JPH0846048A - 半導体素子の冗長回路の製造方法 - Google Patents

半導体素子の冗長回路の製造方法

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JPH0846048A
JPH0846048A JP17430494A JP17430494A JPH0846048A JP H0846048 A JPH0846048 A JP H0846048A JP 17430494 A JP17430494 A JP 17430494A JP 17430494 A JP17430494 A JP 17430494A JP H0846048 A JPH0846048 A JP H0846048A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ヒューズ上の絶縁膜の膜減りを低減をすると
ともに、ヒューズのレーザーリペア時のクラックの発生
及び隣接配線とのショートを防止し得る半導体素子の冗
長回路の製造方法を提供する。 【構成】 多層アルミニウム合金膜配線構造の半導体素
子の冗長回路の製造方法において、ヒューズ22を形成
する工程と、CVD酸化膜(第1の絶縁膜)23を生成
する工程と、このヒューズ22上にダミーアルミニウム
合金膜(ストッパ膜)25及び第1層アルミニウム合金
膜配線24を形成する工程と、層間膜(第2の絶縁膜)
26を生成する工程と、第2層アルミニウム合金膜配線
27を形成する工程と、ヒューズウインドウより外側に
なるように層間膜26をストッパ膜25をストッパ膜と
してエッチングし、絶縁膜除去ウインドウを形成する工
程と、露出したストッパ膜25をエッチングする工程
と、パッシベーション膜29を生成し、ヒューズウイン
ドウ31の形成を行う工程とを施す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、半導体素子における冗
長回路に係り、特に、その冗長回路のヒューズの製造方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、このような分野の先行技術として
は、例えば、以下に示すようなものがあった。図2はか
かる従来の半導体素子における冗長回路の製造工程断面
図、図3はその半導体素子における冗長回路の平面図で
ある。
【0003】まず、図2(a)に示すように、1は基板
であり、この基板1上にヒューズ2、CVD酸化膜3、
第1層アルミニウム合金膜配線4、層間膜5、第2層ア
ルミニウム合金膜配線6、パッシベーション膜7を設
け、その上にヒューズウインドウを形成するためにパタ
ーニングされたレジスト8を形成する。そこで、レジス
ト8をマスクとしてパッシベーション膜7及び層間膜5
をエッチングして、図2(b)に示すように、ヒューズ
ウインドウ9を形成する。
【0004】このように、従来の半導体素子の冗長回路
は、図3に示すように、パッシベーション膜(窒化膜)
7のヒューズパターンを形成し、これをレーザーにより
切断するものであった。しかし、近年、アルミニウム合
金膜配線の多層化により、アルミニウム合金膜配線間に
層間膜として、CVD酸化膜(SOGも含む)が必要と
なり、この酸化膜は高温の熱処理が施されていないた
め、図2(b)に示すように、水分の吸収が生じ、結果
として、アルミニウム合金膜配線4,6が腐食するとい
った問題があった。
【0005】現在、このような問題の対策として、図4
に示すような工程を施すようにしている。すなわち、図
4(a)に示すように、パッシベーション膜生成前に、
ヒューズウインドウを形成するために、パターニングさ
れたレジスト10を形成して、図4(b)に示すよう
に、アルミニウム合金膜配線4,6間の層間膜5を除去
する工程(絶縁膜除去ウインドウ工程)を設け、水分吸
収を起こす膜を除去する。
【0006】次に、図4(c)に示すように、窒化膜か
