JPH084619Y2 - 回転検出センサ - Google Patents

回転検出センサ

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JPH084619Y2
JPH084619Y2 JP1985070686U JP7068685U JPH084619Y2 JP H084619 Y2 JPH084619 Y2 JP H084619Y2 JP 1985070686 U JP1985070686 U JP 1985070686U JP 7068685 U JP7068685 U JP 7068685U JP H084619 Y2 JPH084619 Y2 JP H084619Y2
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JP
Japan
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electric signal
signal generating
case
void
generating portion
Prior art date
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JP1985070686U
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JPS61187460U (ja
Inventor
順治 福代
真佐樹 広田
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Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
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  • Transmission And Conversion Of Sensor Element Output (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のスピードメータ等に使用する回転
検出センサに係り、特に、外部から回転駆動される回転
軸と、この回転軸に固定された回転体と、この回転体の
回転を検出しこの回転の検出に応じて回転に応じた周期
のパルス信号を発生し出力する電気信号発生部と、回転
軸、回転体及び電気信号発生部を収容するケースとを備
え、ケースが、互いに突き合わされる突き合わせ部に形
成された相互位置決め用の噛み合い段部と、回転軸の両
端を回転自在にそれぞれ保持する底部とをそれぞれ有
し、突き合わせによって回転軸、回転体及び電気信号発
生部を収容する空所を形成する上下ケースからなり、上
下ケースが形成する空所に収容した電気信号発生部をモ
ールド剤により保護するようにした回転検出センサに関
するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の回転検出センサとして、第3図に示す
ような構成のものが知られている。
すなわち、1は上ケース、2は下ケースであって、該
ケース内に回転軸3、回転軸3に固定された回転体4、
その電気信号発生部5,6およびこれを保護収容するモー
ルド剤7を収容するとともに両ケース1,2間にパッキン
8を介在させている。なお、2′は電気信号発生部5,6
とこれを保護するためのモールド剤7とを収容する空間
を形成する内壁である。
上,下ケース1,2はその底部において回転軸3の両端
部を回転自在に保持している。そして、軸芯のズレを防
止するためにその突き合わせ部すなわちパッキン8の収
容部分には、相互に位置決め用の噛み合い段部(凹凸
部)1a,2aを設け、位置ズレが起きないようにしてあ
る。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上述した構成の回転検出センサにおいて、上下ケース
の突き合わせ部にパッキン8を設けなければならない理
由は、電気信号発生部5,6を保護するためのモールド剤
7の充填を上下ケース1,2を突き合わせる前に行われる
ようになっていて、モールド剤7による突き合わせ部の
シールが不可能であるからである。しかし、このような
パッキン8を突き合わせ部に装着しなければならない構
成の場合には、第4図の拡大図に示すように、センサ全
体の大きさが制限されていること、およびその軽量化の
要請から、噛み合い部分の肉厚(t=a+b)を十分大
きくとれないため、次のような問題があった。
a寸法が小さいと、パッキン8の受座1b、したがって
パッキン8自体も小さくなって、その取扱や組付性が悪
く、ケースからはずれてシール性がなくなる。
逆に、b寸法が小さいと、c寸法との関係からc/b値
が大となり、噛み合い部分の強度が低下し、ケース破損
の原因となる。
また、c,d寸法およびパッキン厚のバラツキによって
パッキンつぶし代が大きく変動し、シール性に対する信
頼度が低下する。
よって本考案は、上述した従来の問題点を解決し、構
造が簡単で確実なシール性の得られる回転検出センサを
提供することを目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的を達成するため本考案により成された回転検
出センサは、外部から回転駆動される回転軸と、該回転
軸に固定された回転体と、該回転体の回転を検出し該検
出に応じて回転に応じた周期のパルス信号を発生し出力
する電気信号発生部と、前記回転軸、前記回転体及び前
記電気信号発生部を収容するケースとを備え、前記ケー
スが、互いに突き合わされる突き合わせ部に形成された
相互位置決めの用の噛み合い段部と、前記回転軸の両端
を回転自在にそれぞれ保持する底部とをそれぞれ有し、
突き合わせによって前記回転軸、前記回転体及び前記電
気信号発生部を収容する空所を形成する上下ケースから
なり、前記空所に収容した前記電気信号発生をモールド
剤により保護するようにした回転検出センサにおいて、
前記上下ケースの底部間に挟まれて設けられ前記空所を
前記回転軸及び前記回転体を収容する部分と前記電気信
号発生部を収容する部分とに二分する内部ケースを更に
備え、前記上下ケースの一方の底部に、前記電気信号発
生部を収容する空所部分にモールド剤を注入するための
注入口を形成し、該注入口から前記空所部分を満たすよ
うに注入したモールド剤により前記電気信号発生部を保
護すると共に前記噛み合い段部をシールしたことを特徴
としている。
〔作用〕
上記構成によれば、上下ケースの底部間に内部ケース
を挟んで設け、この内部ケースにより回転軸、回転体及
び電気信号発生部を収容する空所を、回転軸及び回転体
を収容する部分と電気信号発生部を収容する部分とに二
分している。そして、上下ケースの一方の底部に、電気
信号発生部を収容する空所部分にモールド剤を注入する
ための注入口を形成し、この注入口から空所部分を満た
すように注入したモールド剤により電気信号発生部を保
護すると共に噛み合い段部をシールしている。
従って、突き合わせ部の互いに噛み合い段部にパッキ
ン受座を設けなくても上下ケースにより形成される空所
のシールが確実に得られ、これに伴って位置決め噛み合
い段部の肉厚を略等しく二分できるようになるので、強
