最適吐出温度制御が
できる。また、無負荷運転における油の噛み込み音を防
止できる。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、圧縮途中に潤滑油を噴
射する油冷式圧縮機の油タンク内での水分の凝縮（ドレ
ンの発生）を抑制し、潤滑油中へのドレンの混入を防止
するのに好適な油冷式圧縮機に関する。
射する油冷式圧縮機の油タンク内での水分の凝縮（ドレ
ンの発生）を抑制し、潤滑油中へのドレンの混入を防止
するのに好適な油冷式圧縮機に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来は、特開昭51−58708 号公報の例の
ように、油冷却器と並列にバイパス配管と油温調節弁を
設け、油冷却器で冷却された潤滑油と冷却されない潤滑
油とを混合して圧縮機へ給油し、吐出温度を吐出温度セ
ンサの設定値に制御している。この例では圧縮機の運転
状態（圧力変化，負荷の変化）に応じた制御が充分では
ない。
ように、油冷却器と並列にバイパス配管と油温調節弁を
設け、油冷却器で冷却された潤滑油と冷却されない潤滑
油とを混合して圧縮機へ給油し、吐出温度を吐出温度セ
ンサの設定値に制御している。この例では圧縮機の運転
状態（圧力変化，負荷の変化）に応じた制御が充分では
ない。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】油タンク内でのドレン
の発生は吸入状態と、タンク内の圧力と温度により決定
される。従来技術は、温度のみを検知し、あらかじめ想
定した設定値で制御されているため、圧縮機の運転状態
が空気の使用量に応じて変化する点、すなわち、吸込絞
り弁による容量制御を行うと、圧力，温度が常に変化す
ることへの追従が充分ではない。また、バイパス配管に
よる混合の給油温度制御の為、応答が遅れる傾向にあ
る。このようにドレン発生を防止するには充分ではな
い。特に、吐出圧力が高い圧縮機では応答性を速くしな
いとドレンの発生を防止することが出来ない。
の発生は吸入状態と、タンク内の圧力と温度により決定
される。従来技術は、温度のみを検知し、あらかじめ想
定した設定値で制御されているため、圧縮機の運転状態
が空気の使用量に応じて変化する点、すなわち、吸込絞
り弁による容量制御を行うと、圧力，温度が常に変化す
ることへの追従が充分ではない。また、バイパス配管に
よる混合の給油温度制御の為、応答が遅れる傾向にあ
る。このようにドレン発生を防止するには充分ではな
い。特に、吐出圧力が高い圧縮機では応答性を速くしな
いとドレンの発生を防止することが出来ない。
【０００４】本発明の目的は、吸入状態（温度，湿度）
と圧縮機の容量制御時の吐出圧力や温度の変化に対して
応答性の速い吐出温度制御を行い、ドレンの発生を防止
することにある。
と圧縮機の容量制御時の吐出圧力や温度の変化に対して
応答性の速い吐出温度制御を行い、ドレンの発生を防止
することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】吸入状態を検知するため
に圧縮機の吸入側に温度センサ，湿度センサを設け、吐
出状態を検知するために圧力センサ，温度センサを設け
た。また、圧縮機への油量を制御する油量調整弁を給油
配管に取り付けた。更に、前記センサの信号を受け、ド
レン発生限界の吐出温度を計算し、油量調整弁を制御す
る制御盤を設置した。
に圧縮機の吸入側に温度センサ，湿度センサを設け、吐
出状態を検知するために圧力センサ，温度センサを設け
た。また、圧縮機への油量を制御する油量調整弁を給油
配管に取り付けた。更に、前記センサの信号を受け、ド
レン発生限界の吐出温度を計算し、油量調整弁を制御す
る制御盤を設置した。
【０００６】
【作用】吸入状態と、吐出状態の両者を検知してドレン
発生の限界温度を制御盤で計算し、限界温度以上となる
ように圧縮機への油量を調整する。この油量調整は圧縮
機給油配管上に設けた油量調整弁により行うため、従来
の混合方式と異なり吐出状態とすばやく連動し応答性が
速くなる。
発生の限界温度を制御盤で計算し、限界温度以上となる
ように圧縮機への油量を調整する。この油量調整は圧縮
機給油配管上に設けた油量調整弁により行うため、従来
の混合方式と異なり吐出状態とすばやく連動し応答性が
速くなる。
【０００７】
【実施例】本発明の実施例を図１を用いて説明する。
【０００８】図１は本発明の給油式スクリュー圧縮機の
フローを模式的に表現したものである。吸入空気７は吸