らなるパッシベーション膜11を生成し、ヒューズウイ
ンドウを形成するためにパターニングされたレジスト1
2を形成し、図4(d)に示すように、ヒューズウイン
ドウ13の形成を行い、水分吸収を起こす膜を窒化膜か
らなるパッシベーション膜11で覆うようにしている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来の冗長回路としてのヒューズでは、アルミニウム
合金膜配線間の層間膜エッチング時に、アルミニウム合
金膜配線間の層間膜だけでなく、第1層アルミニウム合
金膜配線の下の酸化膜(BPSG等)の膜減りが生じ
る。更に、ヒューズウインドウ形成時の窒化膜エッチン
グの際にも、オーバーエッチングにより、膜減りが発生
するため、ヒューズ上の酸化膜の膜減りが大きいという
問題が生じる。
【0008】このヒューズ上の酸化膜の膜減りにより、
ヒューズのレーザーリペア時に、ヒューズ上の酸化膜が
薄いことにより、図3に示すように、クラック14が発
生したり、ヒューズ上の酸化膜が無い(配線表面の露
出)場合には、レーザーで切断された破片による隣接配
線とのショートの問題が発生する。本発明は、上記問題
点を解決するために、ヒューズ上の絶縁膜の膜減りを低
減するとともに、ヒューズのレーザーリペア時のクラッ
クの発生及び隣接配線とのショートを防止し得る半導体
素子の冗長回路の製造方法を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、 (1)多層アルミニウム合金膜配線構造の半導体素子の
冗長回路の製造方法において、ヒューズ(22)を形成
する工程と、第1の絶縁膜(23)を生成する工程と、
前記ヒューズ(22)上にダミーアルミニウム合金膜
(25)及び第1層アルミニウム合金膜配線(24)を
形成する工程と、第2の絶縁膜(26)を生成する工程
と、第2層アルミニウム合金膜配線(27)を形成する
工程と、ヒューズウインドウより外側になるように前記
第2の絶縁膜(26)を前記ダミーアルミニウム合金膜
(25)をストッパ膜としてエッチングし、絶縁膜除去
ウインドウを形成する工程と、露出した前記ダミーアル
ミニウム合金膜(25)をエッチングする工程と、パッ
シベーション膜(29)を生成し、ヒューズウインドウ
(31)の形成を行う工程とを施すようにしたものであ
る。
【0010】(2)多層アルミニウム合金膜配線構造の
半導体素子の冗長回路の製造方法において、ヒューズ
(42)を形成する工程と、第1の絶縁膜(43)を生
成する工程と、前記ヒューズ(42)のレーザーリペア
部となる箇所を囲むようにダミーパターン(46)を形
成する工程と、第2の絶縁膜(47)を形成する工程
と、第1層アルミニウム合金膜配線(48)を形成する
工程と、第3の絶縁膜(49)を生成する工程と、第2
層アルミニウム合金膜配線(50)を形成する工程と、
前記ダミーパターン(46)が境界になるように第3の
絶縁膜(49)をエッチングして絶縁膜除去ウインドウ
を形成する工程と、パッシベーション膜(51)を生成
し、ヒューズウインドウ(52)の形成を行う工程とを
施すようにしたものである。
【0011】(3)多層アルミニウム合金膜配線構造の
半導体素子の冗長回路の製造方法において、複数の並行
したヒューズ(62A,62B)を形成する工程と、第
1の絶縁膜(63)を生成する工程と、前記各ヒューズ
のレーザーリペア部となる箇所を囲むようにダミーパタ
ーン(66)を形成する工程と、第2の絶縁膜(67)
を生成する工程と、第1層アルミニウム合金膜配線(6
8)を形成する工程と、第3の絶縁膜(69)を生成す
る工程と、第2層アルミニウム合金膜配線(70)を形
成する工程と、前記ダミーパターン(66)の内最も外
側のダミーパターンが境界になるように第3の絶縁膜
(69)をエッチングして絶縁膜除去ウインドウを形成
する工程と、パッシベーション膜(71)を生成し、ヒ
ューズウインドウ(72)の形成を行う工程とを施すよ