度上不安定部分がなくなる。
〔実施例〕
本考案の一実施例を図面を参照して説明すると、第1
図において、9は上ケース、10は下ケースであって、両
ケース内に回転軸3及び回転体4を収容するのは、従来
と同様であるが、下ケース10の底部と上ケース9の底部
との間に内部ケース11が挟まれて保持されている。この
内部ケース11は回転軸3及び回転体4を囲むように設け
られ、回転軸3及び回転体4と検出部5及び電子回路部
6で構成される電気信号発生部とを分離した構造となっ
ており、この電気信号発生部は上ケース9の底部に設け
た注入口12からモードル剤7を注入して保護固定されて
いる。そして、上ケース9と下ケース10の突き合わせ部
には、互に位置決め用の噛み合い段部9a,10aを上記モー
ルド剤7の注入範囲内に位置するように設けてある。
この噛み合い段部9a,10aは第2図に示すように、a寸
法とb寸法とがほぼ等しく、ケースの肉厚tをほぼ二分
した寸法となっている。
なお、回転体4はたとえば円周方向に多極着磁された
マグネットで構成され、マグネットの磁極をホール素子
などから成る検出部5で検出し、電子回路部6により信
号処理し、図示しない出力線により、〔回転軸3の回転
数×回転体4の磁極数〕のパルス信号を出力するように
なっている。
以上の実施例から明らかなように、本考案では両ケー
ス9,10の突き合わせ部がモールド剤7の注入範囲に位置
しているため、シールパッキンは不要であり、モールド
剤7と両ケース9,10とが一体に結合されるから外部から
の油や水の浸入のおそれがない。また、上記突き合わせ
部である位置決め用の噛み合い段部は、その肉厚を二分
した寸法にとれるから、c/b値(第2図,第4図参照)
が小さくなり、相対的に強度が向上し、従来のように不
安定部がなくなり、ケース全体を薄肉にできる。
さらに、本実施例のように、ケース9,10間に内部ケー
ス11を設ければ、回転軸3のミッション側からの油や水
の浸入が防止され、電気信号発生部の寿命が長くなる。
また、両ケースの噛み合い段部の強度が増強されるか
ら、組付性が向上し、コスト低減に寄与する。
〔考案の効果〕
以上説明したように本考案によれば、内部ケースの付
加と注入口の形成という簡単な構成により、電気信号発
生部を保護するモールド剤により二つのケースの位置決
め噛み合わせ段部をシールするようにしているので、パ
ッキン及びその受座を設けなくてもよくなって、それだ
け突き合わせ部の強度を大きくできると共に組付性が向
上し、かつコスト低減にも寄与するようになる。しか
も、付き合わせ部の強度上不安定部分がなくなるので、
ケース全体を肉薄にすることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す回転センサの断面図、
第2図はその噛み合い段部の拡大説明図、第3図は従来
の回転センサの断面図、第4図はその噛み合い段部の拡
大説明図である。 3…回転軸、4…回転体、5…検出部、6…電子回路
部、7…モールド剤、9…上ケース、10…下ケース、11
…内部ケース、12…注入口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】外部から回転駆動される回転軸と、該回転
    軸に固定された回転体と、該回転体の回転を検出し該検
    出に応じて回転に応じた周期のパルス信号を発生し出力
    する電気信号発生部と、前記回転軸、前記回転体及び前
    記電気信号発生部を収容するケースとを備え、前記ケー
    スが、互いに突き合わされる突き合わせ部に形成された
    相互位置決め用の噛み合い段部と、前記回転軸の両端を
    回転自在にそれぞれ保持する底部とをそれぞれ有し、突
    き合わせによって前記回転軸、前記回転体及び前記電気
    信号発生部を収容する空所を形成する上下ケースからな
    り、前記空所に収容した前記電気信号発生部をモールド
    剤により保護するようにした回転検出センサにおいて、 前記上下ケースの底部間に挟まれて設けられ前記空所を
    前記回転軸及び前記回転体を収容する部分と前記電気信
    号発生部を収容する部分とに二分する内部ケースを更に
    備え、 前記上下ケースの一方の底部に、前記電気信号発生部を
    収容する空所部分にモールド剤を注入するための注入口
    を形成し、 該注入口から前記空所部分を満たすように注入したモー
    ルド剤により前記電気信号発生部を保護すると共に前記
    噛み合い段部をシールした ことを特徴とする回転検出センサ。
JP1985070686U 1985-05-15 1985-05-15 回転検出センサ Expired - Lifetime JPH084619Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1985070686U JPH084619Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15 回転検出センサ

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JP1985070686U JPH084619Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15 回転検出センサ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61187460U JPS61187460U (ja) 1986-11-21
JPH084619Y2 true JPH084619Y2 (ja) 1996-02-07

Family

ID=30607490

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1985070686U Expired - Lifetime JPH084619Y2 (ja) 1985-05-15 1985-05-15 回転検出センサ

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Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2527301Y2 (ja) * 1991-05-10 1997-02-26 矢崎総業株式会社 回転検出装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6035895Y2 (ja) * 1980-05-21 1985-10-24 自動車電機工業株式会社 回転検出機の軸構造
JPS6017738Y2 (ja) * 1980-10-24 1985-05-30 日本精機株式会社 回転検出装置
JPS5910066U (ja) * 1982-07-12 1984-01-21 カルソニックカンセイ株式会社 回転検出装置

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JPS61187460U (ja) 1986-11-21

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