い込み絞り弁２を通り、圧縮機１で圧縮されて、冷却や
シールとして圧縮途中に噴射された油と共に油タンク３
に入る。ここで１次分離された油は油タンク３の下部に
溜り、油冷却器４で冷却され、油量調整弁１２を経て再
び圧縮機へ供給される。一方、圧縮空気は油分離エレメ
ントを通り調圧弁６，アフタークーラ５で冷却されて送
気される。吸入状態を検知する吸入温度センサ１０，湿
度センサ１１，吐出状態を検知する吐出温度センサ１
３，圧力センサ１４はそれぞれ、制御盤１５に接続され
ている。更に、油量調整弁１２も接続されている。今、
吸入温度が３０℃，湿度が８０％，吐出圧力１６kgｆ／
cm2 の例を考える。この場合、吐出温度はおよそ９０℃
以上でないとドレンが発生する。
フローを模式的に表現したものである。吸入空気７は吸
い込み絞り弁２を通り、圧縮機１で圧縮されて、冷却や
シールとして圧縮途中に噴射された油と共に油タンク３
に入る。ここで１次分離された油は油タンク３の下部に
溜り、油冷却器４で冷却され、油量調整弁１２を経て再
び圧縮機へ供給される。一方、圧縮空気は油分離エレメ
ントを通り調圧弁６，アフタークーラ５で冷却されて送
気される。吸入状態を検知する吸入温度センサ１０，湿
度センサ１１，吐出状態を検知する吐出温度センサ１
３，圧力センサ１４はそれぞれ、制御盤１５に接続され
ている。更に、油量調整弁１２も接続されている。今、
吸入温度が３０℃，湿度が８０％，吐出圧力１６kgｆ／
cm2 の例を考える。この場合、吐出温度はおよそ９０℃
以上でないとドレンが発生する。
【０００９】まず、起動時には吐出温度が９０℃以下の
ため給油量は潤滑と圧縮空気の冷却に必要な最低量とな
るよう油量調整弁が制御される。起動後空気を圧縮する
と共に吐出温度が上昇しこれを吐出温度センサ１３の信
号と、圧力センサ１４の信号を受けている制御盤がドレ
ンが発生しない吐出温度を演算し、油量調整弁を制御し
て目標の吐出温度になるよう圧縮機への油量を変化させ
ながら全負荷運転に達する。
ため給油量は潤滑と圧縮空気の冷却に必要な最低量とな
るよう油量調整弁が制御される。起動後空気を圧縮する
と共に吐出温度が上昇しこれを吐出温度センサ１３の信
号と、圧力センサ１４の信号を受けている制御盤がドレ
ンが発生しない吐出温度を演算し、油量調整弁を制御し
て目標の吐出温度になるよう圧縮機への油量を変化させ
ながら全負荷運転に達する。
【００１０】次に空気の使用量が減少して圧縮機が容量
制御し、負荷が働くなると吐出温度が低下して来る。こ
れを吐出温度センサ１３で検知し、その信号を制御盤が
受けて油量調整弁を制御して給油量を減少させ、吐出温
度が９０℃になるように動作する。更に空気の使用量が
減少して吸入空気を吸わない無負荷運転になると、これ
につけて給油量も減少させてドレンが出ないよう吐出温
度を保っていく。このような状態のときは吸入空気が無
く油のみが給油されると圧縮機は油の噛み込みにより騒
音が上昇する。しかしこの時に給油量を減少させるとこ
の噛み込み音を防止することができ、無負荷運転でも騒
音が高くなることが無い。
制御し、負荷が働くなると吐出温度が低下して来る。こ
れを吐出温度センサ１３で検知し、その信号を制御盤が
受けて油量調整弁を制御して給油量を減少させ、吐出温
度が９０℃になるように動作する。更に空気の使用量が
減少して吸入空気を吸わない無負荷運転になると、これ
につけて給油量も減少させてドレンが出ないよう吐出温
度を保っていく。このような状態のときは吸入空気が無
く油のみが給油されると圧縮機は油の噛み込みにより騒
音が上昇する。しかしこの時に給油量を減少させるとこ
の噛み込み音を防止することができ、無負荷運転でも騒
音が高くなることが無い。
【００１１】空気の使用量が増えてくると、無負荷運転
から負荷運転に移行し吐出温度が上昇するので、吐出温
度センサ１３が検知し、制御盤が油量調整弁の開度を変
えて給油量がアップされるよう制御する。こうして演算
した目標の吐出温度に保たれる。以上の例は負荷状態の
変化についての制御例であるが、実際の圧縮機は吸入状
態の吸入温度，湿度も変化するわけであり、その場合で
もこれらを検知した信号を制御盤が受けて適正な吐出温
度になるよう制御することができる。
から負荷運転に移行し吐出温度が上昇するので、吐出温
度センサ１３が検知し、制御盤が油量調整弁の開度を変
えて給油量がアップされるよう制御する。こうして演算
した目標の吐出温度に保たれる。以上の例は負荷状態の
変化についての制御例であるが、実際の圧縮機は吸入状