うにしたものである。
【0012】(4)前記複数の並行したヒューズ(8
1,82)の両側にそれぞれに並行する2本のダミーパ
ターン(83,84:85,86)を形成するようにし
たものである。
【0013】
【作用】本発明によれば、上記(1)のように、アルミ
ニウム合金膜配線の層間膜をエッチングするパターンの
下に、ダミーアルミニウム合金膜をストッパ膜として形
成することにより、ヒューズ上の酸化膜の膜減りを低減
させ、ヒューズ表面が露出するのを防止することができ
る。
【0014】また、上記(2)のように、アルミニウム
合金膜配線の層間膜エッチングパターンの境界にオーバ
ーラップするように、ダミーパターンを形成することに
より、層間膜エッチング時のエッチング量を低減するこ
とができ、ヒューズ上の酸化膜の膜減りを低減すること
ができる。更に、上記(3)のように、ヒューズの横に
隣接するように、ダミーパターンを形成し、段差を作る
ことにより、ヒューズ(配線)上に熱処理(BPSGフ
ロー)時にBPSGが流れ込み、ヒューズ上の酸化膜の
膜厚を厚くすることができ、従来技術に比べて、ヒュー
ズ表面露出マージンの増加を図ることができる。
【0015】また、上記(4)のように、ヒューズの両
側にダミーパターンが隣接することで、レーザーリペア
によりヒューズからクラックが発生した場合に、クラッ
クの隣のヒューズへの広がりを防止することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1は本発明の第1実施例を示す半導
体装置の冗長回路としてのヒューズの製造工程断面図で
ある。 (1)まず、図1(a)に示すように、基板21上にヒ
ューズ22、CVD酸化膜23を形成し、第1層アルミ
ニウム合金膜配線24の形成時に、ホトリソ/エッチン
グにより、層間膜(酸化膜)エッチング時のストッパ膜
(ダミーアルミニウム合金膜)25を形成し、層間膜
(酸化膜)26、ホトリソ/エッチングにより第2層ア
ルミニウム合金膜配線27、ヒューズウインドウを形成
するためにパターニングされたレジスト28を形成す
る。
【0017】(2)次に、図1(b)に示すように、
平行平板型エッチャーを用い、圧力1.0Torr,C
4 /CHF3 /Ar=80/80/800SCCM,
RFパワー800Wの条件にて層間膜26のエッチング
を行う〔層間膜の厚み(A)がエッチングされる〕。次
に、有磁場マイクロ波エッチャーを用い、圧力10m
Torr,BCl3/Cl2 =40/60SCCM,R
Fパワー70Wの条件にてストッパ膜(ダミーアルミニ
ウム合金膜)25のエッチングを行う。ここで、ストッ
パ膜はその両端部25aが残される〔ストッパ膜の厚み
(B)がエッチングされる〕。
【0018】ここで、上記において、層間膜(酸化
膜)26/ストッパ膜(ダミーアルミニウム合金膜)2
5のエッチングレート比は50以上あり、ストッパ膜
(ダミーアルミニウム合金膜)25の膜減りは問題にな
らない。また、上記において、アルミニウム合金膜2
5/CVD酸化膜23のエッチングレート比は10程度
あり、CVD酸化膜23の膜減りは1000Å程度に抑
制できる。
【0019】(3)次に、図1(c)に示すように、パ
ッシベーション膜(窒化膜)29を常圧CVDにより、
8000Å程度生成し、ヒューズウインドウの形成のた
めのパターニングされたレジスト30を形成する。 (4)次いで、図1(d)に示すように、パッシベーシ
ョン膜(窒化膜)29のエッチングによるヒューズウイ
ンドウ31の形成を行う。ここで、そのパッシベーショ
ン膜(窒化膜)29のエッチングは、圧力210mTo
rr、SF6 /O2 =30/5SCCM、RFパワー1
60Wの条件により行う。
【0020】図5は本発明の第2実施例を示す半導体装
置の冗長回路としてのヒューズの製造工程断面図、図6
はそのヒューズの平面図である。 (1)まず、図5(a)に示すように、基板41上にヒ
ューズ42、CVD酸化膜43を形成し、その上にアル
ミニウム合金膜配線間の層間膜をエッチングするための
パターンの境界をオーバーラップするように、ダミーパ
ターンを形成するダミー膜44を形成し、その上にレジ
スト45を形成する。
【0021】(2)次に、図5(b)に示すように、ダ
ミーパターン46をホトリソ/エッチングにより形成し
た〔図6(a)参照〕後、CVD酸化膜(NSG,BP
SG)47を生成し、熱処理を行い、第1層アルミニウ
ム合金膜を生成後、ホトリソ/エッチングにより、第1
層アルミニウム合金膜配線48を形成する。その後、層
間膜49を生成し(CVD酸化2000Å,SOG塗布
2700Å,CVD酸化5500Å)、第2層アルミニ
ウム合金膜を生成し、ホトリソ/エッチングにより、第
2層アルミニウム合金膜配線50を形成する。なお、ア
ルミニウム合金膜配線48と50間の層間膜49の生成
において、第1層アルミニウム合金膜配線48の段差を
平坦化するため、SOG,O3 TEOS等の平坦化膜を
用いる。
【0022】よって、ダミーパターン上は段差の上部に
なるため、層間膜49は第2の従来技術の場合よりも薄
く堆積する。例えば、ダミーパターンの膜厚が3000
Åあった場合には、2000Å程度薄くなる。 (3)次に、図5(c)に示すように、アルミニウム合
金膜配線の層間膜49のエッチング(ホトリソ/エッチ
ング)を行う〔図6(b)参照〕。
【0023】この時、パターン境界線Aのアルミニウム
合金膜配線間の層間膜49の膜厚は、従来技術よりも薄
いため、必要エッチング量も少なくなり、ヒューズ42
上の酸化膜の膜減り量が低減できる。 (4)次に、図5(d)に示すように、パッシベーショ
ン膜(窒化膜)51を生成した後に、ホトリソ/エッチ
ングにより、ヒューズウインドウ52を形成する。
【0024】このように、アルミニウム合金膜配線の層
間膜エッチングパターンの境界にオーバーラップするよ
うに、ダミーパターンを形成することにより、層間膜エ
ッチング時のエッチング量を低減することができ、ヒュ
ーズ上の酸化膜の膜減りを低減することができる。図7
は本発明の第3実施例を示す半導体装置の冗長回路とし
てのヒューズの製造工程断面図、図8はそのヒューズの
平面図である。
【0025】まず、図7(a)に示すように、基板61
上に、ヒューズ62B、CVD酸化膜63を形成し、そ
の上にアルミニウム合金膜配線間の層間膜をエッチング
するパターンの境界をオーバーラップするように、ダミ
ーパターンを形成するダミー膜64を形成し、その上に
レジスト65を形成する。 (2)次に、図7(b)に示すように、ヒューズの両側
に隣接するように、ダミーパターン66をホトリソ/エ
ッチングにより形成した後、CVD酸化膜(NSG,B
PSG)67を生成し、熱処理を行い、第1層アルミニ
ウム合金膜を生成後、ホトリソ/エッチングにより、第
1層アルミニウム合金膜配線68を形成する。その後、
層間膜69を生成し(CVD酸化2000Å,SOG塗
布2700Å,CVD酸化5500Å)、第2層アルミ
ニウム合金膜を生成し、ホトリソ/エッチングにより、
第2層アルミニウム合金膜配線70を形成する。なお、
アルミニウム合金膜配線68と70間の層間膜69の生
成において、第1層アルミニウム合金膜配線68の段差
を平坦化するためSOG,O3 TEOS等の平坦化膜を
用いる。
【0026】よって、ダミーパターン上は段差の上部に
なるため、層間膜69は第2の従来技術の場合よりも薄
く堆積する。例えば、ダミーパターンの膜厚が3000
Åあった場合には、2000Å程度薄くなる。ここで、
明らかなように、ダミーパターンがあるため、ヒューズ
62Bは段差の谷(ダミーパターン上が山)となる。
【0027】よって、熱処理時にBPSG膜が流れ、配
線(ヒューズ)上の膜は、図4に示す従来技術と比較し
て、厚くなる。 (3)次いで、図7(c)に示すように、アルミニウム
合金膜配線間の層間膜69のエッチング(ホトリソ/エ