態の吸入温度，湿度も変化するわけであり、その場合で
もこれらを検知した信号を制御盤が受けて適正な吐出温
度になるよう制御することができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明によれば、圧縮機の吸入状態や負
荷の状態が変化しても常にドレンを発生させない状態を
維持して運転が可能である。
荷の状態が変化しても常にドレンを発生させない状態を
維持して運転が可能である。
【００１３】起動時には給油量を最小限に抑えるため、
圧縮機の起動時にかかる負荷軽減ができモータの起動ト
ルクが小さくできる。
圧縮機の起動時にかかる負荷軽減ができモータの起動ト
ルクが小さくできる。
【００１４】無負荷運転時に給油量を減少させるため歯
噛み込み音の防止ができる。
噛み込み音の防止ができる。
【図１】本発明の油冷式圧縮機の系統図。
１…圧縮機、２…吸い込み絞り弁、３…油タンク、４…
油冷却器、５…アフタークーラ、６…調圧弁、７…吸入
空気、１０…吸入温度センサ、１１…湿度センサ、１２
…油量調整弁、１３…吐出温度センサ、１４…圧力セン
サ、１５…制御盤。
油冷却器、５…アフタークーラ、６…調圧弁、７…吸入
空気、１０…吸入温度センサ、１１…湿度センサ、１２
…油量調整弁、１３…吐出温度センサ、１４…圧力セン
サ、１５…制御盤。
Claims (1)
- 【請求項１】空調を圧縮する圧縮機，圧縮空気中の油分
を分離する油タンク，潤滑油を冷却する油冷却器，吸入
空気量を制御する吸込絞り弁とからなる油冷式圧縮機に
おいて、吸入する空気の温度と湿度を検知するセンサ
と、あるいは、温度センサのみと、前記圧縮機の出口の
温度と圧力を検知する温度センサ，圧力センサ，圧縮途
中に給油する油量を制御する油量調整弁、およびこれら
の信号を受ける制御盤を有して、吸入温度，湿度および
その時の前記圧縦機の吐出圧力から水分の凝縮しない吐
出温度を制御盤で演算し、油量調整弁を制御して油量を
コントロールし、目標の吐出温度にして、前記油タンク
内での水分の凝縮を防止することを特徴とする油冷式圧
縮機。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13533894A JPH084679A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 油冷式圧縮機 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13533894A JPH084679A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 油冷式圧縮機 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH084679A true JPH084679A (ja) | 1996-01-09 |
Family
ID=15149441
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13533894A Pending JPH084679A (ja) | 1994-06-17 | 1994-06-17 | 油冷式圧縮機 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH084679A (ja) |
Cited By (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7094037B2 (en) | 2002-06-03 | 2006-08-22 | Kobe Steel, Ltd. | Oil-cooled compressor |
| JP2014088876A (ja) * | 2008-03-31 | 2014-05-15 | Atlas Copco Airpower Nv | 液体注入式圧縮機要素部の冷却方法及びこのような方法が適用される液体注入式圧縮機要素部 |
| KR20140126719A (ko) * | 2012-02-29 | 2014-10-31 | 아틀라스 캅코 에어파워, 남로체 벤누트삽 | 압축 장치 및 이러한 압축 장치를 제어하기 위한 방법 |
| KR20170070053A (ko) * | 2014-09-19 | 2017-06-21 | 아틀라스 캅코 에어파워, 남로체 벤누트삽 | 오일 분사식 압축기 디바이스를 제어하기 위한 방법 |