ッチング)を行う〔図8参照〕。この時、パターン境界
線Bのアルミニウム合金膜配線間の層間膜69の膜厚
は、従来技術よりも薄いため、必要エッチング量も少な
くなり、ヒューズ62B上の酸化膜の膜減り量が低減で
きる。
【0028】(4)次に、図7(d)に示すように、パ
ッシベーション膜(窒化膜)71を生成した後に、ホト
リソ/エッチングにより、ヒューズウインドウ72を形
成する。上記のように構成することにより、ヒューズの
横に隣接するように、ダミーパターンを形成し、段差を
作ることで、上記配線上に熱処理(BPSGフロー)時
にBPSGが流れ込み、配線上の酸化膜の膜厚を厚くす
ることができ、従来技術に比べてヒューズ表面露出マー
ジンの増加を図ることができる。
【0029】図9は本発明の第4実施例を示す半導体装
置の冗長回路としてのヒューズの平面図である。この図
に示すように、ヒューズ81の横に隣接してダミーパタ
ーン83,84を、ヒューズ82の横に隣接してダミー
パターン85,86をそれぞれ形成する。
【0030】したがって、例えば、レーザーリペアによ
りヒューズ81からクラック87が発生した場合に、ダ
ミーパターン83,84により、クラック87の隣のヒ
ューズへの広がりを防止することができる。このような
効果は、前記した図8に示すようなダミーパターンの形
成によっても奏することができることは言うまでもな
い。
【0031】なお、本発明は上記実施例に限定されるも
のではなく、本発明の趣旨に基づいて種々の変形が可能
であり、これらを本発明の範囲から排除するものではな
い。
【0032】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、以下のような効果を奏することができる。 (1)請求項1記載の発明によれば、アルミニウム合金
膜配線の層間膜をエッチングするパターンの下に、ダミ
ーアルミニウム合金膜をストッパ膜として形成すること
により、ヒューズ上の酸化膜の膜減りを低減させ、ヒュ
ーズ表面が露出するのを防止することができる。
【0033】(2)請求項2記載の発明によれば、アル
ミニウム合金膜配線の層間膜エッチングパターンの境界
にオーバーラップするように、ダミーパターンを形成す
ることにより、層間膜エッチング時のエッチング量を低
減することができ、ヒューズ上の酸化膜の膜減りを低減
することができる。 (3)請求項3記載の発明によれば、ヒューズの横に隣
接するように、ダミーパターンを形成し段差を作ること
で、ヒューズ(配線)上に熱処理(BPSGフロー)時
にBPSGが流れ込み、ヒューズ上の酸化膜の膜厚を厚
くすることができ、従来技術に比べて、ヒューズ表面露
出マージンの増加を図ることができる。
【0034】(4)請求項4記載の発明によれば、更
に、ヒューズの両側にダミーパターンが隣接すること
で、レーザーリペアによりヒューズからクラックが発生
した場合に、クラックの隣のヒューズへの広がりを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す半導体装置の冗長回
路としてのヒューズの製造工程断面図である。
【図2】従来の半導体素子における冗長回路の製造工程
断面図である。
【図3】従来の半導体素子における冗長回路の平面図で
ある。
【図4】従来の他の半導体素子における冗長回路の製造
工程断面図である。
【図5】本発明の第2実施例を示す半導体装置の冗長回
路としてのヒューズの製造工程断面図である。
【図6】本発明の第2実施例を示す半導体装置の冗長回
路としてのヒューズの平面図である。
【図7】本発明の第3実施例を示す半導体装置の冗長回
路としてのヒューズの製造工程断面図である。
【図8】本発明の第3実施例を示す半導体装置の冗長回
路としてのヒューズの平面図である。
【図9】本発明の第4実施例を示す半導体装置の冗長回
路としてのヒューズの平面図である。
【符号の説明】
21,41,61 基板 22,42,62A,62B,81,82 ヒューズ 23,43,47,63,67 CVD酸化膜 24,48,68 第1層アルミニウム合金膜配線 25 ストッパ膜(ダミーアルミニウム合金膜) 26,49,69 層間膜(酸化膜) 27,50,70 第2層アルミニウム合金膜配線 28,30,45,65 レジスト 29,51,71 パッシベーション膜(窒化膜) 31,52,72 ヒューズウインドウ 44,64 ダミー膜 46,66,83,84,85,86 ダミーパター
ン 87 クラック

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 多層アルミニウム合金膜配線構造の半導
    体素子の冗長回路の製造方法において、(a)ヒューズ
    を形成する工程と、(b)第1の絶縁膜を生成する工程
    と、(c)前記ヒューズ上にダミーアルミニウム合金膜
    及び第1層アルミニウム合金膜配線を形成する工程と、
    (d)第2の絶縁膜を生成する工程と、(e)第2層ア
    ルミニウム合金膜配線を形成する工程と、(f)ヒュー
    ズウインドウより外側になるように前記第2の絶縁膜を
    前記ダミーアルミニウム合金膜をストッパ膜としてエッ
    チングし、絶縁膜除去ウインドウを形成する工程と、
    (g)露出した前記ダミーアルミニウム合金膜をエッチ
    ングする工程と、(h)パッシベーション膜を生成し、
    ヒューズウインドウの形成を行う工程とを施すことを特
    徴とする半導体素子の冗長回路の製造方法。
  2. 【請求項2】 多層アルミニウム合金膜配線構造の半導
    体素子の冗長回路の製造方法において、(a)ヒューズ
    を形成する工程と、(b)第1の絶縁膜を生成する工程
    と、(c)前記ヒューズのレーザーリペア部となる箇所
    を囲むようにダミーパターンを形成する工程と、(d)
    第2の絶縁膜を生成する工程と、(e)第1層アルミニ
    ウム合金膜配線を形成する工程と、(f)第3の絶縁膜
    を生成する工程と、(g)第2層アルミニウム合金膜配
    線を形成する工程と、(h)前記ダミーパターンが境界
    になるように第3の絶縁膜をエッチングして絶縁膜除去
    ウインドウを形成する工程と、(i)パッシベーション
    膜を生成し、ヒューズウインドウの形成を行う工程とを
    施すことを特徴とする半導体素子の冗長回路の製造方
    法。
  3. 【請求項3】 多層アルミニウム合金膜配線構造の半導
    体素子の冗長回路の製造方法において、(a)複数の並
    行したヒューズを形成する工程と、(b)第1の絶縁膜
    を生成する工程と、(c)前記各ヒューズのレーザーリ
    ペア部となる箇所を囲むようにダミーパターンを形成す
    る工程と、(d)第2の絶縁膜を生成する工程と、
    (e)第1層アルミニウム合金膜配線を形成する工程
    と、(f)第3の絶縁膜を生成する工程と、(g)第2
    層アルミニウム合金膜配線を形成する工程と、(h)前
    記ダミーパターンの内最も外側のダミーパターンが境界
    になるように第3の絶縁膜をエッチングして絶縁膜除去
    ウインドウを形成する工程と、(i)パッシベーション
    膜を生成し、ヒューズウインドウの形成を行う工程とを
    施すことを特徴とする半導体素子の冗長回路の製造方
    法。
  4. 【請求項4】 前記複数の並行したヒューズの両側にそ
    れぞれに並行する2本のダミーパターンを形成してなる
    請求項3記載の半導体素子の冗長回路の製造方法。
JP17430494A 1994-07-26 1994-07-26 半導体素子の冗長回路の製造方法 Expired - Fee Related JP3330734B2 (ja)

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