| EP2527656B1 (en) | 2011-05-24 | 2018-02-21 | Clark Equipment Company | Method for calculating the probability of moisture build-up in a compressor |
| WO2019049415A1 (ja) * | 2017-09-06 | 2019-03-14 | 株式会社日立製作所 | 給油式空気圧縮機 |
| CN113266566A (zh) * | 2021-06-07 | 2021-08-17 | 无锡锡压压缩机有限公司 | 一种喷油螺杆空气压缩机的恒湿度控制***及其控制方法 |
-
1994
- 1994-06-17 JP JP13533894A patent/JPH084679A/ja active Pending
Cited By (13)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7094037B2 (en) | 2002-06-03 | 2006-08-22 | Kobe Steel, Ltd. | Oil-cooled compressor |
| JP2014088876A (ja) * | 2008-03-31 | 2014-05-15 | Atlas Copco Airpower Nv | 液体注入式圧縮機要素部の冷却方法及びこのような方法が適用される液体注入式圧縮機要素部 |
| US10927836B2 (en) | 2008-03-31 | 2021-02-23 | Atlas Copco Airpower, Naamloze Vennootschap | Method for cooling a liquid-injected compressor element and liquid-inject compressor element for applying such a method |
| EP2527656B1 (en) | 2011-05-24 | 2018-02-21 | Clark Equipment Company | Method for calculating the probability of moisture build-up in a compressor |
| CN104246224A (zh) * | 2012-02-29 | 2014-12-24 | 阿特拉斯·科普柯空气动力股份有限公司 | 压缩机装置和控制该压缩机装置的方法 |
| JP2015511739A (ja) * | 2012-02-29 | 2015-04-20 | アトラス コプコ エアーパワー, ナームローゼ フェンノートシャップATLAS COPCO AIRPOWER, naamloze vennootschap | 圧縮機デバイス及びそのような圧縮機デバイスを制御する方法 |
| US10145485B2 (en) | 2012-02-29 | 2018-12-04 | Atlas Copco Airpower, Naamloze Vennootschap | Compressor device and method for controlling such a compressor device |
| KR20140126719A (ko) * | 2012-02-29 | 2014-10-31 | 아틀라스 캅코 에어파워, 남로체 벤누트삽 | 압축 장치 및 이러한 압축 장치를 제어하기 위한 방법 |
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| WO2019049415A1 (ja) * | 2017-09-06 | 2019-03-14 | 株式会社日立製作所 | 給油式空気圧縮機 |
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| US11047390B2 (en) | 2017-09-06 | 2021-06-29 | Hitachi, Ltd. | Oil feed type air compressor |
| CN113266566A (zh) * | 2021-06-07 | 2021-08-17 | 无锡锡压压缩机有限公司 | 一种喷油螺杆空气压缩机的恒湿度控制***及其控制方法 |
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